JPH04331438A - 防沫形電動機 - Google Patents

防沫形電動機

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JPH04331438A
JPH04331438A JP3100827A JP10082791A JPH04331438A JP H04331438 A JPH04331438 A JP H04331438A JP 3100827 A JP3100827 A JP 3100827A JP 10082791 A JP10082791 A JP 10082791A JP H04331438 A JPH04331438 A JP H04331438A
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御代田 安旦
Hitoshi Ishii
仁 石井
Toshio Kobayashi
俊夫 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空冷用ファン電動機と
して用いて好適な、商用電源を整流して得られる直流に
より回転速度を広範囲に制御でき、その駆動用の電子回
路が搭載されたプリント配線基板を電動機本体内に内蔵
させた構成の小型の防沫形電動機に係り、特に、内部の
結露水分を確実に外部に排出でき、外部から水滴飛沫が
かかる環境下でも安全に運転ができ、しかも電気及び振
動に対する絶縁性能の良い防沫形電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水滴飛沫などのある環境
下で運転する電動機には誘導電動機が使用され、安全を
保持する上での電源と対地絶縁を確保するために、固定
子に対しては電源に接続される巻線の絶縁に留意し、さ
らに電動機本体を相手の機器の側面壁あるいは上面壁に
取付けるに当っては、騒音振動の伝達を防止するために
、絶縁性防振ゴムを介して取付ける構成が一般に採用さ
れていた。
【0003】しかし、上記構成だけでは、防沫形電動機
として、電動機本体内の結露水による絶縁劣化や軸受の
損傷等を防止する構成とはなっていなかった。これに対
処して、実公昭61−20856号には、空調機器等の
室外側に用いられる冷却用ファン電動機を、防沫形かつ
低コストとすることを目的に、プレス成形鉄板よりなる
同一形状の上枠及び下枠の軸方向側端面に、複数個の放
射状の溝部と、これらの溝部を軸受部の周囲で連結する
環状の溝部よりなる溝状リブを設け、下枠に形成した上
記溝状リブの間の外方突出部に水抜き穴を設けた構成の
ものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した誘導電動機の
構成では、固定子内周面と回転子外周面との間の空隙は
わずかに0.1〜0.3mmであり、双方の発請などで
空隙はさらに小さくなることがしばしばである。このた
め、電動機内部の結露時などは固定子から回転子へ漏れ
電流が流れ、電気的機械的に結合されている負荷軸へと
漏れ電流が流れて、負荷を介して感電事故などが生じる
危険を有していた。また、誘導電動機は速度制御が困難
であり、負荷を最適の回転速度で運転させることができ
ないという問題を有していた。
【0005】また、上述した実公昭61−20856号
には、水平軸姿勢で使用する電動機については、どのよ
うな外枠構成として、どこに水抜き穴を設けるかの記載
はなく、さらに、電動機を駆動する電子回路を搭載した
プリント配線基板を本体内に内蔵する構成の電動機に関
するものではなく、当然のことながら、プリント配線基
板に対する配置構成やその除湿、絶縁構成についての記
載は含んでいない。
【0006】本発明の目的は、従来技術での上記した諸
問題を解決し、回転速度が広範囲に制御が可能な、その
駆動用の電子回路を搭載したプリント配線基板を電動機
本体内に内蔵した構成の、小型かつ低コストの電動機を
水平軸姿勢あるいは堅軸姿勢のいずれの姿勢で使用する
ものにおいても、外部からの水滴飛沫の電動機内への侵
入を防止でき、かつ、内部の結露水によって内蔵電子回
路が絶縁劣化等の損傷を受けることのない、結露水を確
実に外部に排出できる防沫形電動機を提供することにあ
る。
【0007】さらに本発明の他の目的は、絶縁低下によ
る漏れ電流が生じた場合にも、この漏れ電流が電動機機
体外にまで導通することを防止し、負荷を通じて人体が
感電したり、漏れ電流のために内蔵電子回路の部品が異
常過熱して発煙したり発火したりする危険を防止でき、
また、固定子を付勢する電源の電流の振動が回転子に伝
達されて異常な騒音となるのを防止できる防沫形電動機
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1においては、プレス成形金属板よ
りなる一対の椀状のカバーの両端面において軸受を介し
て磁石回転子を支承し、両カバーの円筒部の内周側に固
定子鉄心を配置し、固定子巻線に通電制御信号を供給す
る駆動回路の回路部品と回転子位置検出用の磁気センサ
とを搭載したプリント配線基板をカバー内に収納する構
成の防沫形電動機において、(イ)前記一対の椀状のカ
バーは、その負荷側カバーの端面には負荷軸が貫通する
孔が開口されるが反負荷側カバーの端面は密閉状で、各
端面にはそれぞれ軸受を保持するための保持板が、軸に
平行に回転子側に突出するように折り曲げ成形で設けて
あって、各端面の外周部の方が各端面の中央部よりも軸
方向位置が外方となるように形成され、(ロ)前記プリ
ント配線基板は、軸受の外径より大きい内径孔を持つ円
環形状に作られて反負荷側カバーの端面部の軸受外周側
に、防湿性の絶縁樹脂で埋め込まれて収納配置され、(
ハ)水平軸姿勢で使用する電動機のときにはカバーのそ
れぞれの円筒面の最低部位置に水抜き孔が、堅軸姿勢で
かつ負荷を吊り下げて使用する電動機のときには負荷側
カバーの端面の最低部位置に水抜き孔が設けられている
構成とする。
【0009】本発明の請求項2においては、前記プリン
ト配線基板は、電気絶縁材で円環形状に作られた有底の
容器内に防湿性の絶縁樹脂で埋め込まれたうえ、反負荷
側カバーの軸受外周側に収納配置され、かつ、水平軸姿
勢で使用する電動機のときには、上記プリント配線基板
及び有底の容器はそれぞれ、反負荷側カバーの円筒面の
最低部位置に設けられた前記水抜き孔に近い位置の外周
部に一部平坦部を持つ円環形状に作られる構成とする。
【0010】本発明の請求項3においては、前記一対の
椀状のカバーは円筒開放端部にそれぞれ、カバー成形時
に同時に形成されるつば状の端縁を備え、これら2つの
端縁を当接させ、電気絶縁性でかつ吸振性の取付部材を
介して上記両端縁を外部取付け板に締結することで電動
機の外部取付け板への取付けを行う構成とする。
【0011】さらに、本発明の請求項4においては、前
記磁石回転子として、所定の極数に着磁された円筒形状
の永久磁石を、電気絶縁性の吸振部材と継鉄とを介して
負荷軸に結合してなる磁石回転子を用いる構成とする。
【0012】
【作用】上記の「プレス成形金属板よりなる一対の椀状
のカバーの両端面において軸受を介して磁石回転子を支
承し、両カバーの円筒部の内周側に固定子鉄心を配置し
、固定子巻線に通電制御信号を供給する駆動回路の回路
部品と回転子の位置検出用の磁気センサとを搭載したプ
リント配線基板をカバー内に収納する」構成の、いわゆ
る直流ブラシレス電動機を用いることで、商用電源を整
流して得られる直流で、回転速度を広範囲に制御が可能
な、量産性の良い低コストの電動機とすることができる
。請求項1の(イ)の「各カバー端面の外周部の方が各
端面の中央部よりも軸方向位置において外方となる」構
成、しかも「反負荷側カバー端面は密閉状」の構成とす
ることで、外部からの水滴飛沫の電動機内への侵入を防
止できる。次に、(ロ)の「プリント配線基板を、反負
荷側カバーの端面部の軸受外周側に、防湿性の電気絶縁
樹脂で埋め込んで収納配置する」構成とすることで、耐
湿性にすぐれた電動機とすることができる。さらに、(
ハ)の「水平軸姿勢で用いる電動機のときは、両カバー
の各円筒面の最低部位置に、堅軸姿勢で負荷を吊り下げ
て用いる電動機のときには、負荷側カバーの端面の最低
部位置に水抜き孔を設ける」構成とすることで、電動機
内部の結露水を確実に外部に排出することができること
になる。
【0013】次に、請求項2の「プリント配線基板を、
電気絶縁材製の有底の容器内に、防湿性の絶縁樹脂で埋
め込んだうえ、この有底容器を反負荷側カバーの軸受外
周側に収納配置させる」構成とすることで、耐湿性及び
電気絶縁性を一そう向上させることができると共に、組
立て性の良い電動機を実現できる。また、請求項3の「
各カバーの円筒開放端部に一体的に形成されたつば状の
端縁を当接させて、電気絶縁性でかつ吸振性の取付部材
を介して、例えばファン電動機の場合であれば空冷しよ
うとする機器を収納している容器の側面壁あるいは上面
壁に、上記当接させた端縁を締結する」構成とすること
で、電動機と相手側機器との間の電気的及び機械的な絶
縁が可能となる。さらに、請求項4の「回転子の構成を
、円筒形状の永久磁石を、電気絶縁性の吸振部材を介し
て負荷軸に結合する」方式とすることで、固定子と負荷
軸との間も電気的及び機械的に絶縁されることになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図6によ
り、負荷軸にファンを直結して用いるファン電動機を例
にとって説明する。図1は電動機を水平軸姿勢で使用す
る場合の断面図、図2はプリント配線基板の収納状態を
示す側面図、図3は電動機を堅軸姿勢で使用する場合の
断面図、図4は電動機駆動用の電気的回路のブロック図
、図5は負荷側カバーの断面図、図6はプリント配線基
板を埋め込んで収納する有底の容器の斜視図である。 なお、この種のファン電動機を、冷却しようとする機器
が収納されている容器の底面壁に取付けて用いることは
、冷却効率が低いことから、ほとんどないので、本発明
では、電動機を堅軸姿勢で、しかもファンが上方になる
状態での使用は考慮外とする。
【0015】図において、1は本実施例の電動機、2は
負荷側カバー、3は反負荷側カバーである。負荷側カバ
ー2と反負荷側カバー3は、低コスト化のために、同一
の金型を用いて金属板あるいは磁性鉄板をプレス成型し
て椀状に形成されるが、その円筒開放端部にはそれぞれ
、つば状の端縁4、5が、プレス成型時に同時に形成さ
れる。負荷側カバー2の端面26aには負荷軸15を貫
通させるための貫通孔21が設けられるが、反負荷側カ
バー3の端面26bは密閉状のままである。これらの端
面26a、26bには、それぞれ、軸受24を保持する
ための保持板25が、軸に平行に、電動機本体側に向っ
て突出するように二重折り曲げ成形で、かつ、各端面の
外周部の方が各端面の中央部よりも、軸方向での位置が
外方となるように、形成されている。即ち、図5の負荷
側カバー2の断面図に示すように、端面26aは、カバ
ーの円筒開放端から端面26aの外周部までの深さ寸法
LEと、同じ円筒開放端から端面26aの軸受に接する
中央部までの深さ寸法LBとの関係がLE>LBとなる
ように形成される。このことは、電動機を堅軸姿勢で、
かつ負荷のファンを下方に吊り下げて使用する場合、図
3に示すように、負荷側カバー2の端面26aの外周部
の位置が、最も低い位置になることを意味し、したがっ
て、この外周部の一部に水抜き孔28を設けることで、
電動機本体内の結露水を確実に排出できることになる。 電動機を水平軸姿勢で使用する場合は、図1に示すよう
に、負荷側カバー2及び反負荷側カバー3の円筒面が最
低の位置となるので、それぞれの円筒面に水抜き孔28
を設けることで、内部結露水を排出させることができる
。反負荷側カバー3の端面26bも、負荷側カバー2の
端面26aと同様に、上記のLE>LBの関係となるよ
うな端面形状に作られるが、反負荷側カバー3の端面2
6bは密閉状のままであるので、堅軸姿勢及び水平軸姿
勢のいずれの場合にも、端面26bから水滴飛沫が電動
機内部に侵入することはない。
【0016】図1の7は固定子巻線、8は固定子鉄心、
9はこの固定子鉄心8に設けられたスロット、10はス
ロット絶縁物である。固定子鉄心8の外周側は、負荷側
カバー2と反負荷側カバー3の円筒部の内径側に固着さ
れている。磁石回転子11は、所定の極数に着磁された
円筒状の永久磁石13を電気絶縁性の吸振部材14と継
鉄16とを介して負荷軸15に結合することによって構
成される。この負荷軸15が、負荷側カバー2及び反負
荷側カバー3の各端面26a、26bによって保持され
ている軸受24、24により回転自在に支承されている
。36は負荷軸15に一体的に取付けられた負荷で、実
施例ではプロペラなどのファンである。37は負荷軸1
5の防水リングである。なお、12は、磁石回転子11
の回転位置を検出する磁気センサで、実施例では3個備
えており、回転子11の外周に近接して配設される。
【0017】次に、本発明では、固定子巻線7に通電制
御信号を供給する駆動回路と回転子位置検出用の磁気セ
ンサとを搭載したプリント配線基板を電動機カバー内に
収納する方式の電動機とするが、その場合のプリント配
線基板配設に際しての防沫構造及び電気的、機械的な絶
縁構造の実施例を図2、図4、図6により説明する。ま
ず、全体の電気回路を図4に示したブロック図により述
べる。駆動回路20には、商用電源50を整流回路60
で整流して得られる直流電源19がリード線22−aを
介して、駆動回路の動作用の電源32がリード線22−
bを介して、回転数調節用の指令電源33がリード線2
2−cを介して、接続しており、また、磁気センサ12
からの磁極位置検出信号を入力に受けており、そして、
駆動電源線38を介して、Y結線の三相の固定子巻線7
1、72、73(図1の7)に通電制御信号を供給する
。この図4のうちの駆動回路20を構成する電気回路部
品と磁気センサ12と、それらの間を接続する接続配線
とがプリント配線基板30(図1)に搭載される。プリ
ント配線基板30は円環形状に作られて、上記電気回路
部品と磁気センサ12とが搭載されてから、反負荷側カ
バー3の端面26bの外周部に、かつ軸受24の外周側
に位置するように、防湿性の電気絶縁樹脂31で埋め込
み固化により収納配置されることになるが、防沫と電気
絶縁効果をさらに大きくするために、図2の平面図、図
6の斜視図に示すように、電気絶縁材製の円環形状の有
底の容器29に、一たん、プリント配線基板30を上記
の樹脂31で埋め込んで固化し、その後、この有底の容
器29を反負荷側カバー3の端面26bの外周部に収納
する方式とすることもできる。さらに、水平軸姿勢で使
用する電動機のときには、図2及び図6に示したように
、プリント配線基板30及び有底の容器29を、全円周
を備えた円環形状としないで、円環の下方部分を欠いた
形状とすることで、電動機内部に結露水が生じても、プ
リント配線基板を、結露水に起因する絶縁劣化等から完
全に守ることができるようになる。図2、図6では円環
形状のほぼ1/3の部分を切り捨てて、2/3の部分を
残す例を示してあるが、反負荷側カバー3の円筒面の最
低位置にはすでに水抜き孔28が設けてあるので、プリ
ント配線基板30の円環形状の下部の外周部を一部分、
平坦状に切り取る形状としても防沫の目的は充分に達成
可能である。なお、図1および図2の23は防水ブッシ
ングで、反負荷側カバー3の円筒面に設けてあり、3本
のリード線22(図4の22−a、22−b、22−c
)と接地線22Eとがここを貫通して、電動機内のプリ
ント配線基板30と外部電源類との間を電気的に接続し
ている。
【0018】次に、本実施例のファン電動機1を、空冷
しようとする機器が収納されている容器の側壁板あるい
は上蓋板(以下、まとめて外部取付け板と呼ぶ)に取り
付ける際の締結構造について述べる。まず、負荷側カバ
ー2のつば状の端縁4と、反負荷側カバー3のつば状の
端縁5とを当接させ、各端縁の円周を4等配する位置に
予め設けてある締結ねじ用貫通孔40を介して、締結ね
じ6により、両端縁4、5を密着状に締結する。各端縁
4、5の円周部には、上記貫通孔40の中間部の4個所
の位置に、電動機を外部取付け板に締結する際のための
張出し部27がそれぞれ設けてあり、この4個の張出し
部27のところで、電気絶縁性かつ吸振性の取付部材3
4を介して、すでに密着状に締結されている両端縁4、
5を、締結ねじ6により、外部取付け板35に締結する
【0019】図7および図8はそれぞれ、回転子11の
他の実施例を示す断面図である。すなわち、図1および
図3では、回転子11は、所定の極数に着磁された円筒
状の永久磁石13を、電気絶縁性の吸振部材14と継鉄
16とを介して、負荷軸15に結合する構造を備えると
して述べたが、図7に示すように、最外周の永久磁石1
3の内側に磁性材からなる継鉄16、その内側に電気絶
縁性の吸振部材14、さらにその内側に中継用の剛体材
17を配してその内側に負荷軸15を固着し、発生回転
力を負荷軸15に伝達する構造とすることも、また、図
8に示すように、外周の永久磁石13の内側に電気絶縁
性の吸振部材14の薄い層を経て、一部磁路も兼ねる継
鉄16を介して負荷軸15と結合する構造とすることも
可能である。図8に示すように、電気絶縁性の吸振部材
14として、永久磁石13の内周面と継鉄16の外周面
とを接着させる電気絶縁性の接着剤による接着層を用い
ることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明において用いる電
動機は、商用電源により回転速度を広範囲に制御可能な
、低コストとすることのできる構成の電動機であり、そ
して請求項1によれば、外部から電動機カバー内への水
滴飛沫の侵入を防止でき、しかも内部の結露水を確実に
外部へ排出することのできる、耐湿性にすぐれた構造の
電動機とすることができる。請求項2によれば、駆動用
の回路部品及び磁石回転子の位置検出用センサが搭載さ
れたプリント配線基板を樹脂埋め込み方式で、一たん有
底の容器内に収納してから、この有底の容器を一方のカ
バーの端面の軸受外周側に配置する構成であるので、プ
リント基板に搭載されている回路部品類の耐湿性及び電
気絶縁性を一そう向上させることができる。請求項3に
よれば、電動機の外部取付け板への装着を、電気絶縁性
の吸振部材を介して行う構成であるので、電動機と、例
えば空冷しようとする相手側機器との間を、電気的にも
機械振動的にも効率良く絶縁することができる。さらに
請求項4によれば、磁石回転子を形成している永久磁石
の負荷軸への装着を電気絶縁性の吸振材を介して行う構
成であるので、固定子巻線の対地絶縁が万一破れた場合
においても、固定子から回転子を経て負荷軸へ導通して
負荷を介して人体が感電するようなことはなく、また、
電源の電流の変動による回転力の変動が負荷軸を介して
負荷に伝達されて騒音や振動を発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例電動機を水平軸姿勢で使用する
場合の断面図。
【図2】本発明でのプリント配線基板の収納状態を示す
側面図。
【図3】本発明の実施例電動機を堅軸姿勢で使用する場
合の断面図。
【図4】本発明における駆動用電気回路の実施例図。
【図5】図1中の負荷側カバーの形状を示す断面図。
【図6】図1中の有底容器部分の斜視図。
【図7】磁石回転子の他の実施例を示す断面図。
【図8】磁石回転子のさらに他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
2…負荷側カバー              3…反
負荷側カバー4、5…つば状の端縁         
 6…締結ねじ7…固定子巻線           
   11…回転子12…磁気センサ        
      13…永久磁石14…電気絶縁性吸振部材
      15…負荷軸23…防水ブッシング   
       24…軸受26a、b…端面     
         28…水抜き孔29…有底の容器 
             30…プリント配線基板 31…防湿性の絶縁樹脂        34…取付け
部材35…外部取付け板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  プレス成形金属板よりなる一対の椀状
    のカバーの両端面において軸受を介して磁石回転子を支
    承し、両カバーの円筒部の内周側に固定子鉄心を配置し
    、固定子巻線に通電制御信号を供給する駆動回路の回路
    部品と回転子位置検出用の磁気センサとを搭載したプリ
    ント配線基板をカバー内に収納する構成の防沫形電動機
    において、(イ)前記一対の椀状のカバーは、その負荷
    側カバー2の端面26aには負荷軸が貫通する孔が開口
    されるが反負荷側カバー3の端面26bは密閉状で、各
    端面にはそれぞれ軸受24を保持するための保持板が、
    軸に平行に回転子側に突出するように折り曲げ成形で設
    けてあって、各端面の外周部の方が各端面の中央部より
    も軸方向位置が外方となるように形成され、(ロ)前記
    プリント配線基板30は、軸受24の外径より大きい内
    径孔を持つ円環形状に作られて反負荷側カバー3の端面
    部の軸受外周側に、防湿性の絶縁樹脂で埋め込まれて収
    納配置され、(ハ)水平軸姿勢で使用する電動機のとき
    にはカバー2、3のそれぞれの円筒面の最低部位置に水
    抜き孔28が、堅軸姿勢でかつ負荷を吊り下げて使用す
    る電動機のときには負荷側カバー2の端面26aの最低
    部位置に水抜き孔28が設けられていることを特徴とす
    る防沫形電動機。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載のプリント配線基板3
    0は、電気絶縁材で円環形状に作られた有底の容器29
    内に防湿性の絶縁樹脂で埋め込まれたうえ、反負荷側カ
    バー3の軸受外周側に収納配置され、かつ、水平軸姿勢
    で使用する電動機のときには、上記プリント配線基板3
    0及び有底の容器29はそれぞれ、反負荷側カバー3の
    円筒面の最低部位置に設けられた前記水抜き孔28に近
    い位置の外周部に一部平坦部を持つ円環形状に作られる
    ことを特徴とする防沫形電動機。
  3. 【請求項3】  請求項1に記載の一対の椀状のカバー
    2、3は円筒開放端部にそれぞれ、カバー成形時に同時
    に形成されるつば状の端縁4、5を備え、この端縁4と
    5を当接させ、電気絶縁性でかつ吸振性の取付部材34
    を介して端縁4、5を外部取付け板35に締結すること
    で電動機の外部取付け板35への取付けを行うことを特
    徴とする防沫形電動機。
  4. 【請求項4】  請求項1に記載の磁石回転子11は、
    所定の極数に着磁された円筒形状の永久磁石13を、電
    気絶縁性の吸振部材14と継鉄16とを介して負荷軸1
    5に結合してなる磁石回転子であることを特徴とする防
    沫形電動機。
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