JPH08278803A - 機器の制御装置 - Google Patents

機器の制御装置

Info

Publication number
JPH08278803A
JPH08278803A JP2271296A JP2271296A JPH08278803A JP H08278803 A JPH08278803 A JP H08278803A JP 2271296 A JP2271296 A JP 2271296A JP 2271296 A JP2271296 A JP 2271296A JP H08278803 A JPH08278803 A JP H08278803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
control
engine
control system
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2271296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Harada
靖裕 原田
Masaaki Nakajima
政昭 中島
Hiroyuki Arakawa
博之 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2271296A priority Critical patent/JPH08278803A/ja
Publication of JPH08278803A publication Critical patent/JPH08278803A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】機器の異常出力を素早く解消する。 【構成】エンジンの動特性が回路R1〜R7によりモデ
ル化され、エンジンにより駆動される外部負荷としての
補器類の動特性が回路R11としてモデル化されてい
る。補器類がOFF状態のとき、エンジンモデルR1〜
R7における入力と出力との対応関係が、実際のエンジ
ンの入力と出力との対応関係と一致するように同定され
る。補器類をONすることによりアイドル回転数が異常
低下したとき、入力とアイドル回転数異常低下との対応
関係を満足するように補器類モデルR11が同定され
る。同定後の補器類モデルR11を利用したシュミレ−
ションにより、アイドル回転数の異常低下を防止するた
めの入力に対する修正制御値が決定されて、この修正制
御値が実際の制御系で利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機器の制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】機器を実際に動かすことなく機器に対す
る制御の評価を行なうため、機器をモデル化して、この
モデル化された機器モデルと、機器に対する制御ロジッ
クと同一の制御ロジックからなる制御モデルとを組み合
わせることが提案されている(特開平4−159439
号公報参照)。
【0003】また、最近では、機器とこれに対して実際
に制御を行なう実制御系に加えて、上述した機器モデル
を利用したシュミレ−ションシステムを設けて、シュミ
レ−ション結果を実制御系に反映させることにより、機
器の実際の制御がより良好に行なわれるようにすること
が考えられている。特開平6−324714号公報に
は、機器モデルの動特性を実際の機器の動特性に合致さ
せるための同定手段を設けて、この同定手段による同定
後に機器モデルを用いたシュミレ−ションを行なって、
実際の機器における固体差や経年変化等にも適切に対処
できるようにしたものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機器モデル
を用いたシュミレ−ションは種々設定可能ではあるが、
シュミレ−ションの結果が実際の機器の制御に良好に反
映される前に、実際の機器の出力が異常な出力を発生し
てしまう事態が考えられる。例えば、エンジンのアイド
ル回転数を制御する場合、アイドル回転数が急激に落ち
込んで、極端な場合はエンスト発生という事態が考えら
れる。
【0005】したがって、本発明の目的は、機器の出力
が異常出力となってしまう事態を素早く解消できるよう
にした機器の制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような構成としてある。すな
わち、機器と機器に対して実際に制御を行なう実制御系
とを備えた機器の制御装置において、機器の入力と出力
との対応関係に基づいて機器の動特性をモデル化した機
器モデルと、機器の出力が異常出力となる異常出力発生
時に、前記実制御系と同一の制御ロジックでもって前記
機器モデルを制御して、該異常出力と該異常出力発生時
の入力との対応関係が一致するように該機器モデルの動
特性を調整する同定手段と、前記同定手段により同定さ
れた機器モデルおよび前記実制御系と同一の制御ロジッ
クを用いてシュミレ−ションを行なって、前記異常出力
発生時の入力に対して該機器モデルの出力が適正値とな
るような修正制御値を得るシュミレ−ション手段と、前
記シュミレ−ション手段によるシュミレ−ションによっ
て得られた修正制御値を前記実制御系に反映させる制御
反映手段と、を備えた構成としてある。上記構成を前提
とした本発明の好ましい態様は、特許請求の範囲におけ
る請求項2以下に記載した通りである。
【0007】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明によれば、
異常出力発生時に、シュミレ−ションを利用して異常出
力解消のための修正制御値を得て、この修正制御値でも
って実際の機器を制御することが可能となり、異常出力
発生をすみやかに解消することができる。特に、異常出
力発生時に、異常出力と異常出力を生じさせた入力との
対応関係が一致するように機器モデルを同定して、この
同定された機器モデルを用いたシュミレ−ションによっ
て修正制御値を得るので、得られた修正制御値が適切な
ものとなり、異常出力を確実に解消する上で好ましいも
のとなる。
【0008】請求項2に記載したような構成とすること
により、異常出力に対応した直接的な物理量を用いて同
定を行なうので、同定の精度が高いものとなる。
【0009】請求項3に記載したような構成とすること
により、車両において大き影響を与えるトルクを同定の
直接的な物理量として請求項2に対応した効果を得つ
つ、トルク変化に起因して生じやすい機器あるいは車両
の異常な挙動変化を異常出力として、トルク変化に起因
する異常な挙動変化を防止する上で好ましいものとな
る。
【0010】請求項4に記載したような構成とすること
により、エンジンのアイドル回転数が大きく低下するの
を防止する上で好ましいものとなる。
【0011】請求項5に記載したような構成とすること
により、補機類の駆動抵抗が増大したとき、特に補機類
がOFF状態からON状態となったときのアイドル回転
数の大きな低下を防止する上で好ましいものとなる。ま
た、補機類用の機器モデルを設定してシュミレ−ション
を行なうので、同定部分を極力少なくし、かつシュミレ
−ションを極力簡単化する上で、さらには、簡単化に起
因して修正制御値をすみやかに得る上で好ましいものと
なる。
【0012】請求項6に記載したような構成とすること
により、機器モデルのうちエンジンの動特性に関する部
分の同定をも行なって、全体として修正制御値を適切な
値として得る上で好ましいものとなる。特に、補機類休
止時にエンジンの動特性部分についての同定を行なうの
で、補機類の影響を受けることなくエンジンの動特性を
精度よく同定することができ、修正制御値を精度よく得
る上でより好ましいものとなる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。なお、実施例では、アイドル回転数制御
(ISC)とされて、制御対象となる機器が吸入空気量
調整用のISCバルブとされている。
【0014】図1〜図5の説明
【0015】図1において、1はエンジンの吸気通路
で、その上流側から下流側へ順次、エアクリ−ナ2、エ
アフロ−メ−タ3、スロットル弁4が配設されている。
吸気通路1には、スロットル弁4をバイパスするバイパ
ス通路6が設けられ、このバイパス通路6には、アイド
ル回転数調整手段としてISCバルブ7が接続されてい
る。
【0016】ISCバルブ7は、バイパス通路6を通過
する吸入空気量を調整してアイドル回転数を調整するた
めのもので、電磁式のアクチュエ−タ5によってその開
度が連続可変式に制御されるようになっている。すなわ
ち、アクセル開度が零でかつエンジン回転数が所定回転
数以下となったアイドル運転中は、エンジン回転数が目
標アイドル回転数(例えば700rpm)となるよう
に、ISCバルブ7が制御される。このISCバルブ7
つまりアクチュエ−タ5を制御するための制御ユニット
が符号Uで示され、この制御ユニットUによる制御のた
めに用いられる信号をピックアップするセンサあるいは
スイッチ群がまとめて符号Sで示される。制御ユニット
Uからアクチュエ−タ5への出力値は、目標アイドル回
転数とするための制御値としてのデュ−ティ比とされ
る。
【0017】また、図示は略すが、エンジンにより各種
補機類が駆動されるもので、この補機類のうち特に駆動
抵抗の大きいものとして、エアコン、パワ−ステアリン
グが含まれるものとなっている。なお、前記スイッチス
群Sに含まれるものとしては、後述する制御のために必
要な各種のものがとされ、例えば、スロットル開度セン
サ(特にスロットル開度が零であることを検出するセン
サ)、エンジン回転数を検出するセンサ、前記補機類の
作動状態を検出するセンサあるいはスイッチが含まれ
る。
【0018】図2は、制御ユニットUにおける制御内容
をブロック図的に示したものであり、図中実機エンジン
として示される符号21A部分を除いた各部分が含まれ
るものとなっている。この図2において、大別して、符
号U1で示すものが実際のエンジン21Aを制御する実
制御系であり、符号U2で示すものが実際のエンジン2
1Aに対応した機器モデル21Bに対する制御を行なう
モデル制御系である。
【0019】実制御系U1は、フィ−ドバック制御用の
積分回路22Aと、現代制御の主たる構成要素となるオ
ブザ−バ回路23Aとを備えている。実制御系U1に
は、目標アイドル回転数NTが入力されて、減算器24
Aによって、当該NTと実際のエンジン回転数(アイド
ル回転数)NE1との偏差が積分回路22Aに入力され
る。
【0020】オブザ−バ回路23Aは、実際のエンジン
回転数NE1と実機エンジン21Aに対する入力値つま
りアクチュエ−タ5に対するデュ−ティ比とに基づい
て、所定の制御値を演算する。そして、オブザ−バ回路
23Aで演算された制御値と積分回路22Aからの出力
値との偏差が減算器25Aで演算されて、この演算結果
が、実機エンジン21Aに対する入力値とされる(オブ
ザ−バ回路23Aに対する入力値とされる)。
【0021】一方、モデル制御系U2は、実機エンジン
の動特性をモデル化した機器モデル(ハ−ドモデル)2
1Bを制御する。この機器モデル21Bは、実機エンジ
ン21Aの入力値に対する出力値との対応関係に基づい
て設定されて、実機エンジン21Aの動特性と完全に一
致している状態では、同じ入力値に対して同じ出力値と
なるように設定されている。この機器モデル21Bに対
するモデル制御系U2は、制御系U1と同じ制御ロジッ
クとなるように設定されていて、制御系U1における構
成要素と対応する構成要素には、制御系U1における符
号「A」に代えて「B」の符号を用いて示してある。そ
して、制御系U1とU2とにおける入力値としての目標
アイドル回転数はNTとして共通化され、実制御系U1
における出力値は実機エンジン21Aにおけるエンジン
回転数NE1とされ、モデル制御系U2における出力値
は演算されたエンジン回転数NE2とされる。
【0022】上記両制御系U1、U2は、管理回路26
により管理されて、後述するように、機器モデル21B
の動特性を調整する同定、シュミレ−ションによる実制
御系U1の制御定数の最適化や制御ロジックの最適化の
他、実機エンジン21Aの異常出力(実施例ではアイド
ル回転数の大きな低下)を防止するための制御が行なわ
れる。このため、機器モデル21Bの動特性を調整する
同定回路28、実制御系U1の制御定数を調整する調整
回路27が設けられて、両回路27と28とは管理回路
26の制御下において作動される。
【0023】図3は、図2における機器モデル21Bの
具体例を示すものである。回路R3は、エンジン発生ト
ルクの大きさを得るためのもので、このためのパラメ−
タとして、充填量Q、燃料噴射量TP、点火時期IGが
用いられる。この回路R3で用いられる充填量Qを得る
ために、回路R1、R2、R4での各処理が行なわれる
が、回路R1でのTVOはスロットル開度、回路R2で
のDutyはアクチュエ−タ5へのデュ−ティ比を示す。
回路R1とR2からの出力同士は、加算器R8により加
算された後、回路R4での遅れ処理がなされた後、充填
量Qとして回路R3へ出力される。回路R4での遅れ処
理は、いわゆるなまし処理(実施例では1次なまし処
理)とされ、なまし処理係数をγ(0<γ<1)とし、
i をサフィックスとしたとき、なまし処理によって得ら
れる今回の充填量Qi は、 Qi =γ(Q1+Q2)i +(1−γ)Qi-1 とされる。回路R5での遅れ処理も、回路R4での遅れ
処理と同様のなまし処理によって行われる。
【0024】また、回路R6は、エンジンの損失トルク
を示すもので、充填効率、ポンピングロスデ−タが含ま
れる。この回路R6での損失トルクがTHとされる。ま
た、機器モデルには、後述するような外部負荷としての
補機類による損失トルクを演算する回路R11が別途含
まれる。回路R6での演算値と回路R11での演算値と
が加算器R12で加算され、この加算器R12の出力と
回路R3からの出力とが減算器R9により減算されて、
この減算された後のトルクTが回路R7に入力される。
回路R7では、ここに示す式にしたがって、モデル制御
系U2におけるエンジン回転数NE2を演算する。な
お、R7で示す式中において、iはサフィックス、Iは
慣性モ−メント、Kは定数である。上述のように、回路
R1〜R7がエンジン用の動特性モデルとされ、回路R
11が補機類用動特性モデルとされる。
【0025】図3における回路R11の詳細、つまり、
補機類用の動特性モデルが図4に示すように設定されて
いる。この回路R11は、大別して、エアコン用の損失
トルクを演算する回路R21と、パワ−ステアリングの
損失トルクを演算する回路R22とを備えている。回路
21(22)は、定常モデル21A(22A)と、過渡
モデル21B(22B)とを有する。
【0026】エアコン用の定常モデルR21Aは、エン
ジン回転数と外気温度とをパラメ−タとして、Pij
(i=1、2、3・・・、j=1、2、3・・・)の値
をマップ式に有する。また、過渡モデルを示す回路R2
1Bは、定常モデルの回路R21Aで得られた値をおく
れ処理する回路で、図3の回路R4で説明したのと同様
になまし処理が行われる。
【0027】同様に、パワ−ステアリング用の定常モデ
ルR22Aは、車速と舵角速度とをパラメ−タとして、
Xij(i=1、2、3・・・、j=1、2、3・・
・)の値をマップ式に有する。また、過渡モデルを示す
回路R22Bは、定常モデルの回路R22Aで得られた
値をおくれ処理する回路で、図3の回路R4で説明した
のと同様になまし処理が行われる。
【0028】図2に示すモデル制御系U2における回路
22B、23Bの各特性式が、図5に示される。この図
5において、「i」はサフィックスであり、KIは積分
回路22Bの制御定数(積分定数)、K1〜K7はオブ
ザ−バ回路23Bの制御定数である。オブザ−バ回路2
3Bの特性式では、出力値NE(NE2)の今回値と前
回値、およびアクチュエ−タ5に対するデュ−ティ比の
うち前回値から5回前までの値が用いられて、合計7つ
の値が演算用パラメ−タとして用いられる。
【0029】ここで、実制御系U1における回路22
A、23Aにおける特性式は、図5に示す回路22B、
23Bの特性式と同じように設定されている(回路22
B、23Bの特性式が、回路22A、23Aに合せて設
定されている)。
【0030】図6〜図9の説明
【0031】制御ユニットUは、マイクロコンピュ−タ
を利用して、図2における制御系U1とU2および回路
26〜28を含むものとして構成されており、以下その
制御内容について、図6〜図9に示すフロ−チャ−トを
参照しつつ説明する。なお、図6〜図9では、機器モデ
ル21Bの動特性調整(同定)の他に、この機器モデル
21Bを利用したシュミレ−ションおよびその結果を実
制御系U1に反映させる制御をも含んでおり、シュミレ
−ションは、実制御系U1の制御定数最適化のためのも
の、およびアイドル回転数の異常低下つまり異常出力発
生に対応する修正制御値の設定を含むものとされてい
る。さらに、後述する制御は、車両の停車中であること
を前提に行なわれるものとなっている。
【0032】(1)図6の説明(全体の概要)
【0033】先ず、図6のZ51において、外部負荷と
してのエンジンによる駆動される補機類(実施例ではエ
アコンあるいはパワ−ステアリング)が、OFF状態か
らON状態になったときであるか否かが判別される。こ
のZ51の判別でNOのときは、Z52において、外部
負荷がOFF状態であるか否かが判別される。このZ5
2の判別でNOのときは、同定およびシュミレ−ション
を一切行なわないときであるとして、Z51へ戻る。
【0034】Z52の判別でYESのときは、後述する
ように、機器モデル21Bのうちエンジンの動特性部分
の同定が行なわれた後、Z54において、後述するシュ
ミレ−ション(第1シュミレ−ション)が行なわれた
後、Z60において、シュミレ−ション結果が実際の制
御系へ反映される。Z51の判別でYESのときは、Z
55において、アイドル回転数が異常に低下したか否か
が判別される。アイドル回転数の異常な落込みの様子を
図10に示してあり、外部負荷としての補機類がOFF
からONになることにより、エンジンの損失トルクが急
激に増大し、これに起因してアイドル回転数が急激に低
下する。補機類がONされてしばらくするとエンジンの
損失トルクも小さくなってやがて定常状態となり、これ
に応じてアイドル回転数も上昇してやがて定常状態とな
る。そして、アイドル回転数が所定の下限値(目標アイ
ドル回転数を例えば700rpmとしたときの下限値と
して例えば600rpm)よりも低下した場合、あるい
は補機類がONされる直前のアイドル回転数よりも所定
回転数以上落込んだ場合(例えば100rpm落込んだ
場合)の少なくとも一方が検出されたときに、アイドル
回転数の異常な落ち込み発生とされる。このZ55の判
別でNOのときは、同定およびシュミレ−ション不用な
ときであるとして、Z51へ戻る。そして、Z55の判
別でYESのときは、後述するように、Z56〜Z59
の処理によって、アイドル回転数の異常な低下を防止す
るための制御が行なわれる。
【0035】(2)図7の説明(図6のZ53の内容) 図6のZ53の内容が、図7に示される。この図7にお
いて、Z31において、実機エンジン21Aに対して多
くの入力が変化しているか否かが判別される。具体的に
は、スロットル開度の変化量が所定値以上で、アクチュ
エ−タ5へ出力されているデュ−ティ比の変化量を示す
DFBの変化量が所定値以上で、かつ目標回転数NTの変
化量が所定値以上であるという3つの条件が満足されて
いるときは、多入力変化中ということで、Z31の判別
がNOとなって、このときは同定を行なうことなくその
ままリタ−ンされる。
【0036】Z31の判別でNOのときは、Z32にお
いて、定常時におけるエラ−つまり定常運転状態におけ
る実機エンジン21Aと機器モデルとの一致度合を示す
評価値Hiが小さいか否かが判別される。この評価値H
iは、後述するように、小さいときに一致度合が高いも
のとなる。このZ32の判別でNOのときは、Z33に
おいて、現在実機エンジン21Aが定常運転中であるか
否かが判別される。ここでいう定常運転とは、過渡時以
外のことで、実施例では、エンジン回転数NE1の変化
量の絶対値が所定値以下で、かつDFBの変化量の絶対
値が所定値以下である場合に定常運転中であると判断さ
れるようにしてある。このZ33の判別でYESのとき
は、Z34〜Z37の処理によって、定常運転時におけ
る機器モデル21Bの同定が行なわれる。この定常運転
時における同定は、図2に示す回路R1、R2、R3に
おける時定数等の制御定数を最適化することにより行な
われる。
【0037】Z34では、回路R1〜R3用の制御定数
が実研計画法マップから、1番からn番までの記憶され
ている組み合わせの中から1つの組合せが選択される。
次いで、Z35において、選択されたi番目(i=1〜
n)の組み合わせに基づく作動により得られるモデル制
御系U2の出力値NE2と実制御系U1の出力値NE1
との偏差の絶対値を2乗したものを所定時間積分して、
i番目の積分定数についてのエラ−度合を示す評価値H
iが決定される。なお、この評価値Hiは、前述したよ
うに小さいほど好ましいものとなる。
【0038】Z35での評価値Hiを、上記1番目から
n番目までについて順次求めて、その結果がZ36にお
いてH1 〜Hn として記憶される。この後、Z37にお
いて、Z36に記憶されている評価値H1 〜Hnのなか
から最少の評価値を示すこととなった制御定数が、機器
モデル21Bの回路R1〜R3用の制御定数として用い
られる(変更される)。
【0039】前記Z32の判別でYESのときは、Z3
8において、実機エンジン21Aの運転状態が過渡時で
あるか否かが判別される。具体的には、エンジン回転数
NE1の変化量が所定値以上のとき、またはDFBの変化
量が所定値以上のときにZ38の判別がYESとなっ
て、このときは、Z39〜Z42の処理によって、過渡
時における機器モデル21Bの同定が行なわれる。この
過渡時における同定は、図3の回路R4とR5との制御
定数を最適化することになる。なお、この最適化の手法
は、実質的に前記定常時と同じように行なわれるので、
その重複した説明は省略する。
【0040】前記Z33の判別でNOのとき、あるいは
Z38の判別でNOのときは、それぞれ同定を行なうこ
となくリタ−ンされる。なお、Z33の判別でNOのと
きに、Z38へ移行させることも考えられるが、実施例
では、定常運転時において大きな影響を与える回路R1
〜R3用の制御定数の同定を優先するため(先に同定す
るため)、Z33の判別でNOのときはそのままリタ−
ンさせるようにしてある。
【0041】(3)図8、図9の説明(図6のZ54の内
容)
【0042】図6のZ54の内容が、図8、図9に示さ
れる。先ず、図8のZ1において、実際のエンジン回転
数NE1が所定回転数NBよりも大きいか否かが判別さ
れる。このZ1の判別でYESのときは、Z2におい
て、パルス発生器を利用してフラグのセット、リセット
がなされる。すなわち、1分経過毎に1秒間だけフラグ
が1にセットされ、それ以外はフラグは0にリセットさ
れた状態とされる。Z2の後、Z3において、フラグが
1であるか否かが判別される。Z3の判別でYESのと
きのときは、目標アイドル回転数NTに所定回転数α
(α>0で、例えば50〜100rpm)を加算して、
ステップ状に所定期間だけ目標アイドルNTを大きくす
る。この後、Z5において、後述するように、実制御系
U1とU2との各出力値NE1とNE2とを一致させる
ための最適な制御定数の選択がなされる。
【0043】Z1の判別でNOのときは、Z6におい
て、Z5で選択された最適な制御定数となるように、実
制御系U1における制御定数が変更される。なお、Z1
の処理は、回転が高くて運転者の回転変化に対する感度
が低くかつエンストのおそれがないためであることの確
認である。
【0044】前記Z5における詳細が、図9に示され
る。この図9のZ11において、積分回路22B用の制
御定数KIの最適化が終了したか否かが判別されるが、
当初はこの判別がNOとなってZ12へ進む。Z12で
は、実験計画法マップより、積分定数KIについて、1
番からn番までの記憶されている設定値の中からいずれ
か1つの設定値が選択される。次いで、選択されたi番
目(i=1〜n)の設定値に基づく作動により得られる
モデル制御系U2の出力値NE2と目標アイドル回転数
NTとの偏差の絶対値を2乗したものを所定時間積分し
て、i番目の積分定数についてのエラ−度合を示す評価
値HEiが決定される。なお、この評価値HEiは、小
さいほど好ましいものとなる。
【0045】Z13での評価値HEを、上記1番目から
n番目まで積分定数について順次求めて、その結果がZ
14においてHE1 〜HEn として記憶される。この
後、Z15において、Z14に記憶されている評価値H
E1 〜HEnのなかから最少の評価値を示すこととなっ
た積分定数KIが選択、セットされる。勿論、このZ1
5において選択、セットされた積分定数KIが、実制御
系U1における積分回路22Aでの積分定数として利用
されることになる。
【0046】Z11の判別でYESのときは、Z16に
おいて、Z15で選択、セットされたエラ−度合を示す
評価値HEが、所定値よりも大きいか否かが判別され
る。このZ16の判別でYESのときは、積分回路22
Aにおける積分定数KIの最適化のみでは十分な評価が
得られないときなので、このときは、Z17以降の処理
を行なって、オブザ−バ回路23Aについての制御定数
の最適化がなされる。このZ17〜Z20の処理は、制
御定数が異なるのでみでZ12〜Z15の処理と同様に
して行なわれるので、その重複した説明は省略する。勿
論、Z20で選択、セットされた制御定数K1〜K7
が、図8のZ5において、オブザ−バ回路23A用の制
御定数として用いられることになる。Z16の判別でN
Oのときは、そのままリタ−ンされる。
【0047】(4)異常出力対応の制御の説明(図6のZ
55〜Z59、図10)
【0048】図6のZ55の判別でYESのとき、つま
りアイドル回転数の異常な落込みが検出されたときは、
Z56に移行する。このアイドル回転数の異常な落込み
の様子を図10に示してあり、外部負荷としての補機類
がOFFからONになることにより、エンジンの損失ト
ルクが急激に増大し、これに起因してアイドル回転数が
急激に低下する。補機類がONされてしばらくするとエ
ンジンの損失トルクも小さくなってやがて定常状態とな
り、これに応じてアイドル回転数も上昇してやがて定常
状態となる。そして、アイドル回転数が所定の下限値
(目標アイドル回転数を例えば700rpmとしたとき
の下限値として例えば600rpm)よりも低下した場
合、あるいは補機類がONされる直前のアイドル回転数
よりも所定回転数以上落込んだ場合(例えば100rp
m落込んだ場合)の少なくとも一方が検出されたとき
に、Z55の判別がYESとなる。
【0049】Z56では、異常出力としてのアイドル回
転数の急激な落込み時の状態を示す図10の波形(損失
トルクおよびアイドル回転数の2つの波形)が、制御ユ
ニットUのRAMに一時的に記憶される。次いで、Z5
7において、図4に示す外部負荷についての機器モデル
を示す回路R11の同定が行なわれる。この同定は、回
路R21Aの設定値Pij、回路R21Bの遅れ係数t
1、回路R22Aの設定値Xij、回路R22Bの遅れ
係数t2について行なわれる。
【0050】すなわち、アイドル回転数が急激に低下し
たときの補機類のOFFからONされたときに、損失ト
ルクおよびアイドル回転数の各変化状態が、Z56で記
憶された波形となるように、上記各パラメ−タPij、
t1、Xij、t2が同定される。なお、各パラメ−タ
Pij、t1、Xij、t2の同定手法は、図7に示す
ような実研計画法マップに基づいて行なわれる。この場
合、アイドル回転数の異常な低下の原因となった補機類
についてのみ同定を行なえば十分である(例えばパワ−
ステアリングが非作動状態でエコンがONされることに
よりアイドル回転数が異常低下したときは、エアコン用
の回路R21A、R21Bについてのパラメ−タPi
j、t1を同定すれば十分である)。勿論、エアコンお
よびパワ−ステアリングの両方がほぼ同時にONされて
アイドル回転数の異常な低下を生じたときは、全てのパ
ラメ−タPij、t1、Xij、t2を同定すればよ
い。
【0051】Z58では、Z57での同定後に、図3、
図4に示す機器モデルを用いて、アイドル回転数の異常
低下を防止するための修正制御値を決定するためのシュ
ミレ−ションが行なわれる。このシュミレ−ションは、
アイドル回転数が異常低下したときと同一の入力状態と
したときに、アイドル回転数の異常低下を防止する修正
制御値、つまり図1に示すISCバルブ7の開度増大補
正量が決定される。そして、Z59において、Z58の
シュミレ−ションの結果得られた修正制御値が、実際の
制御系にセットされる(修正制御値が記憶されて、補機
類がOFFからONされたときに、実際の制御系におい
て修正制御値が加算された状態でISCバルブ7に出力
される)。なお、積分回路22Bおよびオブザ−バ回路
23Bの制御定数であるKIおよびK1〜K7として、
外部負荷がOFFからONになった際に用いる値を定常
時の値とは別個有していて、この別個に有する過渡時用
の制御定数KIおよびK1〜K7が修正制御値でもって
修正することができる。また、制御定数KIおよびK1
〜K7として定常時用の1つのみを有して、外部負荷が
OFFからONになる以外の定常時に、この1つの値を
用いるようにしてもよい。
【0052】図11〜図14の説明
【0053】図11〜図14は本発明の他の実施例を示
すものである。本実施例では、モデル制御系U1におけ
る制御ロジックとして、前述した図2に示すものの他
に、図11あるいは図12に示す制御ロジックを用意し
て、この中からいずれか1つの制御ロジックをシュミレ
−ションにより選択して、この選択された制御ロジック
を実制御系U1での制御ロジックとして用いるようにし
てある。
【0054】図11に示す制御ロジックは、既知のよう
にPID制御によるフィ−ドバック制御であり、図12
に示す制御ロジックは、既知のようにI−PD制御によ
るフィ−ドバック制御であり、両方共にオブザ−バ回路
23Bを有しないものとなっている。PID制御は、積
分制御、微分制御、比例制御の単純な組み合わせであ
り、I−PD制御は、通常のフィ−ドバック積分制御に
加えて、制御の出力値と実際の出力値との対応関係に応
じて微分制御と比例制御とを行うものを意味する。な
お、図11、図12に示す制御ロジックの図2における
位置付けは、当該図2の示す制御系統に対する接続関係
は符号a〜eをもって示される。各制御ロジックを区別
するため、以下の説明では、図2に示すものを制御ロジ
ックA、図11に示すものを制御ロジックB、図12に
示すものを制御ロジックCと呼ぶこととする。
【0055】以上のことを前提として、図13に示すフ
ロ−チャ−トにおいて、Z61において前述したように
機器モデル21Bの同定が行なわれた後、Z62〜Z6
4において、各制御ロジックA〜Cについてそれぞれ、
その制御定数の最適化と共に評価が行なわれる。この
後、Z65において、各制御ロジックA〜Cについてそ
れぞれ、もっとも優れた評価を示すものが選出される。
そしてZ66において、もっとも優れた評価を示す最適
化制御ロジックと、そのときの制御定数が、実制御系U
1用として設定される。なお、Z65、Z66について
は、図14との関係で後述する。
【0056】図13のZ62の内容が、図14に示され
る。この図14のうち、Z71は図8のZ4に対応し、
Z72〜Z74は図9のZ12〜Z14(Z17〜Z1
9)に対応し、Z75はZ15(Z20)に対応するの
で、その重複した説明は省略する。ただし、図14の場
合は、KIおよびK1〜K7の最適化が同時になされる
点で異なり、またZ75では、図13のZ65での処理
のために、最少評価Heとそのときの制御定数が記憶さ
れる。ただし、Z73での評価値Heiは、モデル制御
系U2における入力値(目標回転数NT)と出力値(演
算目標回転数NE2)との偏差の2乗を、Z13で示す
ように積分することにより得られる。
【0057】図13のZ63の内容は、Z62の場合に
比して対象となる制御ロジックおよびその制御定数(比
例項、積分項、微分項)が異なるのみである。同様に、
図13のZ64の内容も、Z62の場合に比して対象と
なる制御ロジックおよび制御定数が異なるのみである。
【0058】前述した図13のZ65の内容は、各制御
ロジックについて得られたベスト評価を示す記憶値(図
14のZ75に相当する記憶値で、実施例では合計3つ
の制御ロジックがあるので、記憶値は3つとなる)のな
かから、最少Heを示す記憶値に対応した制御ロジック
を選出することとなる。そして、図13のZ66の内容
は、Z65で選出された制御ロジックとその制御定数と
を、実制御系U1用として設定することとなる。勿論、
実制御系において制御ロジックの変更が行なわれたとき
は、機器モデルの同定に際して用いられる制御ロジック
も実制御系に対応したものに変更される。
【0059】以上実施例について説明したが、本発明
は、アイドル回転数制御のみならず、空燃比制御や過給
圧制御等適宜のエンジン制御に利用することができ、ま
たエンジン制御に限らず、車両の適宜の制御例えば駆動
輪のスリップ値を目標スリップ値とするトラクション制
御やABS制御、車高を所定の目標車高とするサスペン
ション制御、後輪を目標転舵角とする4WS制御等々に
も適用できるものである。さらに、車両以外の適宜の機
器に対する制御や、目標値を有しない制御に対しても適
用できるものである。なお、実施例において、アイドル
回転数の大きな低下をもたらす外部負荷としての補機類
として、エアコンおよびパワ−ステアリングを示した
が、この他、オルタネ−タ、ラジエタファン等駆動抵抗
の大きな補機類を適宜含めるようにすることもできる。
さらにまた、機器が車両用、特に車両駆動用のトルクに
関連したもの(例えばトランスミッション等)であると
きは、異常出力として、トルク変化に起因して生じる車
両の異常な挙動変化、例えば車速の異常な変化や車体加
減速度の異常な変化として設定する等、適宜設定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるアイドル回転数調整部分を
示す図。
【図2】本発明が適用された制御系統をブロック図的に
示す図。
【図3】実機エンジンに対応した機器モデルの一例を示
す図。
【図4】実機エンジンにより駆動される補機類の機器モ
デルの一例を示す図。
【図5】モデル制御系における制御特性式の設定例を示
す図。
【図6】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図7】本発明の制御例を示すフロ−チャ−トで、機器
モデルの同定を行なう部分を示すもの。
【図8】本発明の制御例を示すもので、シュミレ−ショ
ンの一例を示すもの。
【図9】本発明の制御例を示すもので、シュミレ−ショ
ンの一例を示すもの。
【図10】異常出力としてのアイドル回転数の急激な低
下の様子を示す図。
【図11】複数制御ロジックのうち、図2に示される制
御ロジックとは別の制御ロジックを示すもの。
【図12】複数制御ロジックのうち、図2、図11に示
される制御ロジックとは別の制御ロジックを示すもの。
【図13】制御ロジックの選択、変更のための制御例を
示すフロ−チャ−ト。
【図14】制御ロジック選択、変更のための制御例を示
すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
1:吸気通路 7:ISCバルブ(アイドル回転数調整用) 5:アクチュエ−タ 21A:実機エンジン(機器) 21B:機器モデル 26:管理回路 27:調整回路(制御定数変更用) 28:同定回路 U:制御ユニット U1:実制御系 U2:モデル制御系 R1〜R7:エンジン用機器モデル R11:補機類用機器モデル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器と機器に対して実際に制御を行なう実
    制御系とを備えた機器の制御装置において、 機器の入力と出力との対応関係に基づいて機器の動特性
    をモデル化した機器モデルと、 機器の出力が異常出力となる異常出力発生時に、前記実
    制御系と同一の制御ロジックでもって前記機器モデルを
    制御して、該異常出力と該異常出力発生時の入力との対
    応関係が一致するように該機器モデルの動特性を調整す
    る同定手段と、 前記同定手段により同定された機器モデルおよび前記実
    制御系と同一の制御ロジックを用いてシュミレ−ション
    を行なって、前記異常出力発生時の入力に対して該機器
    モデルの出力が適正値となるような修正制御値を得るシ
    ュミレ−ション手段と、 前記シュミレ−ション手段によるシュミレ−ションによ
    って得られた修正制御値を前記実制御系に反映させる制
    御反映手段と、を備えていることを特徴とする機器の制
    御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記同定手段による同定が、前記異常出力に対応した直
    接的な物理量を用いて行なわれるもの。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記機器が、車両用とされ、 前記直接的な物理量がトルクとされ、 前記シュミレ−ション手段によるシュミレ−ションが、
    前記トルクの変化に対応して変化する前記機器または車
    両のトルク以外の異常な挙動変化を防止するためのもの
    とされているもの。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記機器が車両用エンジンとされ、 前記異常出力が、エンジンのアイドル回転数が大きく低
    下したときとされ、 前記修正制御値が、アイドル回転数の大きな低下を防止
    するためのものとして設定されるもの。
  5. 【請求項5】請求項4において、 エンジンにより駆動される補機類を備え、 前記機器モデルが、前記補機類の動特性を含むものとし
    て設定され、 前記同定手段が、前記補機類の動特性を調整するものと
    して設定され、 前記異常出力が、前記補機類の駆動抵抗増大に起因して
    発生するものとされているもの。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記機器モデルが、前記補機類の動特性以外に、エンジ
    ンの動特性を含むものとして設定され、 前記補機類の非作動時を条件として、前記実制御系と同
    一の制御ロジックでもって前記機器モデルのうち前記エ
    ンジンの動特性部分を制御して、機器の入力と出力との
    対応関係が一致するように該エンジンの動特性部分を調
    整するエンジン用同定手段を備えているもの。
JP2271296A 1995-02-08 1996-02-08 機器の制御装置 Pending JPH08278803A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2271296A JPH08278803A (ja) 1995-02-08 1996-02-08 機器の制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-43544 1995-02-08
JP4354495 1995-02-08
JP2271296A JPH08278803A (ja) 1995-02-08 1996-02-08 機器の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08278803A true JPH08278803A (ja) 1996-10-22

Family

ID=26359980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2271296A Pending JPH08278803A (ja) 1995-02-08 1996-02-08 機器の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08278803A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11190681A (ja) * 1997-10-16 1999-07-13 Robert Bosch Gmbh 特性値の決定方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11190681A (ja) * 1997-10-16 1999-07-13 Robert Bosch Gmbh 特性値の決定方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5519617A (en) Torque managed traction control for the drive wheels of an automotive vehicle
US5382205A (en) Control device for an internal combustion engine and a continuous variable transmission
JP2848101B2 (ja) 内燃機関と連続可変変速機との制御装置
JP2001504918A (ja) 車両駆動ユニットの制御方法および装置
JPH07122412B2 (ja) 内燃機関駆動車両の加速制御装置
JPH06206465A (ja) 異なる路面牽引力特性に適応する車輪スピン制御方法
US5651341A (en) Control system for dynamically operative apparatuses
US9957883B2 (en) Controller for supercharger-equipped internal combustion engine
CN105121822A (zh) 原动机的驱动控制装置
JP2000039381A (ja) 原動機の試験装置
JP3370783B2 (ja) 機器の制御装置および制御方法
JP2003214211A (ja) エンジンのシリンダ吸入空気量測定装置
JP4024423B2 (ja) ターボチャージャ付内燃機関の燃料噴射量制御装置
IT9067333A1 (it) Procedimento ed apparato per il controllo della velocita' di rotazione al minimo di un motore a combustione interna.
JPH08278803A (ja) 機器の制御装置
JPH08234807A (ja) 機器の制御装置
CN101545534B (zh) 估计转矩设定装置、自动变速器控制装置以及内燃机延迟模型学习方法
JP3231894B2 (ja) 機器の制御装置
JP3210136B2 (ja) 機器の制御装置
JPH08211904A (ja) 機器の制御装置
JP3271853B2 (ja) 機器の制御装置
JPS58170839A (ja) アイドル回転数制御方法
JP2004343926A (ja) 車両の駆動力制御装置
JP3239770B2 (ja) 内燃機関の吸気絞り弁制御装置
JP4049851B2 (ja) 内燃機関の制御装置