JPH0432183Y2 - - Google Patents

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JPH0432183Y2
JPH0432183Y2 JP1985131055U JP13105585U JPH0432183Y2 JP H0432183 Y2 JPH0432183 Y2 JP H0432183Y2 JP 1985131055 U JP1985131055 U JP 1985131055U JP 13105585 U JP13105585 U JP 13105585U JP H0432183 Y2 JPH0432183 Y2 JP H0432183Y2
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Japan
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screws
brush
screw
date
guide
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ビス、リベツト、鋲などのように
軸部とこの軸部よりも径の大きい頭部とを有する
ビス又はその類似物(以下において単にビス類と
総称する)を所定の位置に供給するようにしたビ
ス類の供給装置に関し、特に、ビス類を掬い上げ
るためのデイツパと、この掬い上げられたビス類
を所定の位置に供給するシユータとを具備するビ
ス類の供給装置に関する。
〔考案の概要〕
この考案は、ビス、リベツト、鋲などのビス類
を収容するためのストツク部内に揺動自在に設け
られたデイツパと、このデイツパにより掬い上げ
られたビス類を所定の位置に供給するためのシユ
ータとを具備するビス類の供給装置において、デ
イツパ及びシュータの少なくとも一方の上面にお
ける異常姿勢のビス類を除去するための刷毛と、
上記刷毛の毛先が上記第1及び第2のガイド用ス
リツトの少くとも一方の上面開口に対してほヾ直
交する方向に往復動するように上記刷毛を揺動自
在に軸支している支持軸と、上記刷毛及び上記デ
イツパをそれぞれ揺動させるために回転駆動され
る回転カムと、この回転カムのカム面にならつて
揺動するならい部と、上記回転カムに偏心して設
けられている係合用突起と、この係合用突起に係
合させるために上記デイツパに設けられている係
合用スリツトと、上記デイツパの外周側端部と上
記ストツク部の側壁との間に配置され、上記外周
側端部に沿つて延びる湾曲面を有するビスこぼれ
防止具とをさらに具備し、上記ならい部の揺動に
連動して上記刷毛が上記支持軸を支点として揺動
すると共に上記係合用突起の回転に伴つて上記デ
イツパが揺動するように構成したものである。
〔従来の技術〕
ビスを収容するためのストツク部内に、ビスの
軸部が挿入されるガイド用スリツトがその上面に
開口するように形成されているデイツパを揺動自
在に配設し、このデイツパを同様なガイド用スリ
ツトが設けられているシユータに連係させること
によりビスを所定の位置に供給するように構成
し、デイツパの上面において横転しているビス等
の異常姿勢のビスを除去するための刷毛を設けた
ビス供給装置は、実開昭57−91575号公報に開示
されている。この実開昭57−91575号公報に開示
されているビス供給装置は、デイツパ及び刷毛を
別々のエアシリンダに接続し、エアシリンダのロ
ツドの伸縮によりデイツパ及び刷毛を別々に駆動
させるものである。
従つて、上述のビス供給装置においては、複数
のエアシリンダを設ける必要があり、また、エア
シリンダを作動させるためのエア配管も必要であ
ることから、装置全体がかなり大型のものとなつ
てしまうという欠点を有する。また、刷毛はデイ
ツパの斜め上方に設けられており、デイツパの上
面が水平になつた時にエアシリンダにより刷毛を
タイミングよく前方に押し出して、デイツパの上
面における異常姿勢ビスを除去する構成であるこ
とから、デイツパの揺動と刷毛を押し出すタイミ
ングとを調整する必要がある。しかしながら、そ
のタイミングの調整は微妙であつて、微差のタイ
ミングの狂いにより異常姿勢ビスを除去する目的
を達成できなくなるという欠点を有している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のような従来のビス供給装置は、デイツパ
の揺動機構と異常姿勢ビスを除去する刷毛の駆動
機構とを別々に構成していたために、装置全体が
かなり大型化していた。従つて1工程で複数種類
のビスを取り扱う必要がある場合には、そのビス
の種類に応じた数のビス供給装置を用いることに
なるから、これらの装置を接地するために可なり
大きなスペースを必要としていた。
この考案は、従来のビス供給装置の欠点を除去
し、装置の小型化を可能にすると共に、デイツパ
の揺動運動と刷毛の異常姿勢ビスの除去動作との
タイミングを容易にとることができるビス類の供
給装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の目的を達成するために、ス
トツク部内に収容されているビス類を掬い上げる
ために揺動自在に構成されているデイツパと、上
記ビス類の軸部が挿入されかつその頭部がその上
面開口の側縁部に引掛けられた状態で上記ビス類
をガイドするために上記デイツパの上面に開口す
るように形成されている第1のガイド用スリツト
と、上記デイツパによつて掬い上げられるビス類
を所定の位置に供給するためのシユータと、上記
ビス類の軸部が挿入されかつその頭部がその上面
開口の側縁部に引掛けられた状態で上記ビス類を
ガイドするために上記シユータの上面に開口する
ように形成されている第2のガイド用スリツトと
を具備し、上記デイツパによつて掬い上げられた
ビス類が上記第1のガイド用スリツトによつて上
記第2のガイド用スリツトまでガイドされ、次い
でこの第2のガイド用スリツトによつて上記所定
の位置までガイドされるように構成したビス類の
供給位置において、上記デイツパ及び上記シユー
タの少くとも一方の上面における異常姿勢のビス
類を除去するための刷毛と、上記刷毛の毛先が上
記第1及び第2のガイド用スリツトの少くとも一
方の上面開口に対してほヾ直交する方向に往復動
するように上記刷毛を揺動自在に軸支している支
持軸と、上記刷毛及び上記デイツパをそれぞれ揺
動させるために回転駆動される回転カムと、この
回転カムのカム面にならつて揺動するならい部
と、上記回転カムに偏心して設けられている係合
用突起と、この係合用突起に係合させるために上
記デイツパに設けられている係合用スリツトと、
上記デイツパの外周側端部と上記ストツク部の側
壁との間に配置され、上記外周側端部に沿つて延
びる湾曲面を有するビスこぼれ防止具とをさらに
具備し、上記ならい部の揺動に連動して上記刷毛
が上記支持軸を支点として揺動すると共に上記係
合用突起の回転に伴つて上記デイツパが揺動する
ように構成したものである。
〔作用〕
この考案は、上記のような構成であるので、回
転カムが回転すると、その回転カムのカム面にな
らつて揺動するならい部の揺動に連動して刷毛が
デイツパ及びシユータの少なくとも一方の上面に
おける異常姿勢のビス類を払い落として除去す
る。それと同時に、回転カムに設けられた係合用
突起がデイツパに設けられた係合用スリツト内を
滑動しつつデイツパを上下に揺動させる。そして
デイツパの揺動により、ストツク部内のビス類は
その軸部をデイツパの上面に形成された第1のガ
イド用スリツトにその軸部が挿入された状態で掬
い上げられる。そして掬い上げられたビス類はシ
ユータを介して所定の位置に供給される。
〔実施例〕
以下、この考案をビス供給装置に適用した一実
施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、基台1の上部にはほぼ直
方体形状でかつその上下両端が開口している枠体
19が立設されている。そしてこの枠体19の内
部の下方には、ビスを掬い上げるためのデイツパ
10が上下方向に揺動自在に設けられている。な
おこのデイツパ10は、供給すべきビス70の軸
部の直径よりも多少広めの幅を有するガイド用ス
リツト13がその間に形成されるように適当なス
ペーサ(図示せず)を介して互いに対向して配置
された一対のガイド板17と、これらのガイド板
17の下方部分の外側面にその先端部分がそれぞ
れ重ね合わせられている一対のアーム11とから
成つている。そして一対のガイド板17、一対の
アーム11及び上記スペーサがボルト81及びナ
ツト82によつて一体に結合されている。またア
ーム11の基端は軸18によつてシユータ30に
回動自在に軸支され、これによつてデイツパ10
が上下方向に揺動自在となつている。また一対の
ガイド板17はそれぞれほぼ台形状であつて、そ
の上底及び下底に相当する両側部16a,16b
は上記軸18を中心とする円弧状にそれぞれ構成
されている。またデイツパ10の一部を構成する
一対のアーム11の一方には、第2図及び第4図
に示すように、回転カム20の側面に偏心して設
けられた偏心ピン21を係合させる係合用スリツ
ト12がアーム11の長さ方向に沿つて形成され
ている。
枠体19内には、複数の傾斜板が配設され、こ
れらの傾斜板と枠体19とによつて、ビス70を
収容するためのストツク部が枠体19内に形成さ
れている。即ち、上記傾斜板のうちの一対の主傾
斜板3a,3bは枠体19の前側面及び後側面か
らそれぞれ下方に傾斜して一対のガイド板17の
近傍まで延びている。そしてこれらの主傾斜板3
a,3bにより形成される傾斜面3a′,3b′の下
端は、第5図Bに示すように、デイツパ10が下
降し切つた状態における一対のガイド板17の上
面とほぼ同一ないしはそれより多少下方またはは
上方に位置するように構成されている。
ストツク部の前後方向のほぼ中心位置には、そ
の全幅に亘つて間仕切り板4が配設され、この間
仕切り板4の両側端はネジ止めなどによつて枠体
19に固定されている。また間仕切り板4の下方
部分の一半には、切欠き4aが設けられている。
従つてストツク部2はデイツパ10が配置されて
いないビス投入室2aとそれが配置されている掬
い上げ室2bとに間仕切り板4により分割され、
これらの室は上記切欠き4aにより形成される連
通用開口9によつて互いに連通され、また連通用
開口9はガイド用スリツト13の上面開口に対向
するように間仕切り板4における偏位した位置に
存在している。そして第5図A及びBに示すよう
に、間仕切り板4には上記連通用開口9に対応し
た位置において間隔調整板7が取付けられてい
る。なおこの取付けは、間隔調整板7及び間仕切
り板4のうちの一方に設けられた長孔7aに挿入
したビス26を他方にネジ止めすることなどによ
つて行われている。従つて上記ネジ止めをゆるめ
てから、間仕切り板4に対して間隔調整板7を上
下方向に移動させることによつて、間隔調整板7
の下端縁により決定される連通用開口9の上縁位
置を調整することができ、この結果、連通用開口
9の上下方向の間隔を調整することができる。
ビス投入室2aには、ほぼ直角三角形の傾斜面
24a′を有する補助傾斜板24aが配設され、こ
の傾斜面24a′は連通用開口9の側に向かつて下
方に傾斜している。従つてビス投入室2a内に収
容されているビス70は傾斜面3a′及び24a′に
ガイドされてその自重により連通用開口9にむつ
かて寄せ集められる。また掬い上げ室2bには、
傾斜面24a′と同様にほぼ直角三角形でかつ互い
に左右対称的な一対の傾斜面24b′,24b″を有
する二叉状の補助傾斜板24bが配設されてい
る。そしてこれらの傾斜面24b′,24b″はデイ
ツパ10が最も下降した状態におけるガイド用ス
リツト13の上面開口に向かつて下方に傾斜して
いる。従つて掬い上げ室2b内に収容されている
ビスや、ビス投入室2aから連通用開口9を通つ
て掬い上げ室2bに導入されるビス70は、傾斜
面3a′,3b′,24b′,24b″にガイドされてそ
の自重によりガイド用スリツト13の上面開口に
向かつて寄せ集められる。
デイツパ10の軸18とは反対側の側端面、す
なわち外周側端部には、ガイド板17の円弧状側
端部16aに対応した形状の湾曲面5aを有する
ビスこぼれ防止具5が隣接して配置されている。
このビスこぼれ防止具5は一対のガイド板17の
全体の厚みとほぼ等しいかやや大きい幅の板状体
から成つていて枠体19に取付けられている。従
つてビスこぼれ防止具5はデイツパ10の外周側
端部16aとストツク部2の側壁との間に配置さ
れ、その湾曲面5aは上記外周側端部16aに沿
つて延びている。なおこのビスこぼれ防止具5
は、デイツパ10の上面のガイド用スリツト13
からビス70がこぼれ落ちるのを防止するための
ものであり、また比較的幅の狭い板状体であるか
ら掬い上げ室2bにおけるビスの収容量に殆ど影
響を与えない。
デイツパ10のガイド板17の前方位置に隣接
してシユータ30が基台1上に配設されている。
そしてこのシユータ30の始端側の一半はストツ
ク部2内に配置され、また終端側の残りの一半は
ストツク部2の外側に配置されている。なおこの
シユータ30のガイド板17側の側部30aはガ
イド板17の円弧状側部16bに対応した形状の
円弧状であつて、デイツパ10の揺動時に円弧状
側部16bが円弧状側部30aに沿つて摺動する
ようになつている。またシユータ30はガイド板
17の場合と同様に一対の平板状のガイド板29
から成り、これらのガイド板29の間にガイド用
スリツト13と同様のガイド用スリツト31を有
している。またガイド板29の間にはデイツパガ
イド32が設けられ、このデイツパガイド32の
先端部分はシユータ30の円弧状側部30aから
突出してデイツパ10のガイド用スリツト13内
に摺動自在に嵌合している。従つてこのデイツパ
ガイド32はデイツパ10の揺動運動をガイドす
る働きを有している。またシユータ30の上面は
始端側(ガイド板17側)から終端側に向かつて
下方に傾斜しており、デイツパ10が上昇し切つ
た時にデイツパ10の上面とシユータ30の上面
とがほぼ連続した傾斜面(図示の場合にはほぼ一
直線)となるようになつている。従つてこの状態
においては、ガイド用スリツト13の上面開口と
ガイド用スリツト31の上面開口とがほぼ一直線
の連続した溝を構成するようになつている。また
シユータ30の前方端には、ガイド板29に比べ
て比較的肉厚の一対の保持板28がガイド板29
にそれぞれ隣接して配設されている。そしてこれ
らの保持板28はガイド板29とそのスペーサ2
7を共用しているので、保持板28は上記スペー
サ27によつてガイド板29に連結され、またガ
イド用スリツト31は保持板28の前端まで延び
ている。
シユータ30の上面の始端部の上方には、シユ
ータ30の上面における横転ビス等の異常姿勢ビ
スを除去するための刷毛40が配置されている。
この刷毛40は第4図に示すようにほぼコ字形状
の支持部41aと、この支持部41aから下方に
延びる刷毛取付部41bとから成る刷毛取付板4
1の上記刷毛取付部41bに取付けられている。
そしてこの刷毛取付板41は、シユータ30のガ
イド用スリツト31の上面開口にほぼ直交する方
向に揺動、即ち首振り運動するように、その支持
部41aにおいて軸72によつて枠体19に軸支
されている。従つて刷毛40はその毛先がガイド
用スリツト31の上面開口にほヾ直交する方向に
往復動するように刷毛取付板41を介して軸72
によつて揺動自在に軸支されている。なお刷毛取
付板41を軸支している軸72は、ストツク部2
を構成する枠体19の一部に設けられた上下方向
に延びる長孔73に挿入されているネジによりネ
ジ止め固定されている。従つてこの長孔73内に
おけるネジの位置を調整することにより刷毛取付
板41を上下させて刷毛40の高さを調整するこ
とができる。また刷毛取付板41には取付孔42
が設けられ、この取付孔42とストツク部2の側
壁に設けられた取付部6との間にコイルばね等の
付勢手段43が掛け渡されている。このため刷毛
取付板41は軸72を支点として第3図における
反時計方向に付勢されている。従つて押上げアー
ム44が下降位置に有るときには、刷毛取付板4
1はその突片部45をこの下降位置にあるアーム
44の作動部44aに当接させているので、第3
図の実線で示すように、刷毛40はコイルばね4
3とは反対の方向に傾いた状態を保持している。
なお刷毛40には例えば3束の毛40a〜40c
が植設されており、最下端の毛束40cは、他の
2つの毛束40a〜40bに比べ多少長くなつて
いる。そして刷毛40は、この刷毛40が真下に
向くように回動したときに毛束40a〜40cの
先端がシユータ30のガイド用スリツト31の上
方開口に対向するように、刷毛取付板41の刷毛
取付部41bにネジ止め等により固定されてい
る。
シユータ30の始端部を除く上面には、第6図
A〜Cに示すように、カバー37(第1図におい
ては図示が省略されている)が設けられている。
そしてこのカバー37とシユータ30の上面との
間には、ビス70の頭部74の高さとほぼ同一で
やや大きい高さを有するビス通過用空隙38が形
成されている。なおカバー37は断面がほぼL字
状であつて、その一側端がシユータ30の一側面
に片持ち支持されている。
枠体19内には、第3図に示すように、ストツ
ク部2の傾斜板3aの下方において、駆動用モー
タ51が配設されている。そしてこのモータ51
はL字状の取付板50にビス止め固定され、この
L字状の取付板50は基台1にビス止め固定され
ている。またモータ51の回転軸23には、回転
カム20が固定されている。この回転カム20は
互いに平行でかつほぼ等長の弦によつて円形の互
いに対向する一対の部分を切欠した形状に構成さ
れているので、その外周面に互いに対向する一対
の弦部と互いに対向する一対の円弧部とから成る
カム面を有している。そしてこのカム面には、な
らい部材46の中間部分において下方に突設され
たならい部48が当接しており、このならい部材
46はその一端を軸66によつてL字状取付板5
0に回動自在に軸支されている。またならい部材
46の他端には係合用切込み49が形成され、こ
の切込み49には押上げアーム44のV字状の下
端が係合している。なお刷毛取付板41はコイル
ばね43によつて軸72を支点として第3図にお
ける反時計方向に付勢されているので、刷毛取付
板41の突片部45は押上げアーム44の作動部
44aを弾性的に押圧している。このために押上
げアーム44はならい部材46を軸66を支点と
して第2図における時計方向に弾性的に押圧して
いるので、ならい部48は回転カム20のカム面
に常に圧着している。従つてこのならい部48が
回転カム20のカム面の一対の円弧部に沿つて相
対的に移動しているときには、ならい部材46は
ほぼ静止しており、ならい部48が一対の弦部に
沿つて相対的に移動しているときには、ならい部
材46はならい部48が一対の弦部に沿つて相対
的に移動する毎に軸66を支点として一回ずつ往
復回動し、このために次第に下降してから再び次
第に上昇する動作を一回行う。
回転カム20の側面には既述のように偏心ピン
21が設けられ、この偏心ピン21はデイツパ1
0の一方のアーム11に形成されている係合用ス
リツト12に係合している。従つて回転カム20
が一回転する毎にデイツパ10は軸18を支点と
して一回ずつ往復回動するようになつている。
シユータ30の上面の終端に設けられているビ
ス供給部33には、第1図、第7図及び第8図に
示すように、係止部材52が配設されている。こ
の係止部材52は、シユータ30に隣接して基台
1にネジ止め固定されているほぼコ字状の台座5
8に軸57によつて回動自在に取付けられてい
る。またこの係止部材52は線条ばねなどの付勢
手段55によつて軸57を支点として第8図にお
ける反時計方向に付勢されている。即ち、線条ば
ね55はその中間部を軸57に巻回され、その一
端を台座58に形成された孔75に挿入され、そ
の他端を係止部材52に設けられた突片部56に
係止されているので、係止部材52を軸57を支
点として第8図における反時計方向に付勢してい
る。また係止部材52の一端にはその長手方向に
対してほぼ直角に延びるV字状の係止部53が形
成されている。そしてこの係止部53はガイド用
スリツト31の上方開口に沿つてシユータ30の
上面を移動して来るビスの頭部74をビス供給部
33に停止させる。また係止部材52には、係止
部53に隣接してストツパ部54が形成されてい
る。そしてこのストツパ部54はシユータ30の
側壁面に当接して係止部材52の復動位置を規制
するようになつている。
係止部材52の係止部53の上方には、ビツト
ガイド62が設けられている。このビツトガイド
62は、第7図及び第8図に示すように、係止部
材52により停止されている最前端のビスの頭部
74から上方に向かつて末広がりに傾斜している
3つの傾斜面63a,63b,63cを有し、こ
れらの傾斜面はビス供給部33の周囲の前方を除
く三方向(即ち、後方及び左右両側方)を包囲し
ている。そしてこれらの傾斜面の下端によつて、
ビスの頭部74の直径と略同一の幅を有するU字
状の切込み64が形成されている。そしてビツト
ガイド62は、その下端に形成されたU字状切込
み64の屈曲部65が係止部材52により停止さ
れている最前端のビスの頭部74の上部に位置す
るように、取付板68等により基台1に取付けら
れている。
次に、この実施例の作用を説明する。
第1図、第5図A、第5図Bにおいて、ストツ
ク部2の上部開口77からストツク部2のビス投
入室2aに投入されたビス70は、傾斜板3a,
24aにより形成された傾斜面3a′,24a′上を
間仕切り板4の下方に位置している連通用開口9
に向かつてその自重により移動する。連通用開口
9における間仕切り板4と傾斜面3a′との間の間
隔は、ビス70がストツク部2の下方に設けられ
たデイツパ10方向に徐々に流れ込むように、供
給されるビスの大きさや種類に応じて間隔調整板
7により調整されている。従つて、投入されたビ
ス70は、第5図Bに示すように間隔調整板7に
より流れを規制されつつ掬い上げ室2bに至り、
さらにデイツパ10のガイド用スリツト13の上
方開口に供給されるので、デイツパ10の上面付
近にビス70の適量が確保される。なお掬い上げ
室2bにおけるビス70の量は主として連通用開
口9の上縁位置によつて決定され、掬い上げ室2
bにおけるビス70の上面(ウオータラインに相
当する)はこの上縁位置とほぼ等しいかやや下方
となる。従つてビス70の上面がデイツパ10の
上面の最上昇位置と最下降位置とのほぼ中間にな
るように、ビスの大きさや種類に応じて間隔調整
板7を上下させる。
モータ51により回転カム20が回転駆動され
ると、デイツパ10の一方のアーム11に設けら
れた係合用スリツト12に係合された偏心ピン2
1が係合用スリツト12内を滑動しつつデイツパ
10を上下に揺動させる。デイツパ10が揺動す
ると、デイツパ10の上面に供給されたビス70
の中でその軸部71がデイツパ10のガイド用ス
リツト13に挿入されたものがデイツパ10によ
り上方に掬い上げられる。一方、回転カム20の
回転によりならい部材46を介して押上げアール
44が上方に押上げられると、押上げアーム44
の作動部44aで刷毛取付板41の突片45がコ
イルばね43に逆らつて押上げられる。従つてコ
イルばね43により第3図の実線で示す位置で傾
いていた刷毛40は、軸72を支点として仮想線
で示す位置へと往回動し、押上げアーム44が下
降するとまた実線で示す位置へと復動する。この
結果、刷毛40はシユータ30のガイド用スリツ
ト31の上方開口に対してほぼ直交する方向に首
振り運動する。そして回転カム20が一回転する
間に、デイツパ10は1回上下方向に往復運動
し、刷毛40は2往復の首振り運動を行う。
刷毛40に植設されている毛束40a〜40b
は、第6図A〜第6図Cに示すように、シユータ
30のガイド用スリツト31にその軸部が正しく
挿入された正常姿勢のビスの頭部74にその先端
が触れるか触れないか位の位置にセツトされてい
るので、シユータ30の上面の横転ビス等の異常
姿勢ビス78のみが払われて除去される。またシ
ユータ30の上部に形成されたビス通過用空隙3
8の最も近傍に位置している毛束40cは、他の
毛束40a,40bに比べ多少長めになつている
ので、第6図Cに示すようにビス通過用空隙38
の入口部分で浮き上がつてカバー37に引つ掛か
つたビスを押し込む作用を果たす。
デイツパ10に掬い上げられたビス70は、こ
のデイツパ10の上面がシユータ30の上面とほ
ぼ一直線となつて、デイツパ10のガイド用スリ
ツト13の上面開口とシユータ30のガイド用ス
リツト31の上面開口とが連通すると、その軸部
71がスリツト31に挿入されたままで自重によ
りシユータ30を滑り降り、シユータ30の上部
に形成されたビス通過用空隙38を通つてビス供
給部33に供給される。なお刷毛40は、デイツ
パ10からシユータ30にビスが流し込まれる瞬
間には、シユータの上面から逃げた位置にあるタ
イミングを持つているので、刷毛40がビスの流
れを妨げることはない。一方、シユータ30の上
面の横転ビス等の異常姿勢ビスは刷毛40により
除去される。そして、刷毛40の首振り運動の間
隙をぬつてシユータ30上に滑り落ちる異常姿勢
ビスが存在しても、この異常姿勢ビスは第6図B
に示すようにビス通過用空隙38の入口部分で停
止させられる。従つて上記異常姿勢ビスもこの停
止後に刷毛40により確実に除去される。そし
て、この異常姿勢ビス78が刷毛40により除去
されると、後続の正常姿勢ビスがビス通過用空隙
38を通つてビス供給部33に供給される。
シユータ30を滑り降りたビスは、第7図及び
第8図に示すように、係止部材52の係止部53
によりその頭部74を係止されて停止する。従つ
てマグネツトドライバ60のビツト61を第9図
A及び第9図Bに示すようにビツトガイド62の
傾斜面63b,63aないしは63cに沿わせて
下降させると、ビツト61の先端がビスの頭部7
4に自動的に当接してこれを吸着させる。またこ
の状態において、ビツト61をU字状切込み64
に沿つて前方に引けば、ビス70の頭部74が係
止部材52を押すので、この係止部材52が軸5
7を支点として第8図における時計方向に往回動
して実線の位置から鎖線の位置へと移動しつつ、
ビス70はビス供給部33から引き出される。な
おビス70が引き出されると、係止部材52は線
条ばね55の付勢力によつて第8図における実線
の位置まで素早く復帰し、後続のビスの不必要な
流出を防止する。この際、係止部材52に設けら
れたストツパ部54がシユータ30の側壁面を叩
打してシユータ30に衝撃を与えるので、シユー
タ30の上面でのビスの流れが円滑になる。特
に、小さいビスは自重が軽いためシユータ30の
上でその流れが止まる場合が多く、その流れを円
滑にするためにもシユータ30に衝撃を与えるこ
とは有益である。また係止部材52が元の位置に
復帰する際にストツパ部54がシユータ30の側
壁面に当接するため、係止部材52の過剰な復回
動が防止されて、その係止部53をシユータ30
の上面の所定の位置に復帰させることができる。
なお上述のビス供給装置は、ビス径1.4〜1.7φ、
ビス長1.4mm〜10mmの精密小ねじの供給に用いる
のに好適であるが、ビス径1.2φ以下ないしは2φ
以上、ビス長1.4mm以下ないしは10mm以上のビス
の供給装置としても使用し得るのは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は、上述のように、シユータ及びデイ
ツパの少なくとも一方の上面の異常姿勢のビス類
を除去するための刷毛を設けたので、シユータ又
はデイツパの上面のビス類はその流れを阻害され
ることなく、従つてビス類の供給を円滑に行うこ
とができる。特に、刷毛は、その毛先がデイツパ
及びシユータの少くとも一方のガイド用スリツト
の上面開口に対してほヾ直交する方向に往復動す
るように、支持軸により軸支されているから、正
常姿勢のビス類を不必要に除去することなく、異
常姿勢のビス類だけを確実に除去することがで
き、また、少しだけ異常な姿勢のビス類を正常な
姿勢に矯正することもできる。
また揺動自在に構成されているデイツパと支持
軸により揺動自在に軸支されている刷毛とをカム
面及び係合用突起を用いて共通の回転カムによつ
て駆動するよう構成したから、駆動機構を簡単化
することができて装置全体の小型化を図ることが
できると共に、デイツパの揺動運動と刷毛の異常
姿勢ビス除去動作とのタイミングを簡単かつ確実
にとることができる。
さらにデイツパの外周側端部とストツク部の側
壁との間にビスこぼれ防止具を配置し、このビス
こぼれ防止具に設けた湾曲面が上記外周側端部に
沿つて延びるように構成したから、ストツク部に
おけるビス類の収容量に殆ど影響を与えることな
く、デイツパのガイド用スリツトの上面開口から
上記外周側端部に沿つて落下しようとするビス類
の落下を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案をビス供給装置に適用した一
実施例を示すものであつて、第1図は装置全体の
斜視図、第2図は駆動機構の要部の縦断面図、第
3図は第1図のA−A′線の断面図、第4図は駆
動機構の分解斜視図、第5図Aはストツク部の一
部分の斜視図、第5図Bは第5図AのC−C′線の
断面図、第6図A〜第6図Cはシユータの上面付
近の一部分の拡大図、第7図はシユータ、ストツ
パ及びビツトガイドの関係を示す要部の斜視図、
第8図は同平面図、第9図Aはビツトガイド部分
の側面図、第9図Bは同正面図である。 なお図面に用いた符号において、2……ストツ
ク部、5……ビスこぼれ防止具、5a……弯曲
面、10……デイツパ、12……係合用スリツ
ト、13……ガイド用スリツト、16a……外周
側端部、20……回転カム、21……偏心ピン
(係合部用突起)、30……シユータ、31……ガ
イド用スリツト、40……刷毛、44……押上げ
アーム、46……ならい部材、72……支持軸、
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ストツク部内に収容されているビス類を掬い上
    げるために揺動自在に構成されているデイツパ
    と、 上記ビス類の軸部が挿入されかつその頭部がそ
    の上面開口の側縁部に引掛けられた状態で上記ビ
    ス類をガイドするために上記デイツパの上面に開
    口するように形成されている第1のガイド用スリ
    ツトと、 上記デイツパによつて掬い上げられるビス類を
    所定の位置に供給するためのシユータと、 上記ビス類の軸部が挿入されかつその頭部がそ
    の上面開口の側縁部に引掛けられた状態で上記ビ
    ス類をガイドするために上記シユータの上面に開
    口するように形成されている第2のガイド用スリ
    ツトとを具備し、 上記デイツパによつて掬い上げられたビス類が
    上記第1のガイド用スリツトによつて上記第2の
    ガイド用スリツトまでガイドされ、次いでこの第
    2のガイド用スリツトによつて上記所定の位置ま
    でガイドされるように構成したビス類の供給装置
    において、 上記デイツパ及び上記シユータの少なくとも一
    方の上面における異常姿勢のビス類を除去するた
    めの刷毛と、 上記刷毛の毛先が上記第1及び第2のガイド用
    スリツトの少くとも一方の上面開口に対してほヾ
    直交する方向に往復動するように上記刷毛を揺動
    自在に軸支している支持軸と、 上記刷毛及び上
    記デイツパをそれぞれ揺動させるために回転駆動
    される回転カムと、 この回転カムのカム面にならつて揺動するなら
    い部と、 上記回転カムに偏心して設けられている係合用
    突起と、 この係合用突起に係合させるために上記デイツ
    パに設けられている係合用スリツトと、 上記デイツパの外周側端部と上記ストツク部の
    側壁との間に配置され、上記外周側端部に沿つて
    延びる湾曲面を有するビスこぼれ防止具とをさら
    に具備し、 上記ならい部の揺動に連動して上記刷毛が上記
    支持軸を支点として揺動すると共に上記係合用突
    起の回転に伴つて上記デイツパが揺動するように
    構成したビス類の供給装置。
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