JPH05327670A - 切替型スペースダイバーシティディジタル無線通信の伝搬時間差補正回路 - Google Patents

切替型スペースダイバーシティディジタル無線通信の伝搬時間差補正回路

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JPH05327670A
JPH05327670A JP4152844A JP15284492A JPH05327670A JP H05327670 A JPH05327670 A JP H05327670A JP 4152844 A JP4152844 A JP 4152844A JP 15284492 A JP15284492 A JP 15284492A JP H05327670 A JPH05327670 A JP H05327670A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切替型スペースダイバーシティディジタル無
線通信において異なる伝搬経路を経て受信された受信デ
ータ相互間の切替えに際しデータの不連続を生ぜしめぬ
よう両受信データの時間遅れを一致せしめ時間差をゼロ
にすること。 【構成】 伝搬経路の異なる両受信データの時間差を遅
延調整回路4a,4bによりビット幅時間の整数倍にな
るように遅延調整したうえで、同期検出回路6で、一方
の受信データを予め定めたビット数だけ固定遅延させ他
方の受信データを1ビット遅れから前記予め定めたビッ
ト数より多いビット数に渡って1ビットずつ遅延の大き
くなる複数の遅延データを生成し、これらを前記固定遅
延させた受信データと比較して一致の得られたデータを
時間の一致しているデータとして選択出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切替型スペースダイバー
シティディジタル無線通信において、第1の伝搬経路を
伝搬して受信された受信データと第2の伝搬経路を伝搬
して受信された受信データとの間の伝搬経路の路程差に
起因する時間差の補正技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スペースダイバーシティ方式とは、空間
分割受信方式のことで、1つの送信系に対し、伝搬経路
の異なる2つの受信系をもたせることにより、その送信
波を受信するものである。伝搬路は一般に、気象条件に
よって変化するために、受信レベルの低下や、干渉フェ
ージングにより伝搬歪みが起こり、その結果データ誤り
が発生する。そのためスペースダイバーシティ方式は、
2つの受信系のうちデータの誤りの少ない方を選択して
切り替えるようにしている。
【0003】しかし、単に切り替えるだけでは問題があ
る。その理由は、伝搬経路の異なる2つの受信系を一方
から他方へ切り替える場合に、それぞれの伝搬時間が異
なるため、一方の受信系で受信した受信波形のある部分
と、これに当該する他方の受信系で受信した受信波形の
部分との間には時間差が生じ、この時間差を無視して切
替を行うと、その切替時点において出力波形に不連続が
発生するからである。PCM通信において、このような
不連続部分は、後段のディジタル信号処理部や、ディジ
タル端末機器に対してまでも波及してしまい、誤動作を
誘発する原因となる。従って、切り替える前に2つの受
信系の受信データのタイミングを一致させておく必要が
あり、このため両受信系のデータ間の伝搬時間差をゼロ
にする補正回路が用いられて来た。
【0004】従来この種の技術においては、送信側で送
信データに対して一定パターンの同期パルス(例えばフ
レーム同期信号)を挿入し、受信側において、そのフレ
ーム同期信号を抽出し、この信号を利用して、復調され
たディジタル信号の伝搬時間差を検出し、それによって
2つのうちどちらかの受信系のディジタル信号の遅延時
間を制御して2つの受信系の受信データの時間が一致
(即ち時間差をゼロに)するようにしていた。
【0005】図4は従来技術を用いた切替型スペースダ
イバーシティ受信機の簡単な構成を示すブロック図であ
る。第1受信器12の受信データd1 は遅延器14で一
定時間の遅延を受けd1 −1として第1受信クロックc
1 とともに切替器19および時間差検出器20へ送られ
る。第2受信器13の受信データd2 はメモリ15へ送
られ、受信クロックc2 は書込みクロック発生器16へ
送られるとともに読出しクロック遅延調整器18へ送ら
れる。読出しクロック遅延調整器18へは時間差検出器
20から時間差に応じた信号が入力されそれに応じて受
信クロックc2を遅延させ遅延受信クロックc2 −1と
して読出しクロック発生器17、時間差検出器20およ
び切替器19へ送られる。
【0006】読出しクロック発生器17は遅延受信クロ
ックc2 −1に基づいて読出しクロックを生成しそれに
よりメモリから受信データd2 −1を読み出す。従っ
て、受信データd2 −1は受信データd2 よりも読出し
クロックが遅延を受けた分だけ遅延することになる。そ
して受信データd2 −1は時間差検出器20へ加えられ
るとともに切替器19へ送られる。時間差検出器20は
こうして入力された受信データd1 −1、受信クロック
1 、受信データd2 −1、受信クロックc2 −1によ
り、両受信データの中からフレーム同期信号を抽出しこ
れを利用して両受信データの時間差を検出し、それに応
じた制御信号を読出しクロック遅延調整器18へ送り負
帰還系を構成することにより時間差がゼロになるように
自動動作する。
【0007】遅延器14が設けられているのは、メモリ
15の書込み読出しで遅延する時間分に対応して予め第
1受信器12の受信データd1 を遅延させておくためで
ある。このように制御された受信データd1 −1、同d
2 −1、受信クロックc1 、同c2 −1が切替器19へ
送られているので、切替えが行われてもデータの欠落や
重複(両者を含めてデータの不連続という)が生じない
ということになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、フレーム同期信号は復調ディジタル信号よ
り抽出再生されたものを同じく再生抽出されたクロック
信号とともに使用されるようになっているため、片方の
伝搬経路において周波数選択性フェージングなどが起こ
っている場合、復調されたディジタル信号に極端な歪を
含みこれより抽出されたフレーム同期信号と正常な伝搬
経路の方のフレーム同期信号との間にフレーム位相同期
がとれない場合が起こる。このような場合は時間差検出
器20が正常に動作しなくなり時間差をゼロにする制御
ができなくなる。
【0009】またフェージングが回復して復調ディジタ
ル信号が正常になってもフレーム同期が回復するまで若
干の時間遅れがありその間、時間差検出器20は正常に
動作できないため時間差制御ができないという問題があ
る。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の問題に鑑
みて、同期パルスのように繰り返し周期に対して非常に
狭い時間幅の信号の比較により時間差を検出するのでは
なく、2つの伝搬経路の受信データをまずビットタイミ
ングを一致させたうえで一方の受信データから遅延が1
ビットずつ異なる複数の受信データを生成し、他方の受
信データとビット毎に異同を比較し定めた割合以上の数
の一致ビットが得られた場合に両受信データの時間が一
致したものとして取り出す伝搬時間差補正回路を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために次の手段構成を有する。即ち、本発明の伝
搬時間差補正回路は、第1受信系の受信クロック(第1
受信クロック)と第2受信系の受信クロック(第2受信
クロック)とを入力とし切替信号により一方から他方へ
又は他方から一方へ緩やかに切り替えて共用クロックを
出力する共用クロック出力回路と; 第1受信系の受信
データ(第1受信データ)を第1受信クロックで書き込
み前記共用クロックで読み出す第1の遅延調整メモリ回
路と; 第2受信系の受信データ(第2受信データ)を
第2受信クロックで書き込み前記共用クロックで読み出
す第2の遅延調整メモリ回路と; 前記第1の遅延調整
メモリ回路から読み出された第1受信データを予め定め
たデータビット数だけ遅延させる第1のシフトレジスタ
と; 前記第1のシフトレジスタよりも段数の多いシフ
トレジスタで前記第2の遅延調整メモリ回路から読み出
された第2受信データを入力とし遅延量が1ビットずつ
異なる複数の第2受信データ列を出力する第2のシフト
レジスタと; 前記第1のシフトレジスタの出力である
第1受信データと第2のシフトレジスタからの遅延量の
異なる複数の第2の受信データの各々とを並行して比較
する複数の比較器と; 該複数の比較器のうち予め定め
たビット数以上のデータビットの一致があったことを示
した比較器へ入力されている第2受信データを選択し以
後これに同期を保持して出力するデータ選択同期保持回
路と; を具備することを特徴とする切替型スペースダ
イバーシティディジタル無線通信の伝搬時間差補正回路
である。
【0012】
【作用】以下、上記手段構成における本発明の作用につ
いて述べる。第1受信データと第2受信データとでは伝
搬経路が異なるからその受信には時間差がある。その時
間差は両経路の距離差によるものでありデータのビット
幅の整数倍とは限らない。このような受信データがそれ
ぞれの受信系の受信クロックで第1受信データは第1の
遅延調整メモリ回路へ記憶され、第2受信データは第2
の遅延調整メモリ回路へ記憶される。こうして記憶され
た各受信データは共通クロック出力回路からの同じクロ
ックによって、先に記憶されたものから順に読み出され
る。
【0013】このように、読み出しクロックが同じであ
るから読み出された第1受信データと第2受信データと
の間ではビットの時間位置は一致することになる。その
結果、両受信データの時間差がビット幅時間の整数倍と
なる。例えば受信されたときの時間差が2.5ビットで
あったとすれば3ビット差になり、同じく1.9ビット
差が2ビット差になるという如くである。
【0014】こうして遅延調整された受信データの一方
である第1受信データを、伝搬経路の距離差やその他の
条件から予め定められたビット数だけ遅延させる第1の
シフトレジスタで遅延させ、他方第2の受信データは、
第1のシフトレジスタより段数が多い第2のシフトレジ
スタへ入力され各段から出力が取り出される。従って遅
延量が1ビットずつ多くなる複数の第2受信データ列が
取り出される。
【0015】こうして、取り出された複数の第2受信デ
ータの各々は、それぞれ対応する比較器へ入力され、第
1のシフトレジスタの出力である第1受信データと比較
される。ここで、第1の受信データと時間が一致すれ
ば、データ内容はもともと同じなのであるから全ビット
に渡ってデータが一致する筈である。ただ実際にはわず
かながらでも誤りビットのあることも考えられるので、
例えば1フレーム250ビット中245ビットの一致が
とれれば時間は一致したものとするということになる。
【0016】これに対して、1ビット分でも時間差があ
ればデータは一致しない。従って一致信号を出力した比
較器へ入力されている第2受信データが第1受信データ
と時間が一致していることになる。各比較器の出力およ
びそれへ入力されている各第2受信データはデータ選択
同期保持回路へ入力され、ここで各比較器の一致不一致
が確認され、一致を示した比較器へ入力されている第2
受信データを選択してその出力を保持する。このよう
に、第1受信データと時間の一致した第2受信データを
取り出すことができるので両者を切り替えてもデータの
欠落や重複等の不連続を生じることがなくなる。
【0017】このように本発明の補正回路では、2つの
伝搬経路の路程差によって定まる受信データ間の時間差
を遅延調整メモリ回路により一旦ビット幅時間の整数倍
に調整し、それから一方の受信データを予め定めたビッ
ト数だけ遅延させ他方の受信データは遅延が1ビットず
つ異なる多数の受信データ列を生成し、両者を比較する
ようにしているので受信データ全体を比較に用いること
ができ、一定周期に1回しか現れない同期パルスを比較
する場合に較べ、フェージング等の影響を受けにくく安
定した時間補正が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の実施例を適用した切替型スペース
ダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図であ
り、点線で囲った部分が本発明の実施例の構成である。
図2は図1の同期検出回路6の詳細図であり、図3は図
2の同期検出回路の動作を説明する信号タイミング図で
ある。
【0019】図1において受信機2aの受信データD1,
クロックCK1 は固定遅延回路3aに入力される。同様
に受信機2bの受信データD2,クロックCK2 は固定遅
延回路3bに入力される。固定遅延回路3a,3bは、
受信アンテナ1aから固定遅延回路3aまでの遅延と、
受信アンテナ1bから固定遅延回路3bまでの遅延差を
合わせるために使用される。
【0020】固定遅延回路3aからの受信データD1
クロックCK1 は遅延調整回路4aに、更にクロックC
1 は共通クロック発生回路5にも入力される。また、
固定遅延回路3bからの受信データD2 とクロックCK
2 は遅延調整回路4bに、さらにクロックCK2 は共通
クロック発生回路5にも入力される。
【0021】遅延調整回路4a,4bでは、受信データ
1 はクロックCK1 で、受信データD2 はクロックC
2 によりメモリに書き込まれる。読み出しは共通クロ
ックCKにより順次行われ、D1 −1、D2 −1となり
同期検出回路6へ出力される。このとき、メモリ内には
最大遅延時間差に対応するビット数以上のデータがスト
アされ、かつそのビット数以上のデータがストア可能な
状態にしておく。このようにしておくことにより、D1
またはD2 のどちらかの位相が変化しても、データの欠
損、重複等データの不連続は無くなる。この回路はファ
ーストインファーストアウト(FIFO)レジスタにて
実現される。
【0022】共通クロック発生回路5では、どちらかの
クロックに固定せずに、切替回路7で選択されている方
の受信系のクロックCK1 またはクロックCK2 が選択
される。しかし、クロックCK1 とクロックCK2 を単
に切替えると、共通クロックCKに不連続が発生する可
能性がある。そのため切替えるときには、選択されてい
る方のクロックに、他方のクロックの位相を合わせてお
く必要がある。ここでは、選択されていない方のクロッ
クは、選択されている方のクロックの位相に合わせるよ
うに制御されている。しかし、クロックの切替え時に
は、位相が完全に合っていないと切替時にジッターが発
生するので、それを吸収するためPLL回路を使用して
いる。
【0023】データD1 −1とデータD2 −1は共通ク
ロックCKで同期がとれてはいるが時間差がゼロとなっ
ているわけではないのでデータビットのビット幅時間の
整数倍の時間差を有している。そこでデータD1 −1と
データD2 −1は共通クロックCKとともに同期検出回
路6へ送られる。データD1 −1は予め定められたビッ
ト数例えば3ビットのシフトレジスタ8(第1のシフト
レジスタ)へ入力され3ビットの遅延を受けてデータD
1 −2として出力される。
【0024】他方データD2 −1は、シフトレジスタ8
よりも段数の多い例えば5段のシフトレジスタ9(第2
のシフトレジスタ)へ入力され、出力は各段から取り出
される。第1段目の出力はD2 −2a、第2段目の出力
はD2 −2b、以下同様にして第5段目の出力はD2
2eとして出力される。これらの各出力はデータ内容は
同じであるが後段になるにつれて遅延量が1ビットずつ
多くなることが分かる。そして、データD2 −2aは比
較器10aへ、データD2 −2bは比較器10bへ、デ
ータD2 −2cは比較器10cへ、以下同様にしてデー
タD2 −2eは比較器10eへ加えられる。各比較器へ
は同時にデータD1 −2が加えられている。
【0025】各比較器は排他的論理和回路(Exclusive O
R :EXOR)で構成されており、両入力が一致していれば
論理“0”(“L”とも表す)を出力し、両入力が不一
致であれば論理“1”(“H”とも表す)を出力する。
このような動作がデータの1ビット毎について行われ
る。従って、データD1 −2と時間が一致した(即ち時
間差がゼロの)データD2 −2が入力された比較器の出
力は両データがもともと同じなのであるから“L”が連
続することになり、他の比較器へのデータD2 −2は1
ビットないし数ビットの時間差があることになるから、
各ビット毎のデータの一致不一致はランダムとなり
“H”と“L”がランダムに現れることになる。
【0026】従って、“L”が連続して現れたか否かを
見ることにより当該比較器への両入力データの時間が一
致しているか否かを識別することができる。実際には時
間が一致していても誤りビットの発生も考えられるの
で、これを考慮して例えば1フレームを250ビットと
すればそのうちの245ビットに“L”が現れれば時間
一致と判断するなどの手段がとられる。
【0027】各比較器の出力およびそれらへ入力されて
いるデータD2 −2a〜D2 −2eはデータ選択同期保
持回路11へ入力され、ここで、各比較器の出力を観測
し、時間が一致したと判断された比較器へ入力されてい
るデータD2 −2を選択しその状態で同期を保持してデ
ータD2 −3として出力する。以上の動作の簡単な例を
図3を参照して説明する。
【0028】図3の(1)はデータD1 −1を表す。1
区分が1ビットを表し、各区分内の数字は便宜上付与し
たデータ番号であり、データそのものは“H”か“L”
である。(2)はデータD2 −1でデータD1 −1より
1ビット進んでいる場合を示している。(3)〜(1
0)のデータは(1)、(2)のデータより5クロック
後のデータを示している。(3)のデータD1 −2はシ
フトレジスタ8の出力であるから5クロック後の出力デ
ータ番号は3となる。(4)のデータD2 −2aはシフ
トレジスタ9の第1段目のフリップフロップの出力であ
るからデータD2−1の5クロック目のビット番号6の
信号から始まる。
【0029】以下、(5)、(6)、(7)、(8)各
データは順次1ビット遅れの信号となるから図に示した
ようになる。そうすると(7)のデータD2 −2dが
(3)のデータD1 −2と一致することが分かる。そこ
で(7)のデータD2 −2dが時間が一致したデータと
して選択されて(10)のデータD2 −3として出力さ
れる。
【0030】かくして、データD1 −2とデータD2
3は切替回路7へ送られ、電波の伝搬経路の状況によっ
て、どちらか一方から他方へ切り替えられるが、両デー
タの時間が一致しているので切替えによりデータの欠落
や重複という不連続は生じないことになる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の時間差補
正回路では、伝搬経路の路程差による両受信データの時
間差をビット幅時間の整数倍になるように遅延調整した
うえで、一方の受信データを予め定めたビット数だけ固
定遅延させておいて他方の受信データを1ビット遅れか
ら前記予め定めたビット数より多いビット数の遅れに渡
って1ビットずつ遅延の大きくなる複数の受信データを
生成して、その中から前記固定遅延させた受信データと
比較して時間の一致した受信データを選び出す構成とな
っており、選択のための比較は受信データ同士を比較す
ることにより行われるので、比較のための情報が、単に
一定の周期で挿入される同期パルス(例えば1フレーム
250ビット中1ビット)を比較する場合に従来に較べ
て非常に多く安定した比較選択ができフェージングが発
生した場合にも従来よりも安定した時間補正を行うこと
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時間差補正回路の実施例を適用した切
替型スペースダイバーシティ受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の同期検出回路6の詳細ブロック図であ
る。
【図3】図2の同期検出回路6の動作を説明するタイミ
ング図である。
【図4】従来の時間差補正技術を用いた切替型スペース
ダイバーシティ受信機の簡単な構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1a,1b 受信アンテナ 2a,2b 受信機 3a,3b 固定遅延回路 4a,4b 遅延調整回路 5 共通クロック発生回路 6 同期検出回路 7 切替回路 8,9 シフトレジスタ 10a,10b,10c,10d,10e 比較器 11 データ選択同期保持回路 12 第1受信器 13 第2受信器 14 遅延器 15 メモリ 16 書込みクロック発生器 17 読出しクロック発生器 18 読出しクロック遅延調整器 19 切替器 20 時間差検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1受信系の受信クロック(第1受信ク
    ロック)と第2受信系の受信クロック(第2受信クロッ
    ク)とを入力とし切替信号により一方から他方へ又は他
    方から一方へ緩やかに切り替えて共用クロックを出力す
    る共用クロック出力回路と; 第1受信系の受信データ
    (第1受信データ)を第1受信クロックで書き込み前記
    共用クロックで読み出す第1の遅延調整メモリ回路と;
    第2受信系の受信データ(第2受信データ)を第2受
    信クロックで書き込み前記共用クロックで読み出す第2
    の遅延調整メモリ回路と; 前記第1の遅延調整メモリ
    回路から読み出された第1受信データを予め定めたデー
    タビット数だけ遅延させる第1のシフトレジスタと;
    前記第1のシフトレジスタよりも段数の多いシフトレジ
    スタで前記第2の遅延調整メモリ回路から読み出された
    第2受信データを入力とし遅延量が1ビットずつ異なる
    複数の第2受信データ列を出力する第2のシフトレジス
    タと; 前記第1のシフトレジスタの出力である第1受
    信データと第2のシフトレジスタからの遅延量の異なる
    複数の第2の受信データの各々とを並行して比較する複
    数の比較器と; 該複数の比較器のうち予め定めたビッ
    ト数以上のデータビットの一致があったことを示した比
    較器へ入力されている第2受信データを選択し以後これ
    に同期を保持して出力するデータ選択同期保持回路と;
    を具備することを特徴とする切替型スペースダイバー
    シティディジタル無線通信の伝搬時間差補正回路。
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