JPH07180678A - 回転型圧縮機 - Google Patents
回転型圧縮機Info
- Publication number
- JPH07180678A JPH07180678A JP5073494A JP5073494A JPH07180678A JP H07180678 A JPH07180678 A JP H07180678A JP 5073494 A JP5073494 A JP 5073494A JP 5073494 A JP5073494 A JP 5073494A JP H07180678 A JPH07180678 A JP H07180678A
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- JP
- Japan
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- oil
- vane
- roller
- sliding
- refrigerant
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は冷媒R134aとの相溶性のあるポ
リオールエステル系油を冷凍機油として使用したとき
に、摺動部材の摺動摩擦を低減し、金属石鹸の生成を抑
制し、冷凍能力の低下を防止することを目的としたもの
である。 【構成】本発明は、密閉容器1内にベーン12やローラ
10等の摺動部材を備えた圧縮要素3を収納した回転型
圧縮機において、前記圧縮要素3で圧縮される冷媒を
1,1,1,2−テトラフルオロエタン、前記摺動部材
10,12を潤滑するオイルをポリオールエステル系油
とし、かつ、前記摺動部材10,12の内、ローラ10
を金属材料で形成すると共に、ベーン12をエンジニア
リングプラスチック材料で形成したものである。
リオールエステル系油を冷凍機油として使用したとき
に、摺動部材の摺動摩擦を低減し、金属石鹸の生成を抑
制し、冷凍能力の低下を防止することを目的としたもの
である。 【構成】本発明は、密閉容器1内にベーン12やローラ
10等の摺動部材を備えた圧縮要素3を収納した回転型
圧縮機において、前記圧縮要素3で圧縮される冷媒を
1,1,1,2−テトラフルオロエタン、前記摺動部材
10,12を潤滑するオイルをポリオールエステル系油
とし、かつ、前記摺動部材10,12の内、ローラ10
を金属材料で形成すると共に、ベーン12をエンジニア
リングプラスチック材料で形成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフロンを冷媒として使
用する回転型圧縮機に係り、特に冷媒を1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(以下R134aという)、冷
凍機油をポリオールエステル系油として圧縮機の摺動部
材の摩耗やオイルスラッジの発生を抑える回転型圧縮機
に関する。
用する回転型圧縮機に係り、特に冷媒を1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(以下R134aという)、冷
凍機油をポリオールエステル系油として圧縮機の摺動部
材の摩耗やオイルスラッジの発生を抑える回転型圧縮機
に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫、自動販売機及びショーケース用
の圧縮機は従来冷媒としてジクロロジフルオロメタン
(R12という)を多く使用していた。このR12はオ
ゾン層の破壊の問題からフロン規制の対象となってい
る。そして、このR12の代替え冷媒としてR134a
が冷凍機用として検討されている(例えば、特開平1−
271491号公報参照)。
の圧縮機は従来冷媒としてジクロロジフルオロメタン
(R12という)を多く使用していた。このR12はオ
ゾン層の破壊の問題からフロン規制の対象となってい
る。そして、このR12の代替え冷媒としてR134a
が冷凍機用として検討されている(例えば、特開平1−
271491号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷媒R
134aは現在使われている鉱物油やアルキルベンゼン
油等の冷凍機油との相溶性が悪く、圧縮機への油の戻り
の悪化や寝込み起動時の分離冷媒の吸い上げなどから圧
縮機の潤滑不良に至る問題があった。
134aは現在使われている鉱物油やアルキルベンゼン
油等の冷凍機油との相溶性が悪く、圧縮機への油の戻り
の悪化や寝込み起動時の分離冷媒の吸い上げなどから圧
縮機の潤滑不良に至る問題があった。
【0004】このため、本発明者らは冷媒R134aと
相溶性のある冷凍機油としてポリオールエステル系油を
検討した。しかし、このポリオールエステル系油は回転
型圧縮機に使用する場合に、特にベーンとローラとの線
接触での摺動摩擦熱により加水分解して生成する脂肪酸
で摺動部材に腐食を起こさせ、摩耗を生じさせていた。
また、摺動部材の摺動摩擦による劣化により、摩耗粉
等の金属と反応して金属石鹸(スラッジの一種)を生成
し、このスラッジが冷凍サイクル中のキャピラリーチュ
ーブを閉塞する原因となって、冷凍能力を低下させると
いう問題があった。
相溶性のある冷凍機油としてポリオールエステル系油を
検討した。しかし、このポリオールエステル系油は回転
型圧縮機に使用する場合に、特にベーンとローラとの線
接触での摺動摩擦熱により加水分解して生成する脂肪酸
で摺動部材に腐食を起こさせ、摩耗を生じさせていた。
また、摺動部材の摺動摩擦による劣化により、摩耗粉
等の金属と反応して金属石鹸(スラッジの一種)を生成
し、このスラッジが冷凍サイクル中のキャピラリーチュ
ーブを閉塞する原因となって、冷凍能力を低下させると
いう問題があった。
【0005】この発明は上記の問題を解決するもので、
冷媒R134aとの相溶性のあるポリオールエステル系
油を冷凍機油として使用したときに、摺動部材の摺動摩
擦を低減し、金属石鹸の生成を抑制し、冷凍能力の低下
を防止することを目的としたものである。
冷媒R134aとの相溶性のあるポリオールエステル系
油を冷凍機油として使用したときに、摺動部材の摺動摩
擦を低減し、金属石鹸の生成を抑制し、冷凍能力の低下
を防止することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、密閉容器内
にベーンやローラ等の摺動部材を備えた圧縮要素を収納
した回転型圧縮機において、前記圧縮要素で圧縮される
冷媒を1,1,1,2−テトラフルオロエタン、前記摺
動部材を潤滑するオイルをポリオールエステル系油、摺
動部材内、ローラを金属材料で形成すると共に、ベーン
をエンジニアリングプラスチック材料で形成したもので
ある。
にベーンやローラ等の摺動部材を備えた圧縮要素を収納
した回転型圧縮機において、前記圧縮要素で圧縮される
冷媒を1,1,1,2−テトラフルオロエタン、前記摺
動部材を潤滑するオイルをポリオールエステル系油、摺
動部材内、ローラを金属材料で形成すると共に、ベーン
をエンジニアリングプラスチック材料で形成したもので
ある。
【0007】また、密閉容器内にベーンやローラ等の摺
動部材を備えた圧縮要素を収納した回転型圧縮機におい
て、前記圧縮要素で圧縮される冷媒を1,1,1,2−
テトラフルオロエタン、前記摺動部材を潤滑するオイル
をポリオールエステル系油とし、かつ、前記摺動部材の
内、ベーンを金属材料で形成すると共に、ローラをエン
ジニアリングプラスチック材料で形成したものである。
動部材を備えた圧縮要素を収納した回転型圧縮機におい
て、前記圧縮要素で圧縮される冷媒を1,1,1,2−
テトラフルオロエタン、前記摺動部材を潤滑するオイル
をポリオールエステル系油とし、かつ、前記摺動部材の
内、ベーンを金属材料で形成すると共に、ローラをエン
ジニアリングプラスチック材料で形成したものである。
【0008】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
冷媒R134aとの相溶性のあるオイルのポリオールエ
ステル系油で潤滑される摺動部材の摺動性を向上すると
ともにベーン又はローラの非金属化により、摺動摩擦に
よるスラッジの発生量を低減し、冷凍サイクル中のキャ
ピラリーチューブの目詰まりを抑制して冷凍装置の冷却
性能を長期に亘って確保でき、耐久性を向上できる。
冷媒R134aとの相溶性のあるオイルのポリオールエ
ステル系油で潤滑される摺動部材の摺動性を向上すると
ともにベーン又はローラの非金属化により、摺動摩擦に
よるスラッジの発生量を低減し、冷凍サイクル中のキャ
ピラリーチューブの目詰まりを抑制して冷凍装置の冷却
性能を長期に亘って確保でき、耐久性を向上できる。
【0009】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
【0010】図1は回転型圧縮機の縦断面図である。図
1において、1は密閉容器で、この容器内には上側に電
動要素2が、下側にこの電動要素によって駆動される回
転圧縮要素3が夫々収納されている。電動要素2は有機
系材料で絶縁された巻線4を有する固定子5とこの固定
子の内側に設けられた回転子6とで構成されている。
1において、1は密閉容器で、この容器内には上側に電
動要素2が、下側にこの電動要素によって駆動される回
転圧縮要素3が夫々収納されている。電動要素2は有機
系材料で絶縁された巻線4を有する固定子5とこの固定
子の内側に設けられた回転子6とで構成されている。
【0011】回転圧縮要素3はシリンダ7と、回転軸8
の偏心部9によってシリンダ7の内壁に沿って回転させ
るローラ10と、このローラの周面に圧接されてシリン
ダ7内を吸込側と吐出側とに区画するようにバネ11で
押圧されるベーン12と、シリンダ7の開口を封じると
ともに、回転軸8を軸支する上部軸受13及び下部軸受
14とで構成されている。
の偏心部9によってシリンダ7の内壁に沿って回転させ
るローラ10と、このローラの周面に圧接されてシリン
ダ7内を吸込側と吐出側とに区画するようにバネ11で
押圧されるベーン12と、シリンダ7の開口を封じると
ともに、回転軸8を軸支する上部軸受13及び下部軸受
14とで構成されている。
【0012】そして、上部軸受13にはシリンダ7の吐
出側と連通する吐出孔15が設けられている。また、上
部軸受13には吐出孔15を開閉する吐出弁16と、こ
の吐出弁を覆うように吐出マフラ17とが取付けられて
いる。
出側と連通する吐出孔15が設けられている。また、上
部軸受13には吐出孔15を開閉する吐出弁16と、こ
の吐出弁を覆うように吐出マフラ17とが取付けられて
いる。
【0013】ベーン12はエンジニアリングプラッチッ
ク材料で形成されている。ローラ10は鉄系材料で形成
されている。ここで、前記ベーン12の材料には、寸法
精度の確保や熱膨張係数の適正化のために、エポキシ系
のエンジニアリングプラスチック材料を使用することが
望ましい。
ク材料で形成されている。ローラ10は鉄系材料で形成
されている。ここで、前記ベーン12の材料には、寸法
精度の確保や熱膨張係数の適正化のために、エポキシ系
のエンジニアリングプラスチック材料を使用することが
望ましい。
【0014】エンジニアリングプラスチックとは、引張
強度5kg/平方ミリメートル以上、長期耐熱温度10
0℃以上、圧縮強度10kg/平方ミリメートル以上の
合成樹脂であるが、本実施例にあっては、特に、引張強
度15kg/平方ミリメートル以上、長期耐熱温度20
0℃以上、圧縮強度30kg/平方ミリメートル以上
で、しかも、線膨張係数が相手材料である鉄系材料のそ
れ(例えば1.1×10-5/℃)に近く、耐冷媒性、耐
油性、耐熱性に優れた熱硬化性のエンジニアリングプラ
スチックを使用しており、更に、望ましくはガラス繊維
や炭素繊維等のフィラーが入った強化エポキシ樹脂を使
用することが望ましい。
強度5kg/平方ミリメートル以上、長期耐熱温度10
0℃以上、圧縮強度10kg/平方ミリメートル以上の
合成樹脂であるが、本実施例にあっては、特に、引張強
度15kg/平方ミリメートル以上、長期耐熱温度20
0℃以上、圧縮強度30kg/平方ミリメートル以上
で、しかも、線膨張係数が相手材料である鉄系材料のそ
れ(例えば1.1×10-5/℃)に近く、耐冷媒性、耐
油性、耐熱性に優れた熱硬化性のエンジニアリングプラ
スチックを使用しており、更に、望ましくはガラス繊維
や炭素繊維等のフィラーが入った強化エポキシ樹脂を使
用することが望ましい。
【0015】密閉容器1内の底部にはポリオールエステ
ル系油のオイル18が貯溜されている。そして、このオ
イルは、回転圧縮要素3の摺動部材であるローラ10と
ベーン12との摺動面を潤滑している。
ル系油のオイル18が貯溜されている。そして、このオ
イルは、回転圧縮要素3の摺動部材であるローラ10と
ベーン12との摺動面を潤滑している。
【0016】回転圧縮要素3のシリンダ7内に流入して
ローラ10とベーン12との協働で圧縮される冷媒はポ
リオールエステル系油のオイル18との相溶性のあるR
134aで形成されている。
ローラ10とベーン12との協働で圧縮される冷媒はポ
リオールエステル系油のオイル18との相溶性のあるR
134aで形成されている。
【0017】19は密閉容器1に取付けてシリンダ7の
吸込側に冷媒を案内する吸込管、20は密閉容器1の上
壁に取付けられて回転圧縮要素3で圧縮されて電動要素
2を介して密閉容器1外に冷媒を吐出する吐出管であ
る。
吸込側に冷媒を案内する吸込管、20は密閉容器1の上
壁に取付けられて回転圧縮要素3で圧縮されて電動要素
2を介して密閉容器1外に冷媒を吐出する吐出管であ
る。
【0018】このように構成された回転型圧縮機におい
て、吸込管19からシリンダ7内の吸込側に流入した冷
媒R134aはローラ10とベーン12との協働で圧縮
され、吐出孔15を通って吐出弁16を開放して吐出マ
フラ17内に吐出される。この吐出マフラ内の冷媒は電
動要素2を介して吐出管20から密閉容器1外に吐出さ
れる。そして、オイル18は回転圧縮要素3のローラ1
0やベーン12等の摺動部材の摺動面に供給されて潤滑
を行っている。また、シリンダ7内で圧縮された冷媒が
低圧側にリークしないようにしている。
て、吸込管19からシリンダ7内の吸込側に流入した冷
媒R134aはローラ10とベーン12との協働で圧縮
され、吐出孔15を通って吐出弁16を開放して吐出マ
フラ17内に吐出される。この吐出マフラ内の冷媒は電
動要素2を介して吐出管20から密閉容器1外に吐出さ
れる。そして、オイル18は回転圧縮要素3のローラ1
0やベーン12等の摺動部材の摺動面に供給されて潤滑
を行っている。また、シリンダ7内で圧縮された冷媒が
低圧側にリークしないようにしている。
【0019】また、シリンダ7内を吸込側と吐出側とに
区画するローラ10とベーン12とはこのローラ10を
鉄系材料、ベーン12をエンジニアリングプラスチック
材料にて形成しているため、冷媒R134aとの相溶性
のあるオイルのポリオールエステル系油18で潤滑され
る前記ローラ10とベーン12の摺動性を向上できると
ともにベーン12の非金属化により、摺動摩擦によるス
ラッジの発生量を低減でき、冷凍サイクル中のキャピラ
リーチューブの目詰まりを抑制して冷凍装置の冷却性能
を長期に亘って確保でき、耐久性を向上できる。
区画するローラ10とベーン12とはこのローラ10を
鉄系材料、ベーン12をエンジニアリングプラスチック
材料にて形成しているため、冷媒R134aとの相溶性
のあるオイルのポリオールエステル系油18で潤滑され
る前記ローラ10とベーン12の摺動性を向上できると
ともにベーン12の非金属化により、摺動摩擦によるス
ラッジの発生量を低減でき、冷凍サイクル中のキャピラ
リーチューブの目詰まりを抑制して冷凍装置の冷却性能
を長期に亘って確保でき、耐久性を向上できる。
【0020】尚、上記の作用は、表1に示すように、実
機による耐久性評価試験により確認されている。
機による耐久性評価試験により確認されている。
【0021】
【表1】 即ち、ベーン12をエンジニアリングプラスチック材料
とした本発明のものが、磨耗特性並びにスラッジ量共に
良好の結果であった。
とした本発明のものが、磨耗特性並びにスラッジ量共に
良好の結果であった。
【0022】また、上記表1には請求項2に記載したよ
うに、ベーン12を鉄系材料、ローラ10をエンジニア
リングプラスチック材料にて形成したもの結果も併せて
記載しており、この場合も上記した実施例と同様、ロー
ラ10の非金属化により、摺動摩擦によるスラッジの発
生量を低減でき、良好な結果が得られた。
うに、ベーン12を鉄系材料、ローラ10をエンジニア
リングプラスチック材料にて形成したもの結果も併せて
記載しており、この場合も上記した実施例と同様、ロー
ラ10の非金属化により、摺動摩擦によるスラッジの発
生量を低減でき、良好な結果が得られた。
【0023】尚、表1には記載していないが、ベーン1
2とローラ10との双方をエンジニアリングプラスチッ
ク材料とすることも当然考えられるが、この場合、金属
スラッジは減少できるものの、双方が断熱性が比較的高
いプラスチック材料であるため、摺動部での摩擦熱の放
熱が悪くなり、冷凍能力に悪影響を与えるという問題が
実験的に確認された。
2とローラ10との双方をエンジニアリングプラスチッ
ク材料とすることも当然考えられるが、この場合、金属
スラッジは減少できるものの、双方が断熱性が比較的高
いプラスチック材料であるため、摺動部での摩擦熱の放
熱が悪くなり、冷凍能力に悪影響を与えるという問題が
実験的に確認された。
【0024】従って、本願発明ではベーン12とローラ
10との何れか一方のみをエンジニアリングプラスチッ
ク材料とすることにより、摺動部での摩擦熱の放熱性を
良好にして冷凍能力を向上しつつ、スラッジの発生量を
低減できるものである。
10との何れか一方のみをエンジニアリングプラスチッ
ク材料とすることにより、摺動部での摩擦熱の放熱性を
良好にして冷凍能力を向上しつつ、スラッジの発生量を
低減できるものである。
【0025】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、冷媒R
134aとの相溶性のあるオイルのポリオールエステル
系油で潤滑される摺動部材の摺動性を向上するとともに
ベーン或いはローラの非金属化により、摺動摩擦による
スラッジの発生量を低減し、冷凍サイクル中のキャピラ
リーチューブの目詰まりを抑制して冷凍装置の冷却性能
を長期に亘って確保でき、耐久性を向上できる。
134aとの相溶性のあるオイルのポリオールエステル
系油で潤滑される摺動部材の摺動性を向上するとともに
ベーン或いはローラの非金属化により、摺動摩擦による
スラッジの発生量を低減し、冷凍サイクル中のキャピラ
リーチューブの目詰まりを抑制して冷凍装置の冷却性能
を長期に亘って確保でき、耐久性を向上できる。
【0026】また、摺動部での放熱が悪化することもな
いため冷凍能力を向上できる。
いため冷凍能力を向上できる。
【図1】この発明の一実施例を示す回転型圧縮機の縦断
面図である。
面図である。
1 密閉容器 3 回転圧縮要素 10 ローラ 12 ベーン 18 オイル
Claims (2)
- 【請求項1】 密閉容器内にベーンやローラ等の摺動部
材を備えた圧縮要素を収納した回転型圧縮機において、
前記圧縮要素で圧縮される冷媒を1,1,1,2−テト
ラフルオロエタン、前記摺動部材を潤滑するオイルをポ
リオールエステル系油とし、かつ、前記摺動部材の内、
ローラを金属材料で形成すると共に、ベーンをエンジニ
アリングプラスチック材料で形成したことを特徴とする
回転型圧縮機。 - 【請求項2】 密閉容器内にベーンやローラ等の摺動部
材を備えた圧縮要素を収納した回転型圧縮機において、
前記圧縮要素で圧縮される冷媒を1,1,1,2−テト
ラフルオロエタン、前記摺動部材を潤滑するオイルをポ
リオールエステル系油とし、かつ、前記摺動部材の内、
ベーンを金属材料で形成すると共に、ローラをエンジニ
アリングプラスチック材料で形成したことを特徴とする
回転型圧縮機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-283565 | 1993-11-12 | ||
JP28356593 | 1993-11-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07180678A true JPH07180678A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=17667181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5073494A Pending JPH07180678A (ja) | 1993-11-12 | 1994-03-22 | 回転型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07180678A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021195882A (ja) * | 2020-06-10 | 2021-12-27 | 株式会社イワキ | 回転式容積ポンプ |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP5073494A patent/JPH07180678A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021195882A (ja) * | 2020-06-10 | 2021-12-27 | 株式会社イワキ | 回転式容積ポンプ |
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