JPH04321531A - 光ファイバ用母材の製造方法 - Google Patents

光ファイバ用母材の製造方法

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Publication number
JPH04321531A
JPH04321531A JP3092028A JP9202891A JPH04321531A JP H04321531 A JPH04321531 A JP H04321531A JP 3092028 A JP3092028 A JP 3092028A JP 9202891 A JP9202891 A JP 9202891A JP H04321531 A JPH04321531 A JP H04321531A
Authority
JP
Japan
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optical fiber
silica particles
silica
particle size
fiber preform
Prior art date
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Pending
Application number
JP3092028A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugio Sato
継男 佐藤
Takayuki Morikawa
孝行 森川
Hiroshi Hihara
弘 日原
Takeshi Yagi
健 八木
Kazuaki Yoshida
和昭 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to CA002049898A priority patent/CA2049898C/en
Priority to BR919103682A priority patent/BR9103682A/pt
Priority to KR1019910014892A priority patent/KR940005065B1/ko
Priority to EP91114336A priority patent/EP0473104B1/en
Priority to DE69123313T priority patent/DE69123313T2/de
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリカ粒子或いはこれ
にドーパントを添加したシリカ粒子を出発原料として成
形型内で成形することにより多孔質の光ファイバ用母材
を製造する光ファイバ用母材の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバ用母材の製造方法と
しては、SiCl4を出発原料とする火炎加水分解反応
によるVAD法や、酸化反応を利用したMCVD法があ
る。しかしながら、これらの方法ではシリカ粒子の付着
効率が悪い問題点がある。
【0003】このため、最近、出発原料としてシリカ粒
子を用い、該シリカ粒子を泥漿鋳込法或いは静水圧プレ
ス法により成形して多孔質の光ファイバ用母材を製造す
る方法が特開平1−56331号等に開示されている。 この場合、シリカ粒子としては、ある粒径分布をもった
1種類のシリカ粒子を用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにある粒径分布をもった1種類のシリカ粒子を用いて
、上記のような物理的な方法で多孔質の光ファイバ用母
材を成形した場合には、粒径が大きいと、成形時の応力
歪みにより、クラックが発生したり、取扱い中に割れが
発生したりし易い問題点がある。一方、粒径が小さいと
、機械的強度は粒径の大きいものより改善されるが、後
工程の焼結時に光ファイバ母材の内部に気泡が発生し易
い問題点がある。クラックや割れ等は製品の歩留りに影
響し、気泡は光ファイバの強度及び伝送損失に影響し、
好ましくない。
【0005】本発明の目的は、前述した各種物理的な成
形法を用いても、得られる多孔質光ファイバ母材のシリ
カ粒子の粒径の違いによる機械的強度の低下の問題点や
光ファイバの強度の低下等の問題点を改善できる光ファ
イバ用母材の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の手段を説明すると、次の通りである。
【0007】請求項1に記載の発明は、シリカ粒子を成
形型内で成形して多孔質の光ファイバ用母材を製造する
光ファイバ用母材の製造方法において、前記成形型内に
は中心部に粒径の大きいシリカ粒子を配置し、その外周
に粒径の小さいシリカ粒子を配置して成形を行うことを
特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記粒径の大きいシリカ粒子の粒径は1〜20μm
 の範囲とし、前記粒径の小さいシリカ粒子の粒径は1
μm より小さいことを特徴とする。
【0009】
【作用】成形時の条件を一定にした場合、該シリカ粒子
の成形体である多孔質光ファイバ用母材の特徴は、表1
に示す通りである。
【0010】
【表1】
【0011】この場合、焼結時の気泡の発生は、ガラス
化された光ファイバ用母材の中心部で発生し易く、外周
部ではガスが拡散し易いので殆ど発生しない。
【0012】また、シリカ粒子成形体である該多孔質光
ファイバ用母材の強度は、カサ密度が高いほど高い。即
ち、シリカ粒径が小さい程、丈夫な多孔質光ファイバ用
母材が得られる。
【0013】成形時の応力歪みによるクラックの発生も
、多孔質光ファイバ用母材の外周部の強度が高い程発生
し難く、また取扱いも容易になる。
【0014】本発明では、成形型内の中心部に粒径の大
きいシリカ粒子を配置して成形するので、後工程の焼結
時に光ファイバ用母材の内部に気泡が発生するのを抑制
することができる。
【0015】また、成形型内の内周壁側に粒径の小さい
シリカ粒子を配置して成形するので、多孔質光ファイバ
用母材の機械的強度が向上し、クラックや割れ等の発生
を防止することができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の方法の実施状態を示す縦断面
図であり、図2は図1の方法で成形された多孔質光ファ
イバ用母材の横断面図である。これら図を用いて、本発
明の各実施例を詳細に説明する。
【0017】実施例1 粒径が1〜20μm の範囲のシリカ粒子4と、粒径が
1μm より小さいシリカ粒子5との、2種類のシリカ
粒子、各400 gを粒子:純水=1:0.5 になる
ように、該純水に分散させ、シリカの泥漿(スラリー)
を作成する。
【0018】成形型1としては、内径30mm、長さ3
00mm の吸水機能を有する樹脂型を用いる。この成
形型1内の中央に、外径2mmのGeO2 をドープし
(石英との比屈折率差1%)透明ガラス化されたコア2
を配置する。
【0019】該コア2の外周に、内径の異なる2種類の
投入容器3a,3bを同軸状に配置する。これら投入容
器3a,3bを用いて、コア2の外周に粒径の大きいシ
リカ粒子4の泥漿を流し込んで積層し、該シリカ粒子4
の積層部分の外周には粒径の小さいシリカ粒子5の泥漿
を流し込んで積層する。このとき、投入容器3a,3b
は、徐々に上昇させる。このようにして流し込みを行い
、放置すると、水が成形型1に吸収されると同時に成形
され、水分含有率が10〜15%になったところで脱型
する。
【0020】得られたシリカ粒子成形体である多孔質光
ファイバ用母材6を100 ℃で5時間乾燥した後、通
常のスート純化方法でCl2 雰囲気中で、1000℃
,2時間処理して該多孔質光ファイバ用母材6の純化を
行い、ついで1500℃,He雰囲気中で焼結してガラ
ス化された光ファイバ用母材を得た。
【0021】このガラス化された光ファイバ用母材は、
外径25mm,長さ250mm である。この光ファイ
バ用母材を線引きして、コア径10mm,クラッド径1
25 μm の光ファイバを得た。該光ファイバの伝送
損失を測った結果、波長1.55μm で0.7 dB
/Km であった。
【0022】以上の本発明の方法で、10本の多孔質光
ファイバ用母材を作製したところ、途中、クラックの発
生や割れの発生もなく、また焼結後に気泡の発生も認め
られなかった。
【0023】実施例2 粒径が1〜20μm の範囲のシリカ粒子4と、粒径が
1μm より小さいシリカ粒子5との、2種類のシリカ
粒子、各400 gを用意し、十分脱気した。内径50
mm,外径60mm,長さ250mm のゴム製成形型
1を用意した。この成形型1の中心に外径2.8mm 
のコア2を配置する。このコア2の外周に、前述したと
同様に、2種類の投入容器3a,3bを同軸状に配置し
、これら投入容器3a,3bを用いて2種類のシリカ粒
子4,5を図2の断面形状が得られるように充填した。
【0024】このゴム製成形型1を図示しない静水圧加
圧装置にセットして、1000Kg/cm 2 の印加
圧力で1分間加圧成形した。得られたシリカ粒子成形体
である多孔質光ファイバ用母材は、外径42mmであっ
た。以下、実施例1に準じてCl2 処理及び焼結を行
った。焼結後の光ファイバ用母材のサイズは、外径35
mm,長さ200mm であった。この光ファイバ用母
材を線引きして、コア径10mm,クラッド径 125
μm の光ファイバを得た。該光ファイバの伝送損失を
測った結果、波長1.55μm で0.5dB/Kmで
あった。
【0025】以上の本発明の方法で、10本の多孔質光
ファイバ用母材を作成したところ、途中、クラックの発
生や割れの発生もなく、また焼結後に気泡の発生も認め
られなかった。
【0026】なお、本発明は、成形方法や異なる粒子径
の配置面積に制限を受けるものではない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光フ
ァイバ用母材の製造方法では、成形型内の中心部に粒径
の大きいシリカ粒子を配置して成形するので、後工程の
焼結時に光ファイバ母材の内部に気泡が発生するのを抑
制することができる。また、本発明では、成形型内の内
周壁側に粒径の小さいシリカ粒子を配置して成形するの
で、多孔質光ファイバ用母材の機械的強度が向上し、ク
ラックや割れ等の発生を防止することができる。従って
、本発明によれば、前述した各種物理的な成形法を用い
ても、シリカ粒子の粒径の違いによる機械的強度の低下
の問題点や光ファイバの強度の低下等の問題点を共に改
善して性能の良い光ファイバ用母材の製造を、VAD法
等に比べて能率良く容易に行うことができる。このため
、本発明によれば、光ファイバのコストダウンを図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の実施状態を示す縦断面図である
【図2】図1の方法で成形された多孔質光ファイバ用母
材の横断面図である。
【符号の説明】
1…成形型、2…コア、3a,3b…投入容器、4…粒
径の大きいシリカ粒子、5…粒径の小さいシリカ粒子、
6…シリカ粒子成形体である多孔質光ファイバ用母材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリカ粒子を成形型内で成形して多孔
    質の光ファイバ用母材を製造する光ファイバ用母材の製
    造方法において、前記成形型内には中心部に粒径の大き
    いシリカ粒子を配置し、その外周に粒径の小さいシリカ
    粒子を配置して成形を行うことを特徴とする光ファイバ
    用母材の製造方法。
  2. 【請求項2】  前記粒径の大きいシリカ粒子の粒径は
    1〜20μm の範囲とし、前記粒径の小さいシリカ粒
    子の粒径は1μm より小さいことを特徴とする請求項
    1に記載の光ファイバ用母材の製造方法。
JP3092028A 1990-08-27 1991-04-23 光ファイバ用母材の製造方法 Pending JPH04321531A (ja)

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AU82720/91A AU632240B2 (en) 1990-08-27 1991-08-26 Method for manufacturing a silica glass base material
US07/749,900 US5185020A (en) 1990-08-27 1991-08-26 Method for manufacturing a silica-base material for optical fiber
CA002049898A CA2049898C (en) 1990-08-27 1991-08-26 Method for manufacturing a silica glass base material
BR919103682A BR9103682A (pt) 1990-08-27 1991-08-27 Processo para a producao de um material basico de vidro de silica e processo para tratamento do mesmo
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017088445A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 古河電気工業株式会社 光ファイバ母材の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017088445A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 古河電気工業株式会社 光ファイバ母材の製造方法

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