JPH04319829A - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JPH04319829A
JPH04319829A JP3088270A JP8827091A JPH04319829A JP H04319829 A JPH04319829 A JP H04319829A JP 3088270 A JP3088270 A JP 3088270A JP 8827091 A JP8827091 A JP 8827091A JP H04319829 A JPH04319829 A JP H04319829A
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JP
Japan
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signal
phase
clock
data
transmission data
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JP3088270A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Umigami
重之 海上
Shinzo Tsurumaki
弦巻 信三
Toyohiko Yoshino
吉野 豊彦
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基準信号より受信信号の
位相に同期するクロック信号を形成する位相同期回路に
関する。詳しくは、バースト伝送による加入者線伝送シ
ステムの局側での受信装置において、送信されてくるデ
ィジタル信号を同期再生する最適位相位置を決定するた
めの位相同期回路に関する。
【0002】近年、ISDN(ディジタル総合サービス
網)における情報通信システムでは、データ、ファクシ
ミリ、映像など非電話サービスも64Kb/SのPCM
信号を基本としたディジタル通信方式で伝達することが
可能になる。このような伝送システムにおける加入者線
伝送方式では、局側の回線終端装置(OCU)は伝送路
としての加入者回線を介して加入者宅に設置されたディ
ジタル回線終端装置(DSU)に接続される。
【0003】ところで既存の2線式のメタリック・ケー
ブルを利用した加入者線伝送では、その周波数特性に起
因する符号間干渉が発生し、その受信波形は著しく劣化
するため、局側では波形等化やタイミング再生によって
符号識別の精度を高める必要が生じる。また、伝送路に
光ケーブルを使用した場合には、中継距離を延ばし、か
つその広帯域性から多様なサービスが可能になる。いず
れにせよ、多量の情報を効率良く処理するには受信信号
の周波数を高くし、かつ、その利得制御、同期再生が必
要である。
【0004】今日では、こうしたディジタル伝送システ
ムのコスト低減の要請から、1つの局側のOCUから延
長された伝送路を分岐して複数の加入者へのサービスを
行うことが考えられている。この場合、局からの信号は
同報的に全加入者へ伝送されるが、加入者から局への信
号は時分割多元接続(TDMA;TimeDivisi
on  Multiple  Access)により行
われる。
【0005】この方式では各加入者それぞれの受信装置
は、局側信号に予め特定されている番号のデータのみを
抽出して再生する。同様に局側の受信装置でも不特定の
場所に設置された複数の加入者側のDSUから局に送出
されてくる信号は、1台のOCUによってそれぞれに同
期再生され、さらに交換回路(MPX)へ伝送される。
【0006】この場合の同期再生は通常、ディジタルデ
ータの先頭部分にデータ以外のプリアンブル部分を用意
し、ここに含まれているキャリア検出ビット(CD)、
レベル設定ビット、及びタイミング検出ビットなどを利
用して行われる。
【0007】
【従来の技術】一般に、図8に示すようなバースト伝送
によるTDMA方式を加入者伝送システムとして構成す
ることが考えられている。
【0008】ここで、局側の回線終端装置(OCU)1
1にはN本のチャネル信号が多重化装置(MUX)12
で1フレームに纏められて、バースト的に伝送路13に
送り出され、その途中に設けた分岐回路14で再びN本
の加入者線信号に分岐される。各加入者のDSUでは局
側の基準信号の周波数が再生されて、局からの送信信号
がPLL(位相同期回路)でそれぞれ同期再生される。 したがって、各加入者から送出したディジタル信号が、
合流回路17で合流されて伝送路18を介して局で受信
されたとき、送信信号に乗せた基準信号の周波数に正確
に一致することになる。
【0009】そこで、このようなバースト伝送時の局側
の受信信号に対してそれぞれ最適なタイミング信号を再
生するために、送信すべき情報の送出に先立って充分に
長いトレーニング信号と呼ばれるシーケンスが必要とな
る。このトレーニング信号をOSU11に与えて、そこ
に設けたPLLによって同期信号を形成して、同期再生
処理を行ってから分離回路(DMUX)19によってN
本のチャネル信号に分離することが必要であった。
【0010】このように複数の加入者から局側の受信装
置がバースト的にフレーム単位で複数のチャネル信号を
受信する方式においては、各信号は、加入者別にフレー
ム番号が与えられて、局側でそれぞれ識別される。その
際に、受信信号の周波数が内部の基本周波数と一致して
いる場合であっても、一般にチャネル毎に伝送距離の異
同に応じた位相のずれが生じる。そのため、加入者デー
タはチャネル毎にタイミング信号を再生し、送信時に使
用した基準信号に基づいて、受信した各ディジタル信号
の位相に同期するクロック信号が形成される。そして、
このクロック信号に基づいて、自動波形等化器などによ
る符号間干渉の除去等の同期再生処理が実行される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のPLL
による同期再生の方法では、データを送出する前のトレ
ーニングシーケンスをある程度長く必要としているため
、多くの加入者データを同一の受信装置で処理すること
が難しくなる。即ち、トレーニングシーケンスに必要な
オーバヘッド時間が長くなれば、伝送可能なデータ領域
が狭くなるからである。
【0012】また、動作速度が高い場合のディジタルP
LLは実現が困難であり、回路規模も大きくなる。一方
、従来のアナログPLLにおいては温度変動や電源電圧
の変動に対する特別の配慮が必要であった。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、バースト伝送システムにおいて瞬時に受信信
号の位相に同期したクロックを発生し、短時間に同期再
生処理を可能にする位相同期回路を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、上記目的を達成
する本発明の原理を説明するブロック図である。この図
1において、クロック発生手段1は基準信号Fの基準時
間位置から適宜の時間間隔だけ遅延した複数のクロック
信号C1 〜Cmを発生している。
【0015】データ読出手段2では、受信信号Xよりク
ロック信号C1 〜Cmの各位相に応じた所定の伝送デ
ータX1 〜Xmを読み出して、選択制御手段3に対す
るアドレス信号として出力している。選択制御手段3は
伝送データX1 〜Xmに基づいて受信信号Xの位相位
置を特定するための選択信号(S)を決定し、セレクタ
手段4に出力している。セレクタ手段4では、選択制御
手段3で決定された選択信号Sに従って、複数のクロッ
ク信号C1 〜Cmの中から受信信号Xの位相に同期す
るクロック信号Ciだけが出力される。
【0016】これらクロック発生手段1、データ読出手
段2、選択制御手段3、及びセレクタ手段4から構成さ
れる位相同期回路によって、受信信号Xの位相に同期す
るクロック信号Ciを出力し、基準信号Fの周波数に一
致する周波数で受信される受信信号Xから伝送データX
kが同期再生される。
【0017】
【作用】基準信号Fより受信信号Xの伝送データを読み
出すために最適な位相のクロック信号Ciがセレクタ手
段4から同期再生処理部5に出力される。同期再生処理
部5では、瞬時に受信信号Xの位相に伝送データXkの
位相を合わせて送出することができる。このために、局
側が有している基準信号Fと一致する周波数で、それぞ
れ複数の互いに位相のずれて受信される受信信号から、
安定して伝送データの再生処理が可能になる。
【0018】したがって、加入者伝送を時分割多重化す
る方式において、複数の加入者を対象とする高速のデー
タ伝送が安定して行える。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明の一実施例の位相同期回路を示すブ
ロック図である。基準信号Fはバッファ31を介して複
数段のゲート回路321,322…を縦続接続した遅延
回路ブロック32に入力されている。各ゲート回路32
1,322…が、例えばm段の遅延回路ブロック32を
構成している場合には、ここでm個のクロック信号C1
 〜Cmが生成される。これらクロック信号C1 〜C
m間の遅延量は、伝送データの信号周期に比べて充分に
小さければ良く、それら遅延量を厳密に一致させておく
必要はない。ただし、最終段のクロック信号Cmは、各
加入者毎の送信信号を決定する基準時間位置から基準信
号Fの1周期をやや越えて遅延させるようにしている。
【0020】基準信号Fは上記遅延回路ブロック32で
基準信号Fの基準時間位置Toからそれぞれ適宜の時間
間隔だけ遅延されたクロック信号C1 〜Cmとしてデ
ータ読出手段33に出力される。データ読出手段33は
、クロック信号C1 〜Cmに対応してm個のフリップ
フロップ331,332…で構成され、バッファ34を
介してm個に分岐された受信信号Xがクロック信号C1
 〜Cmに同期して各フリップフロップ331,332
…に読み込まれる。受信信号Xのファンアウトを考慮し
、バッファ34は受信信号Xを分岐する複数のゲート群
からなる。それぞれの遅延されたクロック信号C1 〜
Cmに対して受信信号Xが遅れている場合には、各フリ
ップフロップ331,332…は信号『0』を出力し、
逆に受信信号Xが進んでいる場合には、信号『1』を伝
送データX1 〜Xmとして出力する。
【0021】図3は、上記の複数のクロック信号C1 
〜Cmと基準信号Fの位相の関係を示す波形図である。 局側の主発振器からの基準信号Fの立ち上がりのタイミ
ングを基準時間位置Toとする。この基準信号Fは、そ
の1基本周期がm個の適当に細かい間隔のクロック信号
C1 〜Cmによって、次の基準時間位置T1 を越え
てオーバラップするように分割されている。これらクロ
ック信号C1 〜Cmは、局側の受信部で特定の加入者
からの入力信号を再生するタイミングを、その立ち上が
りによって決定している。
【0022】上記各フリップフロップ331,332…
からは、これらのクロック信号C1 〜Cmの各位相に
応じた所定の伝送データX1 〜Xmが同期して読み出
される。そして一旦、基準信号Fの1基本周期分の各フ
リップフロップ331,332…の出力が、ラッチ用の
フリップフロップであるラッチ回路35に蓄えられる。 すべてのフリップフロップ331,332…の出力が揃
った時点で、ラッチ回路35は平均化回路36を介して
、その出力を受信信号Xの位相位置を特定するための読
み出し専用のメモリ(ROM)37のアドレス信号とし
て出力する。
【0023】この平均化回路36では、基準信号Fの複
数周期について伝送データX1 〜Xmを平均化するこ
とによって、ROM37のアドレスデータが決定される
。 受信信号Xに乗せてタイミング信号が一定のシーケンス
に従って送られてくるが、そこにはバースト周期毎にタ
イミングジッタが含まれているためである。この平均化
回路36により、受信信号Xに歪みがあった場合でも正
確に再生できる。なお、この平均化回路36に代えて、
ビット単位で多数決を取る多数決回路を介して伝送デー
タX1 〜Xmを読み出し専用のメモリにアドレスデー
タとして入力するようにしても良い。
【0024】ROM37には、各フリップフロップ33
1,332…の出力状態に応じてクロック信号C1 〜
Cmの中からクロック信号Ciを選択するための選択信
号Sが書き込まれている。選択信号Sは、セレクタ回路
38に入力されており、セレクタ回路38では複数のク
ロック信号C1 〜Cmから受信信号Xにとって最適な
位相を与えるクロック信号Ciが選択される。なお、遅
延回路ブロック32の長さは、伝送されてくる受信信号
Xに含まれるジッタノイズによるアイマージンに応じて
選択されるが、ROM37のアドレスビット数によって
位相位置の精度が決まることから、その量子化精度は自
由に選択することが可能である。
【0025】ROM37に書き込まれるデータは、局側
の受信装置の特性などに応じて、決定されるべきもので
あり、ある程度は経験的に決定される。この場合、最適
位相を決定できるかどうかは、受信信号からその歪みが
どの程度まで除去されているかに依存する。したがって
、ラッチ回路35からの出力を直接にROM37に入力
することで、選択信号Sを決定することも可能である。
【0026】なお、バッファ34を介して入力する受信
信号Xは、既にその受信レベルの調整などが終了した後
の安定な受信信号からタイミング信号が供給されている
ものとする。また、いつの時点でROM37から選択信
号Sを出力するかは、所定のウィンドゥ信号を作用させ
、受信信号Xからキャリア検出した後に、受信信号のプ
リアンブル部分によって決定される。例えば、キャリア
検出ビットに連動してタイマを作動させ、バッファ34
を起動する信号をこの位相同期回路の外部から与える。 また、平均化回路36をROM37の出力側に設けても
同様である。
【0027】図4は、図1の本発明を構成する選択制御
手段3の別の構成例を示すブロック図である。ここに示
す例は、ROM371、ROM372を二重に配置して
、基準信号Fの周期が長い場合に対処しようとするもの
である。
【0028】基準信号Fの基本周期が長い場合には、入
力する受信信号Xの最適位相を特定するために、多数の
クロック信号を必要とする。すなわち、遅延回路ブロッ
ク32を構成するゲート回路321,322…を縦続接
続する個数mが多くなり、選択信号Sを指定するための
ROM37が大きくなってしまう。そこで、基本周期の
中間でゲート回路321,322…の出力を2分割して
、ラッチ出力Aとラッチ出力Bに分けてROM371、
ROM372に対するアドレスデータとしている。 前半のラッチ出力Aは、後半のラッチ出力Bをアドレス
データとするROM371からのチップセレクト(CS
)に応じてROM372から読み出される。いずれか一
方のROM371、ROM372の出力がオアゲート3
73を介してセレクタ回路38に出力される。
【0029】図5は、図1の本発明を構成する選択制御
手段3の更に別の構成例を示すブロック図である。ここ
に示す例は、基準信号Fの周期が長い場合に対処すべく
、伝送データを2つの処理群に時分割して、ROM37
4を二重に使用するものである。
【0030】ROM374には時分割指令Cdが与えら
れており、この指令Cdによりラッチ回路35からRO
M374に対するアドレスデータを2つに分割している
。即ち、上記ゲート回路321,322…の出力は、基
準信号Fの基本周期の前半部分と後半部分との処理群に
2分割され、前半、又は後半の伝送データX1 〜Xm
としてそれぞれラッチ回路35からROM374に対す
るアドレスデータとして異なるタイミングで読み出され
る。したがって、ここでも図4の例と同様に、ROM3
74は(m/2)本の入力データをアドレスとして出力
が決定される。
【0031】図5の例では、前半処理時のROM出力R
1がバッファ回路375に蓄えられる。そして後半処理
時のROM出力R2の一部がイネーブル情報、或いはア
ドレス情報としてバッファ回路375に与えられる。こ
れによって、セレクタ回路376からはROM出力R1
,R2のいずれかが選択信号Sとしてセレクタ回路38
に出力される。
【0032】図6は、本発明の位相同期回路が使用され
るバースト伝送システムの構成例を示している。主発振
器20を有する局送信部21は、分岐回路22を介して
加入者受信部23と接続され、複数の加入者が一本の伝
送媒体を介して、局側装置へデータ伝送を行う。なお、
局送信部21からバースト的に送られる各加入者に対す
る信号については、どの加入者がどの時間位置でデータ
を受信し、その後どの時間位置で送出するかについては
、事前に決定されているものとする。
【0033】加入者受信部23では、各加入者毎に局か
らの伝送信号に周波数同期したクロックを形成するPL
L回路24を持っている。加入者送信部26は、局に送
出する信号を出力している。ここから出力される信号に
は、このPLL回路24の局部発振器25によって受信
された信号に同期化した基準位相位置を決定するタイミ
ング信号を含んで形成される。各加入者から局までの距
離がそれぞれ異なっているため、所定のビット数のタイ
ミング信号が必要になる。各加入者からの信号は加入者
送信部26から合流回路27を介して局側装置に受信さ
れる。
【0034】局受信部28には、周波数は同じであるが
、位相が各加入者毎に異なっている複数の受信信号がバ
ースト的に入力する。そこで、局受信部28では、基準
位相から形成した複数のクロック信号でタイミング信号
を抽出して、それぞれの位相の差に応じた同期再生用の
クロックを即時に形成し、複数の加入者から送信されて
きた受信信号Xからの伝送データXkを再生することが
必要になる。
【0035】図7には局からの送信データSDと局での
受信データRDの一例を示している。送信データSDは
、多重化装置により、1番からN番までの加入者データ
が所定のパラメータによって同時に転送されている。 例えば第I番目の加入者からの受信データRDには、フ
レームデータ、オーバヘッド、及び通信情報データを含
んでいる。合流回路27で各加入者からの受信データR
Dが衝突しないように、所定のガード時間が設定されて
いる。
【0036】局側の同期再生回路29では、受信信号の
フレームデータの先頭に含まれるタイミング信号から、
位相同期回路によって同期した位相のクロックを形成し
ている。ここで本発明の特徴は、受信信号の同期再生を
PLL回路によらずに実行している点である。これによ
って、同期再生のためのプルインレンジを長く取らずに
、基本的には1バースト周期でタイミング再生が可能に
なり、複数の加入者からの受信信号の位相を瞬時に捉え
て、それぞれの同期パルスが決定される。
【0037】本発明では中速度の簡単なディジタル回路
により、最適な位相信号を抽出できる。この場合に、基
準位相信号から作り出した複数のクロック信号は位相間
隔にばらつきがあっても、受信信号に含まれているタイ
ミング信号からROMのアドレスを決定できる。したが
って、PLL回路を使用する場合と異なり、瞬時に最適
位相を決定する選択信号がROM37の出力として確実
に得られ、したがって温度変動や電圧変動にも影響され
なくなる。
【0038】なお、ROMアドレスに対してはシステム
のデューティやクロックのマージンの取り方に応じて最
適な位相を与えるクロックCiを決定するようにメモリ
内容を書き込んでおくことが必要である。また、主発振
器20が決定している基準信号Fと受信信号Xとの基準
位相位置のずれの検出精度を高くするためには、基準信
号Fの複数の周期にわたって位相同期を取るためのクロ
ックを選択し、最後にそれらの中で最も多く選ばれたク
ロックを使用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の位相同期
回路は、ディジタル回路によって構成できるため、他の
ディジタル処理部と同様に回路のLSI化が可能になる
【0040】また、本発明の位相同期回路では、基準信
号の基準時間位置から位相間隔のばらつきを許容した複
数のクロックを形成して、最適な位相のクロックを抽出
して瞬時の位相同期を可能にしているから、伝送データ
に必要なオーバヘッドを相対的に少なくできる。そのた
めに、バースト伝送における伝送効率を高くするととも
に、周囲の温度変動や電源電圧の変動があっても、その
影響は簡単に除去できる。したがって、局側の受信装置
の小型化と高性能化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の位相同期回路を示すブロッ
ク図である。
【図3】クロック信号C1 〜Cmと基準信号Fの位相
の関係を示す波形図である。
【図4】図1とは異なる構成の選択制御手段3を示すブ
ロック図である。
【図5】選択制御手段3の更に別の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明回路が使用されるバースト伝送システム
の構成例を示す図である。
【図7】局からの送信データSDと局での受信データR
Dの一例を示す図である。
【図8】一般のバースト伝送によるTDMA方式の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1  クロック発生手段 2  データ読出手段 3  選択制御手段 4  セレクタ手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基準信号(F)の周波数に一致する周
    波数で受信される受信信号(X)から伝送データ(Xk
    )を同期再生するために、前記基準信号(F)より前記
    受信信号(X)の位相に同期するクロック信号(Ci)
    を形成する位相同期回路において、前記基準信号(F)
    の基準時間位置から適宜の時間間隔だけ遅延した複数の
    クロック信号(C1 〜Cm)を発生するクロック発生
    手段(1)と、前記受信信号(X)より前記クロック信
    号(C1 〜Cm)の各位相に応じた所定の伝送データ
    (X1 〜Xm)を読み出すデータ読出手段(2)と、
    前記データ読出手段(2)から読み出した伝送データ(
    X1 〜Xm)に基づいて前記受信信号(X)の位相位
    置を特定するための選択信号(S)を決定する選択制御
    手段(3)と、前記選択制御手段(3)で決定された選
    択信号(S)に従って前記複数のクロック信号(C1 
    〜Cm)から前記受信信号(X)の位相に同期するクロ
    ック信号(Ci)を出力するセレクタ手段(4)と、を
    有することを特徴とする位相同期回路。
  2. 【請求項2】  前記クロック発生手段(1)は、遅延
    ゲート回路により遅延した複数のクロック信号(C1 
    〜Cm)を、前記基準信号(F)の基準時間位置から次
    の基準時間位置を越えて順次に発生するように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の位相同期回路。
  3. 【請求項3】  前記選択制御手段(3)は、読み出し
    専用のメモリで構成され、前記受信信号(X)より読み
    出された所定の伝送データ(X1 〜Xm)を前記メモ
    リのアドレスデータとして入力するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の位相同期回路。
  4. 【請求項4】  前記選択制御手段(3)は、前記基準
    信号(F)の複数周期について前記所定の伝送データ(
    X1 〜Xm)を平均化して前記読み出し専用のメモリ
    へのアドレスデータとして入力していることを特徴とす
    る請求項3記載の位相同期回路。
  5. 【請求項5】  前記選択制御手段(3)では前記基準
    信号(F)の複数周期について前記所定の伝送データ(
    X1 〜Xm)を多数決回路を介して前記読み出し専用
    のメモリにアドレスデータとして入力したことを特徴と
    する請求項3又は4記載の位相同期回路。
  6. 【請求項6】  前記選択制御手段(3)では前記アド
    レスデータを複数系統に分割し、これら各系統毎に前記
    読み出し専用のメモリを設けて、いずれかのメモリ出力
    によって前記セレクタ手段(4)を選択制御することを
    特徴とする請求項3又は4記載の位相同期回路。
  7. 【請求項7】  前記選択制御手段(3)では前記受信
    信号(X)より読み出される所定の伝送データ(X1 
    〜Xm)を、前記基準信号(F)の1周期について複数
    の処理群に時分割して、逐次に前記読み出し専用のメモ
    リにアドレスデータとして入力したことを特徴とする請
    求項3又は4記載の位相同期回路。
JP3088270A 1991-04-19 1991-04-19 位相同期回路 Withdrawn JPH04319829A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002731A (en) * 1996-12-25 1999-12-14 Nec Corporation Received-data bit synchronization circuit
US6556640B1 (en) 1997-12-04 2003-04-29 Nec Corporation Digital PLL circuit and signal regeneration method

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