JPH04329022A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JPH04329022A
JPH04329022A JP3098848A JP9884891A JPH04329022A JP H04329022 A JPH04329022 A JP H04329022A JP 3098848 A JP3098848 A JP 3098848A JP 9884891 A JP9884891 A JP 9884891A JP H04329022 A JPH04329022 A JP H04329022A
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JP
Japan
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circuit
oscillation
delay
frequency
signal
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JP3098848A
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Katsuya Ishikawa
勝哉 石川
Masako Yorita
頼田 眞子
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1,2)作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図3,4)(2)第2の実
施例の説明(図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、発振回路に関するもの
であり、更に詳しく言えば、当該発振回路の固有の周波
数の2倍,4倍の発振周波数を発生する回路に関するも
のである。
【0003】近年、半導体集積回路装置の高機能,高性
能化に伴いバッテリー駆動による携帯用の通信機器やパ
ソコン等の情報処理装置が開発されている。
【0004】これ等の制御システムではその動作基準と
なるクロック信号が発振回路により発生され、また、シ
ステム動作の高速化を図るため、当該発振回路で発生す
る発振周波数の2倍,4倍の基準クロックが要求される
場合がある。
【0005】これによれば、例えば、携帯用機器や処理
装置に複数の水晶発振回路を設けるか又は水晶発振子,
抵抗及びコンデンサの回路定数を可変したり、周波数逓
倍回路を付加して整数倍の周波数を得る方法が採られる
【0006】しかし、バッテリー駆動による携帯用の通
信機器やパソコン等の情報処理装置では、小型軽量化及
び低電流化が必須条件である。
【0007】そこで、発振回路の小規模化及び低電流化
の条件を維持しつつ、該回路の構成を工夫して、その発
振ループの固有の周波数を変えずに、該周波数の2倍,
4倍…の発振周波数を発生することができる回路が望ま
れている。
【0008】
【従来の技術】図6は、従来例に係る発振回路の構成図
を示している。例えば、商用電源やバッテリーにより駆
動される通信機器や情報処理装置に内蔵された水晶発振
回路は、第1,第2のインバータIN1,IN2,水晶
発振子G,抵抗R及びコンデンサCから成る。
【0009】当該水晶発振回路の機能は、第1,第2の
インバータIN1,IN2の電源ONと共に水晶発振子
Gにより電気振動が起動され、抵抗R及びコンデンサC
の回路定数及び第1のインバータIN1の出力帰還信号
Sfにより、当該発振回路の固有の周波数(以下原振周
波数ともいう)に基づく発振周波数fが発生する。この
発振周波数fに係る信号が第2のインバータIN2によ
り反転増幅され、その出力信号Vfが通信機器や情報処
理装置等の制御回路に出力される。なお、当該発振回路
の発振ループの原振周波数fと出力信号Vfの発振周波
数fとは等しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来例によれ
ば、携帯用の通信機器やパソコン等の情報処理装置にお
いて、システム動作の高速化を図るため、当該発振回路
で発生する発振周波数fの2倍,4倍の基準クロックが
要求される場合がある。
【0011】このような場合、固有振動数が高い水晶を
使用するか,又はコンデンサC等の回路定数を変更して
水晶発振子Gをオーバートーンで振動させ、高い周波数
を得る方法が採られる。
【0012】しかし、バッテリー駆動による携帯用の通
信機器やパソコン等の情報処理装置では、小型軽量化及
び低電流化が必須条件である。
【0013】このため、小型化及び低電流化の要求があ
る中で、当該水晶発振回路により高い周波数を発生しよ
うとすると、該発振回路に流入する電流も多くなり、携
帯用機器や処理装置の長時間の使用条件に反し好ましく
ない。
【0014】また、携帯用機器や処理装置の使用環境条
件にもよるが、水晶発振回路の温度変化により水晶発振
子Gのオーバートーンでの発振から固有振動での発振に
変わることがあり、その安定した発振周波数fが得られ
ない。
【0015】これにより、当該水晶発振子Gの固有振動
数を変えない限り、原振周波数fの2倍,4倍の発振周
波数2f,4fが得られず、また、当該水晶発振回路を
内蔵した携帯用機器や処理装置の縮小化の妨げとなった
り、その信頼度が低下をするという問題がある。
【0016】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、発振回路の小型化及び低電流化の
条件を維持しつつ、該回路の構成を工夫して、その発振
ループの固有の周波数を変えずに、該周波数の2倍,4
倍…の発振周波数を発生することが可能となる発振回路
の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1,2は、本発明に係
る発振回路の原理図(その1,2)をそれぞれ示してい
る。
【0018】本発明の第1の発振回路は、図1に示すよ
うに、発振ループ回路11及び論理演算回路12を具備
し、前記発振ループ回路11が信号反転回路11A及び
2n 個の遅延回路D1〜Di,n,i=1,2…から
成り、前記発振ループ回路11の各遅延回路Diの出力
部が次段の遅延回路Di+1の入力部に接続され、かつ
、第2n 番目の遅延回路Diが信号反転回路11Aに
接続され、前記信号反転回路11Aの出力部が第1番目
の遅延回路D1の入力部に接続され、前記論理演算回路
12の入力部が各遅延回路D1〜Diの出力部に接続さ
れ、前記各遅延回路Diの各遅延出力の論理をとること
で、該発振ループで決定される周波数の所定倍の周波数
の信号を出力することを特徴とする。
【0019】なお、前記第1の発振回路において、前記
論理演算回路12が各遅延回路D1〜Diの遅延信号S
1〜Siの排他論理和又は前記信号反転回路11Aの出
力帰還信号Sf及び各遅延回路D1〜Diの遅延信号S
1〜Si−1の排他論理和に基づいて、前記発振ループ
回路11の固有の周波数fの2n 倍の発振周波数2f
,4f…2n fの信号Vfを出力することを特徴とす
る。
【0020】また、本発明の第2の発振回路は、図2に
示すように発振ループ回路13及び論理演算回路14を
具備し、前記発振ループ回路13が2n 個の差動増幅
回路C1〜Ci,n,i=1,2…から成り、前記発振
ループ回路13の各差動増幅回路Ciの非反転出力部が
次段の差動増幅回路Ci+1の非反転入力部に接続され
、かつ、各差動増幅回路Ciの反転出力部が次段の差動
増幅回路Ci+1の反転入力部に接続され、前記発振ル
ープ回路13の第2n 番目の差動増幅回路Ciの非反
転出力部が第1番目の差動増幅回路C1の反転入力部に
接続され、かつ、該第2n 番目の差動増幅回路Ciの
反転出力部が第1番目の差動増幅回路C1の非反転入力
部に接続され、前記各差動増幅回路C1〜Ci,n,i
=1,2…の各出力の論理をとることで、前記発振ルー
プ回路13で決定される周波数の所定倍の周波数の信号
を出力することを特徴とする。
【0021】さらに、前記第2の発振回路において、前
記論理演算回路14が各差動増幅回路C1〜Ciの遅延
信号S1〜Siの排他論理和又は前記第2n 番目の差
動増幅回路Ciの反転出力部から出力される出力帰還信
号Sf及び各差動増幅回路C1〜Ciの遅延信号S1〜
Si−1の排他論理和に基づいて、前記発振ループ回路
13の固有の周波数fの2n 倍の発振周波数2f,4
f…2n fの信号Vfを出力することを特徴とする。
【0022】なお、前記第1,第2の発振回路において
、前記2n 倍の発振周波数fの信号Vfを選択出力す
る信号選択回路12Aが設けられることを特徴とし、上
記目的を達成する。
【0023】
【作  用】本発明の第1の発振回路によれば、図1に
示すように発振ループ回路11及び論理演算回路12が
具備され、該発振ループ回路11が信号反転回路11A
及び2n 個の遅延回路D1〜Di,n,i=1,2…
から成っている。
【0024】例えば、当該第1の発振回路の電源「ON
」と共に、発振ループ回路11の固有の周波数(原振周
波数)fに依存する帰還遅延信号Sfが信号反転回路1
1Aから第1番目の遅延回路D1に帰還される。この際
に、第1番目の遅延回路D1から論理演算回路12に第
1の遅延信号S1が出力され、第2番目の遅延回路D2
から論理演算回路12に第2の遅延信号S2が出力され
、順次、第i番目の遅延回路Diから論理演算回路12
に第iの遅延信号Siが出力される。
【0025】これにより、第1〜第iの遅延信号S1〜
Siが論理演算回路12により排他論理和され、その結
果、発振ループ回路11の固有の周波数fの2n 倍の
発振周波数2f,4f…2n fの信号Vfが出力され
る。 又は、出力帰還信号Sf及び第1〜第i−1の遅延信号
S1〜Si−1が論理演算回路12により排他論理和さ
れ、同様に、2n 倍の発振周波数2f,4f…2n 
fの信号Vfが出力される。
【0026】なお、外部回路の使用要求に基づいて2n
 倍の発振周波数2f,4f…2n fの信号Vfが信
号選択回路12Aにより選択出力される。
【0027】このため、発振回路の小規模化及び低電流
化の条件を維持しつつ、かつ、その発振ループの固有の
周波数fを変えずに、該周波数fの2倍,4倍…2n 
倍の発振周波数2f,4f…2n fを発生することが
可能となる。
【0028】これにより、携帯用の通信機器やパソコン
等の情報処理装置において、システム動作の高速化のた
めに高い周波数の基準クロックが要求された場合があっ
ても、それを容易に発生することが可能となる。また、
当該発振回路を内蔵した携帯用機器や処理装置の縮小化
,及びその信頼度の向上を図ることが可能となる。
【0029】また、本発明の第2の発振回路によれば、
図2に示すように発振ループ回路13及び論理演算回路
14が具備され、該発振ループ回路13が2n 個の差
動増幅回路C1〜Ci,n,i=1,2…から成ってい
る。
【0030】例えば、当該第2の発振回路の電源「ON
」と共に、発振ループ回路13の固有の周波数(原振周
波数)fに依存する帰還遅延信号Sfが第2n 番目の
差動増幅回路Ciから第1番目の差動増幅回路C1に帰
還される。この際に、第1番目の差動増幅回路C1から
論理演算回路14に第1の遅延信号S1が出力され、第
2番目の差動増幅回路C2から論理演算回路14に第2
の遅延信号S2が出力され、順次、第i番目の差動増幅
回路Ciから論理演算回路14に第iの遅延信号Siが
出力される。
【0031】これにより、第1〜第iの遅延信号S1〜
Siが論理演算回路14により排他論理和され、その結
果、発振ループ回路13の固有の周波数fの2n 倍の
発振周波数2f,4f…2n fの信号Vfが出力され
る。
【0032】なお、外部回路の使用要求に基づいて第1
の発振回路と同様に、2n 倍の発振周波数2f,4f
…2n fの信号Vfが信号選択回路14Aにより選択
出力される。
【0033】このため、第1の発振回路と同様に発振回
路の小規模化及び低電流化の条件を維持しつつ、かつ、
その発振ループの固有の周波数fを変えずに、該周波数
fの2倍,4倍…2n 倍の発振周波数2f,4f…2
n fを発生することが可能となる。
【0034】これにより、第1の発振回路に比べて信号
反転回路11Aが不要となり、周波数fの2倍,4倍の
安定した発振周波数を容易に発生することが可能となる
。 また、第1の発振回路と同様に当該発振回路を内蔵した
携帯用機器や処理装置の縮小化,及びその信頼度の向上
を図ることが可能となる。
【0035】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図3〜5は、本発明の実施例に係る発振
回路を説明する図である。
【0036】(1)第1の実施例の説明図3は、本発明
の第1の実施例に係る発振回路の構成図であり、図4は
その動作タイムチャートをそれぞれ示している。
【0037】例えば、n=2,i=4〔段〕の発振条件
により発振周波数2f,4fを出力する第1の発振回路
は、図3において、発振ループ回路11及び論理演算回
路12から成る。
【0038】発振ループ回路11は第1〜第4のディレ
イ回路D1〜D4とインバータINから成る。第1〜第
4のディレイ回路D1〜D4は2n 個の遅延回路D1
〜Di〔n,i=1,2…〕の一実施例であり、n=2
,i=4段の発振条件を満足するものである。各ディレ
イ回路D1〜D4は、図3の破線円内図に示すようにC
MOSトランジスタ(相補形電界効果トランジスタ)回
路を複数段接続した回路であり、例えば、p型の電界効
果トランジスタTPやn型の電界効果トランジスタTn
から成るインバータIN1,IN2を発振周波数2f,
4fに応じて、その接続段数を調整する。
【0039】なお、第1のディレイ回路D1の出力部を
次段の第2のディレイ回路D2の入力部に接続し、かつ
、論理演算回路12の第2の二入力排他論理和回路EO
R2の一方の入力部に接続する。また、第2のディレイ
回路D2の出力部を次段の第3のディレイ回路D3の入
力部に接続し、かつ、論理演算回路12の第1の二入力
排他論理和回路EOR1の他の入力部に接続する。
【0040】さらに、第3のディレイ回路D3の出力部
を次段の第4のディレイ回路D4の入力部に接続し、か
つ、論理演算回路12の第2の二入力排他論理和回路E
OR2の他の入力部に接続する。また、第4のディレイ
回路D4の出力部をインバータINの入力部に接続する
。 ここで、第4のディレイ回路D4の出力部は、インバー
タINの出力帰還信号Sfを第2の二入力排他論理和回
路EOR2の一方に入力しない場合には、それを第1の
二入力排他論理和回路EOR1の入力部に接続するもの
とする。
【0041】インバータINは信号反転回路11Aの一
実施例であり、各ディレイ回路と同様にCMOSトラン
ジスタ回路から成る。また、インバータINの出力部が
第1のディレイ回路D1の入力部に接続される。
【0042】論理演算回路12は第1〜第3の二入力排
他論理和回路EOR1〜EOR3及びセレクタ12Aか
ら成る。第1の二入力排他論理和回路EOR1の出力部
は第3の二入力排他論理和回路EOR3の入力部とセレ
クタ12Aとに接続する。また、第2の二入力排他論理
和回路EOR2の出力部は第3の二入力排他論理和回路
EOR3の入力部とセレクタ12Aとに接続する。さら
に、第3の二入力排他論理和回路EOR3の出力部をセ
レクタ12Aに接続する。
【0043】なお、第1の二入力排他論理和回路EOR
1の機能は、インバータINから帰還出力される出力帰
還信号Sf又は第4のディレイ回路D2から出力される
第4のディレイ信号S4と第2のディレイ回路D2から
出力される第2のディレイ信号S2との二入力排他論理
和に基づいて当該発振ループ回路11の固有の周波数f
の2倍の発振周波数2fの信号をセレクタ12Aに出力
するものである。
【0044】また、第2の二入力排他論理和回路EOR
2の機能は、第1のディレイ回路D1から出力される第
1のディレイ信号S1と第3のディレイ回路D3から出
力される第3のディレイ信号S3との二入力排他論理和
に基づいて当該発振ループ回路11の固有の周波数fの
2倍の発振周波数2fの信号をセレクタ12Aに出力す
るものである。
【0045】ここで、当該発振ループ回路11の固有の
周波数fについては、第1のディレイ回路D1から第4
のディレイ回路に信号が伝搬する時間(全遅延時間)を
T/2〔s〕とした場合に、出力帰還信号Sfの1周期
がTとなり、その逆数,すなわち、f=1/Tにより得
られるものである。
【0046】さらに、第3の二入力排他論理和回路EO
R2は、第1の二入力排他論理和回路EOR1から出力
された発振周波数2fの信号と第2の二入力排他論理和
回路EOR2から出力された発振周波数2fの信号との
二入力排他論理和に基づいて4倍の発振周波数4fの信
号をセレクタ12Aに出力するものである。
【0047】なお、セレクタ12Aは信号選択回路12
Aの一実施例であり、例えば、選択制御信号SCに基づ
いて当該発振ループ回路11の固有の周波数fの2倍,
4倍の発振周波数2f,4fの出力信号Vfを選択出力
するものである。
【0048】このようにして、本発明の第1の実施例に
係る発振回路によれば、図3に示すように発振ループ回
路11及び論理演算回路12が具備され、該発振ループ
回路11がインバータIN及び4個のディレイ回路D1
〜D4から成っている。
【0049】例えば、図4の動作タイムチャートにおい
て、当該第1の発振回路の電源「ON」と共に、発振ル
ープ回路11の固有の周波数fに依存する出力帰還信号
SfがインバータINから第1のディレイ回路D1に帰
還される。この際に、第1のディレイ回路D1から論理
演算回路12に第1のディレイ信号S1が出力され、第
2のディレイ回路D2から論理演算回路12に第2のデ
ィレイ信号S2が出力され、順次、第4のディレイ回路
D4から論理演算回路12に第4のディレイ信号S4が
出力される。ここで、第1のディレイ信号S1は出力帰
還信号Sfよりも1/8周期(45°)遅延し、同様に
、第2〜第4のディレイ信号S2〜S4も出力帰還信号
Sfを基準にして1/8周期(45°)づつ遅延する。
【0050】これにより、第1〜第4のディレイ信号S
1〜S4が論理演算回路12の各二入力排他論理和回路
EOR1〜EOR3により二入力排他論理和され、その
結果、発振ループ回路11の固有の周波数fの2倍,4
倍の発振周波数2f,4fの出力信号Vfが出力される
。 又は、出力帰還信号Sf及び第1〜第3のディレイ信号
S1〜S3が論理演算回路12により排他論理和され、
同様に、2倍,4倍の発振周波数2f,4fの出力信号
Vfが出力される。
【0051】なお、外部回路の使用要求により、選択制
御信号SCを介して2倍,4倍の発振周波数2f,4f
のいずれかの出力信号Vfがセレクタ12Aにより選択
出力される。
【0052】このため、発振回路の小規模化及び低電流
化の条件を維持しつつ、かつ、その発振ループの固有の
周波数fを変えずに、該周波数fの2倍,4倍…の発振
周波数を発生することが可能となる。
【0053】これにより、携帯用の通信機器やパソコン
等の情報処理装置において、システム動作の高速化のた
めに周波数fの2倍,4倍の基準クロックが要求された
場合があっても、それを容易に発生することが可能とな
る。また、当該発振回路を内蔵した携帯用機器や処理装
置の縮小化,及びその信頼度の向上を図ることが可能と
なる。
【0054】(2)第2の実施例の説明図5は、本発明
の第2の実施例に係る発振回路の構成図を示している。 図5において、第1の実施例と異なるのは第2の実施例
では発振ループ回路11に代わりに、4個の差動増幅回
路C1〜C4から成る発振ループ回路13が設けられる
ものである。
【0055】すなわち、第2の発振回路は、発振ループ
回路13及び論理演算回路14から成り、発振ループ回
路13が4個の差動増幅回路C1〜C4から成る。各差
動増幅回路C1〜C4は、図5の破線円内図に示すよう
にバイポーラトランジスタを差動対に接続した回路を1
個又は複数個を従続接続した回路であり、例えば、np
n型のトランジスタQ1やQ2及びバイアス設定素子R
1,R2から成る。
【0056】また、第1の差動増幅回路C1の非反転出
力部は次段の第2の差動増幅回路C2の非反転入力部に
接続し、その反転出力部は次段の第2の差動増幅回路C
2の反転入力部に接続する。なお、該反転出力部は論理
演算回路14の第2の二入力排他論理和回路EOR2の
一方の入力部に接続する。
【0057】さらに、第2の差動増幅回路C2の非反転
出力部は次段の第3の差動増幅回路C3の非反転入力部
に接続し、その反転出力部は次段の第3の差動増幅回路
C3の反転入力部に接続する。なお、該反転出力部は論
理演算回路14の第1の二入力排他論理和回路EOR1
の一方の入力部に接続する。
【0058】また、第3の差動増幅回路C3の非反転出
力部は次段の第4の差動増幅回路C4の非反転入力部に
接続し、その反転出力部を次段の第4の差動増幅回路C
4の反転入力部に接続する。なお、該反転出力部は論理
演算回路14の第2の二入力排他論理和回路EOR2の
他方の入力部に接続する。
【0059】さらに、第4の差動増幅回路C4の非反転
出力部は第1の差動増幅回路C1の反転入力部に接続し
、その反転出力部は第1の差動増幅回路C1の非反転入
力部に接続する。ここで、第4の差動増幅回路C4の反
転出力部は、該差動増幅回路C4から出力される出力帰
還信号(非反転出力信号)Sfを第1の二入力排他論理
和回路EOR1の一方に入力しない場合には、それを第
1の二入力排他論理和回路EOR1の入力部に接続する
ものとする。
【0060】なお、論理演算回路14は第1の発振回路
と同様の構成であるため説明を省略し、各二入力排他論
理和回路EOR1〜EOR3の機能について説明をする
【0061】すなわち、第1の二入力排他論理和回路E
OR1の機能は、第4の差動増幅回路C4の反転出力部
から帰還出力される出力帰還信号Sf又はその差動増幅
回路C4の反転出力部から出力される第4のディレイ信
号S4と第2の差動増幅回路C2から出力される第2の
ディレイ信号S2との二入力排他論理和に基づいて当該
発振ループ回路11の固有の周波数fの2倍の発振周波
数2fの信号を出力するものである。
【0062】また、第2の二入力排他論理和回路EOR
2の機能は、第1の差動増幅回路D1から出力される第
1のディレイ信号S1と第3の差動増幅回路D3から出
力される第3のディレイ信号S3との二入力排他論理和
に基づいて当該発振ループ回路11の固有の周波数fの
2倍の発振周波数2fの信号を出力するものである。
【0063】なお、第3の二入力排他論理和回路EOR
3は、第1の実施例と同様に第1の二入力排他論理和回
路EOR1から出力された発振周波数2fの信号と第2
の二入力排他論理和回路EOR2から出力された発振周
波数2fの信号との二入力排他論理和に基づいて4倍の
発振周波数4fの信号を出力するものである。
【0064】このようにして、本発明の第2の実施例に
係る発振回路によれば、図5に示すように発振ループ回
路13及び論理演算回路14が具備され、該発振ループ
回路13が4個の差動増幅回路C1〜C4から成ってい
る。
【0065】このため、第1の発振回路のように、当該
第2の発振回路の電源が「ON」されると共に、発振ル
ープ回路13の固有の周波数fに依存する出力帰還信号
Sfが第4の差動増幅回路C4から第1の差動増幅回路
C1に帰還される。この際に、第1の差動増幅回路C1
から論理演算回路14に第1のディレイ信号S1が出力
され、第2の差動増幅回路C2から論理演算回路14に
第2のディレイ信号S2が出力され、順次、第4の差動
増幅回路C4から論理演算回路14に第4のディレイ信
号S4が出力される。
【0066】これにより、第1〜第4のディレイ信号S
1〜S4が論理演算回路14により排他論理和され、そ
の結果、発振ループ回路13の固有の周波数fの2倍,
4倍の発振周波数2f,4f…2n fの出力信号Vf
が出力される。
【0067】このことで、第1の発振回路と同様に発振
回路の小規模化及び低電流化の条件を維持しつつ、かつ
、その発振ループの固有の周波数fを変えずに、該周波
数fの2倍,4倍…の発振周波数2f,4fを発生する
ことが可能となる。
【0068】これにより、第1の発振回路に比べてイン
バータINが不要となり、周波数fの2倍,4倍の安定
した発振周波数を容易に発生することが可能となる。ま
た、第1の発振回路と同様に当該発振回路を内蔵した携
帯用機器や処理装置の縮小化,及びその信頼度の向上を
図ることが可能となる。
【0069】なお、本発明の第1,第2の実施例では、
周波数fの2倍,4倍の発振周波数2f,4fを発生す
る場合について説明をしたが、ディレイ回路や差動増幅
回路を8段,16段のように2n 個を接続することに
より、該周波数fの8倍,16倍の発振周波数8f,1
6fを発生することが可能となる。
【0070】また、発振周波数の選択無しに、2n の
周波数のみを出力しても良い。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の発
振回路によれば発振ループ回路及び論理演算回路が具備
され、該発振ループ回路が信号反転回路及び2n 個の
遅延回路から成っている。
【0072】このため、信号反転回路から第1番目の遅
延回路に出力される帰還遅延信号と各遅延回路から論理
演算回路に出力される遅延信号とに基づいて該発振ルー
プ回路の固有の周波数の2n 倍の発振周波数の信号が
出力される。このことで、発振回路の小規模化及び低電
流化の条件を維持しつつ、かつ、その発振ループの固有
の周波数を変えずに、該周波数の2倍,4倍…の発振周
波数を発生することが可能となる。
【0073】また、本発明の第2の発振回路によれば発
振ループ回路及び論理演算回路が具備され、該発振ルー
プ回路が2n 個の差動増幅回路から成っている。
【0074】このため、終段の差動増幅回路から第1番
目の差動増幅回路に出力される帰還遅延信号と各差動増
幅回路から論理演算回路に出力される遅延信号とに基づ
いて該発振ループ回路の固有の周波数の2n 倍の発振
周波数の信号が出力される。このことで、第1の発振回
路と同様に、発振回路の小規模化及び低電流化が図られ
、また、その発振ループの固有の周波数の2倍,4倍…
の発振周波数を発生することが可能となる。
【0075】これにより、バッテリー駆動タイプの携帯
用の通信機器やパソコン等の情報処理装置に内蔵する発
振回路の提供に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発振回路の原理図(その1)であ
る。
【図2】本発明に係る発振回路の原理図(その2)であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例に係る発振回路の構成図
である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る動作タイムチャー
トである。
【図5】本発明の第2の実施例に係る発振回路の構成図
である。
【図6】従来例に係る発振回路の構成図である。
【符号の説明】
11,13…発振ループ回路、 12,14…論理演算回路、 11A…信号反転回路、 12A…信号選択回路、 D1〜Di…第1〜第iの遅延回路(第1〜第iのディ
レイ回路)、 C1〜Ci…第1〜第iの差動増幅回路、S1〜Si…
第1〜第iの遅延信号(第1〜第iのディレイ信号)、 Sf…出力帰還信号、 Vf…出力信号、 f…固有の周波数(原振周波数)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  発振ループ回路(11)及び論理演算
    回路(12)を具備し、前記発振ループ回路(11)が
    信号反転回路(11A)及び2n 個の遅延回路(D1
    〜Di,n,i=1,2…)から成り、前記発振ループ
    回路(11)の各遅延回路(Di)の出力部が次段の遅
    延回路(Di+1)の入力部に接続され、かつ、第2n
     番目の遅延回路(Di)が信号反転回路(11A)に
    接続され、前記信号反転回路(11A)の出力部が第1
    番目の遅延回路(D1)の入力部に接続され、前記論理
    演算回路(12)の入力部が各遅延回路(D1〜Di)
    の出力部に接続され、前記各遅延回路(Di)の各遅延
    出力の論理をとることで、該発振ループで決定される周
    波数の所定倍の周波数の信号を出力することを特徴とす
    る発振回路。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の発振回路において、前
    記論理演算回路(12)が各遅延回路(D1〜Di)の
    遅延信号(S1〜Si)の排他論理和又は前記信号反転
    回路(11A)の出力帰還信号(Sf)及び各遅延回路
    (D1〜Di)の遅延信号(S1〜Si−1)の排他論
    理和に基づいて、前記発振ループ回路(11)の固有の
    周波数(f)の2n 倍の発振周波数(2f,4f…2
    n f)の信号(Vf)を出力することを特徴とする発
    振回路。
  3. 【請求項3】  発振ループ回路(13)及び論理演算
    回路(14)を具備し、前記発振ループ回路(13)が
    2n 個の差動増幅回路(C1〜Ci,n,i=1,2
    …)から成り、前記発振ループ回路(13)の各差動増
    幅回路(Ci)の非反転出力部が次段の差動増幅回路(
    Ci+1)の非反転入力部に接続され、かつ、各差動増
    幅回路(Ci)の反転出力部が次段の差動増幅回路(C
    i+1)の反転入力部に接続され、前記発振ループ回路
    (13)の第2n 番目の差動増幅回路(Ci)の非反
    転出力部が第1番目の差動増幅回路(C1)の反転入力
    部に接続され、かつ、該第2n 番目の差動増幅回路(
    Ci)の反転出力部が第1番目の差動増幅回路(C1)
    の非反転入力部に接続され、前記各差動増幅回路(Ci
    )の各出力の論理をとることで、該発振ループで決定さ
    れる周波数の所定倍の周波数の信号を出力することを特
    徴とする発振回路。
  4. 【請求項4】  請求項3記載の発振回路において、前
    記論理演算回路(14)が各差動増幅回路(C1〜Ci
    )の遅延信号(S1〜Si)の排他論理和又は前記第2
    n 番目の差動増幅回路(Ci)の反転出力部から出力
    される出力帰還信号(Sf)及び各差動増幅回路(C1
    〜Ci)の遅延信号(S1〜Si−1)の排他論理和に
    基づいて、前記発振ループ回路(13)の固有の周波数
    (f)の2n 倍の発振周波数(2f,4f…2n f
    )の信号(Vf)を出力することを特徴とする発振回路
  5. 【請求項5】  請求項1,3記載の発振回路において
    、前記2n 倍の発振周波数(2f,4f…2n f)
    の信号(Vf)を選択出力する信号選択回路(12A)
    が設けられることを特徴とする発振回路。
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