JPH04321608A - 防藻防貝組成物 - Google Patents

防藻防貝組成物

Info

Publication number
JPH04321608A
JPH04321608A JP11655191A JP11655191A JPH04321608A JP H04321608 A JPH04321608 A JP H04321608A JP 11655191 A JP11655191 A JP 11655191A JP 11655191 A JP11655191 A JP 11655191A JP H04321608 A JPH04321608 A JP H04321608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
algae
shellfish
proofing
paint
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11655191A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Kunii
玄雄 国井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
C I KEMUTETSUKU KK
K B L EIZEN CENTER YUGEN
Original Assignee
C I KEMUTETSUKU KK
K B L EIZEN CENTER YUGEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by C I KEMUTETSUKU KK, K B L EIZEN CENTER YUGEN filed Critical C I KEMUTETSUKU KK
Priority to JP11655191A priority Critical patent/JPH04321608A/ja
Publication of JPH04321608A publication Critical patent/JPH04321608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防藻又は防貝組成物に
関し、さらに詳しくは、塗料に添加して該塗料に防藻性
を付与するために使用される防藻又は防貝組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の防藻組成物が使用されて
いるが、毒性、効果の持続性等に問題があり、必ずしも
満足できるものではなかった。本発明の組成物の1成分
である2−メチルチオ−4−tert−ブチルアミノ−
6−シクロプロピルアミノ−S−トリアジンは、それ自
体としては防藻力を発揮しにくく単独使用はできないが
、有機錫化合物と組合わせて防藻剤として使用されてい
る。 しかしながら、有機錫化合物は毒性があるという欠点が
存在している。
【0003】本発明の組成物である安息香酸は、その抗
菌性のためにある種の飲食物の防腐剤として使用されて
いる。しかしながら、安息香酸の粘菌類及び動物性プラ
ンクトンに対する作用並びに藻類に対する使用は知られ
ていない。また、p−クロロ−m−キシレノールは殺菌
力を有することが知られているが、藻類に対するその使
用並びに粘菌類及び動物性プランクトンに対する作用に
ついては知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、ヒト
や環境に対する毒性が低く、効果の高い防藻又は防貝剤
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく、2−メチルチオ−4−tert−ブチルア
ミノ−6−シクロプロピルアミノ−S−トリアジンを他
の種々の薬剤と組合わせることにより有効な防藻又は防
貝剤を探索し、その結果、2−メチルチオ−4−ter
t−ブチルアミノ−6−シクロプロピルアミノ−S−ト
リアジンを安息香酸及びp−クロロ−m−キシレノール
と組合わせることにより、効果的な防藻又は防貝剤が得
られることを見出し、本発明を完成した。
【0006】従って本発明は、安息香酸20〜95重量
%、2−メチルチオ−4−tert−ブチルアミノ−6
−シクロプロピルアミノ−S−トリアジン5〜60重量
%及びp−クロロ−m−キシレノール(2〜60重量%
)(いずれもこれら3成分の合計重量に対する割合)を
含んで成る防藻又は防貝組成物を提供するものである。
【0007】
【具体的な記載】本発明の防藻又は防貝組成物は、前記
の3種類の活性成分をそれらの全体に対してそれぞれ前
記の重量%の範囲で含んでおればよく、この範囲内で相
互の比率を自由に選択することができる。これらの成分
はいずれも固体であり、これらの固体混合物を塗料に均
一に混合することは困難である。従ってこれらの成分は
溶剤に溶解し、最終的にはこれらの3成分が溶解してい
る溶液の形態をとることが好ましい。
【0008】これらの活性成分を溶解する溶剤としては
エチレングリコール、ジメチルホルムアミド、グリコー
ル酸、ブチルジグリコール、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル等が挙げられ、これらを単独で、又は2種類
以上組合わせて使用することができる。本発明の防藻又
は防貝組成分は主として塗料と混合して使用されるので
、塗料の本来の性質を害さないためには、防藻又は防貝
成分はできるだけ高濃度で溶剤に溶解させておくのが好
ましい。例えば本発明の3種類の活性成分をそれらの合
計量とおよそ同じ量の混合溶剤に溶解して濃厚組成物と
するのが好ましい。
【0009】本発明の防藻又は防貝組成分を添加する塗
料としては、例えば、変性エポキシ塗料、塩化ゴム塗料
、シリコン塗料、ポリウレタン塗料、フェノール系塗料
、水性アクリル塗料等が挙げられる。
【0010】
【実施例】次に実施例により、本発明をさらに具体的に
説明する。 実施例1.  防藻又は防貝組成物の調製安息香酸、2
−メチルチオ−4−tert−ブチルアミノ−6−シク
ロプロピルアミノ−S−トリアジン及びp−クロロ−m
−キシレノールを等量ずつ、ジメチルホルムアミドとブ
チルジグリコールとの等量混合溶剤中に溶解して、前記
成分を5重量%づつ含有する防藻又は防貝組成物を得た
。 実施例2.  防藻塗料の製造 実施例1において調製した防藻又は防貝組成物を、変性
エポキシ塗料、塩化ゴム塗料、シリコン塗料、ポリウレ
タン塗料、フェノール系塗料、及び水性アクリル塗料に
均一に混合し、前記3種類の活性成分をそれぞれ1.2
重量%ずつ含有する防藻又は防貝塗料を製造した。 実施例3.  寒天平板法による防藻又は防貝塗料の防
藻効果試験 藍藻類アナバエナ・シリンドリカ(Anabaena 
 cylindrica)(LAM−MI) 、緑藻類
クロレラ・ピレノイデス(Chlorella   p
yrenoides)(LAM−M23)、及び緑藻類
スセネデスムスsp.(Scenedesmus sp
.)をそれぞれM−11液体培地(組成:NaNO3 
100mg, K2HPO4 10mg, MgSO4
 ・7H2O 75mg, CaCl2 ・2H2O 
40mg,Na2CO3 20mg, Fe−citr
ate 6mg, Na2 EDTA ・2H2O 1
mg 、水道水1000ml, pH8.0)に増殖さ
せて対数増殖期の細胞を調製した。
【0011】直径9cmのペトリ皿にM−11寒天培地
(前記M−11液体培地に1.3%の寒天を加えたもの
)を分注して固体培養を調製し、実施例2において調製
した塗料を塗布した濾紙を前記寒天培地上に置き、そし
て前記の藻類細胞を噴霧した後20℃,4,000Lu
xの光射照のもとで培養を行い、2週間後に藻類の増殖
の程度を視覚観察した。なお、防藻又は防貝剤を添加し
ない塗料を塗布した濾紙を寒天培地上に置き対照(ブラ
ンク)とした。
【0012】その結果を表1に示す。
【0013】
【表1】 表1から明らかな通り、本発明の防藻又は防貝組成物を
添加した塗料はいずれも強力な防藻効果を示した。 実施例4.  寒天重層法による防藻又は防貝塗料の防
藻効果試験 実施例3と同様にしてペトリ皿中にM−11寒天培地を
調製した後、その上に、藻類細胞を混合した3分の1量
のM−11寒天培地を重層し、その上に実施例2に記載
した塗料を塗布した直径8mmのペーパーディスクを置
き、実施例3と同様にして培養し、そして阻止円の直径
(mm)を測定した。
【0014】その結果を表2に示す。
【0015】
【表2】 表2から明らかな通り、本発明の防藻又は防貝組成物を
添加した塗料はいずれも強力な防藻効果を示す。 実施例5.  海洋試験(1) 実施例2において調製した防藻又は防貝剤入り変性エポ
キシ塗料を、石綿ボードに一部分を残して塗布し、この
石綿ボードを2ヶ月間(水温13℃〜24℃)の海水に
浸漬した後引き上げて観察した。
【0016】その結果を図1に示す。この図中、上の部
分は防藻又は防貝塗料を塗布しなかった部分であり、下
方の部分は防藻又は防貝塗料を塗布した部分である。防
藻又は防貝塗料を塗してない上方部分には藻類が繁殖し
ているのに対して、防藻又は防貝塗料を塗布した下方部
分では藻類の繁殖が完全に防止されている。 実施例6.  海洋試験(2) ナイロン製のネットに、一部分を残して、実施例2の防
藻又は防貝剤入り水性アクリル塗料に浸し、実施例5と
同様に2ヶ月間海水に浸たした後引き上げて観察した結
果を図2に示す。
【0017】この図において、ネットの左側部分は防藻
又は防貝塗料に浸した部分であり、右側部分は未処理部
分である。未処理部分においては藻類が繁殖しているの
に対して、処理部分においては藻類の繁殖が完全に阻止
されている。 参考例  抗カビ試験 ASTM G21及びJIS Z2911 に準じて、
実施例2において調製した本発明の防藻又は防貝組成物
を含有する塗料の抗カビ試験を行った。
【0018】次の組成: NaNO3               2gKH2
PO4              0.7gK2HP
O4              0.3gKCl  
               0.5gMgSO4 
・7H2O       0.5gFeSO4 ・7H
2O       0.01gしょ糖        
      30g寒  天            
  20g純  水              1,
000mlを有する培地をオートクレーブにて 120
℃、15分間殺菌した後、すでに殺菌済の直径 150
mmのペトリ皿に 120mlずつ分注して寒天固体培
地を調製した。
【0019】実施例2において調製した各防藻又は防貝
塗料、及び防藻又は防貝剤を含有しない対照塗料(ブラ
ンク)を40mm×40mmの合板の表面に2回塗布し
、十分に乾燥した後、塗料面が寒天培地に接するように
置き、そして下記の試験菌の胞子分散液を寒天培地上に
噴霧して接種した。 アルターナリア・アルタナータ(Alternaria
  altanata) クラドスポリウム・クラドスポリオデス(Clados
porium  cladosporiodes) オーレオバシジウム・プルランス(Aureobasi
dium   pullulans ) フザリウム・セミテクトム(Fusarium  se
mitectum)トリコデルマ・ビリデ(Trich
oderma   viride)ペスタロチア・パエ
オニアエ(Pestalotia  paeoniae
)カエトミウム・グロボスム(Chaetomium 
 globosum)アスペルギルス・フラブス(As
pergillus   flavus)ニグロスポラ
・オリザエ(Nigrospora  oryzae)
次に、25〜27℃、相対湿度85〜95%にて28日
間培養を行い、カビの生育状態を次の様に評価した。
【0020】菌がまったく発育しない      02
5%以下の発育              125〜
50%の発育              250%以
上の発育              3100 %の
発育                4その結果、表
3に示す結果が得られた。
【0021】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の防藻又は防貝組成物の防藻効果
を示す。生物の形態を示す図面に代る写真である。
【図2】図2は本発明の防藻又は防貝組成物の防藻効果
を示す、生物の形態を示す図面に代る写真である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  安息香酸20〜95重量%、2−メチ
    ルチオ−4−tert−ブチルアミノ−6−シクロプロ
    ピルアミノ−S−トリアジン5〜60重量%及びp−ク
    ロロ−m−キシレノール2〜60重量%(いずれもこれ
    ら3成分の合計重量に対する割合)を含んで成る防藻又
    は防貝組成物。
  2. 【請求項2】  請求項1の防藻組成分を含んで成る防
    藻又は防貝塗料。
JP11655191A 1991-04-22 1991-04-22 防藻防貝組成物 Pending JPH04321608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11655191A JPH04321608A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 防藻防貝組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11655191A JPH04321608A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 防藻防貝組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04321608A true JPH04321608A (ja) 1992-11-11

Family

ID=14689919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11655191A Pending JPH04321608A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 防藻防貝組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04321608A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1437044A3 (en) * 2002-12-16 2004-07-21 Chubu Electric Power Co., Inc. Algae growth inhibitor and method of algae growth inhibition
JP2013529666A (ja) * 2010-07-01 2013-07-22 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 抗汚染性ベンゾエート組み合わせ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1437044A3 (en) * 2002-12-16 2004-07-21 Chubu Electric Power Co., Inc. Algae growth inhibitor and method of algae growth inhibition
JP2013529666A (ja) * 2010-07-01 2013-07-22 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 抗汚染性ベンゾエート組み合わせ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7097344B2 (ja) 農業用、工業用およびその他の使用のための消毒薬としてのビスマス-チオール
JPS63297306A (ja) 工業用防腐防かび剤
KR20170039725A (ko) 방부 제품, 이의 제조 방법 및 이의 용도
JPH07500356A (ja) 粉末状の固体キャリヤーに担持されたtcmtb、その製造方法と使用方法
CN103509423A (zh) 一种改性杀菌涂料及其制备方法
US5874453A (en) Synergistic antimicrobial compositions containing a dimethylamide of a carboxylic acid with mixture of 2-(thiocyanomethylthio) benzothiazone and methylenebis (thiocyanate)
JP3584987B2 (ja) メチレン−ビス(チオシアネート)および有機酸を含む相乗的抗微生物組成物
KR20060015600A (ko) 항균ㆍ항바이러스 조성물
US20130217575A1 (en) Compositions for treating water systems
JPS60146808A (ja) 農園芸用殺菌及び植物病害防除剤
WO1996003882A1 (fr) Herbicide contenant des microbes et procede d'utilisation de celui-ci
JPH04321608A (ja) 防藻防貝組成物
CN111226951A (zh) 一种水处理杀菌剂及其制备方法
CN109122687A (zh) 乙醇酸盐配合物杀菌剂及其应用
JPH032105A (ja) 安定剤組成物及び安定化された水性系
JPS6287504A (ja) 殺菌組成物
WO2021003419A1 (en) Methods to reduce contamination, biofilm and fouling from water systems, surfaces, and products
JPS61233606A (ja) 農園芸用殺菌剤組成物
CN101120678B (zh) 防治果树流胶病的保护治疗剂及其制备方法
JP4387587B2 (ja) ドデシルモルホリンまたはその塩およびドデシルアミンまたはその塩を含有する相乗的抗微生物組成物
JP7361965B1 (ja) コロナウイルスを含む抗ウイルス活性、抗カビ活性、および抗菌活性を有する2液エマルジョンコーティング剤、及びコロナウイルスを含むウイルス、カビ、および細菌の除菌方法。
JPS63297307A (ja) 工業用防腐防かび剤
WO1995002961A1 (fr) Insecticide acide gras et methode de destruction des insectes base sur cet insecticide
RU2211759C1 (ru) Средство и способ защиты неметаллических материалов от биоразрушений
JPS6058202B2 (ja) 非医療用殺菌組成物