JPS60199685A - インク担体の色検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は感熱転写記録装置のインク担体の色検出装置に
関するものである。

〔従来技術〕

感熱転写記録装置は熱溶融性、あるいは熱昇華性のイン
クを塗布したインク担体のインク層に記録紙を重ね、イ
ンク層の反対側からサーマルヘッドにより記録パターン
に対応して加熱することによりインクを記録紙に転写し
て記録を行なっている。

この感熱転写方式はインク担体上に少なくともイエロー
、マゼンタ、シアンの３色のインクを繰り返し塗布する
ことにより記録の多色化が容易に行なえる利点があるが
、３色のインクを１色づつ転写し重ね合わせて一回の記
録とし、これを繰り返し行なう為、インク担体の色ごと
の搬送位置決めの為にインク色の検出が必要となる。

従来のインク担体の色検出装置として、第１図に示す構
成のインク担体を用いたものが知られている。同図にお
いて１はインク担体、２はインク層であり、インク層２
はイエローＹ、マゼンタＭ５シアンＣの順にこれを一組
として繰り返し塗布されている。一方インク担体１のイ
ンク色検知のために、各インク層２の間に黒色の帯状の
マーク３が、設けられている。各マーク３は、上記３色
のインクの転写の基準となる第１色目であるイエローＹ
の前にインク担体１の全幅にわたるマーク３ａと第２．
第３色目であるマゼンクＭ、シアンＣの前に上記マーク
３ａの約２／３幅のマーク３ｂ、マーク３ｃとから成っ
ている。この装置は光学的な検知手段をインク担体１の
両側縁に一つづつ設置して上記各マーク３の長さを検知
し、イエローＹのマークの長さがマゼンタＭ、シアンＣ
のマークより長いことを検知して転写の基準となるイエ
ローＹの位置決めを行なっている。また各インク色は基
準色であるイエローＹは区別されるが、マセンタＭ、シ
アンＣについては同じマーク３ｂ、３ｃを持っているた
めマーク３ｂ、３ｃによって色の区別がつかず基準色か
らの順序により色を管理している。しかしながら、これ
によるとマーク３の検出ミスが生じた場合には目的の色
とは異なった色を選択して転写してしまう可能性があり
信頼度が低下するという欠点があった。例えばマゼンタ
Ｍのマーク３ｂを検出ミスした場合、シアンＣを第２色
目として検出する為、マゼンタＭで転写すべきところを
シアンＣで転写してしまう。

また特開昭５８−’１４℃２６６号公報に開示された装
置においては、インク担体に第１図に示したような特別
なマークは設けずに光学的な色検知手段によりインク担
体上の各インクの色を直接検知してインク担体の搬送の
制御を行なっている。

しかしながらこの装置では色を直接検知する為に検知手
段が複雑となり信頼度が低下するという欠点があった。

〔発明の概要〕

本発明はインク担体の長手方向に設けられた複数の帯状
のマーク表示部に各インク色に対応して選択的にマーク
を設け、上記マーク表示部のそれぞれに臨ませたマーク
検知部のマーク検知結果によりインク色を判定する判定
手段を設けることにより上記欠点を除去するものであり
、以下実施例を用いて詳細に説明する。

〔発明の実施例〕

第２図は、本発明によるインク担体の色検出装置の一実
施例を用いた感熱転写記録装置を示す簡略構成図である
。同図において１０はインク担体であり、上記インク担
体１０は供給ロール１１から繰り出されガイドローラ１
２を経てサーマルヘッド１３とプラテンローラ１４によ
り記録紙１５に圧接されて転写される。転写されたイン
ク担体１０はマーク検知部１６を構成する反則板１７と
光源１８及びフォトセンサー１９の間を通りガイドロー
ラ２０を経て巻き取りロール２１に巻き取られる。上記
インク担体１０は第３図及び第４図に示すように構成さ
れている。なお各図においてインク担体１０は図の左方
向に搬送されるものとする。インク担体１０はポリエス
テルフィルム等の表面にイエローＹ、マゼンタＭ、シア
ンＣの３色のインクから成るインク層２２が記録の際の
を効記録面積より大きい面積で繰り返し塗布されている
。そして、上記インク層２２の両側には転写用インクの
塗布されていない透明な帯状のマーク表示部２３．２４
が設けられている・。上記マーク表示部２３．２４には
、各インク層２２からインク担体１０の搬送方向に一定
間隅を有した位置に両側あるいは片側だけに各インク層
に対応してマ一り２５がそれぞれ表示されている。上記
マーク２５は３色のインクの第１色目であるイエローＹ
に対応して、搬送方向から見て左側のマーク表示部２３
にマーク２５ａ、同じく右側のマーク表示部２４にマー
ク２５ｂが表示されており、第２色目であるマゼンタＭ
に対応してマーク表示部２３にマーク２５ｃ１第３色目
であるシアンＣに対応してマーク表示部２４にマーク２
５ｄが表示されている。なお上記各マーク２５は、赤外
線等の光を吸収するよう黒色が用いられその長さは５ｍ
ｍで同一形状である。このようにマーク２５はマーク表
示部２３及び２４が一対となって、２ビツトのデジタル
コードを形成している。また第４図はインク担体１０の
終端近傍のマーク構成を示している。なおインク担体１
０の終端近傍とはここではイエローＹ、マゼンタＭ、シ
アンＣの３色の色相を一枚の記録分としてインク担体１
ｏの終端から５枚の記録分に相当する範囲とする。同図
に示すように３色のインクの第１色目であるイエローＹ
に対応する左右のマーク２５の内、マーク表示部２３に
表示されたマーク２５ｅは他のマーク２５ａ〜２５ｄと
は長さが異なっている。なお、ここではマーク２５ｅの
長さは他の２倍の１０鶴としている。次に第５図を用い
て本発明によるインク担体の色検出装置について説明す
る。１６はマーク検知部であり、マーク検知部１６はイ
ンク担体１０のマーク表示部２３．２４に対応する位置
に配置された左マーク検知部１６ａと右マーク検知部１
６ｂから成っている。各マーク検知部１６ａ、’１６ｂ
はインク担体１０を間に介して一方に赤外線等の光を反
射するための鏡面あるいは白色板等からなる反射板１７
ａ、１７ｂと他方に赤外線等から成る光源１８ａ、１８
ｂ及び上記反射板１７ａ、１７ｂからの反射光を受光す
るフォトトランジスタ等からなるフォトセンサー１９ａ
。

１９ｂから構成されている。上記フォトセンサー１９ａ
、１９ｂからの出力はコンパレータ２６゜２７を介して
それぞれマーク検知信号Ａ、Ｂとして、インク色を判定
する判定手段を構成するマイクロコンピュータ２８に人
力される。なお上記マ一り検知信号Ａ、Ｂはフォトセン
サー１９ａ。

１９ｂがマーク２５を検知した時にＨレベルとなるよう
にコンパレータ２６．２．７が設定されている。一方マ
イクロコンピュータ２８は上記マーク検知信号Ａ、Ｂに
基づき、転写パターンを生成する画像信号回路２９に転
写信号Ｃを出力してサーマルヘッド１３を駆動し、また
インク担体１０の終端が近くなったことを報知する警告
ランプ３０に警告信号りを、さらにドライバー３１を介
してインク担体１０の巻き取りロール２１を駆動するモ
ータ３２と記録紙１５を移動させるプラテンローラ１４
を駆動するモーター３３を制御する。

次に以上のように構成された本装置の動作を上記各図と
第６図のタイムチャートを用いて説明する。マイクロコ
ンピュータ２８はまずインク担体１０の転写の基準とな
る第１色目のイエローＹの位置決めをするためにモータ
３３を駆動して巻き取りロール２１を回転させインク担
体１０の搬送を行なう。この際、左右のマーク検知部１
６ａ。

１６ｂによりインク担体１０の左右のマーク表示部２３
．２４に表示されたマーク２５の検知が行なわれ、マー
ク表示部２３に対応してコンパレータ２６から信号Ａが
、またマーク表示部２４に対応してコンパレータ２７か
ら信号Ｂが第７図に示すように出力されマイクロコンピ
ュータ２８に入力される。なお第６図において、ｔ（Ｙ
ｉ）。

ｔ　（Ｍｉ）、ｔ　（Ｃｉ）　（ｉ＝Ｌ２．、、）は各
マークを検知した時点を示している。ここでインク担体
１０のマーク２５は第３図に示すように表示されている
ので左右のマーク検知部１６ａ。

１６ｂはイエローＹの位置出しのため、マーク２５ａ、
２５ｂを検知するとマイクロコンピュータ２８にはｔ（
Ｙｌ）の時点に示す双方Ｈレベルの信号Ａ、Ｂが入力さ
れる。これによってマイクロコンピュータ２８はイエロ
ーＹの位置出しを確認をするとともに信号Ａ、ＢのＨレ
ベルの継続時間をカウントする。信号Ａ、ＢがＬレベル
となってＨレベルの継続時間Ｔ１のカウントを完了する
とマイクロコンピュータ２８は、Ｔ１の長さからインク
担体１０が終端近傍でないと判定するとともにＨレベル
の転写信号Ｃを出力して、第１色目のイエローＹの転写
を行なう。イエローＹの転写が終了するとモータ３３を
反転させて記録紙１５を元の位置に戻す。次にモータ３
２を駆動して巻き取りロールを回転させ、第２色目であ
るマゼンタＭに対応するマーク２５Ｃをｔ（Ｍｌ）の時
点で検知し、信号ＢだけがＨレベルであることからマゼ
ンタＭと判定して、上記と同様に第２色目の転写が行な
われる。さらに第３色目であるシアンＣの転写が同様に
行なわれて３色の転写が終了し一枚の記録が完了する。

このようにマーク２５により各インク色を検出すること
ができるので正確な転写を行なうことができる。また上
記の様にして転写が続けられ、インク担体１０の終端近
傍となるとインク担体１０上のマーク２５は第４図に示
すようにマーク表示部２３のイエローＹに対応するマー
ク２５ｅだけが他のマークの２倍の１０鮒の長さになる
。従って、インク担体１０の終端近傍でのイエローＹの
位置出しの検知の時点ｔ　（Ｙ３）ではマイクロコンピ
ュータ２８には通常と同じＴＩのＨレベルの信号Ａと通
常の２倍のＴ２のＨレベルの信号Ｂが入力される。ここ
でマイクロコンピュータ２８は信号Ａ、ＢがともにＨレ
ベルであることから第１色目のイエローＹと判定すると
ともに信号Ｂの継続時間Ｔ２と信号ＡのＴｌを比較して
、インク担体１０が終端近傍にあると判定し、警告信号
りを出力して警告ランプ３０を点灯させる。この後、通
常どおり３色の転写が続けて行なわれるがマーク２５ｅ
はインク担体１０の終端から５枚の記録分に付されてい
る為、途中で転写が中断することはなく、さらに数枚分
の転写を終えた後にインク担体１０の交換を行なうこと
ができる。また警告ランプ３０が点灯している時に電源
を切り再始動させても、次の第１色目であるイエローＹ
に対応して同様なマーク２５ｅが付されている為、再度
警告ランプ３０が点灯しインク担体１０の残量が少なく
なっていることを見落とすことはない。このように本実
施例の装置によれば各インク色を確実に検知でき、また
デジタルコードとして検出するのでマイクロコンピュー
タでの制御が容易となって信頼度が向上し、さらにイン
ク担体の終端近傍のマーク２５ｅの長さを他と異ならせ
たことにより、インク担体の残量も合わせて検出できる
という効果がある。

なお本実施例においては、終端近傍検知の為のマークを
他のマークより長くしたが、他の方法、例えば短くする
ことにより他のマークと区別するようにしても良く、ま
た上記マークは光を吸収する黒色としたが逆に光を反射
する色または物で構成しても上記と同様の効果かある。

また第７図に示すように、インク担体１０の各インク間
に転写用インクの塗布されていない帯状の間隙３４に対
応するマーク表示部２３．２４を設け、上記実施例と同
様にマーク２５ａ〜２５ｄをマーク表示部２３．２４に
選択的に付すようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によるインク担体の色検出装
置によれば、インク担体の長手方向に設けられた複数の
帯状のマーク表示部に各インク色に対応して、選択的に
マークを設け、上記マーク表示部のそれぞれに臨ませた
マーク検知部のマーク検知結果によりインク色を判定す
る判定手段を設けたことにより、各インク色を確実に検
出することができ信頼度が向上するという効果がある

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のインク担体の一例を示す構成図、第２図
は感熱転写記録装置の簡略構成図、第３図及び第４図は
本発明によるインク担体の一実施例を示す構成図、第５
図は同じくインク担体の色検出装置の一実施例を示すブ
ロック図、第６図は第５図の各信号のタイムチャート、
第７図はインク担体の他の実施例を示す構成図である。 １０・・・インク担体、１６・・・マーク検知部、１７
・・・反射板、１８・・・光源、１９・・・フォ］・セ
ンサー、２３．２４・・・マーク表−示部、２５ａ〜２
５ｅ・・・マーク、２６．２７・・・コンパレータ、２
８・・・マイクロコンピュータ。 なお、図中同一または相当部分には同一符号を用いてい
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数色のインクが長手方向に沿って配置されたインク担
   体に、当該インク担体の長手方向に沿う複数の帯状のマ
   ーク表示部を設け、当該マーク表示部のそれぞれにマー
   ク検知部を臨ませ、上記各マーク表示部のそれぞれに各
   インクの色に対応して選択的にマークを設け、上記マー
   ク検知部のマーク検知結果によりインク色を判定する判
   定手段を設けたことを特徴とするインク担体の色検出装
   置。