JP3271853B2 - 機器の制御装置 - Google Patents

機器の制御装置

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JP3271853B2 JP12679994A JP12679994A JP3271853B2 JP 3271853 B2 JP3271853 B2 JP 3271853B2 JP 12679994 A JP12679994 A JP 12679994A JP 12679994 A JP12679994 A JP 12679994A JP 3271853 B2 JP3271853 B2 JP 3271853B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機器の制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】機器の出力値が所定の目標値となるよう
に制御する制御手法として、フィ−ドバック制御がよく
知られている。このフィ−ドバック制御においては、機
器の出力値と目標値との偏差に基づいて、機器に対する
制御値が補正されるものであるが、フィ−ドバック補正
値を得るためのフィ−ドバック特性式として少なくとも
積分項を含めて、制御の安定化を得るようにすることも
一般に行なわれている。
【0003】フィ−ドバック制御においては、制御の安
定性という点では好ましい反面、応答性の点で問題とな
る。このため、最近では、現代制御と呼ばれるように、
機器の運転状態をパラメ−タとして設定された所定の特
性式をあらかじめ実験的に求めて、機器の出力値を所定
の目標値とするための制御値を上記特性式から一気に得
るようにすることも行なわれている。なお、以下の説明
において、機器の運転状態をパラメ−タとして設定され
た所定の特性式に基づいて、機器の出力値を所定の目標
値とするための制御値を得るようにする制御手法を、現
代制御と称することにする。
【0004】一方、最近では、機器を実際に動かすこと
なく機器に対する制御の評価を行なうため、機器をモデ
ル化して、このモデル化された機器モデルと、機器に対
する制御ロジックと同一の制御ロジックからなる制御モ
デルとを組み合わせることが提案されている(特開平4
−159439号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、制御
の応答性の観点から、現代制御によって機器の制御を行
なう場合、機器の運転状態をパラメ−タとして設定され
る特性式が必ずしも最適なものとならない場合がある。
例えば、機器の固体差や、経年変化等によって、同じ制
御値を与えても、機器の出力値が大きく異なってくるこ
とがある。
【0006】したがって、本発明の目的は、現代制御に
おける所定の特性式を常に最適なものとなるようするこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はその第1の構成として、次のようにしてあ
る。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載
のように、機器の運転状態をパラメ−タとして設定され
た所定の特性式に基づいて、機器の出力値が所定の目標
値となるように機器に対する制御値を決定するオブザ−
バ制御手段と、機器の入力値と出力値との対応関係に基
づいて機器の動特性をモデル化した規範モデルを含み、
該規範モデルに対する制御ロジックが機器に対する制御
ロジックと同一に構成された規範制御手段と、前記規範
制御手段におけるオブザ−バ制御手段の制御定数を決定
する最適制御定数決定手段と、機器に対する前記オブザ
−バ制御手段の制御定数を、前記最適定数決定手段によ
り決定された制御定数に変更する制御定数変更手段と、
を備えた機器の制御装置において、機器に対する制御ロ
ジックが、機器の出力値と前記目標値との偏差に基づ
き、少なくとも積分項を有する所定のフィ−ドバック特
性式により前記機器に対する制御値を補正するフィ−ド
バック制御手段を備え、前記規範制御手段が、前記フィ
−ドバック制御手段に対応したフィ−ドバック制御手段
を含むように設定され、前記最適制御定数決定手段が、
それぞれ前記規範制御手段において、前記フィ−ドバッ
ク制御手段における制御定数を決定する第1制御定数決
定手段と、前記オブザ−バ制御手段における制御定数を
決定する第2制御定数決定手段とを備え、前記制御定数
変更手段が、前記フィ−ドバック制御手段における制御
定数を前記第1制御定数決定手段で決定された制御定数
に変更するための第1制御定数変更手段と、該第1制御
定数変更手段による制御定数の変更によっても機器の出
力値と前記規範モデルの出力値とが一致しないときに前
記オブザ−バ制御手段における制御定数を前記第2制御
定数決定手段で決定された制御定数に変更するための第
2制御定数変更手段とを備えている、ような構成として
ある。上記構成を前提とした好ましい態様は、特許請求
の範囲における請求項5に記載のとおりである。
【0008】前記目的を達成するため、本発明はその第
2の構成として次のようにしてある。すなわち、特許請
求の範囲における請求項2に記載のように、機器の運転
状態をパラメ−タとして設定された所定の特性式に基づ
いて、機器の出力値が所定の目標値となるように機器に
対する制御値を決定するオブザ−バ制御手段と、機器の
入力値と出力値との対応関係に基づいて機器の動特性を
モデル化した規範モデルを含み、該規範モデルに対する
制御ロジックが機器に対する制御ロジックと同一に構成
された規範制御手段と、前記規範制御手段におけるオブ
ザ−バ制御手段の制御定数を決定する最適制御定数決定
手段と、機器に対する前記オブザ−バ制御手段の制御定
数を、前記最適定数決定手段により決定された制御定数
に変更する制御定数変更手段と、を備えた機器の制御装
置において、機器に対する制御ロジックが、機器の出力
値と前記目標値との偏差に基づき、少なくとも積分項を
有する所定のフィ−ドバック特性式により前記機器に対
する制御値を補正するフィ−ドバック制御手段を備え、
前記規範制御手段が、前記フィ−ドバック制御手段に対
応したフィ−ドバック制御手段を含むように設定され、
前記最適制御定数決定手段が、それぞれ前記規範制御手
段において、前記フィ−ドバック制御手段における制御
定数を決定する第1制御定数決定手段と、前記オブザ−
バ制御手段における制御定数を決定する第2制御定数決
定手段とを備え、前記制御定数変更手段が、前記フィ−
ドバック制御手段における制御定数を前記第1制御定数
決定手段で決定された制御定数に変更するための第1制
御定数変更手段と、前記オブザ−バ制御手段における制
御定数を前記第2制御定数決定手段で決定された制御定
数に変更するための第2制御定数変更手段とを備え、前
記第1制御定数変更手段の作動を前記第2制御定数変更
手段の作動に対して優先させ、該第1制御定数変更手段
の作動後、所定のタイミングで、該第2制御定数変更手
段を作動させるタイミング制御手段を備えている、よう
な構成としてある。上記構成を前提とした好ましい態様
は、特許請求の範囲における請求項3〜請求項5に記載
のとおりである。
【0009】前記目的を達成するため、本発明はその第
3の構成として次のようにしてある。すなわち、特許請
求の範囲における請求項6に記載のように、機器の運転
状態をパラメ−タとして設定された所定の特性式に基づ
いて、機器の出力値が所定の目標値となるように機器に
対する制御値を決定するオブザ−バ制御手段と、機器の
入力値と出力値との対応関係に基づいて機器の動特性を
モデル化した規範モデルを含み、該規範モデルに対する
制御ロジックが機器に対する制御ロジックと同一に構成
された規範制御手段と、前記規範制御手段におけるオブ
ザ−バ制御手段の制御定数を決定する最適制御定数決定
手段と、機器に対する前記オブザ−バ制御手段の制御定
数を、前記最適定数決定手段により決定された制御定数
に変更する制御定数変更手段と、を備えた機器の制御装
置において、機器に対する制御ロジックが、機器の出力
値と前記目標値との偏差に基づき、少なくとも積分項を
有する所定のフィ−ドバック特性式により前記機器に対
する制御値を補正するフィ−ドバック制御手段を備え、
前記規範制御手段が、前記フィ−ドバック制御手段に対
応したフィ−ドバック制御手段を含むように設定され、
前記最適制御定数決定手段が、それぞれ前記規範制御手
段において、前記フィ−ドバック制御手段における制御
定数を決定する第1制御定数決定手段と、前記オブザ−
バ制御手段における制御定数を決定する第2制御定数決
定手段とを備え、前記制御定数変更手段が、前記フィ−
ドバック制御手段における制御定数を前記第1制御定数
決定手段で決定された制御定数に変更するための第1制
御定数変更手段と、前記オブザ−バ制御手段における制
御定数を前記第2制御定数決定手段で決定された制御定
数に変更するための第2制御定数変更手段とを備え、運
転者の感度が低い運転状態のとき、前記第2制御定数変
更手段の作動を前記第1制御定数変更手段の作動に対し
て優先させる変更順序決定手段を備えている、ような構
成としてある。
【0010】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、基本的
に、フィ−ドバック制御により制御の安定性が向上され
る。また、制御定数の変更を、フィ−ドバック制御用に
ついて優先して行なうので、制御の安定性が十分に確保
された状態でオブザ−バ制御手段における制御定数の変
更を行なうことができる。
【0011】請求項2に係る発明によれば、制御定数の
変更を、フィ−ドバック制御用について優先して行なう
ので、制御の安定性が十分に確保できる一方、所定のタ
イミングでオブザ−バ制御手段における制御定数を変更
することから、制御の安定性が十分に確保された状態下
で、オブザ−バ制御手段における制御定数の変更を行な
うことができ、しかも、このオブザ−バ制御手段におけ
る制御定数の変更によって、制御の応答性を充分に確保
できる。
【0012】請求項3に係る発明によれば、所定のタイ
ミングが定常運転時であることから、制御機器の安定し
た状態で、オブザ−バ制御手段における制御定数の変更
を行なうことができる。
【0013】請求項4に係る発明によれば、所定のタイ
ミングが減速時であることから、運転者の感度の低い運
転状態で、オブザ−バ制御手段における制御定数の変更
を行なうことができる。
【0014】請求項5に係る発明によれば、エンジンの
アイドル回転数を目標アイドル回転数とする場合に、請
求項1〜請求項3で得られるのと同様の効果を得ること
ができる。
【0015】請求項6に係る発明によれば、運転状態が
運転者の感度の低いときを的確に捉えて、迅速に、オブ
ザ−バ制御手段における制御定数の変更を行なうことが
でき、これに伴って、運転者に違和感を与えることな
く、制御の応答性を迅速に向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。なお、実施例では、アイドル回転数制御
(ISC)とされて、制御対象となる機器が吸入空気量
調整用のISCバルブとされている。
【0017】図1において、1はエンジンの吸気通路
で、その上流側から下流側へ順次、エアクリ−ナ2、エ
アフロ−メ−タ3、スロットル弁4が配設されている。
吸気通路1には、スロットル弁4をバイパスするバイパ
ス通路6が設けられ、このバイパス通路6には、アイド
ル回転数調整手段としてISCバルブ7が接続されてい
る。
【0018】ISCバルブ7は、バイパス通路6を通過
する吸入空気量を調整してアイドル回転数を調整するた
めのもので、電磁式のアクチュエ−タ5によってその開
度が連続可変式に制御されるようになっている。すなわ
ち、アクセル開度が零でかつエンジン回転数が所定回転
数以下となったアイドル運転中は、エンジン回転数が目
標アイドル回転数(例えば700rpm)となるよう
に、ISCバルブ7が制御される。このISCバルブ7
つまりアクチュエ−タ5を制御するための制御ユニット
が符号Uで示され、この制御ユニットUによる制御のた
めに用いられる信号をピックアップするセンサあるいは
スイッチ群がまとめて符号Sで示される。制御ユニット
Uからアクチュエ−タ5への出力値は、目標アイドル回
転数とするための制御値としてのデュ−ティ比とされ
る。
【0019】図2は、制御ユニットUにおける制御内容
をブロック図的に示したものであり、図中実機エンジン
として示される符号21A部分を除いた各部分が含まれ
るものとなっている。この図2において、大別して、符
号U1で示すものが実際のエンジン21A制御用となる
ものであり、符号U2で示すものが規範制御部分を示す
ものである。
【0020】実機エンジン21A用の制御系U1は、フ
ィ−ドバック制御用の積分回路22Aと、現代制御の主
たる構成要素となるオブザ−バ回路23Aとを備えてい
る。制御系U1には、目標アイドル回転数NTが入力さ
れて、減算器24Aによって、当該NTと実際のエンジ
ン回転数(アイドル回転数)NE1との偏差が積分回路
22Aに入力される。
【0021】オブザ−バ回路23Aは、実際のエンジン
回転数NE1と実機エンジン21Aに対する入力値つま
りアクチュエ−タ5に対するデュ−ティ比とに基づい
て、所定の制御値を演算する。そして、オブザ−バ回路
23Aで演算された制御値と積分回路22Aからの出力
値との偏差が減算器24Aで演算されて、この演算結果
が、実機エンジン21Aに対する入力値とされる(オブ
ザ−バ回路23Aに対する入力値ともされる)。
【0022】一方、制御系U2は、実機エンジンの動特
性をモデル化した規範モデル(ハ−ドモデル)21Bを
有する。この規範モデル21Bは、実機エンジン21A
の入力値に対する出力値との対応関係に基づいて設定さ
れて、実機エンジン21Aの動特性と完全に一致してい
る状態では、同じ入力値に対して同じ出力値となるよう
に設定されている。この規範モデル21Bに対する制御
系U2は、制御系U1と同じ制御ロジックとなるように
設定されていて、制御系U1における構成要素と対応す
る構成要素には、制御系U1における符号「A」に代え
て「B」の符号を用いて示してある。そして、制御系U
1とU2とにおける入力値としての目標アイドル回転数
はNTとして共通化され、制御系U1における出力値は
実機エンジン21Aにおけるエンジン回転数NE1とさ
れ、制御系U2における出力値は演算されたエンジン回
転数NE2とされる。
【0023】上記両制御系U1、U2における出力値と
してのエンジン回転数NE1、NE2は、管理回路26
に出力されて、このNE1とNE2との偏差の大小に応
じて、調整回路27によって、積分回路22Aの制御定
数、あるいはこれに加えてオブザ−バ回路23Aの制御
定数が変更される。
【0024】図3は、図2における規範モデル21Bの
具体例を示すものである。回路R3は、エンジン発生ト
ルクの大きさを得るためのもので、このためのパラメ−
タとして、充填量Q、燃料噴射量TP、点火時期IGが
用いられる。この回路R3で用いられる充填量Qを得る
ために、回路R1、R2、R4での各処理が行なわれる
が、回路R1でのTVOはスロットル開度、回路R2で
のDutyはアクチュエ−タ5へのデュ−ティ比を示す。
回路R1とR2からの出力同士は、加算器R8により加
算された後、回路R4での遅れ処理がなされた後、充填
量Qとして回路R3へ出力される。
【0025】また、回路R6は、エンジンの損失トルク
を示すもので、充填効率、ポンピングロスデ−タが含ま
れる。この回路R6での損失トルクTHが、回路R3で
演算されたトルクから減算器R9により減算されて、こ
の減算された後のトルクTが回路R7に入力される。回
路R7では、ここに示す式にしたがって、制御系U2に
おけるエンジン回転数NE2を演算する。なお、R7で
示す式中において、IおよびKは制御定数である。
【0026】図2に示す制御系U2における回路22
B、23Bの各特性式が、図4に示される。この図4に
おいて、「i」はサフィックスであり、KIは積分回路
22Bの制御定数(積分定数)、K1〜K7はオブザ−
バ回路23Bの制御定数である。オブザ−バ回路23B
での特性式は、出力値NE(NE2)の今回値と前回
値、およびアクチュエ−タ5に対するデュ−ティ比のう
ち前回値から5回前値のまでの値が用いられて、合計7
つの値が演算用パラメ−タとして用いられる。
【0027】ここで、制御系U1における回路22A、
23Aにおける特性式は、図4に示す回路22B、23
Bの特性式と同じように設定されている(回路22B、
23Bの特性式が、回路22A、23Aに合せて設定さ
れている)。
【0028】制御ユニットUは、マイクロコンピュ−タ
を利用して、図2における制御系U1とU2および回路
26と27を含むものとして構成されており、以下その
制御内容について図5、図6に示すフロ−チャ−トを参
照しつつ説明する。なお、以下の説明で、規範制御手段
を構成する制御系U2の作動は管理回路26の指令のも
とに行なわれ、実機エンジン用の制御系U1における制
御定数の変更は、管理回路26の指令のもとに調整回路
27が行なうものである。
【0029】先ず、図5は、エンジン21Aの運転中に
作動されているもので、Z(ステップ−以下同じ)1に
おいて、実際のエンジン回転数NE1が所定回転数NB
よりも大きいか否かが判別される。このZ1の判別でY
ESのときは、Z2において、パルス発生器を利用して
フラグのセット、リセットがなされる。すなわち、1分
経過毎に1秒間だけフラグが1にセットされ、それ以外
はフラグは0にリセットされた状態とされる。Z2の
後、Z3において、フラグが1であるか否かが判別され
る。Z3の判別でYESのときのときは、目標アイドル
回転数NTに所定回転数α(α>0で、例えば50〜1
00rpm)を加算して、ステップ状に所定期間だけ目
標アイドルNTを大きくする。この後、Z5において、
後述するように、制御系U1とU2との各出力値NE1
とNE2とを一致させるための最適な制御定数の選択が
なされる。
【0030】Z1の判別でNOのときは、Z6におい
て、Z5で選択された最適な制御定数となるように、制
御系U1における制御定数が変更される。なお、Z1の
処理は、回転が高くて運転者の回転変化に対する感度が
低くかつエンストのおそれがないためであることの確認
である。
【0031】前記Z5における詳細が、図6に示され
る。この図6において、Z11において、積分回路22
B用の制御定数KIの最適化が終了したか否かが判別さ
れるが、当初はこの判別がNOとなってZ12へ進む。
Z12では、実研計画法マップより、積分定数KIにつ
いて、1番からn番までの記憶されている設定値の中か
らいずれか1つの設定値が選択される。次いで、選択さ
れたi番目(i=1〜n)の設定値に基づく作動により
得られる制御系U2の出力値NE2と制御系U1の出力
値NE1との偏差の絶対値を2乗したものを所定時間積
分して、i番目の積分定数についてのエラ−度合を示す
評価値HEiが決定される。なお、この評価値HEi
は、小さいほど好ましいものとなる。
【0032】Z13での評価値HEを、上記1番目から
n番目まで積分定数について順次求めて、その結果がZ
14においてHE1 〜HEn として記憶される。この
後、Z15において、Z14に記憶されている評価値H
E1 〜HEnのなかから最少の評価値を示すこととなっ
た積分定数KIが選択、セットされる。勿論、このZ1
5において選択、セットされた積分定数KIが、図5の
Z6において用いられる。つまり、Z15で選択、セッ
トされた積分定数が、制御系U1における積分回路22
Aでの積分定数として利用されることになる。
【0033】Z11の判別でYESのときは、Z16に
おいて、Z15で選択、セットされたエラ−度合を示す
評価値HEが、所定値よりも大きいか否かが判別され
る。このZ16の判別でNOのときのときは、オブザ−
バ回路23Aの制御定数の変更は不用なときであるとし
て、Z12へ移行して、積分定数の最適化のみが実行さ
れ続ける。
【0034】Z16の判別でYESのときは、積分回路
22Aにおける積分定数KIの最適化のみでは十分な評
価が得られないときなので、このときは、Z17以降の
処理を行なって、オブザ−バ回路23Aについての制御
定数の最適化がなされる。このZ17〜Z20の処理
は、制御定数が異なるのでみでZ12〜Z15の処理と
同様にして行なわれるので、その重複した説明は省略す
る。勿論、Z20で選択、セットされた制御定数K1〜
K7が、図5のZ6において、オブザ−バ回路23A用
の制御定数として用いられることになる。
【0035】図7、図8は、他の実施例を示すもので、
前記実施例に、規範制御手段を構成するものとして制御
系U3を追加することにより、どのような場合であって
も、最終的には制御の応答性を保証しようとするもので
ある。このため、前記実施例と同一構成要素については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0036】具体的に説明すれば、この実施例において
は、図7に示すように、制御ユニットUは、前記実施例
における実際のエンジン21A制御用の制御系U1、規
範制御手段を構成する制御系U2の他に、新たに規範制
御手段を構成するものとして制御系U3が加えられてい
る。この制御系U3は、本実施例においては、前記制御
系U1、U2と同一構成要素を含むように構成されてお
り、制御系U1、U2の構成要素に対応する制御系U3
における構成要素については、制御系U1、U2におけ
る符号「A」、「B」に代えて「C」の符号を用いて示
してある。勿論、制御系U3における回路22C、23
Cの特性式も、図4に示す各回路22B、23Bの特性
式と同じように設定されている。そして、この実施例に
おいても、制御系U1、U2、U3に対する入力値とし
ての目標アイドル回転数はNTとして共通化され、制御
系U1における出力値は実機エンジン21Aにおけるエ
ンジン回転数NE1とされ、制御系U2、U3における
出力値は演算されたエンジン回転数NE2とされる。
【0037】この実施例においても、上記制御系U1、
U2、U3の出力値としてのエンジン回転数NE1、N
E2は管理回路26に出力されて、そのNE1とNE2
との偏差の大小に応じて、調整回路27によって、積分
回路22Aの制御定数、オブザ−バ回路23Aの制御定
数が変更されるが、本実施例においては、制御定数の変
更に先立ち行われる最適な制御定数の選択(チュ−ニン
グ)は、制御系U2にあっては、前述の図6におけるZ
12〜Z15の処理及びZ17〜Z20処理が順次、実
施されて(本実施例においては、図6のZ16は省かれ
る)、制御定数KI、K1〜K7が選択され、制御系U
3にあっては、積分回路22C用の制御定数KIの選
択、すなわち、図6のZ12〜Z15の処理のみが行わ
れる。
【0038】この後、上記実機エンジン用の制御系U1
における制御定数の変更が、管理回路26の指令の下に
調整回路27によって行われるが、その具体的内容につ
いては、図8のフロ−チャ−トに示す如くになってい
る。すなわち、P(ステップ(以下同じ))1におい
て、制御系U2、U3が最適な制御定数を選択(チュ−
ニング)したか否かが判別される(U2においてはK
I、K1〜K7、U3においてはKIのみ)。そして、
P1がNOのときにはリタ−ンされる一方、P1がYE
Sのときには、P2において制御系U3のKIのみが実
制御系U1に反映される。これは、制御の安定性を考慮
しつつ、機器の出力値、すなわち回転数が大きく異なる
ことに対して急場をしのぐ補正を行うために行われる。
【0039】次に、P3において、運転状態が定常状態
か否かが判別され、P3がNOのときにはリタ−ンされ
る一方、P3がYESのときには、P4において、制御
系2の制御定数KI、K1〜K7が実制御系U1に反映
される。上記P3の判別は、入出力変化が少なくオブザ
−バ回路23Aが安定している状態か否かを判別して制
御定数を最適化(変更)する時期として適切か否かを判
断するために行われるもので、具体的には、エンジン回
転数変化が所定値以内に収まっているか否かが判別され
る。また、上記P4の処理は、前記P2の処理内容に置
き換えて、制御の応答性を充分に確保するために行われ
る。この場合、P4の処理に先立ちP2の処理が行われ
ているため、制御の安定性を充分に確保した状態下で、
制御定数の最適化が行われることになる。
【0040】この後、実制御系U1で、オブザ−バ回路
23Aの特性式を考慮して新しいデ−タに切換えるた
め、オブザ−バ回路23Aのみが高速演算にて5回計算
され、制御系U1における制御定数の変更を終了する。
【0041】特にこの実施例においては、規範制御手段
として、制御系U2の他に制御系U3を設けて実施して
いることから、制御系U2と制御系U3がそれぞれ同一
条件でチュ−ニングしたことが保証されることになり、
これにより、上述の内容を高精度、高効率に行うことが
できることになる。
【0042】以上実施例について説明したが、本発明に
あっては次のようなものを包含する。アイドル回転数
制御のみならず、空燃比制御や過給圧制御等適宜のエン
ジン制御に利用することができ、またエンジン制御に限
らず、車両の適宜の制御例えば駆動輪のスリップ値を目
標スリップ値とするトラクション制御やABS制御、車
高を所定の目標車高とするサスペンション制御、後輪を
目標転舵角とする4WS制御等々にも適用でき、さらに
は、車両に限らず、機器の出力値を所定の目標値とする
適宜の制御に適用できるものであること。規範制御手
段として、制御系U2のみを設けて、他の実施例におけ
る制御内容を、その制御系U2におけるKIとK1〜K
7との間で適用すること。他の実施例におけるP3の
処理において、運転状態が定常状態か否かの判別を行う
ことに代えて、運転状態が減速中(例えば、エンジン回
転数変化が減少しているか否かを検出)か否かを判別す
ること。これにより、オブザ−バ回路23Aにおける制
御定数の変更を、運転者の感度の低い運転状態(気づか
れにくい状態)で行うことができることになる。積分
回路22Aにおける制御定数の変更、オブザ−バ回路2
3Aにおける制御定数の変更を、運転状態に応じて決定
すること。例えば、運転者の感度の低い運転状態のとき
には、積分回路22Aにおける制御定数の変更を行うこ
となく、すぐに、オブザ−バ回路23Aにおける制御定
数の変更を行うこと。これにより、運転者に違和感を与
えることなく、制御の応答性を迅速に向上させることが
できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるアイドル回転数調整部分を
示す図。
【図2】本発明の制御系統をブロック図的に示す図。
【図3】実機エンジンの動特性を示す規範モデルの一例
を示す図。
【図4】規範制御手段における制御特性式の設定例を示
す図。
【図5】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図6】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図7】他の実施例に係る制御系統をブロック図的に示
す図。
【図8】他の実施例に係る制御例を示すフロ−チャ−
ト。
【符号の説明】
1:吸気通路 7:ISCバルブ(アイドル回転数調整用) 5:アクチュエ−タ 21A:実機エンジン 21B:規範モデル(実機エンジン対応) 21C:規範モデル(実機エンジン対応) 22A:積分回路(実機エンジン用) 22B:積分回路(規範制御用) 22C:積分回路(規範制御用) 23A:オブザ−バ回路(実機エンジン用) 23B:オブザ−バ回路(規範制御用) 23C:オブザ−バ回路(規範制御用) 26:管理回路 27:調整回路(制御定数変更用) U:制御ユニット U1:制御系(実機エンジン用) U2:制御系(規範制御用) U3:制御系(規範制御用)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器の運転状態をパラメ−タとして設定さ
    れた所定の特性式に基づいて、機器の出力値が所定の目
    標値となるように機器に対する制御値を決定するオブザ
    −バ制御手段と、 機器の入力値と出力値との対応関係に基づいて機器の動
    特性をモデル化した規範モデルを含み、該規範モデルに
    対する制御ロジックが機器に対する制御ロジックと同一
    に構成された規範制御手段と、 前記規範制御手段におけるオブザ−バ制御手段の制御定
    数を決定する最適制御定数決定手段と、 機器に対する前記オブザ−バ制御手段の制御定数を、前
    記最適定数決定手段により決定された制御定数に変更す
    る制御定数変更手段と、 を備えた機器の制御装置において、 機器に対する制御ロジックが、機器の出力値と前記目標
    値との偏差に基づき、少なくとも積分項を有する所定の
    フィ−ドバック特性式により前記機器に対する制御値を
    補正するフィ−ドバック制御手段を備え、 前記規範制御手段が、前記フィ−ドバック制御手段に対
    応したフィ−ドバック制御手段を含むように設定され、 前記最適制御定数決定手段が、それぞれ前記規範制御手
    段において、前記フィ−ドバック制御手段における制御
    定数を決定する第1制御定数決定手段と、前記オブザ−
    バ制御手段における制御定数を決定する第2制御定数決
    定手段とを備え、 前記制御定数変更手段が、前記フィ−ドバック制御手段
    における制御定数を前記第1制御定数決定手段で決定さ
    れた制御定数に変更するための第1制御定数変更手段
    と、該第1制御定数変更手段による制御定数の変更によ
    っても機器の出力値と前記規範モデルの出力値とが一致
    しないときに前記オブザ−バ制御手段における制御定数
    を前記第2制御定数決定手段で決定された制御定数に変
    更するための第2制御定数変更手段とを備えている、 ことを特徴とする機器の制御装置。
  2. 【請求項2】機器の運転状態をパラメ−タとして設定さ
    れた所定の特性式に基づいて、機器の出力値が所定の目
    標値となるように機器に対する制御値を決定するオブザ
    −バ制御手段と、 機器の入力値と出力値との対応関係に基づいて機器の動
    特性をモデル化した規範モデルを含み、該規範モデルに
    対する制御ロジックが機器に対する制御ロジックと同一
    に構成された規範制御手段と、 前記規範制御手段におけるオブザ−バ制御手段の制御定
    数を決定する最適制御定数決定手段と、 機器に対する前記オブザ−バ制御手段の制御定数を、前
    記最適定数決定手段により決定された制御定数に変更す
    る制御定数変更手段と、 を備えた機器の制御装置において、 機器に対する制御ロジックが、機器の出力値と前記目標
    値との偏差に基づき、少なくとも積分項を有する所定の
    フィ−ドバック特性式により前記機器に対する制御値を
    補正するフィ−ドバック制御手段を備え、 前記規範制御手段が、前記フィ−ドバック制御手段に対
    応したフィ−ドバック制御手段を含むように設定され、 前記最適制御定数決定手段が、それぞれ前記規範制御手
    段において、前記フィ−ドバック制御手段における制御
    定数を決定する第1制御定数決定手段と、前記オブザ−
    バ制御手段における制御定数を決定する第2制御定数決
    定手段とを備え、 前記制御定数変更手段が、前記フィ−ドバック制御手段
    における制御定数を前記第1制御定数決定手段で決定さ
    れた制御定数に変更するための第1制御定数変更手段
    と、前記オブザ−バ制御手段における制御定数を前記第
    2制御定数決定手段で決定された制御定数に変更するた
    めの第2制御定数変更手段とを備え、 前記第1制御定数変更手段の作動を前記第2制御定数変
    更手段の作動に対して優先させ、該第1制御定数変更手
    段の作動後、所定のタイミングで、該第2制御定数変更
    手段を作動させるタイミング制御手段を備えている、 ことを特徴とする機器の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項において、 前記所定のタイミングが、定常運転時になったときであ
    る、 ことを特徴とする機器の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項において、 前記所定のタイミングが、減速時になったときである、 ことを特徴とする機器の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項〜請求項のいずれかにおいて、 機器が、エンジンのアイドル回転数を調整するアイドル
    回転数調整手段とされ、 前記目標値が目標アイドル回転数とされている、 ことを特徴とする機器の制御装置。
  6. 【請求項6】機器の運転状態をパラメ−タとして設定さ
    れた所定の特性式に基づいて、機器の出力値が所定の目
    標値となるように機器に対する制御値を決定するオブザ
    −バ制御手段と、 機器の入力値と出力値との対応関係に基づいて機器の動
    特性をモデル化した規範モデルを含み、該規範モデルに
    対する制御ロジックが機器に対する制御ロジックと同一
    に構成された規範制御手段と、 前記規範制御手段におけるオブザ−バ制御手段の制御定
    数を決定する最適制御定数決定手段と、 機器に対する前記オブザ−バ制御手段の制御定数を、前
    記最適定数決定手段により決定された制御定数に変更す
    る制御定数変更手段と、 を備えた機器の制御装置において、 機器に対する制御ロジックが、機器の出力値と前記目標
    値との偏差に基づき、少なくとも積分項を有する所定の
    フィ−ドバック特性式により前記機器に対する制御値を
    補正するフィ−ドバック制御手段を備え、 前記規範制御手段が、前記フィ−ドバック制御手段に対
    応したフィ−ドバック制御手段を含むように設定され、 前記最適制御定数決定手段が、それぞれ前記規範制御手
    段において、前記フィ−ドバック制御手段における制御
    定数を決定する第1制御定数決定手段と、前記オブザ−
    バ制御手段における制御定数を決定する第2制御定数決
    定手段とを備え、 前記制御定数変更手段が、前記フィ−ドバック制御手段
    における制御定数を前記第1制御定数決定手段で決定さ
    れた制御定数に変更するための第1制御定数変更手段
    と、前記オブザ−バ制御手段における制御定数を前記第
    2制御定数決定手段で決定された制御定数に変更するた
    めの第2制御定数変更手段とを備え、 運転者の感度が低い運転状態のとき、前記第2制御定数
    変更手段の作動を前記第1制御定数変更手段の作動に対
    して優先させる変更順序決定手段を備えている、 ことを特徴とする機器の制御装置。
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