JPH0433260A - リチウム二次電池およびその製造方法 - Google Patents

リチウム二次電池およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リチウム二次電池およびその製造方法に係わ
り、さらに詳しくはその正極活物質の改良に関する。
〔従来の技術〕
リチウム二次電池の正極活物質としては、二硫化チタン
、五酸化バナジウム、マンガン酸化物、リチウムマンガ
ン酸化物、リチウムコバルト酸化物などが提案されてき
たが、最近は、リチウムコバルト酸化物が約4vという
高電圧を有することから特に注目されている。
このLiCo0オは、通常、炭酸リチウム(Li、C0
3)と炭酸コバルト(Cacos)とをL i/Co=
1/1 (モル比)で混合し、空気中、900℃で20
時間加熱して合成されていた(例えば、米国特許第4,
302.518号明細書)、また、上記米国特許第4,
302,518号明細書には、反応を完全にするため、
900℃で加熱後、再び粉砕し、再度900℃で加熱す
るというように、加熱処理を数回繰り返すことも提案さ
れている。
そこで、本発明者らは、上記合成法にしたがって、Li
CoO2を合成し、リチウム二次電池用の正極活物質と
して用い、リチウム負極に対して4.5〜3.5Vの電
圧範囲で、2mA/cj放電、0.5m A / d充
電という比較的大きな放電電流で充放電させたところ、
充放電容量が意外にも小さいことが判明した。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上述したように、従来の方法で合成されたL
ICOO!を正極活物質として用いたリチウム二次電池
が、大きな放電電流で充放電させた場合には、充放電容
量が意外にも小さかったという問題点を解決し、大きな
放電電流で充放電させた場合にも充放電容量の大きいリ
チウム二次電池を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、リチウム二次電池の正極活物質として用いる
LiCoO2を、融点が500℃以下の低融点のリチウ
ム塩と、コバルト酸化物または加熱によりコバルト酸化
物になる塩とを熱処理することによって、−次粒子の平
均粒径が0.5μm以下の微小粒子に合成することによ
り、上記目的を達成したものである。
上記融点が500℃以下の低融点のリチウム塩としては
、例えば、酢酸リチウムや酢酸リチウム水和物〔例えば
、C)Is C00L l ・2Ht O(融点的70
℃)〕、ヨウ化リチウム水和物〔例えば、Lil・3H
!O(融点73℃)など〕、硝酸リチウム(LiNOs
  (融点261℃)〕、水酸化リチウム(LiOH(
融点445℃)〕や水酸化リチウム水和物(L i 0
H−Hz O(融点445℃)〕などが用いられる。
また、コバルト酸化物としては、例えば、Co。
Oa 、Co203などが用いられ、加熱によりコバル
ト酸化物になる塩としては、例えば、炭酸コハル) (
Coco、)やこれに水酸基が一部入った塩基性炭酸コ
バルト、さらには水酸化コバルト(Co (OH)t 
)などが用いられる。
上記の融点が500℃以下の低融点のリチウム塩と、コ
バルト酸化物または加熱によりコバルト酸化物になる塩
とを熱処理するときは、リチウム塩の融点以上で500
℃以下という低い温度でLiCoO2を合成することが
できるので、得られるLicoo、は−次粒子の平均粒
径が0.5μm以下の微小粒子になる。
ここで、本発明において正極活物質として用いるLiC
o0gの特性を従来のLiCoO2と対比しつつ説明す
ると、次のとおりである。
従来のLiCo0gは、前述したように、炭酸リチウム
(L i! C(h 、融点618℃)と炭酸コバルト
(Cocos)とをL i/Co−1/1 (モル比)
で混合し、空気中、900°Cで20時間熱処理するこ
とによって合成されていた。このように高温で合成され
たLiCo0tは粒子が大きく成長し、−次粒子の粒径
が約1〜5μm程度になる。
そのため、Li+イオンの出入りする表面積が小さく、
正極活物質として用いたときに分極が大きくなり、大き
な放電電流で充放電させたときに充放電容量が低下する
原因になる。
これに対し、本発明では、LiCoO2を合成するにあ
たり、融点が500℃以下の低融点のリチウム塩と、コ
バルト酸化物または加熱によりコバルト酸化物になる塩
とを用いることにより、リチウム塩の融点以上、500
℃以下の低い熱処理温度でLiCoO2を合成すること
ができる。このように低い温度で合成できることによっ
て、LiCOO宜を一次粒子の平均粒径が0.5μm以
下の微小粒子で比表面積が大きく、Li+イオンがよく
出入りすることができる状態に合成することができ、大
きい放電電流で充放電させた場合でも充放電容量の大き
いものにすることができる。LiCoO2は粒径が小さ
いほど充放電容量が大きくなるが、粒径が小さくなりす
ぎると、単位体積あたりに充填できる正極活物質量が少
なくなるので、LiCoO2は−次粒子の平均粒径が0
.05μm以上で0.5μm以下にするのが好ましい。
本発明において、正極活物質として用いるLiCoo、
を合成するにあたり、リチウム塩としては低融点のリチ
ウム塩を用いるが、これは低い熱処理温度でLiCoO
2を合成するためには、熱処理温度よりもリチウム塩の
融点の方が低いことが必要であるからである。その理由
は次のように考えられる。
熱処理により、リチウム塩と、コバルト酸化物または加
熱によりコバルト酸化物になる塩(以下の説明において
は、コバルト酸化物を代表させて説明する)とが反応し
てL i Co Ozになるが、その反応は両方の物質
の接触面を介して進行する。
そのため、熱処理温度において、リチウム塩が溶融し、
液相になっていれば、液体一固体の接触になり、接触面
積が非常に大きくなって、反応がスムーズに進行する。
また、熱処理温度以下でリチウム塩が溶融し分解して、
コバルト酸化物のまわりに細かく析出する場合も接触面
積が大きくなる。
この例には、例えば、シュウ酸リチウムが挙げられる。
要するに、リチウム塩とコバルト酸化物とを広い接触面
積でスムーズに反応させるには、熱処理温度よりリチウ
ム塩の融点の方が低いことが必要である。
上記の説明からも明らかなように、低い熱処理温度でL
iCoO2を合成するためには、リチウム塩の融点が低
いほど好ましい0本発明において用いる融点が500℃
以下のリチウム塩は、前記に例示した通りであるが、そ
れらの中でも、酢酸リチウム・2水和物(融点的70℃
)、ヨウ化リチウム・3水和物(融点73℃)、硝酸リ
チウム(融点261℃)などは、融点が350℃以下で
あり、本発明において特に好適に用いられる。
上記LiCoO2を合成するための熱処理は、空気中、
アルゴン−酸素混合ガス中、あるいは酸素ガス中などで
行われる。熱処理時の温度は、リチウム塩の融点以上で
、低い方がよいが、実務上は200’C以上で熱処理す
るのが好ましい、これは200℃より低くなると、熱処
理にあたって使用する材料中に含まれる水分や合成され
たLiCo0゜中に含まれる水分を充分に除去すること
が困難なためである。また、熱処理時の温度を高くしな
ければならない場合でも、500℃以下で熱処理するこ
とが好ましい、これは500°Cより高くすると、Li
Co0zの粒子が大きく成長し、表面積が小さくなって
、充放電容量が小さくなり、充放電特性の優れたリチウ
ム二次電池が得られにくくなるためである。そして、熱
処理時間は、通常、2〜40時間程度である。
〔実施例〕
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 硝酸リチウム(LINOりと炭酸コバルト(Cacos
)とを350°Cで熱処理してLiCo0zを合成した
0合成されたLiCoO2の−次粒子の粒径は約0.1
〜0.3μmであり、平均粒径は約0.2μmであった
。上記の合成は以下のように行った。
硝酸リチウムと炭酸コバルトとをL i / Co −
1/1 (モル比)の割合になるように秤量した後、メ
ノウ製の乳鉢で粉砕しつつ混合した。これをAr10.
=80/20のアルゴン−酸素混合ガス中において35
0°Cで20時間熱処理した。
熱処理後の生成物のX線回折パターンを測定したところ
、従来法(熱処理温度=900°C)で合成したLiC
o0tとほぼ同型のパターンを示した。
ただし、それぞれのピークは従来法や700°Cで合成
したLiCo0tに比べてブロードであり、粒子が小さ
いことを示していた。
この実施例1で合成されたLiCoO2のX線回折パタ
ーンについては、従来法に相当する後記の比較例1で合
成されたLiCoO2のX線回折パターンと対比しつつ
、第2図に示す。
上記のように熱処理することによって合成したLiCo
0zを正極活物質として用い、これに電子伝導助剤とし
てりん状黒鉛、結着剤としてポリテトラフルオロエチレ
ンを100:20:5(重量比)の割合で混合して正極
合剤を調製した。この正極合剤を金型内に充填し、It
/dで直径10■の円板状に加圧成形したのち、200
℃で熱処理して正極とした。
この正極を用い、第1図に示すボタン形のリチウム二次
電池を作製した。
第1図において、(1)は上記の正極であり、(2)は
直径14■の円板状のリチウムからなる負極である。
(3)は微孔性ポリプロピレンフィルムからなるセパレ
ータで、(4)はポリプロピレン不織布からなる電解液
吸収体である。(5)はステンレス鋼製の正極缶であり
、(6)はステンレス鋼製網からなる正極集電体で、(
7)はステンレス鋼製で表面にニッケルメッキを施した
負極缶である。(8)はステンレス鋼製網からなる負極
集電体で、上記負極缶(7)の内面にスポット溶接され
ていて、前記の負極(2)は、このステンレス鋼製網か
らなる負極集電体(8)に圧着されている。(9)はポ
リプロピレン製の環状ガスケットであり、この電池には
プロピレンカーボネートと1.2−ジメトキシエタンと
の容量比1:1の混合溶媒にLiCF35Osを0.6
−ol/ f溶解した電解液が注入されている。
実施例2 酢酸リチウム・2水和物(CHs C00L i・2H
,O)と炭酸コバルト(Co COs )とを350℃
で熱処理してLtCoOzを合成した0合成時の条件は
、硝酸リチウムに代えて酢酸リチウム・2水和物を用い
たほかは、実施例1の場合と同じである。
合成されたLiCoO2の−次粒子の粒径は約0.1〜
0.3μmてあり、平均粒径は約0.2μmであった。
また、上記のようにして合成したLiCo0゜を正極活
物質として用い、それ以外は実施例1と同様にして、ボ
タン形のリチウム二次電池を作製した。
実施例3 硝酸リチウム(LiNOs)と炭酸コバルト(Co C
Os ) トラsoo”c テ熱処理シテL I Co
 Oxを合成した0合成時の条件は、熱処理時の温度が
350°Cから500℃に変わったほかは、実施例1の
場合と同じである。
合成されたLiCoO2の−次粒子の粒径は約0.3〜
0.6μmであり、平均粒径は約0,5μmであった。
また、上記のようにして合成したLiCo0゜を正極活
物質として用い、それ以外は実施例1と同様にして、ボ
タン形のリチウム二次電池を作製した。
比較例1 従来法にしたがって、炭酸リチウム(Li、C08)と
炭酸コバルト(Cocos)とを900℃で熱処理して
LiCoO2を合成した0合成されたLICoO,の−
次粒子の粒径は約1〜5μmであった。上記の合成は以
下のように行った。
炭酸リチウムと炭酸コバルトとをL i / Co m
1/1 (モル比)になるように秤量した後、メノウ製
の乳鉢で粉砕しつつ混合した。これをAr10□=80
/20のアルゴン−酸素混合ガス中において、900°
Cで20時間熱処理した。
上記のようにして合成したLiCoO2のX線回折パタ
ーンを第2図に示す、この比較例1で合成したLiCo
O2のX線回折パターンについては、前記実施例1で合
成したLiCoO2のX線回折パターンと対比しつつ後
に説明する。
上記のように熱処理することによって合成したLiCo
0gを正極活物質として用い、それ以外は実施例1と同
様にして、ボタン形のリチウム二次電池を作製した。
比較例2 硝酸リチウム(LiNO3)と炭酸コバルト(CoCO
3)とを900℃で熱処理してLiCo0オを合成した
0合成時の条件は、熱処理時の温度が350℃から90
0℃に変わったほかは、実施例1の場合と同じである。
合成されたLiCoO2の一次粒子の粒径は約1〜5μ
mであった。
上記のようにして合成したLiCoO2を正極活物質と
して用い、それ以外は実施例1と同様にして、ボタン形
のリチウム二次電池を作製した。
比較例3 硝酸リチウム(LiNOl)と炭酸コバルト(Co C
Os )とを700°Cで熱処理してLiCo0゜を合
成した0合成時の条件は、熱処理時の温度が350℃か
ら700℃に変わったほかは、実施例1の場合と同じで
ある。
合成されたLiCoO2の一次粒子の粒径は約0.5〜
1.0μmであった。
上記のようにして合成したLiCoOxを正極活物質と
して用い、そ、れ以外は実施例1と同様にして、ボタン
形のリチウム二次電池を作製した。
上記実施例1〜3および比較例1〜3の電池を充電電流
0.392mA、放電電流1.57mA (2mA/j
)で、4.5〜3.5Vの電圧間で充放電した。
第1表に上記実施例1〜3および比較例1〜3の電池の
充放電サイクル数と充放電容量との関係示す、なお、こ
れらの電池では、LiCo0tを正極活物質として用い
ている関係上、まず、充電して、LiCoO2からLi
を抜き、LiCoO2はLi+−xcooオ (X=0
〜1)として用いた。
第1表 第1表に示すように、いずれのサイクル数においても、
実施例1〜3の電池は比較例1〜3の電池より大きな充
放電容量を示し、本発明のLiC00Xが正極活物質と
して優れていることを示していた。
つぎに、第2図について説明する。第2図は、前記した
ように、実施例1で合成されたLiC。
O2と比較例1で合成されたLiC00X線回折パター
ンを示すものである。その測定は、CuKa線を用い、
50kV、150mAで行われたものであるが、両者は
、X線強度比やピーク位置(回折角度)に若干の差は認
められるものの、類領したパターンを示しており、実施
例1で合成されたものがLiCoO2であることを示し
ていると考えられる。また、実施例1で合成されたLi
CoO2が比較例1で合成されたLiCoO2に比べて
ブロードなピークとなるのは、実施例1で合成されたL
iCoO2の方が粒径が小さいことによるものと考えら
れる。
以上、低融点のリチウム塩として、硝酸リチウムと酢酸
リチウム・2水和物を例に挙げて説明した。LiCoO
xを合成するにあたっては、熱処理温度までの昇温の過
程でリチウム塩が溶融する必要があることは前記した通
りであるが、融点が異なる代表的なリチウム塩を用い、
熱処理温度を変えてLiCoO2の合成を試みた場合の
結果を第2表に示す。
合成にあたっては、いずれも、リチウム塩と炭酸コバル
トとをLi/Co=1/1(モル比)で混合し、A r
 / O□=80/20のアルゴン−酸素混合ガス中に
おいて20時間熱処理した。
第2表に示すように、熱処理時の温度をリチウム塩の融
点より高くすることによりLiCo0zが合成できるこ
とがわかる。
第2表では、代表的なリチウム塩について調べた結果を
示したが、それら以外にも、融点が500℃以下のリチ
ウム塩としては、ヨウ化リチウム水和物、例えば、Li
I・3H!O(融点73℃)などがあり、これらも好適
に使用できる。なお、酢酸リチウム、水酸化リチウムな
どは無水物でもよいが、ヨウ化リチウムは無水物である
と融点が上昇するので、水和物を用いる。また、リチウ
ム塩は水溶液にして使用してもよい。
また、実施例では、コバルト酸化物になる塩として、炭
酸コバルト(COCo、)を用いたが、この炭酸コバル
トの市販品は、水酸基が一部入った塩基性炭酸コバルト
である場合が多く、そのような塩基性炭酸コバルトを用
いてもよい、また、Co30a 、、Co1 Osなど
のコバルト酸化物も用いることができるし、さらに水酸
化コバルト〔Co (OHz ))などのように加熱に
よりコバルト酸化物になる塩も用いることができる。
本発明では、LiCo0zの合成にあたり、低融点のリ
チウム塩を用いたが、この低融点のリチウム塩を用いる
ことの利点は、その他のリチウム複合酸化物、例えば、
L iMn、z Os 、L 1MnOx 、L 1M
0z  〔MはNi、Feなどの遷移金属、または2種
以上の固溶体、例えば、Li(Co、Mn)O□など〕
の合成に対しても通用することができる。
また、正極活物質以外の電池構成材料について述べると
、実施例では、負極にリチウムを用いたが、それに代え
て、リチウム−アルミニウム合金などのリチウム合金を
用いてもよい、また、カーボンやコークスなどとリチウ
ムが化合したリチウム化合物を用いてもよい。
さらに、電解液にも、実施例で用いたもの以外に、例え
ば、Licto4、LiPF*、LiBF4などの電解
質の1種または2種以上を、1゜2−ジメトキシエタン
、1.2−ジェトキシエタン、プロピレンカーボネート
、エチレンカーボネ−ト、T−ブチロラクトン、テトラ
ヒドロフラン、1.3−ジオキソランなどの単独または
2種以上の混合溶媒に溶解した有機電解液を用いてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、正極活物質として用
いるLiCoO2を、融点が500°C以下の低融点の
リチウム塩と、コバルト酸化物または加熱によりコバル
ト酸化物とを従来の熱処理温度より低い温度で熱処理す
ることによって、−成粒子の平均粒径が0.5μm以下
の微小粒子に合成することにより、充放電容量の大きい
リチウム二次電池を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のリチウム二次電池の一例を示す断面図
である。第2図は実施例1で合成されたL i Co 
Otと比較例1で合成されたLiCo0゜のX線回折パ
ターンを示す図である。 (1)・・・正極、 (2)・・・負極、 (3)・・
・セパレータ第1図 1・・・正 極 2・・・負 極 3・・・セパレータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リチウムまたはリチウム合金を負極に用いるリチ
    ウム二次電池において、 正極活物質として一次粒子の平均粒径が0.5μm以下
    のLiCoO_2を用いたことを特徴とするリチウム二
    次電池。
  2. (2)リチウムまたはリチウム合金を負極に用い、Li
    CoO_2を正極活物質として用いるリチウム二次電池
    を製造するにあたり、 上記LiCoO_2を、融点が500℃以下の低融点の
    リチウム塩と、コバルト酸化物または加熱によりコバル
    ト酸化物になる塩とを熱処理することによって合成する
    ことを特徴とするリチウム二次電池の製造方法。
  3. (3)熱処理時の温度が、使用するリチウム塩の融点よ
    り高く、かつ500℃以下である請求項2記載のリチウ
    ム二次電池の製造方法。
  4. (4)低融点リチウム塩が、酢酸リチウム水和物、ヨウ
    化リチウム水和物および硝酸リチウムよりなる群から選
    ばれる少なくとも1種である請求項2記載のリチウム二
    次電池の製造方法。
  5. (5)熱処理時の温度が200〜350℃である請求項
    2記載のリチウム二次電池の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7262956B2 (en) 2003-11-14 2007-08-28 Sony Corporation Battery pack and method for manufacturing the same
WO2023243347A1 (ja) * 2022-06-17 2023-12-21 日本化学工業株式会社 リチウムコバルト系複合酸化物粒子及びその製造方法、リチウムコバルト系複合酸化物粒子組成物及びそれらの製造方法

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