JPH04319013A - 中間板厚計を用いた板厚制御装置 - Google Patents

中間板厚計を用いた板厚制御装置

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JPH04319013A
JPH04319013A JP3086748A JP8674891A JPH04319013A JP H04319013 A JPH04319013 A JP H04319013A JP 3086748 A JP3086748 A JP 3086748A JP 8674891 A JP8674891 A JP 8674891A JP H04319013 A JPH04319013 A JP H04319013A
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JP
Japan
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plate thickness
rolling
stand
plasticity coefficient
intermediate plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3086748A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekuni Nakamura
英都 中村
Nobuo Fukui
信夫 福井
Hideo Katori
英夫 香取
Satoshi Nanri
南里 智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP3086748A priority Critical patent/JPH04319013A/ja
Publication of JPH04319013A publication Critical patent/JPH04319013A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中間板厚計を用いた板厚
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板などの被圧延材を、圧延機によって
圧延する場合、所望する板厚を得るために、圧延機の入
側における被圧延材の板厚を計測して実績として取込み
、この板厚のデータによって圧延機のロール圧下位置を
制御するフィードフォワード制御が一般に行われている
【0003】例えば図6に示されるように、被圧延材1
00は、矢符Aで示されるように、図5の左方より右方
へ、複数の圧延ロール102a,102bで形成される
圧延スタンドに送られ、回転する圧延ロール102a,
102b間に噛み込ませて、被圧延材100を連続的に
圧延加工してゆく。このとき圧延スタンド103の入側
板厚H1を板厚計104で計測し、そのデータを制御部
105に入力する。
【0004】制御部105には予め入側板厚H1の代表
値Hoと所望する板厚Hsが目標値として入力され、記
憶されており、制御部105は、圧延スタンド103の
入側板厚H1と、代表値Hoと比較して、その偏差△h
に基づいて圧延ロール102bの圧下位置を算出し、油
圧機などの圧下装置を駆動して、圧延ロール102bを
上下させてその圧下位置を定め、圧延ロール102a,
102b間の間隙△dを調整し、圧延スタンド103の
出側板厚H2が目標値である板厚Hsとなるように制御
する。
【0005】又特開平1−245908号公報において
は、被圧延材100のもつ塑性係数をQとし、圧延ロー
ル102bの圧下位置の補正量△Sを △S=(G・Q/K)・△h      ……(1)で
表わす板厚制御が提案されている。ここにGは定数で制
御系の制御ゲインであり、Kは圧延スタンド103に固
有のミル定数であり、したがって圧下位置の補正量△S
は塑性係数Qと厚み偏差△hの積に比例する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】温度変動により塑性係
数Qが変化するとたとえ最終スタンドで自動板厚制御系
(以下AGCという)が働いていても最終板厚に変動が
残る。本発明は塑性係数のα変動を検出し、下流スタン
ドの圧下量を補正する中間板厚計を用いた板厚制御装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は圧下量検出器に
より圧下量の実績値を検出し、圧延荷重計により圧延荷
重を検出し、圧下装置により圧下量を制御する少くとも
3つのスタンドを有するタンデム圧延機の板厚制御装置
において、スタンド間に中間板厚計を装備して、次スタ
ンドの入側板厚偏差を測定することにより塑性係数Qを
演算し、塑性係数Qで下流スタンドの圧下量を補正する
ことを特徴とする中間板厚計を用いた板厚制御装置であ
り、塑性係数Qを用いて、最終スタンドの一つ上流のス
タンドの圧下量を過補償して補正する中間板厚計を用い
た板厚制御装置である。
【0008】以下本発明を図面について説明する。図1
は本発明の代表的適用例である。図において、1は中間
板厚計の上流の圧延スタンド(以下No.j−1スタン
ドという)、2は中間圧延計の下流の圧延スタンド(以
下No.jスタンドという)、3は最終圧延スタンドの
一つ上流の圧延スタンド(以下No.i−1スタンドと
いう)、4は最終圧延スタンド(以下No.iスタンド
という)である。5はスタンド間に設置された中間板厚
計でNo.jスタンド2の入側板厚偏差を測定する。6
は圧延荷重計で、スタンド2の圧延荷重偏差を計測し、
7は圧下量検出器で、スタンド2の現存の圧下量を計測
する。 8はオンラインQ推定演算装置で、中間板厚計5で計測
した入側板厚偏差、圧延荷重計6で計測された圧延荷重
偏差、圧下量検出器7で計測された圧下量を用いて、オ
ンラインで塑性係数Qおよび塑性係数補正量αを計測す
る。9は圧下装置で、圧下補正量演算装置10および他
の板厚制御機能11で計算された圧下制御量に基づいて
、圧下量を一定値に制御する。10は、圧下補正量演算
装置で、オンラインQ推定演算装置8で計算された塑性
係数補正量αを用いて、3のスタンドへの圧下補正量を
計算する。11は他の板厚制御機能で、例えばゲージメ
ータAGC、X線モニタAGCなどを指し、圧下装置に
対して圧下制御量を出力する。
【0009】図2は、オンラインにおける塑性係数推定
演算装置のフローの一例である。図において21はNo
.jスタンド出側板厚偏差計算機能で、圧延荷重偏差△
Pj および圧下量△Sj により、周知のゲージメー
タ式により、出側板厚偏差△hj を計算する。22は
、塑性係数瞬時値計算機能で、△Pj ,△hj ,△
Hj を用いて式(2)により塑性係数の瞬時値Q′を
計算する。 Q′j =△Pj /(△Hj −△hj )……(2
)23は高域カットフィルタで、瞬時値Q′に含められ
る高周波分(ロール偏心等に起因するもの)をカットし
てスキッドマークに起因する成分をもつ塑性係数Qを計
算する。ちなみにカットオフ周波数は、ロール偏心の周
波数(数Hz)と、スキッドマークの周波数(0.数H
z)の間に設定するのが望ましい。24は塑性係数補正
量を演算する機能を示す。
【0010】図3において、塑性係数補正量Qが得られ
たとき、(a)に示すような硬−軟の変化を得るが、従
来法によると温度変動等によりQが変化すると、たとえ
最終スタンドでAGCが動いていても最終板厚に変動が
残るという問題があるが(図b−1,c−1及びd−1
)、本発明においてはオンラインでQの変動を検出し、
最終スタンド出側で板厚が一定となるように前スタンド
で、過補償を行なうので、最終板厚はオンゲージ率が極
めて高いものとなる。
【0011】本発明における前記過補償は、フィードフ
ォワード制御となるが、この演算式は次のようになる。
【0012】
【数1】
【0013】△Hi−1 =△hi−z を移送
【00
14】
【数2】
【0015】ただし Mk :No.Kスタンドの制御ミル剛性係数Qok:
No.Kスタンドの塑性係数の初期値Hok:No.K
スタンドの設定入側板厚hok:No.Kスタンドの設
定出側板厚△S+ i−1 :No.i−1スタンド圧
下補正量α:Q補正量 (No.jスタンドで検出し移送したもの)G:調整係
【0016】図4に本発明の演算フローを示す。板厚計
で板厚偏差△hj−1 を測定し、△hj−1 →Mh
 (0)として記憶するが、この移送は次式となる。
【0017】     Mh (i+1)←Mh (i);……………
…………………  (7)ここでi=0,1,… 板厚偏差とり出しは次式による。     △Hj ←M(j)    ここでj=La/VaT    ……………………
………………  (8)ただしLaはJスタンドと板厚
計との距離VaはJスタンド入側板速度 Tは制御周期
【0018】つぎに圧延理論式を用いてNj スタンド
出側板厚を次式により計算する。     △hj =f(△Sj ,△Pj )…………
……………………  (9)塑性係数瞬間時Q′j は
次式となる。
【0019】       Q′j =△Pj /(△Hj −△hj
 )    ………………  (10)高域カットフィ
ルタリングは次式で行われる。       Qj =f(Q′j(k),Q′j(k−
1),Q′j(k−2)……)…  (11)ただしQ
′j(k):時刻kでのQ′j の値塑性係数補正量α
は次式で求める。       α=(Qj −Qoj)/Qoj    
    ………………………  (12)ここでQoj
:jスタンド塑性係数初期値補正量αはMα(0)←α
として記憶され、この移送を次式で行われる。
【0020】       Mα(i+1) ←Mα(i)     
        ………………………  (13)ここ
でi=0,1,2,… 補正量αの取り出しは次式による。       α′=Mα(j)           
        ………………………  (14)ここ
でj=Lb /Vb T ただし Lb :jスタンドからi−1スタンドまでの距離各係
数A,Bを次式によって求める。
【0021】
【数3】
【0022】
【数4】
【0023】No.i−1スタンドの圧下補正量は次式
で求められる。
【0024】       △S+ i−1 =G(AαQoi+B△
Hi−1 )  ……………  (17)
【0025】
【実施例】次の圧延スケジュールに従って、図5に示す
熱間圧延機の仕上圧延の板厚制御を行った。仕上入側板
厚:41mm 仕上出側板厚:3.0mm 板幅:1240.0mm 中間板厚計とF5スタンドとの距離La ;2804m
mF5スタンドとF6スタンドとの距離Lb ;548
6mmこのときの数値例は次の通りであった。 中間板厚計による計測板厚偏差△h4 :−105μm
F5入側板厚偏差              △H5
 :−103μmF5スタンド入側板速度      
  Va :5855mm/sec 制御周期                     
 T:50msec圧延荷重偏差          
        △P5 :−89ton圧下量   
                     △S5 
:74μmF5スタンド出側板厚偏差      △h
5 :−31μm塑性係数瞬時値(現在)      
  Q′5 :1229t/mm 塑性係数瞬時値(一時刻前)    Q′5 :  7
68t/mm 塑性係数瞬時値(二時刻前)    Q′5 :142
0t/mm F5スタンド塑性係数初期値    Q05  :11
99t/mm 塑性係数補正量                α 
   :0.051塑性係数補正量(取り出した値)α
′  :0.05F2スタンド出側板速度      
  V6   :10384mm/sec
【0026】
【数5】
【0027】係数A:3.721×10−3係数B:2
.356 調整係数G:0.9 圧下補正量△S+i−1 :0.258μmQ7 :1
148T/mm 本発明によるときは極めて精度の高い最終板厚の製品を
得た。
【0028】
【発明の効果】本発明はオンラインで塑性係数Qの変動
を検知し、最終スタンド出側の板厚制御を行うので、温
度変動等の外乱に対しても板厚を一定に制御することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用例の説明図である。
【図2】オンライン塑性係数推定演算のフローである。
【図3】(a),(b)−1〜3及び(c)−1〜3は
作用の説明図である。
【図4】本発明の演算のフローである。
【図5】実施例の模式図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
5    中間板厚計 6    圧延荷重計 7    圧下量検出器 8    オンラインQ推定演算装置 9    圧下装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧下量検出器により圧下量の実績値を
    検出し、圧延荷重計により圧延荷重を検出し、圧下装置
    により圧下量を制御する少くとも3つのスタンドを有す
    るタンデム圧延機の板厚制御装置において、スタンド間
    に中間板厚計を装備して、次スタンドの入側板厚偏差を
    測定することにより塑性係数Qを演算し、塑性係数Qで
    下流スタンドの圧下量を補正することを特徴とする中間
    板厚計を用いた板厚制御装置。
  2. 【請求項2】  塑性係数Qを用いて、最終スタンドの
    一つ上流のスタンドの圧下量を過補償して補正する請求
    項1記載の中間板厚計を用いた板厚制御装置。
JP3086748A 1991-04-18 1991-04-18 中間板厚計を用いた板厚制御装置 Pending JPH04319013A (ja)

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JP3086748A JPH04319013A (ja) 1991-04-18 1991-04-18 中間板厚計を用いた板厚制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010214426A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Kobe Steel Ltd 多段圧延機における板厚制御方法及び板厚制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63220915A (ja) * 1987-03-10 1988-09-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱間連続圧延方法
JPH01210111A (ja) * 1988-02-17 1989-08-23 Kawasaki Steel Corp 熱間仕上圧延における板厚制御方法
JPH01228605A (ja) * 1988-03-08 1989-09-12 Sumitomo Metal Ind Ltd 連続熱間圧延機での板クラウン制御方法

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