JPH04328229A - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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Publication number
JPH04328229A
JPH04328229A JP9777091A JP9777091A JPH04328229A JP H04328229 A JPH04328229 A JP H04328229A JP 9777091 A JP9777091 A JP 9777091A JP 9777091 A JP9777091 A JP 9777091A JP H04328229 A JPH04328229 A JP H04328229A
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JP
Japan
Prior art keywords
target
ray
electron beam
generating device
ray tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP9777091A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Soejima
啓義 副島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光X線分析装置、X
線回折装置、X線光電子分析装置等、あらゆるX線応用
装置において用いられるX線発生装置(発生源)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発生するX線の強度を大きくする(すな
わち、X線光子の数を増やす)ためには、陰極電流を増
加し、対陰極(ターゲット)に衝突する電子の数を増や
す必要がある。しかし、図3(a)に示すように、大量
の、しかも、高速の電子をターゲットの狭い領域に絞っ
て照射すると、照射箇所は非常に高温となり、短時間の
うちにターゲットが損傷してしまう。このようなターゲ
ットの局部的損傷を避けるための方法の一つに、図3(
b)に示すように、電子を照射する領域を広くし、ター
ゲット上の電流密度を小さくするという方法がある。 しかしこの場合、X線発生点が広がってしまい、点光源
性を要求する多くのX線応用装置において利用すること
が困難となる。また、発生するX線の単色化が困難とな
り、回折精度が悪化するという理由からも、利用範囲が
限定されてしまう。ターゲットの局部的損傷を防止する
もう一つの方法として現在広く使われているのが、図3
(c)に示すように、ターゲットを回転するという方法
である(回転陽極X線管)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ターゲットを回転させ
ることにより、電子線照射位置はターゲット上で常に移
動することになり、ターゲットの局部的な温度上昇を防
止することができるが、この方法ではターゲットを回転
させるための空間が必要となり、X線管が大きくならざ
るを得ないという欠点がある。本発明はこのような課題
を解決するために成されたものであり、その目的とする
ところは、コンパクトであり、かつ、X線出力を大きく
してもターゲットが損傷しにくいX線発生装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明では、加速した電子線を対陰極に照射
することによりX線を発生させるX線発生装置において
、対陰極を往復運動させる機構を備えることを特徴とす
る。
【0005】
【作用】対陰極(ターゲット)が常に往復運動をしてい
るため、電子線が特定の箇所に照射され続けることがな
く、ターゲットが局部的に損傷することがない。このた
め、電子線の照射領域を小さく絞り、X線発生源をほぼ
点に近くすることができるため、点光源性という多くの
X線応用装置の要求をも満たすことができる。さらに、
対陰極が大きく回転することがなく、一方向に振動する
だけの空間的余裕を設ければよいため、X線管を小さく
することができる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例であるX線管の対陰極(タ
ーゲット)の断面構造を図1に示す。本実施例では、タ
ーゲット10の左右両側面に永久磁石11、12を固定
し、その両側にターゲット10が振動できるだけの空間
を空けて、電磁石を13、14を配置する。両電磁石1
3、14のコイルは共通の電流源(図示せず)から交流
の励磁電流を受けるが、それらの巻き方向は両者が互い
に逆の極性となるようになっている。ターゲット10及
び電磁石13、14は、窓16を空けた磁場シールド1
7で覆い、ターゲット10に照射される電子ビーム15
の軌道に影響を与えないようにしている。ターゲット1
0の下部にはターゲット冷却用の冷却系18を設け、タ
ーゲット10の下面とはベローズ20で接続する。
【0007】本実施例のX線管の作用は次の通りである
。電流源から両側の電磁石13、14に交流の励磁電流
を流し、ターゲット10を左右に振動させる。こうして
ターゲット10を振動させた状態で、窓16よりターゲ
ット10の表面に電子ビーム15を照射すると、電子ビ
ーム15が照射された箇所からターゲット10の物質に
対応したX線22が放出される。X線22が発生してい
る間もターゲット10は振動を続けているため、電子ビ
ーム15の照射箇所はターゲット上で常に移動しており
、一旦電子ビーム15に照射され、温度が上昇した箇所
は、ビーム照射箇所が移動した後は冷却水により冷却さ
れる。従って、本実施例のX線管ではターゲット10が
局部的に損傷するということがない。また、ターゲット
10は左右に振動するのみであるので、ターゲット10
の移動空間としては比較的小さい空間を設けるだけで十
分であり、X線管の外形を回転陽極X線管よりも小さく
することができる。
【0008】本発明の第2の実施例を図2に示す。本実
施例のX線発生装置では、永久磁石11、12をターゲ
ット10の下面に配置し、電磁石13、14をさらにそ
の下に配置しているため、X線管の外形をさらに小さく
することができる。
【0009】なお、ターゲット側に固定する磁石は永久
磁石ではなく、電磁石としてもよい。また、ターゲット
10の材料が強磁性体である場合には、ターゲット側に
永久磁石あるいは電磁石を使用する必要はない。上記両
実施例ではターゲット10の振動を永久磁石と電磁石の
吸引反発力を利用して行ったが、振動の駆動源は電磁力
に限ることはなく、カム等を利用した機械力により振動
させるようにしてもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明に係るX線発生装置では、対陰極
が常に振動しているため、電子ビームを細く絞っても対
陰極が局部的に損傷することがない。このため、長時間
、点光源性のよいX線源として使用することができる。 また、ターゲットの移動が回転ではなく、単純な振動で
あるため、ターゲットの移動のための周辺空間が小さく
てすむ。このため、X線発生装置を小型化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例であるX線管のターゲッ
トの構造を示す断面図。
【図2】  本発明の他の実施例であるX線管のターゲ
ットの構造を示す断面図。
【図3】  X線発生装置の各種タイプを示す説明図。
【符号の説明】
10…ターゲット(対陰極、陽極)    11、12
…永久磁石 13、14…電磁石                
  15…電子ビーム 16…電子ビーム照射用窓            1
7…磁場シールド 18…冷却系                   
     20…ベローズ22…X線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  加速した電子線を対陰極に照射するこ
    とによりX線を発生させるX線発生装置において、対陰
    極を往復運動させる機構を備えることを特徴とするX線
    発生装置。
JP9777091A 1991-04-30 1991-04-30 X線発生装置 Pending JPH04328229A (ja)

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JP9777091A JPH04328229A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 X線発生装置

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JP9777091A JPH04328229A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 X線発生装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004010744A1 (ja) * 2002-07-19 2004-01-29 Shimadzu Corporation X線発生装置
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JPWO2020084890A1 (ja) * 2018-10-25 2021-09-16 株式会社堀場製作所 X線分析装置及びx線発生ユニット

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