JP2004361450A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングブレードを排除した画像形成装置において、帯電手段に堆積した転写残トナーを定期的に排出し、帯電不良を防止することが可能な画像形成装置を提供することである
【解決手段】一時的保持手段としてブラシローラ41を搭載し、このブラシローラ41で転写残トナーの逆帯電トナーを回収し、排出モード時にブラシローラ41に両極性のバイアスを交互に印加し、感光体ドラム1を両極性に交互に帯電させて、帯電装置3上に付着した付着物を感光体ドラム1に排出し、さらに転写装置14を介して、ベルトクリーニング装置15で回収する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いた複写機、ファクシミリ、プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、重合トナーに代表される球形トナーを使用した画像形成装置が上市されている。
重合トナーの様に球形な形状を有するトナーを用いた電子写真記録装置では転写残のトナーをクリーニングするために複雑なシステムを有する場合が多い。例えば従来のクリーニングブレードに加えてファーブラシを当接させたり、そのファーブラシに潤滑剤を塗布させてクリーニングブレードの能力を高めたり、特許文献1に記載のようにクリーニングの前にコロナ放電器を配置してトナーの電荷をそろえクリーニングしやすくしたりする等の方法が実際に使用されている。
【0003】
また、特許文献2に記載のようにクリーニングブレードを排除したものもある。
本発明に使用する画像形成装置は、クリーニングブレードを排除した替わりに一時的保持手段(ブラシローラ、弾性ローラ等)を搭載し、この一時保持手段で転写残トナーの逆帯電トナーを回収し、排出モード時に一時保持手段から感光体上に排出した逆帯電トナーはさらに感光体から感光体に当接する転写手段に排出され、転写手段に設置されているクリーニング機構にて回収される構成をとっている。
しかしながら、このようなシステムの画像形成装置では、長時間使用する事により一時保持手段を通過した逆帯電トナーや、排出モード時に帯電手段と感光体間を通過する逆帯電トナーが機械的な付着力によって帯電手段に堆積し、帯電不良が発生してしまうという問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−330002号公報
【特許文献2】
特開2000−310911号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題点に鑑み、本発明は、帯電手段の汚れを定期的に排出し、帯電不良を防止することが可能な画像形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、潜像担持体と、帯電部材を潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、潜像形成手段と現像手段と、潜像担持体と接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に電界を形成して、潜像担持体上に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録材上又は表面移動部材上に転写させる転写手段と、転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収して保持し、保持した転写残トナーを潜像担持体表面に排出する一時保持手段と、一時保持手段から排出した転写残トナーを潜像担持体から回収する回収手段とを設ける画像形成装置において、 前記画像形成装置は、一時保持手段に両極性のバイアスを交互に印加し、潜像担持体を両極性に交互に帯電させて、帯電手段上に付着した付着物を潜像担持体に排出することを特徴とする画像形成装置である。
【0007】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、一時保持手段に交互に印加する両極性のバイアスの印加時間T1、T2、T3、T4、T5、・・・が、T1>T2>T3>T4>T5>…の関係にあることを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に記載の本発明は、潜像担持体と、帯電部材を潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、潜像形成手段と現像手段と、潜像担持体と接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に電界を形成して、潜像担持体上に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録材上又は表面移動部材上に転写させる転写手段と、転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収して保持し、保持した転写残トナーを潜像担持体表面に排出する一時保持手段と、一時保持手段から排出した転写残トナーを潜像担持体から回収する回収手段とを設ける画像形成装置において、転写手段に両極性のバイアスを交互に印加し、潜像担持体を両極性に交互に帯電させて、帯電手段上に付着した付着物を潜像担持体に排出することを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、転写手段に交互に印加するバイアスの印加時間Tは潜像担持体の直径をR,潜像担持体の線速をV、自然数をnとした場合、T=πR/2nVであることを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、帯電手段上に付着した付着物を潜像担持体に排出する時は帯電バイアスの印加を接地することを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に記載の本発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、帯電手段から潜像担持体に排出された帯電手段上に付着した付着物を転写手段で回収することを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
請求項7に記載の本発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、転写手段にクリーニング手段を設置することを特徴とする画像形成装置である。
請求項8に記載の本発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、潜像を担持する潜像担持体と前記転写手段による転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーとを潜像担持体から回収して保持し、その保持した転写残トナーを潜像担持体表面に排出する一時保持手段を少なくとも一体化するプロセスカートリッジを脱着することを特徴とする画像形成装置である。
【0010】
請求項9に記載の本発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナーは、体積平均粒径(DV)が3〜8μmの範囲にあり、体積平均粒径(DV)と個数平均粒径(Dn)の比(DV/Dn)で定義される分散度が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする画像形成装置である。
請求項10に記載の本発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナーは形状係数SF−1で100〜180の範囲にあり、かつ形状係数SF−2で100〜180の範囲に有ることを特徴とする画像形成装置である。
請求項11に記載の本発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナーは紡錘形状であり、長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1>短軸r2≧厚さr3の関係を満足することを特徴とする画像形成装置である。
【0011】
請求項12に記載の本発明は、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジであって、少なくとも、潜像担持体と、帯電部材を潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、前記転写手段による転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収して保持し、保持した転写残トナーを潜像担持体表面に排出する一時保持手段とを一体化するプロセスカートリッジにおいて、前記一時保持手段に両極性のバイアスを交互に印加し、潜像担持体を両極性に交互に帯電させて、帯電手段上に付着した付着物を潜像担持体に排出することを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項13に記載の本発明は、請求項12に記載のプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジは、請求項2又は5ないし11のいずれかに記載の画像形成装置に用いられることを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の構成を有する現像装置を図1に基づいて説明する。図1に示すように、ドラム状の感光体1は矢印で示す時計回り方向へ駆動装置(図示せず)によって回転される。感光体1の周囲には、帯電ローラ3aと、露光装置60と、現像装置5と、トナーを一時保持させるブラシローラ41(ブラシローラに限定しない)、転写装置14と、中間転写ベルト10が感光体1の上方に配置されている。また、中間転写ベルト10にはベルトクリーニング装置15が配置されている。
帯電ローラ3aは、感光体1の表面を一様に帯電する。露光装置60は一様に帯電された感光体1の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。現像装置5は、トナーを感光体1の表面の静電潜像に与えてトナー画像を形成する。転写装置14は、感光体1の表面のトナー画像を中間転写ベルト10に転写する。中間転写ベルト10に転写されたトナー像は、2次転写装置によって転写紙上にに転写される(図示せず)。ブラシローラ41は、トナー画像の転写後に感光体1の表面に残留している逆帯電残留トナーを、逆帯電トナーと逆のバイアスを印加したブラシローラ41にて保持させる。画像印字時にはこのような帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、が繰り返して実行される。
【0013】
また、画像印字時以外の時にブラシローラ41に確保した逆帯電トナーを、ブラシローラ41に逆帯電トナーと同極性のバイアスを印加する事により逆帯電トナーを電気的に感光体側に排出する。感光体上に排出された逆帯電トナーは転写装置14まで搬送され、画像転写時とは逆バイアスを印加された転写装置14にて中間転写ベルト10上に転写され、ベルトクリーニング装置15にて回収される。
現像装置5は、感光体1に対向する側が開口されている現像容器7と、この現像容器7の内部の感光体1に対向する側に配置されている現像スリーブ5aと、現像容器7に収容されている2成分の現像剤と、この現像剤を撹拌して現像スリーブ5aの表面に現像剤を供給する撹拌部材5bと、現像スリーブ5aの表面に積層(保持)されている現像剤の層厚(高さ)を規制するドクターブレード8とを有している。現像剤は、磁性のキャリアと非磁性のトナーとを混合してなる。現像剤が撹拌部材5bにより撹拌されると、摩擦帯電によりトナーが帯電される。現像スリーブ5aの内部には、マグネット(図示せず)が配置されている。マグネットの磁力により現像剤が現像スリーブ5aの表面に保持される。現像スリーブ5aは矢印方向へ回転され、現像スリーブ5aの表面に保持された現像剤はドクターブレード8により層厚を規制された後に感光体1との間に移動される。現像スリーブ5aの表面に保持されたキャリアに付着したトナーは、現像スリーブ5aと感光体1の静電潜像との間に形成される電界によって感光体1の静電潜像の方向に移動されこの静電潜像に付着される。
【0014】
本使用例は、帯電ローラの汚れに対して厳しい条件である接触帯電方式及びクリーニングブレードの無い構成を用いているが、他の帯電方式及びクリーニングブレードがある構成に関しても本発明は適応できる。
本発明の例では帯電手段として接触方式をとっているが、通常画像出力時には感光体1上の帯電電位が−500Vになる程度のバイアスが印加されている。もし図2の逆帯電トナーT1がブラシローラ41を抜けて帯電ローラ3aの位置まで搬送されると、感光体1上は帯電する前の電位であるから帯電ローラ3aに向けて逆帯電トナーT1が付着する事になる。帯電ローラ3aにトナーが付着すると帯電ローラ3aの抵抗や表面性が変わる為に帯電開始電圧が変化し同じ印加バイアスでも狙った電位が得られなくなり濃度低下や地肌汚れ(かぶり)が発生する事になる。つまり、図2の逆帯電トナーT1を帯電ローラ3aから排出する事が重要である。
【0015】
逆帯電トナーT1を帯電ローラから排出する手段を、図3を用いて説明する。
逆帯電トナーT1を帯電ローラから排出する手段は画像印字時以外の時に、図3の帯電ローラ3aを接地し、ブラシローラ41に−550Vのバイアスを印加し、感光体表面をマイナスに帯電させ、感光体1と帯電ローラ3aの間に電位差を生じさせる事により、帯電ローラ3aに付着した逆帯電トナーを感光体1上に移動させる。感光体1上に排出された逆帯電トナーは転写装置14まで搬送され、画像転写時とは逆バイアスを印加された転写部にて中間転写ベルト10上に転写されベルトクリーニング装置15にて回収される。この動作を繰り返していると、帯電ローラ3aに付着した逆帯電トナーはマイナスに帯電していき、帯電ローラ3aから感光体1上に移動される逆帯電トナーは徐々に減っていく。そこで、ブラシローラ41に先程とは逆のバイアスの+200Vを印加すると帯電ローラ3a上のトナーは再度感光体上に移動させられる。感光体1上に排出されたトナーは転写装置14まで搬送され、画像転写時と同じバイアスを印加された転写装置14にて中間転写ベルト10上に転写されベルトクリーニング装置15にて回収される。この操作を帯電ローラ3a上のトナーが無くなるまで数回繰り返す。
【0016】
また、この一連の動作中、現像スリーブ5a は接地し駆動も停止させる。
先記したブラシローラ41に印加するブラシバイアスの範囲は、−1200V〜+600Vとする。これは、−1200V以下であると感光体表面電位がマイナス側に高く乗ってしまい、キャリア付着が懸念され、+600V以上であると、感光体表面が疲労し寿命が短くなってしまうからである。
ブラシローラ41に交互にバイアスを印加すると帯電ローラ3a上のトナーは減少していく為、帯電ローラ3aに残っているトナーは短時間で感光体表面電位と同極性に帯電される。その為、帯電ローラ3a上のトナーを逆極性に帯電するまでにかかるバイアス印加時間をT1(マイナス)、T2(プラス)、T3(マイナス)、T3(マイナス)、T4(プラス)、T5(マイナス)・・・とすると、その時間はT1>T2>T3>T4>T5>・・・というように徐々に少なくなる。
また、この発明の利点は帯電ローラ3a上のトナーを排出する為の総時間が短縮されることである。
【0017】
ブラシローラ41の役割を転写装置14にて代用してもよい。利点としては、ブラシローラ41にバイアスを印加するパワーパックがない場合に、ブラシローラ41用のパワーパックを付ける必要がなく、コストアップ及び装置の小型化に優位になる。
転写装置14によって感光体表面を帯電し、帯電ローラ3aから感光体上に排出されたトナーを回収する必要がある。その為、帯電ローラ3aから感光体上に排出されたトナーが、感光体ドラム1と転写装置14との間に到達した時にトナーとは逆極性の転写バイアスをかける必要がある。その為、ブラシローラ41に印加するバイアスの印加時間Tは、図5に示すように感光体1の円周径を偶数分割した時間で極性を反転する必要があり、その関係は、感光体の直径をR、感光体の線速をV、自然数をnとした場合、T=πR/2nVとする。
【0018】
また、帯電部材からの付着物排出時、感光体1が駆動すると同時に、帯電ローラ3aの印加バイアスを0V(アース)にする。この事により、ブラシローラ41や転写装置14によって帯電させられた感光体1との間に電位差を作ることができ、帯電ローラ3a上のトナーを感光体上に移動させることが可能になる。
帯電ローラ3aから感光体1上に排出されたトナーが転写部に到達すると同時にトナーと逆極性の転写バイアスを印加し、感光体上のトナーを中間転写ベルト10に移動させてもよい。
中間転写ベルト10に排出したトナーを中間転写ベルト10に設置しているベルトクリーニング装置15で回収してもよい。さらにそこで回収された排トナーを搬出するための搬出手段(図示せず)も設置されている。このようなシステムを構成する事によって経時的にも異常画像の無い良好な画像が得られる画像形成装置を提供することが可能になる。
【0019】
また、図1に示すように、感光体1、ブラシローラ41、帯電ローラ3a及び現像装置5が一体となったプロセスカートリッジとして交換可能にしてもよい。この様な形態にすることでユーザーの交換作業が容易になり、メンテナンス性が向上するほかに、プロセスカートリッジの交換だけで良好な画像が得られる画像形成装置を提供することが可能になる。
【0020】
次に、本発明の画像形成装置に好適に使用されるトナーについて説明する。
トナーの体積平均粒径は3〜8μmが好ましく、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)は1.00〜1.40の範囲にあることが好ましい。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、転写率を高くすることができる。
【0021】
トナーの形状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜180の範囲にあることが好ましい。形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)/AREA}×(100π/4) ・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
【0022】
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−2={(PERI)/AREA}×(100π/4) ・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体ドラム1との接触合点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体ドラム1との吸着力も弱くなって、転写率は高くなる。形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
【0023】
本発明に用いるトナーは、紡錘形状であり、トナーを長軸r1、短軸r2、厚さr3(但し、r1≧r2≧r3とする。)で規定するとき、本発明のトナーは、長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲にあることが好ましい。長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5未満では、真球形状から離れるためにドット再現性及び転写効率が劣り、高品位な画質が得られなくなる。また、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7未満では、扁平形状に近くなり、球形トナーのような高転写率は得られなくなる。特に、厚さと短軸との比(r3/r2)が1.0では、長軸を回転軸とする回転体となり、トナーの流動性を向上させることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一時保持手段に両極性のバイアスを交互に印加し、潜像担持体を両極性に交互に帯電させて、帯電手段上に付着した付着物を潜像担持体に排出することにより、帯電手段の汚れを定期的に排出し、帯電不良を防止することが可能となる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例である感光体周りの概略構成図である。
【図2】一時保持手段としてのトナー保持装置を示す概略構成図である。
【図3】一時転写ニップ部を示す概略構成図である。
【図4】ブラシローラのバイアスを示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
3 帯電装置
3a 帯電ローラ
5 現像装置
5a 現像スリーブ
5b 攪拌搬送スクリュー
7 現像容器
8 ドクターブレード
10 中間転写ベルト
14 転写装置
15 ベルトクリーニング装置
40 一時保持手段
41 ブラシローラ
60 露光装置

Claims (13)

  1. 潜像担持体と、帯電部材を潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、潜像形成手段と現像手段と、潜像担持体と接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に電界を形成して、潜像担持体上に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録材上又は表面移動部材上に転写させる転写手段と、転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収して保持し、保持した転写残トナーを潜像担持体表面に排出する一時保持手段と、一時保持手段から排出した転写残トナーを潜像担持体から回収する回収手段とを設ける画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、一時保持手段に両極性のバイアスを交互に印加し、潜像担持体を両極性に交互に帯電させて、帯電手段上に付着した付着物を潜像担持体に排出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    一時保持手段に交互に印加する両極性のバイアスの印加時間T1、T2、T3、T4、T5、・・・が、T1>T2>T3>T4>T5>…の関係にあることを特徴とする画像形成装置。
  3. 潜像担持体と、帯電部材を潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、潜像形成手段と現像手段と、潜像担持体と接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に電界を形成して、潜像担持体上に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録材上又は表面移動部材上に転写させる転写手段と、転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収して保持し、保持した転写残トナーを潜像担持体表面に排出する一時保持手段と、一時保持手段から排出した転写残トナーを潜像担持体から回収する回収手段とを設ける画像形成装置において、
    転写手段に両極性のバイアスを交互に印加し、潜像担持体を両極性に交互に帯電させて、帯電手段上に付着した付着物を潜像担持体に排出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    転写手段に交互に印加するバイアスの印加時間Tは潜像担持体の直径をR,潜像担持体の線速をV、自然数をnとした場合、T=πR/2nVであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    帯電手段上に付着した付着物を潜像担持体に排出する時は帯電バイアスの印加を接地することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、
    帯電手段から潜像担持体に排出された帯電手段上に付着した付着物を転写手段で回収することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、
    転写手段にクリーニング手段を設置することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、
    潜像を担持する潜像担持体と前記転写手段による転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーとを潜像担持体から回収して保持し、その保持した転写残トナーを潜像担持体表面に排出する一時保持手段を少なくとも一体化するプロセスカートリッジを脱着することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記トナーは、体積平均粒径(DV)が3〜8μmの範囲にあり、体積平均粒径(DV)と個数平均粒径(Dn)の比(DV/Dn)で定義される分散度が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記トナーは形状係数SF−1で100〜180の範囲にあり、かつ形状係数SF−2で100〜180の範囲に有ることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記トナーは紡錘形状であり、長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1>短軸r2≧厚さr3の関係を満足することを特徴とする画像形成装置。
  12. 画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジであって、少なくとも、潜像担持体と、帯電部材を潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、前記転写手段による転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収して保持し、保持した転写残トナーを潜像担持体表面に排出する一時保持手段とを一体化するプロセスカートリッジにおいて、
    前記一時保持手段に両極性のバイアスを交互に印加し、潜像担持体を両極性に交互に帯電させて、帯電手段上に付着した付着物を潜像担持体に排出することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 請求項12に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記プロセスカートリッジは、請求項2又は5ないし11のいずれかに記載の画像形成装置に用いられることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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JP2006301463A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、トナー
JP2007328261A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Canon Inc 画像形成装置

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