JPH04321272A - イメージセンサ - Google Patents
イメージセンサInfo
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- JPH04321272A JPH04321272A JP3119574A JP11957491A JPH04321272A JP H04321272 A JPH04321272 A JP H04321272A JP 3119574 A JP3119574 A JP 3119574A JP 11957491 A JP11957491 A JP 11957491A JP H04321272 A JPH04321272 A JP H04321272A
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Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリやスキャ
ナ等に用いられるイメージセンサに係り、特に各受光素
子に接続されたスイッチング素子を制御する制御電圧が
出力信号へ干渉するのを除去することができるイメージ
センサに関する。
ナ等に用いられるイメージセンサに係り、特に各受光素
子に接続されたスイッチング素子を制御する制御電圧が
出力信号へ干渉するのを除去することができるイメージ
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ等には、例えば原稿
等の画像情報を1対1に投影して電気信号に変換する密
着型イメージセンサが使用されている。そして、投影し
た画像を多数の画素(受光素子)に分割し、各受光素子
で発生した電荷を薄膜トランジスタ(TFT)から成る
スイッチング素子を使って特定のブロック単位で配線容
量に一時蓄積して、駆動用ICにより電気信号として数
百KHzから数MHzまでの速度で時系列的に順次読み
出すTFT駆動型イメージセンサが提案されている。
等の画像情報を1対1に投影して電気信号に変換する密
着型イメージセンサが使用されている。そして、投影し
た画像を多数の画素(受光素子)に分割し、各受光素子
で発生した電荷を薄膜トランジスタ(TFT)から成る
スイッチング素子を使って特定のブロック単位で配線容
量に一時蓄積して、駆動用ICにより電気信号として数
百KHzから数MHzまでの速度で時系列的に順次読み
出すTFT駆動型イメージセンサが提案されている。
【0003】このTFT駆動型イメージセンサは、TF
Tのスイッチング素子の動作により単一の駆動用ICで
読み取りが可能となるので、イメージセンサを駆動する
駆動用ICの個数を少なくするものである。
Tのスイッチング素子の動作により単一の駆動用ICで
読み取りが可能となるので、イメージセンサを駆動する
駆動用ICの個数を少なくするものである。
【0004】TFT駆動型イメージセンサは、例えば、
その等価回路図を図3に示すように、複数の受光素子P
k,n を一列にライン状に配置して原稿幅とほぼ同じ
長さとした受光素子アレイ11と、前記各受光素子Pk
,n に1:1に対応する複数個のスイッチング素子T
k,n から成る電荷転送部12と、マトリックス状の
多層配線13とから構成されている。
その等価回路図を図3に示すように、複数の受光素子P
k,n を一列にライン状に配置して原稿幅とほぼ同じ
長さとした受光素子アレイ11と、前記各受光素子Pk
,n に1:1に対応する複数個のスイッチング素子T
k,n から成る電荷転送部12と、マトリックス状の
多層配線13とから構成されている。
【0005】前記受光素子アレイ11は、K個のブロッ
クの受光素子群に分割され、一つの受光素子群を形成す
るn個の受光素子Pk,n は、フォトダイオードPD
と寄生容量Cp により等価的に表すことができる。各
受光素子Pk,n は各スイッチング素子Tk,n の
ドレイン電極にそれぞれ接続され、そして、スイッチン
グ素子Tk,nのソース電極は、マトリックス状に接続
された多層配線13を介して受光素子群毎にn本の共通
信号線14にそれぞれ接続され、更に共通信号線14は
駆動用IC15に接続されている。更に、各スイッチン
グ素子Tk,n のゲ−ト電極には、ブロック毎に導通
するようにTFT制御回路16が接続されている。
クの受光素子群に分割され、一つの受光素子群を形成す
るn個の受光素子Pk,n は、フォトダイオードPD
と寄生容量Cp により等価的に表すことができる。各
受光素子Pk,n は各スイッチング素子Tk,n の
ドレイン電極にそれぞれ接続され、そして、スイッチン
グ素子Tk,nのソース電極は、マトリックス状に接続
された多層配線13を介して受光素子群毎にn本の共通
信号線14にそれぞれ接続され、更に共通信号線14は
駆動用IC15に接続されている。更に、各スイッチン
グ素子Tk,n のゲ−ト電極には、ブロック毎に導通
するようにTFT制御回路16が接続されている。
【0006】以下に、イメージセンサの動作について図
3及び図4の従来の1ビットの等価回路図を使って説明
する。各受光素子Pk,n で発生する光電荷は一定時
間受光素子Pk,n の寄生容量Cp とスイッチング
素子Tk,n のドレイン・ゲ−ト間のオーバーラップ
容量CGDに蓄積された後、スイッチング素子Tk,n
を電荷転送用のスイッチとして用いてブロック毎に順
次多層配線13の配線容量CL とスイッチング素子T
k,n のソース・ゲ−ト間のオーバーラップ容量CC
Sとに再配分される。
3及び図4の従来の1ビットの等価回路図を使って説明
する。各受光素子Pk,n で発生する光電荷は一定時
間受光素子Pk,n の寄生容量Cp とスイッチング
素子Tk,n のドレイン・ゲ−ト間のオーバーラップ
容量CGDに蓄積された後、スイッチング素子Tk,n
を電荷転送用のスイッチとして用いてブロック毎に順
次多層配線13の配線容量CL とスイッチング素子T
k,n のソース・ゲ−ト間のオーバーラップ容量CC
Sとに再配分される。
【0007】すなわち、TFT制御回路16から制御線
G1を経由して伝達されたゲートパルスφG1が、第1
のブロックのスイッチング素子T1,1 〜T1,n
をオンにし、第1のブロックの各受光素子Pk,n で
発生した電荷が各配線容量CL (L=1〜n)に転送
蓄積される。
G1を経由して伝達されたゲートパルスφG1が、第1
のブロックのスイッチング素子T1,1 〜T1,n
をオンにし、第1のブロックの各受光素子Pk,n で
発生した電荷が各配線容量CL (L=1〜n)に転送
蓄積される。
【0008】そして、各配線容量CL に蓄積された電
荷により各共通信号線14の電位が変化し、この電圧値
を駆動用IC15内のアナログスイッチSWi (i=
1〜n)を順次オンにして時系列的に出力線(COM)
17に抽出するするものである。
荷により各共通信号線14の電位が変化し、この電圧値
を駆動用IC15内のアナログスイッチSWi (i=
1〜n)を順次オンにして時系列的に出力線(COM)
17に抽出するするものである。
【0009】そして、ゲートパルスφG2〜φGKによ
り第2〜第Kのブロックのスイッチング素子T2,1
〜T2,n からTk,1 〜Tk,n までがそれぞ
れオンすることによりブロック毎に受光素子側の電荷が
転送される。すなわち、スイッチング素子Tk,n は
制御線G1 〜Gk によりオン・オフ制御されるが、
各ブロック毎にn個のスイッチング素子が同時に制御さ
れることにより、n個の受光素子を並列に駆動用IC1
5に導くことができる。
り第2〜第Kのブロックのスイッチング素子T2,1
〜T2,n からTk,1 〜Tk,n までがそれぞ
れオンすることによりブロック毎に受光素子側の電荷が
転送される。すなわち、スイッチング素子Tk,n は
制御線G1 〜Gk によりオン・オフ制御されるが、
各ブロック毎にn個のスイッチング素子が同時に制御さ
れることにより、n個の受光素子を並列に駆動用IC1
5に導くことができる。
【0010】そして、転送された電荷によって変化した
共通信号線14の電位をブロック毎に順次読み出すこと
により、原稿の主走査方向の1ラインの画像信号を得、
ローラ等の原稿送り手段(図示せず)により原稿を移動
させ、前記動作を繰り返して原稿全体の画像信号を得る
ものである(特開昭63−9358号公報参照)。尚、
スイッチングRSは、各配線容量CL の残留電荷を除
去してリセットを行うためのものである。
共通信号線14の電位をブロック毎に順次読み出すこと
により、原稿の主走査方向の1ラインの画像信号を得、
ローラ等の原稿送り手段(図示せず)により原稿を移動
させ、前記動作を繰り返して原稿全体の画像信号を得る
ものである(特開昭63−9358号公報参照)。尚、
スイッチングRSは、各配線容量CL の残留電荷を除
去してリセットを行うためのものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のイメージセンサでは、スイッチング素子のオン・オ
フ制御は、TFT制御回路16から各制御線GK に印
加する電圧VG を高低の2段階に切り替えて行うもの
で、図4に示すように、印加電圧VG の変化はスイッ
チング素子Tと出力線17へ接続する信号線側との結合
容量CGSの値により配線容量CL に影響を与えるこ
とになる。 すなわち、電圧VG のオン・オフ時の電位差をΔVG
とすると、配線容量CL が受ける電位変化は(CG
S×ΔVG )/(CL ×CGS)となり、配線容量
CL の値が十分大きい場合は無視できるが、配線容量
CL の値が小さくなると配線容量CL の電位変化が
大きくなって、つまり、図4における信号線側の電位V
L が上昇し、結果的には信号線に生じるオフセット電
位を増大させることとなり、駆動用IC15での信号の
読み取りが複雑となり、また出力された信号の処理につ
いても複雑となるという問題点があった。
来のイメージセンサでは、スイッチング素子のオン・オ
フ制御は、TFT制御回路16から各制御線GK に印
加する電圧VG を高低の2段階に切り替えて行うもの
で、図4に示すように、印加電圧VG の変化はスイッ
チング素子Tと出力線17へ接続する信号線側との結合
容量CGSの値により配線容量CL に影響を与えるこ
とになる。 すなわち、電圧VG のオン・オフ時の電位差をΔVG
とすると、配線容量CL が受ける電位変化は(CG
S×ΔVG )/(CL ×CGS)となり、配線容量
CL の値が十分大きい場合は無視できるが、配線容量
CL の値が小さくなると配線容量CL の電位変化が
大きくなって、つまり、図4における信号線側の電位V
L が上昇し、結果的には信号線に生じるオフセット電
位を増大させることとなり、駆動用IC15での信号の
読み取りが複雑となり、また出力された信号の処理につ
いても複雑となるという問題点があった。
【0012】更に、フォトダイオード側の電位VP に
関しても電位差ΔVG に対して(CGD×VG )/
(CP +CGD)なる電位変化が生じ、この電位VP
の電位変化が大きいと、電圧VG をオフにした時に
VP がVG のオフ電圧VGOFFよりも低くなり、
実効的なドレイン電極とゲ−ト電極の間の電圧VGDが
薄膜トランジスタ(TFT)のしきい値電圧よりも高く
なり、結果的に再びTFTがオン状態になり、電荷がソ
ース電極側からドレイン電極側に再転送(逆流)される
可能性がある(これをリバーストランスファと呼んでい
る)という問題点があった。
関しても電位差ΔVG に対して(CGD×VG )/
(CP +CGD)なる電位変化が生じ、この電位VP
の電位変化が大きいと、電圧VG をオフにした時に
VP がVG のオフ電圧VGOFFよりも低くなり、
実効的なドレイン電極とゲ−ト電極の間の電圧VGDが
薄膜トランジスタ(TFT)のしきい値電圧よりも高く
なり、結果的に再びTFTがオン状態になり、電荷がソ
ース電極側からドレイン電極側に再転送(逆流)される
可能性がある(これをリバーストランスファと呼んでい
る)という問題点があった。
【0013】特に、高解像度を図るために、フォトダイ
オードの受光面積を小さくすると、フォトダイオードの
容量CP は小さくなるが、スイッチング素子の大きさ
はあまり変わらないので、スイッチング素子のゲ−ト電
極とドレイン電極の間のオーバラップ容量CGDは小さ
くならず、リバーストランスファが起こりやすい状態と
なり、この対応策としてフォトダイオードに付加容量を
設けることも考えられるが、フォトダイオード側のデバ
イスの大きさが副走査方向に大きくなってしまうとの問
題点があった。
オードの受光面積を小さくすると、フォトダイオードの
容量CP は小さくなるが、スイッチング素子の大きさ
はあまり変わらないので、スイッチング素子のゲ−ト電
極とドレイン電極の間のオーバラップ容量CGDは小さ
くならず、リバーストランスファが起こりやすい状態と
なり、この対応策としてフォトダイオードに付加容量を
設けることも考えられるが、フォトダイオード側のデバ
イスの大きさが副走査方向に大きくなってしまうとの問
題点があった。
【0014】本発明は上記実情に鑑みて為されたもので
、スイッチング素子を制御する制御電圧の変化が信号線
及びフォトダイオード側の電位に与えるカップリング電
圧を消滅させることができ、更にS/N比を向上させる
ことができるイメージセンサを提供することを目的とす
る。
、スイッチング素子を制御する制御電圧の変化が信号線
及びフォトダイオード側の電位に与えるカップリング電
圧を消滅させることができ、更にS/N比を向上させる
ことができるイメージセンサを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、ゲート電極と、ソース電極と、
ドレイン電極と、前記ゲート電極上部に形成される遮光
用金属層とを具備し、前記ゲート電極へ制御電圧を印加
することで受光素子で発生した電荷を転送するスイッチ
ング素子を有するイメージセンサにおいて、前記ゲート
電極に印加される前記制御電圧と逆位相となる電圧が印
加される前記遮光用金属層としたことを特徴としている
。
決するための本発明は、ゲート電極と、ソース電極と、
ドレイン電極と、前記ゲート電極上部に形成される遮光
用金属層とを具備し、前記ゲート電極へ制御電圧を印加
することで受光素子で発生した電荷を転送するスイッチ
ング素子を有するイメージセンサにおいて、前記ゲート
電極に印加される前記制御電圧と逆位相となる電圧が印
加される前記遮光用金属層としたことを特徴としている
。
【0016】
【作用】本発明によれば、受光素子で発生した電荷を転
送するスイッチング素子の遮光用金属層にゲート電極に
印加される制御電圧と逆位相となる電圧を印加するイメ
ージセンサとしているので、ゲート電極に与えられる制
御電圧によって発生する信号線及びフォトダイオード側
のカップリング電圧を、遮光用金属層に逆位相の電圧を
与えることによって相殺して除去することができる。
送するスイッチング素子の遮光用金属層にゲート電極に
印加される制御電圧と逆位相となる電圧を印加するイメ
ージセンサとしているので、ゲート電極に与えられる制
御電圧によって発生する信号線及びフォトダイオード側
のカップリング電圧を、遮光用金属層に逆位相の電圧を
与えることによって相殺して除去することができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。本実施例のイメージセンサは、64個の受
光素子を1ブロックとし、このブロックを40個配列し
て成る受光素子アレイと、各受光素子にそれぞれ接続し
、電荷転送部として機能するスイッチング素子と、共通
信号線と、当該共通信号線とスイッチング素子とをマト
リクス状に接続する多層配線と、共通信号線の電位を出
力線に時系列的に抽出するよう駆動する駆動用ICとか
ら構成されている。
ら説明する。本実施例のイメージセンサは、64個の受
光素子を1ブロックとし、このブロックを40個配列し
て成る受光素子アレイと、各受光素子にそれぞれ接続し
、電荷転送部として機能するスイッチング素子と、共通
信号線と、当該共通信号線とスイッチング素子とをマト
リクス状に接続する多層配線と、共通信号線の電位を出
力線に時系列的に抽出するよう駆動する駆動用ICとか
ら構成されている。
【0018】各受光素子は、アモルファスシリコン(a
−Si)の光導電層をクロム(Cr)等の金属電極と酸
化インジウム・スズ(ITO)等の透明電極とで挟んだ
薄膜サンドイッチ構造となっている。また、本実施例に
おける受光素子がpin型であっても構わない。
−Si)の光導電層をクロム(Cr)等の金属電極と酸
化インジウム・スズ(ITO)等の透明電極とで挟んだ
薄膜サンドイッチ構造となっている。また、本実施例に
おける受光素子がpin型であっても構わない。
【0019】また、図1は、本発明の一実施例に係るス
イッチング素子の薄膜トランジスタの断面説明図である
。以下、薄膜トランジスタの具体的構成について説明す
る。
イッチング素子の薄膜トランジスタの断面説明図である
。以下、薄膜トランジスタの具体的構成について説明す
る。
【0020】本実施例の薄膜トランジスタは、図1に示
すように、ガラス等の基板1上にクロム(Cr)又はタ
ンタル(Ta)等で形成されたゲ−ト電極2と、該ゲ−
ト電極2を被覆するシリコン窒化膜(SiNx )のゲ
−ト絶縁膜3と、該ゲ−ト絶縁膜3上に被着されたイン
トリンシックアモルファスシリコン(i−a−Si)の
半導体層4と、上記ゲ−ト電極2の上部に設けられた半
導体層4を保護するためのSiNx のチャネル保護膜
5と、上記半導体層4上に設けられた高濃度の不純物が
混入されたn+ アモルファスシリコン(n+ a−S
i)のオ−ミックコンタクト層6と、該オ−ミックコン
タクト層6上に拡散防止のために設けられたクロム(C
r)の拡散防止層7と、拡散防止層7上に設けられたア
ルミニウム(Al)の配線用金属層9と、チャネル保護
膜5上に被覆されたポリイミド等による層間絶縁層8と
、該層間絶縁膜8上にゲ−ト電極2に対向するように設
けられたアルミニウム(Al)の遮光用金属層10によ
り構成される逆スタガ型のトランジスタである。
すように、ガラス等の基板1上にクロム(Cr)又はタ
ンタル(Ta)等で形成されたゲ−ト電極2と、該ゲ−
ト電極2を被覆するシリコン窒化膜(SiNx )のゲ
−ト絶縁膜3と、該ゲ−ト絶縁膜3上に被着されたイン
トリンシックアモルファスシリコン(i−a−Si)の
半導体層4と、上記ゲ−ト電極2の上部に設けられた半
導体層4を保護するためのSiNx のチャネル保護膜
5と、上記半導体層4上に設けられた高濃度の不純物が
混入されたn+ アモルファスシリコン(n+ a−S
i)のオ−ミックコンタクト層6と、該オ−ミックコン
タクト層6上に拡散防止のために設けられたクロム(C
r)の拡散防止層7と、拡散防止層7上に設けられたア
ルミニウム(Al)の配線用金属層9と、チャネル保護
膜5上に被覆されたポリイミド等による層間絶縁層8と
、該層間絶縁膜8上にゲ−ト電極2に対向するように設
けられたアルミニウム(Al)の遮光用金属層10によ
り構成される逆スタガ型のトランジスタである。
【0021】そして、上記チャネル保護膜5で分割形成
されたオ−ミックコンタクト層6aと6b、拡散防止層
7aと7b、配線用金属層9aと9bがそれぞれソース
電極21、ドレイン電極22を構成している。また、ゲ
ート電極2には薄膜トランジスタのオン・オフを制御す
る制御電圧(ゲートパルス)が与えられるよう制御線(
ゲート線)が接続され、遮光用金属層10にはゲート電
極2に与えられるパルスとは逆位相の電圧(パルス)が
印加されるよう別の制御線に接続されている。
されたオ−ミックコンタクト層6aと6b、拡散防止層
7aと7b、配線用金属層9aと9bがそれぞれソース
電極21、ドレイン電極22を構成している。また、ゲ
ート電極2には薄膜トランジスタのオン・オフを制御す
る制御電圧(ゲートパルス)が与えられるよう制御線(
ゲート線)が接続され、遮光用金属層10にはゲート電
極2に与えられるパルスとは逆位相の電圧(パルス)が
印加されるよう別の制御線に接続されている。
【0022】次に、上記本実施例の薄膜トランジスタの
製造方法を以下に説明する。ガラス等の基板1上にCr
を500オングストローム程度の厚さに蒸着し、フォト
リソプロセスを経てゲ−ト電極2のパターンを形成する
。プラズマCVD法により、SiH4 、NH3 とを
用いてゲ−ト絶縁膜3としてシリコン窒化膜(SiNx
)を約3000オングストローム程度、SiH4 を
用いたプラズマCVD法により半導体層4であるi−a
−Siを250℃〜300℃の温度で約500オングス
トローム程度、SiH4 とNH3 を用いてチャネル
保護膜5としてSiNx を200℃〜270℃で15
00オングストローム程度の厚さで連続的に堆積する。
製造方法を以下に説明する。ガラス等の基板1上にCr
を500オングストローム程度の厚さに蒸着し、フォト
リソプロセスを経てゲ−ト電極2のパターンを形成する
。プラズマCVD法により、SiH4 、NH3 とを
用いてゲ−ト絶縁膜3としてシリコン窒化膜(SiNx
)を約3000オングストローム程度、SiH4 を
用いたプラズマCVD法により半導体層4であるi−a
−Siを250℃〜300℃の温度で約500オングス
トローム程度、SiH4 とNH3 を用いてチャネル
保護膜5としてSiNx を200℃〜270℃で15
00オングストローム程度の厚さで連続的に堆積する。
【0023】次に、フォトリソグラフィープロセスを経
てチャネル保護膜5のレジストパターンを形成し、HF
とNH4 Fの混合液でエッチングを行い、チャネル保
護膜5のパターンを形成する。レジスト剥離後、別のフ
ォトリソグラフィープロセスを経て半導体層4のパター
ンを形成する。
てチャネル保護膜5のレジストパターンを形成し、HF
とNH4 Fの混合液でエッチングを行い、チャネル保
護膜5のパターンを形成する。レジスト剥離後、別のフ
ォトリソグラフィープロセスを経て半導体層4のパター
ンを形成する。
【0024】脱脂・洗浄工程を経て、プラズマCVD法
によりPH2 とSiH4 を用いてオ−ミックコンタ
クト層6であるn+ アモルファスシリコン(n+ a
−Si)を1000オングストローム程度の厚さに堆積
する。続いて拡散防止層7となるCrを1500オング
ストローム程度の厚さに蒸着する。フォトリソプロセス
を経てをパターニングして、引き続き、フッ酸と硝酸と
リン酸の混合溶液を使用したエッチングでn+ a−S
iをパターニングして、ソース電極21、ドレイン電極
22のパターンを形成する。
によりPH2 とSiH4 を用いてオ−ミックコンタ
クト層6であるn+ アモルファスシリコン(n+ a
−Si)を1000オングストローム程度の厚さに堆積
する。続いて拡散防止層7となるCrを1500オング
ストローム程度の厚さに蒸着する。フォトリソプロセス
を経てをパターニングして、引き続き、フッ酸と硝酸と
リン酸の混合溶液を使用したエッチングでn+ a−S
iをパターニングして、ソース電極21、ドレイン電極
22のパターンを形成する。
【0025】その後、ポリイミドを約1.1μm程度の
厚さに堆積する。フォトリソプロセスを経てエッチング
して層間絶縁膜8のパターンを形成する。ここで、ポリ
イミドの代わりにSiNx ,SiO2 であっても問
題はない。むしろ、膜厚を薄く形成できるので、遮光用
金属層10とソース電極21及びドレイン電極22との
間で形成される容量GGS’ ,GGD’ を大きくす
るのに有効である。
厚さに堆積する。フォトリソプロセスを経てエッチング
して層間絶縁膜8のパターンを形成する。ここで、ポリ
イミドの代わりにSiNx ,SiO2 であっても問
題はない。むしろ、膜厚を薄く形成できるので、遮光用
金属層10とソース電極21及びドレイン電極22との
間で形成される容量GGS’ ,GGD’ を大きくす
るのに有効である。
【0026】レジスト剥離後、その上部にスパッタ法で
アルミニウム(Al)を約1μm程度の厚さで蒸着し、
フォトリソプロセスを経て、フッ酸と硝酸とリン酸と水
の混合溶液を使用してAlをエッチングして配線用金属
層9及び遮光用金属層10のパターンを形成する。この
ようにして、本実施例の薄膜トランジスタが製造される
。
アルミニウム(Al)を約1μm程度の厚さで蒸着し、
フォトリソプロセスを経て、フッ酸と硝酸とリン酸と水
の混合溶液を使用してAlをエッチングして配線用金属
層9及び遮光用金属層10のパターンを形成する。この
ようにして、本実施例の薄膜トランジスタが製造される
。
【0027】そして、本実施例のイメージセンサは、前
記TFTの遮光用金属層10とソース電極21及びドレ
イン電極22で容量が形成され、ゲ−ト電極2に接続す
るゲ−ト線に印加される電圧(制御電圧)に対して、逆
位相となる電圧(逆位相電圧)を遮光用金属層10に印
加する構成となっている。
記TFTの遮光用金属層10とソース電極21及びドレ
イン電極22で容量が形成され、ゲ−ト電極2に接続す
るゲ−ト線に印加される電圧(制御電圧)に対して、逆
位相となる電圧(逆位相電圧)を遮光用金属層10に印
加する構成となっている。
【0028】即ち、上記イメージセンサの1ビットの等
価回路図を図2に示すように、ゲ−ト電極Gとソース電
極S及びドレイン電極G間に生じるオーバラップ容量C
GS、CGDに対して並列に接続される容量CGS′、
CGD′を設けている。図2において、容量CGS′=
CGS1’(遮光用金属層10と拡散防止層7aとの結
合容量)+CGS2’(遮光用金属層10と配線用金属
層9aとの結合容量)、容量CGD′=CGD1’(遮
光用金属層10と拡散防止層7bとの結合容量)+CG
D2’(遮光用金属層10と配線用金属層9bとの結合
容量)の関係になっており、つまり、この容量CGS′
、CGD′は、遮光用金属層10とソース電極21及び
ドレイン電極22で容量を形成するものである。この容
量CGS′、CGD′は、スイッチング素子Tの制御線
(ゲ−ト信号線GK )に印加される制御電圧VG に
対して逆位相となる逆位相電圧VG ′が印加されるも
のである。
価回路図を図2に示すように、ゲ−ト電極Gとソース電
極S及びドレイン電極G間に生じるオーバラップ容量C
GS、CGDに対して並列に接続される容量CGS′、
CGD′を設けている。図2において、容量CGS′=
CGS1’(遮光用金属層10と拡散防止層7aとの結
合容量)+CGS2’(遮光用金属層10と配線用金属
層9aとの結合容量)、容量CGD′=CGD1’(遮
光用金属層10と拡散防止層7bとの結合容量)+CG
D2’(遮光用金属層10と配線用金属層9bとの結合
容量)の関係になっており、つまり、この容量CGS′
、CGD′は、遮光用金属層10とソース電極21及び
ドレイン電極22で容量を形成するものである。この容
量CGS′、CGD′は、スイッチング素子Tの制御線
(ゲ−ト信号線GK )に印加される制御電圧VG に
対して逆位相となる逆位相電圧VG ′が印加されるも
のである。
【0029】また、制御電圧によるゲート電極2のオン
・オフの電位差をΔVG 、逆位相電圧VG ′による
遮光用金属層10のオン・オフの電位差をΔVG ′と
した場合、前記結合容量CGS′、CGD′は次式(1
)(2)を満たすように設定されている。 CGS×ΔVG /(CL+CGS)=CGS′×
ΔVG’/(CL+CGS’) (1) CGD×Δ
VG /(CP+CGD)=CGD′×ΔVG’/(C
P+CGD’) (2)
・オフの電位差をΔVG 、逆位相電圧VG ′による
遮光用金属層10のオン・オフの電位差をΔVG ′と
した場合、前記結合容量CGS′、CGD′は次式(1
)(2)を満たすように設定されている。 CGS×ΔVG /(CL+CGS)=CGS′×
ΔVG’/(CL+CGS’) (1) CGD×Δ
VG /(CP+CGD)=CGD′×ΔVG’/(C
P+CGD’) (2)
【0030】即ち、配線容量C
L が受ける電位変化(CGS×ΔVG )/(CL
+CGS)及びフォトダイオード容量CP が受ける電
位変化(CGD×ΔVG )/(CP +CGD)に対
して、遮光用金属層10とソース電極21及びドレイン
電極22との間で形成される容量CGS′、容量CGD
′が式(1)(2)を満足するような値の逆位相電圧V
G ′を遮光用金属層10に印加することにより、制御
電圧VG と逆位相電圧VG ′の両方によって引き起
こされる電位変化分を相殺させ、スイッチング素子Tを
制御する制御電圧VG による多層配線13及び共通信
号線14に生じる電位変化を除去するものである。
L が受ける電位変化(CGS×ΔVG )/(CL
+CGS)及びフォトダイオード容量CP が受ける電
位変化(CGD×ΔVG )/(CP +CGD)に対
して、遮光用金属層10とソース電極21及びドレイン
電極22との間で形成される容量CGS′、容量CGD
′が式(1)(2)を満足するような値の逆位相電圧V
G ′を遮光用金属層10に印加することにより、制御
電圧VG と逆位相電圧VG ′の両方によって引き起
こされる電位変化分を相殺させ、スイッチング素子Tを
制御する制御電圧VG による多層配線13及び共通信
号線14に生じる電位変化を除去するものである。
【0031】本実施例において、スイッチング素子Tは
、ゲ−ト電極2を中心にソース電極21とドレイン電極
22とを対称となるように形成しているので、(ゲ−ト
・ドレイン電極間の容量CGD)=(ゲ−ト・ソース電
極間の容量CGS)、(遮光用金属層・ドレイン電極間
の容量CGD′)=(遮光用金属層・ソース電極間の容
量CGS′)の関係を満足している。
、ゲ−ト電極2を中心にソース電極21とドレイン電極
22とを対称となるように形成しているので、(ゲ−ト
・ドレイン電極間の容量CGD)=(ゲ−ト・ソース電
極間の容量CGS)、(遮光用金属層・ドレイン電極間
の容量CGD′)=(遮光用金属層・ソース電極間の容
量CGS′)の関係を満足している。
【0032】従って、逆位相電圧VG ′のオン・オフ
の電位差ΔVG ′を可変とすることが可能な場合には
、式(1)、(2)を満足し、オン・オフの電位差がΔ
VG ′となるような逆位相電圧VG ′を遮光用金属
層10に印加すればよいことになる。
の電位差ΔVG ′を可変とすることが可能な場合には
、式(1)、(2)を満足し、オン・オフの電位差がΔ
VG ′となるような逆位相電圧VG ′を遮光用金属
層10に印加すればよいことになる。
【0033】また、制御電圧VG と絶対値が等しい逆
位相電圧VG ′を遮光用金属層10に印加する場合に
は、容量CGS、容量CGD、容量CGS′、容量CG
D′がCGS=CGS′=CGD=CGD′の関係とな
るようにスイッチング素子を形成すればよい。
位相電圧VG ′を遮光用金属層10に印加する場合に
は、容量CGS、容量CGD、容量CGS′、容量CG
D′がCGS=CGS′=CGD=CGD′の関係とな
るようにスイッチング素子を形成すればよい。
【0034】一般的なスイッチング素子であれば、ゲー
ト幅W=180μm、ゲート長L=15μm程度とする
と、容量CGS=容量CGD=0.2〜0.3pF、容
量CGS′=容量CGD′=0.1〜0.2pF、配線
容量CL =150pFとなり、逆位相電圧VG ′の
オン・オフの電位差ΔVG ′は10〜30V印加すれ
ばよいことになる。
ト幅W=180μm、ゲート長L=15μm程度とする
と、容量CGS=容量CGD=0.2〜0.3pF、容
量CGS′=容量CGD′=0.1〜0.2pF、配線
容量CL =150pFとなり、逆位相電圧VG ′の
オン・オフの電位差ΔVG ′は10〜30V印加すれ
ばよいことになる。
【0035】また、図1の層間絶縁層8の膜厚をコント
ロールして、容量CGS,CGS′,CGD,CGD′
がCGS=CGS′=CGD=CGD′の関係となるよ
うにすれば、逆位相電圧VG ′のオン・オフの電位差
ΔVG ′は10Vでよい。
ロールして、容量CGS,CGS′,CGD,CGD′
がCGS=CGS′=CGD=CGD′の関係となるよ
うにすれば、逆位相電圧VG ′のオン・オフの電位差
ΔVG ′は10Vでよい。
【0036】本実施例によれば、ゲート・ソース電極間
の容量CGS、ゲート・ドレイン電極間の容量CGD対
して並列に接続される遮光用金属層・ソース電極間の容
量CGS′、遮光用金属層・ドレイン電極間の容量CG
D′を設け、制御線(ゲート線)に印加される制御電圧
VG に対して逆位相となる逆位相電圧VG ′を前記
容量CGS′、CGD′に同じタイミングで印加するよ
うにしているので、多層配線13及び共通信号線14に
生じる制御線からのカップリング電圧を除去して信号線
側の電圧VL の増大を防ぎ、駆動用ICでの処理を容
易にできる効果があり、かつ、フォトダイオード側の電
圧VP も増大させず、フォトダイオード側でのカップ
リング電圧を除去することができるので、リバーストラ
ンスファが発生しないようにできる効果がある。
の容量CGS、ゲート・ドレイン電極間の容量CGD対
して並列に接続される遮光用金属層・ソース電極間の容
量CGS′、遮光用金属層・ドレイン電極間の容量CG
D′を設け、制御線(ゲート線)に印加される制御電圧
VG に対して逆位相となる逆位相電圧VG ′を前記
容量CGS′、CGD′に同じタイミングで印加するよ
うにしているので、多層配線13及び共通信号線14に
生じる制御線からのカップリング電圧を除去して信号線
側の電圧VL の増大を防ぎ、駆動用ICでの処理を容
易にできる効果があり、かつ、フォトダイオード側の電
圧VP も増大させず、フォトダイオード側でのカップ
リング電圧を除去することができるので、リバーストラ
ンスファが発生しないようにできる効果がある。
【0037】従って、本実施例の薄膜トランジスタを用
いたイメージセンサによれば、正確な画像信号を共通信
号線14より読み取ることができ、イメージセンサのS
/N比を向上させることができる効果がある。
いたイメージセンサによれば、正確な画像信号を共通信
号線14より読み取ることができ、イメージセンサのS
/N比を向上させることができる効果がある。
【0038】また、本実施例の薄膜トランジスタは、イ
メージセンサのみならず、TFTをスイッチング素子と
して用いた、例えば、イオノグラフィーのヘッドや液晶
にも同様にフィードスルーをキャンセルする効果が期待
できる。
メージセンサのみならず、TFTをスイッチング素子と
して用いた、例えば、イオノグラフィーのヘッドや液晶
にも同様にフィードスルーをキャンセルする効果が期待
できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、受光素子で発生した電
荷を転送するスイッチング素子となる薄膜トランジスタ
の遮光用金属層にゲート電極に印加される電圧と逆位相
となる電圧を印加するイメージセンサとしているので、
ゲート電極に与えられる制御電圧によって発生する信号
線及びフォトダイオード側のカップリング電圧を、遮光
用金属層に逆位相の電圧を与えることによって相殺して
除去することができ、正確な画像信号を読み取ることが
できるため、イメージセンサのS/N比を向上させるこ
とができる効果がある。
荷を転送するスイッチング素子となる薄膜トランジスタ
の遮光用金属層にゲート電極に印加される電圧と逆位相
となる電圧を印加するイメージセンサとしているので、
ゲート電極に与えられる制御電圧によって発生する信号
線及びフォトダイオード側のカップリング電圧を、遮光
用金属層に逆位相の電圧を与えることによって相殺して
除去することができ、正確な画像信号を読み取ることが
できるため、イメージセンサのS/N比を向上させるこ
とができる効果がある。
【図1】 本発明の一実施例に係る薄膜トランジスタ
の断面図である。
の断面図である。
【図2】 本実施例の1画素分の回路構成図である。
【図3】 従来センサの等価回路図である。
【図4】 従来の1画素分の回路構成図である。
1…基板、 2…ゲ−ト電極、 3…ゲ−ト絶縁膜
、 4…半導体層、 5…チャネル保護膜、 6
…オ−ミックコンタクト層、 7…拡散防止層、
8…層間絶縁膜、 9…配線用金属層、 10…遮
光用金属層、 11…受光素子アレイ、 12…電
荷転送部、 13…多層配線、 14…共通信号線
、 15…駆動用IC、 16…TFT制御回路、
17…出力線、 21…ソース電極、22…ドレ
イン電極
、 4…半導体層、 5…チャネル保護膜、 6
…オ−ミックコンタクト層、 7…拡散防止層、
8…層間絶縁膜、 9…配線用金属層、 10…遮
光用金属層、 11…受光素子アレイ、 12…電
荷転送部、 13…多層配線、 14…共通信号線
、 15…駆動用IC、 16…TFT制御回路、
17…出力線、 21…ソース電極、22…ドレ
イン電極
Claims (1)
- 【請求項1】 ゲート電極と、ソース電極と、ドレイ
ン電極と、前記ゲート電極上部に形成される遮光用金属
層とを具備し、前記ゲート電極へ制御電圧を印加するこ
とで受光素子で発生した電荷を転送するスイッチング素
子を有するイメージセンサにおいて、前記ゲート電極に
印加される前記制御電圧と逆位相となる電圧が印加され
る前記遮光用金属層としたことを特徴とするイメージセ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3119574A JP2903765B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | イメージセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3119574A JP2903765B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | イメージセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04321272A true JPH04321272A (ja) | 1992-11-11 |
JP2903765B2 JP2903765B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=14764724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3119574A Expired - Fee Related JP2903765B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | イメージセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2903765B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008198694A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Tdk Corp | 受光装置 |
JP2009027203A (ja) * | 2008-11-06 | 2009-02-05 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | 光センサ用ダイオード、これを用いた画像入力回路、および画像入力回路の駆動方法 |
JP2012231138A (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-22 | Samsung Electronics Co Ltd | 光センシング装置及びその駆動方法 |
DE102015112927A1 (de) | 2014-08-07 | 2016-02-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetischer Toner |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP3119574A patent/JP2903765B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008198694A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Tdk Corp | 受光装置 |
JP2009027203A (ja) * | 2008-11-06 | 2009-02-05 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | 光センサ用ダイオード、これを用いた画像入力回路、および画像入力回路の駆動方法 |
JP2012231138A (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-22 | Samsung Electronics Co Ltd | 光センシング装置及びその駆動方法 |
US8704148B2 (en) | 2011-04-25 | 2014-04-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Light-sensing apparatus having a conductive light-shielding film on a light-incident surface of a switch transistor and method of driving the same |
DE102015112927A1 (de) | 2014-08-07 | 2016-02-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetischer Toner |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2903765B2 (ja) | 1999-06-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |