JPH04331950A - X線フィルムカセットの移送装置 - Google Patents

X線フィルムカセットの移送装置

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JPH04331950A
JPH04331950A JP3205240A JP20524091A JPH04331950A JP H04331950 A JPH04331950 A JP H04331950A JP 3205240 A JP3205240 A JP 3205240A JP 20524091 A JP20524091 A JP 20524091A JP H04331950 A JPH04331950 A JP H04331950A
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cassette
gripper
motor
ray film
eject
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Frank M Fago
フランク エム.ファゴ
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
    • G03B42/025Positioning or masking the X-ray film cartridge in the radiographic apparatus

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は放射線による像形成の技
術分野に関する。更に詳しくは、本発明は改良したカセ
ットグリップ装置を備えたトレー無しフィルムカセット
移送装置に関する。 【0002】 【従来技術およびその問題点】X線による像形成の技術
分野では、フィルムシートをカセットに収容することが
一般的に行われている。このカセットはフィルムを支持
し且つ機械的に保護するとともに、外部の明かるさから
フィルムシートを遮断する。このようなカセットはほぼ
正方形或いは長方形でさまざまな寸法とされている。 【0003】未露出のフィルムシートが装填された後、
カセット自体がX線像形成装置に装填されて、人体やそ
の他の物体の像形成すべき部分を通った放射線に露出さ
れる前に所定位置に位置決めされねばならない。露出さ
れた後、カセットは像形成装置から取り出されて、露出
済みフィルムをカセットから取り出して現像できるよう
にならねばならない。従来技術の発展は操作が簡単とな
るようにさまざまなカセットハンドリング装置を提供し
てきた。 【0004】イングレスに付与された米国特許第3,8
26,922号およびゴエツに付与された同第3,82
9,698号に代表されるように、一般的なアプローチ
はカセットを支持するためのスライド可能な引き出し装
置すなわちバッキートレーを備えたX線像形成装置を提
供することであった。このトレーの内部はカセット位置
決め装置を備えていて、さまざまな寸法のカセットを適
当に芯出しするようになされている。ある種のトレーは
適当に間隔を隔てた穴の行列を備えていて、これらの穴
の中にカセット縁部に隣接するようにピンが挿入されて
、カセットを中心位置に保持するようになされている。 このようなトレーはカセット寸法が変更されねばならな
いような場合に使用するには手間がかかり、また、ピン
が緩むと紛失することになったり装置に詰まりを生じて
しまうことになる。 【0005】トレーに使用されるこれ以外の位置決め装
置には、例えば前述したイングレスの特許に示されるよ
うに、2つの対向して対をなすカセットクランプが含ま
れ、これらのクランプはガイド溝の中に移動可能に取り
付けられ且つ剛性部材のリンケージに対して連結されて
いる。このようなリンケージは、対をなすクランプの各
々が互いへ向かって一緒に移動してさまざまな寸法のカ
セットを2方向で芯出しするようになされる。これらの
装置は使用容易であり、それ故に、ピン行列の設計より
も効果的であるが、すべてがトレーを使用するという欠
点を有していることが認識されている。すなわち、トレ
ー自体がX線装置の近くにかなり大きな間隙を有して、
トレーを完全に開けることができるようにすることが要
求されている。この欠点を解決するために、いわゆる“
トレー無し”カセット移送装置が開発されてきたのであ
る。 【0006】このようなトレー無し装置の例はディータ
ーレンその他に付与された本願と共通して譲渡された米
国特許第4,485,733号に記載されている。これ
はそのすべてを参照することでここに特に組み入れられ
る。この装置は窓を通してX線装置に対するカセットの
装填および取り出しを行う。カセットを窓の中に部分的
に挿入することによって、カセットはその前端縁の付近
の部分で、可動キャリッジ上にスライド可能に取り付け
られているグリッパー組立体の対向するジョーの間に係
合される。次に、与えられた軸線に関して互いへ向けて
同時に移動するようになされている一対のチャンネルが
カセット側部と係合するように移動されて、カセットを
その軸線に関して位置決めする。グリッパーは次にカセ
ット寸法に係わる距離だけカセットを内方へ引き込み、
第2軸線に関して位置決めする。グリッパーを含めてキ
ャリッジ全体が次に移動して、カセットを露出位置へ移
動させる。露出が行われた後、キャリッジは反対方向へ
移動されてカセットを窓との整合位置に位置決めされる
。カセットをエジェクトするためには、グリッパーが次
にホーム位置へ向けて移動され、この位置にて停止され
てカセットの解除が行われるのである。このようになす
ための手段は以下に説明するが、ディーターレンその他
の米国特許第4,485,733号の第4図を特に参照
して更によく理解できよう。 【0007】米国特許第4,485,733号のグリッ
パー組立体40はカセット支持プレート42を含んでい
る。このプレートはベアリングブロック48を担持し、
このブロック上にばね押圧された上側ジョー52が枢動
可能に取り付けられている。上側ジョー52は対向する
下側ジョー64に連結されており、この下側ジョーはプ
レート42の反対側に取り付けられている。下側ジョー
はローラーを担持しており、このローラーはプレート4
2の開口を通して上方へ移動してカセット上の止め具と
係合するように、またその開口を通して下方へ移動して
カセットを解放するように、移動する。ばね70はジョ
ー52および64を常時互いに押圧して、ばね72の強
さで制限される力によってカセットをグリップするよう
になす。しかしながら、グリッパー組立体が窓へ向けて
ホーム位置へ移動されると、従動子74によって下側ジ
ョー64に連結されたカム従動子73がカムクランプ7
6と係合する。この係合はばね72の力よりも大きくて
ジョー52および64を開いてカセットを解放させるよ
うになす。 【0008】上述した設計の欠点は、グリッパーが窓か
ら固定距離だけ離れた位置とされたホーム位置に位置決
めされるまではグリッパーがカセットを解放できないこ
とである。ホーム位置が窓に対してこのように位置決め
されて小さなカセットがエジェクトされるときにその小
さなカセットの容易に把持できる部分が支持されないで
窓から突出するならば、大きなカセットの大きな部分も
そのカセットがエジェクトされるときに支持されない状
態になる。この結果として大きなカセットはエジェクト
によって不安定なバランスとなる。 【0009】従って、カセットを解放し且つまたグリッ
パーのエジェクト動作を所望のエジェクト位置に拘束す
ることによって、カセットをエジェクトするX線カセッ
ト移送装置が必要とされるのである。窓からエジェクト
位置までの距離はカセット寸法によって決まるのである
。 【0010】また、ディーターレンの米国特許第4,4
85,733号に記載されたグリッパー組立体に於いて
、カセットがグリップされる力はばね70の強さによっ
て決まる。従って、確実なグリップを行うためには十分
に強いばねが使用されねばならない。しかしながら、こ
のばねは時が経つにつれて弱化してしまう。またたとえ
どれほど強いばねを使用したとしても、そのばねが効果
的に逆作用する以上の大きな引き出し力の作用を受けな
いという保証は何もない。このような可能性はカセット
がグリッパーから緩みを生じたり、X線装置内で詰まり
を生じてしまう危険性を増大する。 【0011】ディーターレンの米国特許第4,485,
733号に於いて、グリッパーを駆動するモーターはこ
のばね力よりも十分に力強いものでなければならないこ
とは認識されよう。強いばねを必要とすることは小さな
力の、それ故に安価であるモーターを備えるという意図
する設計に逆行する。従って、控えめな寸法のモーター
で駆動されるがカセットをしっかりとグリップすること
のできるX線フィルムカセット移送装置が必要とされて
きたのである。特に、カセットに作用するグリップ力が
カセット引き出し力に応答してそれ以上に増大するよう
に設計されたセルフロックするカセットグリッパーを有
する移送装置が必要とされてきたのである。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の欠点を解消して、安価な構造で、確実にカセット
を操作できる等の多くの利点を有するX線フィルムカセ
ットの移送装置を提供することである。 【0013】 【課題を達成する手段】本発明によれば、改良したカセ
ットグリップ装置を備えたX線フィルムカセット移送装
置が提供される。この装置は、カセットが窓を通して装
填され、次にグリップされて適当に芯出しされる露出位
置へ向けて内方へ引き込まれ、しかる後にエジェクトさ
れて窓からカセット寸法に応じて自動的に決定されるあ
る距離だけ部分的に突出するようになされる。このこと
により、窓から十分に突出する小さなカセットをオペレ
ーターが容易に掴むことができるようになる一方、大き
なカセットが窓内にて不安定なバランスとなるほど突出
してしまうのを避けることが、保証されるのである。こ
れは独特なグリッパー機構および制御装置によって達成
される。 【0014】本発明によれば、グリッパーは窓に接近し
たホーム位置と窓から離れた間隔を隔てた位置との間を
トラックに沿って往復移動するように取り付けられる。 グリッパーはまたカム従動子を含み、このカム従動子は
グリッパーがトラックに沿って移動するときにカム面に
沿って移動する。このカム面は、本発明の更に他の概念
によれば、トラックに形成された溝としての形態をとる
。カム面は第1および第2部分を含む。これらの第1お
よび第2部分は互いからオフセットして位置される。 機械的リンケージはカム従動子を一つのジョーに連結す
る。このジョーはグリッパーがトラックの長さ部分に沿
って前後に駆動される結果としてカム従動子がオフセッ
ト方向へ移動する際に、カセット係合位置とカセット係
合解除位置との間を移動する。カセットがオペレーター
によって窓を通してグリッパーによるグリップ可能な付
近に挿入され、本発明の他の概念により構成された新規
な検出装置によって検出されると、グリッパーはホーム
位置から収納位置へ向かうカセット装填動作に於いて駆
動される。 【0015】このカセット装填動作の最初の部分は、カ
ム面の第1および第2部分の間でオフセット方向のカム
従動子の動きを引き起こす。特別なリンケージがジョー
をそのカセット係合位置に位置決めする。この位置では
、ジョーはグリッパーの大部分の動きを通じて最終的な
収納位置を維持する。 【0016】更に本発明によれば、センサーは信号を発
生し、この信号がコントローラーによってカセット寸法
を決定するのに利用される。この情報に基づいて、コン
トローラーは適当な収納位置を計算する。この収納位置
に於いてグリッパーは停止され、その特定寸法のカセッ
トをグリッパーの移動する軸線に沿って適当に芯出しす
るようになす。 【0017】カセット内のフィルムが露出された後、収
納位置からグリッパーはホーム位置へ向けて戻るように
カセットエジェクト動作を開始する。グリッパーのカセ
ットエジェクト動作が進むにつれて、カム従動子はカム
面の他の部分と係合して、カム従動子がオフセット方向
に沿う反対方向の動きを引き起こす。グリッパーリンケ
ージはこれと同時にジョーをそのカセット係合位置から
カセット係合解除位置へ向けて移動させ、これによりグ
リッパーがホーム位置に到達する前にカセットをグリッ
パーから解放させるようになす。次にコントローラーは
グリッパーのカセットエジェクト動作をエジェクト位置
にて停止させて拘束するのであり、この位置に於けるホ
ーム位置からの距離はカセット寸法によって決定される
。グリッパーはカセットが手操作によって引き抜かれて
入口センサーに存在しなくなるまでエジェクト位置に保
持されるのであり、しかる後にグリッパーはホーム位置
へ復帰して次のカセットの装填に待機するのである。 【0018】本発明は更に、グリッパーのカセット装填
動作が終了される前に前述の軸線に関してカセットを芯
出しするために、上述したグリッパー機構を一対の往復
駆動されるガイドと組み合わすことを考慮する。 【0019】本発明の更に他の概念によれば、グリッパ
ーはセルフロック状態の下でカセットと係合するように
設計されており、カセットに作用するグリップ力は不適
当に加えられるカセット引き抜き力に応答してそれより
も大きな力となるようになされるのである。 【0020】本発明のこれらのおよびその他の概念並び
に利点は、特許請求の範囲の欄、好ましい実施例の詳細
な説明の部分、および添付図面を参照することによって
当業者に明白となろう。添付図面では同じ符号は同じ部
分を示している。 【0021】 【実施例】図1を参照すれば、本発明によるカセット移
送装置15の好ましい実施例は全体的に長方形のハウジ
ング16を含んでいる。このハウジングは振動可能なア
ンチスカッターグリッド(図示せず)を有するバッキー
・ハウジングの一部であるのが好ましい。ハウジング1
6は前壁17を有し、この前壁には窓18が形成されて
いる。この窓は四角い溝の形状をしており、これを通し
て所望の寸法範囲のカセット20が移動できるようにさ
れている。カセットの装填を容易となすために、窓18
の下側位置に、傾斜した装填斜部22が−y方向へ向け
て外方へ且つ前壁17から僅かに下方へ向けて延在され
るのが好ましい。エジェクト押しボタン23がカセット
表示ライト24とともに装填斜部22上に同一平面的に
取り付けられている。このライト24はカセットが装置
15の内部に存在していることを点灯表示する。押しボ
タン23およびライト24はそれぞれ適当な信号処理回
路(図示せず)によって直接的または間接的にマイクロ
プロセッサーをベースとするコントローラー30に接続
されている。このコントローラーはこの明細書にて更に
詳細に後述する。 【0022】窓18内には入口センサーが取り付けられ
ている。好ましい形態では、窓18の上方に配置された
入口センサーは赤外線LEDトランスミッター27と、
窓18の下方に配置された受光器29とを含む。トラン
スミッター27は窓を横断して下方へ赤外線ビーム28
を受光器29へ向けて発射し、受光器はカセットの一部
が軸線50に沿う固定位置に配置された予め定めた入口
部分29aで遮光したか否かを示す信号を発生してコン
トローラー30へ伝える。 【0023】コントローラー30はハウジング16の内
側の遮光された室31の中に収容される。室31内には
任意のバッキーグリッド励振装置33および電源34が
配置されている。コントローラー30およびグリッド励
振装置33は電源34からそれぞれ適当な電気的接続3
5および36によって電力を供給される。コントローラ
ー30は任意のグリッド励振装置33に対して他の配線
接続38によって接続されている。この配線接続38を
通して任意のアンチスカッターグリッドの駆動および停
止を開始させるようになす信号が伝えられる。一方でエ
ジェクト押しボタン23およびライト24の間の電気的
接続、他方でコントローラー30の電気的接続は大きな
プリント回路基盤40の少なくとも一部で行われる。こ
の回路基盤の非導電性の側部は室31の外側に位置する
ハウジング16のベース部分の大半を占めている。 【0024】装置15は一対のガイド45および46を
含んでいる。これらのガイドはそれぞれトラック47お
よび48に沿って互いに接近および離反する方向へ往復
移動し、対称線として中心軸線50から等しい距離を維
持するようになっている。この動きはコントローラー3
0の管理の下で遂行される。コントローラーはガイドモ
ーター52と作動連結されており、ガイドモーターは安
価な直流ブラシ形式のものとされるのが適当である。モ
ーター52により発生される電磁ノイズによって引き起
こされることになる作動の難点を回避するために、モー
ター52は共通モードのフィルターのような適当なラジ
オ周波数干渉抑制ネットワークに接続されねばならない
。いくつかの理由によって、モーター52とコントロー
ラー30との間の電気的接続は、プリント回路基盤40
によらずに別のシールドされたケーブルで行われねばな
らない。 【0025】モーター52は歯付きガイド駆動スプロケ
ット55に連結されている。このスプールの回りに柔軟
なプラスチック製ガイド駆動チェーン56が掛け回され
ている。チェーン56は更に他のスプロケット57,5
8および59に掛け回されており、図示したように連続
した実質的にL形の経路を形成している。この経路の下
側レッグ部は内側部分61および外側部分62を含み、
これらの部分は軸線50に対して実質的に直角な方向に
互いに平行に走行している。チェーン56の内側部分6
1は点63にて右側のガイド46に連結され、チェーン
56の外側部分62は左側のガイド45に連結されてい
る。ガイド45および46が図1に示すように完全に引
っ込んだ位置すなわち収納位置に位置されているとき、
ガイドホームリミットスイッチ66(図2に示されてい
る)はこれを示す信号を発生してコントローラー30に
伝える。モーター52はスプロケット55を反時計方向
に駆動し、ガイド45および46は等速度で軸線50に
向けて移動すること、またモーター52の逆転によって
ガイド45および46は同様な等速度でそれぞれのホー
ム位置へ向けて戻るように移動すること、が認識できよ
う。少なくとも1方の、好ましくは両方のガイド45お
よび46はリミットスイッチ70および71のようなセ
ンサーを取り付けられており、ガイド45および46が
それぞれカセット20の側部s1およびs2と係合して
いることを示す信号を発生してコントローラー30に伝
えるようになされる。 【0026】装置15はハウジング16の内側に取り付
けられた細長いトラック80を含んでいる。このトラッ
クの長手方向の軸線は中心軸線50と平行で、好ましく
は同一位置とされる。トラック50はプラスチックやそ
の他の材料の四角いシートから好ましく作られており、
その中にはまっすぐなガイド溝82およびカム溝83が
機械加工されるかその他の方法で形成されている。好ま
しい実施例では、カム溝83はまっすぐな上方部分85
と、ループ形の下方部分86とを含む。カム溝83はカ
ム面を形成しており、カム面は第1部分88および第2
部分89を有している。部分86の右側(+x方向)の
側部の左側壁が第1部分88を形成し、第2部分89は
まっすぐな上方部分85とカム溝83のループ形の下方
部分の左側(−x方向)の側部との両方に共通するまっ
すぐな左側壁によって形成されている。当業者にはカム
面は連続面とされる必要はなく、その部分88および8
9は別々のカムによって同等に機能されることのできる
ことが、認識されよう。 【0027】上述したカム面の上方部分85および下方
部分86は一方向ゲートによって差し渡されている。こ
のゲートは板ばね91とされるのが好ましく、その一端
はカム面の第1部分88に永久的に固定され、他端は図
1に示すように第2部分89に接触するように強制され
ている。図2および図3を参照して見いだされるように
、カム溝83のループ形の下方部分86の反対側の端部
は第2の一方向ゲートを備えている。このゲートは第2
の板ばね92とされるのが好ましく、部分86の右側の
側壁から反対側の側壁へ向けて延在して図3に示した位
置を占めるようになっている。 【0028】引き続き図1を参照すれば、トラック80
上にはグリッパー100が取り付けられている。このグ
リッパーはトラック80にスライド可能に取り付けられ
ており、比較的窓18に接近した位置であるホーム位置
102と、軸線50に沿って+y方向に測って窓18か
ら最も離れた位置である最大限に収納された位置103
との間で移動できるようになされている。プリント回路
基盤40上にはグリッパーのホームセンサーが取り付け
られている。このセンサーはミス106とされるのが好
ましく、ホーム位置102に対して固定的関係で配置さ
れ、グリッパー組立体100がホーム位置102に存在
しているときにそのことを示す信号を発生してコントロ
ーラー30に伝えるようになされる。 【0029】プリント回路基盤40にはまたホーム位置
102に対して固定的な関係で検出部材108が静止取
り付けされている。この検出部材はカセット存在接触装
置の一部を形成している。検出部材108は逆反射形式
のものとされるのが好ましく、機械部材110に取り付
けられたフラグプレート114のような移動するアクチ
ュエーターによって遮断されたときに、グリッパー10
0によるグリップ可能な近接位置にカセットが存在する
ことを示す信号を発生してコントローラー30に伝える
ことができるようになされる。部材110は図7を参照
して見られるように、点111にてグリッパー100の
本体101に枢動可能に取り付けられている。この部材
110はカセット接触面113を有し、この面はカセッ
ト20の前端縁Lと接触するように配置された平面に位
置される。フラグプレート114はカセット接触面11
3に直角に連結されており、グリッパー100がホーム
位置に位置されているとき、およびカセット20の前端
縁Lがカセット接触面113に対して押圧されていると
きに、検出部材108の前部に位置する作動位置へ向け
て枢動できるようになされる。これら2つの条件が同時
に生じることによって、検出部材108は上述したよう
にグリッパーがグリップできる近接位置にカセット20
が存在することを示す信号を発生してコントローラー3
0に伝える。一対の弱いばね115および116が部材
110のカセット接触面113の後部とグリッパー10
0の本体101との間に僅かに圧縮された状態で位置さ
れている。これらのばねはフラグプレート114を図7
に示す作動位置に常時押圧するのである。ばね115お
よび116が接触面113と圧接状態にあるカセット2
0の前端縁Lによって圧倒されると、作動部材114は
図7に矢印で示すように作動位置へ向けて移動される。 【0030】グリッパー100はグリッパーモーター1
20によってトラック80に沿って2方向へ駆動される
。このモーターはグリッパー駆動スプロケット122を
逆転可能に駆動する。軸線50と平行な軸線に沿ってス
プロケット122と整合されて、従動スプロケット12
4がプリント回路基盤40により支持されている。スプ
ロケット122および124の回りには連続した柔軟な
プラスチック製のグリッパー駆動チェーン125が掛け
回されている。このチェーンは軸線50とほぼ平行な細
長いループ形の走行路を形成している。トラック80に
沿ってグリッパー100を駆動するために、グリッパー
100に隣接して位置された駆動チェーン125のレッ
グは適当な固定具126によって本体101に固定され
る。 【0031】グリッパーモーター120は光学的に遮断
されている回転エンコーダー127に駆動連結されてい
る。このエンコーダーはモーターが駆動されている間は
常にパルス信号を発生してコントローラー30に伝える
のであり、この信号の間隔は軸線50に沿うグリッパー
100の移動距離に相当する。例えば好ましい実施例に
於いては、エンコーダー127はモーター120の完全
な1回転あたり18個のパルスを発生する。また、有効
な歯車比は50:1である。従って、グリッパーモータ
ー120の1回転によってグリッパー100は約1.5
mm(0.059インチ)の距離を移動し、これは25
.4mm(1インチ)あたり約305.084パルスに
相当する。 【0032】本発明によれば、グリッパー100はカセ
ット20をグリップしたときにセルフロック状態となり
、カセットは普通にしっかりとグリップされるが、比較
的小さな力によってグリップされるように構成されてい
るのである。しかしながら、カセット20がグリッパー
100に係合しているときに−y方向に沿う引き抜き力
が作用されると、グリッパー100によって作用してい
たグリップ力はその引き抜き力に応答してそれよりも大
きな力となるように増大する。図2、図4、図5および
図6を特に参照して、グリッパー100の構造が更に詳
しく、ここで説明される。図4に見られるように、本体
101の下側には少なくとも1つの、好ましくは2つの
突起99が各側に備えられている。これらの突起99は
軸線50と平行にトラック80の長い側部の各々に形成
されているアンダーカットの中に係合し、グリッパー1
00をトラック80にしっかりと保持するようになって
いる。本体101は剛性的なプラスチックまたはその他
の適当な剛性材料で好ましく作られる。本体101は平
たい下側棚部129を含み、この棚部はカセット20の
底部を支持するように作用するとともに、カセットがグ
リッパー100によってグリップされるときの反力を与
える。この棚部129と反対側に平行して可動なカセッ
ト係合部材が位置されている。この部材は好ましい実施
例に於いては、ジョー131とされる。ジョー131は
アルミニウムやその他の剛性的でX線透過材料のプレー
トから形成され、下側にはカセット20に対してできる
だけ大きな静止摩擦係数μs を有する高摩擦材料の層
132を固定されるのが好ましい。好ましい実施例では
、この層132は1.651mm(0.065インチ)
の厚さの50A±5デュロメーターのウレタンゴムの層
で構成される。しかしながら、その他の適当な材料を使
用することもできる。 【0033】ジョー131はスクリュー134またはそ
の他の適当な手段によってエレベーター135に対して
剛性的に固定される。エレベーターは下方の第1位置(
ジョー131がカセット係合位置にあると仮定して層1
32は図5に示すようにカセット20の頂部と平面接触
状態となる)と、図6に示すように上昇された第2位置
(ジョー131は層132を含めて図6に示すようにカ
セット係合解除位置へ向けて上方へ移動される)との間
をスライド可能とされる。エレベーター135は少なく
とも上述した第1位置と第2位置との間で低摩擦エレベ
ータートラック137により形成された傾斜経路に沿っ
て移動するのであり、このトラックは本体101に形成
された凹部の反対両壁に沿って部分的に配置され、また
エレベーター135の反対両方壁に沿って部分的に配置
されている。エレベータートラック137は層132の
下方の面および棚部129に対して角度θをなしており
、その移動全行程に於いてジョー131が棚部129の
上面と平行状態を維持するようになされて、エレベータ
ー135がジョー131をそれぞれ図5および図6に示
すようにカセット係合位置とカセット係合解除位置との
間に移動させるときに、カセット20の選択的なクラン
プおよび解放を行えるようにしている。好ましい実施例
では、この角度θは約20°である。 【0034】所望のセルフロック状態を得るために、エ
レベーター135はトラック137によって形成された
経路に沿って最小限の摩擦でもって自由に移動可能とさ
れねばならないが、その他の方向に関しては遊びが絶対
値で最小限とされねばならない。また、μs およびθ
は次式を満足するように選択されねばならない。すなわ
ち【数3】tan  θ  <  μs 【0035】
図1を参照して最もよく見られるように、本体101の
後部とエレベーター135との間に圧縮配置された一対
のばね138aおよび138bが常時エレベーター13
5をその第2位置へ向けて押圧し、これによりジョー1
31は図5に示すように常時カセット係合位置に位置さ
れるようになされる。これらのばね138aおよび13
8bによって作用される組み合わされた押圧力は、ジョ
ー131がカセット係合位置にあるときにジョー131
がカセット20をしっかりとグリップできるように十分
に大きいが、この押圧力が以下に説明するレバーによっ
て反対方向へ向けてエレベーター135に伝えられる力
には負けるように十分に小さくなるように、選択されね
ばならない。 【0036】レバー141は図4に示す点143にて本
体101の下側に枢動可能に取り付けられている。カム
従動子145がレバー141の一端から下方へ向けて延
在していて、本体101の下側に形成されている円弧溝
147に沿って前後方向へ自由に移動できるようになさ
れている。レバー141の他端は上方へ向いた突起14
8を備えている。この突起はエレベーター135の下側
に位置されている凹部149に係合する。エレベーター
135を介して伝達するばね138aおよび138bは
レバー141を図4に示す左方位置(すなわち図1にて
−x方向)へ向けて強力に押圧する。 【0037】グリッパー100がホーム位置のすぐ前方
(−y方向)のトラック80上に位置しているとき、カ
ム従動子145はトラック80に形成されたカム面の第
2部分89と係合する。これに於いて、グリッパー10
0は板ばね91により形成された一方向ゲートを超えて
+y方向へ収納されて保持される。しかる後グリッパー
が窓18へ向けて前進駆動されると、カム従動子145
は板ばね91の反対側と係合し、収納作動の間にその経
路に沿って戻らないように阻止する。この代わりに、グ
リッパー100が窓18の方向へ移動される際、板ばね
91はカム従動子145を+x方向へ向けて移動させる
ように押圧してカム面の第1部分88と係合させるよう
になす。このようになされると、突起148は+x方向
の成分を有して移動する。これによりエレベーター13
5はエレベータートラック137に沿って上方へ且つ第
1位置へ向けて+y方向へ移動して、ジョー131を図
6に示すようにカセット係合解除位置へ移動させるよう
になす。 【0038】既に説明したように、装置15の全体とし
ての作動はコントローラー30によって制御される。コ
ントローラーはモトローラ社のMC6HC811のよう
なソフトウェアプログラムをストアーするメモリーとI
/O部品の配列とを備えた通常の構成のマイクロプロセ
ッサーを含んで構成される。このようなI/O部品は個
々に適当なバッファーおよび/または光学的なアイソレ
ーターによって入口センサー26、ガイドホームリミッ
トスイッチ66、エジェクト押しボタン23、カセット
存在検出部材108、カセット存在表示ライト24、グ
リッパーホームリミットスイッチ106、並びにエンコ
ーダー127、“グリッドホーム”センサー(図示せず
)およびグリッド励振装置33に接続される。その他は
通常の構成のモトローラ社の部品番号MPM3002の
ようなモーター駆動装置に接続される。モーター駆動装
置の出力は2つのラインを含む。これらはD.C.電流
を供給することができ、その強さおよび極性はマイクロ
プロセッサーにより変化させてモーター52および12
0の何れかに関する特定の駆動速度および方向を選択で
きるようになす。各モーターに関して別個のモーター駆
動装置が必要とならないようにするために、モーター駆
動装置の出力はガイドモーター52かグリッパーモータ
ー120の何れかに対してリレーによって選択的に切り
替えられる。このリレーのコイルはマイクロプロセッサ
ーのモーター選択出力によって制御される。 【0039】コントローラー30の構造およびその装置
15の各種の電気部材に対する接続を説明したので、装
置15の作動をコントローラー30により実行されるス
トアーされているソフトウェアプログラムを参照してこ
こに説明する。この説明は図8から図15までの簡略化
したフローチャートを参照して行う。 【0040】作動に於いて、コントローラー30はガイ
ド45および46の移動、並びに、グリッパー組立体1
00の動きをストアーされているソフトウェアプログラ
ムに従って制御する。このプログラムはメインループを
有し、このループは図8を参照して説明される。電源投
入により、I/O部品およびレジスターはブロック15
2にて初期化される。次にブロック154にてマイクロ
プロセッサーは“グリッドホーム”センサーの状態を問
いかけてアンチスカッターグリッドがホーム位置にある
か否かを判定する。もしそこに位置していなければ、コ
ントローラー30はグリッド励振装置33によりグリッ
ドをホーム位置へ移動させるようになすのに有効な適当
な命令を電気的接続38に通して伝達して、ブロック1
57にてグリッドをホーム位置へ送るルーチンを実行す
る。しかる後、コントローラー30はバッキースタート
スイッチ(図示せず)の閉結を待つ。このスイッチは遮
光されたスタート信号158が発生されてマイクロプロ
セッサーに伝えられるようにする。バッキースタートス
イッチが閉結されていないならば、或いはグリッドを振
動させるルーチン160を終えたならば、入口センサー
26の状態がブロック163にてチェックされる。赤外
線ビーム28がカセット20によって遮断されているな
らば、ブロック165にてレジスターのチェックが行わ
れる。この状態はカセット存在表示ライト24を制御す
る。カセット20が装置15の内部に既に存在している
ならば、プログラムはブロック181へ飛び、エジェク
トスイッチ23の状態がチェックされる。エジェクトス
イッチが閉結されていないならば,すぐにブロック15
9へ戻される。エジェクトスイッチが閉結されているな
らば、ブロック159へ戻される前にコントローラー3
0はACLエジェクトルーチン(図10を参照して以下
に説明される)を実行する。他方、ブロック155にて
行われたチェックがカセット20の既に装置15内に存
在していることを判定したならば、グリッパーホームリ
ミットスイッチ106の状態がチェックされて、グリッ
パーがホーム位置102に存在するか否かを判定される
。もし存在しているならば、ACLルーチン169(図
9、図10および図11を参照して更に詳しく説明され
る)が実行され、これによってブロック181へ進む。 カセットが装置15内に未だに存在しておらず、チェッ
ク167がグリッパー100のホーム位置に位置してい
ないことを示しているならば、先行する作動サイクルの
途中でコントローラー30に対する電力が遮断された可
能性がある。この状態を考慮するために、マイクロプロ
セッサーはソフトウェアで“グリッパーエラー”フラグ
をブロック171にて設定して、ブロック181へ進む
。 【0041】ブロック163でのチェックが入口センサ
ー26のカセット20による遮光が生じていないことを
示すならば、グリッパーのエラーフラグがブロック17
4にて付けられ、その状態がブロック175にてチェッ
クされる。グリッパーエラーフラグが設定されていない
ならば、電力中断は生じておらず、ブロック181へ進
む。そうでなければグリッパーエラーフラグはブロック
177にて取り去られ、ACLエジェクトルーチンへブ
ロック179から進む。ACLエジェクトルーチンが終
わると、プログラムは再びブロック159へ進む。ブロ
ック181にてエジェクトスイッチ23の状態がチェッ
クされ、もし閉結しているならば、ACLエジェクトル
ーチンへブロック182から進む。エジェクトスイッチ
が閉結していないならば、ACLエジェクトルーチンを
最初に実行することなくブロック159へすぐに再び進
められる。コントローラー30は電力が装置15に供給
されている限り上述したようなメインループを通して連
続して走るのである。 【0042】カセット20を装填して2方向に芯出しす
る機能は基本的にはACLルーチンによって制御される
。このルーチンは図9、図10および図11を基本的に
参照して以下に説明する。 【0043】ACLルーチンに進むことによって、“ガ
イドホーム”リミットスイッチ66からコントローラー
30へ伝えられた信号の状態がチェックされ、ガイドが
図1に示すホーム位置にあるか否かが判定される。その
位置になければ、ブロック192にてACLルーチンへ
進み、次にブロック192にてメインループへ戻る。ガ
イド45および46がホーム位置にあるならば、装置1
5の各種の可動部材は作動の開始に於いて実質的に図1
に示されるようになる。カセット20が挿入されること
により、入口センサー26はカセット20が入口位置2
9aを遮光したことを示す信号をコントローラー30へ
伝える。更に+y方向へ向けて窓18内にカセット20
が挿入されると、その前端縁が部材110のカセット接
触面113に突き当たるようにされる。これにより部材
110はばね115および116を圧倒して+y方向へ
同じく移動して、図5に示す位置となる。この位置に於
いて、フラグプレート114は検出部材108の前側の
作動位置に位置決めされる。これにより、グリッパー組
立体100によりグリップされることのできる近接位置
にカセットが存在することを示す信号を発生してコント
ローラー30へ伝えるようになす。ブロック194にて
参照されたグリッパーのフラグを設定する信号が検出さ
れなければ、メインループへブロック196にて戻され
る。そうでなければ、ブロック198にてガイドリミッ
トスイッチ70および71の状態がチェックされ、カセ
ット20の側部が何れもそれぞれのガイドに係合してい
るかが判定される。もしそうであるならば、図10のブ
ロック211へ進み、ガイドは既に完全にカセット20
の両側に係合していることが示される。そうでなければ
、ブロック199へ進み、ガイドモーター52はガイド
45および46をそれぞれ+x方向および−x方向へと
内方へ駆動するのに適当となるように付勢される。 【0044】ガイド45および46の移動の間、入口セ
ンサー26の状態のチェックが行われ、また検出部材1
08の状態のチェックが行われて、カセット20が取り
出されたか否かが判定される。これらのテストはブロッ
ク200で示されている。カセットが取り出されたなら
ば、ブロック206へ進み、ここでコントローラー30
がガイドモーター52を消勢してガイド45および46
を停止させる。そうでなければ、ガイド45および46
の内方へ向かう動きは継続され、ガイドリミットスイッ
チ70および71の状態はブロック203にてチェック
される。一度両方のガイドリミットスイッチ70および
71が閉結されると、ガイド45および46がカセット
20の側部としっかりと係合した状態にあることが示さ
れ、コントローラー30はブロック206に示したよう
にガイド45および46の内方へ向かう動きを停止させ
る。 【0045】図10の説明に進めば、ガイドモーター5
2はブロック207にて逆転され、ガイドはカセットの
側部s1やs2がスイッチ70および71の状態を再び
チェックすることでブロック208にて判定されるよう
にガイド45および46の所望される接近状態で多少緩
みを生じるまで、ホーム位置へ向けて僅かに後戻りする
。この所望される接近状態はスイッチ70および71の
両方が開くときに達成される。これは、ガイド45およ
び46がカセット20を過度に把持してグリッパー10
0による移動の妨げとならないことを保証するように作
用する。認識すべきは、ガイド45および46が軸線5
0に関して等しい距離を移動するという事実によって、
それらの内方へ向かう動きが軸線50に関してカセット
20を機械的に芯出し、これによりx方向に測ってカセ
ット20の等しい大きさの部分が軸線50の各側に位置
するようにされる、ということである。 【0046】ブロック209に続いて、検出部材108
の状態が再びブロック211にてチェックされ、カセッ
ト20の前端縁Lがフラグプレート114を作動位置へ
移動させたか否かが判定される。もし移動させていなけ
れば、入口センサー26の状態がブロック213にてチ
ェックされ、カセット20が入口位置29aを超えて窓
18の外へ引き出されたか否かが判定される。もし引き
出されていなければ、このプログラムはブロック211
へ繰り返し戻されて、これはカセット20がグリッパー
組立体100に対してグリップ可能な関係にあることを
検出部材108が示すまで継続される。ブロック213
に於けるチェックで入口センサー26がクリアーされた
ならば、エジェクトルーチン(図12を参照して更に詳
細に説明する)へブロック216で進み、ブロック21
7にてメインループへ戻される。 【0047】ブロック211でのチェックでカセット2
0が図5に示すように位置されていることを一度示され
たならば、コントローラー30はグリッパーモーター1
20を付勢して、カセット装填動作を開始する。好まし
い実施例では、カセット装填動作は2つの別々の相を含
んでなる。この動きの第1の相はラッチ動作であり、グ
リッパー組立体100をその最初のホーム位置102か
ら短い予め定めた距離だけ前方へ移動させて、これによ
りカム従動子145がカム面の第2部分89を超えて移
動させるように、グリッパーモーターに命令することで
遂行される。これは図3に最も明確に示されており、こ
の図面をここで参照されたい。 【0048】グリッパー100がホーム位置102(図
1)にて停止されると、カム従動子145は図3に示さ
れる位置219の近くに位置される。モーター120が
次に付勢されてまず最初にグリッパー100を窓18へ
向けて−y方向へ短い予め定めた距離だけ移動させる。 グリッパー100がこの予め定めた距離だけ前進される
と、カム従動子145はカム面の第1部分88をクリア
ーする。次にばね138aおよび138bの作用によっ
てエレベーター135が降下位置へ強制される。これが
行われると、カム従動子145はカム面の第2部分89
と係合するまで−x方向へ変位され、これにより図3に
示されるラッチ位置221となる。このようになると、
ジョー131はカセット係合解除位置(図6に示され、
これを参照して既に説明された)から図5に示すカセッ
ト係合位置へ移動される。このカセット係合位置へのジ
ョー131の動きに加えて、いま説明した−y方向のグ
リッパー100の短い距離の動きは、カセット20の前
端縁Lが図5に示すように部材110のカセット接触面
113としっかり係合されることを保証する助けとなる
。 【0049】図10の残る部分についてここで考えると
、グリッパーの−y方向に於ける短いラッチ動作が一度
行われたならば、カセット装填動作の第2のおよび主要
な相が開始される。この相の間、グリッパーモーター1
20は逆転され、グリッパー100を+y方向へ移動さ
せてカセット20を更にハウジング16の内方へ引き入
れる。ブロック222にて示されるように、この動作が
進展すると、コントローラー30はエンコーダー127
から受け取ったパルスに応じて“エンコーダーカウント
”レジスターを増分させる。このようになされると、カ
セット20の後端縁が入口センサー26をクリアーした
かをブロック224にて連続的にチェックされる。ブロ
ック227にて示したように、コントローラー30はカ
セット装填動作の残る部分にて瞬間的なエンコーダーカ
ウントをストアーされている“最大カウント”値と比較
する。この最大カウント値は図1にブロック103で示
した最大収納位置に対応する。このエンコーダーカウン
トが最大カウント値よりも少ない限り、グリッパー10
0の最大移動距離には達しておらず、+y方向のグリッ
パー100の移動は、ブロック224で判定されるよう
にカセットの後端縁が入口センサー26をクリアーする
まで継続される。入口センサー26がクリアーされると
、そのときのエンコーダーカウントが記録され、後にな
って図11に示すブロック232での計算に使用される
。一度カセット20の後端縁が入口センサー26をクリ
アーすると、コントローラー30は更にどれほどカセッ
トが引き込まれねばならないかを計算しなければならな
い。これは、カセットをその寸法に応じて芯出しして、
x方向に測ったカセットの中心軸線が望まれる軸線50
に沿って位置するようにするためである。このようにす
るために、コントローラー30はブロック232にて“
センターカウント”計算するのであり、これはストアー
されていた最大カウント値から現在のエンコーダーカウ
ントを差し引き、この結果を2等分して計算される。こ
のようにして得た“センターカウント”は追加のエンコ
ーダーパルス数を定めるのであり、このパルス数だけグ
リッパー100は更に+y方向へ引き込まれて、所望の
芯出しを達成するのである。ブロック234にて示すよ
うに現在のエンコーダーカウントが計算されたセンター
カウント値に達すると、グリッパーモーター120はブ
ロック236で示すように消勢されて、図2に示すよう
な所望の収納位置にてグリッパー100を停止させる。 【0050】寸法と称されるルーチンを使用して、次に
コントローラー30は軸線50に沿って測ったときのカ
セット20の寸法を計算する。次にブロック240にて
テストを実行し、トラック80に沿ってブロック236
にてカセットが停止されたセンター位置が板ばね91で
形成されている一方向ゲートの+y位置を超えていない
ほどにカセット20が小さいか否かが判定される。カセ
ット20がブロック236にて板ばね91の−y側に停
止されたならば、コントローラー30はブロック241
にてモーター120を駆動して、グリッパー100が更
に板ばね91を超えて+y方向へ駆動されるようになし
、次にグリッパーを等しい距離だけ−y方向へ戻すよう
になす。ブロック243にてコントローラー30は次に
“カセット存在”表示ライト24を点灯させるのに有効
なレジスターをロードして、オペレーターに対してカセ
ット20が装置15内部に装填されたことを表示し、ま
た、メインループへブロック245にて戻すのである。 カセット20はこの時点で装置15の内部に適当に芯出
しされ、これにより露出が行えるようになされたのであ
る。 【0051】図12はACLエジェクトルーチンを示し
ている。このルーチンはエジェクト押しボタン23を押
圧するか、またはコントローラー30がX線装置の発生
したエジェクト信号を受け入れたことに応答して開始さ
れる。ブロック250にて、カセット存在表示ライト2
4は最初に切られる。ブロック252にてグリッパーホ
ームリミットスイッチ106の状態が問われてグリッパ
ー100がそのホーム位置102に位置するか否かが判
定される。位置しないならば、グリッパーをホーム位置
へ走らせるルーチンへブロック253にて進められる。 グリッパーをホーム位置へ走らせるルーチンが終わると
、ブロック256にてチェックされ、再びグリッパー1
00がホーム位置102に位置するか否かが判定される
。もし位置していなければ、プログラムはメインループ
へ戻される。グリッパーがホーム位置へ位置することが
判定されたならば、ブロック258にてチェックされ、
ガイド45および46がそれぞれホーム位置に位置する
か否かが判定される。位置しなければ、ガイドをホーム
位置へ走らせるルーチンへブロック260にて進められ
る。そうでなければ、ブロック262から直接にメイン
ループへ進められる。 【0052】グリッパーをホーム位置へ走らせるルーチ
ンは、図13および図14を参照して説明するが、カセ
ットエジェクト動作を遂行する。これに於いては、グリ
ッパー100は窓18へ向けて逆戻りされ、しかる後に
停止されてカセット部分を窓18の外側に延在させ、オ
ペレーターが容易にカセットを把持して取り出せるよう
になす。カセット20が十分に小さいと、グリッパー1
00は停止される前に完全にホーム位置まで走らされる
。逆に、Y軸線に沿って測ってカセット20が大きなも
のであるならば、停止される前のホーム位置102へ向
けてグリッパー100が移動される間、カセット20が
不安定なバランスとなったり窓18から脱落してしまう
ことすらある。従って、グリッパーをホーム位置へ走ら
せるルーチンは、カセット20の寸法に応じてグリッパ
ー100の停止位置を決定する。 【0053】ブロック268では、コントローラー30
はグリッパー100がそのホーム位置にて終わるので、
計算された全エンコーダーカウントを得る。ブロック2
72ではコントローラー30はこのカウントがゼロに等
しいか否かを判定する。ゼロに等しければ、途中に電力
の中断があり、装置15の内部のカセット20の寸法は
コントローラー30で知られていないのである。この場
合、安全性の点から“メモリーエラー”フラグがブロッ
ク275にて設定され、次にブロック279にてグリッ
パーモーター120がゆっくり移動するように設定され
、プログラムはブロック281へ進むのであり、これに
関しては短く説明される。 【0054】ブロック272でのテストがこのカウント
がゼロでないことを示したならば、“スローカウント”
が計算される。これは、全エンコーダーカウント値から
予め定めたカウント数を差し引いて計算される。この“
スローカウント”は軸線50に沿う移動の最後の部分を
示しており、軸線50に沿ってグリッパー100は通常
の急速度での進行よりもゆっくりと進められることが望
まれる。ブロック281に於いて、グリッパーモーター
120は付勢されてグリッパー組立体100を−y方向
へ駆動するようになす。この駆動は、入口センサー26
がカセット20の後端縁によって遮光されるまで継続さ
れる。ブロック284では、入口センサー26が遮光さ
れた時点のエンコーダーカウントが記録され、カセット
をエジェクト位置に停止させるのに有効な適当なパルス
数に加えられる。このようにして、軸線50に沿って測
ったときにカセット20の半分以下、好ましくは約11
.43mm(4.5インチ)だけが窓18の外に支持さ
れない状態で延在するようになされるのである。 【0055】次に、メモリーエラーのチェックが行われ
て、途中で電力中断が起こらなかったか否かが判定され
る。もし起こっているならば、グリッパーモーター12
0はブロック289にてゆっくり移動するように設定さ
れ、これによりブロック293へ飛ぶ。このブロック2
93はすぐ後述する。メモリーエラーフラグが設定され
ていないならば、ブロック291にてチェックされ、ブ
ロック284で計算され加えられたカウントが全カウン
トよりも大きいか否かが判定される。小さいならば、ブ
ロック302へ飛ぶ。そうでなければ、グリッパーモー
ター120は、例えばカセットの12.07mm(4.
75インチ)の部分が窓から延在してグリッパーモータ
ー120が停止されるようになるまで、−y方向へ駆動
される。ブロック293で命令された動きは、ブロック
293がブロック289から進んでゆっくりした速度で
行われる場合でなければ、急速に行われる。 【0056】ブロック295では、入口センサー26は
繰り返して問われる。一度センサー26が遮光されない
状態となってオペレーターがカセット20を取りだした
ことを示したならば、メモリーエラーフラグはブロック
299にてチェックされる。メモリーエラーフラグが設
定されていたならば、ブロック307へ進む。これに関
しては後述される。そうでなければ、ブロック302へ
進み、ここに於いてはブロック295で入口センサーが
遮光された時点での現在のエンコーダーカウントが記録
され、全エンコーダーカウントから差し引かれる。この
結果が予め定めた距離、例えば512カウントよりも大
きければ、グリッパーモーター120は付勢されてグリ
ッパー100を急速にそのホーム位置へ向けて走らせる
ようになし、これは200カウントほど離れるまで継続
される。次にブロック307へ進む。ここに於いてグリ
ッパー100はゆっくりした速度で前進され、これはブ
ロック309に於けるグリッパーホームリミットスイッ
チ106の問いかけに対してグリッパー100がホーム
位置にあることを示すまで、継続される。グリッパー1
00をそのホーム位置へ向かう移動の最終部分でゆっく
りと移動させるようになすことで、グリッパー102が
ホーム位置を超えて移動してしまう可能性は避けられる
。一度グリッパー100がホーム位置に位置されると、
グリッパーモーター120はブロック401にて消勢さ
れ、ブロック403にて図12を参照して既に説明した
エジェクトルーチンへ戻される。 【0057】図15を参照すれば、ガイドをホーム位置
へ走らせるルーチンは、ガイドホームリミットスイッチ
66の状態をチェックして、ガイド45および46が図
1に示すようにホーム位置にあるか否かを判定すること
で、開始される。ホーム位置にあるならば、ブロック4
30へ前進し、これに於いてACLエジェクトルーチン
ヘ戻される。ガイド45および46がホーム位置になけ
れば、ガイドモーター52がスプロケット55を時計方
向へ駆動するのに適当となるようにブロック408にて
付勢され、これによりガイド45および46を図1に示
すようにホーム位置に向けて移動させる。ブロック41
1および412に於いては、ホーム位置へ向かうガイド
45および46の駆動は、ガイドがホーム位置にあるこ
とをガイドホームリミットスイッチ66が示すまで、継
続される。しかる後に、ガイドモーター52は切られて
、ブロック430にてエジェクトルーチンへ進められる
。 【0058】ここに説明した装置は本発明の好ましい実
施例をなすものであるが、本発明は記載した特定の形態
に限定されるものではないことが理解されねばならない
。何故ならばこの開示内容によって、当業者はすべての
等価装置を含む請求の範囲の欄に特に指摘し且つ明確に
請求されているこの発明の範囲から逸脱せずになし得る
変更を容易に認識できるからである。 【0059】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によるX線
フィルムカセットの移送装置はフィルムカセットの装填
が確実に行え、カセットの大きさによる操作のしずらさ
やカセットの脱落などの従来の問題は解消され、セルフ
ロックしてカセットをしっかりと保持し、不適当にカセ
ットに作用した引き出し力に応答してそれより大きな力
となるようにカセットに対するグリップ力が増大される
ようになされていて、カセットのグリップ状態が経年変
化などによって緩みを生じるような不具合も解消できる
などの、多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成されたカセット移送装置の好
ましい実施例の平面図であり、トラックに沿うホーム位
置に位置されたグリッパーと、それぞれのホーム位置に
位置されたガイドとを示している平面図。
【図2】収納位置にカセットを保持するグリッパーと、
そのカセットの側部に係合したガイドとを示す図1の装
置の平面図。
【図3】図2の面積部分Aの拡大図。
【図4】トラックの断面部分の斜視図とともにグリッパ
ーの下側部分を主として示す斜視図。
【図5】図2の線5−5に沿うグリッパーの側面断面図
であって、このグリッパーに係合したカセットを示して
いる側面断面図。
【図6】グリッパーから解放されたカセットを示す以外
は図5と同じ側面断面図。
【図7】図2の線7−7から見たグリッパーの側面図で
あって、グリッパーが図6に示した解放状態とされてい
る側面図。
【図8】図1に示した装置の作動を示す簡略化したフロ
ーチャートで、ここに示したコントローラーによって実
行されるソフトウェアプログラムを参照したフローチャ
ートであって、特にメインループを示すフローチャート
【図9】コントローラーによって実行されるソフトウェ
アプログラムを参照したフローチャートであって、特に
“ACL”(自動カセット装填)ルーチンの一部を示す
フローチャート。
【図10】図9のルーチンの続きの部分を示すフローチ
ャート。
【図11】図10のルーチンの続きの部分を示すフロー
チャート。
【図12】コントローラーによって実行されるソフトウ
ェアプログラムを参照したフローチャートであって、特
に“ACLエジェクト”ルーチンを示すフローチャート
【図13】コントローラーによって実行されるソフトウ
ェアプログラムを参照したフローチャートであって、特
に“グリッパーをホーム位置へ向けて走らせる”ルーチ
ンの一部を示すフローチャート。
【図14】図13のルーチンの続きの部分を示すフロー
チャート。
【図15】コントローラーによって実行されるソフトウ
ェアプログラムを参照したフローチャートであって、特
に“ガイドをホーム位置へ向けて走らせる”ルーチンを
示すフローチャート。
【符号の説明】
15  X線フィルムカセットの移送装置16  ハウ
ジング 18  窓 20  カセット 23  押しボタン 24  カセット存在表示ライト 30  コントローラー 33  グリッド励振装置 34  電源 40  プリント回路基盤 45,46  ガイド 47,78  トラック 50  軸線 52  ガイドモーター 70,71  スイッチ 82,83  溝 91,92  板ばね 100  グリッパー 102  ホーム位置 103  収納位置 106  リミットスイッチ 108  検出部材 113  カセット接触面 114  フラグプレート 120  グリッパーモーター 127  エンコーダー 131  ジョー 135  エレベーター 138a,138b  ばね 145  カム従動子

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  X線フィルムカセットの移送装置であ
    って、(a)   窓を形成されていて、カセットがそ
    の窓を通して移動されるようになされているハウジング
    と、(b)   該ハウジングの内側に駆動可能に取り
    付けられ、(i)   大部分の動きが前記窓から離れ
    る方向へ向かう動きとされ、固定位置であるホーム位置
    と引込み収納位置との間の動作であるカセット装填動作
    、および(ii)  大部分の動きが前記窓へ向かう動
    きとされ、少なくとも前記引込み収納位置と前記ホーム
    位置との間の動作であるカセットエジェクト動作、を軸
    線に沿って行うようになされているグリッパーと、を含
    み、前記グリッパーはカセット係合位置とカセット解除
    位置との間を移動可能なカセット係合部材と、カセット
    装填動作に際して該部材をカセット解除位置からカセッ
    ト係合位置へ移動させ、且つまたカセットエジェクト動
    作に際してはグリッパーがホーム位置に達する前に前記
    部材をカセット係合位置からカセット解除位置へ移動さ
    せるようになすための手段とを含んでいる、ことを特徴
    とするX線フィルムカセットの移送装置。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載された移送装置であっ
    て、グリッパーに作動的に連結されて、収納位置とホー
    ム位置との中間のエジェクト位置にてグリッパーのカセ
    ットエジェクト動作を抑止する制御手段、を更に含むこ
    とを特徴とするX線フィルムカセットの移送装置。
  3. 【請求項3】  請求項2に記載された移送装置であっ
    て、前記制御手段が前記軸線に沿って測ったカセット寸
    法の関数としてエジェクト位置を決定する手段を含んで
    いる、ことを特徴とするX線フィルムカセットの移送装
    置。
  4. 【請求項4】  請求項2に記載された移送装置であっ
    て、窓に対して固定された位置である予め定められた入
    口位置を過ぎてカセットが取り出されるまで、前記エジ
    ェクト位置にグリッパーを拘束するように前記制御手段
    が更に作動することを特徴とするX線フィルムカセット
    の移送装置。
  5. 【請求項5】  X線フィルムカセットの移送装置であ
    って、(a)   窓を形成されていて、カセットがそ
    の窓を通して移動されるようになされているハウジング
    と、(b)   第1の方向に沿って互いに接近および
    離反する方向へ往復可能に平行移動するように前記ハウ
    ジング内に駆動可能に取り付けられ、それぞれがカセッ
    トの対応する側部に係合可能とされ、また、それぞれが
    移動範囲の全域を通じて与えられた軸線から互いに同じ
    距離に位置決めされるようになされていて、該軸線は前
    記第1の方向に対して実質的に直角な第2の方向に沿う
    ように配向されているような一対のガイドと、(c) 
      前記ハウジング内に取り付けられ、前記軸線と平行
    に配向されており、少なくとも一部が前記ガイド間に位
    置されるがガイドと同一平面とされる必要はないトラッ
    クと、(d)   前記トラックに対して位置を固定し
    た関係に配置されたカム面であって、少なくとも第1部
    分と第2部分とを含み、これらの両部分が特定な方向に
    測定したときに互いからオフセットして位置されるよう
    なカム面と、(e)   前記トラックに駆動可能に取
    り付けられて該トラックに沿って少なくともホーム位置
    と収納位置との間で窓に接近および離反する方向へ往復
    運動するようになされたカセットグリッパーであって、
    このグリッパーが本体と、(i)   カセット係合位
    置とカセット係合解除位置との間を移動可能なカセット
    係合部材、(ii)  前記カム面と係合可能なカム従
    動子、および(iii) カセット係合部材をカム従動
    子に連結し、グリッパーがホーム位置から収納位置へ移
    動するのに応答してカセット係合部材をカセット係合解
    除位置からカセット係合位置へ移動させるようになし、
    また、グリッパーが収納位置からホーム位置へ向けて移
    動するのに応答して、グリッパーがホーム位置へ到達す
    る前にカセット係合位置からカセット係合解除位置へカ
    セット係合部材を移動させるようになす機械的リンケー
    ジ、を有しているカセットグリッパーと、を含んで構成
    されたことを特徴とするX線フィルムカセットの移送装
    置。
  6. 【請求項6】  請求項5に記載された装置であって、
    カム面がトラック上に位置されていることを特徴とする
    X線フィルムカセットの移送装置。
  7. 【請求項7】  請求項5に記載された装置であって、
    更に、(a)   付勢されたときに前記ガイドの往復
    運動を行わせるためにガイドに駆動連結された第1モー
    ターと、(b)   付勢されたときにグリッパーのト
    ラックに沿う往復運動を行わせるためにグリッパーに駆
    動連結された第2モーターと、(c)  少なくとも部
    分的にグリッパー上に配置され、グリッパーによってグ
    リップできる近接位置にカセットが存在していることを
    示す第1信号を発生してコントローラーに伝えるための
    カセット存在検出装置と、(d)   保存されたプロ
    グラムに応じて第1および第2のモーターをそれぞれ選
    択的に付勢および消勢するために、該センサーと第1お
    よび第2のモーターとにリンクされたコントローラーと
    、を含んで構成されたことを特徴とするX線フィルムカ
    セットの移送装置。
  8. 【請求項8】  請求項5に記載された装置であって、
    前記リンケージが、(a)   前記係合部材に連結さ
    れたエレベーターであって、カセット係合部材のカセッ
    ト係合解除位置に対応する第1位置と、カセット係合部
    材のカセット係合位置に対応する第2位置との間の経路
    に沿って前後方向に前記本体に対して移動できるように
    該本体に取り付けられているエレベーター、および(b
    )   前記カム従動子に連結されたレバーであって、
    前記本体に対して枢動可能に取り付けられており、また
    、前記エレベーターと係合可能な突起を含み、前記カム
    従動子が特定の方向に沿って前後に移動する際にエレベ
    ーターの前記第1および第2位置の間の前記経路に沿っ
    てあちこちにエレベーターを移動させるようになされて
    いるレバー、を含んで構成されたことを特徴とするX線
    フィルムカセットの移送装置。
  9. 【請求項9】  請求項8に記載された装置であって、
    カセット係合部材がカセットグリップ面を有し、該グリ
    ップ面は実質的に一つの平面に位置され、該平面は角度
    θだけ傾斜された経路に対しており、このグリップ面は
    カセットに対して静止摩擦係数μs を有していて、θ
    とμs とは下記数式を実質的に満たすように選定され
    ており、 【数1】tan  θ  <  μs これによってカ
    セットに対してカセット係合部材が作用させるグリップ
    力は、グリッパーからカセットを前記軸線方向に引き出
    そうとする力の大きさが増大するよりも格段に大きな比
    率で、増大するようになっていることを特徴とするX線
    フィルムカセットの移送装置。
  10. 【請求項10】  請求項8に記載された装置であって
    、エレベーターを前記第2位置へ向けて押圧して、カセ
    ット係合部材を常時カセット係合位置となすバイアス力
    を作用させるための部材、を更に含むことを特徴とする
    X線フィルムカセットの移送装置。
  11. 【請求項11】  請求項10に記載された装置であっ
    て、前記バイアス力は前記カセット係合部材がカセット
    を確実にグリップできるようにするのに十分大きな選定
    された強さの力とされるが、このバイアス力はグリッパ
    ーが前記トラックに沿って駆動される際に前記リンケー
    ジを介して前記カム従動子からエレベーターへ伝えられ
    る力には負けるように十分小さい力とされていることを
    特徴とするX線フィルムカセットの移送装置。
  12. 【請求項12】  請求項7に記載された装置であって
    、前記プログラムが、(i)   カセットを前記軸線
    の回りに芯出しするために、前記ガイドを互いに駆動し
    て、グリッパーに対して与えられたカセットの側部と係
    合するようにさせるのに適当とされる駆動方向へ第1モ
    ーターを付勢する間、第2モーターを消勢状態に保持し
    、しかる後(ii)  第1モーターを消勢し、そして
    (iii) グリッパーのカセット係合部材をカセット
    係合解除位置からカセット係合位置へ移動させるのに適
    当とされる駆動方向へ第2モーターを付勢する、ように
    なすための命令を含み、これによりカセットは前記グリ
    ッパーと係合する前に前記軸線の回りに物理的に芯出し
    されるようになされる、ことを特徴とするX線フィルム
    カセットの移送装置。
  13. 【請求項13】  請求項7に記載された装置であって
    、カセット存在検出装置が、(a)   グリッパーに
    取り付けられ且つそのグリッパーに対して移動できるよ
    うな機械的部材であって、アクチュエーター部分および
    カセット接触面を含み、カセット接触面はグリッパー近
    くのグリップ可能な位置へカセットが移動することで退
    去可能とされ、この退去がアクチュエーター部分を非作
    動位置から作動位置へ移動させるようになっいる前記機
    械的部材、および(b)   ホーム位置に対して静止
    状態で取り付けられ、(i)   グリッパーがホーム
    位置に実質的に位置されており、(ii)  アクチュ
    エーター部分が作動位置を占めている、の両方の場合に
    のみアクチュエーター部分の接近に応答して第1信号を
    発生する検出部材、を含んで構成されたことを特徴とす
    るX線フィルムカセットの移送装置。
  14. 【請求項14】  請求項7に記載された装置であって
    、カセットの側部の少なくとも一方が少なくとも前記ガ
    イドの1つと望まれる係合状態にあることを示す第2信
    号を発生してコントローラーに伝えるためにガイドの少
    なくとも1つに取り付けられた少なくとも1つのカセッ
    ト側部近接センサーを更に含み、前記プログラムが第2
    信号がコントローラーに伝えられていないならば第2モ
    ーターの付勢を禁止するための命令を含んでいる、こと
    を特徴とするX線フィルムカセットの移送装置。
  15. 【請求項15】  請求項14に記載された装置であっ
    て、(a)   グリッパーがホーム位置にあることを
    示す第3信号を発生してコントローラーに伝えるための
    ホーム位置センサー、(b)   前記軸線に沿うグリ
    ッパーの移動距離に関連する少なくとも1つの第4信号
    を発生してコントローラーに伝えるためにモーターに連
    結されたエンコーダー、(c)   カセットの予め定
    めた少なくとも1つの部分がホーム位置に関して固定位
    置に位置決めされた定められた入口位置を過ぎたときに
    、第5信号を発生してコントローラーに伝えるためのカ
    セット位置センサー、および(d)   前記プログラ
    ムに含まれていて、少なくとも第1、第2、第3、第4
    および第5信号から導かれた情報に応答して、カセット
    を前記軸線に沿った所望位置へ移動させるために第2モ
    ーターを付勢させる命令、を更に含むことを特徴するX
    線フィルムカセットの移送装置。
  16. 【請求項16】  請求項14に記載された装置であっ
    て、(a)   エジェクト信号を発生してコントロー
    ラーに伝えるためのエジェクトスイッチ、および(b)
       エジェクト信号に応答してグリッパーをホーム位
    置へ移動させるために第2モーターを付勢し、グリッパ
    ーが前記軸線に沿って所望位置に到達したときに該モー
    ターを消勢するためにプログラムに含まれている命令で
    あって、前記エジェクト位置は少なくとも第1、第2、
    第3、第4および第5信号に応答してコントローラーに
    より決定され、このエジェクト位置にグリッパーが到達
    したときには前記軸線の方向に測ってカセットの約半分
    以下が物理的に支持されない状態となされるような前記
    命令、を更に含むことを特徴とするX線フィルムカセッ
    トの移送装置。
  17. 【請求項17】  請求項16に記載された装置であっ
    て、グリッパーがエジェクト位置にあるとき、第1およ
    び第5信号の両方の状態が変化して、これによりカセッ
    トが装置から取り出されてしまったことが示されるまで
    、第2モーターの消勢状態を保持し、しかる後にグリッ
    パーをホーム位置へ移動させるように第2モーターを付
    勢し且つまた消勢するようになすためのプログラムに含
    まれている命令、を更に含むことを特徴とするX線フィ
    ルムカセットの移送装置。
  18. 【請求項18】  請求項16に記載された装置であっ
    て、エジェクト位置が前記軸線に沿う1つの点に位置す
    るように選定され、グリッパーがエジェクト位置に位置
    されているときに、カム従動子がカム面の一部と係合さ
    れて前記リンケージがカセット係合部材をカセット係合
    解除位置に位置できるようになされたことを特徴とする
    X線フィルムカセットの移送装置。
  19. 【請求項19】  X線フィルムカセットを選択的にグ
    リップし解放する装置であって、(a)   窓を形成
    されていて、その窓を通してカセットが移動できるよう
    になされているハウジングと、(b)   ハウジング
    に取り付けられ、軸線と平行に配向された細長いトラッ
    クと、(c)   前記トラックに対して固定位置に配
    置されたカム面であって、特定の方向に向かって測定し
    た場合に互いからオフセットして位置するようになされ
    た第1部分および第2部分を有するカム面と、(d) 
      ホーム位置と収納位置との間でトラックに沿って前
    記窓に接近および離反する方向へ往復駆動できるように
    該トラックに駆動可能に取り付けられたグリッパーであ
    って、該グリッパーは本体と、(i)   カセット係
    合位置とカセット係合解除位置との間を移動可能なカセ
    ット係合部材、(ii)  前記カム面に係合可能なカ
    ム従動子、および(iii) カセット係合部材をカム
    従動子に連結するリンケージであり、グリッパーがホー
    ム位置から収納位置へ向けて移動することに応答してカ
    セット係合部材をカセット係合解除位置からカセット係
    合位置へ移動させ、グリッパーが収納位置からホーム位
    置へ向けて移動することに応答して、グリッパーがホー
    ム位置へ到達する前にカセット係合部材をカセット係合
    位置からカセット係合解除位置へ向けて移動させるよう
    になすリンケージ、を含むグリッパーと、を含んで構成
    されたことを特徴とするX線フィルムカセットを選択的
    にグリップし解放する装置。
  20. 【請求項20】  請求項19に記載された装置であっ
    て、リンケージが、(a)   前記係合部材に連結さ
    れたエレベーターであって、カセット係合部材のカセッ
    ト係合解除位置に対応する第1位置と、カセット係合部
    材のカセット係合位置に対応する第2位置との間の経路
    に沿って前後方向に前記本体に対して移動できるように
    該本体に取り付けられているエレベーター、および(b
    )   前記カム従動子に連結されたレバーであって、
    前記本体に対して枢動可能に取り付けられており、また
    、前記エレベーターと係合可能な突起を含み、前記カム
    従動子が特定の方向に沿って前後に移動する際にエレベ
    ーターの前記第1および第2位置の間の前記経路に沿っ
    てあちこちにエレベーターを移動させるようになされて
    いるレバー、を含んで構成されたことを特徴とするX線
    フィルムカセットを選択的にグリップし解放する装置。
  21. 【請求項21】  請求項16に記載された装置であっ
    て、カセット係合部材がカセットグリップ面を有し、該
    グリップ面は実質的に一つの平面に位置され、該平面は
    角度θだけ傾斜された経路に対しており、このグリップ
    面はカセットに対して静止摩擦係数μs を有していて
    、θとμs とは下記数式を実質的に満たすように選定
    されており、 【数2】tan  θ  <  μs これによってカ
    セットに対してカセット係合部材が作用させるグリップ
    力は、グリッパーからカセットを前記軸線方向に引き出
    そうとする力の大きさが増大するよりも格段に大きな比
    率で、増大するようになっていることを特徴とするX線
    フィルムカセットを選択的にグリップし解放する装置。
  22. 【請求項22】  請求項20に記載された装置であっ
    て、エレベーターを前記第2位置へ向けて押圧して、カ
    セット係合部材を常時カセット係合位置となすバイアス
    力を作用させるための部材、を更に含むことを特徴とす
    るX線フィルムカセットを選択的にグリップし解放する
    装置。
  23. 【請求項23】  請求項22に記載された装置であっ
    て、前記バイアス力は前記カセット係合部材がカセット
    を確実にグリップできるようにするのに十分大きな選定
    された強さの力とされるが、このバイアス力はグリッパ
    ーが前記トラックに沿って駆動される際に前記リンケー
    ジを介して前記カム従動子からエレベーターへ伝えられ
    る力には負けるように十分小さい力とされていることを
    特徴とするX線フィルムカセットを選択的にグリップし
    解放する装置。
  24. 【請求項24】  請求項20に記載された装置であっ
    て、カム面がトラック上に配置されたことを特徴とする
    X線フィルムカセットを選択的にグリップし解放する装
    置。
  25. 【請求項25】  請求項19に記載された装置であっ
    て、更に、(a)   付勢されたときに前記トラック
    に沿って前記グリッパーの往復運動を行わせるためにグ
    リッパーに駆動連結されたモーターと、(b)   少
    なくとも部分的にグリッパー上に配置され、グリッパー
    によってグリップできる近接位置にカセットが存在して
    いることを示す第1信号を発生してコントローラーに伝
    えるためのカセット存在検出装置と、(c)   保存
    されたプログラムに応じて前記モーターを選択的に付勢
    および消勢するために、該センサーおよびモーターにリ
    ンクされたコントローラーと、を含んで構成されたこと
    を特徴とするX線フィルムカセットを選択的にグリップ
    し解放する装置。
  26. 【請求項26】  請求項25に記載された装置であっ
    て、カセット存在検出装置が、(a)   グリッパー
    に取り付けられ且つそのグリッパーに対して移動できる
    ような機械的部材であって、アクチュエーター部分およ
    びカセット接触面を含み、カセット接触面はグリッパー
    近くのグリップ可能な位置へカセットが移動することで
    退去可能とされ、この退去がアクチュエーター部分を非
    作動位置から作動位置へ移動させるようになっている前
    記機械的部材、および(b) 静止状態で取り付けられ
    、(i)   グリッパーがホーム位置に実質的に位置
    されており、(ii)  アクチュエーター部分が作動
    位置を占めている、の両方の場合にのみアクチュエータ
    ー部分の接近に応答して第1信号を発生する検出部材、
    を含んで構成されたことを特徴とするX線フィルムカセ
    ットを選択的にグリップし解放する装置。
  27. 【請求項27】  請求項26に記載された装置であっ
    て、(a)   グリッパーがホーム位置にあることを
    示す第2信号を発生してコントローラーに伝えるための
    ホーム位置センサー、(b)   前記軸線に沿うグリ
    ッパーの移動距離に関連する少なくとも1つの第3信号
    を発生してコントローラーに伝えるためにモーターに連
    結されたエンコーダー、(c)   カセットの予め定
    めた少なくとも1つの部分がホーム位置に関して固定位
    置に位置決めされた定められた入口位置を過ぎたときに
    、第5信号を発生してコントローラーに伝えるためのカ
    セット位置センサー、および(d)   前記プログラ
    ムに含まれていて、少なくとも第1、第2、第3、第4
    および第5信号から導かれた情報に応答して、カセット
    を前記軸線に沿った所望位置へ移動させるためにモータ
    ーを付勢させる命令、を更に含むことを特徴とするX線
    フィルムカセットを選択的にグリップし解放する装置。
  28. 【請求項28】  請求項26に記載された装置であっ
    て、(a)   エジェクト信号を発生してコントロー
    ラーに伝えるためのエジェクトスイッチ、および(b)
       エジェクト信号に応答してグリッパーをホーム位
    置へ移動させるためにモーターを付勢し、グリッパーが
    所望位置に到達したときに該モーターを消勢するために
    プログラムに含まれている命令であって、前記エジェク
    ト位置は少なくとも第1、第3、および第4信号に応答
    してコントローラーにより決定され、このエジェクト位
    置にグリッパーが到達したときには前記軸線の方向に測
    ってカセットの約半分以下が物理的に支持されない状態
    となされるような前記命令、を更に含むことを特徴とす
    るX線フィルムカセットを選択的にグリップし解放する
    装置。
  29. 【請求項29】  請求項28に記載された装置であっ
    て、グリッパーがエジェクト位置にあるとき、第1およ
    び第5信号の両方の状態が変化して、これによりカセッ
    トが入口位置から取り出されてしまったことが示される
    までモーターの消勢状態を保持し、しかる後にグリッパ
    ーをホーム位置へ移動させるようにモーターを付勢し且
    つまた消勢するようになすためにプログラムに含まれて
    いる命令、を更に含むことを特徴とするX線フィルムカ
    セットを選択的にグリップし解放する装置。
  30. 【請求項30】  請求項28に記載された装置であっ
    て、エジェクト位置が前記軸線に沿う1つの点に位置す
    るように選定され、グリッパーがエジェクト位置に位置
    されているときに、カム従動子がカム面の一部と係合さ
    れて前記リンケージがカセット係合部材をカセット係合
    解除位置に位置できるようになされたことを特徴とする
    X線フィルムカセットを選択的にグリップし解放する装
    置。
  31. 【請求項31】  請求項20に記載された装置であっ
    て、更に、(a)   付勢されたときに前記トラック
    に沿って往復運動を行わせるためにグリッパーに駆動連
    結されたモーターと、(b)   少なくとも部分的に
    グリッパー上に配置され、グリッパーによってグリップ
    できる近接位置にカセットが存在していることを示す第
    1信号を発生してコントローラーに伝えるためのカセッ
    ト存在検出装置と、(c)   保存されたプログラム
    に応じて前記モーターを選択的に付勢および消勢するた
    めに、該センサーおよびモーターにリンクされたコント
    ローラーと、を含んで構成されたことを特徴とするX線
    フィルムカセットを選択的にグリップし解放する装置。
  32. 【請求項32】  請求項31に記載された装置であっ
    て、カセット存在検出装置が、(a)   グリッパー
    に取り付けられ且つそのグリッパーに対して移動できる
    ような機械的部材であって、アクチュエーター部分およ
    びカセット接触面を含み、カセット接触面はグリッパー
    近くのグリップ可能な位置へカセットが移動することで
    退去可能とされ、この退去がアクチュエーター部分を非
    作動位置から作動位置へ移動させるようになっている前
    記機械的部材、および(b) 静止状態で取り付けられ
    、(i)   グリッパーがホーム位置に実質的に位置
    されており、(ii)  アクチュエーター部分が作動
    位置を占めている、の両方の場合にのみアクチュエータ
    ー部分の接近に応答して第1信号を発生する検出部材、
    を含んで構成されたことを特徴とするX線フィルムカセ
    ットを選択的にグリップし解放する装置。
  33. 【請求項33】  請求項31に記載された装置であっ
    て、(a)   グリッパーが前記軸線に沿って定めら
    れたホーム位置にあることを示す第2信号を発生してコ
    ントローラーに伝えるためのホーム位置センサー、(b
    )   前記軸線に沿うグリッパーの移動距離を示す情
    報を発生してコントローラーに伝えるためにモーターに
    連結されたエンコーダー、(c)   カセットの予め
    定めた少なくとも1つの部分がホーム位置に関して固定
    位置に位置決めされた定められた入口位置を過ぎたとき
    に、第5信号を発生してコントローラーに伝えるための
    カセット位置センサー、および(d)   前記プログ
    ラムに含まれていて、少なくとも第1、第2、第3、第
    4および第5信号から導かれた情報に応答して、カセッ
    トを前記軸線に沿った所望位置へ移動させるためにモー
    ターを付勢させる命令、を更に含むことを特徴とするX
    線フィルムカセットを選択的にグリップし解放する装置
  34. 【請求項34】  請求項31に記載された装置であっ
    て、(a)   エジェクト信号を発生してコントロー
    ラーに伝えるためのエジェクトスイッチ、および(b)
       エジェクト信号に応答してグリッパーをホーム位
    置へ移動させるためにモーターを付勢し、グリッパーが
    所望位置に到達したときに該モーターを消勢するために
    プログラムに含まれている命令であって、前記エジェク
    ト位置は少なくとも第1、第3、第4および第5信号に
    応答してコントローラーにより決定され、このエジェク
    ト位置にグリッパーが到達したときには前記軸線の方向
    に測ってカセットの約半分以下が物理的に支持されない
    状態となされるような前記命令、を更に含むことを特徴
    とするX線フィルムカセットを選択的にグリップし解放
    する装置。
  35. 【請求項35】  請求項34に記載された装置であっ
    て、グリッパーがエジェクト位置にあるとき、第1およ
    び第5信号の両方の状態が変化して、これによりカセッ
    トが装置から取り出されてしまったことが示されるまで
    モーターの消勢状態を保持し、しかる後にグリッパーを
    ホーム位置へ移動させるようにモーターを付勢し且つそ
    の後消勢するようになすためにプログラムに含まれてい
    る命令、を更に含むことを特徴とするX線フィルムカセ
    ットを選択的にグリップし解放する装置。
  36. 【請求項36】  請求項34に記載された装置であっ
    て、エジェクト位置が前記軸線に沿う1つの点に位置す
    るように選定され、グリッパーがエジェクト位置に位置
    されているときに、カム従動子がカム面の一部と係合さ
    れて前記リンケージがカセット係合部材をカセット係合
    解除位置に位置できるようになされたことを特徴とする
    X線フィルムカセットを選択的にグリップし解放する装
    置。
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