JPS63297307A - 工業用防腐防かび剤 - Google Patents

工業用防腐防かび剤

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JPS63297307A
JPS63297307A JP13287287A JP13287287A JPS63297307A JP S63297307 A JPS63297307 A JP S63297307A JP 13287287 A JP13287287 A JP 13287287A JP 13287287 A JP13287287 A JP 13287287A JP S63297307 A JPS63297307 A JP S63297307A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は工業用防腐防かび剤に関する。さらに詳しくは
、染料、糊料、木材、皮革、繊維、パルプ等の各種工業
用原材料または工業製品が、細菌や真菌等の微生物によ
って腐敗したり、発がびして劣化することを防止するた
めの工業用防腐防がび剤に関する。
(ロ)従来の技術 工業用防腐防かり剤として、有機水銀化合物、有機錫化
合物、塩素化フェノール等、多くの薬剤が使用されてき
た。しかし、近年これら化合物の持つ毒性や環境汚染が
問題となっている。
本発明の組成物である第四級アンモニウム化合物と3−
ヨード−2−プロピニル−N−ブチルカーバメートは、
それぞれ単独で低毒性の抗微生物剤であることが知られ
ている。しかし単独で使用した場合には、効果が不充分
となる場合があり、さらに実用濃度ではいずれも抗菌ス
ペクトルが狭く、効率良く身中物の発育を胆1トオA二
とh(ア当かhzった。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は低毒性であると共に、より低濃度で防腐
防かび効果を示し、しかも広範囲の微生物に対して有効
な防腐防かび剤を提供することにある。
(ニ)問題点を解決するための手段および作用本発明者
らは、上記観点から糧々の低毒性抗微生物を組合わせろ
着想に至り、鋭意研究の結果、ある一群の第四級アンモ
ニウム化合物と3−ヨード−2−プロピニル−N−ブチ
ルカーバメートとを組合わせることにより著しい相乗的
抗微生物作用が発現され、さらに抗菌スペクトルも実質
的に拡大されるという事実を見出した。
かくして、本発明は下式: (式中、R8は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、R1は低級アルキル基、炭素数8〜18のアル
キル基らしくはアルケニル基又はアラルキル基、R1及
びR4はそれぞれ低級アルキル基、Xはハロゲン原子を
示す) で表わされる第四級アンモニウム化合物(以下QACと
略称する)と3−ヨード−2−プロピニル−N−ブチル
カーバメート(以下I PBCと略称する)とを含む工
業用防腐防かび剤を要旨とするものである。
上記QACにおける定義中、低級アルキル基とは、炭素
数1〜5のアルキル基を意味する。
またアラルキル基としては、ベンジル基やフェネチル基
が適している。一方、ハロゲン原子としては、塩素原子
、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ、塩素原子が最も
適している。
上記QACの具体例としては、オクチルトリメチルアン
モニウムクロライド、デシルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド
、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロライド等のアルキ
ルC・〜C1゜トリメチルアンモニウムハライド類や、
オクチルデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオ
クチルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメ
チルアンモニウムクロライド、オクチルドデシルジメチ
ルアンモニウムクロライド、ジオクタデシルジメチルア
ンモニウムクロライド、ジオクタデシルジメチルアンモ
ニウムクロライド等のジアルキルC1〜C+aジメチル
アンモニウムハライド類や、ドデシルジメチルベンジル
アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジメチルアンモ
ニウムクロライド、オクタデシルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド等のアルキルC,〜C1,ベンジル
ジメチルアンモニウムハライド類が挙げられる。もちろ
んこれらは混合物であってもよく、一般油脂由来の混合
アルキル基を有する混合物、例えば、C8〜CI8アル
キルトリメチルアンモニウムクロライド、Cs〜CtS
ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド、C8〜c
psアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
等を用いることができる。これらのうち、ジオクチルジ
メチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアン
モニウムクロライド、ドデシルジメチルベンジルアンモ
ニウムクロライド、ヘキサデシルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド又はオクタデシルジメチルベンジル
アンモニウムクロライドを用いるのが好ましい。
本発明の薬剤において相乗効果を得るためには、菌の種
類によっても異なるが、通常はQACとI PBCの配
合比率(重量比)を1:10〜30:1とするのが望ま
しく、更に望ましくは2:1〜20:1である。
また本発明の薬剤を前記利用分野で使用するに際して、
そのまま用いてもよいが、種々の剤型が考えられる。一
般的には液剤で用いられることか多く、例えばでん粉糊
液やウェットバルブ、木材等の防腐防かびに用いられる
。この場合は有機溶剤に溶解した溶液剤としてもよく、
必要に応じて界面活性剤を添加することにより、水中で
乳化する乳剤とすることもできる。ここで用いる有機溶
媒としては、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトン
、N−メチルピロリドン、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、キシレン等の両成分を溶解可能な種々の有
機溶媒が挙げられる。また、上記界面活性剤としては、
ノニオン系界面活性剤が最も適しており、例えばポリオ
キシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシ
エチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル等が挙げられる。また対象物が粉末
の場合は粉剤として用いることもでき、その場合はケイ
ソウ土やカオリン等の担体にQACを保持させ、I P
BCと混合すればよい。そのほか、有機溶剤や界面活性
剤によりペースト剤とすることも可能であり、木材に塗
布して防腐防かび処理することかできる。もちろん、他
の用途の薬剤、例えば殺虫剤等を併用したり混用しても
さしつかえない。
本発明の薬剤を使用する際の濃度は、対象となる物質と
使用目的により異なり、とくに限定されない。例えばで
んぷん糊のような糊液の防腐やウェットバルブの防かび
にはQACを5〜100mg/kg、I PBCを1〜
loomg/kg添加すればよい。木材に対しては、防
がびが目的の場合QACを0.1〜10g / m ”
、IPBCを0.05〜Ig 7m”吸収させればよく
、防腐が目的の場合はQACを1〜10g/m”、Ip
13Cを0.2〜5g/m”塗布すればよい。
(ホ)実施例 以下に例をあげて説明するが、本発明はそれらに限定さ
れるものではない。
〔実施例 微生物に対する相乗効果〕
(1)評価方法 2成分間の相乗作用は二元希釈法により測定する。両成
分を所定の濃度になるように希釈し、培地にそれぞれ一
定量添加する。これに微生物を接種し、一定条件で培養
したのち、微生物の発育が認められない濃度を二元希釈
法による最小発育阻止濃度とする。
第1図は普通目盛座標を用いてそれぞれの成分の最小発
育阻止濃度を両軸上に等しくとったグラフである。この
グラフの曲線すなわちTDMIC曲線よりも上側の領域
は増殖阻止域を示し下側の領域は増殖域を示す。また、
対角線とT D M I C曲線が一致すると相加効果
、対角線よりも上側に曲線かあると拮抗作用、対角線よ
り下側の場合か相乗作用を表わす、。
(2)細菌類に対する相乗効果 QACとして、ジデシルジメチルアンモニウムクロライ
ド(以下DDACと略称する)を使用して、ラテックス
、でん粉糊、コーティングカラー等の腐敗物から高頻度
で見出される細菌の一種であるバチルス属のうち、バチ
ルス・ズブチルスに対する相乗効果を判定した。
培地としてブイヨン培地を用い、−夜前培養した菌液を
一定量接種して、37℃にて24時時間表う培養したの
ち、培地の濁りが認められない濃度を求めた。
その結果を第2図に示す。
第2図に示したように、バチルス・ズブチルスに対する
TDMIC曲線は明らかに相乗作用を示すものであり、
菌の生育を完全に抑制した2成分の相乗効果は、例えば
DDACの濃度が13g7m12.IPBCの濃度が5
μg/m(lであるときに現れた。それぞれ単独ではD
DACが4μg/mQ、I PBCが20μg/mQで
菌の生育を抑制するので、本発明の組成物は各々単独使
用時の1/4量となり、顕著な相乗効果を発揮すること
が示された。その他、相乗効果を示した濃度の組み合わ
せの例は第1表に示すとおりである。
第1表 (3)かび類に対する相乗効果 QACとして(2)と同じ< DDACを使用して、ウ
ェットパルプ、でん粉糊、コーテングカラー等によく生
育するかびの一種であるアスペルギルス種のうち、アス
ペルギルス・ニゲルに対する相乗効果を判定した。
培地としてツアペック培地を用い、予め斜面培養してお
いた保存菌株から胞子を1エーゼ採取して、無菌水に懸
濁させた液の一定量を接種し、27℃で72時間振とう
培養したのち、培地中に菌糸の発育が認められない濃度
を求めた。
その結果を第3図に示す。
第3図に示されたように、アスペルギルス・ニゲルに対
するTDMIC曲線は明らかに相乗作用を示すものであ
り、菌の生育を完全に抑制した2成分の相乗効果は、例
えばDDACの濃度が20μg/m12.IPBCの濃
度が0.12μg/m12のときに現れた。それぞれ単
独ではDDACが80μg/mc、IPBCが1ug/
m(lの濃度で菌の発育を抑制しているので、本発明の
組成物は単独使用時の174及び178量で抑制できる
ことになり、強い相乗効果を有していることが示された
。その他、相乗効果を示すDDACとI PBCの濃度
の組み合わせの例は第2表に示すとおりである。
第2表 〔実施例−1でん粉糊液の防腐試験〕 コーンスターチを水に5%の重量比で分散させ、かくは
んしながら90〜95℃に加熱して糊液を調整した。冷
却後、既に腐敗した糊液を1%加え、140 m (2
容のガラスびんに100 gずつ分注した。DDAC,
IPBC及びDDAC: IPBC=l :lの混合物
の3者を、それぞれN、N−ジメチルホルムアミドに溶
解し、所定の濃度になるように添加した。37℃で培養
を行い、経日的に菌数測定を実施した。
この結果を第3表に示す。
第3表 表中の数値は生細菌数(個/m12)を示す。
第3表に示されたように、DDAC: IPBC=1:
1の混合物は、同一濃度の単独薬剤に比べて、明らかに
優れた防腐効力を示しており、相乗効果が認められた。
〔実施例−2ウェットパルプの防かび試験〕ウェットパ
ルプ(LBKP)を直径5cmに打ち抜き、試験片とす
る。DrjAc、IPBC各単独、及びDDAC: I
PBC=lG:lの混合物の3者を、それぞれN、N−
ジメチルホルムアミドに溶解し、パルプ絶乾重量に対し
て所定の濃度になるようピペットで均一に散布する。な
お、散布量は全て0 、1 m Qとし、対照としてN
、N−ジメチルホルムアミドのみをO,1m12散布し
たものを用意する。これらを予め下記組成の培地を流し
固めておいた直径9cmのペトリ皿中に静置する。
培地組成(脱イオン水tC中) 予めウェットパルプから分離し、保存しておいたかびの
うち、ウェットパルプから高頻度で見出される、アスペ
ルギルス属、ペニシリウム属、トリコデルマ属の胞子を
無菌水に懸濁させ、その一定量を前記シート上に均一に
散布する。27℃で培養を行い、経日的に肉眼でかびの
生育状態を観察し、効果を判定した。
この結果を第4表に示す。
第4表 判定基準 一:シート上にかびの発生が認められない↑:シートの
173以下にかびの発生が認められる+:シートの17
3〜273にかびの発生が認められる一+1+:シート
の273以上にかびの発生が認められる第4表に示され
たように、DDAC: I PBC=lO:1の混合物
は22mg/kgの添加で完全にかびの発生を抑制でき
ることが明らかとなった。また、混合物に含まれている
のと同じ濃度を添加した単独薬剤に比べても効果が優れ
ており、相乗効果を示すことが判明した。
〔実施例−3木材の防かび試験〕 DDAC及びIPBC単独、それに両者の混合物を用い
て、木材によく生育するかびに対する防かび試験を実施
した。試験方法は社団法人日本木材保存協会(略称JW
PA)の定めろ規格第2号「木材防かび剤の防かび効力
試験方法」に準じ、第5表に示す種々の濃度で試験を実
施した。
(1)供試薬剤 供試した薬剤は下表のとおりである。なお表中の数値は
重量部を示している。
(以下余白) (2)供試かび A、7スベル軸ス      Aspergillus
  nigerAtペニシリウム       Pen
icfllittm  funiculosumA3オ
ーレオバシ44ウム   Aureobasidium
  pullulansA4グリオクライイウム   
 Gliocladium  virensA5リゾー
ブス        Rh1zopus  javan
icus(3)試験片の調製 ブナの辺オ片(2QX3X5Qmm)を0.03!fi
、I)、08S、 0.125に水道水で希釈した製剤
例−1〜3の薬液に3分間浸漬する。その後2日間風乾
して、処理試験体とした。
(4)防かび試験 滅菌したベトリ皿(直径90mm)に高圧蒸気滅菌した
2へ寒天液を流し固め、その上にポリプロピレン製9網
を置いて架台とし、試験片と寒天とが直接触れないよう
にする。
架台の上へ試験片を3枚置き、その上へ各々供試かびの
胞子懸濁液をふりかける。処理片は1a度6挨(ベトリ
皿2枚)とする。試験培養は26°C中で4i!間とし
評価は各かび種及び濃度ごとに4週間後の個々の試験片
ごとにかびの発育状況を観察し、下記に示す基準に従っ
て評価値を求める。
評1iI5値 かびの発育状況 0      試験体にbびの発育が全(認められない
l      試験体の側面のみにたびの発育が認めら
れろ2   試験体の上面の面積の1/3以下にきびの
発育が認めろhる。
3   試験体の上面の面積の173以上にかびの発育
が認められる。
第6表中の被害値(D)は試料の各濃度ごとに平均評価
値の合計(S)を求め次に示す式によって求める。
平均評価値の合計(S) −A + + A t + A ! + A 4 + 
A 5(A1.A!・・A、:かび種ごとの平均評価値
)So:無処理試験体のS S :ある濃度の処理試験体の5 (5)試験結果 結果を第5表に示す。
(以下余白) 第5表 実質的な防かび効果が期待できる被害値(D)は30以
下とされている。第5表によれば、製剤例−1は処理濃
度1.2%(吸収量1223m g / m ’ )で
ら30を越えている。また製剤例−2も処理濃度0.6
%(吸収量510mg/m”)で30を越えている。こ
れに対し、製剤例−3は処理濃度0.3%(吸収量27
2mg/m”)でも30以下であり、優れた防かび効果
を示すと共に、相乗効果を示すことが明らかとなった。
しかも、製剤例−1(有効成分DDAC)及び製剤例−
2(有効成分I PBC)では防かび効力が低いA4及
びA、のかびに対してもこの発明の実施例である製剤例
−3(有効成分DDAC−I PBC)では低濃度で優
れた防かび効力を示し、実質的に抗菌スペクトルが拡大
されていることがわかる。
一方市販されている防かび剤として代表的なMBTC(
メチレンビスチオシアナート)まf二はTCMTB [
2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール]の単
独及び併用においてらA4のかびに対しては防かび効力
が不十分であるという事実から考察するに、この発明の
効果は予想を越えた顕著な効果を有することがわかる。
[実施例−4木材の防腐試験コ DDAC及びI PBC単独、それにDDAC:rPB
c=lo:3の混合物を用いて、各種木材腐朽菌に対す
る防腐効力試験を行った。
試験方法は(社)日本木材保存協会(J W P A 
)の定めた規格第1号[木材防腐剤の防腐効力試験方法
」に準じ、第6表に示す種々の濃度で試験を実施した。
(1)供試薬剤 実施例−3(1)と同一の薬剤を供試した。
(2)供試腐朽菌 ■)オオウズラタケ Tyromyces palus
tris■)カワラタケ   Coriolus ve
rsicolor■)ナミダタケ   5erpula
 lacrymans(3)試験片の調製 スギ、アカマツ、及びブナの3種類の辺材木片(5X2
0X40mm、面が本正目のもので、木口面は常温硬化
型エポキシ樹脂でシールしたもの)に、15.20及び
25%の各種濃度に調整した製剤例−1〜3が110±
Log/m″の割合で被着するようにハケで均一に塗布
し、風乾後、耐候操作を行わないものと行うものとの2
グループに分け、後者についてはJWPA耐候操作法に
従い処理を行った後、2グループを60℃で辺材が恒量
になるまで乾燥を行い試験片とした。
(4)防腐試験及び結果 培養基はJIS変法培地(ペプトン=0.5%。
麦芽エキス=1%、ブドウ糖=2,5%。
KH,PO,= 0.3%、 Mg5Oa・7H,O=
 0.2%)を用い、木材腐朽菌を該培養基中で培養し
、3樹種の試験片と木材腐朽菌を別記のごとく組合わせ
、試験培養を行った。培養温度はカワラタケζオオウズ
ラタケは26±2°C1ナミダタケは20±2℃で期間
56日とし防腐効力値を求めた。その結果を第6表に示
した。なお防腐効力値は次式により算出した。
防腐効力値 ただし、3樹種辺材木片に対し適用する供試木材腐朽菌
をそれぞれスギーオオウズラタケ、ブナ−カワラタケ、
アカマツ−ナミダタケとした。この組合せは、木材防腐
剤の腐朽阻止濃度や腐朽阻止吸収量を比較する場合、無
処理材で高い重量減少が得られる組合わせで高い防腐効
力値を求め比較することにより、その木材防腐剤の防腐
効力をより総合的に評価しようとしたものである。
実質的に、防腐効果があると期待できる防腐効力値は8
5以上とされている。第6表から明らかなように、樹種
と腐朽菌の全ての組合わせに対して有効な処理濃度は、
製剤例−1及び製剤例−2両者共、25%以上であるの
に対し、製剤例−3は15%以下でよく、優れた防腐効
力を示すと共に、顕著な相乗効果が認められた。
(へ)発明の効果 本発明の工業用防腐防かび剤によれば、各有効成分の相
乗的な抗微生物作用によって、優れた防腐防かび効果が
発揮され、それにより微生物障害を効率良く防止でき、
経済性ら向上することができる。さらに有効成分は各々
低毒性のものであるため、環境汚染の点からも好都合で
ある。
従って、本発明の防腐防かび剤は工業用の抗微生物剤と
してその有用性は極めて大きなものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は二次元希釈法でのM I C曲線(TDMIC
曲線)による微生物に対する相乗効果の評価基準を示す
グラフ図、第2図及び第3図は各々本発明の工業用防腐
防かび剤のTDMIC曲線を例示するグラフ図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は炭素数8〜18のアルキル基又はアル
    ケニル基、R_2は低級アルキル基、炭素数8〜18の
    アルキル基もしくはアルケニル基又はアラルキル基、R
    _3及びR_4はそれぞれ低級アルキル基、Xはハロゲ
    ン原子を示す) で表わされる第四級アンモニウム化合物と3−ヨード−
    2−プロピニル−N−ブチルカーバメートとを有効成分
    として1:10〜30:1の配合比率(重量比)で含有
    してなる工業用防腐防かび剤。
  2. (2)配合比率が2:1〜20:1である特許請求の範
    囲第1項記載の工業用防腐防かび剤。
JP13287287A 1987-05-28 1987-05-28 工業用防腐防かび剤 Expired - Lifetime JPH0780731B2 (ja)

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