JPH0433359Y2 - - Google Patents

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JPH0433359Y2
JPH0433359Y2 JP1985018998U JP1899885U JPH0433359Y2 JP H0433359 Y2 JPH0433359 Y2 JP H0433359Y2 JP 1985018998 U JP1985018998 U JP 1985018998U JP 1899885 U JP1899885 U JP 1899885U JP H0433359 Y2 JPH0433359 Y2 JP H0433359Y2
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ladder
swing
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ball bearing
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は梯子に関し、さらに詳しくは全方位に
揺動可能な接地ベースを、梯子の親柱の上下端に
備えた梯子に関する。
〔従来の技術〕
近年、軽合金等で種々の梯子が製造されてお
り、例えば、第7図および第8図に示すように親
柱21,21間に適当間隔で踏桟31を固定し、
か親柱21,21の下端に、断面コ字状のフレー
ム41と、これの底壁42に固定されたゴム板4
3とからなる接地ベース40を、ボルト44で前
後揺動可能に取り付けた梯子が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、この従来の梯子では、接地ベース4
0を、親柱21に対して前後に揺動可能に取りつ
けているため、地面が前後に傾斜している場合
は、接地ベース40を前後に揺動し、適宜の角度
で梯子を立て掛けて使用することはできても、地
面が左右に傾斜しているところでは、接地ベース
40を左右に揺動することができないため、梯子
を安定して支持することができず、梯子がズレた
りガタ付くなど安定性に不安があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、このような問題点を解決するため
種々検討を行つた結果なされたもので、梯子を構
成する左右一対の親柱の上下端に、球軸受を左右
揺動可能に枢支し、この球軸受の左右外周壁中央
部に梯子の揺動調整用ストツパーを膨出形成し、
かつこの球軸受に、接地ベースに立設固定した球
軸を前後揺動自在に軸支させて、接地ベースを前
記親柱に全方位揺動自在に取りつけることによつ
て、梯子を立て掛ける壁面や梯子を接地する接地
面の前後左右、あるいはこれらが複合する傾斜な
ど、あらゆる条件下で梯子を安定に支持して使用
できるようにしたものである。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図に示すように、本考案梯子1は、左右一
対の親柱2,2と親柱2,2間に適当間隔おきに
固定された踏桟3と、親柱2,2の上下両端に全
方位に揺動自在に取りつけられた2対の円盤状の
接地ベース4とで構成されている。親柱2,2お
よび踏桟3は、それぞれアルミニウム合金の押し
出し型材で形成されている。
接地ベース4は第2図および第3図に示すよう
に、中央部に球軸5をその基端部にかしめて立設
固定し、この球軸5を球軸受6に前後揺動自在に
枢支させている。7は接地ベース4の底面に固着
したすべり止用のゴム板である。
球軸受6は、両筒端が開口する円筒状に形成さ
れ、その筒内径を球軸5の球面部径とほぼ同一に
設定している。そして、その周壁の一端縁から他
端縁寄りにわたつて、球軸5の首軸部5aの直径
よりやや広幅の長溝8を形成し、この長溝8の開
口端側から球軸5を球軸受6内に内嵌して組み付
け枢支させている。また、球軸受6の周壁中央の
左右二箇所には、壁面を外向きに膨出してストツ
パー9が形成され、このストツパー9により、親
柱2が左右に揺動する際、その開口端壁を受け止
めて、その揺動限界を規定している。
10は、球軸受6を親柱2に左右揺動自在に取
りつけるためのブラケツトで、左右一対の側壁1
0a,10bと、これらの上端を結ぶ上壁10c
とで門形に形成されている。両側壁10a,10
bの下端寄りには、ブラケツト10を親柱2に固
定するとき、その位置決めを行う段壁11が、そ
れぞれ形成され、一方の側壁10aの下端は馬蹄
形の支持壁12を形成して、これの内面側に座金
状の揺動軸13をネジ14で固定している。また
左方の側壁10bの下端は、球軸5の抜け止め具
を兼ねて半円状の揺動腕軸15を、側壁10bと
一体に折り曲げ形成してある。座金状の揺動軸1
3の直径および揺動腕軸15の直径は、それぞれ
球軸受6の筒径とほぼ同一に設定してあり、揺動
軸13および揺動腕軸15を球軸受6に内嵌する
ことにより、ブラケツト10と球軸受6とは相対
揺動可能となる。16は支持壁12および揺動腕
軸15の拡開変形を阻止する補強ピンである。
このように構成したブラケツト10は、中央に
球軸5を挟む状態で球軸受6に組み付けられ、最
後にネジ14を締め付けて座金状の揺動軸13を
固定する。また、ブラケツト10をこれの上壁1
0c側から中空状の親柱2内に差込み、親柱2お
よびブラケツト10を同時に貫通するボルト17
で固定することにより、ブラケツト10が親柱2
と一体化される。
以上のように、接地ベース4は前後に揺動自在
に枢支された球軸5および左右に揺動自在に枢支
された球軸受6を介して親柱2に支持されるの
で、梯子1を使用するとき、その設置面Gが例え
ば第4図のように傾いても、あるいは第5図に示
すように傾いても、これに追随して全方向に安定
状態で接地ベース4の全面を接地することがで
き、この状態で親柱2,2を安定して支えること
ができる。従つて、この接地ベース4により、梯
子1は、たとえ設置面がいかなる方向に傾斜して
いても、ガタ付きなどを生じることもなく、極め
て安定性よく支持される。さらに、接地ベース4
は、第6図に示すように球軸受6の開口端にほぼ
90度に近い角度まで揺動されるため、親柱2,2
の上端に取りつけられた接地ベース4は、梯子1
を立て掛ける建造物の壁面Hに、接地ベース4の
全面を接することができ、梯子1の上端を極めて
安定して建造物の壁面に支持させることができ
る。
なお、この実施例では、接地ベース4を通常の
梯子の親柱2,2の上下端に取りつけているが、
繰り出し式梯子および折り畳み式梯子等、いずれ
の梯子に取りつけてもよく、特に梯子の種類は限
定されない。さらに、接地ベース4の形状も特に
限定されず、方形あるいは楕円形、三角形等適宜
形状のものがいずれも使用される。また、前記実
施例のブラケツト10を省略し、これの支持壁1
2に相当する左右一対の壁を親柱2に形成し、こ
の壁間に球軸受6を挟持して一組の座金状の揺動
軸13,13で相対揺動可能に支持してもよく、
この場合は接地ベース4の取りつけが一段と容易
になる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば接地ベ
ース4を、前後方向に揺動自在な球軸5および左
右方向に揺動自在な球軸受6を介して、親柱2に
支持させるので、梯子1の接地個所の凹凸や傾き
に応じて接地ベース4の姿勢を自由に変えること
ができ、これにより、接地ベース4を常に安定し
て、設置面に接地させることができ、梯子1を使
用する際のガタ付きや、ズレなどの不具合を一掃
して、常に安定姿勢で梯子を使用することができ
る。また、梯子1の立て掛け角度を無視して接地
ベース4を接地させることができ、極めて便利で
安全性の高い梯子が得られる。さらに、同一の接
地ベース4を左右一対の親柱2の上下端に全方位
揺動自在に取りつけているため、あらゆる条件下
で梯子1を安定に支持して使用でき、梯子1の上
下端が入れ換わつてもなんら差し支えなく、梯子
として使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案梯子の一実施例を示す斜視図、
第2図は同梯子の要部拡大断面図、第3図は同梯
子の要部分解斜視図、第4図ないし第6図は同要
部の作動状態説明図、第7図は従来の梯子の斜視
図、第8図は同梯子の要部拡大断面図である。 1……梯子、2……親柱、3……踏桟、4……
接地ベース、5……球軸、6……球軸受、9……
ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 梯子を構成する左右一対の親柱の上下端に、球
    軸受を左右揺動可能に枢支し、この球軸受の左右
    外周壁中央部に梯子の揺動調整用ストツパーを膨
    出形成し、かつ この球軸受に、接地ベースに立
    設固定した球軸を前後揺動自在に軸支させて、接
    地ベースを左右一対の親柱の上下端に全方位揺動
    自在に取りつけたことを特徴とする梯子。
JP1985018998U 1985-02-12 1985-02-12 Expired JPH0433359Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985018998U JPH0433359Y2 (ja) 1985-02-12 1985-02-12

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JPS61136098U JPS61136098U (ja) 1986-08-25
JPH0433359Y2 true JPH0433359Y2 (ja) 1992-08-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545760Y2 (ja) * 1986-11-27 1993-11-25
JP2002339678A (ja) * 2001-05-11 2002-11-27 Pica Corp 足場要素の安定支持脚とこれを用いた梯子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52137132U (ja) * 1976-04-12 1977-10-18

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JPS61136098U (ja) 1986-08-25

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