JPH04322250A - 写真現像処理方法 - Google Patents

写真現像処理方法

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JPH04322250A
JPH04322250A JP11808091A JP11808091A JPH04322250A JP H04322250 A JPH04322250 A JP H04322250A JP 11808091 A JP11808091 A JP 11808091A JP 11808091 A JP11808091 A JP 11808091A JP H04322250 A JPH04322250 A JP H04322250A
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JP
Japan
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silver
developing
sodium
chemical formula
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JP11808091A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Iwata
保 岩田
Seiichi Sumi
角 誠一
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料の現像処理方法に関するものであり、特に印刷用写真
製版の分野において、有用な高コントラストの画像を安
定に得ることのできる現像処理方法に関するものである
【0002】
【従来の技術】印刷用写真製版の分野においては、網点
画像による連続階調の画像の再生や、線画の再生を良好
にするために高コントラスト(ガンマ値10以上)の写
真特性を示す画像形成システムが必要である。従来より
、この目的のために“伝染現像”を利用したリス現像液
と呼ばれる特別な現像液が用いられてきたが、この現像
液は亜硫酸塩濃度が極めて低くしてあるため(高濃度の
亜硫酸塩は“伝染現像”を阻害する)極めて空気酸化を
受けやすく、現像液の経時安定性が悪いという欠点を有
している。
【0003】最近、現像液に高濃度の亜硫酸塩を用い、
ヒドラジン誘導体及びアミノ化合物の存在下に、ハロゲ
ン化銀感光材料を現像して高コントラスト画像を得る方
法が実用化されている。例えば米国特許第4,224,
401号、同4,168,977号、同4,166,7
42号、同4,311,781号、同4,272,60
6号、同4,221,857号、同4,243,739
号等に記載されているヒドラジン誘導体を用いる方法、
日本特許特開昭56−106244号、同61−267
759号、同60−258537号、同61−2301
45号、同61−230145号、同62−21164
7号、特開平2−50150号等は、ヒドラジン誘導体
の存在下にアミノ化合物を添加した現像液で現像する方
法が記載されている。
【0004】この方法によれば、高コントラストで感度
の高い写真特性が得られ、しかも現像液中に高濃度の亜
硫酸塩を加えることができるため、現像液の空気酸化に
対する安定性はリス現像液に比べ大きく向上する。
【0005】アミノ化合物の現像液への添加は、現像液
の活性を高め、添加しない場合よりも低いpH値の現像
液でヒドラジン誘導体の硬調化効果を促進することがで
き、現像液の安定化と処理の迅速化に寄与している。こ
のアミノ化合物は、添加量により、ヒドラジン誘導体の
硬調化効果を促進する作用は変化し、アミノ化合物は多
量に添加した方が有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらアミノ化
合物は、ハロゲン化銀を溶解する性質を有しており、ア
ミノ化合物が多量に使用されている現像液は、現像中に
感光材料中のハロゲン化銀を溶かし出し、当業界で“銀
汚れ”、“銀スラッジ”と呼ばれる問題が発生する。特
に自動現像機で処理された場合、この“銀スラッジ汚れ
”は著しい支障を来たす。自動現像機で長時間処理した
場合、溶出したハロゲン化銀は自動現像機のタンク壁や
フィルムを搬送するローラーに銀として付着する。この
付着した銀は新たに現像処理しようとするフィルム面に
転写されて“銀スラッジ汚れ”を生じさせ、画像の品質
を著しく損うことになる。
【0007】銀スラッジや液汚れの防止剤として、2−
メルカプト−1,3,4−チアジアゾ−ル類(英国特許
第940169号明細書),2−メルカプト−1,3,
4−オキサジアゾ−ル類あるいは1−フェニル−5−メ
ルカプトテトラゾ−ル(米国特許第3,173,789
号明細書),DL−6,8−ジチオオクタン酸(米国特
許第3,318,701号明細書),O−メルカプト安
息香酸(英国特許第1,144,481号明細書),脂
肪族メルカプトカルボン酸(米国特許第3,628,9
55号明細書),L−チアゾリジン−4−カルボン酸(
J.Photogr.Sci.,13,233(196
5)),ジスルフィド化合物(特開昭52−36029
号明細書),2−ベンゾオキサゾ−ルチオ−ル,2−ベ
ンゾイミダゾ−ルチオ−ル(Photogr.Sci.
Eng.,20,220(1970)),アセチレング
リコ−ル類(特開昭55−9594号明細書),2−メ
ルカプトベンゾチアゾ−ル−5−スルホン酸(特開昭5
6−72441号明細書),2−メルカプトベンツイミ
ダゾ−ル−5−スルホン酸(特開昭60−258537
号明細書)等が知られている。
【0008】しかしながら、これらの化合物はハロゲン
化銀に対して溶解作用を有する現像液、特に高濃度の亜
硫酸塩(0.3モル/L以上)及びアミノ化合物を含む
現像液においてスラッジ防止剤として使用した場合、空
気酸化によりスラッジ防止効果を失ったり、スラッジ防
止効果が弱く多量の使用が必要であったり、ヒドラジン
誘導体の存在化における現像での増感、高コントラスト
化の作用に悪影響を与え、減感、軟調化、カブリの発生
等充分に満足出来るものとはいいがたいという問題があ
った。
【0009】従って、本発明の目的は、“銀スラッジ汚
れ”のないヒドラジン誘導体による高コントラストネガ
チィブ画像の形成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】本発明の上記の目的は、露光されたネガ型
ハロゲン化銀写真感光材料をヒドラジン誘導体の存在化
に現像して高コントラストネガ画像を形成する方法にお
いて、すくなくとも  (1)現像主薬  (2)亜硫
酸塩0.3モル/L以上  (3)硬調化促進量のアミ
ノ化合物  (4)化1及び化2で示されるメルカプト
化合物を含有し、かつ10.5から12.3のPH値を
もつ現像液を用いる事を特徴とする 現像液で処理する
ことにより達成された。
【0011】本発明者等は、本発明の化1で示されるメ
ルカプト化合物はそれを単独で使用しても”銀スラッジ
汚れ”に効果はあるが、本発明の化2で示されるメルカ
プト化合物を併用することにより、ヒドラジン誘導体の
存在化でアミノ化合物を含有する現像液での”銀スラッ
ジ汚れ”防止効果がより一層向上し、写真特性への影響
も少ないことを発見した。本発明の化1及び化2で示さ
れるメルカプト化合物の現像液への添加量は、化1及び
化2の合計量で現像液1L当り0.01g以上の添加で
効果があるが、好ましくは0.1gから1gの範囲で使
用する。化1及び化2の化合物の添加比率は10:1か
ら1:10で効果がでてくるが、好ましくは4:1から
1:4で使用するが良い。本発明の化1で示される代表
的な化合物には次のような物がある。
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】本発明の化2で示される代表的な化合物に
は次のような物がある。
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】本発明に使用する現像液に用いる現像主薬
には特別な制限はないが、良好な網点品質を得やすい点
でジヒドロキシベンゼン類を含むことが好ましく、更に
現像能力の点でジヒドロキシベンゼン類と1−フェニル
−3−ピラゾリドン類の組合せ又はジヒドロキシベンゼ
ン類とp−アミノフェノール類の組合せが好ましい。
【0020】本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像
主薬としてはハイドロキノン、クロロハイドロキノン、
ブロムハイドロキノン、イソプロピルハイドロキノン、
メチルハイドロキノン、2,3−ジクロロハイドロキノ
ン、2,5−ジクロロハイドロキノン、2,3−ジブロ
ムハイドロキノン、2,5−ジメチルハイドロキノン、
ハイドロキノンモノスルホネートなどがあるが特にハイ
ドロキノンが好ましい。
【0021】本発明に用いる1−フェニル−3−ピラゾ
リドン又はその誘導体の現像主薬としては1−フェニル
−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチル
−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−4−
ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−
4,4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−
フェニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1−p−ア
ミノフェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、
1−p−トリル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン
などがある。本発明に用いるp−アミノフェノール系現
像主薬としてはN−メチル−p−アミノフェノール、N
−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミノフェノール、
N−(4−ヒドロキシフェニル)グリシン、2−メチル
−p−アミノフェノール、p−ベンジルアミノフェノー
ル等があるが、なかでもN−メチル−p−アミノフェノ
ールが好ましい。
【0022】現像主薬は通常0.1モル/L〜0.8モ
ル/Lの量で用いられるのが好ましい。またジヒドロキ
シベンゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリドン類又は
p−アミノフェノール類との組合せを用いる場合には前
者を0.1モル/L〜0.5モル/L、後者を0.06
モル/L以下の量で用いるのが好ましい。
【0023】本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては
亜硫酸塩類、例えば亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウ
ム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、ホル
ムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなどがある。使用量は
0.3モル/L以上用いられる。これ以下の使用量では
保恒性が実用的に保てない。使用量の上限は1.0モル
/L以下が望ましい。これ以上の使用量では現像液中で
沈殿したり、銀スラッジを悪化させる。
【0024】本発明に用いられるアミノ化合物は、ヒド
ラジン誘導体の存在下で硬調化促進効果をもつものであ
る。このアミノ化合物については特開昭56−1062
44号、同61−267759号、同61−23014
5号、同62−211647号、特開平2−50150
号、同2−208652号等に記載されている化合物を
使用することができる。
【0025】以下にその代表的なものを挙げる。 (代表例) I−1)N−n−ブチルジエタノールアミンI−2)3
−ジエチルアミノ−1,2−プロパンジオール I−3)2−ジエチルアミノ−1−エタノールI−4)
2−ジエチルアミノ−1−ブタノールI−5)3−ジエ
チルアミノ−1,2−プロパンジオール I−6)3−ジエチルアミノ−1−プロパノールI−7
)3−ジエチルアミノ−1−プロパノールI−8)トリ
エタノールアミン I−9)3−ジプロピルアミノ−1,2−プロパンジオ
ール I−10)2−ジオクチルアミノ−1−エタノールI−
11)3−アミノ−1,2−プロパンジオールI−12
)1−ジエチルアミノ−2−プロパノールI−13)n
−プロピルジエタノールアミンI−14)2−ジ−イソ
プロピルアミノエタノールI−15)N,N−ジ−n−
ブチルエタノールアミンI−16)3−ジ−プロピルア
ミノ−1,2−プロパンジオール I−17)2−メチルアミノ−1−エタノールI−18
)3−ジメチルアミノ−1,2−プロパンジオール I−19)4−ジメチルアミノ−1−ブタノールI−2
0)1−ジメチルアミノ−2−ブタノールI−21)1
−ジメチルアミノ−2−ヘキサノールI−22)5−ジ
メチルアミノ−1−ペンタノールI−23)6−ジメチ
ルアミノ−1−ヘキサノールI−24)1−ジメチルア
ミノ−2−オクタノールI−25)6−ジメチルアミノ
−1,2−ヘキサンジオール
【0026】添加量は、硬調化促進量であればよいが、
一般的に0.005〜1.0モル/Lの量が添加できる
。本発明の現像液のpHは10.5〜12.3の範囲に
設定される。pHの設定のために用いるアルカリ剤は水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウ
ム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムの如きpH調節
剤や緩衝剤を含んでいる。又、緩衝剤としては特開昭6
2−186259号のホウ素化合物、特開昭60−93
433号の1×10−11 〜3×10−13 の解離
定数を有する化合物も使用することができる。
【0027】上記の成分以外に用いられる添加剤として
は、臭化ナトリウム、臭化カリウム、塩化ナトリウム、
塩化カリウム、沃化カリウム、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、特開昭
61−290448号に記載のポリエチレングリコール
等があり、又カブリ防止剤、黒ポツ防止剤として1−フ
ェニル−5−メルカプトテトラゾール等のメルカプト系
化合物、5−ニトロインダゾール等のインダゾール系化
合物、スラッジ防止剤として特開昭56−24347号
に記載されている2−メルカプトベンツイミダゾール−
5−スルホン酸ナトリウム及びその誘導体、現像ムラ防
止剤として特開昭62−212651号に記載されてい
る3−(5−メルカプトテトラゾール)ベンゼンスルホ
ン酸及びその誘導体等がある。
【0028】アミノ化合物の溶解助剤としてスルホン酸
基又はカルボキシル基を有する化合物、例えばp−トル
エンスルホン酸ナトリウム、ベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、1−ヘキサンスルホン酸ナトリウム、p−トルイ
ル酸ナトリウム、イソ酪酸ナトリウム、安息香酸ナトリ
ウム、n−カプロン酸ナトリウム、n−カプリル酸ナト
リウム、n−カプリン酸ナトリウム等を添加することが
できる。
【0029】定着液としては一般に用いられる組成のも
のを用いることができる。定着液には定着剤としてチオ
硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム等、硬膜剤とし
て水溶性アルミニウム(例えば硫酸アルミニウム、塩化
アルミニウム、カリ明ばん等)、アルミニウムの沈殿防
止剤として二塩基酸(例えば、酒石酸、酒石酸カリウム
、酒石酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸リ
チウム、クエン酸カリウム等)、さらに保恒剤として亜
硫酸塩、重亜硫酸塩、pH緩衝剤として酢酸、硼酸等、
を含むことができる。定着液のpHは3.8以上より好
ましくは、液の安定性からみて4.5〜5.0が良い。
【0030】現像処理温度は通常18℃から50℃の間
で選ばれるが、より好ましくは25℃〜40℃である。   本発明の現像方法は特に自動現像機を用いる迅速処
理に適しており、自動現像機としてはローラ搬送のもの
、ベルト搬送のもの、その他いずれでも使用できる。処
理時間は短時間でよく、全処理時間で3分以内、現像処
理時間は15〜60秒以内で好ましくは20〜40秒以
内で処理する。
【0031】本発明の現像処理方法において用いられる
ヒドラジン誘導体には、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジ
ン等、又米国特許第4,224,401号、同第4,2
43,734号、同第4,272,614号、同第4,
385,108号、同第4,269,929号、同第4
,323,643号、及び特開昭56−106244号
、同61−267759号、同61−230145号、
同62−270953号、同62−178246号、同
62−180361号、同62−275247号、同6
3−253357号、同63−265239号、特願平
1−92356号、同平1−99822号等の明細書に
記載されたヒドラジン誘導体があり、本発明に使用する
ことができる。
【0032】上述のヒドラジン誘導体は、現像液中又は
感光材料の乳剤層及び又はその隣接層に含有させても良
い。現像液中に含有させる場合は1L当り5mg〜5g
、感光材料中に含有させる場合には、銀1モル当り10
−6〜5×10−2モル好ましくは10−5〜2×10
−2モルである。
【0033】本発明の好ましい実施形態としては、上記
の特許明細書に記載されたヒドラジン誘導体を感光材料
中に含有させることが好ましい。
【0034】以下にヒドラジン誘導体の代表例を示すが
この代表例に限定されるものではない。
【0035】
【化9】
【0036】
【化10】
【0037】
【化11】
【0038】
【化12】
【0039】
【化13】
【0040】
【化14】
【0041】
【化15】
【0042】
【化16】
【0043】
【化17】
【0044】
【化18】
【0045】
【化19】
【0046】
【化20】
【0047】
【化21】
【0048】
【化22】
【0049】
【化23】
【0050】
【化24】
【0051】
【化25】
【0052】
【化26】
【0053】
【化27】
【0054】
【化28】
【0055】
【化29】
【0056】
【化30】
【0057】
【化31】
【0058】
【化32】
【0059】
【化33】
【0060】
【化34】
【0061】本発明に用いられる感光材料のハロゲン化
銀乳剤には、臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀、
及び塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用される任
意のものを用いることができる。ハロゲン化銀乳剤に用
いられるハロゲン化銀粒子は、酸性法、中性法、及びア
ンモニア法のいずれで製造されたものでも良い。ハロゲ
ン化銀の粒子は立方体、八面体、十四面体のような規則
的な結晶形をもつものでも良いし、球状、板状のような
変則的な結晶形のものでも良い。ハロゲン化銀粒子の平
均粒径は0.05〜1.5ミクロンの範囲のものを用い
ることができる。粒度分布は特に限定されないが、狭い
分布を持つことが好ましい。特に単分散乳剤(粒径の分
布の標準偏差を平均粒径で割ったときに、その値が0.
20以下のもの)が好ましい。
【0062】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤には
、ハロゲン化銀粒子の形成過程又は成長過程で、カドミ
ウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩、ロ
ジウム塩等の金属塩を含有させることができる。
【0063】ハロゲン化銀乳剤は、化学増感されていて
も或いはされていなくても良い。化学増感には硫黄増感
、還元増感、貴金属増感あるいはこれらを組み合せる増
感法があるが、いずれでも増感することができる。
【0064】本発明の感光材料のバインダー(又は保護
コロイド)としては、ゼラチン、ゼラチン誘導体、ゼラ
チンと他の高分子のグラフトポリマー、それ以外のタン
パク質、糖誘導体、セルロース誘導体、単一又は共重合
体のような多種の合成親水性高分子物質を用いることが
できる。上記のものの具体的なものとしてはアルブミン
、カゼイン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、セルロース硫酸エステル、アルギン
酸ソーダ、ポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリア
クリル酸、ポリビニルイミダゾール、ポリスチレンスル
ホン酸ソーダ、スチレン−無水マレインン酸共重合体、
スチレンスルホン酸ソーダ−マレイン酸ソーダ−の共重
合体等がある。
【0065】本発明のハロゲン化銀乳剤は、写真業界に
おいて増感色素として知られている色素を用いて分光増
感させることができる。それらの色素にはシアニン色素
、メロシアニン色素、複合シアニン色素、複合メロシア
ニン色素、ホロホーラーシアニン色素、ヘミシアニン色
素、スチリル色素及びヘミオキサノール色素等がある。
【0066】ハロゲン化銀乳剤には、写真特性を安定に
保つための安定剤、カブリ防止剤等を製造工程中に添加
することができる。これらの添加剤(安定剤、カブリ防
止剤)にはアゾール類、ニトロイミダゾール類、ニトロ
インダゾール類、ニトロベンズイミダゾール類、ベンズ
イミダゾール類、メルカプトチアゾール類、メルカプト
ベンゾチアゾール類、メルカプトチアジアゾール類、メ
ルカプトベンゾイミダゾール類、アミノトリアゾール類
、ベンゾトリアゾール類、メルカプトテトラゾール類、
メルカプトトリアゾール類、アザインデン類等がある。
【0067】本発明の感光材料の層(乳剤層、中間層、
オーバ層、その他親水性コロイド層)は硬膜することが
できる。これらの硬膜剤は当業界ですでに知られている
無機、有機の硬膜剤を使用することができる。
【0068】本発明の感光材料の写真乳剤層、その他の
親水性コロイド層には寸法安定性を改良するために合成
ポリマーラテックスを含有させることができる。これら
には例えばアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)ア
クリルアミド、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリ
ル、アクリル酸、ステレンスルホン酸、α,β−不飽和
ジカルボン酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
ト等の単独もしくは組み合せた合成ポリマーラテックス
がある。
【0069】本発明に用いられている感光材料は適当な
写真用支持体に塗布されるが、これらの支持体にはバラ
イタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリプロプレン合成紙、
ポリエチレンテレフタレートフィルム等がある。
【0070】本発明の感光材料の写真乳剤層及び他の親
水性コロイド層には、塗布助剤、帯電防止、スベリ性改
良、接着防止等の目的のために界面活性剤を含んでもよ
い。
【0071】
【実施例】
実施例1 平均粒径0.1ミクロンの立方体結晶からなるゼラチン
ー塩化銀乳剤をダブルジェト法にて調製し、フロキュレ
ーション法により脱塩、水洗、再溶解した乳剤に化  
のヒドラジン誘導体を硝酸銀1g当り4mg加え、更に
1ーフエニルー5メルカプトテトラゾール、ポリアクリ
ル酸エチルラテックス、2ーヒドロキシー4,6ージク
ロロー1,3,5ートリアジンナトリユウム塩及びドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウムを加えた後、ポリエ
チレンテレフタレートフイルム上に銀量(硝酸銀で1平
方メートル当り)5g,ゼラチン量3g(1平方メート
ル当り)になるように塗布した。この上に保護層として
ゼラチン量0.8g(1平方メートル当り)、400か
ら450nmに吸収極大波長をもつ黄色染料を80mg
(1平方メートル当り)および界面活性剤、硬膜剤をく
わえ塗布してフイルムを得た。このフイルムを本発明の
化3、化4、化5、化6、化7の化合物を含む現像液(
AからI)で処理した。
【0072】   現像液の組成   現像液(A)   エチレンジアミン2酢酸ナトリウム       
                     1g  
水酸化ナトリウム                 
                         
48g  亜硫酸カリウム             
                         
    108g  ハイドロキノン        
                         
           55g  NーメチルーPーア
ミノフェノール1/2硫酸塩            
0.8g  5ースルホサリチル酸         
                         
    40g  5ーメチルベンツトリアゾール  
                         
 0.4g  3−(ー5ーメルカプトテトラゾール)
ベンゼンスルホン酸  0.2g  N−nーブチルジ
エタノールアミン                 
         12g  臭化カリ       
                         
                    4g水を加
えて1Lとする PHを11.8に調製する。
【0073】以下(B)から(I)の現像液は次のよう
に作成した。 処理は製作したフィルムをセンシトメトリー用ウエッジ
を通して、明室用プリンター(大日本スクリーン株式会
社製、P−627FM)で露光した後、前記組成の現像
液(A)から(G)で38゜C20秒現像し、定着、水
洗、乾燥した。この処理には自動現像機(大日本スクリ
ーン製造株式会社製、LD221QT)を用いた。銀ス
ラッジについては上記と同条件で、現像液(AからI)
を大全フィルム(20インチ×24インチ)を1L当り
2平方メートル連続処理した。現像液は処理中補充しな
かった。処理後自動現像機を止め、24時間経時後大全
フィルムを5枚処理し、フィルムの汚れ及び現像槽の汚
れを観察した。表1に処理した結果を示す。表1におい
て感度は現像液(A)を透過濃度3.0を得るに要した
露光量の逆数を100として相対値で示した。
【0074】
【表1】
【0075】
【発明の効果】表1で示したように本発明の化1及び化
2の化合物を,併用添加した現像液(D、E,F,G,
H,I,)の銀スラッジ汚れの発生状況は各々を単独添
加した現像液より良好で、写真感度の変化も極微小であ
った。またスラッジ防止剤を添加しない現像液(A)と
はその効果で大きな差があった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光されたネガ型ハロゲン化銀写真感光材
    料をヒドラジン誘導体の存在化に現像して高コントラス
    トネガ画像を形成する方法において、すくなくとも  
    (1)現像主薬  (2)亜硫酸塩0.3モル/L以上
      (3)硬調化促進量のアミノ化合物  (4)化1
    及び化2で示されるメルカプト化合物を含有し、かつ1
    0.5から12.3のPH値をもつ現像液を用いる事を
    特徴とする写真現像処理方法。 【化1】 【化2】 (式中Rは炭素原子数1から5を有するアルキル基。M
    は水素原子、アルカリ金属原子またはアンモニウム基を
    示す)
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