JPH04332676A - インクシートおよび熱転写記録装置 - Google Patents

インクシートおよび熱転写記録装置

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JPH04332676A
JPH04332676A JP10128491A JP10128491A JPH04332676A JP H04332676 A JPH04332676 A JP H04332676A JP 10128491 A JP10128491 A JP 10128491A JP 10128491 A JP10128491 A JP 10128491A JP H04332676 A JPH04332676 A JP H04332676A
Authority
JP
Japan
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ink sheet
mark
sheet
color
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10128491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Saji
義人 佐治
Yoshiteru Namoto
名本 吉輝
Yoshihiro Mushishika
由浩 虫鹿
Norikatsu Yoshida
則勝 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH04332676A publication Critical patent/JPH04332676A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオシステムやコン
ピュータ等のハードコピーとして、特に3色または4色
インクによるカラー記録を目的としたインクシートおよ
びその熱転写記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルな用途でテレビなどの
画像を容易に高画質でカラープリントできる熱転写記録
装置の実用化がすすんでいる。しかし熱転写記録装置に
おいてはインクシートの消耗にともなうランニングコス
トの低減が課題とされている。従来のインクシートおよ
び熱転写記録装置としては、例えば実開昭58−133
438号公報や、特開昭59−39590号公報がある
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
インクシートおよび熱転写記録装置の一例について説明
する。
【0004】図11は従来のインクシートの斜視図、図
12はこの従来のインクシートを用いた熱転写記録装置
の要部斜視図を示すものである。
【0005】図11において、103および103’は
インクシートを示しており、130はPETフィルム等
のインクシート基材、131、132、133は基材1
30上に順次塗布されたY(イエロー)、M(マゼンタ
)、C(シアン)の各色材であり、134、135、1
36はそれぞれ色材131、132、133に対応して
設けられたマークである。色材およびマークの印刷が行
なわれただけのインクシートは図11の(A)のような
幅広の状態(以下スリット前インクシート103’)で
、これをスリット工程で破線103a、103bの位置
でカットし、図11の(B)のように熱転写記録装置に
装填される完成品単位の状態(以下インクシート103
と称する)に仕上げる。このようなインクシート103
を熱転写記録装置に装填した時にマークをセンサの位置
に対応させるためには、熱転写記録装置に対するインク
シート103取り付けの際の幅方向の位置決めと、イン
クシート103におけるマークの幅方向の位置w1(ま
たはw2)を正確にする必要がある。そのうえ現実の装
置に組み込むためにはインクシート103の全幅w0も
正確にする必要があり、このためにスリット前インクシ
ート103’をスリット工程に通す際、インクシート1
03の1本につき2カ所でスリットを行う。
【0006】図12において101は記録紙、102は
複数の発熱素子121を直線状に配列し入力信号に応じ
てインクシート103を加熱し色材を記録紙101上へ
転写し記録を行なうサーマルヘッド、104は回動自在
に支持されインクシート103、および記録紙101を
介してサーマルヘッド102が圧接するプラテンローラ
、105は回転可能に支持されてピンチローラ106と
の間に記録紙101を挟持して回転駆動することにより
記録紙101を搬送するキャプスタンローラであり、1
07および108はインクシート103のマーク134
、135、136を検出するセンサである。
【0007】以上のように構成された従来のインクシー
トおよび熱転写記録装置について、以下その動作を説明
する。
【0008】まずサーマルヘッド102をプラテンロー
ラ104から離間した状態(102a)で、色材131
に対応するマーク134がセンサ107に検出されるま
でインクシート103を矢印13A方向へ搬送して初期
位置とし、記録紙101上の記録開始位置がサーマルヘ
ッド102の発熱素子121に対向する位置に来るまで
記録紙101をキャプスタンローラ105で搬送して初
期位置とする。次にサーマルヘッド102を記録紙10
1およびインクシート103を介してプラテンローラ1
04に圧接する。そしてキャプスタンローラ105およ
びピンチローラ106により記録紙101を矢印11A
方向に搬送すると同時にインクシート103を矢印13
A方向に搬送しながらサーマルヘッド102の発熱素子
121を発熱させ、色材131を順次転写させてイエロ
ーの記録像を記録紙101上に形成せしめる。この様に
して1色目の記録を終了すると、サーマルヘッド102
を再びプラテンローラ104から離間し、キャプスタン
ローラ105により記録紙101を矢印11B方向に初
期位置まで搬送する。同時にインクシート103も色材
132に対応するマーク135がセンサ108に検出さ
れるまで矢印13A方向に搬送して2色目の初期位置と
する。その後サーマルヘッド102を圧接し、前記記録
動作を繰り返すことにより色材132(マゼンタ)によ
る2色目の記録を行なう。そしてサーマルヘッド102
を再び離間して記録紙101を初期位置まで搬送し、イ
ンクシート103も色材133に対応するマーク136
が再びセンサ108に検出されるまで搬送して3色目の
初期位置とする。その後サーマルヘッド102を圧接し
、記録動作を繰り返すことにより色材133(シアン)
による3色目の記録を行なってカラー記録画像を得る。
【0009】なお色材131、132、133は記録順
に塗布されているので、1色目だけは頭出しのため他の
色と区別できる必要があるが2色目と3色目は順次色材
が提供されるので区別する必要がなく、従って2、3色
目に対応するマーク135、136は同じ位置で同じセ
ンサ108により検出できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、スリット前インクシート103’をスリ
ット工程に通す際、インクシート103の1本につき2
カ所でスリットを行わねばならず、このため生じるスリ
ットしろの分だけ幅の大きなスリット前インクシート1
03’が必要となりコストアップとなっていた。
【0011】また、熱転写記録装置に対するインクシー
ト103取り付けの際の幅方向の位置決めも正確に行な
わねばならないため装置の複雑化をともなっていた。
【0012】さらにまた、いったん印刷を終えたスリッ
ト前インクシート103’は、インクシート103の全
幅やセンサ位置の違う装置に対しては、それらに対応す
るマークの版によるスリット前インクシート103’を
別個に作り直す必要がありコストアップになるという問
題点を有していた。
【0013】本発明は上記問題点に鑑み、スリット前イ
ンクシートをインクシート1本につき1カ所でスリット
してスリット工程を簡略化し、スリットしろを無くして
幅の小さなスリット前インクシートとなし低価格のイン
クシートを提供するものである。さらにまた、インクシ
ートの熱転写記録装置への取付に際しても幅方向への正
確な取り付けを必要とせず、全幅が異なるインクシート
やセンサ位置の違う熱転写記録装置に対しても容易に対
応できるインクシートおよび熱転写記録装置を提供する
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のインクシートの第1の手段は、シート状
の基材の上に、2種類以上の色材を記録画面に対応する
長さで順次塗布し、前記各色材間の色材非塗布部に前記
色材の種類により異なる長さのストライプ状のマークを
施した構成を備えたものである。
【0015】また、本発明のインクシートの第2の手段
は、シート状の基材の上に、2種類以上の色材を記録画
面に対応する長さで順次塗布し、前記各色材間の色材非
塗布部に前記色材の種類により異なる本数で一定長さの
ストライプ状のマークを一定間隔で施した構成を備えた
ものである。
【0016】また、本発明のインクシートの第3の手段
は、シート状の基材の上に、2種類以上の色材を記録画
面に対応する長さで順次塗布し、前記各色材間の色材非
塗布部に一定長さのストライプ状のマークと前記色材の
種類により異なる長さのストライプ状のマークを一定間
隔で施した構成を備えたものである。
【0017】また、本発明の熱転写記録装置の第1の手
段は、サーマルヘッドと、2種類以上の色材とストライ
プ状のマークが施されたインクシートと、前記インクシ
ートの進行方向の異なった位置に色材の種類数に対応し
た個数設けられたセンサとを備え、前記インクシートの
進行に伴い先頭の前記センサがマークを検出した時に同
時にマークを検出している2番目以降の前記センサの個
数により対応する色材の種類を識別する構成を備えたも
のである。
【0018】また、本発明の熱転写記録装置の第2の手
段は、サーマルヘッドと、2種類以上の色材とストライ
プ状のマークが施されたインクシートと、前記インクシ
ートの搬送速度を検出するシート速度計と、前記インク
シートのマークを検出するセンサとを備え、前記シート
速度計による前記インクシートの搬送速度と前記センサ
によるマークの検出時間により対応する色材の種類を識
別する構成を備えたものである。
【0019】また、本発明の熱転写記録装置の第3の手
段は、サーマルヘッドと、2種類以上の色材と少なくと
も一定長さのマークを含むストライプ状のマークが施さ
れたインクシートと、前記インクシートのマークを検出
するセンサとを備え、前記センサによる一定長さのスト
ライプ状のマークの検出時間と、この検出時間後の一定
時間内における次のマークの検出回数または次のマーク
の検出時間とにより対応する色材の種類を識別する構成
を備えたものである。
【0020】
【作用】本発明のインクシートは、上記した構成によっ
て色材の種類に対応して長さまたは本数の異なるストラ
イプ状のマークを施した構成を備え、スリット前インク
シートのスリット位置をセンサ位置と無関係と為してイ
ンクシートの全幅のみに依存するものとし、1本のイン
クシートを得るのに1カ所だけでスリットしてスリット
工程を簡略化し、スリットしろを無くしてスリット前イ
ンクシートの幅を小さくすることができる。
【0021】また、本発明の熱転写記録装置は、上記し
た構成および動作によって、マークを検出しているイン
クシートの進行方向に配列されたセンサの個数か、また
はインクシートの進行にともなうマークの検出時間によ
って色材を識別するので、インクシートの熱転写記録装
置への取付に際して幅方向への正確な取り付けを必要と
せず、全幅が異なるインクシートやセンサ位置の違う熱
転写記録装置に対しても対応できる。
【0022】
【実施例】以下本発明の第1の実施例のインクシートお
よび熱転写記録装置について、図面を参照しながら説明
する。
【0023】図1は本発明の第1の実施例におけるイン
クシートの概略構成を示す要部斜視図、図2は図1のイ
ンクシートを用いた熱転写記録装置の概略構成を示す要
部斜視図、図3は図2の熱転写記録装置におけるインク
シート検出信号と関連動作を示すシーケンス図である。
【0024】図1において、3および3’はインクシー
トを示しており、30はPETフィルム等の半透明のイ
ンクシート基材、31、32、33は基材30上に1画
面に対応した面積で順次塗布されたY(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)の各色材であり、34、3
5、36はそれぞれ色材31、32、33に対応してそ
れぞれの塗布領域前に設けられた遮光性の材料によるス
トライプ状のマークで、マーク34の長さL1はマーク
35および36の長さL2およびL3よりも長い。色材
およびマークの印刷が行なわれただけのインクシートは
図1の(A)のような幅広の状態(以下スリット前イン
クシート3’)で、これをスリット工程で破線3aの位
置でカットし、図1の(B)のように熱転写記録装置に
装填される完成品単位の状態(以下インクシート3)に
仕上げる。このようなインクシート3においてはマーク
がストライプ状になっているため、スリット前インクシ
ート3’をスリット工程に通す際、インクシート3の全
幅W0のみに注目すればよく、インクシート3の1本に
つき1カ所のみでスリットを行なうことができ、スリッ
トしろが発生しないため、スリット前インクシートの幅
を小さくすることができる。また同じスリット前インク
シート3’を用いてスリット幅を変更するだけで全幅W
0の違うインクシート3を作ることもでき、印刷工程が
共用できる。
【0025】図2において1は記録紙、2は複数の発熱
素子21を直線状に配列し入力信号に応じてインクシー
ト3を加熱し色材を記録紙1上へ転写し記録を行なうサ
ーマルヘッド、4は回動自在に支持されインクシート3
および記録紙1を介してサーマルヘッド2が圧接するプ
ラテンローラ、5は回転可能に支持されてピンチローラ
6との間に記録紙1を挟持して回転駆動することにより
記録紙1を搬送するキャプスタンローラであり、7およ
び8はインクシート3の進行方向に配列された透過型の
光センサで、発光部と受光部を結ぶ光軸をインクシート
3のマーク34、35、36が遮ることによりマークを
検出する。センサ7、8の光軸間の距離Dは(数1)の
関係にある。
【0026】
【数1】
【0027】また、9は使用前のインクシート3を巻回
してなるシート供給リール、10は使用済みのインクシ
ート3をシート駆動手段11により巻取ってなるシート
巻取リールであり、マーク34、35、36がストライ
プ状であるためシート供給リール9およびシート巻取リ
ール10を含むインクシート3のセンサ7、8に対する
幅方向の位置はラフでよい。
【0028】以上のように構成された熱転写記録装置に
ついて、以下図1、図2および図3を用いてその動作を
説明する。
【0029】まずサーマルヘッド2をプラテンローラ4
から離間した状態(2a)で、シート駆動手段11によ
りシート巻取リール10を回転させてインクシート3を
矢印3A方向へ搬送する。そしてセンサ7がマークを検
出したとき、同時にセンサ8がマークを検出していれば
マークの長さはDより大きいL1であり、色材31に対
応するマーク34を検出したとして初期位置とする。も
しも、センサ7がマークを検出したときセンサ8がマー
クを検出していなればマークの長さはDより小さいL2
またはL3であり初期位置ではないので、前記した初期
位置になるまでインクシート3を搬送し続ける。いっぽ
う記録紙1は、記録紙1上の記録開始位置がサーマルヘ
ッド2の発熱素子21に対向する位置に来るまで記録紙
1をキャプスタンローラ5で搬送して初期位置とする。 次にサーマルヘッド2を記録紙1およびインクシート3
を介してプラテンローラ4に圧接する。そしてキャプス
タンローラ5およびピンチローラ6により記録紙1を矢
印1A方向に搬送すると同時にシート巻取リールを回転
させてインクシート3を矢印3A方向に搬送し、同時に
サーマルヘッド2に画像信号を送って発熱素子21を発
熱させ、色材31を順次転写させてイエローの記録像を
記録紙1上に形成せしめる。この様にして1色目の記録
を終了すると、サーマルヘッド2を再びプラテンローラ
4から離間し、キャプスタンローラ5により記録紙1を
矢印1B方向に初期位置まで搬送する。同時にインクシ
ート3も矢印3A方向に搬送し、センサ7がマークを検
出したときセンサ8がマークを検出していなればマーク
の長さはDより小さいL2であり、色材32に対応する
マーク35を検出したとして2色目の初期位置とする。 その後サーマルヘッド2を圧接し、前記記録動作を繰り
返すことにより色材32(マゼンタ)による2色目の記
録を行なう。そしてサーマルヘッド2を再び離間して記
録紙1を初期位置まで搬送し、インクシート3も色材3
3に対応するマーク36が検出されるまで搬送して3色
目の初期位置とする。その後サーマルヘッド2を圧接し
、記録動作を繰り返すことにより色材33(シアン)に
よる3色目の記録を行なってカラー記録画像を得る。
【0030】なお色材31、32、33は記録順に塗布
されているので、1色目だけは頭出しのため他の色と区
別できる必要があるが2色目と3色目は順次色材が提供
されるので区別する必要がなく、従って2、3色目に対
応するマーク35、36の長さL2とL3は同じでもよ
く、センサの個数も2個でもよい。
【0031】以上のように本実施例によれば、本発明の
インクシートおよび熱転写記録装置は、スリット前イン
クシートの幅を小さくすることができ、全幅が異なるイ
ンクシートに対しても印刷工程を共用し容易に対応でき
るのみならず、インクシートの進行方向に配列されたセ
ンサのうちマークを検出しているセンサの個数によって
色材を識別するので、インクシートの熱転写記録装置へ
の取付に際して幅方向への正確な取り付けを必要とせず
、センサ位置の違う熱転写記録装置に対しても対応する
ことができる。
【0032】以下本発明の第2の実施例のインクシート
および熱転写記録装置について、図面を参照しながら説
明する。
【0033】図4は本発明の第2の実施例におけるイン
クシートの概略構成を示す要部斜視図である。
【0034】同図において、3はインクシートを表わし
ており、30はPETフィルム等の半透明のインクシー
ト基材、31、32、33は基材30上に1画面に対応
した面積で順次塗布されたY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)の各色材で、以上は図1の構成と同
様なものである。図1と異なるのは色材31、32、3
3に対応してそれぞれの塗布領域前に設けたマーク37
、38、39を長さL0のストライプ状の遮光性の材料
を最小単位として構成した点であり、マーク37はこの
最小単位のマーク2本(距離LD)からなり、マーク3
8および39は最小単位のマーク1本からなっている。 このようなインクシート3においてはマークがストライ
プ状になっているため、図1と同様スリット工程におい
てスリットしろが発生しないため、スリット前インクシ
ートの幅を小さくすることができる。またスリット幅を
変更するだけで全幅の違うインクシート3を作ることも
でき、印刷工程が共用できる。さらにまた、長さがL0
の最小単位のストライプ状のマークの組み合せによって
構成されているので、マーク印刷の版が1種類で済み、
新たに色材の識別数が異なるインクシートを印刷する場
合でも、最小単位のマークの本数を変えるだけで対応で
きる。
【0035】このインクシート3を用いた熱転写記録装
置の構成は図2と全く同じであり、インクシート検出信
号と関連動作を示すシーケンスも図3と同じであるので
説明を省く。ただし、インクシート3の進行方向に配列
された透過型の光センサ7および8の光軸間の距離Dは
(数2)の関係にある。
【0036】
【数2】
【0037】マーク37、38、39はストライプ状で
あるためシート供給リール9およびシート巻取リール1
0を含むインクシート3のセンサ7、8に対する幅方向
の位置はラフでよい。
【0038】以上のように構成されたインクシートおよ
び熱転写記録装置について、以下その動作を図2を用い
て説明する。
【0039】まずサーマルヘッド2をプラテンローラ4
から離間した状態(2a)で、シート駆動手段11によ
りシート巻取リール10を回転させてインクシート3を
矢印3A方向へ搬送する。そしてセンサ7がマークを検
出したとき、同時にセンサ8がマークを検出していれば
マークの本数は2本であり、色材31に対応するマーク
37を検出したとして初期位置とする。もしも、センサ
7がマークを検出したときセンサ8がマークを検出して
いなればマークは1本であり初期位置ではないので、前
記した初期位置になるまでインクシート3を搬送し続け
る。いっぽう記録紙1は、記録紙1上の記録開始位置が
サーマルヘッド2の発熱素子21に対向する位置に来る
まで記録紙1をキャプスタンローラ5で搬送して初期位
置とする。次にサーマルヘッド2を記録紙1およびイン
クシート3を介してプラテンローラ4に圧接する。そし
てキャプスタンローラ5およびピンチローラ6により記
録紙1を矢印1A方向に搬送すると同時にシート巻取リ
ールを回転させてインクシート3を矢印3A方向に搬送
し、同時にサーマルヘッド2に画像信号を送って発熱素
子21を発熱させ、色材31を順次転写させてイエロー
の記録像を記録紙1上に形成せしめる。この様にして1
色目の記録を終了すると、サーマルヘッド2を再びプラ
テンローラ4から離間し、キャプスタンローラ5により
記録紙1を矢印1B方向に初期位置まで搬送する。同時
にインクシート3も矢印3A方向に搬送し、センサ7が
マークを検出したときセンサ8がマークを検出していな
ればマークは1本であり、色材32に対応するマーク3
8を検出したとして2色目の初期位置とする。その後サ
ーマルヘッド2を圧接し、前記記録動作を繰り返すこと
により色材32(マゼンタ)による2色目の記録を行な
う。そしてサーマルヘッド2を再び離間して記録紙1を
初期位置まで搬送し、インクシート3も色材33に対応
するマーク39が検出されるまで搬送して3色目の初期
位置とする。その後サーマルヘッド2を圧接し、記録動
作を繰り返すことにより色材33(シアン)による3色
目の記録を行なってカラー記録画像を得る。
【0040】なお色材31、32、33は記録順に塗布
されているので、1色目だけは頭出しのため他の色と区
別できる必要があるが2色目と3色目は順次色材が提供
されるので区別する必要がなく、従って2、3色目に対
応するマーク38、39は同じ1本でもよく、センサの
個数も2個でよい。
【0041】以上のように本実施例によれば、本発明の
インクシートおよび熱転写記録装置は、スリット前イン
クシートの幅を小さくすることができ、全幅が異なるイ
ンクシートや色材の識別数の異なるインクシートに対し
ても容易に対応できるのみならず、インクシートの進行
方向に配列されたセンサのうちマークを検出しているセ
ンサの個数によって色材を識別するので、インクシート
の熱転写記録装置への取付に際して幅方向への正確な取
り付けを必要とせず、センサ位置の違う熱転写記録装置
に対しても対応することができる。
【0042】以下本発明の第3の実施例のインクシート
および熱転写記録装置について、図面を参照しながら説
明する。
【0043】図5は図1のインクシートを用いた熱転写
記録装置の概略構成を示す要部斜視図、図6は図5の熱
転写記録装置におけるインクシート検出信号と関連動作
を示すシーケンス図である。
【0044】図5において図2と同じものは同一番号を
付して説明を省略する。図2と異なるのは、透過型の光
センサ12を1個だけインクシート3の走行経路上に設
けてインクシート3のマークを検出し始めてから検出し
終わるまでのマーク検出時間tを求め、インクシート3
と接触して滑らずに回転するシート速度検出手段13を
設けてシート速度Vを求めた点である。
【0045】以上のように構成された熱転写記録装置に
ついて、以下その動作を説明する。まずサーマルヘッド
2をプラテンローラ4から離間した状態(2a)で、シ
ート駆動手段11によりシート巻取リール10を回転さ
せてインクシート3を矢印3A方向へ搬送する。そして
センサ12からマーク検出時間tを、シート速度検出手
段13からシート速度Vをもとめ、(数3)の如くであ
ればマーク長さはL1であり、色材31に対応するマー
ク34を検出したとして初期位置とする。
【0046】
【数3】
【0047】もしも、マーク検出時間tとシート速度V
の関係が(数3)以外であれば初期位置ではないので、
前記した初期位置になるまでインクシート3を搬送し続
ける。いっぽう記録紙1は、記録紙1上の記録開始位置
がサーマルヘッド2の発熱素子21に対向する位置に来
るまで記録紙1をキャプスタンローラ5で搬送して初期
位置とする。次にサーマルヘッド2を記録紙1およびイ
ンクシート3を介してプラテンローラ4に圧接する。そ
してキャプスタンローラ5およびピンチローラ6により
記録紙1を矢印1A方向に搬送すると同時にシート巻取
リールを回転させてインクシート3を矢印3A方向に搬
送し、同時にサーマルヘッド2に画像信号を送って発熱
素子21を発熱させ、色材31を順次転写させてイエロ
ーの記録像を記録紙1上に形成せしめる。この様にして
1色目の記録を終了すると、サーマルヘッド2を再びプ
ラテンローラ4から離間し、キャプスタンローラ5によ
り記録紙1を矢印1B方向に初期位置まで搬送する。同
時にインクシート3も矢印3A方向に搬送し、センサ1
2によるマーク検出時間tとシート速度検出手段13に
よるシート速度Vが、(数4)の如くであれば、マーク
の長さはL2であり、色材32に対応するマーク35を
検出したとして2色目の初期位置とする。
【0048】
【数4】
【0049】その後サーマルヘッド2を圧接し、前記記
録動作を繰り返すことにより色材32(マゼンタ)によ
る2色目の記録を行なう。そしてサーマルヘッド2を再
び離間して記録紙1を初期位置まで搬送し、インクシー
ト3もマーク検出時間tとシート速度Vが(数5)の関
係になって色材33に対応するマーク36が検出される
まで搬送して3色目の初期位置とする。
【0050】
【数5】
【0051】その後サーマルヘッド2を圧接し、記録動
作を繰り返すことにより色材33(シアン)による3色
目の記録を行なってカラー記録画像を得る。
【0052】なお色材31、32、33は記録順に塗布
されているので、1色目だけは頭出しのため他の色と区
別できる必要があるが2色目と3色目は順次色材が提供
されるので区別する必要がなく、従って2、3色目に対
応するマーク35、36の長さL2とL3は同じでもよ
い。
【0053】以上のように本実施例によれば、本発明の
熱転写記録装置はインクシートの熱転写記録装置への取
付に際して幅方向への正確な取り付けを必要とせず、セ
ンサ位置の違う熱転写記録装置に対しても対応すること
ができるのみならず、センサ1個で幾種類もの色材識別
数に対応でき、複数のセンサを使用する場合と比較して
もマーク長さがセンサの物理的な大きさに制限されるこ
とがないので、インクシート3の全長を短くすることも
できる。
【0054】以下本発明の第4の実施例のインクシート
および熱転写記録装置について、図面を参照しながら説
明する。
【0055】図7は図4のインクシートを用いた熱転写
記録装置の概略構成を示す要部斜視図、図8は図7の熱
転写記録装置におけるインクシート検出信号と関連動作
を示すシーケンス図である。
【0056】図7において図2と同じものは同一番号を
付して説明を省略する。図2と異なるのは透過型の光セ
ンサ14を1個だけインクシート3の走行経路上に設け
てインクシート3のマークを検出し始めてから検出し終
わるまでのマーク検出時間tを求めた点である。
【0057】以上のように構成されたインクシートおよ
び熱転写記録装置について、以下その動作を説明する。
【0058】まずサーマルヘッド2をプラテンローラ4
から離間した状態(2a)で、シート駆動手段11によ
りシート巻取リール10を回転させてインクシート3を
矢印3A方向へ搬送する。そして、センサ14による1
本目のマーク検出時間t、最小単位のマーク長さL0お
よび距離LDから(数6)の如く2本目のマークを検出
する時間範囲t0を求め、
【0059】
【数6】
【0060】この時間内に次のマークを検出した場合、
色材31に対応するマーク37を検出したとして初期位
置とする。もしもセンサ14が1本目のマークを検出し
た後、時間t0が経過しても次のマークを検出しないと
きはマークは1本であり初期位置ではないので、前記し
た初期位置になるまでインクシート3を搬送し続ける。 いっぽう記録紙1は、記録紙1上の記録開始位置がサー
マルヘッド2の発熱素子21に対向する位置に来るまで
記録紙1をキャプスタンローラ5で搬送して初期位置と
する。次にサーマルヘッド2を記録紙1およびインクシ
ート3を介してプラテンローラ4に圧接する。そしてキ
ャプスタンローラ5およびピンチローラ6により記録紙
1を矢印1A方向に搬送すると同時にシート巻取リール
を回転させてインクシート3を矢印3A方向に搬送し、
同時にサーマルヘッド2に画像信号を送って発熱素子2
1を発熱させ、色材31を順次転写させてイエローの記
録像を記録紙1上に形成せしめる。この様にして1色目
の記録を終了すると、サーマルヘッド2を再びプラテン
ローラ4から離間し、キャプスタンローラ5により記録
紙1を矢印1B方向に初期位置まで搬送する。同時にイ
ンクシート3も矢印3A方向に搬送し、センサ14が1
本目のマークを検出した後、時間t0が経過しても次の
マークを検出しなければマークは1本だけであり、色材
32に対応するマーク38を検出したとして2色目の初
期位置とする。その後サーマルヘッド2を圧接し、前記
記録動作を繰り返すことにより色材32(マゼンタ)に
よる2色目の記録を行なう。そしてサーマルヘッド2を
再び離間して記録紙1を初期位置まで搬送し、インクシ
ート3も色材33に対応するマーク39が検出されるま
で搬送して3色目の初期位置とする。その後サーマルヘ
ッド2を圧接し、記録動作を繰り返すことにより色材3
3(シアン)による3色目の記録を行なってカラー記録
画像を得る。
【0061】なお色材31、32、33は記録順に塗布
されているので、1色目だけは頭出しのため他の色と区
別できる必要があるが2色目と3色目は順次色材が提供
されるので区別する必要がなく、従って2、3色目に対
応するマーク38、39は同じ1本でもよく、t0の値
も同じでよい。
【0062】以上のように本実施例によれば、本発明の
インクシートおよび熱転写記録装置は、スリット前イン
クシートの幅を小さくすることができ、全幅が異なるイ
ンクシートや色材の識別数の異なるインクシートに対し
ても容易に対応できるのみならず、インクシートの熱転
写記録装置への取付に際して幅方向への正確な取り付け
を必要とせず、センサ位置の違う熱転写記録装置に対し
ても対応することができ、さらに一定長さのマークの検
出時間からシート速度が分かり、一定範囲内に存在する
マーク本数を検出することができるので、1個のセンサ
によって色材が識別でき、装置の低コスト化が可能であ
る。
【0063】以下本発明の第5の実施例のインクシート
および熱転写記録装置について、図面を参照しながら説
明する。
【0064】図9は本発明の第5の実施例におけるイン
クシートの概略構成を示す要部斜視図である。
【0065】同図において、3はインクシートを表わし
ており、30はPETフィルム等の半透明のインクシー
ト基材、31、32、33は基材30上に1画面に対応
した面積で順次塗布されたY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)の各色材であり、34、35、36
はそれぞれ色材31、32、33に対応してそれぞれの
塗布領域前に設けられた遮光性の材料によるストライプ
状のマークで、マーク34の長さL1はマーク35およ
び36の長さL2およびL3よりも長い。以上は図1の
構成と同様なものである。図1と異なるのはマーク34
、35、36より前の距離LDに、長さL0のストライ
プ状の遮光性材料によるマーク3Lを設けた点でこのよ
うなインクシート3においてはマークがストライプ状に
なっているため、図1と同様スリット工程においてスリ
ットしろが発生しないため、スリット前インクシートの
幅を小さくすることができる。またスリット幅を変更す
るだけで全幅の違うインクシート3を作ることもでき、
印刷工程が共用できる。
【0066】このインクシート3を用いた熱転写記録装
置の構成は図7と同じであり説明を省く。また、図10
はこのインクシート3を用いた熱転写記録装置における
インクシート検出信号と関連動作を示すシーケンス図で
ある。
【0067】以上のように構成されたインクシートおよ
び熱転写記録装置について、以下その動作を説明する。
【0068】まずサーマルヘッド2をプラテンローラ4
から離間した状態(2a)で、シート駆動手段11によ
りシート巻取リール10を回転させてインクシート3を
矢印3A方向へ搬送する。そして、マーク3Lの長さL
0およびセンサ14による検出時間tからシート速度V
を(数7)のように求め、マーク間の距離LDと長い方
のマーク34の長さL1から(数8)で表わす時間範囲
tD以内に検出する2本目のマークの検出時間t2が(
数9)の如くであれば、2本目のマーク長さはL1であ
り、色材31に対応するマーク34を検出したとして初
期位置とする。
【0069】
【数7】
【0070】
【数8】
【0071】
【数9】
【0072】もしも、マーク検出時間t2とシート速度
Vの関係が(数9)以外であれば初期位置ではないので
、前記した初期位置になるまでインクシート3を搬送し
続ける。いっぽう記録紙1は、記録紙1上の記録開始位
置がサーマルヘッド2の発熱素子21に対向する位置に
来るまで記録紙1をキャプスタンローラ5で搬送して初
期位置とする。次にサーマルヘッド2を記録紙1および
インクシート3を介してプラテンローラ4に圧接する。 そしてキャプスタンローラ5およびピンチローラ6によ
り記録紙1を矢印1A方向に搬送すると同時にシート巻
取リールを回転させてインクシート3を矢印3A方向に
搬送し、同時にサーマルヘッド2に画像信号を送って発
熱素子21を発熱させ、色材31を順次転写させてイエ
ローの記録像を記録紙1上に形成せしめる。この様にし
て1色目の記録を終了すると、サーマルヘッド2を再び
プラテンローラ4から離間し、キャプスタンローラ5に
より記録紙1を矢印1B方向に初期位置まで搬送する。 同時にインクシート3も矢印3A方向に搬送し、センサ
14から得た2本目のマーク検出時間t2と1本目のマ
ーク検出時間tから得られるシート速度Vが、(数10
)の如くであれば、マークの長さはL2であり、色材3
2に対応するマーク35を検出したとして2色目の初期
位置とする。
【0073】
【数10】
【0074】その後サーマルヘッド2を圧接し、前記記
録動作を繰り返すことにより色材32(マゼンタ)によ
る2色目の記録を行なう。そしてサーマルヘッド2を再
び離間して記録紙1を初期位置まで搬送し、インクシー
ト3も2本目のマーク検出時間t2とシート速度Vが(
数11)の関係になって色材33に対応するマーク36
が検出されるまで搬送して3色目の初期位置とする。
【0075】
【数11】
【0076】その後サーマルヘッド2を圧接し、記録動
作を繰り返すことにより色材33(シアン)による3色
目の記録を行なってカラー記録画像を得る。
【0077】なお色材31、32、33は記録順に塗布
されているので、1色目だけは頭出しのため他の色と区
別できる必要があるが2色目と3色目は順次色材が提供
されるので区別する必要がなく、従って2、3色目に対
応するマーク35、36の長さL2とL3は同じでもよ
い。
【0078】以上のように本実施例によれば、本発明の
インクシートおよび熱転写記録装置は、スリット前イン
クシートの幅を小さくすることができ、全幅が異なるイ
ンクシートや色材の識別数の異なるインクシートに対し
ても容易に対応できるのみならず、インクシートの熱転
写記録装置への取付に際して幅方向への正確な取り付け
を必要とせず、センサ位置の違う熱転写記録装置に対し
ても対応することができ、さらに一定長さの1本目のマ
ークの検出時間からシート速度が分かり、一定範囲内に
存在する2本目のマークの長さを検出することができる
ので、1個のセンサによって色材が識別でき、装置の低
コスト化が可能である。
【0079】なお、第3の実施例において、シート速度
検出手段13はインクシート3と接触して滑らずに回転
するとしたが、シート速度検出手段13はシート巻取リ
ール10に軸着したエンコーダから回転数によってシー
ト速度Vを得る構成としてもよい。
【0080】また、全実施例においてインクシート3の
マークは遮光性の材料であるとし、センサは透過型のセ
ンサであるとしたが、マークは光反射性の材料としセン
サは反射型のセンサを用いても同等の効果を得られるこ
とは明かである。
【0081】さらにまた、全実施例においてインクシー
ト3のマークによる色材の識別数は2つ(イエローとマ
ゼンタまたはシアン)としたが、より多い色数または別
の異なったインクシートの識別に対応できるよう、より
多いマークの本数や長さを識別するとしてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明のインクシートおよ
び熱転写記録装置は、2種類以上の色材を順次塗布し、
色材の種類により異なる長さまたは本数のストライプ状
のマークを施したインクシートと、インクシートの進行
方向の異なった位置に色材の種類数に対応した個数設け
られたセンサを備え、先頭のセンサがマークを検出した
時に同時にマークを検出している2番目以降のセンサの
個数により対応する色材の種類を識別する熱転写記録装
置とにより、または、マークを検出する1個のセンサを
備え、シート速度計またはセンサによる一定長さのスト
ライプ状のマークの検出時間からシート速度を求め、こ
の検出時間後の一定時間内における次のマークの検出回
数または次のマークの検出時間とにより対応する色材の
種類を識別する熱転写記録装置とにより、スリット前イ
ンクシートのスリット位置をセンサ位置と無関係と為し
てインクシートの全幅のみに依存するものとし、1本の
インクシートを得るのに1カ所だけでスリットしてスリ
ット工程を簡略化し、スリットしろを無くしてスリット
前インクシートの幅を小さくすることができる。
【0083】また、本発明の熱転写記録装置は、上記し
た構成および動作によって、マークを検出しているイン
クシートの進行方向に配列されたセンサの個数か、また
はインクシートの進行にともなうマークの検出時間によ
って色材を識別するので、インクシートの熱転写記録装
置への取付に際して幅方向への正確な取り付けを必要と
せず、全幅が異なるインクシートやセンサ位置の違う熱
転写記録装置に対しても容易に対応できる。しかも色材
と透明部の識別による検出ではなく、検出に適したマー
クが施せるので、色材種類に限定されない
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるインクシートの
要部斜視図である。
【図2】同実施例におけるインクシートを用いた熱転写
記録装置の要部斜視図である。
【図3】同実施例におけるインクシートの検出に関連す
る動作説明のためのシーケンス図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるインクシートの
要部斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施例における熱転写記録装置
の要部斜視図である。
【図6】同実施例におけるインクシートの検出に関連す
る動作説明のためのシーケンス図である。
【図7】本発明の第4の実施例における熱転写記録装置
の要部斜視図である。
【図8】同実施例におけるインクシートの検出に関連す
る動作説明のためのシーケンス図である。
【図9】本発明の第5の実施例におけるインクシートの
要部斜視図である。
【図10】同実施例におけるインクシートの検出に関連
する動作説明のためのシーケンス図である。
【図11】従来のインクシートの斜視図である。
【図12】従来の熱転写記録装置の要部斜視図である。
【符号の説明】
1  記録紙 2  サーマルヘッド 3  インクシート 7、8、12、14  センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シート状の基材の上に、2種類以上の
    色材を記録画面に対応する長さで順次塗布し、前記各色
    材間の色材非塗布部に前記色材の種類により異なる長さ
    のストライプ状のマークを施したインクシート。
  2. 【請求項2】  シート状の基材の上に、2種類以上の
    色材を記録画面に対応する長さで順次塗布し、前記各色
    材間の色材非塗布部に前記色材の種類により異なる本数
    で一定長さのストライプ状のマークを一定間隔で施した
    インクシート。
  3. 【請求項3】  シート状の基材の上に、2種類以上の
    色材を記録画面に対応する長さで順次塗布し、前記各色
    材間の色材非塗布部に一定長さのストライプ状のマーク
    と前記色材の種類により異なる長さのストライプ状のマ
    ークを一定間隔で施したインクシート。
  4. 【請求項4】  複数の発熱素子を配列して成るサーマ
    ルヘッドと、前記サーマルヘッドにより記録紙に転写さ
    れ記録される2種類以上の色材とストライプ状のマーク
    が施されたインクシートと、前記インクシートの進行方
    向の異なった位置に色材の種類数に対応した個数設けら
    れたセンサとを備え、前記インクシートの進行に伴い先
    頭の前記センサがマークを検出した時に同時にマークを
    検出している2番目以降の前記センサの個数により対応
    する色材の種類を識別することを特徴とする熱転写記録
    装置。
  5. 【請求項5】  複数の発熱素子を配列して成るサーマ
    ルヘッドと、前記サーマルヘッドにより記録紙に転写さ
    れ記録される2種類以上の色材とストライプ状のマーク
    が施されたインクシートと、前記インクシートの搬送速
    度を検出するシート速度計と、前記インクシートのマー
    クを検出するセンサとを備え、前記シート速度計による
    前記インクシートの搬送速度と前記センサによるマーク
    の検出時間により対応する色材の種類を識別することを
    特徴とする熱転写記録装置。
  6. 【請求項6】  複数の発熱素子を配列して成るサーマ
    ルヘッドと、前記サーマルヘッドにより記録紙に転写さ
    れ記録される2種類以上の色材と少なくとも一定長さの
    マークを含むストライプ状のマークが施されたインクシ
    ートと、前記インクシートのマークを検出するセンサと
    を備え、前記センサによる一定長さのストライプ状のマ
    ークの検出時間と、この検出時間後の一定時間内におけ
    る次のマークの検出回数または次のマークの検出時間と
    により対応する色材の種類を識別することを特徴とする
    熱転写記録装置。
JP10128491A 1991-05-07 1991-05-07 インクシートおよび熱転写記録装置 Pending JPH04332676A (ja)

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JP10128491A JPH04332676A (ja) 1991-05-07 1991-05-07 インクシートおよび熱転写記録装置

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JP (1) JPH04332676A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030499A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Canon Inc プリンタ

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