JPH04328602A - マイクロコンピュ−タを用いたファジィ制御装置 - Google Patents

マイクロコンピュ−タを用いたファジィ制御装置

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JPH04328602A
JPH04328602A JP12519991A JP12519991A JPH04328602A JP H04328602 A JPH04328602 A JP H04328602A JP 12519991 A JP12519991 A JP 12519991A JP 12519991 A JP12519991 A JP 12519991A JP H04328602 A JPH04328602 A JP H04328602A
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Japan
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membership function
microcomputer
fuzzy inference
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JP12519991A
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English (en)
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Yuzuru Ito
譲 伊藤
Shigeru Okuma
繁 大熊
Takeshi Furuhashi
武 古橋
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファジィ制御装置に係
り、詳しくはファジィ推論における計算回数を少なくし
て演算時間を短縮するマイクロコンピュ−タを用いたフ
ァジィ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、「min−max−重心法」と呼
ばれるファジィ推論法を用いた制御装置がある。そのフ
ァジィ推論法を用いて、例えばエンジンの回転数を制御
するような場合、制御装置に対する入力をx及びyとし
、エンジンに燃料を噴射する燃料噴射装置に対する制御
出力をzとしたとき、次のような手段により最終的な制
御出力が演算されている。図12は、上記入力xのメン
バ−シップ関数を示し、図13は入力yのメンバ−シッ
プ関数を示したものである。そして入力xのメンバ−シ
ップ関数、及び入力yのメンバ−シップ関数は、図16
に示す制御規則表のラベルPB,PM,PS,ZO,N
S,NM,NBそれぞれを三角形として、均等に配置し
たものである。また、上記x,y,zの制御規則を式で
表現すれば次のようになる。   また図12、及び図13に示すように、入力x,y
は−1と+1の間に正規化されている。
【0003】以上のような条件で、「min−max−
重心法」によりファジィ推論を行い最終的な制御出力z
を求める。今、xの入力値をxo,yの入力値をyoと
し、xのメンバ−シップ関数を示した図12、yのメン
バ−シップ関数を示した図13及び、図16に示す制御
規則表に基づいて制御出力zを求めるものとする。図1
4,図15は、「min−max−重心法」により、上
記xo,yoに基づいて制御出力zoを求めるための推
論手法説明図である。図14は、入力xの入力値xoと
、入力yの入力値yoをそれぞれのメンバ−シップ関数
に適合させたあと、前記制御規則式それぞれの前件部適
合度を上限としてαカットした推論結果を示したもので
ある。また、図15は全体の推論結果を示すもので、前
記制御規則式それぞれの最大値をとって合成したメンバ
−シップ関数の重心を求めることを示したものであり、
この重心値が制御出力zoを示すものである。
【0004】以上のようにして「min−max−重心
法」によりファジィ推論を行う過程で、入力xo,yo
のメンバ−シップ関数への適合度を求めるためには、そ
れぞれの入力に対して複数個のメンバ−シップ関数が適
合するため、多数回の補間計算が必要であり、しかも最
終的な出力を計算するためには、幾つかのファジィ推論
規則で推論された各々の結果の最大面積を計算し、更に
その重心を計算する必要がある。そのため、最終的な出
力を求める迄に必要とする計算量が多く、「min−m
ax−重心法」のファジィ推論法を用いた制御装置をエ
ンジンの回転数制御に用いた場合には、上記計算結果が
出てエンジンの回転数が制御される前にエンジンの回転
数が低下してしまうため、現実的には使用できないもの
である。特に、マイクロコンピュ−タを用いて上記計算
を行う場合、補間計算、重心の計算に用いられる乗算、
除算の実行時間が長いという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の「min−
max−重心法」によりファジィ推論を行い、制御対象
をファジィ制御するとき、前述の理由により最終的な出
力を求める迄に必要とする計算量が多く、計算結果が出
るまでの時間がかかり過ぎるため、制御遅れが生じ、高
速制御を必要とする制御対象に対しては使用できないと
いう問題がある。そこで本発明では、マイクロコンピュ
−タを使用してファジィ制御をする際、入出力のメンバ
−シップ関数の形状を限定するとともに、「代数積−加
算−モ−メント法」を用いることによりファジィ推論の
ための計算時間を短縮し、制御遅れのないように制御対
象を制御できるようにすることを解決すべき技術的課題
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための技
術的手段は、マイクロプロセッサを演算及び制御の中枢
として設けるとともに、所要容量の記憶素子を設けたマ
イクロコンピュ−タに対して、前件部として2入力を入
力する一方、後件部として1出力を出力するとともに、
メンバ−シップ関数を三角形としてファジィ推論をする
マイクロコンピュ−タを用いたファジィ制御装置を、前
記2入力のそれぞれに適合するメンバ−シップ関数が1
種類もしくは2種類であり、前記2入力それぞれに適合
するメンバ−シップ関数の適合度の和が1である一方、
前記2入力それぞれに適合するメンバシップ関数のそれ
ぞれの三角形の底辺が2であり、更に前記出力のメンバ
−シップ関数それぞれの三角形の面積が1である条件で
、代数積−加算−モ−メント法を用いてファジィ推論を
行い、前記出力を決定する推論手段を備えた構成にする
ことである。
【0007】
【作用】次に、上記構成のマイクロコンピュ−タを用い
たファジィ制御装置の作用を図面を参照しながら説明す
る。マイクロコンピュ−タに対する入力をx及びyとし
、マイクロコンピュ−タからの出力をzとしたとき、図
1は入力xのメンバ−シップ関数を示し、図2は入力y
のメンバ−シップ関数を示し、図3は出力zのメンバ−
シップ関数を示したものである。また、図4は入力x,
y、及び出力zに係る制御規則表である。以下、代数積
−加算−モ−メント法を用いた前記推論手段により出力
zを求めるための作用を説明する。今、図1、図2に示
すように、入力xの値をxo、入力yの値をyoとして
、xoが第4番目と第5番目のメンバ−シップ関数に適
合するとともに、yoが第6番目と第7番目のメンバ−
シップ関数に適合しているものとする。この状態でxo
の第5番目のメンバ−シップ関数への適合度μx5はx
oの小数点以下に一致し、第4番目のメンバ−シップ関
数への適合度μx4は(1−μx5)となる一方、yo
の第7番目のメンバ−シップ関数への適合度をμy7と
すると、yoの第6番目のメンバ−シップ関数への適合
度μy6は(1−μy7)となるため適合度を計算する
のに補間計算の必要がなくなる。
【0008】上記二つの入力値xo,yoの組合せは以
下のように4個になり、4個の推論規則が適用される。 この4個の推論規則を適用して出力zの合成値を求める
場合、代数積−加算−モ−メント法を用いると、4個の
推論それぞれによって出力される出力部の適合度ωのそ
れぞれは次のようになる。     ω1=μx4  ×  μy6=(1−μx5
)  ×  (1−μy7)    ω2=μx5  
×  μy6=      μx5    ×  (1
−μy7)    ω3=μx4  ×  μy7=(
1−μx5)  ×  μy7    ω4=μx5 
 ×  μy7また、出力zは次のように求められる。 z=Σpi×ωi×si/Σωi×siここで、piは
4個の推論規則で推論された出力メンバ−シップ関数の
位置を示し、siは出力メンバ−シップ関数の面積を示
したものである。尚、ωiは4個の推論それぞれによっ
て出力される出力部の適合度を示す。
【0009】上記の式z=Σpi×ωi×si/Σωi
×siにおいて、出力メンバ−シップ関数の面積が1に
なるようにすると出力zの式は次のようになる。 z=Σpi×ωi/Σωi 更に、Σωiは、前記ω1,ω2,ω3,ω4の和なの
で、結果は1になるため、結局出力zは、z=Σpi×
ωiで求めることができる。即ち、4個の推論それぞれ
によって出力される出力部の適合度ωiを求めるとき、
μxとμyの乗算を1回行うとともに、pi×ωiを求
めるときに乗算を1回行い、合計2回の演算でpi×ω
iを求めることができる。更に、最終出力zは、推論規
則が4個であることから、2×4=8回の乗算で求める
ことができるようになり、マイクロコンピュ−タで計算
しても計算時間が短くなる。尚、実際の制御では、前記
2つの入力x,yの正規化のため乗算をそれぞれ1回、
合計2回行うため、前記の8回と上記の2回の合計10
回の乗算により、最終出力zを求めることができる。そ
のため、最終出力zを求めるための計算時間短縮により
、制御遅れのないように制御対象を制御することができ
る。
【0010】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。本実施例は、ファジィ制御装置をエンジンの
アイドルスピ−ド制御装置として用いたもので、図5は
エンジン制御系統図である。図5において、エンジン1
に燃料と空気の混合気を供給する吸気通路2には、燃料
を噴射するインジェクタ3と、吸気通路2の圧力を検出
し、その圧力に対応した信号を出力する圧力センサ4と
、スロットルバルブ5がアイドル開度に閉じたときに信
号を出力するアイドルスイッチ6とが設けられている。 また、吸気通路2にバイパスするバイパス通路7が設け
られ、そのバイパス通路7には、アイドル時に、エンジ
ン1に供給される空気の流量を調整するアイドルスピ−
ドコントロ−ルバルブ8が設けられている。更に、エン
ジン1にはエンジンの行程速度に対応して回転するクラ
ンクの回転角度を検出し、その回転角度検出信号を出力
するクランク角センサ9が取り付けられるとともに、エ
ンジン冷却水の温度に対応した信号を出力する水温セン
サ10が取り付けられている。
【0011】また、エンジン制御ユニット11には、マ
イクロコンピュ−タ11Aと所要容量の図示しない記憶
回路とが内蔵されており、その記憶回路には、エンジン
1のアイドル回転数が目標回転数になるようにアイドル
スピ−ドコントロ−ルバルブ8の開度を制御するファジ
ィ制御プログラムが格納されている。図5に示すように
、エンジン制御ユニット11には、インジェクタ3と、
圧力センサ4と、アイドルスイッチ6と、アイドルスピ
−ドコントロ−ルバルブ8と、クランク角センサ9と、
水温センサ10とが接続されており、エンジン制御ユニ
ット11は圧力センサ4からの信号と、クランク角セン
サ9からの信号と、水温センサ10からの信号とに基づ
いてインジェクタ3から燃料を噴射させる時間を演算し
、その時間に基づいてインジェクタ3をデュ−ティ制御
するとともに、アイドルスイッチ6からのアイドル信号
を入力したときには、ファジィ推論によりエンジンのア
イドル回転数が目標回転数になるようにアイドルスピ−
ドコントロ−ルバルブ8を制御する。
【0012】次に、エンジン制御ユニット11のマイク
ロコンピュ−タ11Aによる上記ファジィ推論について
具体的に説明する。エンジン制御ユニット11のマイク
ロコンピュ−タ11Aは、クランク角センサ9からの信
号に基づいて、クランクが180度回転する毎にエンジ
ンの回転数の計測を行うものとする。そして、計測した
エンジン回転数に基づいて、アイドルスピ−ドコントロ
−ルバルブ8の開度をファジィ推論を用いて計算する。 尚、この計算はクランクが180度回転する毎に実行す
る。以下、その計算手順について説明する。
【0013】(1)エンジン1の目標回転数NT(本実
施例では700rpmとする)と今回の計測回転数NE
の差分NT−NEを演算する。 (2)今回の計測回転数NEと前回の計測回転数NEO
の差分NE−NEOを演算する。 (3)差分NT−NEを正規化する。この正規化に際し
て差分NT−NEの正規化値NORM(NT−NE)の
メンバ−シップ関数を図6のように配置する。図6に示
すように、そのメンバ−シップ関数の各三角形の底辺は
2であり、最大値は1である。そして±3区間を±30
0rpmで正規化するので、NORM(NT−NE)は
、     NORM(NT−NE)=(NT−NE+30
0)×(3/300)但し、NORM(NT−NE)を
0と6の範囲でガ−ドをかける。 (4)差分NE−NEOを正規化する。この正規化に際
して差分NT−NEOの正規化値NORM(NE−NE
O)のメンバ−シップ関数を図7のように配置する。図
7に示すように、そのメンバ−シップ関数の各三角形の
底辺は2であり、最大値は1である。そして±3区間を
±30rpmで正規化するので、NORM(NE−NE
O)は、     NORM(NE−NEO)=(NE−NEO+
30)×(3/30)但し、NORM(NE−NEO)
を0と6の範囲でガ−ドをかける。 (5)図6、及び図7に基づいてNORM(NT−NE
)及びNORM(NE−NEO)の2入力がそれぞれ、
どのメンバ−シップ関数にどの程度の適合度があるかを
演算する。例えば、ある計測タイミングにおけるエンジ
ンの計測回転数NEが840rpm、その前の計測タイ
ミングにおけるエンジンの計測回転数NEOが835r
pmとすると、 NT−NE=  700−840=−140rpmNE
−NEO=840−835=+5rpm従って、 尚、上記1.6は、0と6の範囲にある。 尚、上記3.5は、0と6の範囲にある。NORM(N
T−NE)=1.6であるため、図6のメンバ−シップ
関数にその1.6を適合させると、メンバ−シップ関数
NSに0.6、またNMに対しては(1−0.6)=0
.4で適合する。一方、NORM(NE−NEO)=3
.5であるため、図7のメンバ−シップ関数にその3.
5を適合させると、メンバ−シップ関数PSに0.5、
ZOに対して(1−0.5)=0.5で適合する。
【0014】次に、上記2入力の適合度を求めてから出
力を求める迄の計算手順を以下に示す。 (6)前述したように、計測回転数NEが840rpm
、その前の計測タイミングにおけるエンジンの計測回転
数NEOが835rpmであるため、その条件で(NT
−NE)、及び(NE−NEO)がそれぞれ正規化され
た値、1.6及び3.5を図6及び図7のメンバ−シッ
プ関数に適合させると、(NT−NE)はラベルNMと
NSに適合し、(NE−NEO)はラベルZOとPSに
適合する。図9は本実施例の制御規則を示したものであ
り、ラベルNMとNSとZOとPSの組合せで、出力は
4つの規則から求められる。この4つの規則への適合度
は代数積により求める。即ち、図9の制御規則から出力
の適合規則は以下のようになる。 (NM×ZO)→NSM、  (NM×PS)→NMB
(NS×ZO)→NS、    (NS×PS)→NM
前記計算により、NS=0.6、NM=0.4、PS=
0.5、ZO=0.5であるため、 NM×ZO=0.4×0.5=0.2(NSM)NM×
PS=0.4×0.5=0.2(NBM)NS×ZO=
0.6×0.5=0.3(NS)NS×PS=0.6×
0.5=0.3(NM)
【0015】(7)上記のよう
にして代数積で求めたそれぞれの規則への適合度にそれ
ぞれの規則の位置を乗じて加算し、モ−メントを求め、
これを正規化済の出力とする。図8は、上記正規化済の
出力を前記アイドルスピ−ドコントロ−ルバルブ8の開
度制御補正量DLDFBとするときのメンバ−シップ関
数を示したものである。 本実施例では、正規化された出力をZとすれば、この出
力Zを±5パ−セントで通常のアイドルスピ−ドコント
ロ−ルバルブ8の開度量(デュ−ティ制御)に変換して
いる。そのため開度制御補正量DLDFBは、DLDF
B=Z×(5%/3)−5%となる。 尚、出力メンバ−シップ関数の位置を正規化せずに直接
出力値を対応させれば上記計算を省くことができる。上
記開度制御補正量DLDFBを求めるため、前記のよう
にして代数積で求めたそれぞれの規則への適合度に、図
8のそれぞれのメンバ−シップ関数の位置、即ちパ−セ
ンテ−ジを乗じ、それぞれを加算すると次のようになる
。 開度制御補正量DLDFB=0.2×(−2.5%)+
0.2×(−4.1667%)+0.3×(−1.66
67%)+0.3×(−3.3333%)=−2.83
% また本実施例では、アイドルスピ−ドコントロ−ルバル
ブ8の開度制御量をDFB(デュ−ティ比)とすると、
今回の計測タイミングにおける開度制御量DFBiは、
DFBi=DFBi−1  +  DLDFBで求める
ため、アイドルスピ−ドコントロ−ルバルブ8の開度を
2.83%下げることになる。この結果は、エンジンの
現在の目標回転数が700rpmに対し、実際の回転数
が840rpmで、しかもエンジンの回転数が上昇して
いるのでアイドルスピ−ドコントロ−ルバルブ8の開度
を下げることは妥当である。
【0016】以上のように、本実施例ではマイクロコン
ピュ−タによる代数積−加算−モ−メント法を用いたフ
ァジィ推論によりアイドルスピ−ドコントロ−ルバルブ
8の開度を制御する例を示したが、アイドルスピ−ドコ
ントロ−ルバルブ8の開度制御に限らず、点火時期制御
、燃料噴射制御などに適用することができる。また、本
実施例では図8に示すように、出力のメンバ−シップ関
数を13個に分割したが、出力のメンバ−シップ関数を
更に細かく分割しても良いし、図6、図7に示した入力
のメンバ−シップ関数のように7個、あるいは更に大ま
かな分割にしても良い。同様に入力のメンバ−シップ関
数についても、分割個数を更に細かく分けても、あるい
は大まかにしても良い。図10は、入力x,yのメンバ
−シップ関数を13個に分割した例を示す一方、図11
は、出力zのメンバ−シップ関数を6個に分割した例を
示したものである。図11に示すように、出力zのメン
バ−シップ関数は、最終出力に対応する全メンバ−シッ
プ関数の適合度の和が1になる必要はないし、また、適
合するメンバ−シップ関数の個数も特に制限はない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マイクロ
コンピュ−タを使用してファジィ制御をする際、入出力
のメンバ−シップ関数の形状を限定するとともに、「代
数積−加算−モ−メント法」を用いたファジィ推論によ
り、ファジィ推論のための計算時間を短縮することがで
きるため、制御遅れのないように制御対象を制御するこ
とができるという効果がある。また、ファジィ推論のた
めの計算回数が少なくなるので演算プログラム長が短く
なり、それに伴ってメモリ容量を逓減させることができ
るため、ファジィ制御装置のコストを低減することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファジィ推論における一方の入力のメ
ンバ−シップ関数の配置図である。
【図2】本発明のファジィ推論におけるもう一方の入力
のメンバ−シップ関数の配置図である。
【図3】本発明のファジィ推論における出力のメンバ−
シップ関数の配置図である。
【図4】本発明のファジィ推論における制御規則表図で
ある。
【図5】本発明の一実施例の制御系統図である。
【図6】本発明の一実施例のファジィ推論における一方
の入力のメンバ−シップ関数の配置図である。
【図7】本発明の一実施例のファジィ推論におけるもう
一方の入力のメンバ−シップ関数の配置図である。
【図8】本発明の一実施例のファジィ推論における出力
のメンバ−シップ関数の配置図である。
【図9】本発明の一実施例のファジィ推論における制御
規則表図である。
【図10】本発明の他の実施例のファジィ推論における
入出力メンバ−シップ関数の配置図である。
【図11】本発明の他の実施例のファジィ推論における
出力のメンバ−シップ関数の配置図である。
【図12】従来のファジィ推論における一方の入力のメ
ンバ−シップ関数配置図である。
【図13】従来のファジィ推論における、もう一方の入
力のメンバ−シップ関数配置図である。
【図14】従来のファジィ推論手法における入出力のメ
ンバ−シップ関数に対する適合説明図である。
【図15】従来のファジィ推論手法におけるメンバ−シ
ップ関数の重心を求めるための説明図である。
【図16】従来のファジィ推論手法における制御規則表
図である。
【符号の説明】
1  エンジン 2  吸気通路 3  インジェクタ 4  圧力センサ 6  アイドルスイッチ 8  アイドルスピ−ドコントロ−ルバルブ9  クラ
ンク角センサ 10  水温センサ 11  エンジン制御ユニット 11A  マイクロコンピュ−タ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  マイクロプロセッサを演算及び制御の
    中枢として設けるとともに、所要容量の記憶素子を設け
    たマイクロコンピュ−タに対して、前件部として2入力
    を入力する一方、後件部として1出力を出力するととも
    に、メンバ−シップ関数を三角形としてファジィ推論を
    するマイクロコンピュ−タを用いたファジィ制御装置で
    あって、前記2入力のそれぞれに適合するメンバ−シッ
    プ関数が1種類もしくは2種類であり、前記2入力それ
    ぞれに適合するメンバ−シップ関数の適合度の和が1で
    ある一方、前記2入力それぞれに適合するメンバシップ
    関数のそれぞれの三角形の底辺が2であり、更に前記出
    力のメンバ−シップ関数それぞれの三角形の面積が1で
    ある条件で、代数積−加算−モ−メント法を用いてファ
    ジィ推論を行い、前記出力を決定する推論手段を備えた
    ことを特徴とするマイクロコンピュ−タを用いたファジ
    ィ制御装置。
JP12519991A 1991-04-26 1991-04-26 マイクロコンピュ−タを用いたファジィ制御装置 Pending JPH04328602A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995006810A1 (fr) * 1993-09-01 1995-03-09 Siemens Automotive S.A. Procede et dispositif de commande du regime d'un moteur a combustion interne en phase de ralenti
CN108643892A (zh) * 2018-07-09 2018-10-12 中海艾普油气测试(天津)有限公司 一种测试用井下数据短传装置及其控制方法

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