JPH04321793A - 回転型圧縮機 - Google Patents
回転型圧縮機Info
- Publication number
- JPH04321793A JPH04321793A JP3090723A JP9072391A JPH04321793A JP H04321793 A JPH04321793 A JP H04321793A JP 3090723 A JP3090723 A JP 3090723A JP 9072391 A JP9072391 A JP 9072391A JP H04321793 A JPH04321793 A JP H04321793A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- oil
- roller
- vanes
- polyol ester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims abstract description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 16
- 239000004033 plastic Substances 0.000 claims abstract description 9
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 claims abstract description 9
- 229920005862 polyol Polymers 0.000 claims description 18
- 239000010696 ester oil Substances 0.000 claims description 17
- 150000003077 polyols Chemical group 0.000 claims description 17
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 15
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 13
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 13
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 claims description 2
- OTMSDBZUPAUEDD-UHFFFAOYSA-N Ethane Chemical compound CC OTMSDBZUPAUEDD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- LVGUZGTVOIAKKC-UHFFFAOYSA-N 1,1,1,2-tetrafluoroethane Chemical compound FCC(F)(F)F LVGUZGTVOIAKKC-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 10
- 230000007062 hydrolysis Effects 0.000 abstract description 10
- 238000006460 hydrolysis reaction Methods 0.000 abstract description 10
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 abstract description 5
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 abstract description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 abstract description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 abstract description 2
- CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N Fe2+ Chemical compound [Fe+2] CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 229920001643 poly(ether ketone) Polymers 0.000 abstract 1
- PXBRQCKWGAHEHS-UHFFFAOYSA-N dichlorodifluoromethane Chemical compound FC(F)(Cl)Cl PXBRQCKWGAHEHS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000010721 machine oil Substances 0.000 description 4
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 2
- 235000014113 dietary fatty acids Nutrition 0.000 description 2
- 239000000194 fatty acid Substances 0.000 description 2
- 229930195729 fatty acid Natural products 0.000 description 2
- 150000004665 fatty acids Chemical class 0.000 description 2
- 239000011368 organic material Substances 0.000 description 2
- 239000004338 Dichlorodifluoromethane Substances 0.000 description 1
- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004696 Poly ether ether ketone Substances 0.000 description 1
- 239000004962 Polyamide-imide Substances 0.000 description 1
- 239000004695 Polyether sulfone Substances 0.000 description 1
- 239000004697 Polyetherimide Substances 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 239000004734 Polyphenylene sulfide Substances 0.000 description 1
- 150000004996 alkyl benzenes Chemical class 0.000 description 1
- 125000003118 aryl group Chemical group 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 235000019404 dichlorodifluoromethane Nutrition 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N fluoromethane Chemical compound FC NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000002480 mineral oil Substances 0.000 description 1
- 229920002312 polyamide-imide Polymers 0.000 description 1
- 229920006393 polyether sulfone Polymers 0.000 description 1
- 229920002530 polyetherether ketone Polymers 0.000 description 1
- 229920001601 polyetherimide Polymers 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- -1 polyol ester Chemical class 0.000 description 1
- 229920000069 polyphenylene sulfide Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/08—Rotary pistons
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2210/00—Fluid
- F04C2210/26—Refrigerants with particular properties, e.g. HFC-134a
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフロンを冷媒として使
用する回転型圧縮機に係り、特に冷媒を1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(以下R134aという)、冷
凍機油をポリオールエステル系油として圧縮機の摺動部
材の摩耗やオイルスラッジの発生を抑える回転型圧縮機
に関する。
用する回転型圧縮機に係り、特に冷媒を1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(以下R134aという)、冷
凍機油をポリオールエステル系油として圧縮機の摺動部
材の摩耗やオイルスラッジの発生を抑える回転型圧縮機
に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫、自動販売機及びショーケース用
の圧縮機は従来冷媒としてジクロロジフルオロメタン(
以下R12という)を多く使用していた。このR12は
オゾン層の破壊の問題からフロン規制の対象となってい
る。そして、このR12の代替え冷媒としてR134a
が冷凍機用として検討されている(例えば、特開平1−
271491号公報参照)。
の圧縮機は従来冷媒としてジクロロジフルオロメタン(
以下R12という)を多く使用していた。このR12は
オゾン層の破壊の問題からフロン規制の対象となってい
る。そして、このR12の代替え冷媒としてR134a
が冷凍機用として検討されている(例えば、特開平1−
271491号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷媒R
134aは現在使われている鉱物油やアルキルベンゼン
油等の冷凍機油との相溶性が悪く、圧縮機への油の戻り
の悪化や寝込み起動時の分離冷媒の吸い上げなどから圧
縮機の潤滑不良に至る問題があった。
134aは現在使われている鉱物油やアルキルベンゼン
油等の冷凍機油との相溶性が悪く、圧縮機への油の戻り
の悪化や寝込み起動時の分離冷媒の吸い上げなどから圧
縮機の潤滑不良に至る問題があった。
【0004】このため、本発明者らは冷媒R134aと
相溶性のある冷凍機油としてポリオールエステル系油を
検討した。しかし、このポリオールエステル系油は回転
型圧縮機に使用する場合に、熱により加水分解して生成
する脂肪酸で摺動部材に腐食を起こさせ、摩耗を生じさ
せていた。また、この摩耗粉により圧縮機の電動要素の
マグネットワイヤなどの有機系材料に悪影響を及ぼすな
ど、圧縮機の耐久性を損なう問題があった。
相溶性のある冷凍機油としてポリオールエステル系油を
検討した。しかし、このポリオールエステル系油は回転
型圧縮機に使用する場合に、熱により加水分解して生成
する脂肪酸で摺動部材に腐食を起こさせ、摩耗を生じさ
せていた。また、この摩耗粉により圧縮機の電動要素の
マグネットワイヤなどの有機系材料に悪影響を及ぼすな
ど、圧縮機の耐久性を損なう問題があった。
【0005】そして、本発明者らは冷媒としてR134
aと冷凍機油としてポリオールエステル系油とを組合わ
せて回転型圧縮機に使用すべく研究を重ねた結果、回転
型圧縮機の摺動部材の摩擦熱によってこの摺動部材を潤
滑するポリオールエステル系油が加水分解し、この水分
で摺動部材が腐食するのを、前記摺動部材で発生する摩
擦熱を低減することでポリオールエステル系油の加水分
解が抑えられることを見出し、この発明を完成するに至
った。
aと冷凍機油としてポリオールエステル系油とを組合わ
せて回転型圧縮機に使用すべく研究を重ねた結果、回転
型圧縮機の摺動部材の摩擦熱によってこの摺動部材を潤
滑するポリオールエステル系油が加水分解し、この水分
で摺動部材が腐食するのを、前記摺動部材で発生する摩
擦熱を低減することでポリオールエステル系油の加水分
解が抑えられることを見出し、この発明を完成するに至
った。
【0006】この発明は上記の問題を解決するもので、
冷媒R134aとの相溶性のあるポリオールエステル系
油を冷凍機油として使用したときに、摺動部材の摩擦熱
を低減し、この熱による加水分解を抑えることを目的と
したものである。
冷媒R134aとの相溶性のあるポリオールエステル系
油を冷凍機油として使用したときに、摺動部材の摩擦熱
を低減し、この熱による加水分解を抑えることを目的と
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は密閉容器内に
ベーンやローラ等の摺動部材を備えた圧縮要素を収納し
た回転型圧縮機において、前記圧縮要素で圧縮される冷
媒を1,1,1,2−テトラフルオロエタン、前記摺動
部材を潤滑するオイルをポリオールエステル系油、摺動
部材のベーンあるいはローラの一方を、耐冷媒性のある
プラスチック材、他方を鉄系材料で構成したものである
。
ベーンやローラ等の摺動部材を備えた圧縮要素を収納し
た回転型圧縮機において、前記圧縮要素で圧縮される冷
媒を1,1,1,2−テトラフルオロエタン、前記摺動
部材を潤滑するオイルをポリオールエステル系油、摺動
部材のベーンあるいはローラの一方を、耐冷媒性のある
プラスチック材、他方を鉄系材料で構成したものである
。
【0008】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
冷媒R134aとの相溶性のあるオイルのポリオールエ
ステル系油で潤滑される摺動部材の摺動摩擦熱の温度を
低く抑え、前記ポリオールエステル系油が加水分解され
にくくしたものである。
冷媒R134aとの相溶性のあるオイルのポリオールエ
ステル系油で潤滑される摺動部材の摺動摩擦熱の温度を
低く抑え、前記ポリオールエステル系油が加水分解され
にくくしたものである。
【0009】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基いて説明
する。
する。
【0010】図1は回転型圧縮機の縦断面図である。図
2は図1の回転型圧縮機をA−A線に沿って切断した断
面図である。図1及び図2において、1は密閉容器で、
この容器内には上側に電動要素2が、下側にこの電動要
素によって駆動される回転圧縮要素3が夫々収納されて
いる。電動要素2は有機系材料で絶縁された巻線4を有
する固定子5とこの固定子の内側に設けられた回転子6
とで構成されている。回転圧縮要素3はシリンダ7と、
回転軸8の偏心部9によってシリンダ7の内壁に沿って
回転させるローラ10と、このローラの周面に圧接され
てシリンダ7内を吸込側と吐出側とに区画するようにバ
ネ11で押圧されるベーン12と、シリンダ7の開口を
封じるとともに、回転軸8を軸支する上部軸受13及び
下部軸受14とで構成されている。
2は図1の回転型圧縮機をA−A線に沿って切断した断
面図である。図1及び図2において、1は密閉容器で、
この容器内には上側に電動要素2が、下側にこの電動要
素によって駆動される回転圧縮要素3が夫々収納されて
いる。電動要素2は有機系材料で絶縁された巻線4を有
する固定子5とこの固定子の内側に設けられた回転子6
とで構成されている。回転圧縮要素3はシリンダ7と、
回転軸8の偏心部9によってシリンダ7の内壁に沿って
回転させるローラ10と、このローラの周面に圧接され
てシリンダ7内を吸込側と吐出側とに区画するようにバ
ネ11で押圧されるベーン12と、シリンダ7の開口を
封じるとともに、回転軸8を軸支する上部軸受13及び
下部軸受14とで構成されている。
【0011】そして、上部軸受13にはシリンダ7の吐
出側と連通する吐出孔15が設けられている。また、上
部軸受13には吐出孔15を開閉する吐出弁16と、こ
の吐出弁を覆うように吐出マフラ17とが取付けられて
いる。
出側と連通する吐出孔15が設けられている。また、上
部軸受13には吐出孔15を開閉する吐出弁16と、こ
の吐出弁を覆うように吐出マフラ17とが取付けられて
いる。
【0012】ベーン12は耐冷媒性のプラスチック材で
形成されている。このプラスチック材はポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリフ
ェニレンサルファイド、芳香族ポリエステル、ポリエー
テルスルホン、ポリエーテルイミド等で形成することが
好ましい。ローラ10は鉄系材料で形成されている。
形成されている。このプラスチック材はポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリフ
ェニレンサルファイド、芳香族ポリエステル、ポリエー
テルスルホン、ポリエーテルイミド等で形成することが
好ましい。ローラ10は鉄系材料で形成されている。
【0013】密閉容器1内の底部にはポリオールエステ
ル系油のオイル18が貯溜されている。そして、このオ
イルは、回転圧縮要素3の摺動部材であるローラ10と
ベーン12との摺動面を潤滑している。
ル系油のオイル18が貯溜されている。そして、このオ
イルは、回転圧縮要素3の摺動部材であるローラ10と
ベーン12との摺動面を潤滑している。
【0014】回転圧縮要素3のシリンダ7内に流入して
ローラ10とベーン12との協働で圧縮される冷媒はポ
リオールエステル系油のオイル18との相溶性のあるR
134aで形成されている。
ローラ10とベーン12との協働で圧縮される冷媒はポ
リオールエステル系油のオイル18との相溶性のあるR
134aで形成されている。
【0015】19は密閉容器1に取付けてシリンダ7の
吸込側に冷媒を案内する吸込管、20は密閉容器1の上
壁に取付けられて回転圧縮要素3で圧縮されて電動要素
2を介して密閉容器1外に冷媒を吐出する吐出管である
。
吸込側に冷媒を案内する吸込管、20は密閉容器1の上
壁に取付けられて回転圧縮要素3で圧縮されて電動要素
2を介して密閉容器1外に冷媒を吐出する吐出管である
。
【0016】このように構成された回転型圧縮機におい
て、吸込管19からシリンダ7内の吸込側に流入した冷
媒R134aはローラ10とベーン12との協働で圧縮
され、吐出孔15を通って吐出弁16を開放して吐出マ
フラ17内に吐出される。この吐出マフラ内の冷媒は電
動要素2を介して吐出管20から密閉容器1外に吐出さ
れる。そして、オイル18は回転圧縮要素3のローラ1
0やベーン12等の摺動部材の摺動面に供給されて潤滑
を行っている。また、シリンダ7内で圧縮された冷媒が
低圧側にリークしないようにしている。
て、吸込管19からシリンダ7内の吸込側に流入した冷
媒R134aはローラ10とベーン12との協働で圧縮
され、吐出孔15を通って吐出弁16を開放して吐出マ
フラ17内に吐出される。この吐出マフラ内の冷媒は電
動要素2を介して吐出管20から密閉容器1外に吐出さ
れる。そして、オイル18は回転圧縮要素3のローラ1
0やベーン12等の摺動部材の摺動面に供給されて潤滑
を行っている。また、シリンダ7内で圧縮された冷媒が
低圧側にリークしないようにしている。
【0017】シリンダ7内を吸込側と吐出側とに区画す
るローラ10とベーン12とはこのローラを鉄系材料、
ベーンを耐冷媒性のプラスチック材で形成しているため
、ローラ10の周面にベーン12の先端をバネ11で押
圧することで発生する摺動摩擦熱の温度を低く抑えられ
るようにされている。このため、ローラ10とベーン1
2との接触面に供給されるオイル18はポリオールエス
テル系油を使用しても加水分解を抑えられ、摺動部材の
腐食を防止できるものである。
るローラ10とベーン12とはこのローラを鉄系材料、
ベーンを耐冷媒性のプラスチック材で形成しているため
、ローラ10の周面にベーン12の先端をバネ11で押
圧することで発生する摺動摩擦熱の温度を低く抑えられ
るようにされている。このため、ローラ10とベーン1
2との接触面に供給されるオイル18はポリオールエス
テル系油を使用しても加水分解を抑えられ、摺動部材の
腐食を防止できるものである。
【0018】しかも、ローラ10とベーン12とは一方
をプラスチック材で形成することにより、運転時のベー
ン12跳び(ベーンがローラから離れること)によって
生じる打音を抑えられるようにされている。実施例1及
び比較例1ここで、図3に示す方法のアムスラー型摩耗
試験機でその性能評価を行い、その結果を表1に示す。
をプラスチック材で形成することにより、運転時のベー
ン12跳び(ベーンがローラから離れること)によって
生じる打音を抑えられるようにされている。実施例1及
び比較例1ここで、図3に示す方法のアムスラー型摩耗
試験機でその性能評価を行い、その結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】21はベーンに相当する固定片で、この固
定片の先端は半径4.7mmの曲面で形成され、100
Kgの加重Lを受けている。22はローラに相当する回
転片で、この回転片は直径45mmで固定片21との圧
接部にポリオールエステル系油のオイル23を毎分80
ccづつ供給しながら毎分400回転の速さで20時間
回転させている。
定片の先端は半径4.7mmの曲面で形成され、100
Kgの加重Lを受けている。22はローラに相当する回
転片で、この回転片は直径45mmで固定片21との圧
接部にポリオールエステル系油のオイル23を毎分80
ccづつ供給しながら毎分400回転の速さで20時間
回転させている。
【0021】この結果、表1から耐冷媒性のプラスチッ
ク材で形成された固定片21と鉄系の回転片22との組
合わせが耐摩耗性で優れていることがわかるが、その理
由は回転片22と固定片21との摺動面での摺動摩擦熱
による温度を低く抑えられ、ポリオールエステル系油の
熱による加水分解を抑え、加水分解で生成する脂肪酸に
よる腐食を防止するからと考えられる。
ク材で形成された固定片21と鉄系の回転片22との組
合わせが耐摩耗性で優れていることがわかるが、その理
由は回転片22と固定片21との摺動面での摺動摩擦熱
による温度を低く抑えられ、ポリオールエステル系油の
熱による加水分解を抑え、加水分解で生成する脂肪酸に
よる腐食を防止するからと考えられる。
【0022】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、密閉容
器内にベーンやローラ等の摺動部材を備えた圧縮要素を
収納した回転型圧縮機において、前記圧縮要素で圧縮さ
れる冷媒を1,1,1,2−テトラフルオロエタン、前
記摺動部材を潤滑するオイルをポリオールエステル系油
、摺動部材の一方を耐冷媒性のプラスチック材、他方を
鉄系材料で構成したのであるから、1,1,1,2−テ
トラフルオロエタンの冷媒との相溶性のあるポリオール
エステル系油が摺動部材の摩擦熱で加水分解するのを抑
え、この加水分解による摺動部材の腐食を抑えてこの摺
動部材が摩耗するのを防止できるようにしたものである
。
器内にベーンやローラ等の摺動部材を備えた圧縮要素を
収納した回転型圧縮機において、前記圧縮要素で圧縮さ
れる冷媒を1,1,1,2−テトラフルオロエタン、前
記摺動部材を潤滑するオイルをポリオールエステル系油
、摺動部材の一方を耐冷媒性のプラスチック材、他方を
鉄系材料で構成したのであるから、1,1,1,2−テ
トラフルオロエタンの冷媒との相溶性のあるポリオール
エステル系油が摺動部材の摩擦熱で加水分解するのを抑
え、この加水分解による摺動部材の腐食を抑えてこの摺
動部材が摩耗するのを防止できるようにしたものである
。
【図1】この発明の一実施例を示す回転型圧縮機の縦断
面図である。
面図である。
【図2】この発明の回転型圧縮機の横断面図である。
【図3】アムスラー型試験機の平面図である。
1 密閉容器
3 回転圧縮要素
10 ローラ
12 ベーン
18 オイル
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉容器内にベーンやローラ等の摺動
部材を備えた圧縮要素を収納した回転型圧縮機において
、前記圧縮要素で圧縮される冷媒を1,1,1,2−テ
トラフルオロエタン、前記摺動部材を潤滑するオイルを
ポリオールエステル系油、摺動部材のベーンあるいはロ
ーラの一方を、耐冷媒性のあるプラスチック材、他方を
鉄系材料で構成したことを特徴とする回転型圧縮機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3090723A JPH04321793A (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 回転型圧縮機 |
PCT/JP1992/000461 WO1992018772A1 (en) | 1991-04-15 | 1992-04-13 | Rotary compressor |
DE69216337T DE69216337T2 (de) | 1991-04-15 | 1992-04-13 | Drehkolbenverdichter |
KR1019920703223A KR0180894B1 (ko) | 1991-04-15 | 1992-04-13 | 회전형 압축기 |
EP92908527A EP0533957B1 (en) | 1991-04-15 | 1992-04-13 | Rotary compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3090723A JPH04321793A (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 回転型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04321793A true JPH04321793A (ja) | 1992-11-11 |
Family
ID=14006477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3090723A Pending JPH04321793A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-22 | 回転型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04321793A (ja) |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3090723A patent/JPH04321793A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07238885A (ja) | 密閉形コンプレッサ | |
KR0180894B1 (ko) | 회전형 압축기 | |
JP2001065458A (ja) | 圧縮機 | |
JPH04332793A (ja) | 冷凍機油組成物 | |
JP4429769B2 (ja) | 密閉型圧縮機 | |
JP2001289169A (ja) | 圧縮機 | |
JPH04314988A (ja) | 回転型圧縮機 | |
JPH04321793A (ja) | 回転型圧縮機 | |
JP6922109B2 (ja) | 密閉型冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍・冷蔵装置 | |
JPH09189453A (ja) | 冷凍装置 | |
CN109996901B (zh) | 氧化覆膜、形成有其的滑动构件和具有该滑动构件的设备 | |
JPH07167055A (ja) | 冷媒用圧縮機 | |
JP6761978B2 (ja) | 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置 | |
JPH07180678A (ja) | 回転型圧縮機 | |
JPH04359998A (ja) | 冷凍機油組成物 | |
JPH1113667A (ja) | ロータリ圧縮機および冷媒回収機 | |
JP2002147377A (ja) | スクロール圧縮機およびジャーナル軸受部の製造方法 | |
JP3708431B2 (ja) | 圧縮機 | |
JPH10102079A (ja) | 潤滑油組成物 | |
JPH09151875A (ja) | 冷媒圧縮機 | |
JPH109167A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
JPH0828474A (ja) | 冷媒圧縮機 | |
JPH07278583A (ja) | 冷凍機油組成物 | |
JP3545058B2 (ja) | 冷却装置 | |
JPH07139468A (ja) | 冷媒圧縮機 |