JPH04321732A - トラクタの変速制御機構 - Google Patents

トラクタの変速制御機構

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JPH04321732A
JPH04321732A JP3092224A JP9222491A JPH04321732A JP H04321732 A JPH04321732 A JP H04321732A JP 3092224 A JP3092224 A JP 3092224A JP 9222491 A JP9222491 A JP 9222491A JP H04321732 A JPH04321732 A JP H04321732A
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神山 英機
Susumu Akashima
晋 赤嶋
Ryuichi Miyazaki
竜一 宮崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明と電子ガバナー機構を具備
したエンジンをトラクタに搭載した場合において、該電
子ガバナー機構より得られる制御信号により、トラクタ
の各部の制御を行わんとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来からエンジンに電子ガバナー機構を
搭載した技術は公知とされているのである。またトラク
タにおいて、油圧クラッチ式変速装置を具備した技術や
、前後進の切換を油圧クラッチ式切換機構に行う技術も
公知とされているのである。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明はエンジンEの制御の
為に具備した電子ガバナー機構Aの電子信号をそのまま
使用して、トラクタの各部の制御の為に使用することに
より、各部の単独のセンサを設けることなく、電子ガバ
ナー機構Aの信号により効率的なトラクタの制御を行う
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を
説明する。即ち、燃料ラック10をラックアクチュエー
タ9により電気的に制御する電子ガバナー機構Aを具備
したエンジンEを搭載し、油圧クラッチ式変速装置を具
備したトラクタにおいて、油圧クラッチ式変速装置を高
低間に変速操作する際に、当該高低変速段の変速比に相
当する分のエンジン回転数を増減すべく構成したもので
ある。また、燃料ラック10をラックアクチュエータ9
により電気的に制御する電子ガバナー機構Aを具備した
エンジンEを搭載し、油圧クラッチ式前後進切換装置を
具備し、高速度検出器20を装着したトラクタにおいて
、該油圧クラッチ式前後進切換装置を後進に操作した場
合には、一定以上の高速度になるのを阻止すべく制御し
たものである。また、燃料ラック10をラックアクチュ
エータ9により電気的に制御する電子ガバナー機構Aを
具備したエンジンEを搭載し、油圧クラッチ式前後進切
換装置と油圧式PTOクラッチ24を具備し、更に座席
Sにオペレーターの着座を検出するシートスイッチ22
を配置したトラクタにおいて、オペレーターが未着座状
態ではエンジン回転数をアイドリング回転として待機さ
せ、また前後進切換スイッチ21がONしたり、PTO
入切スイッチ23がONと成らないように制御したもの
である。また、燃料ラック10をラックアクチュエータ
9により電気的に制御する電子ガバナー機構Aを具備し
たエンジンEを搭載し、油圧式主クラッチ装置25を具
備したトラクタにおいて、クラッチペダル25のストロ
ーク検出器26を設け、該クラッチペダルのストローク
に比例してエンジン回転数を制御すべく構成したもので
ある。
【0005】
【作用】本発明は以上の如く構成したので、次のような
作用を行うものである。高低変速装置により、高低の切
換を行った場合に、高低の減速比は約1.2であるので
、一気にその高低差で速度が低下するとシフトダウンに
基づくショックが大きく、不快感が強いのである。本発
明においては、このハイロー間の減速比の分だけ1.2
倍のエンジン回転数に上げるのである。そしてその後徐
々に元の回転数に戻すことにより、変速時の不快感を無
くすことが出来るのである。また逆にシフトアップする
時の不快感を無くす為には、一旦減速比の0.83まで
回転数を落とすのである。そして次に徐々に元の回転数
に戻すことにより、不快感を無くすことが出来るのであ
る。また、高速度検出器20を装着し、該油圧クラッチ
式前後進切換装置を後進に操作した場合には、一定以上
の高速度になるのを阻止すべく制御したものである。 また、ミッションケースMが未着座状態ではエンジン回
転数をアイドリング回転として待機させ、また前後進切
換スイッチ21がONしたり、PTO入切スイッチ23
がONと成らないように制御したものである。また、ク
ラッチペダル25のストローク検出器26を設け、該ク
ラッチペダルのストロークに比例してエンジン回転数N
を制御すべく構成したものである。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の変速制御機構を搭載したトラクタの側面図、図2は
電子ガバナー機構Aの側面断面図、図3は同じく電子ガ
バナー機構Aの前面図、図4は電子ガバナー機構Aの制
御マップの一例を示す図面である。トラクタの前部のボ
ンネットの内部にエンジンEが配置されており、該エン
ジンEの側面に電子ガバナー機構Aが付設されている。 そしてステアリングハンドルの傍にアクセルレバー14
とアクセルレバーセンサ5が配置されている。また、ス
テアリングハンドルの下方の位置に、クラッチペダル2
5を設け、該クラッチペダル25にストローク検出器2
6が設けられている。またミッションケースMの内部に
、油圧クラッチ式変速装置により構成された前後進切換
装置や高低切換装置が配置されている。また座席Sの部
分にシートスイッチ22を設け安全制御を可能としてい
る。作業機Rとしてロータリー耕耘装置が付設されてい
る。
【0007】図2と図3において電子ガバナー機構Aに
ついて説明する。該電子ガバナー機構AはエンジンEの
側面に付設されており、燃料ポンプのカム軸16に磁性
回転体12が固定されている。該カム軸16の回転を磁
性回転体12の回転数検出センサ1により検出し、エン
ジン回転数を得るのである。また燃料ラック10の左右
移動により、電子ガバナー機構Aの燃料供給量を調節す
るのであるが、該制御指令信号により燃料ラック10を
駆動するのはラックアクチュエータ9である。また該ラ
ックアクチュエータ9により移動した燃料ラック10の
位置を検出し、燃料供給量を検出するのがラック位置セ
ンサ2である。該ラック位置センサ2とラックアクチュ
エータ9の内部を、燃料ラック10と連結されたラック
バー11が挿通されている。
【0008】次に図4において電子ガバナー機構Aによ
るエンジンEの制御曲線を説明する。エンジンEは燃料
噴射ポンプの噴射量及び噴射時期並びにエンジン回転数
によってエンジン出力と軸トルクが決定される。該燃料
噴射量は燃料ラック10をラックアクチュエータ9によ
ってスライドさせることにより調整される。そして該燃
料ラック10の位置とエンジン回転数により噴射量を測
定しておくことにより得られる。また噴射時期は図示し
ないタイミング調整アクチュエータにより調整される。 エンジン回転数は回転数検出センサ1により検出される
。電子制御部Gにオペレーターのアクセルレバー14を
回動することにより、アクセルレバーセンサ5を介して
回転数の指示がなされる。電子制御部Gはマイクロコン
ピュータが用いられており、制御プログラムを記憶して
いるプログラムロムが配置されている。また速度変動率
特性など制御演算に必要な諸データを記憶しているデー
タロムが配置されている。
【0009】該データロムには、オペレーターが自分の
意志で操作するアクセルレバー14の位置によって、任
意に設定されるエンジン回転数の設定値と、負荷に応じ
て実際の回転数がどうなるかという速度変動率特性を、
異なる作業内容ごとに演算式または数表の形でそれぞれ
記憶させている。速度変動率については、期間回転数の
設定値と実際値を認識し、次にオペレーターによって設
定されたモードを認識し、モードに応じてドループ率マ
ップにより、設定されるべき目標ラック位置を計算する
。実際のラック位置を修正後の目標ラック位置にする為
の信号が、ラックアクチュエータ9に対して出され、燃
料ラック10が自動的に調整され、所定の速度変動率の
範囲で運転が行われる。通常は所定の速度変動を認める
べく図4のドループ制御のマップdにそって制御、燃料
ラック10が変化し、軸トルクが変化する。即ち負荷率
を一定にすべくエンジン回転数は上下に変動するのであ
る。速度変動率特性は作業内容のモードにより選定され
るものであり、定回転運転が必要な場合には、燃料消費
量を増減し、エンジン回転数を一定にすべくアイソクロ
ノス制御のマップiに沿った、定回転運転が行われる。 また、アイソクロノス制御の際においても、特に特殊の
作業の場合において、負荷が増大し最大軸トルクに近い
場合に、逆に回転数を上げて、軸トルクを上げて、エン
ストを防止する逆ドループ制御のマップrを選択するこ
とも可能としている。
【0010】図5はトラクタのミッションケースMの内
部に配置された、高低変速と後進変速を油圧クラッチ式
変速装置とした構成のスケルトン図、図6は同じく制御
ブロック線図、図7は請求項1の制御技術を示すフロー
チャート、図8は他の制御を示す図面である。図5にお
いて、エンジンEからの回転がメインクラッチ25によ
り断接されながら、低速油圧クラッチLと高速油圧クラ
ッチHと後進油圧クラッチRにより、高低速と後進に切
換えられる。それぞれの油圧クラッチを操作する制御バ
ルブが設けられている。高速油圧クラッチHを断接する
高速切換バルブVHと、メインクラッチ25を断接する
メイン切換バルブVMと、低速油圧クラッチLを断接す
る低速油圧クラッチVLと、後進油圧クラッチRを断接
する後進油圧クラッチVRである。
【0011】図6において、本発明の制御ブロック線図
を説明する。本発明は、従来の技術においては、電子ガ
バナー機構Aと、油圧クラッチ式の高低・後進変速制御
機構との間には、電子信号の相互交信は無かったのであ
るが、本発明においては、電子ガバナー機構Aと高低・
後進変速制御機構との間で、電子信号の交信を可能とし
ているのである。そして電子ガバナー機構Aのラック位
置センサ2や回転数検出センサ1からの信号により、高
速切換バルブVHや後進油圧クラッチVRや低速油圧ク
ラッチVLを切換制御するのである。また逆に、低速油
圧クラッチVLや後進油圧クラッチVRや高速切換バル
ブVHの操作により、ラック位置センサ2やラックアク
チュエータ9を操作するのである。
【0012】図7において、請求項1の技術を説明する
。フローチャートに沿って説明する。「スタート」して
次に、「初期設定」を読込み、次に「センサチェックO
K」かどうかを判断し、OKでなければ警報を吹鳴する
。次に回転数検出センサ1によりエンジン回転数を読み
込む。次に低速油圧クラッチLと高速油圧クラッチHが
操作されているかどうかを判断する。そして「ハイロー
SWがハイからロー」に操作されている場合には、まず
エンジン回転数ERを1・2倍したNERにすべく電子
ガバナー機構Aに信号が出される。それと同時に、高速
切換バルブVHをOFFとし、その後エンジン回転数を
徐々に元に戻し、もとの回転数ERに戻った時点で、低
速油圧クラッチVLをONにする。また逆に「ハイロー
SWがローからハイ」に操作された場合には、回転数E
Rに0.83を掛けたNERに落とし、低速油圧クラッ
チVLをOFFとし、次に徐々に回転数を元の回転数に
戻して、ERとNERが等しくなると、高速切換バルブ
VHをONにするのである。
【0013】図8においては、図7のフローチャートの
場合とは相違し、エンジン回転数を一気に高低変速比と
同じにまで上下させるのではなくて、高低変速比の間の
変速比まで、エンジン回転数を上下すべく構成した実施
例が開示されている。すなわち、ハイからローの場合に
は、エンジン回転数を1.2倍ではなくて、中間の1.
1倍するのである。逆にローからハイの場合には、0.
83では無くて、その間の0.9倍にまで上昇するので
ある。これにより、高低変速時のショックを半分まで緩
和しようとするものである。
【0014】次に請求項2の技術について、図9と図1
0において説明する。図9は前後進切換の油圧クラッチ
機構を示すスケルトン図、図10は同じく請求項2の技
術を示すブロック線図である。低速油圧クラッチLと後
進油圧クラッチRとを、低速油圧クラッチバルブVLと
後進油圧クラッチバルブVRの切換え行うのである。そ
して該低速油圧クラッチバルブVLと後進油圧クラッチ
バルブVRの切換は、前後進切換スイッチ21により行
うのである。以上のような構成の油圧クラッチ式の前後
進変速機構を設けた構成において、本発明においては高
速度検出器20を設けており、該高速度検出器20によ
り設定した高速度以上には、エンジンEの回転数が上昇
しないように、電子ガバナー機構Aを制御すべく構成し
たのである。即ち前後進切換スイッチ21が後進側に操
作されて、低速油圧クラッチLが接合された場合には、
電子ガバナー機構Aにより、回転数検出センサ1の回転
数が一定の設定回転以上には成らないように自動制御す
るのである。
【0015】次に図11・図12により請求項3の技術
について説明する。図11は油圧クラッチ式の前後進変
速装置とPTO動力断接装置のスケルトン図、図12は
請求項3の技術を示す制御ブロック線図である。即ち、
該技術においては、トラクタの座席Sの部分にシートス
イッチ22を設けている。そして該座席Sの部分のシー
トスイッチ22にてオペレーターの有無を検出し、該信
号により、座席Sにオペレーターが着座していない場合
には、エンジン回転数をアイドリング付近まで下降させ
て待機すべく構成したものである。またオペレーターが
座席Sに着座していない場合には、前後進切換スイッチ
21やPTO入切スイッチ23が操作されても、低速油
圧クラッチバルブVLや後進油圧クラッチバルブVRや
PTOクラッチ制御弁VPは作動しないように、電気回
路を構成したものである。
【0016】次に図13・図14において説明する。図
13はクラッチペダル27を操作して前後進切換スイッ
チ21を操作した場合のクラッチ圧の変化を示す図面、
図14はクラッチペダル27を操作せずに、前後進切換
スイッチ21のみを操作した場合のクラッチ圧の上昇過
程を示す図面である。図13はクラッチペダル27を操
作して、前後進切換スイッチ21を操作した場合には、
クラッチペダル27のストローク検出器26により、ク
ラッチの圧力が変化するように構成している。即ち、ク
ラッチペダル27を踏み込んだ位置でクラッチ圧力が0
となり、元に戻すに連れ圧力が上昇し、油圧クラッチが
接合するのである。またクラッチペダル27を操作せず
に、前後進切換スイッチ21のみで、操作した場合には
、操作直後に一気に圧力が上昇しないように、時間を掛
けて圧力が上昇すべくリリーフ圧を調圧弁により調節可
能としたものである。
【0017】次に図15から図16において、請求項4
の技術を説明する。図15はメインクラッチ25の制御
用油圧回路図、図16は同じく電気回路図、図17は請
求項3の技術を示す制御ブロック線図、図18は同じく
制御フローチャート図、図19はクラッチペダルストロ
ークとエンジン回転数を示す図面、図20はアクセルペ
ダルストロークとクラッチ圧力の関係を示す図面、図2
1はアクセルペダルストロークと車速の関係を示す図面
である。
【0018】クラッチペダル27にストローク検出器2
6を設け、該検出したストロークに基づいて、メインク
ラッチ25内の圧力の上昇を比例減圧弁28により制御
するのである。これによりクラッチペダル27の踏込み
に応じたエンジン回転数も制御するのである。該ストロ
ーク検出器26は図16に示す如くポテンショメータに
より構成されている。クラッチペダル27の踏込みによ
りメインクラッチ25の圧力の制御を行うのは、前後進
制御の場合に説明した図13と同様の、曲線を描くので
ある。そしてクラッチペダル27のストローク検出器2
6と、エンジン回転数の制御は、図19に示す如く関係
を持たせているのである。即ち、クラッチペダル27を
踏み込むと、エンジン回転数は下がるのである。なお踏
み込んで行くと、メインクラッチ25内の圧力は低下し
断絶状態となる。エンジン回転数の低下によりエンジン
ブレーキが掛かった状態となるのである。クラッチペダ
ル27を踏み込んだ状態から徐々に戻すと、アイドル回
転数付近でメインクラッチ25が接続された後に、徐々
に回転数が上昇して、アクセルレバー14により設定し
た回転数に戻るのである。
【0019】次に図18・図20・図21により、アク
セルペダルストロークとメインクラッチ25の圧力の制
御について述べると。アクセルペダル29を踏み込むと
、メインクラッチ25の内の圧力が増加し、クラッチが
接続される。エンジン回転数Nはアクセルペダル29の
ストロークに従って増加する。逆に踏込んだ状態から、
アクセルペダル29を戻して行くと、ある任意のペダル
の位置よりクラッチは切れ始め、アクセルペダル29を
踏み込まない場合には、メインクラッチ25は断絶され
てニュートラル状態となる。エンジン回転数もアクセル
ペダル29のストロークに伴い減少する。アクセルペダ
ル29をアクセルレバー14に置換しても可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。即ち、請求項1の如く
構成したので、高低変速を油圧クラッチ機構によりワン
タッチで可能とした場合に、一気に高低または低高に変
速すると、その際において、変速ショックが発生するの
であるが、本発明の如く、一旦回転数を変更してから、
高低または低高に変速することにより、衝撃なく変速が
出来るのである。
【0021】請求項2の如く構成したので、従来は、前
後進同速度の前後切換装置では、後進速度を規制する場
合に、変速レバーの高速の位置を牽制していたのである
。この後進高速牽制装置は複雑となり、もし誤操作をす
ると変速レバーが後進に入らないという戸惑いが発生す
ることがあったのである。本発明の後進高速の牽制装置
は電気的に構成されているので、簡単に出来るのである
。また前後進の切換の時には、前進の最高回転から、後
進の最高回転まで摩擦板の接合状態が変化するので、摩
擦板の耐久性が低下するのであるが、後進の高速回転を
牽制し制御することにより、後進油圧クラッチRの摩擦
板の焼きつき等の発生を阻止することが出来るのである
【0022】請求項3の如く構成したので、オペレータ
ーが着座していない場合には、エンジン回転数がアイド
リング回転となるので、機体にはエンジンブレーキが掛
り、走行しているトラクタは減速し、単にクラッチを切
るよりも速やかに停止するのである。またオペレーター
が着座していない場合には、油圧式PTOクラッチ24
が断絶状態となるので安全である。
【0023】請求項4の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。即ち、クラッチペダル27の
操作でエンジンブレーキの操作が出来るのである。また
不必要時のエンジン回転を抑えることにより、燃料消費
を少なく出来るのである。また発進時又は停止時の騒音
の低減を図ることが出来、また発進のフィーリングが良
くなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業機としてロータリ耕耘装置を装着したトラ
クタの側面図である。
【図2】電子ガバナー機構Aの側面断面図である。
【図3】同じく電子ガバナー機構Aの側面図である。
【図4】電子ガバナー機構Aによる制御マップの一例を
示す図面である。
【図5】トラクタのミッションケースMの内部に配置さ
れた、高低変速と後進変速を油圧クラッチ式変速装置と
した構成のスケルトン図である。
【図6】同じく制御ブロック線図である。
【図7】請求項1の制御技術を示すフローチャートであ
る。
【図8】他の制御を示す図面である。
【図9】前後進切換の油圧クラッチ機構を示すスケルト
ン図である。
【図10】同じく請求項2の技術を示すブロック線図で
ある。
【図11】油圧クラッチ式の前後進変速装置とPTO動
力断接装置のスケルトン図である。
【図12】請求項3の技術を示す制御ブロック線図であ
る。
【図13】クラッチペダル27を操作して前後進切換ス
イッチ21を操作した場合のクラッチ圧の変化を示す図
面である。
【図14】クラッチペダル27を操作せずに、前後進切
換スイッチ21のみを操作した場合のクラッチ圧の上昇
過程を示す図面である。
【図15】メインクラッチ25の制御用油圧回路図であ
る。
【図16】同じく電気回路図である。
【図17】請求項3の技術を示す制御ブロック線図であ
る。
【図18】同じく制御フローチャート図である。
【図19】クラッチペダルストロークとエンジン回転数
を示す図面である。
【図20】アクセルペダルストロークとクラッチ圧力の
関係を示す図面である。
【図21】アクセルペダルストロークと車速の関係を示
す図面である。
【符号の説明】
1  回転数検出センサ 2  ラック位置センサ 3  リフト角度センサ 5  アクセルレバーセンサ 9  ラックアクチュエータ 10  燃料ラック 11  ラックバー 12  磁性回転体 21  前後進切換スイッチ 22  シートスイッチ 23  PTO入切スイッチ 24  油圧式PTOクラッチ 25  メインクラッチ 26  ストローク検出器 27  クラッチペダル 28  比例減圧弁 29  アクセルペダル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  燃料ラック10をラックアクチュエー
    タ9により電気的に制御する電子ガバナー機構Aを具備
    したエンジンEを搭載し、油圧クラッチ式変速装置を具
    備したトラクタにおいて、油圧クラッチ式変速装置を高
    低間において変速操作する際に、当該高低変速段の変速
    比に相当する分のエンジン回転数を増減すべく構成した
    ことを特徴とするトラクタの変速制御機構。
  2. 【請求項2】  燃料ラック10をラックアクチュエー
    タ9により電気的に制御する電子ガバナー機構Aを具備
    したエンジンEを搭載し、油圧クラッチ式前後進切換装
    置を具備し、高速度検出器20を装着したトラクタにお
    いて、該油圧クラッチ式前後進切換装置を後進に操作し
    た場合には、一定以上の高速度になるのを阻止すべく制
    御したことを特徴とするトラクタの変速制御機構。
  3. 【請求項3】  燃料ラック10をラックアクチュエー
    タ9により電気的に制御する電子ガバナー機構Aを具備
    したエンジンEを搭載し、油圧クラッチ式前後進切換装
    置と油圧式PTOクラッチ24を具備し、更に座席Sに
    オペレーターの着座を検出するシートスイッチ22を配
    置したトラクタにおいて、オペレーターが未着座状態で
    はエンジン回転数をアイドリング回転として待機させ、
    また前後進切換スイッチ21がONしたり、PTO入切
    スイッチ23がONと成らないように制御したことを特
    徴とするトラクタの変速制御機構。
  4. 【請求項4】  燃料ラック10をラックアクチュエー
    タ9により電気的に制御する電子ガバナー機構Aを具備
    したエンジンEを搭載し、油圧式主クラッチ装置25を
    具備したトラクタにおいて、クラッチペダル25のスト
    ローク検出器26を設け、該クラッチペダルのストロー
    クに比例してエンジン回転数を制御すべく構成したこと
    を特徴とするトラクタの変速制御機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285313A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Iseki & Co Ltd 作業車両用クラッチ制御装置
JP2014129830A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Gkn Driveline Japan Ltd デフ・ロック制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007285313A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Iseki & Co Ltd 作業車両用クラッチ制御装置
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