JPH04321719A - ガス機関における過給機のサージング防止装置 - Google Patents

ガス機関における過給機のサージング防止装置

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JPH04321719A
JPH04321719A JP11671691A JP11671691A JPH04321719A JP H04321719 A JPH04321719 A JP H04321719A JP 11671691 A JP11671691 A JP 11671691A JP 11671691 A JP11671691 A JP 11671691A JP H04321719 A JPH04321719 A JP H04321719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surging
pressure
supercharger
valve
throttle valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11671691A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nakazono
徹 中園
Koji Furuta
古田 孝司
Hironori Nishizawa
西澤 廣紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、過給機付きのガス機
関において発生するサージングの防止装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】過給機を備えたガス機関は周知であるが
、この種の機関では定常運転時には過給機は大量の混合
気を機関に送り込んでいるので、負荷が軽くなってスロ
ットル弁が閉じると過給機によるブースト圧力が一時的
に上昇する。特に負荷が100%から0%になる場合の
ように負荷の変化量が大きく、しかも遮断が急激に行わ
れるとブースト圧力は異常に高くなり、サージングライ
ンを超えてサージングが発生する可能性が極めて高くな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のサージングは、
燃料供給系統に設けられている燃料調整弁のステップモ
ータに大きな衝撃力を与えてこれを破損させるなど、機
器の故障の一因となるものであるが、従来は急激に負荷
を遮断するような運転を避けるなどの間接的な対策によ
ってサージングの発生を防止していた。この発明はこの
点に着目し、急激な負荷遮断によってもサージングが発
生しないようにすることを課題としてなされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明では、過給機を経た後のスロットル弁上
流における吸気管路の圧力を検出する第1の圧力検出手
段と、スロットル弁の下流における吸気管路の圧力を検
出する第2の圧力検出手段と、過給機の給気入口と給気
出口の間に設けられたバイパス路と、このバイパス路に
設けられた開閉弁と、第1の圧力検出手段で検出された
圧力と第2の圧力検出手段で検出された圧力との比があ
らかじめ設定された基準値を超えた時に上記バイパス路
の開閉弁を開く制御部、とを備えている。
【0005】
【作用】サージングはスロットル弁が急に閉まり、過給
機によるブースト圧力が異常に上昇した場合に発生する
から、基準値をサージングラインに対応して適切に設定
しておくことにより、サージングが生ずるような状態に
なると自動的にバイパス路の開閉弁が開かれてスロット
ル弁の上流、すなわち過給機の給気出口側の高いブース
ト圧力が給気入口側に逃がされる。このためサージング
の発生条件は成立せず、サージングが回避される。
【0006】
【実施例】以下、図示の一実施例について説明する。図
1のブロック図において、1は機関、2はガスレギュレ
ータ、3はステップモータによって開度を調整する構造
のガス調量弁、4はミキサー、5は過給機、6はインタ
ークーラ、7はスロットル弁、8はガバナ、9はガス遮
断弁、10は制御部である。燃料のガス11はガスレギ
ュレータ2で所定の圧力に調整され、ガス調量弁3を経
てミキサー4で空気12と混合された後、過給機5、イ
ンタークーラ6、スロットル弁7を経て機関1に供給さ
れ、燃焼後の排気ガス13は過給機5を経て排出される
。14は吸気管、15は排気管である。なお、機関1は
例えば希薄燃焼状態で運転して排気中の窒素酸化物を低
減するように調整されている。
【0007】21は過給機5の給気入口5aと給気出口
5bの間に設けられたバイパス路、22はこのバイパス
路21に設けられたバイパス路開閉用の電磁弁であり、
この電磁弁22は制御部10によって開閉制御される。 23はスロットル弁7の上流に設けられて過給機5を経
た後のスロットル弁上流の吸気管14aの圧力を検出す
る第1の圧力センサ、24はスロットル弁7の下流に設
けられてスロットル弁下流における吸気管14bの圧力
を検出する第2の圧力センサ、25は機関回転数を検出
する回転センサであり、これらの出力信号はいずれも制
御部10に入力されている。
【0008】制御部10は主要部がCPU10aやメモ
リ10bを備えたマイクロコンピュータで構成されてお
り、この発明に係るサージング防止のほかに、図示しな
い各種センサの検出信号等によりガス調量弁3の開度を
制御するなど、機関の運転全般を制御するように構成さ
れている。なお、この発明による開閉弁22の制御だけ
であれば、マイクロコンピュータでなく一般的なディス
クリートな回路によっても制御部10を構成することが
できる。
【0009】実施例は上述のような構成であり、次に図
2に示すタイムチャートにより動作を説明する。スロッ
トル弁7がほぼ全開となった状態で機関1が運転されて
いる時に急に負荷が遮断されると、スロットル弁7は(
a)のようにガバナ8の作用でほぼ全閉の状態にまで急
に閉じられる。過給機5はこの時までフル回転している
ため、給気出口5b側のブースト圧力Paはすぐには下
降しないで一旦上昇してから下降する。またスロットル
弁7の下流における圧力Pbも下降するが、従来の装置
ではそれぞれ(b)及び(c)の実線のように変化して
最終的には無負荷時の圧力にまで低下することになる。
【0010】一方、この実施例ではブースト圧力Paが
スロットル弁7の上流に設けられている圧力センサ23
で検出され、またスロットル弁7の下流の圧力Pbは圧
力センサ24で検出されており、その結果がそれぞれ制
御部10に入力される。そして制御部10では各圧力セ
ンサの検出信号から圧力比Pa/Pbを算出しており、
これをあらかじめ設定された基準値cと比較し、Pa/
Pb>cになると電磁弁22に対する制御信号を出力し
、圧力比がc以下になるまで(d)のように電磁弁22
を開いた状態に保つのである。なお、上記の基準値cは
通常の運転では有りえない程度の大きな値であり、例え
ば事前に実験等を行ってその結果から適切な数値が選定
される。
【0011】この電磁弁22の開動作によって、給気出
口5b側の圧力がバイパス路21を経て給気入口5a側
に逃がされてブースト圧力Paの上昇は止まる。そして
(b)に破線で示したように無負荷時の圧力にまで速や
かに低下するので、サージング発生の条件が成立せず、
サージングが防止されることになる。なお、スロットル
弁7の下流の圧力Pbも上流の圧力Paの低下に伴って
(c)の破線のように無負荷時の圧力にまで速やかに低
下し、更に機関回転数も(e)に破線で示すように変動
が小さくなる。
【0012】図3はサージングの発生と回避の条件を説
明した図であり、サージングは過給機5の給気出口5b
側の圧力P2(=Pa)と給気入口5a側の圧力P1の
比、すなわちP2/P1がサージングラインSを超えた
サージング領域で発生する。縦軸は圧力比、横軸は流量
である。この発明は、急激な負荷遮断によって動作点が
AからBに移動してサージング領域に入った場合に、バ
イパス路21を開くことにより圧力比P2/P1を下げ
、動作点をCに移動させてサージングの発生を回避して
いるのである。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、過給機の給気入口と給気出口の間にバイパス路を
設け、過給機を経た後のスロットル弁の上流と下流の圧
力比が基準値を超えた時に上記バイパス路を開くように
したものである。従って、サージング発生の条件が成立
するほどブースト圧力が上昇することがなく、サージン
グを有効に回避しながら負荷を急激に遮断するような運
転も可能となると共に、サージングに起因する故障をな
くして機器の信頼性を向上することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】実施例の動作を説明するタイムチャートである
【図3】サージングの発生と回避の条件を示した動作説
明図である。
【符号の説明】
1  機関 5  過給機 5a  給気入口 5b  給気出口 7  スロットル弁 10  制御部 14,14a,14b  吸気管 21  バイパス路 22  電磁弁 23  第1の圧力センサ 24  第2の圧力センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  過給機を経た後のスロットル弁上流に
    おける吸気管路の圧力を検出する第1の圧力検出手段と
    、スロットル弁の下流における吸気管路の圧力を検出す
    る第2の圧力検出手段と、過給機の給気入口と給気出口
    の間に設けられたバイパス路と、このバイパス路に設け
    られた開閉弁と、第1の圧力検出手段で検出された圧力
    と第2の圧力検出手段で検出された圧力との比があらか
    じめ設定された基準値を超えた時に上記バイパス路の開
    閉弁を開く制御部、とを備えたことを特徴とするガス機
    関における過給機のサージング防止装置。
JP11671691A 1991-04-19 1991-04-19 ガス機関における過給機のサージング防止装置 Pending JPH04321719A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266216A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Isuzu Motors Ltd ディーゼルエンジンの吸排気装置
JP2013076357A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Yanmar Co Ltd ガスエンジン装置
WO2015129369A1 (ja) * 2014-02-26 2015-09-03 ヤンマー株式会社 エンジン装置
JP2016141285A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 三井造船株式会社 ハイブリッドガスエンジン船

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