JPH0432634Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0432634Y2
JPH0432634Y2 JP13263587U JP13263587U JPH0432634Y2 JP H0432634 Y2 JPH0432634 Y2 JP H0432634Y2 JP 13263587 U JP13263587 U JP 13263587U JP 13263587 U JP13263587 U JP 13263587U JP H0432634 Y2 JPH0432634 Y2 JP H0432634Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
movable
exposed member
exposed
exposure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13263587U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6438595U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13263587U priority Critical patent/JPH0432634Y2/ja
Publication of JPS6438595U publication Critical patent/JPS6438595U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0432634Y2 publication Critical patent/JPH0432634Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ウエハ、マスク、シヤドウマスク
等の被露光部材に所定のパターンを露光する露光
装置において、移動テーブルに載置する被露光部
材の露光中心に対する位置決めを容易に行うこと
が可能な露光装置における被露光部材位置決め装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来の露光装置における被露光部材位置決め装
置としては、第9図に示す構成のものが知られて
いる。
この従来例は、被露光部材1を載置する移動テ
ーブル2の載置面上の被露光部材のサイズに応じ
た露光中心Oを基準に夫々所定間隔を保つて3つ
のピン嵌挿穴3a,3b,3cを穿設し、載置す
る被露光部材1のサイズに応じて、ピン嵌挿穴3
a,3b,3cを選択して、これらに位置決めピ
ン4a,4b,4cを嵌挿し、両位置決めピン4
a,4b,4cに被露光部材1の周縁を当接させ
ることにより、露光中心に対する位置決めを行う
ようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の被露光部材の位置決
め装置にあつては、移動テーブルに位置決めピン
を嵌挿するピン嵌挿穴を被露光部材のサイズに応
じて多数穿設する必要があるので、これら多数の
ピン嵌挿穴によつて移動テーブルの剛性の低下や
変形を生じるおそれがあるため、移動テーブルを
肉厚にして強固に製作することが必要となり、移
動テーブル自体の重量が増加して、露光時の高速
移動及び位置決め精度に大きな影響を与えると共
に、位置決めピンを嵌挿していないピン嵌挿穴に
は、塵埃等が堆積し、これが被露光部材の装着時
に載置面或いは被露光部材に付着するおそれがあ
り、さらに載置する被露光部材のサイズは予め穿
設されたピン嵌挿穴によつて限定され、それ以外
のサイズの被露光部材については位置決めが不能
である等の問題点があつた。
そこで、この考案は、上記従来例の問題点に着
目してなされたものであり、被露光部材をそのサ
イズにかかわらず容易に位置決めするこができ、
しかも移動テーブルに剛性低下等の影響を与える
ことがない露光装置における被露光部材位置決め
装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案は、被露
光部材をXY方向に移動自在の移動テーブルに載
置して所定のパターンを露光する露光装置におい
て、前記移動テーブルに、当該移動テーブルの移
動方向の何れか一方に沿つて伸び、露光中心に対
して位置決めされて配設された固定スケールと、
該固定スケールの長手方向に移動可能に保持され
且つ当該長手方向と直交して前記移動テーブル上
面に延長した第1の移動スケールと、該第1の移
動スケールに、その長手方向に移動可能に保持さ
れ且つ当該長手方向と直交する方向に延長する第
2の移動スケールとを備えたことを特徴としてい
る。
〔作用〕
この考案においては、予め知られた被露光部材
のサイズに応じて移動テーブルに移動方向に沿つ
て位置決めして配設された固定スケールに対して
第1の移動スケールを被露光部材のサイズに合わ
せて平行移動させ、次いで第2の移動スケールを
第1の移動スケールを平行移動させることにより
位置決め位置を任意に設定し、この設定状態で第
1の移動スケール及び第2の移動スケールで形成
される直角面に被露光部材を点又は線接触させる
ことにより、被露光部材の露光中心に対する位置
決めを行う。
〔実施例〕 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
まず、この考案を適用し得る縮小投影露光装置
の概要を第8図について説明する。
図中、11は縮小投影露光装置であつて、ウエ
ハ、シヤドウマスク等の被露光部材12を載置す
るXYステージ13と、その上面に対向して固定
配置された縮小レンズ14と、その上方位置に配
置されたレチクル15を載置するレチクル載置台
16と、その上方位置に配置された光源部17と
を有しており、光源部17からの露光光線がレチ
クル15及び縮小レンズ14を介して移動テーブ
ル装置としてのXYZステージ13上の被露光部
材12に照射され、レチクル15に形成された回
路パターン等の所定のパターンを被露光部材12
上に縮小投影露光する。
XYZステージ13は、XYZ軸の3軸方向に移
動可能に構成され、Z軸方向に移動させることに
より、焦点調整を行う。
縮小レンズ14を保持する筒体18の被露光部
材12に対向する下端部には、露光光線を透過す
る透孔19と、その周囲に等角間隔で形成された
4つの空気吹き出しノズル20とが設けられてい
る。各ノズル20は、共通の空気供給源21に絞
り22を介して接続されていると共に、共通の差
圧変換器23の一方の入力側に接続されている。
差圧変換器23の他方の入力側は、絞り24を介
して前記空気供給源21に接続されていると共
に、大気に連通されている。これらノズル20、
空気供給源21、絞り22,24及び差圧変換器
23で空気マイクロメータ25が構成されてい
る。
そして、差圧変換器23の検出信号が制御装置
26に供給され、この制御装置26で目標値設定
器26aで予め設定した所定の目標値と比較して
その差値である偏差信号が増幅器等で構成される
駆動回路26bに供給され、これにより、モータ
等のアクチユエータ27を作動させる駆動出力を
形成し、これをXYZステージ13のZ軸駆動機
構に供給してこれを駆動し、ノズル20と被露光
部材12との間の間隔を適正値に調節する。
また、XYZステージ13のXY方向の移動は、
被露光部材12に形成された原点マーク(図示せ
ず)を光学的に読取り、これに基づいて制御原点
を設定してから、パターンの露光間隔に応じて
XY方向の絶対距離を検出する例えばレーザ測長
機28からの測定値フイードバツク信号が供給さ
れる駆動回路26bによつて順次ステツプアンド
リピート動作される。
XYZステージ13の上面には、第1図に示す
ように、載置台30が設けられ、この載置台30
の上面に被露光部材12を吸着保持する被露光部
材保持装置31が設けられている。
この被露光部材保持装置31は、載置台30の
上面に載置台中心から外方に向けて放射上に突出
形成されたチヤツク載置座32と、これらチヤツ
ク載置座32に対応する位置に透孔33aが穿設
され、載置台30上にビス止めされたチヤツク位
置決め板33と、このチヤツク位置決め板33の
透孔33a内に吸着保持された長尺のチヤツク本
体34a〜34d及び短尺のチヤツク本体34e
〜34hとを備えている。
各チヤツク本体34a〜34hは、第2図及び
第3図に示すように、下面に長手方向に沿う吸着
溝35が形成されていると共に、内部に吸着溝3
5と連通する吸引通路36が形成され、この吸引
通路36に上面に開口する複数の吸着口37が連
通され、各吸着口37には、上面に形成された互
いに独立した吸着溝38が連通され、さらに吸引
通路36の各吸着口37間に、開閉弁を構成する
スプール39を気密に嵌挿する貫通孔40を有
し、この貫通孔40は吸引通路36に連通する関
係で前記チヤツク本体34a〜34hの長手方向
と直交する方向に貫通して穿設されている。
スプール39は、第4図a及びbに示すよう
に、中実の円柱体の中央部に環状溝で構成される
連通部41が形成されていると共に、連通部41
の左側にスプール39の移動を抑制する弾性部材
としてのOリング42を装着する環状溝43が形
成され、さらに両端側に夫々ストツパを兼ねるE
型止め輪44L,44Rが装着された構成を有
し、表面が黒色のレイデント処理されて露光時に
光の反射を防止すると共に、貫通孔40と気密性
と摺動性を高めるようにされている。
そして、第4図aに示すように止め輪44Rが
チヤツク本体34a〜34hの側面に当接してい
る閉位置では、連通部4位置が吸引通路36とは
連通せず、連通部41の右側に隣接する外周面に
よつて隣接する吸引通路36間が遮断され、逆に
第4図bに示すようにスプール39を右に作動さ
せて止め輪44Lがチヤツク本体34a〜34h
の側面に当接している閉位置では、連通部41が
吸引通路36に連通して隣接する吸引通路36と
吸着口37、吸着溝38との間が連通される。
一方、載置台30のチヤツク載置座32には、
チヤツク本体34a〜34hの吸着溝35に連通
すると共に、裏面側に貫通する吸引孔45が穿設
され、これら吸引孔45が第1図に示すように載
置台30の裏面側に配設された配管46に通じ、
さらに配管46は外部の固定部に設けられた3方
切換弁47を介して真空ポンプ等の気体吸引手段
48に接続されている。
また、第1図に示すように、載置台30の前端
面30aに被露光部材位置決め装置51が着脱自
在に配設されている。
この被露光部材位置決め装置51は、第5図〜
第7図に示す如く、載置台30の前端面30aに
着脱自在に配設された固定スケール52と、この
固定スケール52にX方向に平行移動可能に保持
された第1の移動スケール53と、この第1の移
動スケール53にY方向に平行移動可能に保持さ
れた第2の移動スケール54とを備えている。
固定スケール52は、載置台30の前端面に沿
つてX方向に延長する垂直板部52aと、その上
端から前方に即ち載置台30とは反対側に延長す
る水平板部52bと、垂直板部52aの上端側に
後方に即ち載置台30の上面側に延長する突条5
2cとを有する。そして、垂直板部52aには、
第6図に示すように、その左右両側位置に下端縁
から上方に延長する台形状のボルト導入部55と
これに続く長円形状のボルト固定部56とでなる
切欠57L,57Rが形成されていると共に、左
右両端部に水平板部52bに連設して前方側に直
角に折り曲げた折曲部58L,58Rが形成され
ている。ここで、切欠57L,57Rのボルト固
定部56は、その幅及び高さが固定スケール52
を載置台30にボルト締めする際のボルト径に対
して幅広に選定されている。また、水平板部52
bには、X方向に延長する長孔59が穿設されて
いると共に、この長孔59に沿つてその前方側に
露光中心からのX方向距離を表すインチ目盛り6
0が、後方側に同様のミリメートル目盛り61が
夫々刻設され、さらに前方側端縁に下方に直角に
折り曲げられた折曲部62が形成されている。そ
して、垂直板部52aの上端部、水平板部52b
及び折曲部62で第1の移動スケール53を案内
する案内部63が構成されている。
第1の移動スケール53は、固定スケール52
の案内部63に係合する断面鞍状の摺動部53a
と、この摺動部53aから後方にY方向に延長す
る断面鞍状の案内部53bとを備えている。摺動
部53aには、第6図に示すように、固定スケー
ル52の長孔59に対向する位置にボルト挿通孔
71が穿設され、摺動部53aを固定スケール5
2の案内部63に係合させた状態でボルト挿通孔
71及び長孔59内にボルト72を挿通し、その
固定スケール52の水平板部52bの下面側に突
出した端部にナツト73を螺合させることによ
り、固定スケール52にX方向に平行移動可能に
保持されている。また、案内部53bには、長手
方向に沿う長孔74が穿設され、この長孔の左側
に露光中心OからのY方向距離を表すインチ目盛
り75が、右側に同様のミリメートル目盛り76
が夫々刻設されていると共に、先端部が後方側に
延長されて被露光部材12の位置決め部77とさ
れている。
第2の移動スケール54は、第1の移動スケー
ル53の案内部53bに係合する断面鞍状の摺動
部54aと、この摺動部54aから右方にX方向
に延長する位置決め部54bとを備えている。摺
動部54aには、第7図に示すように、第1の移
動スケール53の案内部53bに形成された長孔
74に対向する位置にボルト挿通孔81が穿設さ
れ、この摺動部54aを第1の移動スケール54
の案内部54bに係合させた状態で、そのボルト
挿通孔81及び長孔74内に固定ボルト82を挿
通し、その第1の移動スケール53の案内部53
bの下面側に突出した端部にナツト83を螺合さ
せることにより、第1の移動スケール53にY方
向に平行移動可能に保持されている。
一方、載置台30の前端面には、第5図に示す
ように、位置決め用ストツパー91が固着されて
いると共に、その左側に固定スケール52におけ
る切欠57L,57Rのボルト固定部56に対応
する位置にボルト穴82L,82Rに穿設され、
これらボルト穴82L,82Rに固定スケール5
2を脱着可能に保持する固定ボルト83L,83
Rが螺合されている。これら固定ボルト83L,
83Rは、第7図に示すように、頭部83aと、
これより小径で固定スケール52のボルト固定部
56を形成する周縁部に当接する当接面83bを
有する押圧段部83cと、これより小径でボルト
固定部56内に挿入される段部83dと、これよ
り小径のねじ部83eとで構成されている。
次に、上記実施例の動作を説明する。今、載置
台30から被露光部材保持装置51が取り外され
ており、被露光部材保持装置51が被露光部材1
2が吸着保持されておらず、3方切換弁47が大
気側に切換えられて保持装置31の各チヤツク本
体34a〜34bが気体吸引手段48から切り離
されているものとする。
この状態から、ウエハ、マスク等の被露光部材
12を被露光部材保持装置31に位置決めして載
置するには、まず被露光部材12のサイズに応じ
て被露光部材保持装置31の吸着領域を設定す
る。
この吸着領域の設定を行うには、例えば第1図
で鎖線図示の8インチ×8インチのマスク12を
吸着保持する場合には、3方切換弁47を大気側
に切換えた状態で、長尺のチヤツク本体34a〜
34dについては、被露光部材保持装置31の中
心側から2つ目までのスプール39を開位置と
し、残りの外方側のスプール39を閉位置とす
る。これによつて、中心部から3番目迄の吸着口
37及び吸着溝38までは吸引通路36、吸引孔
45及び配管46を通じて3方切換弁47に接続
されることになり、第4番目以降の吸着口37及
び吸着溝38については、少なくとも第3番目の
スプール39によつて吸引通路36が遮断されて
いるので、3方切換弁37とは切り離される。同
様に、短尺のチヤツク本体34e〜34hについ
ては、中心側の第1番目のスプール39のみを開
位置とし、残りのスプール39を閉位置とするこ
とによつて、中心側の第1番目の吸着口37及び
吸着溝38のみを3方切換弁47に接続する。
このようにして被露光部材保持装置31の吸着
領域の設定が終了してから又はその前に、被露光
部材位置決め装置51を載置台30に装着する。
すなわち、まず載置台30のボルト穴82L,
82Rに螺合されている固定ボルト83L,82
Rをその当接面83bと載置台30の前端面30
aとの間隔が固定スケール52の切欠57L,5
7R部の肉厚以上となるように緩める。この状態
で、固定スケール52を、その切欠57L,57
Rのボルト導入部55を固定ボルト83L,38
Rの段部83dと上方側から対向させてから下降
させることにより、段部83dがボルト固定部5
6内に挿入されると共に、突条52cが載置台3
0の上面に当接してその下降が阻止される。この
状態では、ボルト固定部56の幅が固定ボルト8
3L,83Rの段部83dの径に比較して幅広と
なつているで、固定スケール52は左右方向即ち
X軸方向に移動が可能であり、したがつて、固定
スケール52を右動させて、その折曲部58Rを
載置台30の前端面30aに設けた位置決め用ス
トツパー91が当接させて位置決めし、この状態
で、固定ボルト83L,83Rを閉め付けること
により、その当接面83bが固定スケール52の
切欠57f,57Rの周囲に圧接して固定スケー
ル52が突条52Cと載置台30の上面との当接
により直角度を確保して固定される。
このように固定スケール52が載置台30に位
置決めして固定されることにより、固定スケール
52の水平板部52bに刻設された目盛り60及
び61が露光中心OからのX軸方向の距離を正確
に表すことになる。
したがつて、第1の移動スケール53の固定ボ
ルト72を緩めて、摺動部53aの右端が目盛り
60の8インチ位置になるように第1の移動スケ
ール53を固定スケール52の案内部63に沿つ
て摺動させ、この位置で固定ボルト72を締め付
けて第1の移動スケール53を固定スケール52
に固定保持させる。これによつて、第1の移動ス
ケール53の案内部53bの先端に形成された位
置決め部77が露光中心Oから8インチの位置に
固定される。
この状態から、第2の移動スケール54の固定
ボルト82を緩め、その摺動部54aの後端が第
1の移動スケール53の案内部53bのインチ目
盛り75の8インチ位置となるように第2の移動
スケール54を案内部53bに沿つて摺動させ、
この位置で固定ボルト82を締め付けて第2の移
動スケール54を第1の移動スケール53に固定
する。これによつて、第2の移動スケール54の
位置決め部54bの後端縁が露光中心Oから8イ
ンチの位置に固定される。
そして、この状態で、被露光部材12を第1及
び第2の移動スケール53及び54の位置決め部
77及び54bに隣接する2片が当接するように
被露光部材保持装置31のチヤツク本体34a〜
34h上に載置することにより、被露光部材12
を露光中心Oに対して正確に位置決めすることが
できる。
その後、3方切換弁47を気体吸引手段48側
に切換える。これにより、各チヤツク本体34a
〜34hがその下面の吸着溝35から空気が吸引
されて、載置台30のチヤツク載置座32に真空
吸着され、これと同時に各チヤツク本体34a〜
34hの被露光部材12によつて完全に覆われる
吸着口37及び吸着溝38から空気が吸引される
ことになり、被露光部材12が真空吸着されてチ
ヤツク本体34a〜34h上に位置決めされた状
態で保持される。
この被露光部材の保持状態で、まずXYZスラ
イダ13をZ軸方向に移動させて、焦点調整を行
う。この焦点調整は、空気供給源21から圧力空
気を絞り22を介してノズル20に供給して空気
マイクロメータ25を作動状態とし、この状態で
制御装置26を作動状態とする。
このように焦点調整制御装置26が作動状態と
なると、目標値設定器26aで予め設定された焦
点調整目標値と、差圧変換器23から出力される
差圧検出信号との差値でなる偏差信号が駆動回路
26bに供給され、この駆動回路26bからアク
チユエータ27にXYZステージ13をZ軸方向
に移動させる駆動信号が出力され、XYZステー
ジ13が偏差信号が零となるようにZ軸方向に上
下動されて焦点調整が行われる。
そして、焦点調整が終了すると、XYZステー
ジ13がXY方向に適宜移動させて、被露光部材
12を所定のパターン露光位置にセツトし、次い
で所定パターンを露光してから、再度XYZステ
ージ13をXY方向に移動させて、被露光部材1
2を新たなパターン露光位置に移動させ、再度露
光を行い、全ての露光位置の露光が終了すると、
3方切換弁47を大気側に切換えて、チヤツク本
体34a〜34hの吸着口37及び吸着溝38か
らの空気の吸引を停止させて、露光済みの被露光
部材12を取り出す。
そして、サイズの異なる被露光部材12を新た
に位置決めする場合には、第1の移動スケール5
3及び第2の移動スケール54を被露光部材12
のサイズに応じて平行移動させることにより、容
易に被露光部材12の位置決めを行うことができ
る。このとき、被露光部材保持装置31の吸着領
域も同時に変更する必要があり、この変更を行う
際に、被露光部材位置決め装置51が邪魔となる
場合には、固定ボルト83L,83Rを緩めて、
固定スケール52を載置台30から取り外し、吸
着領域の変更が終了したら再度固定スケール52
を前述したようにして載置台30に装着する。
なお、上記実施例においては、被露光部材位置
決め装置51を載置台30の前端面30aに装着
する場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、載置台30の後端面或いは左右側
面に装着するようにしてもよく、さらには載置台
30の上面に装着するようにしてもよい。
また、上記実施例においては、固定スケール5
2が載置台30に着脱自在に配設されている場合
について説明したが、これに限定されるものでは
なく、固定スケール52を載置台30と一体に形
成し、第1の移動スケール53を着脱自在とする
ようにしてもよい。
さらに、固定スケール52及び第1の移動スケ
ール53の案内部と、これらに案内される第1の
移動スケール53の摺動部53a及び第2の移動
スケール54の摺動部54aとの形状は、上記実
施例に限らず、各摺動部53a,54aを平板上
に形成し、且つその中央部に案内部の長孔内に係
合する突条を形成して長孔によつて案内するよう
にしてもよく、要は第1の移動スケール53及び
第2の移動スケール54が平行移動可能に構成さ
れていればよいものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、固定
スケールと、これに平行移動可能に保持された第
1の移動スケールと、これに平行移動可能に保持
された第2の移動スケールとを設け、第1及び第
2の移動スケールによつて被露光部材の位置決め
を行うように構成したので、被露光部材を載置す
る移動テーブルの上面に位置決め用の加工を何ら
施す必要がなく、従来例のようなピン挿通穴内で
堆積した塵埃による載置面及び被露光部材の汚染
を防止することができると共に、移動テーブルの
剛性を損なうことがないので、移動テーブル自体
を軽量化することができ、しかも第1及び第2の
移動スケールはステツプ状ではなく連続的に移動
可能であるので、位置決めする被露光部材のサイ
ズが限定されることがなく、あらゆるサイズの被
露光部材の位置決めを容易に行うことができる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第
2図は第1図の−線拡大断面図、第3図は第
1図の−線拡大断面図、第4図a及びbは
夫々開位置及び閉位置を示す第1図の−線断
面図、第5図及び第6図は夫々被露光部材位置決
め装置の拡大平面図及び正面図、第7図は第5図
の−線断面図、第8図はこの考案を適用し得
る縮小投影露光装置の概略構成図、第9図は従来
例を示す平面図である。 図中、11は縮小投影露光装置、12は被露光
部材、13はXYZステージ、14は縮小レンズ、
15はレチクル、16レチクル載置台、17は光
源部、30は載置台、31は被露光部材保持装
置、51は被露光部材位置決め装置、52は固定
スケール、52aは垂直板部、52bは水平板
部、53は第1の移動スケール、53aは摺動
部、53bは案内部、54は第2の移動スケー
ル、54aは摺動部、54bは位置決め部、57
L,57Rは切欠、60,61は目盛り、63は
案内部、75,76は目盛り、77は位置決め
部、83L,83Rは固定ボルトである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被露光部材をXY方向に移動自在の移動テー
    ブルに載置して所定のパターンを露光する露光
    装置において、前記移動テーブルに、当該移動
    テーブルの移動方向の何れか一方に沿つて伸
    び、露光中心に対して位置決めされて配設され
    た固定スケールと、該固定スケールの長手方向
    に移動可能に保持され且つ当該長手方向と直交
    して前記移動テーブル上面に延長した第1の移
    動スケールと、該第1の移動スケールに、その
    長手方向に移動可能に保持され且つ当該長手方
    向と直交する方向に延長する第2の移動スケー
    ルとを備えたことを特徴とする露光装置におけ
    る被露光部材位置決め装置。 (2) 前記固定スケール及び前記第1の移動スケー
    ルは露光中心からの目盛りを備えている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の露光装置におけ
    る被露光部材位置決め装置。 (3) 前記固定スケールは、移動テーブルの側面に
    着脱自在に配設され外面に露光中心からの目盛
    りを形成した垂直板部と、その上端から外方に
    延長して形成された第1の移動スケールを案内
    保持する案内部と、前記垂直板部に形成された
    移動テーブルの上面に係合する係合突条とを備
    えている実用新案登録請求の範囲第1項又は第
    2項記載の露光装置における被露光部材位置決
    め装置。
JP13263587U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH0432634Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13263587U JPH0432634Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13263587U JPH0432634Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6438595U JPS6438595U (ja) 1989-03-08
JPH0432634Y2 true JPH0432634Y2 (ja) 1992-08-05

Family

ID=31389780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13263587U Expired JPH0432634Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0432634Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2897822B2 (ja) * 1996-10-18 1999-05-31 富士写真フイルム株式会社 撮影用写真フィルムの自動現像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6438595U (ja) 1989-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4452526A (en) Step-and-repeat projection alignment and exposure system with auxiliary optical unit
JPS6411328A (en) Electron beam exposure system
JP2005169537A (ja) ワークの位置決め固定冶具
ES2141816T3 (es) Procedimiento de posicionamiento de un portapiezas en una maquina de mecanizado, asi como portapiezas correspondiente.
US5198857A (en) Film exposure apparatus and method of exposure using the same
JPH0432634Y2 (ja)
US7489411B2 (en) Apparatus and methods for calibrating a laser projection device
EP0035113B1 (en) Alignment apparatus
JPS646450B2 (ja)
US4597664A (en) Step-and-repeat projection alignment and exposure system with auxiliary optical unit
JP5170402B2 (ja) 据付設備の位置決め方法
JPH0624799Y2 (ja) 露光装置における被露光部材位置決め装置
EP0529944B1 (en) Method for aligning phototools for photoprocessing of printed circuit board panels
JPS60177982A (ja) 両面マ−キング法
JP2505029B2 (ja) 穴径の測定装置
KR20000032388A (ko) 평면브라운관 제조용 마스크/패널 접합장치
JPH0614474Y2 (ja) 露光装置における被露光部材保持装置
JPH0517874Y2 (ja)
JPH0353195Y2 (ja)
JPS60146684A (ja) 両面マ−カ−
JPH01112725A (ja) 位置合わせ方法
JPS5732629A (en) Mask aligner
JPH06196395A (ja) 電子線露光装置
JPH0210401Y2 (ja)
JP3416577B2 (ja) マスク着脱機構と方法