JPH04324834A - アクティブデバイス及びアクティブデバイスの製造方法 - Google Patents
アクティブデバイス及びアクティブデバイスの製造方法Info
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- JPH04324834A JPH04324834A JP3095682A JP9568291A JPH04324834A JP H04324834 A JPH04324834 A JP H04324834A JP 3095682 A JP3095682 A JP 3095682A JP 9568291 A JP9568291 A JP 9568291A JP H04324834 A JPH04324834 A JP H04324834A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶素子に用いられるア
クティブデバイスに関する。
クティブデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すようなアクティブデバ
イスが知られていた。図2(a)は上視図、同図(b)
は同図(a)中A−Aラインにおける断面図である。ガ
ラス基板からなる絶縁基板1上に設けられたITOから
成る第一の電極2、第一の電極2及び絶縁基板1上に設
けられたVDF(フッ化ビニリデン)とTrFE(トリ
フルオロエチレン)との共重合体からなる強誘電体層9
、強誘電体層9上に設けられたAlより成る第二の電極
6が設けられたアクティブデバイスである。
イスが知られていた。図2(a)は上視図、同図(b)
は同図(a)中A−Aラインにおける断面図である。ガ
ラス基板からなる絶縁基板1上に設けられたITOから
成る第一の電極2、第一の電極2及び絶縁基板1上に設
けられたVDF(フッ化ビニリデン)とTrFE(トリ
フルオロエチレン)との共重合体からなる強誘電体層9
、強誘電体層9上に設けられたAlより成る第二の電極
6が設けられたアクティブデバイスである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアクテ
ィブデバイスは素子出力が時間とともに低下する経時変
化の課題を有していた。本発明はこのような課題を解決
するものであり、目的とするところは素子出力の経時変
化の小さいアクティブデバイスを提供することである。
ィブデバイスは素子出力が時間とともに低下する経時変
化の課題を有していた。本発明はこのような課題を解決
するものであり、目的とするところは素子出力の経時変
化の小さいアクティブデバイスを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブデバ
イスは絶縁基板状に設けられた第一の電極、前記第一の
電極上に設けられた第一の強誘電体層、前記第一の強誘
電体層上に設けられ前記第一の強誘電体層より厚い第二
の強誘電体層、前記第二の強誘電体層上に設けられ前記
第二の強誘電体層より薄い第三の強誘電体層、前記第一
、第二、第三の強誘電体層を介し前記第一の電極と一部
重なるように前記第三の強誘電体層上に設けられた第二
の電極を具備したことを特徴とする。本発明のアクティ
ブデバイスの製造方法は■絶縁基板上に第一の電極を形
成する工程、■第一の電極上に第一の強誘電体層を設け
前記第一の強誘電体層の融点以上に加熱する工程、■前
記第一の強誘電体層上に第二の強誘電体層を設け前記第
二の強誘電体層のキュリー点以上融点以下の加熱を行い
徐冷する工程、■前記第二の強誘電体層上に第三の強誘
電体層を設け前記第二の強誘電体層の融点以下に加熱す
る工程、■前記第三の強誘電体層上に第二の電極を形成
する工程を少なくとも含むことを特徴とする。
イスは絶縁基板状に設けられた第一の電極、前記第一の
電極上に設けられた第一の強誘電体層、前記第一の強誘
電体層上に設けられ前記第一の強誘電体層より厚い第二
の強誘電体層、前記第二の強誘電体層上に設けられ前記
第二の強誘電体層より薄い第三の強誘電体層、前記第一
、第二、第三の強誘電体層を介し前記第一の電極と一部
重なるように前記第三の強誘電体層上に設けられた第二
の電極を具備したことを特徴とする。本発明のアクティ
ブデバイスの製造方法は■絶縁基板上に第一の電極を形
成する工程、■第一の電極上に第一の強誘電体層を設け
前記第一の強誘電体層の融点以上に加熱する工程、■前
記第一の強誘電体層上に第二の強誘電体層を設け前記第
二の強誘電体層のキュリー点以上融点以下の加熱を行い
徐冷する工程、■前記第二の強誘電体層上に第三の強誘
電体層を設け前記第二の強誘電体層の融点以下に加熱す
る工程、■前記第三の強誘電体層上に第二の電極を形成
する工程を少なくとも含むことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1(a),(b)は本発明にかかる第一のア
クティブデバイスの構成を示し、(b)は上視図、、(
a)は(b)のA−Aにおける断面図である。ガラス基
板からなる絶縁基板1上に設けられたITOから成る第
一の電極2、第一の電極2上に設けられたVDF(フッ
化ビニリデン)とTrFE(トリフルオロエチレン)と
の共重合体からなる第一の強誘電体層3、第一の強誘電
体層3上に設けられたVDF(フッ化ビニリデン)とT
rFE(トリフルオロエチレン)との共重合体からなる
第二の強誘電体層4、第二の強誘電体層4上に設けられ
たVDF(フッ化ビニリデン)とTrFE(トリフルオ
ロエチレン)との共重合体から成る第三の強誘電体層5
、第三の強誘電体層5上に設けられたAlより成る第二
の電極6が設けられている。第二の電極6は第一と第二
の強誘電体層4を介し第一の電極2と一部重なるように
設けられている。第二の強誘電体層4の膜厚は第一、第
三の強誘電体層3、5の各々の膜厚より厚い。アクティ
ブデバイスの能動層は第一と第二の電極2、6でサンド
イッチ状に挟まれた第一、第二、第三の強誘電体層3、
4、5である。
明する。図1(a),(b)は本発明にかかる第一のア
クティブデバイスの構成を示し、(b)は上視図、、(
a)は(b)のA−Aにおける断面図である。ガラス基
板からなる絶縁基板1上に設けられたITOから成る第
一の電極2、第一の電極2上に設けられたVDF(フッ
化ビニリデン)とTrFE(トリフルオロエチレン)と
の共重合体からなる第一の強誘電体層3、第一の強誘電
体層3上に設けられたVDF(フッ化ビニリデン)とT
rFE(トリフルオロエチレン)との共重合体からなる
第二の強誘電体層4、第二の強誘電体層4上に設けられ
たVDF(フッ化ビニリデン)とTrFE(トリフルオ
ロエチレン)との共重合体から成る第三の強誘電体層5
、第三の強誘電体層5上に設けられたAlより成る第二
の電極6が設けられている。第二の電極6は第一と第二
の強誘電体層4を介し第一の電極2と一部重なるように
設けられている。第二の強誘電体層4の膜厚は第一、第
三の強誘電体層3、5の各々の膜厚より厚い。アクティ
ブデバイスの能動層は第一と第二の電極2、6でサンド
イッチ状に挟まれた第一、第二、第三の強誘電体層3、
4、5である。
【0006】図3を用いて本発明にかかるアクティブデ
バイスの製造方法を説明する。ガラス基板からなる絶縁
基板1上にITOを蒸着法により設け、ITOをフォト
ソリソグラフィー法を用いてパターニングし第一の電極
2を形成する。図3(a)。次にスピンコート法を用い
てVDFとTrFEとの共重合体から成る第一の強誘電
体層3を設け、第一の強誘電体層3をその融点以上に加
熱し、大気中に放置する事により室温まで急冷する。図
3(b)。次にスピンコート法を用いてVDFとTrF
Eとの共重合体からなる第二の強誘電体層4を第一の強
誘電体層3上に設け、第二の強誘電体層4をそのキュリ
ー点以上融点以下の温度で4時間加熱し室温近く(でき
れば80から60℃以下)まで約4時間で徐冷する。図
3(c)。次にVDFとTrFEとの共重合体からなる
第三の強誘電体層5をスピンコート法により第二の強誘
電体層4上に設け、第三の強誘電体層5を第二の強誘電
体層3の融点以下の温度で1時間加熱し、大気中に放置
する事により室温まで急冷する。第一、三の強誘電体層
3、5は第二の強誘電体層4より薄いが、それはスピン
コート時の回転数や時間、溶液の濃度を調整することに
より容易に得られる。図3(d)。最後に第三の強誘電
体層5上にAlからなる第二の電極6を蒸着法により設
け、フォトリソグラフィー法を用いてパターニングし第
二の電極6を形成する。図3(e)。
バイスの製造方法を説明する。ガラス基板からなる絶縁
基板1上にITOを蒸着法により設け、ITOをフォト
ソリソグラフィー法を用いてパターニングし第一の電極
2を形成する。図3(a)。次にスピンコート法を用い
てVDFとTrFEとの共重合体から成る第一の強誘電
体層3を設け、第一の強誘電体層3をその融点以上に加
熱し、大気中に放置する事により室温まで急冷する。図
3(b)。次にスピンコート法を用いてVDFとTrF
Eとの共重合体からなる第二の強誘電体層4を第一の強
誘電体層3上に設け、第二の強誘電体層4をそのキュリ
ー点以上融点以下の温度で4時間加熱し室温近く(でき
れば80から60℃以下)まで約4時間で徐冷する。図
3(c)。次にVDFとTrFEとの共重合体からなる
第三の強誘電体層5をスピンコート法により第二の強誘
電体層4上に設け、第三の強誘電体層5を第二の強誘電
体層3の融点以下の温度で1時間加熱し、大気中に放置
する事により室温まで急冷する。第一、三の強誘電体層
3、5は第二の強誘電体層4より薄いが、それはスピン
コート時の回転数や時間、溶液の濃度を調整することに
より容易に得られる。図3(d)。最後に第三の強誘電
体層5上にAlからなる第二の電極6を蒸着法により設
け、フォトリソグラフィー法を用いてパターニングし第
二の電極6を形成する。図3(e)。
【0007】VDFとTrFEとの共重合体を能動層に
用いたアクティブデバイスは能動層内の自発分極を第一
と第二の電極2、5間に印加する電圧により反転する事
により動作する。この時強誘電体は圧電性も有している
ため強誘電体層が振動する。この振動により強誘電体層
と第一、第二の電極2、5間に剥がれが生じる。この剥
がれのために空気の層が作られそこで電圧降下が生じる
。そのために能動層に十分電圧が印加されなくなる。 そのため自発分極の反転が十分行なわれなくなり、アク
ティブデバイスの素子出力(第二の電極6に接続された
容量成分に印加する電圧)が低下する。このような理由
によりアクティブデバイスの素子出力が時間と共に低下
するという経時変化を有していた。
用いたアクティブデバイスは能動層内の自発分極を第一
と第二の電極2、5間に印加する電圧により反転する事
により動作する。この時強誘電体は圧電性も有している
ため強誘電体層が振動する。この振動により強誘電体層
と第一、第二の電極2、5間に剥がれが生じる。この剥
がれのために空気の層が作られそこで電圧降下が生じる
。そのために能動層に十分電圧が印加されなくなる。 そのため自発分極の反転が十分行なわれなくなり、アク
ティブデバイスの素子出力(第二の電極6に接続された
容量成分に印加する電圧)が低下する。このような理由
によりアクティブデバイスの素子出力が時間と共に低下
するという経時変化を有していた。
【0008】VDFとTrFEとの共重合体からなる強
誘電体層は例えばジオキサン等のエーテル、ケトン類、
アミン等の極性の強い有機溶剤に解けるためスピンコー
ト法やキャスト法により製膜できることが知られている
。さらにその膜をキュリー点以上融点以下の温度で加熱
、徐冷を行うことにより初めて大きな強誘電性(大きな
残留分極又は飽和残留分極)を示すことも知られている
。
誘電体層は例えばジオキサン等のエーテル、ケトン類、
アミン等の極性の強い有機溶剤に解けるためスピンコー
ト法やキャスト法により製膜できることが知られている
。さらにその膜をキュリー点以上融点以下の温度で加熱
、徐冷を行うことにより初めて大きな強誘電性(大きな
残留分極又は飽和残留分極)を示すことも知られている
。
【0009】第一の強誘電体層3を融点以上で加熱、急
冷したのは次の理由による。融点以上では融け液体状態
になる。この状態だと第一の強誘電体層3は下の第一の
電極2の小さな凹凸の細部にまで入り込む。この状態を
急冷する事により凍結する。第一の電極2の細部の凹凸
まで入り込んでいるため第一の電極2と第一の強誘電体
層4との密着力は極めて強固となる。融点以上の加熱を
行わない際は第一の強誘電体層3は第一の電極2の細部
の凹凸に入り込んでいないため両者の密着強度は弱く、
テープ剥離試験で簡単に剥離した。ところが融点以上の
加熱を行うことにより60℃、90%の耐湿加速試験5
00時間後においてもテープで剥離する事が出来ず、良
好な密着強度を示した。さらに融点以上の加熱を行う事
により第一の強誘電体層3の強誘電性を小さくする事が
できる。例えばキュリー点以上融点以下で加熱、徐冷を
行った強誘電体層と同一条件(強誘電体層の膜厚、印加
電界の強度と波形、周波数が同一)で残留分極を比較す
ると、実際に印加する加熱温度や時間等にもより異なる
がおよそ半分以下となる。この強誘電性の低下は圧電性
の低下を示しており、それはアクティブデバイス動作中
の第一の強誘電体層3の振動が小さくなる事をも示して
いる。さらに第二の強誘電体層4の振動を吸収する層と
しても作用する。これらのため実質的に第一の電極2と
第一の強誘電体層3間の密着強度がさらに高まった事に
なる。
冷したのは次の理由による。融点以上では融け液体状態
になる。この状態だと第一の強誘電体層3は下の第一の
電極2の小さな凹凸の細部にまで入り込む。この状態を
急冷する事により凍結する。第一の電極2の細部の凹凸
まで入り込んでいるため第一の電極2と第一の強誘電体
層4との密着力は極めて強固となる。融点以上の加熱を
行わない際は第一の強誘電体層3は第一の電極2の細部
の凹凸に入り込んでいないため両者の密着強度は弱く、
テープ剥離試験で簡単に剥離した。ところが融点以上の
加熱を行うことにより60℃、90%の耐湿加速試験5
00時間後においてもテープで剥離する事が出来ず、良
好な密着強度を示した。さらに融点以上の加熱を行う事
により第一の強誘電体層3の強誘電性を小さくする事が
できる。例えばキュリー点以上融点以下で加熱、徐冷を
行った強誘電体層と同一条件(強誘電体層の膜厚、印加
電界の強度と波形、周波数が同一)で残留分極を比較す
ると、実際に印加する加熱温度や時間等にもより異なる
がおよそ半分以下となる。この強誘電性の低下は圧電性
の低下を示しており、それはアクティブデバイス動作中
の第一の強誘電体層3の振動が小さくなる事をも示して
いる。さらに第二の強誘電体層4の振動を吸収する層と
しても作用する。これらのため実質的に第一の電極2と
第一の強誘電体層3間の密着強度がさらに高まった事に
なる。
【0010】第二の強誘電体層4は第一の強誘電体層3
と同様にケトン類等に融けておりスピンコート法により
形成される。第一の強誘電体層3をキュリー点以上(融
点はキュリー点以上か等しい)に加熱すると少なくとも
その上に第二の強誘電体層4をスピンコート法等で形成
する時間内においてほとんどケトン類等に不溶となる。 そのため第二の強誘電体層4をスピンコート法で形成す
ることが可能となる。第一の強誘電体層3をキュリー点
以下の温度で加熱した際は第二の強誘電体層4を形成す
る際に第一の強誘電体層3が融けてしまう。キュリー点
以上の加熱を行なうことにより初めて不溶となる。第二
の強誘電体層4をスピンコート法で形成した後キュリー
点以上融点以下の温度で加熱、徐冷を行なうことにより
、大きな強誘電性が発現される。同時に第一と第二の強
誘電体層3、4間の分子レベルでのなじみが良くなり、
両者の密着力が向上する。60℃、90%耐湿放置試験
500時間後のテープ剥離試験において剥がれは生じな
かった。
と同様にケトン類等に融けておりスピンコート法により
形成される。第一の強誘電体層3をキュリー点以上(融
点はキュリー点以上か等しい)に加熱すると少なくとも
その上に第二の強誘電体層4をスピンコート法等で形成
する時間内においてほとんどケトン類等に不溶となる。 そのため第二の強誘電体層4をスピンコート法で形成す
ることが可能となる。第一の強誘電体層3をキュリー点
以下の温度で加熱した際は第二の強誘電体層4を形成す
る際に第一の強誘電体層3が融けてしまう。キュリー点
以上の加熱を行なうことにより初めて不溶となる。第二
の強誘電体層4をスピンコート法で形成した後キュリー
点以上融点以下の温度で加熱、徐冷を行なうことにより
、大きな強誘電性が発現される。同時に第一と第二の強
誘電体層3、4間の分子レベルでのなじみが良くなり、
両者の密着力が向上する。60℃、90%耐湿放置試験
500時間後のテープ剥離試験において剥がれは生じな
かった。
【0011】第二の強誘電体層4はキュリー点以上融点
以下で加熱されると少なくともその上に第三の強誘電体
層5をスピンコート法等で形成する時間内においてほと
んど先に示した有機溶剤に不溶となる。そのため第三の
強誘電体層5をスピンコート法で形成することが可能と
なる。キュリー点以下の温度で加熱した際は第三の強誘
電体層5を形成する際に第二の強誘電体層4が融けてし
まう。キュリー点以上の加熱を行なうことにより初めて
不溶となる。
以下で加熱されると少なくともその上に第三の強誘電体
層5をスピンコート法等で形成する時間内においてほと
んど先に示した有機溶剤に不溶となる。そのため第三の
強誘電体層5をスピンコート法で形成することが可能と
なる。キュリー点以下の温度で加熱した際は第三の強誘
電体層5を形成する際に第二の強誘電体層4が融けてし
まう。キュリー点以上の加熱を行なうことにより初めて
不溶となる。
【0012】第三の強誘電体層5をスピンコート法で形
成した後第二の強誘電体層4の融点以下の温度で加熱し
急冷を行なう。これにより第三の強誘電体層5を第二の
強誘電体層4と第二の電極6間の密着を高めるバッファ
層として用いることができるようになる。第二と第三の
強誘電体層4、5間は加熱により分子レベルでのなじみ
が良くなり、両者の密着力が向上する。さらに急冷を行
うことにより第三の強誘電体層5の強誘電性を第二の強
誘電体層4のそれより小さく(小さな残留分極又は飽和
残留分極)する。これにより第三の強誘電体層5の振動
は第二の強誘電体層4のそれより小さくなると共に第に
の強誘電体層4の振動を吸収する働きが生じる。そのた
め第三の強誘電体層5と第二の電極6間の振動による剥
がれが少なくなり、結果として第二の強誘電体層4と第
二の電極6の密着強度が強くなる。この際融点以下の加
熱となるため第二の強誘電体層4の強誘電性は変化しな
い。融点以上だと第二の強誘電体層4の強誘電性は低下
する。上記の方法を用いて第三の強誘電体層5を形成し
ない際は第二の電極6はテープ剥離試験で簡単に剥離し
たが、第二の強誘電体層4を形成すると60℃、90%
耐湿放置試験500時間後のテープ剥離試験において剥
がれは生じなかった。
成した後第二の強誘電体層4の融点以下の温度で加熱し
急冷を行なう。これにより第三の強誘電体層5を第二の
強誘電体層4と第二の電極6間の密着を高めるバッファ
層として用いることができるようになる。第二と第三の
強誘電体層4、5間は加熱により分子レベルでのなじみ
が良くなり、両者の密着力が向上する。さらに急冷を行
うことにより第三の強誘電体層5の強誘電性を第二の強
誘電体層4のそれより小さく(小さな残留分極又は飽和
残留分極)する。これにより第三の強誘電体層5の振動
は第二の強誘電体層4のそれより小さくなると共に第に
の強誘電体層4の振動を吸収する働きが生じる。そのた
め第三の強誘電体層5と第二の電極6間の振動による剥
がれが少なくなり、結果として第二の強誘電体層4と第
二の電極6の密着強度が強くなる。この際融点以下の加
熱となるため第二の強誘電体層4の強誘電性は変化しな
い。融点以上だと第二の強誘電体層4の強誘電性は低下
する。上記の方法を用いて第三の強誘電体層5を形成し
ない際は第二の電極6はテープ剥離試験で簡単に剥離し
たが、第二の強誘電体層4を形成すると60℃、90%
耐湿放置試験500時間後のテープ剥離試験において剥
がれは生じなかった。
【0013】このように本発明のアクティブデバイスの
製造方法を用いて製造した本発明のアクティブデバイス
は第一、二の電極2、6と第二の強誘電体層4間の密着
力が極めて強くなる。そのため本発明のアクティブデバ
イスは素子出力の経時変化が極めて小さい。第一、三の
強誘電体層3、5の両方を用いない際は素子出力が10
時間アクティブデバイスを動作させると約初期の70%
まで低下したが本発明に示す方法に従うと40000時
間後に於いても95%までしか低下しなかった。
製造方法を用いて製造した本発明のアクティブデバイス
は第一、二の電極2、6と第二の強誘電体層4間の密着
力が極めて強くなる。そのため本発明のアクティブデバ
イスは素子出力の経時変化が極めて小さい。第一、三の
強誘電体層3、5の両方を用いない際は素子出力が10
時間アクティブデバイスを動作させると約初期の70%
まで低下したが本発明に示す方法に従うと40000時
間後に於いても95%までしか低下しなかった。
【0014】第二の強誘電体層4の強誘電性が第一、三
の強誘電体層3、5のそれより大きい。アクティブデバ
イスの大きな(良好な)素子出力(残留分極に比例する
)を得るためにはできるだけ第二の強誘電体層4の膜厚
を厚くし、それに大きな電界を印加することが必要とな
る。アクティブデバイスの素子出力を低下させないため
には第二の強誘電体層4の膜厚が第一、第三の強誘電体
層3、5より厚いことが必要となる。望ましくは第一、
第三の強誘電体層3、5の膜厚の合計は第二の強誘電体
層4のそれの20%以下、できれば10%以下、さらに
好ましくは5%以下である。素子の初期出力は第一、第
三の強誘電体層3、5を用いない場合に比べそれらの膜
厚の合計が10−20%の際は5−10%低下した。し
かし素子出力の経時変化が小さくなるため最終的な素子
の信頼性(寿命)は大きく向上した。膜厚の合計が5−
10%の際は素子の初期出力は2−3%低下したが、実
用上ほとんど問題にならない程度であった。膜厚合計が
5%以下の際は初期出力の低下はほとんど観察されなか
った。もちろん膜厚合計が10%以下においても経時変
化が小さくなる効果は10−20%の際と同じである。
の強誘電体層3、5のそれより大きい。アクティブデバ
イスの大きな(良好な)素子出力(残留分極に比例する
)を得るためにはできるだけ第二の強誘電体層4の膜厚
を厚くし、それに大きな電界を印加することが必要とな
る。アクティブデバイスの素子出力を低下させないため
には第二の強誘電体層4の膜厚が第一、第三の強誘電体
層3、5より厚いことが必要となる。望ましくは第一、
第三の強誘電体層3、5の膜厚の合計は第二の強誘電体
層4のそれの20%以下、できれば10%以下、さらに
好ましくは5%以下である。素子の初期出力は第一、第
三の強誘電体層3、5を用いない場合に比べそれらの膜
厚の合計が10−20%の際は5−10%低下した。し
かし素子出力の経時変化が小さくなるため最終的な素子
の信頼性(寿命)は大きく向上した。膜厚の合計が5−
10%の際は素子の初期出力は2−3%低下したが、実
用上ほとんど問題にならない程度であった。膜厚合計が
5%以下の際は初期出力の低下はほとんど観察されなか
った。もちろん膜厚合計が10%以下においても経時変
化が小さくなる効果は10−20%の際と同じである。
【0015】第一、二、三の強誘電体層3、4、5のキ
ュリー点や融点もVDF/TrFE共重合体のVDF含
有量や結晶型およびそのボリュームパーセントによって
異なる。キュリー点や融点はDSC法等の示差熱分析等
を用いて求められる。特に融点は強誘電体層3を融点以
上に加熱し、室温まで大気中放置により急冷すると膜荒
れが生じるため膜荒れの有無により求めてもよい。膜荒
れは金属顕微鏡(1000以下の倍率)で容易に観察す
ることができる。
ュリー点や融点もVDF/TrFE共重合体のVDF含
有量や結晶型およびそのボリュームパーセントによって
異なる。キュリー点や融点はDSC法等の示差熱分析等
を用いて求められる。特に融点は強誘電体層3を融点以
上に加熱し、室温まで大気中放置により急冷すると膜荒
れが生じるため膜荒れの有無により求めてもよい。膜荒
れは金属顕微鏡(1000以下の倍率)で容易に観察す
ることができる。
【0016】図3(a)、(e)において第一、第二の
電極2、6を設けるのは蒸着に限る必要はなく、スパッ
タ法等を用いても良い。また、それらをパターニングす
るのはフォトリソグラフィー法に限る必要はなく印刷法
等を用いても良いし、マスク蒸着やスパッタ法を用いて
パターニングを省いても良い。図3(b)において第一
の強誘電体層3融点以上に加熱するのは1時間に限る必
要はなくそれより長くても短くても良い。加熱後に急冷
するのは大気中放置に限る必要はなく窒素や不活性ガス
中に放置しても良いし水等の液体中に入れても良い。さ
らに急冷の代わりに30分以上の徐冷を用いても良い。 融点以上の代わりにキュリー点以上の加熱を用いても良
い。場合によればキュリー点以下の加熱でも良い。図3
(c)において第二の強誘電体層4をキュリー点以上融
点以下に加熱するのは4時間に限る必要はなくそれより
長くても短くても良い。また加熱後の徐冷時間は4時間
に限る必要はなくそれより長くても短くても良い。図3
(d)において第二の強誘電体層4の融点以下の温度で
加熱するのは1時間に限る必要はなくそれより長くても
短くても良い。加熱後に急冷するのは大気中放置に限る
必要はなく窒素や不活性ガス中に放置しても良いし水等
の液体中に入れても良い。その際は加熱温度が第二、第
三の強誘電体層4、5のキュリー点以上融点以下にする
と第二と第三の強誘電体層4、5の流動性が高まるため
両者のなじみが良くなり密着強度が更に高まる。さらに
急冷の代わりに30分以上の徐冷を用いても良い。徐冷
を行う際は加熱温度が第一の強誘電体層3のキュリー点
以下であることが第二の強誘電体層4の強誘電性を小さ
くするする点から望ましい。図3(b)、(c)、(d
)において第一、第二の強誘電体層3、4を設けるのは
スピンコート法に限る必要はなくキャスト法やコート法
、印刷法を用いても良い。
電極2、6を設けるのは蒸着に限る必要はなく、スパッ
タ法等を用いても良い。また、それらをパターニングす
るのはフォトリソグラフィー法に限る必要はなく印刷法
等を用いても良いし、マスク蒸着やスパッタ法を用いて
パターニングを省いても良い。図3(b)において第一
の強誘電体層3融点以上に加熱するのは1時間に限る必
要はなくそれより長くても短くても良い。加熱後に急冷
するのは大気中放置に限る必要はなく窒素や不活性ガス
中に放置しても良いし水等の液体中に入れても良い。さ
らに急冷の代わりに30分以上の徐冷を用いても良い。 融点以上の代わりにキュリー点以上の加熱を用いても良
い。場合によればキュリー点以下の加熱でも良い。図3
(c)において第二の強誘電体層4をキュリー点以上融
点以下に加熱するのは4時間に限る必要はなくそれより
長くても短くても良い。また加熱後の徐冷時間は4時間
に限る必要はなくそれより長くても短くても良い。図3
(d)において第二の強誘電体層4の融点以下の温度で
加熱するのは1時間に限る必要はなくそれより長くても
短くても良い。加熱後に急冷するのは大気中放置に限る
必要はなく窒素や不活性ガス中に放置しても良いし水等
の液体中に入れても良い。その際は加熱温度が第二、第
三の強誘電体層4、5のキュリー点以上融点以下にする
と第二と第三の強誘電体層4、5の流動性が高まるため
両者のなじみが良くなり密着強度が更に高まる。さらに
急冷の代わりに30分以上の徐冷を用いても良い。徐冷
を行う際は加熱温度が第一の強誘電体層3のキュリー点
以下であることが第二の強誘電体層4の強誘電性を小さ
くするする点から望ましい。図3(b)、(c)、(d
)において第一、第二の強誘電体層3、4を設けるのは
スピンコート法に限る必要はなくキャスト法やコート法
、印刷法を用いても良い。
【0017】図4(a)、(b)に図1に示したアクテ
ィブデバイスを用いた液晶素子を示す。図4(b)は上
視図、、(a)は(b)のA−Aにおける断面図である
。ガラス基板からなる絶縁基板1上に第一の電極2、第
一の強誘電体層3、第二の強誘電体層4、第三の強誘電
体層5、第二の電極6から成るアクティブ基板とガラス
基板からなる絶縁基板7上に設けられたITOから成る
対向電極8から成る対向基板との間に液晶を保持した素
子である。図5に本発明にかかる第二のアクティブデバ
イスを示す。図5(b)は上視図、(a)は(b)のA
−Aにおける断面図である。ガラス基板からなる絶縁基
板1上に設けられたITOから成る第一の電極2、第一
の電極2及び絶縁基板1上に設けられたVDFとTrF
Eとの共重合体からなる第一の強誘電体層3、第一の強
誘電体層3上に設けられたVDFとTrFEとの共重合
体からなる第二の強誘電体層4、第二の強誘電体層4上
に設けられたVDFとTrFEとの共重合体からなる第
三の強誘電体層5、第三の強誘電体層5上に設けられた
Alより成る第二の電極6が設けられている。第二の電
極6は第一、第二、第三の強誘電体層3、4、5を介し
第一の電極2と一部重なるように設けられている。アク
ティブデバイスの能動層は第一と第二の電極2、5でサ
ンドイッチ状に挟まれた第一、第二、第三の強誘電体層
3、4、5である。第二のアクティブデバイスに於いて
は第一、第二、第三の強誘電体層3、4、5が第二の電
極6をマスクとして第二の電極6形成後にエッチングさ
れているため3つの強誘電体層3、4、5は第二の電極
6と上視図に於いて同一形状となっている。第一、第二
、第三の強誘電体層3、4、5の膜厚関係は図1と同様
である。
ィブデバイスを用いた液晶素子を示す。図4(b)は上
視図、、(a)は(b)のA−Aにおける断面図である
。ガラス基板からなる絶縁基板1上に第一の電極2、第
一の強誘電体層3、第二の強誘電体層4、第三の強誘電
体層5、第二の電極6から成るアクティブ基板とガラス
基板からなる絶縁基板7上に設けられたITOから成る
対向電極8から成る対向基板との間に液晶を保持した素
子である。図5に本発明にかかる第二のアクティブデバ
イスを示す。図5(b)は上視図、(a)は(b)のA
−Aにおける断面図である。ガラス基板からなる絶縁基
板1上に設けられたITOから成る第一の電極2、第一
の電極2及び絶縁基板1上に設けられたVDFとTrF
Eとの共重合体からなる第一の強誘電体層3、第一の強
誘電体層3上に設けられたVDFとTrFEとの共重合
体からなる第二の強誘電体層4、第二の強誘電体層4上
に設けられたVDFとTrFEとの共重合体からなる第
三の強誘電体層5、第三の強誘電体層5上に設けられた
Alより成る第二の電極6が設けられている。第二の電
極6は第一、第二、第三の強誘電体層3、4、5を介し
第一の電極2と一部重なるように設けられている。アク
ティブデバイスの能動層は第一と第二の電極2、5でサ
ンドイッチ状に挟まれた第一、第二、第三の強誘電体層
3、4、5である。第二のアクティブデバイスに於いて
は第一、第二、第三の強誘電体層3、4、5が第二の電
極6をマスクとして第二の電極6形成後にエッチングさ
れているため3つの強誘電体層3、4、5は第二の電極
6と上視図に於いて同一形状となっている。第一、第二
、第三の強誘電体層3、4、5の膜厚関係は図1と同様
である。
【0018】本発明第二のアクティブデバイスも図3に
示す製造方法を用いて製造する事ができ、図4のような
液晶素子を形成する事ができる。
示す製造方法を用いて製造する事ができ、図4のような
液晶素子を形成する事ができる。
【0019】図1、5に示したのは本発明にかかるアク
ティブデバイスの構成のほんの一例である。それら以外
の構成においても第一の電極2、第一の強誘電体層3、
第一の強誘電体層3より厚い第二の強誘電体層4、第二
の強誘電体層4より薄い第三の強誘電体層5、第二の電
極6から構成される能動層を具備したアクティブデバイ
スは本発明の一実施例と考えられる。さらにそれらは本
発明のアクティブデバイスの製造方法を用いて製造され
る。
ティブデバイスの構成のほんの一例である。それら以外
の構成においても第一の電極2、第一の強誘電体層3、
第一の強誘電体層3より厚い第二の強誘電体層4、第二
の強誘電体層4より薄い第三の強誘電体層5、第二の電
極6から構成される能動層を具備したアクティブデバイ
スは本発明の一実施例と考えられる。さらにそれらは本
発明のアクティブデバイスの製造方法を用いて製造され
る。
【0020】図1、4、5に於いて、絶縁基板1、7に
用いられるのはガラス基板に限る必要はなく有機絶縁材
料を用いてもよい。第一の電極2、第二の電極6、対向
電極8に用いるのはITOやAlに限る必要はなく他の
透明電極や金属、あるいは超伝導材料を用いてもよい。 第一、第二、第三の強誘電体層3、4に用いるのはVD
FとTrFEとの共重合体に限る必要はなくBaTiO
3 等の無機強誘電体やフッ化ビニリデンとテトラフル
オロエチレンとの共重合体等の有機強誘電体を用いても
よい。アクティブ基板と対向基板の間に保持するのは液
晶に限る必要はなく他の電気光学効果を持つ材料や印加
電圧の大小により発光、非発光の状態を取る材料を用い
ても良い。第一、第三の強誘電体層3、5にSiやTi
等のカップリング剤を混入して用いても良い。
用いられるのはガラス基板に限る必要はなく有機絶縁材
料を用いてもよい。第一の電極2、第二の電極6、対向
電極8に用いるのはITOやAlに限る必要はなく他の
透明電極や金属、あるいは超伝導材料を用いてもよい。 第一、第二、第三の強誘電体層3、4に用いるのはVD
FとTrFEとの共重合体に限る必要はなくBaTiO
3 等の無機強誘電体やフッ化ビニリデンとテトラフル
オロエチレンとの共重合体等の有機強誘電体を用いても
よい。アクティブ基板と対向基板の間に保持するのは液
晶に限る必要はなく他の電気光学効果を持つ材料や印加
電圧の大小により発光、非発光の状態を取る材料を用い
ても良い。第一、第三の強誘電体層3、5にSiやTi
等のカップリング剤を混入して用いても良い。
【0021】図1、4、5(a),(b)に於て絶縁基
板1上に第二の電極6、第一の強誘電体層3、第二の強
誘電体層4、第三の強誘電体層5、第一の電極2の順番
で設けて、第一と第二の電極の位置関係を逆にして用い
ても良い。
板1上に第二の電極6、第一の強誘電体層3、第二の強
誘電体層4、第三の強誘電体層5、第一の電極2の順番
で設けて、第一と第二の電極の位置関係を逆にして用い
ても良い。
【0022】
【発明の効果】本発明のアクティブデバイスの製造方法
を用いて製造した本発明のアクティブデバイスは素子出
力の経時変化が小さい。
を用いて製造した本発明のアクティブデバイスは素子出
力の経時変化が小さい。
【図1】 本発明第一のアクティブデバイスを示す図
である。
である。
【図2】 従来のアクティブデバイスを示す図である
。
。
【図3】 本発明のアクティブデバイスの製造方法を
示す図である。
示す図である。
【図4】 本発明第一のアクティブデバイスを用いた
液晶素子を示す図である。
液晶素子を示す図である。
【図5】 本発明第二のアクティブデバイスを示す図
である。
である。
1 絶縁基板
2 第一の電極
3 第一の強誘電体層
4 第二の強誘電体層
5 第三の強誘電体層
6 第二の電極
7 絶縁基板
8 対向電極
9 強誘電体層
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板状に設けられた第一の電極、
前記第一の電極上に設けられた第一の強誘電体層、前記
第一の強誘電体層上に設けられ前記第一の強誘電体層よ
り厚い第二の強誘電体層、前記第二の強誘電体層上に設
けられ前記第二の強誘電体層より薄い第三の強誘電体層
、前記第一、第二、第三の強誘電体層を介し前記第一の
電極と一部重なるように前記第三の強誘電体層上に設け
られた第二の電極を具備したことを特徴とするアクティ
ブデバイス。 - 【請求項2】 ■絶縁基板上に第一の電極を形成する
工程、■第一の電極上に第一の強誘電体層を設け前記第
一の強誘電体層の融点以上に加熱する工程、■前記第一
の強誘電体層上に第二の強誘電体層を設け前記第二の強
誘電体層のキュリー点以上融点以下の加熱を行い徐冷す
る工程、■前記第二の強誘電体層上に第三の強誘電体層
を設け前記第二の強誘電体層の融点以下に加熱する工程
、■前記第三の強誘電体層上に第二の電極を形成する工
程を少なくとも含むことを特徴とするアクティブデバイ
スの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3095682A JPH04324834A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | アクティブデバイス及びアクティブデバイスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3095682A JPH04324834A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | アクティブデバイス及びアクティブデバイスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04324834A true JPH04324834A (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=14144269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3095682A Pending JPH04324834A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | アクティブデバイス及びアクティブデバイスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04324834A (ja) |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3095682A patent/JPH04324834A/ja active Pending
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