JPH04319148A - 壁面パネルの位置決め構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は建物の外壁部を構成す
る壁面パネルの位置決め構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、建物の外壁部を構成する壁面パネ
ル１００，２００の位置決めは図３に縦断側面図として
壁面パネルの位置決め構造を示すように、それらの下端
部と中間部がそれぞれ基礎梁３００や鉄骨梁４００に固
定された位置決め取付金具４１０，４３０と鉄骨梁４０
０，５００に固定された位置決め取付金具４２０，４４
０とによって行われていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の壁
面パネルの位置決め構造によれば、各壁面パネル１００
，２００ごと別個に下端部と中間部を取付金具（４１０
，４２０），（４３０，４４０）によって位置決めして
支持していたが、位置決め金具４２０，４４０による壁
面パネル１００，２００の中間部の位置決めが難しく手
間がかかるという問題点があった。

【０００４】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、上側壁面パネルの下端部の位置決めを行
う位置決め金具に下側壁面パネルの上端部の位置決めを
兼ねさせることにより、各壁面パネルの位置決めを容易
にさせる壁面パネルの位置決め構造を提供することを目
的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明に係る壁面パネ
ルは、上記課題を解決するためになされたもので　、建
物の構造体の梁に取り付けられた上側壁面パネルの下端
部を載せてその水平方向の位置決めをして支持する位置
決め金具の下側部に、下向きに位置決め片が設けられ、
該位置決め片により、下側壁面パネルの上端部がその水
平方向の位置決めをされた構成とした。

【０００６】

【作用】下側壁面パネルの上端部の水平方向の位置決め
が、上側壁面パネルの下端部を載せてその水平方向の位
置決めをして支持する位置決め金具の下側部の位置決め
片によりなされることとなる。

【０００７】

【実施例】図１及び図２にはこの発明の実施例を示す。 それらのうち、図１は壁面パネルの位置決め構造を示す
縦断側面図、図２は鉄骨梁に位置決め金具を取り付けた
状態を示す部分斜視図である。

【０００８】この実施例の壁面パネルの位置決め構造は
、図１に示すように、上側壁面パネル２００の下端部を
載せてその水平方向の位置決めをして支持する位置決め
金具１０の下端部に、下向きに位置決め片１５が設けら
れ、該位置決め片１５により、下側壁面パネル１００の
上端部がその水平方向の位置決めをなされた構成となっ
ている。そして、前記下側パネル１００の下端部は基礎
梁３００上の位置決め金具４１０により、中間部は建物
の構造体の鉄骨梁５００の下側フランジ５１０に取り付
けられた位置決め金具４２０によって位置決めされてい
る。前記位置決め金具１０は図２に示すように例えば長
尺のＬ型鋼によって作られ、その角部に接する垂直板部
１１の一部がコ字状に切り込まれて舌片が形成され、そ
の舌片が水平前向きに折り曲げられて上側壁面パネル２
００を載せて支持する支持片１３となっている。また、
その垂直板部１１がその支持片１３上に乗った上側壁面
パネル２００下端部の水平方向の位置決め部となってい
る。また、その水平板部１２の一部がコ字状に切り込ま
れて舌片が形成され、その舌片が垂直下向きに折り曲げ
られて下側パネル１００の水平方向の位置決め片１４と
なっている。

【０００９】位置決め金具１０は上記のように構成され
ていて、その水平板部１２が建物の構造体の鉄骨梁５０
０の上側フランジ５２０に溶接（又はボルト・ナット）
等により固定されるようになっている。また、前記位置
決め金具４１０は水平な基板部４１１と垂直な位置決め
板部４１２とからなる長尺物として構成されている。そ
して、その基板部４１１を介して基礎梁３００の上面部
にボルト・ナット等により固定されて、下側壁面パネル
１００の下端部を載せて前記垂直な位置決め板部４１２
で下側壁面パネル１００の水平方向に位置決めがなされ
るようになっている。

【００１０】また、前記位置決め金具４２０は例えば水
平な基板部４２１と垂直下向きの位置決め板部４２２と
からなるＬ型鋼によって構成され、その基板部４２１を
介して前記鉄骨梁５００の下側フランジ５１０に溶接（
又は、ボルト・ナット）等により取り付けられるように
なっている。

【００１１】壁面パネル１００，２００，…の位置決め
を行う位置決め金具４１０，４２０，１０は上記のよう
に構成されていて、壁面パネル１００，２００，…の取
り付けにあたっては、先ず、それらの位置決め板部４１
２、垂直板部１１および位置決め片１４の水平方向の位
置合わせを行いながらそれぞれ、基板部４１１および水
平板部１２を介して、位置決め金具４１０を基礎梁３０
０の上面部に、位置決め金具１０を鉄骨梁５００の上側
フランジ５２０にそれぞれ取り付ける。

【００１２】次いで、下側壁面パネル１００を、その上
端および下端の内側角部の内側面がそれぞれ位置決め金
具１０，４１０の位置決め片１４および位置決め板部４
１２に接するように配置する。そして、その下側壁面パ
ネル１００の下端部をイナズマ金物１０１などによって
前記位置決め板部４１２に固定する。そして、その状態
で、前記位置決め金具４２０を、その先端の位置決め板
部４２２がその下側壁面パネル１００の内側面に接する
ように、基板部４２１を介して鉄骨梁５００の下側フラ
ンジ部５１０に溶接（又は、ボルト・ナット）等により
取り付ける。この位置決め金具４２０の位置決め板部４
２２にイナズマ金物１０２などを介して下側壁面パネル
１００の裏側中間部を固定する。

【００１３】その後、上側壁面パネル２００を、その上
端および下端の内側角部の内側面が上下の位置決め金具
１０，１０（図１中の鉄骨梁５００の上方の鉄骨梁に取
り付けられた側の位置決め金具１０の図示は省略）の位
置決め片１４および垂直板部１１に接するように配置す
る。そして、その上側壁面パネル１００の下端部を、イ
ナズマ金物１０３等によって前記鉄骨梁５００に取り付
けられた下側の位置決め金具１０の垂直板部１１に固定
する。その後、さらに、その上側壁面パネル２００の上
端部および中間部の位置決めとその取付は上記下側壁面
パネル１００におけると同様にして行う。

【００１４】この実施例に係る壁面パネルの位置決め構
造は、上記のように、下側壁面パネル１００の上端部の
水平方向の位置決めが、上側壁面パネル２００の下端部
を載せてその水平方向の位置決めをして支持する位置決
め金具１０の下側部の位置決め片１４によりなされてい
るので、下側壁面パネル１００上側の水平方向の位置決
めが容易となる。

【００１５】なお、上記実施例では、下側壁面パネル１
０下端の位置決めをＴ型の位置決め金具４１０を用いて
行うようにしたが、それに限定せず、どのような形状の
物を用いて行ってもよい。また、上側及び下側の壁面パ
ネル１００，２００の中間部の位置決めをＬ型の位置決
め金具４２０を用いて行うようにしたが、どのような形
状の物を用いて行ってもよい。

【００１６】また、位置決め金具１０は、Ｌ型鋼の所要
箇所に切込みを入れて舌片をつくりそれら舌片を折り曲
げて、上側壁面パネル２００を載せて支持する支持片１
３や、上側壁面パネル２００下端の水平方向の位置決め
を行う位置決め片１４を作り、Ｌ型鋼の垂直板部１１を
上側壁面パネル２００下端の水平方向の位置決め部とし
たが、それに限定せず、それら支持片１３、位置決め片
１４などの機能を有する部分が設けられていれば、どの
ような形状のものであってもよい。

【００１７】

【発明の効果】この発明に係る壁面パネルの位置決め構
造によれば、下側壁面パネルの上端部の水平方向の位置
決めが、上側壁面パネルの下端部を載せてその水平方向
の位置決めをして支持する位置決め金具の下端部の位置
決め片によりなされるので、下側壁面パネル上側の水平
方向の位置決めが容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】壁面パネルの位置決め構造を示す縦断側面図で
ある。

【図２】鉄骨梁に位置決め金具を取り付けた状態を示す
部分斜視図である。

【図３】従来の壁面パネルの位置決め機構を示す縦断側
面図である。

【符号の説明】

１０　　位置決め金具 １４　　位置決め片 １００，２００　　壁面パネル ５００　　梁（鉄骨梁）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　建物の構造体の梁に取り付けられた上
   側壁面パネルの下端部を載せてその水平方向の位置決め
   をして支持する位置決め金具の下側部に、下向きに位置
   決め片が設けられ、該位置決め片により、下側壁面パネ
   ルの上端部がその水平方向の位置決めをされていること
   を特徴とする壁面パネルの位置決め構造。