JPS6228740Y2 - - Google Patents

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JPS6228740Y2
JPS6228740Y2 JP1980115097U JP11509780U JPS6228740Y2 JP S6228740 Y2 JPS6228740 Y2 JP S6228740Y2 JP 1980115097 U JP1980115097 U JP 1980115097U JP 11509780 U JP11509780 U JP 11509780U JP S6228740 Y2 JPS6228740 Y2 JP S6228740Y2
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discharge
electrode
capacitor
capacitor electrode
discharge gap
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JP1980115097U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は放電ギヤツプ付RC複合部品に関す
る。周知のようにテレビジヨン回路には、例えば
アンテナカツプリング用、ラインバイパス用、あ
るいはアクロスザライン用として放電ギヤツプ付
RC複合部品が使用されている。従来の放電ギヤ
ツプ付RC複合部品はセラミツク基板のような誘
電体基板の一面にほぼ全面にわたつてコンデンサ
用電極を被着し、上記誘電体基板の他面に一対の
対向するコンデンサ用電極を被着してコンデンサ
素子を形成する。この一対のコンデンサ用電極は
それらの一部分が互いに接近するように突出した
形状を有しており、これら突出部間の空間が放電
ギヤツプとなる。さらに、上記一対のコンデンサ
用電極間に抵抗体を焼付け、放電ギヤツプ部分を
除いてモールドした構成を取つている。このた
め、多くの作業工程が必要となり、作業性が悪
く、製造コストが高くなる欠点があつた。また、
各部品ごとに上記作業工程を実行しなければなら
ないから、部品の品質の均一化がむずかしく、さ
らに大量生産、部品の自動半田付け等の面におい
ても難点があつた。また、第8図に示すように、
樹脂モールド10を施こしたRC複合部品11の
表面に一対の対向する放電用電極12、12をメ
ツキにより形成し、これら電極12、12を外部
リード線13、13にそれぞれ接続した構成のも
の、あるいは第9図に示すように、外部リード線
13、13に延長部14、14を設け、これら延
長部14、14の先端をモールド10の外部に露
出させ、かつ互いに接近する方向に折り曲げて先
端間に放電ギヤツプを形成した放電ギヤツプ付
RC複合部品も提案されている。しかしながら、
メツキにより放電用電極12、12を形成した場
合にはメツキのはみ出しによりギヤツプ間隔がば
らつき放電開始電圧が変動する難点がある。ま
た、放電用電極が外部に露出しているので、ご
み、ほこり等が付着し、同じく放電開始電圧に悪
影響を与える。一方、リード線延長部14、14
により放電ギヤツプを形成した場合にもギヤツプ
間隔のばらつきはさけられず、やはり放電開始電
圧が変動する。また、放電用電極部分が外部に露
出しているのでごみ、ほこり等が付着し、放電開
始電圧がばらつく難点がある。
ちなみに、放電開始電圧はギヤツプ1mmにつき
ほぼ1KVであるので、ギヤツプ間隔の僅かな変動
でも放電開始電圧は大きな影響を受ける。
本考案の目的は作業性の良い、安価な、品質を
均一化し得る放電ギヤツプ付RC複合部品を提供
することである。
本考案の他の目的は大量生産に向いた、かつプ
リント回路板への自動半田付けが可能な放電ギヤ
ツプ付RC複合部品を提供することである。
以下本考案の一実施例につき添付図面を参照し
て詳細に説明する。
第1図ないし第4図は本考案による放電ギヤツ
プ付RC複合部品の一実施例の製造工程を示す。
第1図AないしFにおいて1a、1b、1c、1
d、1e、1fはそれぞれ誘電体生シートを示
し、これら誘電体生シートは酸化チタン、チタン
酸バリウム等の誘電体粉末をブチラール等のバイ
ンダーと混練りしたペーストを例えば延伸して得
たシートを半乾燥または乾燥させたものである。
この製造方法は印刷法とシート法を応用したもの
であり、まず、第1図Aに示すように、誘電体生
シート1aの一面に中央部分において幅の狭い放
電兼コンデンサ用電極2を印刷する。この誘電体
生シート1aの上に同図Bに示す誘電体生シート
1bを重ねる。次に、同図Cに示すように、誘電
体生シート1cの一面に大きな面積のコンデンサ
用電極3を印刷したコンデンサ用電極シートを用
意し、これを同図Bの誘電体生シート1b上に重
ねる。次に、同図Dに示す誘電体生シート1dを
重ね、次に、同図Eに示すように、誘電体生シー
ト1eの一面に一対の対向するコンデンサ用電極
4、4を印刷したコンデンサ用電極シートを用意
し、誘電体生シート1d上に重ねる。最後に同図
Fに示す誘電体生シート1fを重ねる。すなわ
ち、第1図AないしFに示す各シートを適当な見
当合せ手段を用いてAの上にB、Bの上にC、C
の上にD、Dの上にE、Eの上にFと順次重ね
る。この重合体を上下より圧縮して一体化し、予
成形体5(第2図参照)とする。なお、放電兼コ
ンデンサ用電極2、およびコンデンサ用電極3、
4は耐熱性の金属、例えばAg−PdまたはPdの粉
末をペースト状にした導電ペーストを印刷したも
のである。各シートは別々に予め用意されること
が好ましい。また、誘電体生シート1bおよび1
dはコンデンサの静電容量値によつては必要とし
ない。
次に、第1図Aに示す誘電体生シート1a上の
放電兼コンデンサ用電極2の幅の狭い部分2aの
中間部分を除去して放電ギヤツプを形成するため
に、第2図に示すように、上記予成形体5を誘電
体シートの厚さ方向にパンチングし、前記放電兼
コンデンサ用電極2の幅の狭い部分2aの中間部
分を通る開口6を形成する。この開口6により第
1図Aの放電兼コンデンサ用電極2は2つに分断
され、その幅の狭い部分2aの中間部分が除去さ
れることによつてそこに放電ギヤツプが形成され
ることになる。
次に、上記した予成形体5を適当な焼成温度に
加熱して焼結する。これにより誘電体シートは互
いに焼結して一体化した誘電体となり、同時に電
極2、3、4も適当に融成する。このような状態
の焼結体の両端には放電兼コンデンサ用電極2お
よびコンデンサ用電極4の各端が露出しているか
ら、第3図および第4図に示すように、焼結体7
の両端に公知の導電ペーストを塗布し、焼付けて
外部端子8、8を形成する。次に、第5図および
第6図に示すように、焼結体7の表面および両外
部端子8、8にかけて線状に抵抗体9を印刷し、
比較的低温で焼付けてチツプ型の放電ギヤツプ付
RC複合部品を得る。抵抗体9としては酸化ルテ
ニウムを分散したバインダー等公知の材料を用い
る。なお、第2図に示す予成形体5を焼成した
後、焼結体7の表面両端部に抵抗体引出電極を印
刷し、乾燥後抵抗体9を焼結体7の表面および両
引出電極にかけて線状に印刷し、焼付けた後焼結
体の両端に導電ペーストを塗布し、焼付けて外部
端子を形成するようにしてもよい。要するに、製
造方法は必要に応じて変更されるものである。ま
た、第1図および第2図には説明を簡単にするた
めに1個の複合部品の製造方法を例示したが、実
際には第7図に示すように、第1図AないしFに
示す誘電体生シートは多数個の複合部品を縦およ
び横に多数列に配列できる大きさを有し、従つ
て、上記予成形体5は第7図に例示するように一
度に多数個形成され、開口6がパンチングされた
後、個々の複合部品に、または縦列ごとに分割さ
れるものである。
このように、本考案によれば、複数枚の誘電体
シートを重合した積層体にその厚さ方向に貫通す
る開口を形成して放電兼コンデンサ用電極の幅の
狭い部分の中間部分を除去し、そこに放電ギヤツ
プを形成するものであるから、常に一定寸法、形
状の開口が形成でき、従つて放電ギヤツプ間隔が
一定となる。このため、放電開始電圧が変動する
ことがなくなり、常に所要の電圧で放電させるこ
とができるので部品の破損を未然に防止できる。
また、積層型であるので従来の1/2以下に小型化
することができ、空間の有効利用がはかれる。ま
た、放電ギヤツプが部品内部にあるので、ごみ、
ほこり等の影響を受け難い。また、印刷法とシー
ト法を応用した製造方法が利用できるから、作業
能率が良く、安価となる。また、品質が均一化さ
れるので歩留りが良くなる。また焼結体両端部の
外部端子8、8により外部回路と接続する構成を
取つているために、プリント回路板に直接に半田
付けが可能であり、さらに立方体形状であるので
自動半田付けもできる。また、従来の小型チツプ
状の放電ギヤツプ付RC複合部品のように放電兼
コンデンサ用電極面に対して切り溝を平行に設け
ないで垂直にしかも開口となるように設けるの
で、下側の電極面を切除しないように切削深さを
注意深く制御、調整する必要が全くなく、従つて
開口の形成作業が非常に簡単となり、作業性が著
るしく向上する等の多くのすぐれた利点がある。
上記実施例では分断される放電兼コンデンサ用
電極の幅の狭い部分(第1図A参照)を誘電体生
シートの一側縁の近傍に形成したが、この幅の狭
い電極部分は他の任意の位置に形成してもよい。
幅の狭い電極部分の位置に応じてこの電極部分の
中間部分を除去する開口6の位置が変わることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図AないしFは本考案による放電ギヤツプ
付RC複合部品の一実施例の製造工程を説明する
ための概略平面図、第2図は第1図AないしFに
示すシートを重畳し、圧縮した予成形体に開口を
形成する工程を説明するための概略平面図、第3
図は焼成および外部端子形成工程を説明するため
の概略平面図、第4図は第3図を4−4線にて切
断して示す断面図、第5図は本考案による放電ギ
ヤツプ付RC複合部品の一実施例を示す概略平面
図、第6図は第5図を6−6線にて切断して示す
断面図、第7図は本考案による放電ギヤツプ付
RC複合部品を多数個製造する方法を例示するた
めの概略平面図、第8図および第9図は従来の放
電ギヤツプ付RC複合部品を示す概略平面図であ
る。 1a,1b,1c,1d,1e,1f……誘電
体生シート、2……放電兼コンデンサ用電極、
3,4……コンデンサ用電極、2a……放電兼コ
ンデンサ用電極の幅の狭い部分、5……予成形
体、6……開口、7……焼結体、8……外部端
子、9……抵抗体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツク内に埋設された複数の内部電極と放
    電兼コンデンサ用電極とを有する積層コンデンサ
    と、該セラミツク内に前記放電兼コンデンサ用電
    極の切断面を露出して設けた切り溝と、前記コン
    デンサと一体的に組み合された抵抗体とからなる
    リードレス放電ギヤツプ付RC複合部品におい
    て、前記放電兼コンデンサ用電極は中央部分にお
    いて幅の狭い部分を有すると共に、該幅の狭い部
    分を切断面として放電電極面とした切り溝が前記
    電極面に対して垂直に設けられて開口されている
    ことを特徴とするリードレス放電ギヤツプ付RC
    複合部品。
JP1980115097U 1980-08-15 1980-08-15 Expired JPS6228740Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980115097U JPS6228740Y2 (ja) 1980-08-15 1980-08-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980115097U JPS6228740Y2 (ja) 1980-08-15 1980-08-15

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Publication Number Publication Date
JPS5739425U JPS5739425U (ja) 1982-03-03
JPS6228740Y2 true JPS6228740Y2 (ja) 1987-07-23

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ID=29476045

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980115097U Expired JPS6228740Y2 (ja) 1980-08-15 1980-08-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120739Y2 (ja) * 1978-03-28 1986-06-21

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JPS5739425U (ja) 1982-03-03

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