JPH04321210A - トリマコンデンサ - Google Patents

トリマコンデンサ

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Publication number
JPH04321210A
JPH04321210A JP3090227A JP9022791A JPH04321210A JP H04321210 A JPH04321210 A JP H04321210A JP 3090227 A JP3090227 A JP 3090227A JP 9022791 A JP9022791 A JP 9022791A JP H04321210 A JPH04321210 A JP H04321210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
electrode
rotor
dielectric
dielectric film
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3090227A
Other languages
English (en)
Inventor
▲岸▼下 浩幸
Hiroyuki Kishishita
Yukinori Ueda
幸憲 上田
Atsushi Harada
淳 原田
Yoshiyuki Nakatsu
仲津 義行
Shunjiro Imagawa
今川 俊次郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH04321210A publication Critical patent/JPH04321210A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トリマコンデンサに
関するもので、特に、誘電体を介して対向するステータ
電極とロータ電極との有効対向面積をロータの回転によ
って変化させ、それによって静電容量を変えるようにし
た、トリマコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明にとって興味ある従来のトリマ
コンデンサ1が図10に示されている。
【0003】トリマコンデンサ1は、ステータ2を備え
、ステータ2には、ステータ端子3が保持されている。 ステータ端子3は、ステータ電極4を一体に構成してお
り、このステータ電極4は、ステータ2の上面に沿って
延びるように位置される。ステータ2は、絶縁性樹脂か
ら構成され、一体のステータ端子3およびステータ電極
4をインサートした状態で成形される。
【0004】ステータ2のステータ電極4が形成された
面に接触するように、誘電体セラミック板5が配置され
る。このセラミック板5上には、セラミック板5を介し
てステータ電極4に対向するロータ電極6が形成される
【0005】上述したステータ2およびセラミック板5
を貫通するように、金属からなる中心軸7が配置される
。中心軸7は、ドライバ調整溝8を備え、ロータ電極6
に電気的に接触する。この中心軸7は、セラミック板5
を伴って回転し、セラミック板5とともに、トリマコン
デンサ1のロータを構成する。
【0006】ステータ2の下面側には、ロータ端子9が
配置される。ロータ端子9は、皿ばね状のスプリング1
0を一体に構成している。中心軸7の下端部は、ロータ
端子9を貫通した状態でかしめられ、中心軸7およびセ
ラミック板5が、ステータ2に対して回転可能に保持さ
れるとともに、中心軸7とロータ端子9とが電気的に接
続される。
【0007】このようなトリマコンデンサ1において、
中心軸7を回転させることにより、セラミック板5がス
テータ2に接触しながら回転し、それによって、ステー
タ電極4とロータ電極6との有効対向面積が変化される
。したがって、ステータ端子3およびロータ端子9の間
に取出される静電容量が可変とされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなトリマコンデンサ1には、次のような問題がある
【0009】まず、高い最大静電容量を得るためには、
セラミック板5の厚みを薄くする必要があるが、セラミ
ック板5が薄くされると、割れの問題が発生する。なお
、ステータ電極6に対応する電極をセラミック板の内部
に設けた形式のものもあるが、この場合には、内部電極
をセラミック板の外部に引出すための構造が必要となる
ばかりでなく、研磨によるセラミック板の有効素子厚の
コントロールが技術的に困難であり、かつ品質が安定し
ないという問題がある。
【0010】また、セラミック板5を組込むにあたって
は、その表裏の選別、位置決めなどの作業が必要であり
、このような作業は、トリマコンデンサ1の小型化が進
むにつれてより煩雑または困難となる。
【0011】それゆえに、この発明の目的は、誘電体セ
ラミック板の割れの問題には遭遇せず、また、小型化さ
れても、組立作業が容易なトリマコンデンサを提供しよ
うとすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、ステータ電
極を有するステータと、前記ステータ電極に対して誘電
体を介して対向するロータ電極を有し、かつ前記ステー
タに対して回転可能に保持されるロータとを備える、ト
リマコンデンサに向けられるものであって、上述した技
術的課題を解決するため、前記誘電体が、前記ステータ
電極または前記ロータ電極上に誘電体ペーストを付与す
ることにより形成された誘電体膜によって与えられたこ
とを特徴としている。
【0013】
【作用】この発明において、誘電体膜をステータ電極ま
たはロータ電極上に形成することにより、ステータ電極
とロータ電極とは、この誘電体膜を介して互いに対向す
る状態が実現される。
【0014】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、誘電体
膜は、ステータ電極またはロータ電極によって補強され
た状態となるので、割れの問題に遭遇することなくその
厚みを薄くすることができる。誘電体膜が、誘電体ペー
ストを印刷して形成されると、その厚みを10μm程度
とすることができる。それゆえに、この発明によって得
られたトリマコンデンサは、高い最大静電容量を与える
ことができるとともに、有利に小型化される。
【0015】また、誘電体膜は、たとえば、誘電体ペー
ストを印刷し、次いで乾燥または硬化させることにより
形成でき、さらに、このような工程は、連続かつ自動的
に行なうことができるので、誘電体膜を形成するための
コストは、前述した図10に示す誘電体セラミック板5
を得るためのコストに比べて低くすることができる。
【0016】また、誘電体膜が、ステータ電極またはロ
ータ電極上に、直接、形成されることにより、トリマコ
ンデンサにとって必要な部品である誘電体が、ステータ
またはロータと一体として取扱うことができるので、部
品点数が削減され、かつ組立て作業が容易になり、それ
ゆえに、生産性が向上し、また組立コストも低くするこ
とができる。
【0017】
【実施例】図1および図2は、この発明の一実施例によ
るトリマコンデンサ11を示している。ここで、図1は
断面図であり、図2は平面図である。
【0018】このトリマコンデンサ11は、大きくとら
えて、ステータ電極12を有するステータ13と、ステ
ータ電極12に対して誘電体膜14を介して対向するロ
ータ電極15を有するロータ16と、ロータ16をステ
ータ13に対して回転可能に保持するシャフト17を形
成する中心軸付与部材18とを備えている。これら各要
素は、図3において組立前の状態で示されている。
【0019】より詳細には、ロータ16は、全体として
金属からなる。図4には、ロータ16の下面が示されて
いる。ロータ電極15は、ロータ16の下面から突出す
る段部により与えられる。また、ロータ電極15が突出
する高さと等しい高さをもって、凸部19が形成され、
ロータ16がステータ13に対して傾くことが防止され
る。ロータ16の上面には、ドライバ調整溝20が設け
られる。また、ロータ16には、貫通する中心穴21が
設けられる。
【0020】ステータ13は、図1ないし図3に加えて
、図5および図6に単独で示されている。ステータ13
は、ステータ電極12およびこれと一体のステータ端子
22をインサートした状態で絶縁性樹脂をもって成形す
ることにより得られる。ステータ13には、貫通する中
心穴23が設けられる。
【0021】ステータ電極12は、ステータ13の上面
に露出しており、このステータ電極12上には、誘電体
膜14が形成される。誘電体膜14は、好ましくは、ス
テータ電極12上だけでなく、ステータ13の中心穴2
3の周囲全域にわたって形成される。これによって、ロ
ータ16が摺動する面に段差が生じることが防止される
。誘電体膜14は、たとえば、誘電体セラミックと高分
子材料とからなる誘電体ペーストを、ステータ13の上
面に印刷し、次いで乾燥することによって形成される。 このように誘電体膜14が形成された後、平面研磨して
、誘電体膜14の表面の平面度を上げるようにしてもよ
い。また、印刷後、誘電体ペーストの表面を鏡面体で押
さえながら乾燥すれば、研磨を行なうことなく、誘電体
膜14の表面の平面度を上げることができる。
【0022】ステータ13は、好ましくは、図7に示す
ような形態で用意される。図7は、複数のステータ13
を等間隔で保持するフープ材24が示されている。フー
プ材24に代えて、短冊状の金属板材を用いてもよい。 このようなフープ材24を得るため、まず、金属板材が
プレスにより打ち抜かれた後、ステータ13の成形が行
なわれる。次いで、フープ材24によって保持されたス
テータ13に対して、誘電体膜14を形成するように、
印刷および乾燥の各工程が実施される。フープ材24に
は、複数の位置決め穴25が設けられていて、上述した
各工程は、これら位置決め穴25によってフープ材24
が位置決めされた状態で行なわれる。このように、複数
のステータ13がフープ材24によって保持された状態
で、誘電体膜14の形成のための印刷を行なえば、高い
位置精度をもって、能率的に誘電体膜14の形成を行な
うことができる。
【0023】中心軸付与部材18は、図1および図3に
示されている。中心軸付与部材18は、全体として金属
板から構成される。シャフト17と一体的に皿ばね状の
スプリング26が形成され、スプリング26から外方へ
延びるように、ロータ端子27が形成されている。
【0024】このようなロータ16、ステータ13およ
び中心軸付与部材18を備えるトリマコンデンサ11は
、次のように組立てられる。
【0025】中心軸付与部材18のシャフト17を基準
として、まず、ステータ13が、その中心穴23にシャ
フト17を受け入れるように配置され、次に、ロータ1
6が、その中心穴21にシャフト17を受け入れるよう
に配置される。次いで、シャフト17の上端部がかしめ
られ、それによって、ロータ16に係合する係合部28
が形成される。
【0026】このようにして組立てられたトリマコンデ
ンサ11において、スプリング26の作用で、ステータ
13とロータ16とが誘電体膜14を介して互いに引き
寄せられ、ロータ電極15がステータ13上に形成され
た誘電体膜14に密に接触する状態に維持される。ドラ
イバ調整溝20に適当な工具が適用されて、ロータ16
が回転されると、誘電体膜14を介して対向するステー
タ電極12とロータ電極15との有効対向面積が変化さ
れ、これによって、ステータ端子22とロータ端子27
との間に取出される静電容量が変えられる。
【0027】図8および図9は、この発明の他の実施例
によるトリマコンデンサにおいて用いられるステータ2
9を示している。ここで、図8は断面図であり、図9は
平面図である。
【0028】この実施例では、ステータ29は、アルミ
ナのような絶縁性セラミック材料から構成される。ステ
ータ29の上面には、たとえば銀ペーストを印刷するこ
とによって、ステータ電極30が形成される。このステ
ータ電極30から延びて、引出部31が形成され、さら
に、ステータ29の下面には、ステータ端子32が印刷
により形成される。また、ステータ29の上面には、ス
テータ電極30と対向する位置に、ステータ電極30と
同様の方法により、ダミー電極33が形成される。ステ
ータ29には、貫通する中心穴34が設けられている。
【0029】上述したステータ電極30およびダミー電
極33を覆うように、ステータ29の上面には、誘電体
膜35が形成される。この実施例では、誘電体膜35を
与える誘電体ペーストとして、誘電体セラミックとガラ
スとからなるペーストを用いてもよい。このようなペー
ストは、誘電体膜35を形成するように印刷された後、
焼付けることにより硬化される。このとき、同時に、ス
テータ電極30、引出部31、ステータ端子32および
ダミー電極33の焼付けを達成するようにしてもよい。
【0030】この実施例では、ステータ電極30が、所
定の厚みをもってステータ29の上面に形成されるため
、誘電体膜30の表面に段差が生じ得るが、このような
段差は、ダミー電極33を形成することによって、ある
程度吸収することができる。
【0031】このようなステータ29は、前述した実施
例のトリマコンデンサ11におけるステータ13と置き
換えることができる。
【0032】以上述べた各実施例では、誘電体膜14ま
たは35が、ステータ電極12または30上に形成され
たが、これに代えて、あるいは、それに加えて、ロータ
電極上に誘電体膜が形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるトリマコンデンサ1
1を示す断面図である。
【図2】図1に示したトリマコンデンサ11の平面図で
ある。
【図3】図1に示したトリマコンデンサ11を構成する
要素の組立前の状態を示す斜視図である。
【図4】図3に示したロータ16の下面を示す斜視図で
ある。
【図5】ステータ13を単独で示す断面図である。
【図6】ステータ13を単独で示す平面図である。
【図7】ステータ13の好ましい製造方法において用い
られる、複数のステータ13を保持するフープ材24を
示す平面図である。
【図8】この発明の他の実施例によるトリマコンデンサ
に用いられるステータ29を示す断面図である。
【図9】図8に示したステータ29の平面図である。
【図10】従来のトリマコンデンサ1を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11  トリマコンデンサ 12,30  ステータ電極 13,29  ステータ 14,35  誘電体膜 15  ロータ電極 16  ロータ 17  シャフト 18  中心軸付与部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ステータ電極を有するステータと、前
    記ステータ電極に対して誘電体を介して対向するロータ
    電極を有し、かつ前記ステータに対して回転可能に保持
    されるロータとを備える、トリマコンデンサにおいて、
    前記誘電体が、前記ステータ電極または前記ロータ電極
    上に誘電体ペーストを付与することにより形成された誘
    電体膜によって与えられたことを特徴とする、トリマコ
    ンデンサ。
JP3090227A 1991-04-22 1991-04-22 トリマコンデンサ Withdrawn JPH04321210A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3090227A JPH04321210A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 トリマコンデンサ

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JP3090227A JPH04321210A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 トリマコンデンサ

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ID=13992600

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2359194A (en) * 2000-02-08 2001-08-15 Murata Manufacturing Co Manufacturing method for variable capacitor stator

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2359194A (en) * 2000-02-08 2001-08-15 Murata Manufacturing Co Manufacturing method for variable capacitor stator
GB2359194B (en) * 2000-02-08 2002-03-27 Murata Manufacturing Co Method of producing stator of variable capacitor and variable capacitor
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Date Code Title Description
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Effective date: 19980711