JP2001125380A - 現像装置と画像形成装置 - Google Patents

現像装置と画像形成装置

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JP2001125380A
JP2001125380A JP30822999A JP30822999A JP2001125380A JP 2001125380 A JP2001125380 A JP 2001125380A JP 30822999 A JP30822999 A JP 30822999A JP 30822999 A JP30822999 A JP 30822999A JP 2001125380 A JP2001125380 A JP 2001125380A
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developing
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toner
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JP30822999A
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English (en)
Inventor
Yoshiya Hashimoto
佳也 橋本
Osamu Takagi
修 高木
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Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置小型化に伴い、ダクト等の発散トナ
ー回収を行う機構を設けることが困難となった為、発散
トナーの発生を防ぐ機構、または除去方法が必要となっ
た。 【解決手段】 現像装置に振動子を設置することで発生
した発散トナーを現像装置から落下させ、転写バイア
ス、現像バイアスを反転させることで、感光体ドラムに
発散トナーを付着させ、クリーニング装置若しくは、現
像装置にて回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発散トナーによる
印字汚れを防ぐ機構を有する現像装置及び画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からカラー複写機やカラープリンタ
等においては、イエロー(以下、Yと省略する)、マゼ
ンタ(以下、Mと省略する)、シアン(以下、Cと省略
する)、ブラック(以下、Bと省略する)の4色のトナ
ーを用いて画像形成するものが開発されている。この4
色のトナーを用いての画像形成方式としては、1つの
感光体上に4色のトナーを重ねて像を形成し、一括転写
する方式、転写ドラム上に転写材を保持し、転写ドラ
ム4回転で4色の画像を形成する転写ドラム方式、中
間転写体に4色の画像を形成して、転写材に一括転写す
る中間転写体方式、4つの感光体ドラムが平行に配置
されており、転写材が1パス(通過)する間に画像が形
成される4連ドラム方式の4つが知られている。
【0003】特に、4連ドラム方式のカラー画像形成装
置は、4つの平行して配置された感光体ドラム上に4色
の画像が別々に形成されるため、転写材を1パス(通
過)で多重転写されたカラー画像が形成できるため〜
の方式と比べ、画像形成プロセスにかかる時間が1/
4に短縮できるというメリットがあり、高速化に向いて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら4連
ドラム方式では、複数の作像プロセスを並列に並べる
為、感光体ドラムのまわりには現像装置やクリーニング
装置等の作像要素が多数配置される構成となってしま
う。これら作像要素を単純に並べるだけでも装置が非常
に大型化してしまうという問題点があった。また、それ
ぞれの作像要素にもメンテナンスを行う必要が当然あ
り、その為に着脱、調整の為の機構を取りつける必要が
あり、さらに装置が大型化する傾向にある。しかしなが
ら、市場の要求はより小型化されたカラー画像形成装置
であるため、それぞれの作像要素を小型化する必要があ
る。
【0005】現像装置の小型化を図る場合、問題となる
のは、トナーの外部への飛散である。このトナーの飛散
により画像形成時に用紙に不必要なトナーが付着し、画
像不良を発生してしまう。従来であれば、ダクトを配置
することにより、これら飛散トナーを回収する機構を配
置することが可能であったが、小型化する場合、このダ
クト等の回収システムがネックとなる。本発明は、上記
問題に鑑みてなされたものであり、詳しくは発散トナー
の発生防止及び回収を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、静電潜像を担持する像担持体と、この像担持体へ
現像剤を供給し、現像を行う現像手段と、この現像手段
が供給する現像剤を収容する収容手段と、この収容手段
を振動させる振動手段と、前記現像手段によって現像さ
れた像を用紙に転写する転写手段とからなることを特徴
としている。
【0007】また、本発明に係る画像形成装置は、静電
潜像を担持する像担持体と、この像担持体へ現像剤を供
給し、現像を行う現像手段と、この現像手段が供給する
現像剤を収容する収容部と、この収容部を振動させる振
動手段と、前記現像手段によって現像された像を用紙に
転写する転写手段と、この転写手段に対し、バイアスを
印加するバイアス印加手段と、このバイアス印加手段が
印加するバイアスの極性を切り換える切換手段とからな
ることを特徴としている。
【0008】本発明に係る画像形成装置は、静電潜像を
担持する像担持体と、この像担持体へ現像剤を供給する
供給手段と、この供給手段が供給する現像剤を収容する
収容部と、前記供給手段に対し、バイアスを印加し、前
記像担持体上の静電潜像を現像する現像バイアス印加手
段と、この現像バイアス印加手段が印加するバイアス極
性を切り換える第1の切換手段と、前記像担持体上に現
像された像を用紙に転写する転写手段と、この転写手段
に対し、バイアスを印加する転写バイアス印加手段と、
この転写バイアス印加手段が印加するバイアス極性を切
り換える第2の切換手段とからなることを特徴としてい
る。
【0009】本発明に係る現像装置は、回転可能に支持
された円筒部材から構成され、内部には円筒中心軸より
放射線状に配置された少なくとも第1及び第2の磁石を
有する現像ローラを有する現像装置において、この現像
ローラの現像位置に前記第1の磁石が配置され、この現
像ローラ回転方向下流75°以上の位置まで前記第2の
磁石が配置されないことを特徴としている。
【0010】本発明に係る現像装置は、回転可能に支持
された円筒部材から構成され、内部には円筒中心軸より
放射線状に配置された複数の磁石を有する現像ローラ
と、この現像ローラに供給する現像剤を収容する収容手
段とらなり、前記現像ローラ内部のうち前記磁石が配置
された位置から現像ローラ回転方向前後5°の位置にお
いて、前記現像ローラと前記収容手段の間の距離が0.
6mm乃至1.0mmであることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る画像
形成装置を図1乃至図9を用いて説明する。図1は、こ
の第1の実施例に係る現像装置を含む画像形成装置の断
面図である。複数のトナーを別個に画像形成するプロセ
スユニット100a、100b、100c、100dが
設けられており、プロセスユニット100aから順にY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、B(ブ
ラック)の画像をそれぞれ形成し、用紙に転写する構成
となっている。これらプロセスユニット100の下部に
は用紙を搬送するための用紙搬送機構2が配置されてい
る。さらにこの用紙搬送機構2の用紙搬送方向下流には
定着装置30が配置されており、プロセスユニット10
0a乃至100dにおいて用紙上に形成されたトナー像
を熱により用紙上に定着させる構造となっている。
【0012】ここで、まずプロセスユニット100を、
100aを例にとってついて説明する。尚、このプロセ
スユニット100a乃至100dの構成は転写バイアス
の大きさ等を除いて基本的に同じものである。図1にお
いて感光体ドラム1aは直径40mmの円筒状であり、
矢印方向へ回転可能に設けられている。感光体ドラム1
aの周囲には回転方向に沿ってストロコロン帯電器5
a、露光装置7a、2成分現像器9a、クリーニング装
置17a、除電ランプ19aが配置されている。まず、
ストロコロン帯電器5aが感光体ドラム1aの表面を−
500V〜−800Vの電位に一様に負(−)帯電さ
れ、一様に帯電した感光体ドラム1aに露光装置aで露
光することによって静電潜像を形成される。この回転方
向下流にはY(イエロー)の現像剤を収容された現像器
9aが設けられており、感光体ドラムa上に形成された
静電潜像を反転現像させる(トナーと感光体ドラムの帯
電極性は同じ)。ここで反転現像されたトナー像は後に
詳述する用紙搬送機構2によって搬送された用紙上に転
写される。この転写が行われる転写領域では前記用紙を
感光体ドラム1aと転写ベルト11によって挟まれる構
成となっている。さらに接触帯電器としての転写ローラ
23aにより転写領域には転写電界が形成され、この転
写電界により感光体ドラム1a上に形成されたトナー像
が用紙上に転写される。
【0013】この転写ローラ23aには転写電界を形成
させるため、転写バイアス電源26が接続されており、
トナーの帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。
本構成においては、例えば、トナー帯電極性が(−)極
性であり、転写バイアスの極性は(+)極性(+2k〜
+6kVのDCバイアスを印加)である。また、同時に
この転写領域においては、転写ベルトには(+)の電荷
が付与され、用紙は感光体ドラム1aとの間の放電によ
り(−)電荷が付与されることで、異なる極性の電荷が
引き合うことによって用紙が転写ベルト11に静電的に
吸着されるようになる。
【0014】トナー像が転写された後、感光体ドラム1
a上に残った現像剤は、クリーニング装置17aの有す
るブレード21によって除去される。さらにドラム回転
方向上流にある除電ランプ19aによってドラム表面の
電荷を一様な光照射によって排除する。以上によって、
画像形成の1サイクルが完了し、次の画像形成プロセス
が行われることになる。
【0015】前述の用紙搬送機構2は、無端状のベルト
である転写ベルト11とそれを回転させる駆動ローラ1
3、従動ローラ15、転写ベルトをクリーニングする転
写ベルトクリーニング装置から構成される。この転写ベ
ルト11によって搬送され、ニップ領域に到達した用紙
は、前述したように、感光体ドラム1状に形成された像
を転写ローラ23からのバイアスによって、用紙状に転
写される。像が転写された用紙は、定着装置30に搬送
され、熱による定着が行われる。
【0016】図2は、本発明の現像装置を含む画像形成
装置の制御ブロック図の一部である。画像形成装置のす
べての制御を行うCPU100には、制御用プログラム
等を格納したROM201、RAM202、マグネット
ローラ40の回転動作を行うマグローラ駆動機構20
3、転写ローラの駆動を制御する転写ローラ駆動機構2
05、感光体ドラム1の動作を制御する感光体ドラム駆
動機構208、転写ベルト11の駆動を制御する転写ベ
ルト駆動機構207等から構成されている。また、マグ
ローラ駆動機構には、マグネットローラ40への現像バ
イアス印加電圧の正負の切替を行う現像バイアス切替機
構204が接続されている。また、転写ローラ駆動機構
205には、転写ローラ23への転写バイアスの正負を
切替える転写バイアス切替え機構206が接続されてい
る。
【0017】図3は、前述した現像装置の詳細断面図で
ある。現像装置9は二成分現像装置であり、マグネット
ローラ40、ドクターブレード41、上攪拌スクリュ4
2、下攪拌スクリュ43及びその筐体44から構成され
ている。マグネットローラ40、上攪拌スクリュ42、
下攪拌スクリュ43は、図示しない駆動装置によって同
方向に回転可能に支持されている。また、この現像装置
9内部には、二成分の磁性トナーとキャリアからなる現
像剤が収容されている。
【0018】磁性トナーはスチレンアクリルを用いて構
成され、平均粒径10μmで負帯電する。また、キャリ
アの粒子は粒径30〜100μmの鉄粉の磁性体であ
る。これら磁性トナー及びキャリアは上攪拌スクリュ4
2と下攪拌スクリュ43によって攪拌され、互いに接
触、摩擦帯電され、キャリアにトナーが付着する。この
摩擦帯電された現像剤は、内部には図示しないN極、S極
の磁石が互いに隣り合うように複数個配列されたマグネ
ットローラ40に付着し、ドクターブレード41によっ
て層厚規制され、均一な現像剤層を形成する。
【0019】この現像剤層は、マグネットローラ40と
感光体ドラム1の間で、5〜20個のキャリア粒子が磁
気力で連なり、ブラシ状の穂立ちを形成している。実用
的な磁性トナーとキャリアの混合による現像剤では、キ
ャリア粒子表面上にほぼ1粒子層として磁性トナーが付
着しており、先のブラシ状の穂立ちの先端部の現像剤
が、マグネットローラ40の回転に伴って感光体ドラム
1上の静電潜像面へ磁性トナーを運ばれ、現像が行われ
る。この現像に際して、マグネットローラ40は、−4
20VのDCバイアス若しくは、ピーク・ピーク1.2
kVのACバイアスが重畳され、−50〜−600Vの
電位になっている。
【0020】図3の構造においては、マグネットローラ
40が感光体ドラム1よりも高い位置に配置されてしま
うため、現像部の前部分50、後部分51に飛散トナー
が付着してしまう。この飛散トナーが塊として成長し、
画像形成中に図のように落下した場合、そのまま定着し
てしまう恐れがある。そこで本実施例では、この飛散ト
ナーの溜まりやすい前部分50、後部分51に振動子4
5を取りつける。この振動子45は、例えば図4のよう
な小型モータ46の回転軸に重心のずれたおもり47を
取りつけたものを用いる。このおもり47を取りつけて
回転させた場合、小型モータ46が振動する仕組みであ
る。この振動子を動作させることで、前述した発散トナ
ーの塊を画像形成前、例えば画像形成装置のウォーミン
グアップ動作中に振動により落下させ、画像形成には影
響を与えないようにする。この構造を取ることにより、
小さなスペースの中に振動子を設置することが可能とな
る為、装置の小型化を図ることができる。
【0021】次に、この振動子45の動作による発散ト
ナー回収モードについて図5を用いて説明する。例え
ば、画像形成装置への電源投入持、もしくは、省電力モ
ードからの復帰持に行われるウォーミングアップ動作が
行われることがCPU200により認識されると(ST
1)、転写バイアス切替機構206により、転写バイア
スが(+)から(−)への切替が行われ(ST2)、転
写ローラ23より(−)の電圧が印加される(ST
3)。同時に、転写ベルト11の回転(ST4)、感光
体ドラム1(ST5)の回転が開始される。そこで振動
子45の動作が開始され(ST6)、現像部の前部分5
0、後部分51に溜まった発散トナーが振動により転写
ベルト11へ落下する。落下した発散トナーは転写ベル
ト23によって、感光体ドラム1と転写ベルト11が接
する転写ニップ領域に送られる。ここでは、通常と逆
(発散トナーと同極性)のバイアスが印加されており、
磁気的に反発力が発生する。従って、ニップ領域に至っ
た発散トナーは感光体ドラム1に付着することになる。
感光体ドラム1に付着した発散トナーは、感光体ドラム
1クリーニング用のブレード21によって除去される。
また、感光体ドラム1に付着せず転写ベルト11上に残
った発散トナーは、転写ベルトクリーニング装置16に
よって回収される。
【0022】ここで、この回収動作を所定時間継続し
(ST7)、所定時間が経過したと認識すると、振動子
45が停止される(ST8)。停止確認後、転写バイア
ス切替機構206により、転写バイアスが発散トナー回
収モードの(−)から、通常画像形成モードである
(+)へ切替えられる(ST9)。
【0023】以上のような、発散トナー回収モードをと
ることにより、発散トナーの溜まりやすい構造において
も、安定した画像形成が行え、また、発散トナーによる
装置内部の汚れを防ぐことができる。
【0024】次に、上記の発散トナー回収モードの別の
実施方法について図6を用いて述べる。CPU200
が、画像形成装置がウォーミングアップモードに入って
いると確認すると(ST20)、転写バイアス切替機構
206によって、転写バイアスが通常の画像形成時の
(+)から(−)へ切替えられる(ST21)。また、
同時に現像バイアス切替機構204によりマグネットロ
ーラに印加されるバイアスが通常の(+)から(−)へ
と切替えられ、+400Vとなる。この切替の後、転写
ベルト11(ST24)、感光体ドラム1(ST25)
が回転し、振動子45が振動を開始する(ST26)。
これによって、現像装置9に溜まった発散トナーを強制
的に転写ベルト11へ落下させる。落下した発散トナー
は、転写ニップ領域に到達するが、転写バイアスと同極
性であるため、感光体ドラム1に付着する。付着したト
ナーは、現像装置まで、到達する。マグネットローラ4
0のバイアスは切替られており、発散トナーと逆の極性
である為、発散トナーはマグネットローラに引きつけら
れ、現像装置内に回収される。この回収が所定時間継続
されたことが確認されると(ST27)、振動子45を
終了させる(ST28)。次に、転写バイアス切替機構
206により通常の転写バイアスに切り換えられ(ST
29)、現像バイアス切換機構204により通常の現像
バイアスに切り換えられる(ST30)。
【0025】以上のような、回収モードを取ることによ
り、発散トナーを現像装置内に回収することができ、無
駄をできるだけ省いたトナー使用を行うことができる。
また、発散トナーによる画像形成不具合を未然に防止す
ることができる。
【0026】次に、本発明に用いる現像装置のマグネッ
トローラ40の磁極パターンについて、図7を用いて説
明する。図7は、マグネットローラ40の断面を示すも
のであり、内部には第1のN極磁石N1,第1のS極磁
石S1,第2のN極N2,第2のS極S2,第3のS極
S3より構成されている。まず、N1とS3が作る磁場
から受ける力によって、現像剤が吸い上げられ、ドクタ
ーブレード41によって現像剤層厚が規制された後、S
1,N1に受け渡されて感光体ドラム1にトナーの一部
が奪われる。トナーが少なくなった現像剤はS3に受け
渡された後、同極であるS1とS3との間で離脱落下す
る。
【0027】しかし、先のS2が感光体ドラム1に近い
位置に配置されている場合、このS2付近にて穂立ちを
形成してしまう。現像に関係のない部分で且つ、現像装
置外にて穂立ちが形成されてしまうと、トナーの飛散が
起こる要因となってしまう。さらに、先に説明したよう
に、この飛散トナーが堆積して、転写紙上に落下して画
質劣化の要因となってしまう。そこで本発明では、マグ
ネットローラ40内の磁極N2、S2間の角度θを75
°以上に設定する。また、S2付近前後5°におけるマ
グネットローラ40と筐体44との間隔Lを0.6乃至
1.0mmに設定している。このように間隔Lを設定す
ることにより、S2での穂立ちを抑えることが可能とな
り、発散トナーの発生を抑えることができる。
【0028】図8に、N2とS2の間の角度θと飛散ト
ナー量との関係を示したグラフを示す。このグラフから
も明らかなように、75°以上の角度がある場合には、
飛散トナー発生量は0.2gをわり、許容範囲となる。
この許容範囲は一般的な基準である。この飛散トナーの
測定方法は、現像部に堆積したトナー量を重さで定量評
価したものである。
【0029】図9は、マグネットローラ40のS2付近
におけるマグネットローラ40と筐体44との間隔Lを
変化させた場合の発散トナー量の変化をしめしたグラフ
である。図をみると明らかなように、間隔Lが1.0m
mを超えると、発散トナー量が急激に増加し、発散トナ
ー許容範囲である0.2gを超えてしまう。また、間隔
Lを0.6mm以下とした場合は、現像剤そのものが筐
体で掻き落とされ、現像装置外に溢れてしまうことにな
る。従って、S2付近におけるマグネットローラ40と
筐体44の間隔Lは、0.6乃至1.0mm、さらに言
えば、0.7乃至0.8mmが適切である。
【0030】以上のように設定することにより、発散ト
ナーの発生を抑え、画像形成を良好に行うことが可能と
なる。
【0031】次に、本発明にかかる現像装置9へ現像剤
を供給するトナーホッパについて図10を用いて説明す
る。このトナーホッパ60は、上述した現像装置9上部
に設置されており、トナーホッパ60の下部供給口61
より現像剤を供給する構成である。このトナーホッパ下
部には、スクリュシャフト62に取り付けられたスクリ
ュ63により、トナーホッパ60内上部に固まった現像
剤を流動的に下部に案内していく。ただし、現像剤が多
量にある場合、スクリュ63を回転させる為には相当に
大きなトルクが必要となってくるため、スクリュシャフ
ト62が樹脂等で構成されている場合、折れるといった
事態にもなる。そこで、スクリュシャフト62に前述し
た振動子45を装着する構成とする。このように、スク
リュシャフト62に振動子45を装着することによっ
て、現像剤が流動的になり、スクリュ63の回転にかか
るトルクを減少させることができる。
【0032】また、図のように上部に沿って、急激な段
のある構造の場合、この段部に現像剤が堆積している場
合、下部供給口61への供給量が減ることになる。従っ
て、トナーホッパ60内に現像剤が残っているにも関わ
らず、エンプティのサインを出すことになってしまう。
しかしながら、本構成のトナーホッパの場合、スクリュ
シャフト62に振動子45が装着されているため、トナ
ーホッパ60自身が振動することとなり、段部に堆積し
た現像剤もトナーホッパ下部に導くことが可能となるた
め、現像剤を有効に活用することが可能となる。ただ
し、この振動子45を画像形成時に動作させた場合、画
像ジッタ等の不具合を発生させる原因となるため、画像
形成時には動作を禁止する必要がある。前述したよう
な、画像形成装置のウォーミングアップ時にこの振動子
45を動作させることが望ましい。尚、このトナーホッ
パに用いた振動子はこの構成のみに限定したものではな
く、あらゆる振動発生手段を用いることが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明にかかる現
像装置及び画像形成装置は、現像時に発生する発散トナ
ーの発生を抑え、また、やむなく発生してしまった場合
には、それを画像形成時に影響なく除去することが可能
とするものである。これにより、発散トナーによる用紙
の汚れを防ぐことが可能となる。また、現像剤の有効活
用を行うことも可能な構成である。更に、本構成によ
り、画像形成装置の更なる小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の断面図。
【図2】本発明に係る画像形成装置の制御ブロック図。
【図3】本発明に係る現像装置の断面図。
【図4】振動子の斜視図。
【図5】発散トナー回収モードの動作を示した第1のフ
ローチャート図。
【図6】発散トナー回収モードの動作を示した第2のフ
ローチャート図。
【図7】マグネットローラの磁極配置と筐体との関係を
示した図。
【図8】磁極配置角度と発散トナー量の関係を示した
図。
【図9】マグネットローラと筐体との間の距離の変化に
よる発散トナー量の変化を示した図。
【図10】トナーホッパの構成を示した図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 9 現像装置 11 転写ベルト 16 転写ベルトクリーニング装置 17 クリーニング装置 40 マグネットローラ 41 ドクターブレード 42 上攪拌スクリュ 43 下攪拌スクリュ 44 筐体 45 振動子 46 小型モータ 47 おもり 50 現像部の前部分 51 現像部の後部分 60 トナーホッパ 61 下部供給口 62 スクリュシャフト 63 スクリュ 100 プロセスユニット 200 CPU 201 ROM 202 RAM 203 マグローラ駆動機構 204 現像バイアス切換機構 205 転写ローラ駆動機構 206 転写バイアス切換機構 207 転写ベルト駆動機構 208 感光体ドラム駆動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 修 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝テッ ク株式会社柳町事業所内 Fターム(参考) 2H027 EA03 EA18 ED02 ED08 ED09 ED24 ED27 EE02 EF02 EF12 EF16 FA28 2H031 AA22 AB02 AC19 AC23 AC30 AD11 AE01 BA06 CA11 FA01 FA05 2H032 AA05 BA03 BA18 BA19 BA30 CA04 CA13 2H073 BA04 BA09 BA13 CA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体へ現像剤を供給し、現像を行う現像手段
    と、 この現像手段が供給する現像剤を収容する収容手段と、 この収容手段を振動させる振動手段と、 前記現像手段によって現像された像を用紙に転写する転
    写手段と、からなることを特徴とする画象形成装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体へ現像剤を供給し、現像を行う現像手段
    と、 この現像手段が供給する現像剤を収容する収容部と、 この収容部を振動させる振動手段と、 前記現像手段によって現像された像を用紙に転写する転
    写手段と、 この転写手段に対し、バイアスを印加するバイアス印加
    手段と、 このバイアス印加手段が印加するバイアスの極性を切り
    換える切換手段と、からなることを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像を担持する像担持体と、 この像担持体へ現像剤を供給する供給手段と、 この供給手段が供給する現像剤を収容する収容部と、 前記供給手段に対し、バイアスを印加し、前記像担持体
    上の静電潜像を現像する現像バイアス印加手段と、 この現像バイアス印加手段が印加するバイアス極性を切
    り換える第1の切換手段と、 前記像担持体上に現像された像を用紙に転写する転写手
    段と、 この転写手段に対し、バイアスを印加する転写バイアス
    印加手段と、 この転写バイアス印加手段が印加するバイアス極性を切
    り換える第2の切換手段と、からなることを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回転可能に支持された円筒部材から構成
    され、内部には円筒中心軸より放射線状に配置された少
    なくとも第1及び第2の磁石を有する現像ローラを有す
    る現像装置において、 この現像ローラの現像位置に前記第1の磁石が配置さ
    れ、この現像ローラ回転方向下流75°以上の位置まで
    前記第2の磁石が配置されないことを特徴とする現像装
    置。
  5. 【請求項5】 回転可能に支持された円筒部材から構成
    され、内部には円筒中心軸より放射線状に配置された複
    数の磁石を有する現像ローラと、 この現像ローラに供給する現像剤を収容する収容手段
    と、からなり、前記現像ローラ内部のうち前記磁石が配
    置された位置から現像ローラ回転方向前後5°の位置に
    おいて、前記現像ローラと前記収容手段の間の距離が
    0.6mm乃至1.0mmであることを特徴とする現像
    装置。
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