JPH04330481A - 撹拌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子複写機やプリンタ等
の画像形成装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】例えば、電子複写機では図５や図６に示
すように感光体ドラム２０上の残留トナ−を払拭するた
めクリ−ニング装置２１が用いられている。図５に示す
クリ−ニング装置は回転スリ−ブ２２内にマグネット２
３を備え、スリ−ブ２２の外周にキャリアを磁気的に吸
着し且つ電源２４から負電圧を与えて置くことにより感
光体ドラム２０上のトナ−をこのキャリアとトナ−の帯
電の電位差に基いて感光体ドラム２０から吸い取り、キ
ャリアとトナ−の層２５を回転スリ−ブ２２の周面に形
成する。そして、その層２５のトナ−は電源２６から前
記回転スリ−ブ２２よりも更に大きな負電圧（バイアス
）が与えられているバイアスロ−ラ２７によって吸着さ
れ、そのバイアスロ−ラ２７の回転に伴いブレ−ド２８
で下方に掻き落とされる。掻き落とされたトナ−はスパ
イラル２９の回転によってトナ−回収用の排出口へ導か
れる。

【０００３】一方、図６のクリ−ニング装置は回転スリ
−ブ３０内にやはりマグネット３１が配されていて、周
面にキャリアを吸着している。このキャリアはキャリア
ホッパ３２から供給される。感光体ドラム２０上の残留
トナ−は回転スリ−ブ上に吸着されるが、この装置では
キャリアとトナ−はスリ−ブ３０から、いったん離され
て上方へ持ち上げられて巡回する。そして、その過程に
おいて、撹拌パドル３３により撹拌され、バイアスロ−
ラ３４でトナ−だけが吸い取られてブレ−ド３５でトナ
−搬送路３６側へ掻き落とされる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図５の
従来例では、回転スリ−ブ２２上のクリ−ニング剤は吸
着されているだけで撹拌されないため特に連続コピ−等
によって場所的にトナ−付着量の偏りが生じ、そのため
クリ−ニング性能が不均一になり、トナ−濃度の高いと
ころでクリ−ニング不良が発生する。

【０００５】一方、図６の従来例ではトナ−は回転スリ
−ブ３０からいったん離れるようになっているので、ト
ナ−濃度に偏りが生じないが、撹拌パドル３３等を必要
とするため装置が大がかりになり、スペ−ス的に不利で
あるばかりでなく、トルク的にも不利である。しかも撹
拌パドル３３による場合は剤に機械的なストレスがかか
るので剤の劣化が余儀なくされる。

【０００６】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、簡単な構成によって良好な撹拌を行なうこと
ができる撹拌装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の撹拌装置は、キャリアとトナ−の帯電の電位
差によってトナ−を感光体から吸着するキャリアを乗せ
た回転スリ−ブと、この回転スリ−ブに吸着されている
トナ−とキャリアを磁気力により掻き崩すために前記回
転スリ−ブに対向した電磁石と、を備えている。

【０００８】

【作用】電磁石の動作により、その磁気力が回転スリ−
ブ上の剤（例えばトナ−とキャリア）の層に作用して、
その層を掻き落とすことになる。そのため、回転スリ−
ブ上で部分的に剤の濃度が高くならず、全体として均一
になる。

【０００９】

【実施例】本発明を実施した図１、図２において、１、
２は回転スリ−ブ３に複数の磁極用突部１ａ、１ｂが対
向するように配された櫛歯状の第１、第２の電磁石であ
り、その一部は容器４外へ突出していて、磁界発生用の
コイル５、６が卷装されている。コイル５、６はそれぞ
れスイッチ７、８に接続されており、スイッチ７、８の
周期的開閉により電磁石として動作する。尚、直流電源
９、１０の代わりに交流電源を用いてもよい。

【００１０】図１において、回転スリ−ブ３は従来例と
同様にその内側にマグネット（図示せず）が配されてい
てキャリアを回転スリ−ブ３の表面に吸着している。ま
た、回転スリ−ブ３には直流電源１１より負電圧Ｅ１が
与えられている。感光体ドラム１２上の残留トナ−は回
転スリ−ブ３側に吸着され、回転スリ−ブ３上に徐々に
積層されていくが、第１、第２の電磁石１、２の動作に
伴い磁気力により、そのトナ−とキャリアとから成る層
が掻き崩される。

【００１１】容器４内は上下の部屋１３，１４に分けら
れており、その上の部屋１３はトナ−とキャリアとから
成る剤の溜り部を構成する。ここで、前記第１、第２の
電磁石１、２により撹拌されたトナ−とキャリアは回転
スリ−ブ３に運ばれて下の部屋１４へ移行される。

【００１２】下の部屋１４には第１直流電源１１の負電
圧Ｅ１よりも大きい負電圧Ｅ２が第２直流電源１５から
与えられたバイアスロ−ラ１６が設けられており、前記
回転スリ−ブ３の回転により下の部屋１４に搬送されて
きたトナ−をバイアスロ−ラ１６で吸着し、このバイア
スロ−ラ１６の回転に伴い、その吸着トナ−をブレ−ド
１７を介して下方へ掻き落とす。バイアスロ−ラ１６か
ら掻き落されたトナ−はスパイラル１８によってトナ−
回収用出口へ導かれる。

【００１３】図２に示すように第１、第２の電磁石１、
２の複数の突部１ａ，１ｂは回転スリ−ブ３の軸方向に
沿って互い違いの関係で並んでいる。図３は第１、第２
の電磁石１、２の動作形態を示しており、図１、図２の
場合、図３の（ａ）のように第１の電磁石１のみが動作
した後、（ｂ）のように第２の電磁石２のみが動作する
ようになす。

【００１４】尚、電磁石１、２の電源をそれぞれ負電圧
（即ちコイル５、６を流れる電流の向きを逆にした場合
）とすることにより動作形態を（ｃ）（ｄ）とすること
ができる。また、正、負の電源を用意しておくことによ
り、（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）の形態を任意に組み合わ
せることも可能である。図４は電磁石の電源を交流電源
として交流駆動した場合の形態を示している。

【００１５】以上において本発明をクリ−ニング装置の
撹拌装置として用いた場合を説明したが、本発明の撹拌
装置は現像装置にも用いることができる。

【００１６】

【発明の効果】本発明によれば、撹拌パドルのようなも
のが不必要であるので、撹拌装置の小スペ−ス化、低コ
スト化が図れるという効果がある。また、剤に機械的な
ストレスがかからないので、剤の劣化が少ないという効
果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明を実施した撹拌装置の断面図。

【図２】　　その側面方向から見た図。

【図３】　　本発明において使用する電磁石の動作形態
を示す図。

【図４】　　本発明において使用する電磁石の他の動作
形態を示す図。

【図５】　　従来例の断面図。

【図６】　　他の従来例の断面図。

【符号の説明】

１　　第１の電磁石 １ａ　　突部 ２　　第２の電磁石 ２ａ　　突部 ３　　回転スリ−ブ １２　　感光体ドラム

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】キャリアとトナ−の帯電の電位差によって
   トナ−を感光体から吸着するキャリアを乗せた回転スリ
   −ブと、前記回転スリ−ブに吸着されているトナ−とキ
   ャリアを磁気力により掻き崩すために前記回転スリ−ブ
   に対向した電磁石と、からなる撹拌装置。
2. 【請求項２】前記電磁石は複数の突部が前記回転スリ−
   ブに対向している櫛歯状を成していることを特徴とする
   請求項１に記載の撹拌装置。