JP5998718B2 - 作業車両の変速制御装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、自動変速設定手段67による自動変速設定で、変速操作具18で設定する走行速度と走行負荷検出手段32の検出する走行負荷に基づいてエンジンストップに至らない速度で走行するように可変容量ポンプ21aの変速と可変容量モータ21bの変速を自動的に変速制御する作業車両の変速制御装置において、自動変速制御状態で、前後進切換操作具10で走行方向を前進から後進に切換えた際には、切換直前の可変容量モータ21bの変速位置を維持したままで走行方向を切り換えるように制御する構成とし、
前記自動変速制御状態で、前記可変容量モータ21bの変速を禁止する油圧モータ変速スイッチ68を設け、
前記自動変速制御状態で、機体後部に装着したロータリ作業機17を駆動して作業走行を行っている場合、前記可変容量モータ21bの変速が行われると自動表示ランプを点滅させて報知する構成としたことを特徴とする作業車両の変速制御装置とする。
なお、本明細書においてトラクター1の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後という。
また、図15に示す如く、アクセルペダル18に前後進スイッチ10cを設けて、右足で踏むたびに前進と後進が切り換わるようにしても良い。
さらに、ステップフロア13上のシート9側で右側に緊急停止ペダル70を設け、同じくシート9側で左側にデフロックレバー71とパーキングレバー72を設ける。緊急停止ペダル70を使用すると、エンジン5を停止して急停車するので、ブレーキペダル19R,19Lを使用するよりも急停止出来るが、さらに、HST21を中立に戻すようにすれば停止距離を短く出来る。その停止方法を切り換えるスイッチを緊急停止ペダル70の近くに設けると良い。また、パーキングレバー72を引いてブレーキを利かせると、駐車停止すると共にオートクルーズ機能を解除する。
図12の如く、緊急停止ペダル70に代えてアクセルペダル18の上部に緊急停止スイッチ70aを設けて右足の左右移動で緊急停止スイッチ70aを押せるようにしても良い。
なお、ブレーキペダル19R,19Lに並べてトランスミッションケース8内のクラッチを切るクラッチペダルを設けても良い。
シート9の右側部には、最高速設定ダイヤル54とレスポンス設定ダイヤル55とオートクルーズセットスイッチ56を設けている。最高速設定ダイヤル54で設定される駆動電流値は、後述する調整モードで記憶した制御データに基づいて決定し、図6の如く、回動範囲で90%を真横位置にして50%から100%まで均等に設定する。
なお、オートクルーズ走行を解除するには、ブレーキペダル19R,19Lの踏み込みやアクセルペダル18の再踏み込みやオートクルーズセットスイッチ56の再オン操作を行うが、このオートクルーズ解除感度を調整するオートクルーズ解除感度調整スイッチをオートクルーズセットスイッチ56の近くに設けても良い。
また、シート9に操縦者が着座していることを感知するセンサを設け、オートクルーズ中に操縦者がシート9から離れたことを検出するとエンジン5を停止するようにして安全を図っても良い。
図3は、動力伝動ブロック図で、エンジン5の出力軸の回転がトランスミッションケース8内のダンパ20とHST21と副変速部22を介してデフケース23の後輪駆動軸27に伝動し、後輪3,3を駆動する。
HST21の出力軸の回転が回転センサギヤ24の回転としてHST出力軸センサ25で検出され、多段副変速部22の出力軸回転が後輪駆動軸27の回転数として後車軸回転センサ26で検出される。HST出力軸センサ25と後車軸回転センサ26は、センサギヤの所定歯数を検出する時間で算出しているので、低速では1歯数とし高速では3歯数とすることで高速での回転数を正確に検出し停止を素早く検出することが出来る。
作業機昇降系ECU40への制御データの入力は、作業機17の昇降を行うポジションコントロールレバー41の操作位置信号と、リフトアームセンサ42からのリフト位置信号と、上げ位置規制ダイヤル43と下げ速度調整ダイヤル44の調整信号等で、作業機昇降系ECU40からの制御出力は、油圧シリンダーのメイン上昇sol45とメイン下降sol46への上昇或いは下降信号である。
走行系ECU50への制御データの入力は、HST出力軸センサ25のHST21の出力軸回転数と、後車軸回転センサ26の後輪駆動軸27の回転数と、最高速設定ダイヤル54の設定最高速と、レスポンス設定ダイヤル55の設定レスポンスと、オートクルーズセットスイッチ56のオン・オフ信号と、前後進レバー10の前後進レバー操作位置センサ64の操作位置と、副変速レバー15の副変速レバー操作位置センサ57の操作位置と、アクセルペダル18の踏込み位置を検出するアクセルペダルセンサ58の踏込み信号と、油温センサ60のトランスミッションケース8内オイル温度と、加速度検出センサ52の走行加速度、エンジン5のエンジン回転センサ32のエンジン回転数と、全自動変速スイッチ67のオン・オフ信号と、油圧モータ変速スイッチ68のオン・オフ信号と、左ブレーキセンサ19LSの左ブレーキ踏込み信号と、右ブレーキセンサ19RSの右ブレーキ踏込み信号等で、走行系ECU50からの制御出力は、ポンプ斜板ソレノイド62への斜板角出力信号と、モータ斜板ソレノイド63への斜板角出力信号と警報ブザー51への警報信号等である。
図5は、HST21のトラニオン軸を回動する油圧シリンダーを制御するポンプ斜板ソレノイド62とモータ斜板ソレノイド63に付与する駆動電流値とHST出力軸センサ25が検出するHST出力軸回転数の関係を測定した駆動電流値とHST出力軸回転数の測定データで、設計では実線で示す設計変化線Aを変動する想定であるが、HST21や機体毎の特性によって実際の測定データは変速幅Bと最大回転数幅Cの変動が有る。この機体毎に異なる駆動電流値とHST出力軸回転数の測定データを制御データとして走行系ECU50に記憶するのである。
まず、前進側の測定で、増速時のデータとして、駆動電流をHST21が回転しない程度のゼロ付近から最大回転数Jを得るに充分な最大駆動電流値Dまで変化させてHST21の出力軸回転数を測定して回転開始の駆動開始電流値Fと最大駆動電流Dの90%の最大付近駆動電流値Eでの増速最大付近回転数Hを制御データとして走行系ECU50に記憶する。
なお、駆動電流を付与してHST21の回転が出るには僅かのタイムラグがあるために前記駆動電流の付与から所定時間経過後の回転数を制御データとする。
アクセルペダル18の踏込みを止めてHST21の駆動を中止した場合には、駆動していた前進或いは後進の駆動電流を停止して所定時間経過後に、逆方向の駆動開始電流値Fよりやや大きな駆動電流を短時間(数10msec)付与して、トラニオン軸が正規位置に戻るのを待って中立位置に戻すようにする。
なお、レスポンス設定ダイヤル55は、加速度制御を行うことなく、ダイヤル位置に応じた所定の駆動電流変化率で加減速を制御するようにして、減速開始時には、電流変化の一定時間経過後の速度変化を加速度検出センサ52で検出した加速度で駆動電流を補正する。前後進切換直後の逆方向への切換(前進→後進或いは後進→前進)時の補正は、減速側での補正増減量と同等比率の増減量補正を所定の駆動電流変化率に対して行う。
まず、低速でロータリ作業を行う場合は、副変速レバー15を「低」に設定してアクセルペダル18を徐々に踏み込みながら走行を開始する。すると、副変速レバー15の変速位置を副変速レバー操作位置センサ57で読み取り、アクセルペダル18の踏み込み深さをアクセルペダルセンサ58で読み取って走行系ECU50に入力し、ポンプ斜板ソレノイド62とモータ斜板ソレノイド63に斜板角出力信号を出力して、可変容量ポンプ21aと可変容量モータ21bを最低速からアクセルペダル18と副変速レバー15で設定した走行速度となるように変速する。
また、自動変速時にブレーキペダル19R,Lを踏み込むと、自動変速を一時的に停止し、踏み込みを止めると一定時間後に自動変速を開始する。
さらに、ブレーキペダル19R,Lの踏み込み時に、全自動変速スイッチ67をオフにするようにしても良い。
副変速レバー15を「低」或いは「中」にして走行を開始する場合は、可変容量ポンプ21aを最低速から変速しながら可変容量モータ21bは高速側に変速しても良いが、副変速レバー15を「高」にして走行を開始する場合は、可変容量モータ21bを低速側にすることで、急発進を防ぎ、駆動トルクの高い状態で発進するようにする。
アクセルレバー11で指示するエンジン回転数で使用するエンジン回転数を設定するが、アクセルペダル18でその使用エンジン回転数より高いエンジン回転数を指示すると、その高いエンジン回転数を優先する。
副変速レバー15を「高」から「中」或いは「中」から「低」に変速した場合には、エンジン回転を一気に上昇した後に指示回転数に戻す。その際に変更前エンジン回転数指示が最大回転数付近の場合は、変速切り替わり速度を通常よりも遅くなるように可変絞り等で調整する。また、変更前のエンジン負荷率が最大出力付近で有るときは、車速加速度規定内で収まるようにエンジン回転数を増減する。
また、ポンプ斜板ソレノイド62のレスポンス速度は、所定時間だけ上記のレスポンス速度として、その後レスポンス速度を速めて急停止することで停止時間を短くしても良い。
10c 前後進スイッチ
17 ロータリ作業機
18 変速操作具(アクセルペダル)
21 HST(油圧式無段変速装置)
21a 可変容量ポンプ
21b 可変容量モータ
22 多段副変速部
32 走行負荷検出手段(エンジン回転センサ)
56 オートクルーズスイッチ
67 自動変速設定手段(全自動変速スイッチ)
68 油圧モータ変速スイッチ
Claims (3)
- 自動変速設定手段(67)による自動変速設定で、変速操作具(18)で設定する走行速度と走行負荷検出手段(32)の検出する走行負荷に基づいてエンジンストップに至らない速度で走行するように可変容量ポンプ(21a)の変速と可変容量モータ(21b)の変速を自動的に変速制御する作業車両の変速制御装置において、自動変速制御状態で、前後進切換操作具(10)で走行方向を前進から後進に切換えた際には、切換直前の可変容量モータ(21b)の変速位置を維持したままで走行方向を切り換えるように制御する構成とし、
前記自動変速制御状態で、前記可変容量モータ(21b)の変速を禁止する油圧モータ変速スイッチ(68)を設け、
前記自動変速制御状態で、機体後部に装着したロータリ作業機(17)を駆動して作業走行を行っている場合、前記可変容量モータ(21b)の変速が行われると自動表示ランプを点滅させて報知する構成としたことを特徴とする作業車両の変速制御装置。 - 一定速度を維持して走行するオートクルーズスイッチ(56)を設け、前記自動変速制御状態でオートクルーズスイッチ(56)を入り状態にすると、前記可変容量モータ(21b)の変速を禁止する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の変速制御装置。
- 前記変速操作具(18)を足で踏込操作するペダルで構成し、このペダルで構成された変速操作具(18)に前後進スイッチ(10c)を設け、前後進スイッチ(10c)を踏むたびに前進と後進が切り換わるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作業車両の変速制御装置。
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