JPH04318975A - メモリセル - Google Patents
メモリセルInfo
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- JPH04318975A JPH04318975A JP3085317A JP8531791A JPH04318975A JP H04318975 A JPH04318975 A JP H04318975A JP 3085317 A JP3085317 A JP 3085317A JP 8531791 A JP8531791 A JP 8531791A JP H04318975 A JPH04318975 A JP H04318975A
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B69/00—Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界除去状態で電荷の保
持が可能な絶縁ゲート層を有するメモリ用トランジスタ
から構成されたメモリセルに関する。
持が可能な絶縁ゲート層を有するメモリ用トランジスタ
から構成されたメモリセルに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のEEP ROM(Ele
ctrically Erasableand P
rogrammable ROM)に用いられるメモ
リ素子を示す。この素子は通常、nチャンネル形MNO
S素子とされている。すなわち、半導体基板1にはPウ
ェル2が形成され、このPウェル2にはn+ 高濃度領
域のソース拡散層4およびn+ 高濃度領域のドレイン
拡散層5が形成される。ソース拡散層4にはソース電極
6が接続して形成され、ドレイン拡散層5にはドレイン
電極7が接続して形成される。前記ソース拡散層4とド
レイン拡散層5との間にはSiO2 層8およびSi3
N4 層9を介してゲート電極10が形成される。
ctrically Erasableand P
rogrammable ROM)に用いられるメモ
リ素子を示す。この素子は通常、nチャンネル形MNO
S素子とされている。すなわち、半導体基板1にはPウ
ェル2が形成され、このPウェル2にはn+ 高濃度領
域のソース拡散層4およびn+ 高濃度領域のドレイン
拡散層5が形成される。ソース拡散層4にはソース電極
6が接続して形成され、ドレイン拡散層5にはドレイン
電極7が接続して形成される。前記ソース拡散層4とド
レイン拡散層5との間にはSiO2 層8およびSi3
N4 層9を介してゲート電極10が形成される。
【0003】このようなEEP ROMにおいては、
Pウェル2内の正孔を利用して消去が可能である。しか
しながら、TFTよりなる薄膜メモリセルではウェルが
ないので、正孔の注入をどうするかが問題となる。
Pウェル2内の正孔を利用して消去が可能である。しか
しながら、TFTよりなる薄膜メモリセルではウェルが
ないので、正孔の注入をどうするかが問題となる。
【0004】そこで、最近では図7に示すようなTFT
よりなる薄膜メモリセルが考えられている。すなわち、
例えばガラス等の絶縁基板21上にはポリシリコン等の
半導体層22が形成され、この半導体層22にはn+
高濃度領域231,232,233,234が形成され
る。前記n+ 高濃度領域232と233間の上には例
えば窒化硅素等のトラップ用ゲート絶縁層25を介して
例えばAl等のメモリ用トランジスタMTRのゲート電
極26が形成される。前記絶縁層25は、例えばSi/
N比が化学量論比0.75よりも大きい窒化硅素SiN
よりなるもので、ホットエレクトロンやファウラーノル
ドハイム効果によって電子や正孔を捕獲し、かつ、放出
することができるものである。この場合、メモリ用トラ
ンジスタMTRはゲート電極26とn+ 高濃度領域2
32,233の重なりを大きくとって容量をもたせるよ
うに形成される。前記n+ 高濃度領域231と232
間の上には例えばSiO2 等の絶縁層27を介して選
択用トランジスタSTR1の例えばポリシリコン等より
なるゲート電極281が形成され、前記n+ 高濃度領
域233と234間の上には例えばSiO2 等の絶縁
層27を介して選択用トランジスタSTR2の例えばポ
リシリコン等よりなるゲート電極282が形成される。
よりなる薄膜メモリセルが考えられている。すなわち、
例えばガラス等の絶縁基板21上にはポリシリコン等の
半導体層22が形成され、この半導体層22にはn+
高濃度領域231,232,233,234が形成され
る。前記n+ 高濃度領域232と233間の上には例
えば窒化硅素等のトラップ用ゲート絶縁層25を介して
例えばAl等のメモリ用トランジスタMTRのゲート電
極26が形成される。前記絶縁層25は、例えばSi/
N比が化学量論比0.75よりも大きい窒化硅素SiN
よりなるもので、ホットエレクトロンやファウラーノル
ドハイム効果によって電子や正孔を捕獲し、かつ、放出
することができるものである。この場合、メモリ用トラ
ンジスタMTRはゲート電極26とn+ 高濃度領域2
32,233の重なりを大きくとって容量をもたせるよ
うに形成される。前記n+ 高濃度領域231と232
間の上には例えばSiO2 等の絶縁層27を介して選
択用トランジスタSTR1の例えばポリシリコン等より
なるゲート電極281が形成され、前記n+ 高濃度領
域233と234間の上には例えばSiO2 等の絶縁
層27を介して選択用トランジスタSTR2の例えばポ
リシリコン等よりなるゲート電極282が形成される。
【0005】この場合、メモリ用トランジスタMTRの
ゲート電極26とソース・ドレイン領域(n+ 高濃度
領域232と233)を重ね合わせることにより、電子
−正孔対を発生させ、この正孔をトラップ用ゲート絶縁
層25に注入することにより消去状態とし、電子をトラ
ップ用ゲート絶縁層25に注入することにより書込状態
としている。
ゲート電極26とソース・ドレイン領域(n+ 高濃度
領域232と233)を重ね合わせることにより、電子
−正孔対を発生させ、この正孔をトラップ用ゲート絶縁
層25に注入することにより消去状態とし、電子をトラ
ップ用ゲート絶縁層25に注入することにより書込状態
としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなTFTよりなる薄膜メモリセルではメモリ用トラン
ジスタMTRの両側に選択用トランジスタSTR1及び
STR2を配設するので、メモリセル面積が大きくなり
、高集積度TFTメモリには利用できなかった。本発明
は上記の実情に鑑みてなされたもので、メモリセル面積
を縮小して、高集積度TFTメモリに利用し得るメモリ
セルを提供することを目的とする。
うなTFTよりなる薄膜メモリセルではメモリ用トラン
ジスタMTRの両側に選択用トランジスタSTR1及び
STR2を配設するので、メモリセル面積が大きくなり
、高集積度TFTメモリには利用できなかった。本発明
は上記の実情に鑑みてなされたもので、メモリセル面積
を縮小して、高集積度TFTメモリに利用し得るメモリ
セルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、半導体層とメモリゲート電極間に、電界除
去状態で電荷の保持が可能な絶縁ゲート層を設け、ソー
ス領域およびドレイン領域を前記メモリゲート電極に対
応する領域から十分離間した部分の前記半導体層に設け
、書込みおよび消去をそれぞれ前記絶縁ゲート層に対し
て電荷を注入もしくは放出することにより行うことを特
徴とするものである。
するために、半導体層とメモリゲート電極間に、電界除
去状態で電荷の保持が可能な絶縁ゲート層を設け、ソー
ス領域およびドレイン領域を前記メモリゲート電極に対
応する領域から十分離間した部分の前記半導体層に設け
、書込みおよび消去をそれぞれ前記絶縁ゲート層に対し
て電荷を注入もしくは放出することにより行うことを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】上記手段により、電界除去状態で電荷の保持が
可能な絶縁ゲート層に同一種類、換言すれば電子または
正孔いずれか一方の電荷を注入したり、もしくは放出す
ることにより、メモリセルへの書込みおよび消去を行う
、すなわち、書込みおよび消去を片チャネル動作で行な
うことができるものであるから、メモリゲート電極に対
応する半導体層の部分に不純物高濃度領域を設ける必要
がなく、メモリセル面積を縮小することができる。
可能な絶縁ゲート層に同一種類、換言すれば電子または
正孔いずれか一方の電荷を注入したり、もしくは放出す
ることにより、メモリセルへの書込みおよび消去を行う
、すなわち、書込みおよび消去を片チャネル動作で行な
うことができるものであるから、メモリゲート電極に対
応する半導体層の部分に不純物高濃度領域を設ける必要
がなく、メモリセル面積を縮小することができる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
【0010】図1は本発明に係るメモリセルの断面図を
示す。このメモリセルは、メモリ用トランジスタMTR
とこのメモリ用トランジスタMTRの左側および右側に
それぞれ直列に配置された選択用トランジスタSTR1
とSTR2から構成されている。すなわち、例えばガラ
ス等の絶縁基板31上にはポリシリコン等の半導体層3
2が形成され、この半導体層32にはn+ 高濃度領域
331,332が形成される。このn+ 高濃度領域3
31と332から十分離間した半導体層32の略中央部
分の上には例えば窒化硅素等の電界除去状態で電荷の保
持が可能な絶縁ゲート層35を介して例えばAl等のメ
モリ用トランジスタMTRのメモリゲート電極36が形
成される。絶縁ゲート層35は、例えばSi/N比が化
学量論比0.75よりも大きい窒化硅素(SiN)より
なるもので、ホットエレクトロンやファウラーノルドハ
イム効果によって電子や正孔を捕獲し、かつ、放出する
ことができるものである。この絶縁ゲート層35はSi
O2 薄膜およびSi3 N4 の2層構造としてもよ
い。メモリゲート電極36は例えばポリシリコンに不純
物を拡散して形成されたものである。このメモリゲート
電極36および半導体層32上には例えばSiO2 等
の絶縁層37を介してスイッチング用電極38が形成さ
れる。すなわち、スイッチング用電極38は、メモリゲ
ート電極36と半導体層32のn+ 高濃度領域331
との間に配置された電極部381,メモリゲート電極3
6と半導体層32のn+ 高濃度領域332との間に配
置された電極部382,およびメモリゲート電極36に
対応して隆起状に形成され且つ電極部381と382を
接続する連接部383を有するもので、例えばポリシリ
コンに不純物を拡散して形成されている。この場合、n
+ 高濃度領域331と332はスイッチング用電極3
8とセルフアラインで形成され、容量を十分小さくして
無視できるように形成される。これによりアバランシェ
作用による電子−正孔対の発生を防ぎ、n+ 高濃度領
域331,332と空乏層の作用によって生じるホット
エレクトロンを絶縁ゲート層35に注入する構造とされ
ている。図示はしないが、上下の2層積層構造とされて
おり、最初に下層部を形成してスイッチング用電極38
を形成した後、上層が図1の如く形成されるものである
。この絶縁層37のn+ 高濃度領域331,332と
の対応部には開口が形成され、この開口内に例えばAl
等よりなるドレイン電極40およびソース電極41を形
成してそれぞれn+ 高濃度領域331および332に
接続している。メモリ用トランジスタMTRは、半導体
層32、絶縁ゲート層35およびメモリゲート電極36
から構成されている。選択用トランジスタSTR1は半
導体層32、ドレイン領域331と絶縁ゲート層35と
の間の絶縁層37およびスイッチング用電極38の電極
部381から構成され、また、選択用トランジスタST
R2は、半導体層32、ソース領域332と絶縁ゲート
層35との間の絶縁層37およびスイッチング用電極3
8の電極部382から構成されている。
示す。このメモリセルは、メモリ用トランジスタMTR
とこのメモリ用トランジスタMTRの左側および右側に
それぞれ直列に配置された選択用トランジスタSTR1
とSTR2から構成されている。すなわち、例えばガラ
ス等の絶縁基板31上にはポリシリコン等の半導体層3
2が形成され、この半導体層32にはn+ 高濃度領域
331,332が形成される。このn+ 高濃度領域3
31と332から十分離間した半導体層32の略中央部
分の上には例えば窒化硅素等の電界除去状態で電荷の保
持が可能な絶縁ゲート層35を介して例えばAl等のメ
モリ用トランジスタMTRのメモリゲート電極36が形
成される。絶縁ゲート層35は、例えばSi/N比が化
学量論比0.75よりも大きい窒化硅素(SiN)より
なるもので、ホットエレクトロンやファウラーノルドハ
イム効果によって電子や正孔を捕獲し、かつ、放出する
ことができるものである。この絶縁ゲート層35はSi
O2 薄膜およびSi3 N4 の2層構造としてもよ
い。メモリゲート電極36は例えばポリシリコンに不純
物を拡散して形成されたものである。このメモリゲート
電極36および半導体層32上には例えばSiO2 等
の絶縁層37を介してスイッチング用電極38が形成さ
れる。すなわち、スイッチング用電極38は、メモリゲ
ート電極36と半導体層32のn+ 高濃度領域331
との間に配置された電極部381,メモリゲート電極3
6と半導体層32のn+ 高濃度領域332との間に配
置された電極部382,およびメモリゲート電極36に
対応して隆起状に形成され且つ電極部381と382を
接続する連接部383を有するもので、例えばポリシリ
コンに不純物を拡散して形成されている。この場合、n
+ 高濃度領域331と332はスイッチング用電極3
8とセルフアラインで形成され、容量を十分小さくして
無視できるように形成される。これによりアバランシェ
作用による電子−正孔対の発生を防ぎ、n+ 高濃度領
域331,332と空乏層の作用によって生じるホット
エレクトロンを絶縁ゲート層35に注入する構造とされ
ている。図示はしないが、上下の2層積層構造とされて
おり、最初に下層部を形成してスイッチング用電極38
を形成した後、上層が図1の如く形成されるものである
。この絶縁層37のn+ 高濃度領域331,332と
の対応部には開口が形成され、この開口内に例えばAl
等よりなるドレイン電極40およびソース電極41を形
成してそれぞれn+ 高濃度領域331および332に
接続している。メモリ用トランジスタMTRは、半導体
層32、絶縁ゲート層35およびメモリゲート電極36
から構成されている。選択用トランジスタSTR1は半
導体層32、ドレイン領域331と絶縁ゲート層35と
の間の絶縁層37およびスイッチング用電極38の電極
部381から構成され、また、選択用トランジスタST
R2は、半導体層32、ソース領域332と絶縁ゲート
層35との間の絶縁層37およびスイッチング用電極3
8の電極部382から構成されている。
【0011】図2は図1のメモリセルのメモリゲート電
圧VMG−ドレイン電流Id 特性であるヒステリシス
特性図を示す。すなわち、メモリ用トランジスタMTR
のメモリチャネル部のしきい電圧Vthを調整して、出
力特性Aに示すような初期状態がデプレッション型であ
るメモリセルを構成する。このようなメモリセルにおい
て、メモリ用トランジスタMTRのメモリゲート電圧V
MGに正電圧VP が印加されると、絶縁ゲート層35
に電子が注入されて書込みが行われ出力特性Bを示し、
負電圧−VP が印加されると絶縁ゲート層35から電
子が放出されて消去が行われ出力特性Cを示す。読出し
の場合はメモリゲート電圧VMGを0Vにすることによ
り、メモリ用トランジスタMTRが消去状態の出力特性
Cなら半導体層32のチャネルを通ってドレイン電流I
d が消去状態として最低必要な電流値ION以上流れ
、メモリ用トランジスタMTRが書込状態の出力特性B
ならドレイン電流Idは書込状態として必要な電流値I
OFF 以下しか流れない。尚、ドレイン電流ION,
IOFFとはシステムから要求されるメモリセル中の1
ビットとしての電流値の最大値と最小値で、論理「1」
,「0」を識別するためのものである。
圧VMG−ドレイン電流Id 特性であるヒステリシス
特性図を示す。すなわち、メモリ用トランジスタMTR
のメモリチャネル部のしきい電圧Vthを調整して、出
力特性Aに示すような初期状態がデプレッション型であ
るメモリセルを構成する。このようなメモリセルにおい
て、メモリ用トランジスタMTRのメモリゲート電圧V
MGに正電圧VP が印加されると、絶縁ゲート層35
に電子が注入されて書込みが行われ出力特性Bを示し、
負電圧−VP が印加されると絶縁ゲート層35から電
子が放出されて消去が行われ出力特性Cを示す。読出し
の場合はメモリゲート電圧VMGを0Vにすることによ
り、メモリ用トランジスタMTRが消去状態の出力特性
Cなら半導体層32のチャネルを通ってドレイン電流I
d が消去状態として最低必要な電流値ION以上流れ
、メモリ用トランジスタMTRが書込状態の出力特性B
ならドレイン電流Idは書込状態として必要な電流値I
OFF 以下しか流れない。尚、ドレイン電流ION,
IOFFとはシステムから要求されるメモリセル中の1
ビットとしての電流値の最大値と最小値で、論理「1」
,「0」を識別するためのものである。
【0012】以上のように、本願発明は出力特性Aに示
すように初期状態で消去状態として必要な電流値がとれ
ているため、電子の注入によって書込み状態となし、こ
の電子を放出することによってもとの出力特性を示す消
去状態となす片チャネル動作での書込み、消去を行なう
ものであるため、正孔の注入が必要な両チャネル動作に
よる書込み、消去と異なり、正孔を発生するメカニズム
が必要でない。従って、アバランシェ作用を発生するた
めの高濃度領域をメモリゲート電極36に対応する半導
体層32に形成する必要ない。この分メモリセル面積を
縮小することができ、高集積度TFTメモリに利用する
ことができる。又、消去動作が電子の放出だけですみ、
正孔の注入を必要としないので、消去時間が高速化でき
る。
すように初期状態で消去状態として必要な電流値がとれ
ているため、電子の注入によって書込み状態となし、こ
の電子を放出することによってもとの出力特性を示す消
去状態となす片チャネル動作での書込み、消去を行なう
ものであるため、正孔の注入が必要な両チャネル動作に
よる書込み、消去と異なり、正孔を発生するメカニズム
が必要でない。従って、アバランシェ作用を発生するた
めの高濃度領域をメモリゲート電極36に対応する半導
体層32に形成する必要ない。この分メモリセル面積を
縮小することができ、高集積度TFTメモリに利用する
ことができる。又、消去動作が電子の放出だけですみ、
正孔の注入を必要としないので、消去時間が高速化でき
る。
【0013】図3は書込み動作状態を説明するための等
価回路図で、ドレイン電極40及びソース電極41をア
ースし、メモリゲート電極36に電圧VP を印加し、
スイッチング用電極38に電圧VONを印加すれば、メ
モリゲート電圧VMGが正電圧VPとなって絶縁ゲート
層35に電子が注入されて書込みが行われる。
価回路図で、ドレイン電極40及びソース電極41をア
ースし、メモリゲート電極36に電圧VP を印加し、
スイッチング用電極38に電圧VONを印加すれば、メ
モリゲート電圧VMGが正電圧VPとなって絶縁ゲート
層35に電子が注入されて書込みが行われる。
【0014】図4は消去動作状態を説明するための等価
回路図で、ドレイン電極40及びソース電極41に電圧
VP を印加し、メモリゲート電極36をアースし、ス
イッチング用電極38に電圧VONを印加すれば、メモ
リゲート電圧VMGが負電圧−VPとなって絶縁ゲート
層35から電子が放出されて消去が行われる。
回路図で、ドレイン電極40及びソース電極41に電圧
VP を印加し、メモリゲート電極36をアースし、ス
イッチング用電極38に電圧VONを印加すれば、メモ
リゲート電圧VMGが負電圧−VPとなって絶縁ゲート
層35から電子が放出されて消去が行われる。
【0015】図5は読出し動作状態を説明するための等
価回路図で、ドレイン電極40に電圧VD をを印加し
、ソース電極41をアースし、メモリゲート電極36を
アースし、スイッチング用電極38に電圧VONを印加
すれば、メモリ用トランジスタMTRが消去状態の出力
特性Cなら半導体層32のチャネルを通ってドレイン電
流Id が消去状態として最低必要な電流値ION以上
流れ、メモリ用トランジスタMTRが書込状態の出力特
性Bならドレイン電流Id は書込状態として必要な電
流値IOFF 以下しか流れない。
価回路図で、ドレイン電極40に電圧VD をを印加し
、ソース電極41をアースし、メモリゲート電極36を
アースし、スイッチング用電極38に電圧VONを印加
すれば、メモリ用トランジスタMTRが消去状態の出力
特性Cなら半導体層32のチャネルを通ってドレイン電
流Id が消去状態として最低必要な電流値ION以上
流れ、メモリ用トランジスタMTRが書込状態の出力特
性Bならドレイン電流Id は書込状態として必要な電
流値IOFF 以下しか流れない。
【0016】尚、上記実施例ではMNSのメモリセルに
ついて説明したが、これに限らずMONS,MNOS,
MONOS等のメモリセルについて同様に実施すること
がでる。また、選択用トランジスタSTR1,STR2
は独立して駆動できるように、スイッチング用電極38
の電極部381,382を分離して形成してもよい。 又、上記実施例では、TFTの場合で説明したが、この
発明は単結晶半導体装置にも適用できるものである。
ついて説明したが、これに限らずMONS,MNOS,
MONOS等のメモリセルについて同様に実施すること
がでる。また、選択用トランジスタSTR1,STR2
は独立して駆動できるように、スイッチング用電極38
の電極部381,382を分離して形成してもよい。 又、上記実施例では、TFTの場合で説明したが、この
発明は単結晶半導体装置にも適用できるものである。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、半導
体層とメモリゲート電極間に、電界除去状態で電荷の保
持が可能な絶縁ゲート層を設け、ソース領域およびドレ
イン領域を前記ゲート電極に対応する領域から十分離間
した部分の前記半導体層に設け、書込みおよび消去をそ
れぞれ前記絶縁ゲート層に対して電荷の注入および放出
で行うことにより、メモリ用トランジスタのメモリゲー
ト電極に対応する半導体層部分に不純物高濃度領域を設
ける必要がなく、メモリセル面積を縮小することができ
、高集積度メモリに利用することができる。
体層とメモリゲート電極間に、電界除去状態で電荷の保
持が可能な絶縁ゲート層を設け、ソース領域およびドレ
イン領域を前記ゲート電極に対応する領域から十分離間
した部分の前記半導体層に設け、書込みおよび消去をそ
れぞれ前記絶縁ゲート層に対して電荷の注入および放出
で行うことにより、メモリ用トランジスタのメモリゲー
ト電極に対応する半導体層部分に不純物高濃度領域を設
ける必要がなく、メモリセル面積を縮小することができ
、高集積度メモリに利用することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のメモリセルのメモリゲート電圧VMG−
ドレイン電流Id 特性を示すヒステリシス特性図であ
る。
ドレイン電流Id 特性を示すヒステリシス特性図であ
る。
【図3】図1のメモリセルの書込み動作状態を説明する
ための等価回路図である。
ための等価回路図である。
【図4】図1のメモリセルの消去動作状態を説明するた
めの等価回路図である。
めの等価回路図である。
【図5】図1のメモリセルの読出し動作状態を説明する
ための等価回路図である。
ための等価回路図である。
【図6】従来のメモリセルの一例を示す断面図である。
【図7】従来のメモリセルの他の例を示す概略断面図で
ある。
ある。
MTR…メモリ用トランジスタ、STR1,STR2…
選択用トランジスタ、31…絶縁基板、32…半導体層
、331,332…n+ 高濃度領域、35…メモリ用
トランジスタMTRの絶縁ゲート層、36…メモリ用ト
ランジスタMTRのゲート電極、37…絶縁層、38…
スイッチング用電極、40…ドレイン電極、41…ソー
ス電極。
選択用トランジスタ、31…絶縁基板、32…半導体層
、331,332…n+ 高濃度領域、35…メモリ用
トランジスタMTRの絶縁ゲート層、36…メモリ用ト
ランジスタMTRのゲート電極、37…絶縁層、38…
スイッチング用電極、40…ドレイン電極、41…ソー
ス電極。
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体層とメモリゲート電極間に、電
界除去状態で電荷の保持が可能な絶縁ゲート層を設け、
ソース領域およびドレイン領域を前記メモリゲート電極
に対応する領域から十分離間した部分の前記半導体層に
設け、書込みおよび消去をそれぞれ前記絶縁ゲート層に
対して電荷を注入および放出することにより行うことを
特徴とするメモリセル。 - 【請求項2】 スイッチング用電極がゲート電極とソ
ース・ドレイン間にあることを特徴とするメモリセル。 - 【請求項3】 電荷が電子であることを特徴とする請
求項1記載のメモリセル。 - 【請求項4】 半導体層が絶縁基板上に形成されてい
ることを特徴とする請求項1記載のメモリセル。 - 【請求項5】 初期状態がデプレッション型であるこ
とを特徴とする請求項1記載のメモリセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085317A JPH04318975A (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | メモリセル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085317A JPH04318975A (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | メモリセル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04318975A true JPH04318975A (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=13855237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3085317A Pending JPH04318975A (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | メモリセル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04318975A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5821588A (en) * | 1996-03-26 | 1998-10-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transistor and semiconductor device |
JP2012129411A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Hitachi Chem Co Ltd | 帯電体並びにそれを用いた電界効果トランジスタ及びメモリ素子 |
-
1991
- 1991-04-17 JP JP3085317A patent/JPH04318975A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5821588A (en) * | 1996-03-26 | 1998-10-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transistor and semiconductor device |
JP2012129411A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Hitachi Chem Co Ltd | 帯電体並びにそれを用いた電界効果トランジスタ及びメモリ素子 |
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