JPH04333475A - エレベータ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［発明の目的］

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はエレベータ制御装置に関
し、特に予め設定された時間になると、エレベータのカ
ゴを所定階へ自動的に帰着させ、休止せしめる自動パー
キング制御機能を有するエレベータ制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】縦の交通機関であるエレベータも年々増
加する一金である。

【０００３】又、その設置される建物内容もホテル，デ
パート，マンション，事務所ビル等多種にわたっている
。又、建物自身も土地事情により高層化が進んでいるの
が現状であり、この様な状況下、４，５階以上の建物で
は、程んどエレベータが設置されている。そして、従来
から建物の管理上から管理人をおいている場合がある。 そして、マンションやデパートなどでは、オートメイシ
ョンセキュリティシステムなどによる管理が進んできて
おり、その管理体制システムは年々高度化されている。

【０００４】ところで一般的にエレベータは、深夜等極
端にエレベータ利用者が少ない時間帯は、消エネや防犯
上運転を休止し、利用出来ないようにしている。このモ
ードを通常パーキングと称している。

【０００５】又、エレベータを運転サービスモードから
パーキングモードに切換える場合は、管理人等がカゴを
休止状態にさせておく階（以下パーキング階と称す）や
監視室などに設けられたキースイッチの操作によりパー
キングモードに切換えていた。

【０００６】しかしながら前述のようにセキュリティシ
ステムの高度化などに起因されエレベータのパーキング
も人間形によらず自動的にパーキングに切換わるオペレ
ーション機能（以下自動パーキングと称す）を有すエレ
ベータシステムも増加してきている。この機能は、マイ
クロエレクトロニクスが進む今日、エレベータのオペレ
ーションを制御する機能もマイクロコンピュータ化され
ており、自動パーキングに於ける休止階の設定、及び時
間帯の設定は、そのデータが予めリードオンリーメモリ
ＲＯＭにセットされている。上述の制御がなされると管
理業務の簡素化が図れ又、自動パーキング後の効果とし
て、エレベータカゴ内に於ける犯罪の削減や消エネ効果
が図れる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】デパートなどでは夏期
シーズンや冬期シーズンにより営業時間が異なったり又
多目的ビルでは、イベント開催時間などによりエレベー
タの利用時間は必ずしも一定でない為、必然的にパーキ
ングの開始時間帯も変化してくる。

【０００８】ところが、従来の自動パーキング機能に於
けるエレベータカゴのパーキング時間帯は予めメモリー
ＲＯＭに記憶された時間帯のデータに従って定まるため
、パーキング時間帯を簡単に変更することは出来ず、日
により又シーズン等により変化するエレベータ利用状況
に対応することが非常に困難であった。この結果エレベ
ータ利用時間が延びたりして消エネ効果の低減、又管理
人の業務に影響をおよぼしていた。本発明は、自動パー
キング制御における時間帯を簡単に設定し、変更出来る
ようにしたエレベータ制御装置を提供することを目的と
する。 ［発明の構成］

【０００９】

【課題を解決するための手段及び作用】巡回する数値を
発生する数値信号発生手段の該数値はデジタル表示器に
よって表示されて視認可能になされる。

【００１０】この表示がエレベータカゴのパーキング階
を設定すべき時間を表す数値になったときに操作者が指
令を発すると時間保持手段は、上記数値を取込み時間を
記憶する。休止階保持手段は、エレベータの行先階を指
定する為の行先階指定スイッチから指令を受けると、こ
れを休止階として取込み記憶する。記憶手段は、一時記
憶された時間と休止階とを対にして記憶してタイムテー
ブルを作成し自動パーキング制御手段に提供する。その
結果、エレベータ休止階を時間帯を自由に設定すること
が可能となりより適切な自動パーキング制御がなされる
。

【００１１】

【実施例】本発明に基づく一実施例を図面を用いて説明
する。

【００１２】図１は本発明のエレベータ制御装置の構成
を示す機能ブロック図であり、エレベータの操作盤１、
入出力インターフェース２、マイクロプロセッサ（以下
、ＭＰＵと称する）３に大別される。

【００１３】操作盤１は図示しないエレベータのカゴ内
に設けられて、例えば図２の如き現在位置等を示すため
のデジタル表示器１１、エレベータ入口の閉成を指令す
る閉スイッチ１２、エレベータの入口の開成を指令する
、開スイッチ１３、行先階を指令する行先階指定スイッ
チ１４、表示器１１の表示の切換えをなすための表示切
換スイッチ１５によって構成される。スイッチ１２〜１
４はプッシュスイッチである。表示切換スイッチ１５は
トグルスイッチであり、鍵蓋付のボックス内に他のスイ
ッチとは、別途に設けられてエレベータ管理者等のみが
操作し得るように配慮されている。操作盤１のスイッチ
出力は、入力ラッチ回路２１、表示レジスタ２２へ行先
階ラッチ２３からなる入出力インターフェース２に供給
される。

【００１４】入力ラッチ回路２１は切換表示スイッチ１
５、閉スイッチ１２、開スイッチ１３の閉成信号が供給
されると、後述の時間設定制御３２からリセット指定が
発せられるまで、各スイッチ出力を保持し、これを表示
出力制御部３２に供給する。

【００１５】表示レジスタ２２は、表示出力制御部３１
のＡ及びＢレジスタ、後述のエレベータ運行制御部３４
の制御における現在位置を記憶し、表示出力制御部３１
からの切換指令に対応していずれかのデータを表示器１
１に供給する。

【００１６】表示器１１は表示レジスタ２２から上記Ａ
及びＢレジスタの内容が供給されると、この内容に対応
する２桁の数値「００」〜「９９」を表示する、このと
き、時間設定制御部３２から「時」あるいは「分」表示
指令が発せられると、表示数値の近傍に「時」あるいは
「分」が併せて表示する。これにより表示の数値が「時
」を意味するのか、「分」を意味するのかの判断が容易
になる。又、表示器１１は表示レジスタ２２から現在位
置を表すデータが供給されると、現在位置（カゴの到着
階や運転位置）を表示する。

【００１７】行先階ラッチ２３は、エレベータ利用者に
よって操作された行先階指定スイッチ群１４の出力を時
間設定制御部３２からリセット指令が供給されるまで保
持する。行先階ラッチ２３の記憶内容は時間設定制御部
３２及びエレベータ運行制御部３４に供給される。

【００１８】ＭＰＵ３には、巡回する数値を発生するた
めの数値信号発生手段たる表示出力制御部３１、「閉」
スイッチの操作に応じて上記数値を「時間」又は「分」
として取込み他の操作に応じて行先階指定スイッチの出
力をパーキング階として取り込む時間設定制御部３２、
上記記憶された時間とパーキング階とに基づいてパーキ
ング制御を行う自動パーキング制御部３３、行先階の指
定等に基づいてエレベータの昇降制御を行うエレベータ
運行制御部３４とにより形成されている。表示出力制御
部３１はＡ及びＢレジスタを有する。時間設定制御部３
２は「時」・「分」・「階」レジスタとタイムテーブル
の形成されるメモリとを有する。「時」・「分」レジス
タは時間保持手段に対応し階レジスタはパーキング階保
持手段に対応する。又、上記メモリは記憶手段に対応す
る。

【００１９】次にＭＰＵ３の制御動作について図４のフ
ローチャートを参照しつつ説明するＭＰＵ３はエレベー
タの運行を制御するエレベータ運行制御プログラム（主
制御プログラム）を実行中に表示切換スイッチ１５がオ
ンに切換えられたことを示すフラグを検出すると、同図
の表示出力制御サブルーチンに移行する。

【００２０】まず、表示されるべき数値の１桁目の数値
を記憶するためＡレジスタ及び同じく２桁目の数値を記
憶するためＢレジスタをクリアする。（ステップＳ１１
，Ｓ１２）Ａ及びＢレジスタの内容を表示レジスタ２２
に転送する。（ステップＳ１３，１４）表示器１１に一
定時間、数値を表示させるべくＭＰＵに内蔵するタイマ
ーを作動させる（ステップＳ１５）。

【００２１】表示レジスタ２２にＡ及びＢレジスタから
転送された２桁の数値を時間として表示させるべく、Ａ
及びＢレジスタからのデータを表示器１１に供給させる
（ステップＳ１６）。

【００２２】これによって、表示器１１の表示はエレベ
ータカゴの現在位置表示から「００」に切替わる。後述
する時間設定制御サブルーチン（ステップＳ４０）を経
由して表示タイマ（ステップＳ１５）が所定時間、例え
ば１秒経過したか否かを判断する（スイップＳ１７）、
ステップＳ１６〜１７を繰返すことにより、表示器１１
に同じ数値が約１秒間表示される。

【００２３】タイマーがタイムアウト状態となり、表示
切換スイッチ１５がオン状態のままであると操作者のタ
イムテーブル作成のための入力操作が未終了であると判
断してサブルーチン処理を続行し（ステップＳ１８）、
Ａレジスタの内容が「９」であるかを判断する（ステッ
プＳ１９）、９に満たないときは「１」だけＡレジスタ
の値を増加する（ステップＳ２０）、Ａレジスタの値が
「９」であるときは該値を「０」〜「９」の範囲内で巡
回させるべく、Ａレジスタをクリアする（ステップＳ２
０）、Ａレジスタの値が「９」から「１」だけ増加する
ことによって桁上がりが生ずるとＢレジスタの値が「９
」未満であれば（ステップＳ２２）、第２桁の値を表す
Ｂレジスタの値を「１」だけ増加させる（ステップＳ２
３）、ステップＳ１９〜２３によりＡ及びＢレジスタの
値を順次増加して表示時間を「００」〜「９９」まで変
化させる値が「９９」になると（ステップＳ２２）、Ａ
及びＢレジスタをクリアし「００」から再度数値を巡回
させる（ステップＳ１１，１２）。簡単に言えばステッ
プＳ１３〜１７によってデータの転送と表示がなされス
テップＳ１１，１２，１９〜２３によって数値の巡回が
なされる。

【００２４】図５を参照しつつ時間設定制御サブルーチ
ン（ステップＳ４０）について説明する。上記ステップ
Ｓ４０に利行すると、図５に示されるサブルーチンに移
行し、時分の内の「時」部分を記憶すべき時レジスタに
数値が記憶されているか否かを判断する（ステップＳ４
１）空いていると、操作者に時間を入力させるべく表示
器１１に「時」の表示を指令する（ステップＳ４２）。

【００２５】操作者によって閉スイッチ１２が押された
かどうかを入力ラッチ回路２１の出力により判断する（
ステップＳ４３）。押圧されていると、現在の表示時間
を選択したことになるから、Ａ及びＢレジスタの記憶デ
ータを時レジスタに記憶する（ステップＳ４４）。Ａ及
びＢレジスタを分表示のために使用するべくリセットし
て記憶内容を「００」とする（ステップＳ５５）。

【００２６】閉スイッチが押されない場合（ステップＳ
４３）は、ステップＳ１７に戻り、数値を約１秒表示し
た後（ステップＳ１６，４０，１７）表示数字を進める
べくステップＳ１８〜２３を実行して再度ステップＳ４
０に戻る。

【００２７】時レジスタに数値が記憶されると（ステッ
プＳ４１）、時分の内の「分」部分を記憶すべき分レジ
スタに数値が記憶されているか判断する（ステップＳ４
５）、記憶されていないと、表示器１１に「時」表示指
示を撤回して「分」表示を指令し、「時」に替えて「分
」表示をさせ、操作者に「分」の選択を促す（ステップ
Ｓ４６）。

【００２８】閉スイッチ１２が押されたかどうかを入力
ラッチ回路２１の出力によって判断する（ステップ４７
）、閉スイッチ１２が押圧されると、Ａ及びＢレジスタ
の数値を分レジスタに取り込む（ステップＳ４８）押さ
れていないときは、ステップ４０に戻り１秒表示と数値
の増加を行う（ステップＳ４７）。

【００２９】時レジスタ及び分レジスタに数値が設定さ
れると、これに対応する休止階を示す行先階指定１４又
はパーキング制御を解除すべきことを指令する開スイッ
チ１３が押圧されるのを待っ（ステップＳ４９）。なお
、ステップ４９の待ち時間を３秒程度に設定してもよい
。この待ち時間内にスイッチが操作されないときは、リ
ターンに移行させる。こうすると、時・分レジスタの内
容はステップＳ５４でリセットされ、再度時分から入力
可能となる。

【００３０】当該スイッチの押圧によって幾何かの休止
階の指定がなされると（ステップＳ４９）、これを階レ
ジスタに取り込む（ステップＳ５０）、時レジスタ、分
レジスタ、階レジスタの各内容をメモリに形成されたタ
イムテーブルに設定する（ステップＳ５１）、次いでタ
イムテーブルを時分順で並び替える（ステップＳ５２）
。

【００３１】こうして形成されたタイムテーブルの例を
図３に示す。同図に於いてＧは閉スイッチ１２によって
入力されたパーキング階を示している簡単に説明すれば
「０６」時「００」分にパーキング制御が解除される。 「２３」時「００」分に休止階を「Ｇ」階とする自動パ
ーキング制御が投入されるのである。

【００３２】又、ステップＳ４５に於いて分レジスタに
数値が入っているときは、時及び分レジスタに数値が既
に入っており、新規データを設定出来ないのでこれ等レ
ジスタをリセットとする（ステップＳ５３）。

【００３３】上述した上記サブルーチンを実行中に表示
切換スイッチ１５が切換えられてフラグが消滅すると（
ステップＳ１８）、タイムテーブルの作成は終了したか
ら表示器１１を通常の現在位置表示に戻して（ステップ
Ｓ２４）、主制御プログラムに戻る。主制御プログラム
の実行中に自動パーキング制御が実行されると、上記タ
イムテーブルが参照される。従って設定された時間が到
来する度に指定された休止階にエレベータのカゴを休止
させる制御がなされる。

【００３４】こうして、自動パーキング制御の開始及び
終了の時間設定、休止階の設定をエレベータカゴ内の操
作盤のスイッチで表示を見ながら簡単に行うことが出来
るのである。

【００３５】

【発明の効果】エレベータカゴ内の操作盤上のスイッチ
及びデジタル表示器の両方を活用して、自動パーキング
制御における動作時間帯とエレベータカゴの休止階とを
簡単に入力し、設定出来るようにしたもので、エレベー
タの利用状況に対応することで消エネ効果の拡大や管理
人の業務の簡素が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明に基づく一実施例のエレベータ制
御装置のブロック構成図である。

【図２】図２は本発明におけるエレベータカゴ内の操作
盤の正面図である。

【図３】図３は本発明におけるタイムテーブルの一例を
示す図である。

【図４】図４は本発明における表示出力制御を示すフロ
ーチャート図である。

【図５】図５は本発明における時間設定動作を示すフロ
ーチャート図である。

【符号の説明】

１…操作盤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　２…入出力インターフェース ３…マイクロプロセッサ　　　　　　　　　　　　　　
１１…デジタル表示器 １２…戸開スイッチ　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　１３…戸閉スイッチ １４…行先階指定スイッチ　　　　　　　　　　　　　
　１５…表示切り換スイッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　所定時刻になるとエレベータのカゴを
   予め設定された階でエレベータのカゴを休止させる自動
   パーキング制御を行うエレベータ制御装置において、巡
   回する一連の数値を表わす数値信号を発生する数値信号
   発生手段と、前記数値を表示し得るデジタル表示器と前
   記デジタル表示器に於ける表示を参照しながら行われる
   操作によって選択された前記数値信号を前記自動パーキ
   ング制御の開始時刻を表す時間指定信号として保持する
   時間保持手段と前記カゴ内の操作盤に設けられた行先階
   指令スイッチの操作によって得られた信号を前記エレベ
   ータのカゴが休止すべき階を表す休止階信号として保持
   するパーキング階保持手段と、保持された前記時間指定
   信号と前記パーキング階信号とを記憶して前記自動パー
   キング制御手段に提供し得る記憶手段とを備えたことを
   特徴とするエレベータ制御装置。