JP2017163462A - リングオシレーター回路及びクロック信号生成回路 - Google Patents

リングオシレーター回路及びクロック信号生成回路 Download PDF

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Abstract

【課題】生成するクロック信号の周波数精度を高めた新たなリングオシレーター回路の技術を提供すること。
【解決手段】X個(Xは、X≧1を満たす整数)の第1遅延素子を有する複数個の第1遅延回路と、遅延量が互いに異なる複数の第2遅延素子を択一的に投入可能に並列に有する1個以上の第2遅延回路と、をリング状に接続して構成されたリングオシレーター回路を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リングオシレーター回路等に関する。
所定周波数のクロック信号を生成する発振回路として、複数の遅延素子をリング状に接続したリングオシレーター回路がよく知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−61462号公報
他の発振回路として、TCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator)もよく知られている。リングオシレーター回路とTCXOとを比較すると、周波数精度はTCXOのほうが良いが、低消費電力といった点ではリングオシレーター回路のほうが優れている。このため、クロック信号の生成回路としてどちらを用いるかは、利用する電子機器に応じて使い分けられていた。
ところで、クロック信号はあらゆる電子機器で用いられているが、なかでもGPS(Global Positioning System)受信機に代表される測位用衛星信号受信機は、高精度のクロック信号を必要とする好例と言える。クロック信号が、その電子機器の性能に直結するからであり、測位用衛星信号受信機であれば、クロック信号の精度が測位精度に直接影響するからである。一方で、バッテリーで動作する電子機器の場合、長時間の動作を可能とするために、消費電力の低減が求められる。そのため、クロック信号の生成においても、できるだけ消費電力が低い方が望ましい。上述の測位用衛星信号受信機においても、バッテリーで動作する携帯型或いは小型の電子機器として構成される場合が多いため、消費電力の低減は重要事項の1つである。クロック信号の生成回路としてリングオシレーター回路とTCXOとを比較すると、リングオシレーター回路は消費電力が低いが、クロック信号の周波数精度が低く、TCXOはクロック信号の周波数精度は高いが、消費電力が大きいという問題があった。
特に、リングオシレーター回路が生成するクロック信号の周波数精度の問題として、次の問題があった。すなわち、従来のリングオシレーター回路は、均一な遅延量の複数の遅延素子をリング状に接続して構成されていたため、理論上、遅延量のより少ない遅延素子を用いればクロック信号の周波数精度を向上させることができた。しかし、遅延量の低減は、半導体の微細化製造技術に依存するため、技術的な限界がある。また、微細化製造技術で製造される半導体回路、すなわち遅延量の少ない遅延素子ほど製造コストが高く、高価であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、生成するクロック信号の周波数精度を高めた新たなリングオシレーター回路の技術を提供することである。
上記課題を解決するための第1の形態は、X個(Xは、X≧1を満たす整数)の第1遅延素子を有する複数個の第1遅延回路と、遅延量が互いに異なる複数の第2遅延素子を択一的に投入可能に並列に有する1個以上の第2遅延回路と、をリング状に接続して構成されたリングオシレーター回路である。
この第1の形態によれば、生成するクロック信号の周波数精度を高めたリングオシレーター回路が実現される。すなわち、第1遅延回路及び第2遅延回路がリング状に接続されてリングオシレーター回路が構成されるが、第2遅延回路においては、択一的に投入された遅延素子の遅延量だけ遅延されることになる。ここで、第2遅延回路の複数の第2遅延素子それぞれは遅延量が異なるため、択一的に投入する第2遅延素子を変更することで、第2遅延回路における遅延量を異ならせることができる。つまり、第2遅延回路の複数の第2遅延素子それぞれの遅延量の差に応じた周波数精度で、リングオシレーター回路の発振周波数を制御することができる。よって、可能な限り遅延量を低減させた遅延素子を製造するといった、従来の考え方が無用となる全く新しい考え方を導入したリングオシレーター回路を実現することができる。
第2の形態として、第1の形態のリングオシレーター回路であって、前記第2遅延回路を1個のみ備えた、リングオシレーター回路を構成しても良い。
この第2の形態によれば、第2遅延回路を1個としたリングオシレーター回路を構成することができる。
第3の形態として、第1又は第2の形態のリングオシレーター回路であって、前記複数の第2遅延素子が、前記第1遅延素子の遅延量の1倍以上2倍以下の遅延量であって、それぞれが異なる遅延量である、リングオシレーター回路を構成しても良い。
この第3の形態によれば、第2遅延素子の遅延量は、第1遅延素子の遅延量の1倍以上2倍以下であり、第2遅延素子は第1遅延素子よりも遅延量が大きくて済む。そのため、半導体の微細化製造技術に依存することなく、安価に第2遅延素子を製造することができる。すなわち、生成するクロック信号の周波数精度を高めたリングオシレーター回路を、半導体の微細化製造技術に依存することなく、安価に製造することが可能となる。
第4の形態として、第1〜第3の何れかの形態のリングオシレーター回路であって、前記複数の第2遅延素子が、それぞれのゲート長が異なる電界効果トランジスターで構成された、リングオシレーター回路を構成しても良い。
この第4の形態によれば、電界効果トランジスターのゲート長を異ならせることで、遅延量が異なる第2遅延素子を形成することができる。
第5の形態として、第1〜第4の何れかの形態のリングオシレーター回路であって、前記複数の第2遅延素子が、それぞれのゲート幅が異なる電界効果トランジスターで構成された、リングオシレーター回路を構成しても良い。
この第5の形態によれば、電界効果トランジスターのゲート幅を異ならせることで、遅延量が異なる第2遅延素子を形成することができる。
第6の形態として、X個(Xは、X≧1を満たす整数)の第1遅延素子を有する複数個の第1遅延回路と、遅延量が互いに異なる複数の第2遅延素子を択一的に投入可能に並列に有する1個以上の第2遅延回路と、をリング状に接続して構成されたリングオシレーター回路と、前記リングオシレーター回路が所与のクロック信号に応じたクロック信号を生成するように、前記所与のクロック信号に応じて前記複数の第2遅延素子の中から投入する第2遅延素子を択一的に選択する制御部と、を備えたクロック信号生成回路を構成しても良い。
この第6の形態によれば、所与のクロック信号に応じたクロック信号を生成できるため、例えば所与のクロック信号を比較的高精度なクロック信号とすることで、高い周波数精度のクロック信号を生成するクロック信号生成回路を実現できる。
リングオシレーター回路の回路構成図。 クロック信号生成回路の構成図。 校正処理のフローチャート。 リングオシレーター回路の他の構成例。 第1遅延回路群の他の構成例。 第2遅延回路の他の構成例。
[リングオシレーター回路]
図1は、本実施形態のリングオシレーター回路10の回路構成図である。リングオシレーター回路10は、複数個の第1遅延回路20と、1個以上の第2遅延回路30とがリング状に接続されて構成される。本実施形態では、複数個の第1遅延回路20は、直列接続されて第1遅延回路群200を構成する。そして、第1遅延回路群200に1個の第2遅延回路30を直列接続してリング状のリングオシレーター回路10を構成する。
本実施形態において、各第1遅延回路20は、1個の第1遅延素子22を有することとするが、複数個の第1遅延素子22を直列接続した構成としてもよい。各第1遅延素子22は、設計上の回路構成が同じであるため、設計上の遅延量が全て同じである。ここで遅延量が同じという意味は、厳密に同一という意味だけでなく、数%程度以下の微差を含んだ略同じという意味である。これらの第1遅延回路20のうち、後段部分の複数の第1遅延回路20それぞれの出力側には、電流路として当該第1遅延回路20以降の第1遅延回路20を切り離して第2遅延回路30へ接続するための第1スイッチ24が接続されている。これらの第1スイッチ24は、一つのみがオンし、それ以外は全てオフされるように、第1SW(スイッチ)選択信号によってオンオフが制御される。つまり、第1SW選択信号によって、第1遅延回路20の接続段数が制御される。
第2遅延回路30は、遅延量が全て異なる複数の第2遅延素子32が並列接続されて構成されている。第2遅延素子32それぞれには、第2スイッチ34が直列接続されている。これらの第2スイッチ34は、一つのみがオンし、それ以外は全てオフされるように、第2SW選択信号によってオンオフが制御される。つまり、第2SW選択信号によって、何れか一つの第2遅延素子32が接続されるように制御されており、第2遅延回路30は、遅延量の異なる複数の遅延素子を択一的に投入可能に並列に有して構成されているといえる。
第2遅延素子32の遅延量は、第1遅延素子22の遅延量の1倍以上2倍以下である。具体的には、第1遅延素子22の遅延量(遅延時間ともいえる)を「N」とし、第2遅延回路30が有する第2遅延素子32の個数を「(A−1)個」(A=2,3,・・)とすると、i番目(i=1,・・,A−1)の第2遅延素子32の遅延量Dが、D=N+(N/A)×i、となるように各第2遅延素子32を構成する。すなわち、1つの第1遅延素子22の遅延量を第2遅延素子32の個数で等分した遅延量ずつ異なるように、各第2遅延素子32を構成する。
第1遅延素子22及び第2遅延素子32は、何れも電界効果トランジスターを有して構成され、その遅延量は、主に電界効果トランジスターのゲート寸法によって決めることができる。すなわち、第1遅延素子22は、電界効果トランジスターのゲート寸法(ゲート長L及びゲート幅W)を、製造可能な最小寸法として形成することとする。第1遅延素子22に比較して、第2遅延素子32は、電界効果トランジスターのゲート寸法を長くするように形成することができる。例えば、ゲート長Lは同じであるが、ゲート幅Wを長くするように形成したり、逆に、ゲート幅Wは同じであるが、ゲート長Lを長くするように形成する。ゲート寸法を長く形成することで、第2遅延素子32の遅延量は、第1遅延素子22の遅延量より大きくなる。第2遅延素子32の製造に当たり、第1遅延素子22の製造に利用した半導体の微細化製造技術以上に微細な製造技術は必要とされない。第1遅延素子22に比べてゲート寸法を大きくして第2遅延素子32を製造するためである。
リングオシレーター回路10では、第1遅延素子22の遅延量「N」より小さい遅延量「N/A」で、発振周波数を制御することができる。すなわち、第1遅延回路群200では、第1遅延回路20の接続段数を一段切り替えることで、回路全体の遅延量を、第1遅延回路20の遅延量の単位で変化させることができる。1つの第1遅延回路20を1個の第1遅延素子22で構成するならば、1個の第1遅延素子22の遅延量Nを最小単位として変化させることができる。つまり、入力信号に対して、T/2=N、の周期Tで発振周波数の制御が可能である。
一方、第1遅延回路群200の出力信号が入力される第2遅延回路30の第2遅延回路30全体の遅延量は、接続された第2遅延素子32の遅延量そのものである。接続する第2遅延素子32を、例えば、i番目の第2遅延素子32から(i+1)番目の第2遅延素子32に切り替えることで、回路全体の遅延量は、i番目の第2遅延素子32の遅延量「D=N+(N/A)×i」から、(i+1)番目の第2遅延素子32の遅延量「Di+1=N+(N/A)×(i+1)」へ変化する。つまり、第2遅延回路30全体の遅延量を、ΔD=「Di+1−D」=N/A、を最小単位として変化させることができる。すなわち、第2遅延回路30は、第1遅延回路群200から入力される入力信号に対して、T/2=N/A、の周期Tで、発振周波数の制御が可能である。従って、リングオシレーター回路10では、第1遅延回路20で制御可能な発振周期の間隔をΔTとすると、この周期間隔ΔTをA等分した「ΔT/A」の間隔で、発振周期を制御することができる。
[クロック信号生成回路]
図2は、リングオシレーター回路10を有するクロック信号生成回路1の構成図である。クロック信号生成回路1は、リングオシレーター回路10と、TCXO(temperature compensated crystal oscillator)40と、制御部50とを有し、所定周波数のクロック信号を生成して出力する。
TCXO40は、制御部50からの動作制御信号に従って動作の開始及び停止が制御され、高精度クロック信号である所定周波数の発振信号を出力する。リングオシレーター回路10は、制御部50からの第1SW選択信号によって第1スイッチ24のオンオフが制御され、第2SW選択信号によって第2スイッチ34のオンオフが制御されることで、発振周波数が制御される。
クロック信号生成回路1では、平常状態においては、TCXO40を停止させておき、リングオシレーター回路10の発振信号を、クロック信号として回路外部へ出力する。これは、TCXO40よりもリングオシレーター回路10のほうが消費電力が低いからである。また、リングオシレーター回路10は、高精度な発振周波数のクロック信号を出力できるが、発振動作に当たり基準となるクロック信号を必要とする。そこで、制御部50は、クロック信号生成回路1の起動時や、所望のタイミングで、TCXO40の発振周波数を利用してリングオシレーター回路10の発振周波数を設定する設定処理を行う。
設定処理では、TCXO40の発振周波数と、リングオシレーター回路10の発振周波数の差Δfを求め、この周波数差Δfに応じて、リングオシレーター回路10の発振周波数を調整する。具体的には、リングオシレーター回路10の発振周波数のほうが高い場合には、遅延量を大きくするように、第1遅延回路20の接続段数を切り替える第1SW選択信号、或いは、第2遅延回路30内の投入する第2遅延素子32を切り替える第2SW選択信号を出力し、逆に、リングオシレーター回路10の発振周波数のほうが低い場合には、遅延量を小さくするように、第1SW選択信号、或いは、第2SW選択信号を出力する。
また、周波数差Δfを求めることは、周波数差の数値を算出することとしてもよいが、数値として算出しなくともよい。端的には、TCXO40の発振周波数と、リングオシレーター回路10の発振周波数とのどちらが高いかの高低判定ができるだけでもよい。その場合には、先ず、第1SW選択信号を切り替えて、第1遅延回路20の接続段数「V」と接続段数「V+1」の間にTCXO40の発振周波数がくるような「V」を決定する。次に、決定した「V」の第1SW選択信号のまま、第2SW選択信号を切り替えて、TCXO40の発信周波数と同一、或いは最も近くなるように第2遅延素子32を選択すればよい。最も近い第2遅延素子32の選択は、「W」番目の第2遅延素子32と「W+1」番目の第2遅延素子32との間にTCXO40の発信周波数がくるような「W」番目或いは「W+1」番目の第2遅延素子32を選択すればよい。
[処理の流れ]
図3は、制御部50による設定処理の流れを説明するフローチャートである。制御部50は、先ず、TCXO40を動作させる(ステップS1)。次いで、TCXO40の発振周波数と、リングオシレーター回路10の発振周波数との差Δfを求める(ステップS3)。そして、求めた発振周波数差Δfに応じて、リングオシレーター回路10における第1SW選択信号、及び、第2SW選択信号を切り替える(ステップS5)。
その結果、リングオシレーター回路10の発振周波数とTCXO40の発振周波数とが一致するかを判断し、一致しないならば(ステップS7:NO)、ステップS3に戻る。一致したならば(ステップS7:YES)、TCXO40を停止させる(ステップS9)。以上の処理を行うと、設定処理を終了する。
[作用効果]
このように、本実施形態によれば、低消費電力といった長所を有したまま、発振周波数の周波数精度を高めたリングオシレーター回路10が実現される。すなわち、第1遅延回路群200の出力信号は、第2遅延回路30において択一的に選択された第1遅延素子22の遅延量だけ遅延されることになる。ここで、第2遅延素子32それぞれの遅延量が異なるため、択一的に選択する第2遅延素子32を変更することで、第2遅延回路30の遅延量を異ならせることができる。つまり、第2遅延回路30の複数の第2遅延素子32それぞれの遅延量の差に応じた周波数精度で、リングオシレーター回路10の発振周波数を制御することができる。また、第2遅延素子32の遅延量は、第1遅延素子22の遅延量の1倍以上2倍以下であるので、第2遅延素子32は第1遅延回路20よりも遅延量が大きくて済む。そのため、半導体の微細化製造技術に依存することなく、安価に第2遅延素子32を製造することができる。すなわち、生成するクロック信号の周波数精度を高めたリングオシレーター回路10を、半導体の微細化製造技術に依存することなく、安価に製造することが可能となる。
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)複数の第2遅延回路
上述の実施形態では、1つの第2遅延回路30を備えるリングオシレーター回路10について説明したが、2つ以上の第2遅延回路30を備えることとしても良い。
図4は、2つの第2遅延回路30A,30Bを備えるリングオシレーター回路10の一例である。このリングオシレーター回路10は、第1遅延回路群200と、第2遅延回路30A,30Bとが、リング状に接続されて構成される。第2遅延回路30A,30Bは、例えば「(A−1)/2」個(Aは奇数)の第2遅延素子32を並列接続して構成することができる。上述した実施形態と同様、第2遅延素子32の遅延量はそれぞれ異なり、第1遅延素子22の遅延量Nの1倍以上2倍以下である。第2遅延回路30A,30Bそれぞれにおいて、i番目(i=1,・・,(A−1)/2)の第2遅延素子32の遅延量Dは、D=N+(N/A)×i、となる。第2遅延回路30A,30Bでは、第2SW選択信号(a),(b)それぞれによって、1個ずつの第2遅延素子32が選択されて接続される。第1遅延回路群200の出力信号は、第2遅延回路30A,30Bそれぞれにおいて接続されている第2遅延素子32の遅延量だけ遅延される。このため、リングオシレーター回路10では、第2遅延回路30A,30Bそれぞれにおいて接続する第2遅延素子32の切り替えによって変化する遅延量の最小単位に応じた周波数精度で、発振周波数を制御することができる。
(B)使用しない第1遅延回路20の動作を停止
第1SW選択信号によって、第1遅延回路20の接続段数が制御されることとしたが、このとき、接続しない(使用しない)こととする第1遅延回路20の動作を停止させる回路構成としてもよい。例えば、図5に示すように、出力側に第1スイッチ24が接続された第1遅延回路20a〜20dそれぞれの間に第3スイッチ20a〜20cを設け、所定電位(H電位であるVDD或いはL電位であるVSS)に接続切替可能に構成する。そして、第1SW選択信号によって、第1スイッチ24aがオンされた場合には第3スイッチ26aを、第1スイッチ24bがオンされた場合には第3スイッチ26bを、第1スイッチ24cがオンされた場合には第3スイッチ26cを所定電位に接続するように切り替える。これにより、所定電位に切り替えられた第3スイッチ26以降の第1遅延回路20の動作を停止させることができる。図5の例では、第1スイッチ24aがオンされて第3スイッチ26aが所定電位に接続されている。これにより、使用しない第1遅延回路20b,20c,20dの動作が停止されている。
(C)第2遅延回路30を使用しない
第2遅延回路30を短絡(あるいはバイパスとも言える)させ、第1遅延回路群200の出力と入力とを直接接続するスイッチを更に設けることとしても良い。例えば、図6に示すように、何れの第2遅延素子32も選択せずに、第2遅延回路30を短絡させる新たな第2スイッチ34を設けることとしても良い。
1…クロック信号生成回路、10…リングオシレーター回路、20…第1遅延回路、22…第1遅延素子、24…第1スイッチ、30…第2遅延回路、32…第2遅延素子、34…第2スイッチ、40…TCXO、50…制御部

Claims (6)

  1. X個(Xは、X≧1を満たす整数)の第1遅延素子を有する複数個の第1遅延回路と、
    遅延量が互いに異なる複数の第2遅延素子を択一的に投入可能に並列に有する1個以上の第2遅延回路と、
    をリング状に接続して構成されたリングオシレーター回路。
  2. 前記第2遅延回路を1個のみ備えた、
    請求項1に記載のリングオシレーター回路。
  3. 前記複数の第2遅延素子は、前記第1遅延素子の遅延量の1倍以上2倍以下の遅延量であって、それぞれが異なる遅延量である、
    請求項1又は2に記載のリングオシレーター回路。
  4. 前記複数の第2遅延素子は、それぞれのゲート長が異なる電界効果トランジスターで構成された、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のリングオシレーター回路。
  5. 前記複数の第2遅延素子は、それぞれのゲート幅が異なる電界効果トランジスターで構成された、
    請求項1〜4の何れか一項に記載のリングオシレーター回路。
  6. X個(Xは、X≧1を満たす整数)の第1遅延素子を有する複数個の第1遅延回路と、
    遅延量が互いに異なる複数の第2遅延素子を択一的に投入可能に並列に有する1個以上の第2遅延回路と、
    をリング状に接続して構成されたリングオシレーター回路と、
    前記リングオシレーター回路が所与のクロック信号に応じたクロック信号を生成するように、前記所与のクロック信号に応じて前記複数の第2遅延素子の中から投入する第2遅延素子を択一的に選択する制御部と、
    を備えたクロック信号生成回路。
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