JPH0431852Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0431852Y2 JPH0431852Y2 JP1986128432U JP12843286U JPH0431852Y2 JP H0431852 Y2 JPH0431852 Y2 JP H0431852Y2 JP 1986128432 U JP1986128432 U JP 1986128432U JP 12843286 U JP12843286 U JP 12843286U JP H0431852 Y2 JPH0431852 Y2 JP H0431852Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle speed
- acceleration
- deceleration
- predetermined value
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 36
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 claims description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 1
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
本考案は、車両の高速運転時に運転席シートを
快適ドライビングポジシヨンに自動調節できるよ
うにしたドライビングポジシヨン自動調節シート
に関する。
快適ドライビングポジシヨンに自動調節できるよ
うにしたドライビングポジシヨン自動調節シート
に関する。
近年、車両のフロントシート、特に運転席シー
トにおいては、ドライバの個々の体型差や運転姿
勢、運転時間、走行距離などの条件に応じてドラ
イバの疲労を軽減するようにシートポジションを
変更できるパワーシートが採用される傾向にあ
る。 ここで上記パワーシートとしては、例えば実開
昭60−8146号公報に示されるものが従来知られて
いる。これは、運転席シートの前後位置調節用モ
ータ、上下位置調節用モータおよびリクライニン
グ角度調節用モータを備えたもので、これらの各
モータの駆動による運転席シート各部の設定を、
予め記憶されたシートポジシヨン設定値により行
い、車両の走行条件あるいはドライバの好みに応
じて、シートの前後位置、上下位置およびリクラ
イニング角度を任意に選定し、疲労の軽減を図よ
うにしている。 また、運転席シートの設定時に各モータの駆動
タイミングを相互に異ならせることで、バツテリ
の負荷を軽減するようにしている。
トにおいては、ドライバの個々の体型差や運転姿
勢、運転時間、走行距離などの条件に応じてドラ
イバの疲労を軽減するようにシートポジションを
変更できるパワーシートが採用される傾向にあ
る。 ここで上記パワーシートとしては、例えば実開
昭60−8146号公報に示されるものが従来知られて
いる。これは、運転席シートの前後位置調節用モ
ータ、上下位置調節用モータおよびリクライニン
グ角度調節用モータを備えたもので、これらの各
モータの駆動による運転席シート各部の設定を、
予め記憶されたシートポジシヨン設定値により行
い、車両の走行条件あるいはドライバの好みに応
じて、シートの前後位置、上下位置およびリクラ
イニング角度を任意に選定し、疲労の軽減を図よ
うにしている。 また、運転席シートの設定時に各モータの駆動
タイミングを相互に異ならせることで、バツテリ
の負荷を軽減するようにしている。
ところで、前述した従来のパワーシートは、運
転席シートのポジシヨン設定を全てマニユアル操
作で行う方式であつたため、一般道路の走行時状
態から高速運転状態に移行した場合には、それに
応じた快適ポジシヨンにマニユアル操作し直す必
要があり、使用上甚だ不便であつた。 そこで本考案は、高速運転状態ではそれに応じ
た快適ドライビングポジシヨンが自動的に得られ
るドライビングポジシヨン自動調節シートを提供
することを目的としている。
転席シートのポジシヨン設定を全てマニユアル操
作で行う方式であつたため、一般道路の走行時状
態から高速運転状態に移行した場合には、それに
応じた快適ポジシヨンにマニユアル操作し直す必
要があり、使用上甚だ不便であつた。 そこで本考案は、高速運転状態ではそれに応じ
た快適ドライビングポジシヨンが自動的に得られ
るドライビングポジシヨン自動調節シートを提供
することを目的としている。
この目的を達成するため本考案によるドライビ
ングポジシヨン自動調節シートは、各アクチエー
タの作動により運転席シートのスライド位置、リ
クライニング角度、クツシヨンサイサポート位置
が調節可能なパワーシートユニツトと、上記各ア
クチユエータに作動制御信号を出力して運転席シ
ートを高速運転に適したドライビングポジシヨン
に調節する制御ユニツトとを備え、上記制御ユニ
ツトは、車速センサの検出信号に基づいて車速が
所定値以上であるか否かを判定する車速判定手段
と、この車速判定手段の判定信号に応じて車速が
所定値を超えると計時を開始するタイマ手段と、
このタイマ手段の計時中に上記車速センサの検出
信号に基づいて車両の加減速度及び平均車速をそ
れぞれ算出する加減速度算出手段及び平均車速算
出手段と、上記加減速度算出手段の算出による加
減速度が所定値以下であるか否かを判定する加減
速度判定手段と、上記平均車速算出手段の算出に
よる平均車速が所定値以上であるか否かを判定す
る平均車速判定手段とを有し、上記加減速度判定
手段及び平均車速判定手段の判定信号に応じて加
減速度が所定値以下で平均速度が所定値以上の条
件のもとに上記各アクチユエータに作動制御信号
を出力するよう構成したことを手段としている。
ングポジシヨン自動調節シートは、各アクチエー
タの作動により運転席シートのスライド位置、リ
クライニング角度、クツシヨンサイサポート位置
が調節可能なパワーシートユニツトと、上記各ア
クチユエータに作動制御信号を出力して運転席シ
ートを高速運転に適したドライビングポジシヨン
に調節する制御ユニツトとを備え、上記制御ユニ
ツトは、車速センサの検出信号に基づいて車速が
所定値以上であるか否かを判定する車速判定手段
と、この車速判定手段の判定信号に応じて車速が
所定値を超えると計時を開始するタイマ手段と、
このタイマ手段の計時中に上記車速センサの検出
信号に基づいて車両の加減速度及び平均車速をそ
れぞれ算出する加減速度算出手段及び平均車速算
出手段と、上記加減速度算出手段の算出による加
減速度が所定値以下であるか否かを判定する加減
速度判定手段と、上記平均車速算出手段の算出に
よる平均車速が所定値以上であるか否かを判定す
る平均車速判定手段とを有し、上記加減速度判定
手段及び平均車速判定手段の判定信号に応じて加
減速度が所定値以下で平均速度が所定値以上の条
件のもとに上記各アクチユエータに作動制御信号
を出力するよう構成したことを手段としている。
このような手段を採用したドライビングポジシ
ヨン自動調節シートは、車速が所定値を超えると
車速センサの検出信号に基づいて制御ユニツトの
車速判定手段がその判定信号を出力し、タイマ手
段が計時を開始する。また車速センサの検出信号
に基づいて加減速度算出手段及び平均車速算出手
段がそれぞれ車両の加減速度及び平均車速を算出
する。そして加減速度が所定値以下で平均速度が
所定値以上となると、加減速度判定手段及び平均
車速判定手段の判定信号により制御ユニツトはパ
ワーシートユニツトの各アクチユエータに作動制
御信号を出力し、運転席シートを高速運転に適し
たドライビングポジシヨンに調節する。
ヨン自動調節シートは、車速が所定値を超えると
車速センサの検出信号に基づいて制御ユニツトの
車速判定手段がその判定信号を出力し、タイマ手
段が計時を開始する。また車速センサの検出信号
に基づいて加減速度算出手段及び平均車速算出手
段がそれぞれ車両の加減速度及び平均車速を算出
する。そして加減速度が所定値以下で平均速度が
所定値以上となると、加減速度判定手段及び平均
車速判定手段の判定信号により制御ユニツトはパ
ワーシートユニツトの各アクチユエータに作動制
御信号を出力し、運転席シートを高速運転に適し
たドライビングポジシヨンに調節する。
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
具体的に説明する。 一実施例が適用される運転席シートのシートポ
ジシヨンを示す第3図において、符号2はシー
ト、3はシートバツク、4はシート2の下面に取
付けられたパワーシートユニツトを示している。 ここで前記パワーシートユニツト4は、シート
2の位置を前後に移動させるスライドアクチユエ
ータ5、シートバツク3のリクライニング角を調
節するリクライニング角アクチユエータ6、クツ
シヨンサイサポートを上下動させるクツシヨンサ
イサポートアクチユエータ7を内蔵しており、こ
れらは電動モータ等で構成されている。 また、一実施例のブロツク構成を示す第1図に
おいて、符号1は車速センサ、4は前記パワーシ
フトユニツト、8は駆動回路、10はマイクロコ
ンピユータからなる制御ユニツトを示している。 制御ユニツト10は、車速センサ1から信号入
力する入力インターフエース11、駆動回路8を
介してパワーシートユニツト4の各アクチユエー
タ5〜7に作動制御信号を出力する出力インター
フエース17のほかに、A/Dコンバータ12、
CPU13、後述の制御プログラムを格納した
ROM14、一時記憶用のRAM15、タイマ1
6などを備えている。 次に、制御ユニツト10のブロツク図を示す第
2図において、符号30は車速判定手段、31は
タイマ手段、32は加減速度算出手段、33は加
減速度判定手段、34は平均車速算出手段、35
は平均車速判定手段、36はドライビングポジシ
ヨン判定手段をそれぞれ示している。 車速判定手段30は車速センサ1からの車速V
とROM14等に予め格納された設定値V0(例え
ばV〓=90km/h)とを比較し、V≧V0となると
その判定信号をタイマ手段31に出力するように
なつている。 タイマ手段31は車速判定手段30の判定信号
(V≧V0)でセツトされて計時を開始するもの
で、所定サイクルの計時信号tを出力すると共
に、ROM14等に予め設定された時間T(例え
ば5分)に達すると時限信号を出力するようにな
つている。 加減速度算出手段32はタイマ手段31の計時
中において車速センサ1の検出信号に基づき車両
の加減速度の絶対値|dv/dt|を算出するもの
で、この絶対値|dv/dt|の信号は加減速度判
定手段33に出力される。 また、平均車速算出手段34は、車速センサ1
の検出信号に基づいてタイマ手段31の計時時間
T内における車両の平均車速1/T・∫0 TVdtを
算出するもので、その算出信号は平均車速判定手
段35に出力される。 加減速度判定手段33は、加減速度算出手段3
2の加減速信号|dv/dt|と予め設定された所
定値kとを比較し、|dv/dt|≦kであればHレ
ベルのYESの判定信号をドライビングポジシヨ
ン判定手段36に出力する。 平均車速判定手段35は、タイマ手段31の計
時時間T内の平均車速1/T・∫0 TVdtと所定車
速V0とを比較し、1/T・∫0 TVdt≧V0であれば
HレベルのYESの判定信号をドライビングポジ
シヨン判定手段36に出力する。 ドライビングポジシヨン判定手段36は、加減
速度判定手段33及び平均車速判定手段35から
共にHレベルのYESの判定信号が出力されると、
作動制御信号を駆動回路8へ出力するようになつ
ている。なお、両判定手段33,35からLレベ
ルのNOの信号が出力されると、タイマ手段31
はリセツトされて新たな計時を繰返す。 次に、このように構成された一実施例の作用を
第4図のフローチヤートに従つて説明する。 先ず、制御ユニツト10は、車速センサ1から
の車速信号Vを入力し(ステツプS101),車速判
定手段30がV≧V0を判定すると(ステツプ
S102),タイマ手段31はリセツトされて計時t
を開始する(ステツプS103)。 加減速度算出手段32はこの計時信号tに基づ
いて加減速度の絶対値|dv/dt|を算出し、|
dv/dt|≦kであればHレベルのYESの判定信
号をドライビングポジシヨン判定手段36へ出力
し、そうでなければステツプS101へ戻る(ステ
ツプS104)。 次に、平均車速算出手段34は、タイマ手段3
1の計時時限T内の平均車速1/T・∫0 TVdtを
求め、平均車速判定手段35で所定車速V0以上
であると判定するとHレベルのYESの判定信号
を出力し、所定車速V0以下であればステツプ
S101へ戻り、新たな計時を繰返す(ステツプ
S105)。そしてドライビングポジシヨン判定手段
36は、両判定手段33,35から共にHレベル
のYESの判定信号が出力されると、高速道路に
入つての走行状態と判定し、駆動回路8を介して
各アクチユエータ5〜7へ作動制御信号を出力す
る(ステツプS106)。 なお、上記平均車速算出手段34において平均
車速を求める場合、タイマ時限T内、すなわちT
≒5分間としたのは、一般道路から高速道路に入
つて、高速走行に慣れるまでには数分間を要する
として設定したものである。 そしてスライドアクチユエータ5の作動でシー
ト2は後退し、ヒツプポイントHPは距離lだけ
後退してHP′位置となり、リクライニング角アク
チユエータ6の作動によりシートバツク3はバツ
クアングルをα1からα2へと増大させ、またクツシ
ヨンサイサポートアクチユエータ7はサイサポー
トを上昇させて大腿部支持をH1からH2へと向上
させる。この場合、シート2のクツシヨン前土手
の支持力は弱いので、クラツチペタル等の操作に
支障を与えることはなく、このようなドライビン
グポジシヨンをとることにより、ドライバの姿勢
は快適な状態になつて疲労が軽減されると共に、
一般走行時のアイポイントEPもEP′まで下がり、
より前方の道路を見ることができるようになる。 また、このようにゆつたりしたレツグスペー
ス、クツシヨン前縁部を上げて、大腿部支持の向
上、バツクアングルを大きくしてゆつたりした姿
勢を図つても、高速道路走行時には、特にクルー
ズコントロールが装備されているとクラツチ操作
や転舵操作がほとんどないので、操縦性に支障を
与えることはない。 このようなドライビングポジシヨンで走行中に
急激な加減速度が生じると、加減速度判定手段3
3が|dv/dt|>kを判定してLレベルの復帰
信号を、駆動回路8を介して各アクチユエータ5
〜7へ出力し(ステツプS108)、シートポジシヨ
ン一般道路走行時のポジシヨンに復帰させて(ス
テツプS109)、ステツプS101へ戻る。
具体的に説明する。 一実施例が適用される運転席シートのシートポ
ジシヨンを示す第3図において、符号2はシー
ト、3はシートバツク、4はシート2の下面に取
付けられたパワーシートユニツトを示している。 ここで前記パワーシートユニツト4は、シート
2の位置を前後に移動させるスライドアクチユエ
ータ5、シートバツク3のリクライニング角を調
節するリクライニング角アクチユエータ6、クツ
シヨンサイサポートを上下動させるクツシヨンサ
イサポートアクチユエータ7を内蔵しており、こ
れらは電動モータ等で構成されている。 また、一実施例のブロツク構成を示す第1図に
おいて、符号1は車速センサ、4は前記パワーシ
フトユニツト、8は駆動回路、10はマイクロコ
ンピユータからなる制御ユニツトを示している。 制御ユニツト10は、車速センサ1から信号入
力する入力インターフエース11、駆動回路8を
介してパワーシートユニツト4の各アクチユエー
タ5〜7に作動制御信号を出力する出力インター
フエース17のほかに、A/Dコンバータ12、
CPU13、後述の制御プログラムを格納した
ROM14、一時記憶用のRAM15、タイマ1
6などを備えている。 次に、制御ユニツト10のブロツク図を示す第
2図において、符号30は車速判定手段、31は
タイマ手段、32は加減速度算出手段、33は加
減速度判定手段、34は平均車速算出手段、35
は平均車速判定手段、36はドライビングポジシ
ヨン判定手段をそれぞれ示している。 車速判定手段30は車速センサ1からの車速V
とROM14等に予め格納された設定値V0(例え
ばV〓=90km/h)とを比較し、V≧V0となると
その判定信号をタイマ手段31に出力するように
なつている。 タイマ手段31は車速判定手段30の判定信号
(V≧V0)でセツトされて計時を開始するもの
で、所定サイクルの計時信号tを出力すると共
に、ROM14等に予め設定された時間T(例え
ば5分)に達すると時限信号を出力するようにな
つている。 加減速度算出手段32はタイマ手段31の計時
中において車速センサ1の検出信号に基づき車両
の加減速度の絶対値|dv/dt|を算出するもの
で、この絶対値|dv/dt|の信号は加減速度判
定手段33に出力される。 また、平均車速算出手段34は、車速センサ1
の検出信号に基づいてタイマ手段31の計時時間
T内における車両の平均車速1/T・∫0 TVdtを
算出するもので、その算出信号は平均車速判定手
段35に出力される。 加減速度判定手段33は、加減速度算出手段3
2の加減速信号|dv/dt|と予め設定された所
定値kとを比較し、|dv/dt|≦kであればHレ
ベルのYESの判定信号をドライビングポジシヨ
ン判定手段36に出力する。 平均車速判定手段35は、タイマ手段31の計
時時間T内の平均車速1/T・∫0 TVdtと所定車
速V0とを比較し、1/T・∫0 TVdt≧V0であれば
HレベルのYESの判定信号をドライビングポジ
シヨン判定手段36に出力する。 ドライビングポジシヨン判定手段36は、加減
速度判定手段33及び平均車速判定手段35から
共にHレベルのYESの判定信号が出力されると、
作動制御信号を駆動回路8へ出力するようになつ
ている。なお、両判定手段33,35からLレベ
ルのNOの信号が出力されると、タイマ手段31
はリセツトされて新たな計時を繰返す。 次に、このように構成された一実施例の作用を
第4図のフローチヤートに従つて説明する。 先ず、制御ユニツト10は、車速センサ1から
の車速信号Vを入力し(ステツプS101),車速判
定手段30がV≧V0を判定すると(ステツプ
S102),タイマ手段31はリセツトされて計時t
を開始する(ステツプS103)。 加減速度算出手段32はこの計時信号tに基づ
いて加減速度の絶対値|dv/dt|を算出し、|
dv/dt|≦kであればHレベルのYESの判定信
号をドライビングポジシヨン判定手段36へ出力
し、そうでなければステツプS101へ戻る(ステ
ツプS104)。 次に、平均車速算出手段34は、タイマ手段3
1の計時時限T内の平均車速1/T・∫0 TVdtを
求め、平均車速判定手段35で所定車速V0以上
であると判定するとHレベルのYESの判定信号
を出力し、所定車速V0以下であればステツプ
S101へ戻り、新たな計時を繰返す(ステツプ
S105)。そしてドライビングポジシヨン判定手段
36は、両判定手段33,35から共にHレベル
のYESの判定信号が出力されると、高速道路に
入つての走行状態と判定し、駆動回路8を介して
各アクチユエータ5〜7へ作動制御信号を出力す
る(ステツプS106)。 なお、上記平均車速算出手段34において平均
車速を求める場合、タイマ時限T内、すなわちT
≒5分間としたのは、一般道路から高速道路に入
つて、高速走行に慣れるまでには数分間を要する
として設定したものである。 そしてスライドアクチユエータ5の作動でシー
ト2は後退し、ヒツプポイントHPは距離lだけ
後退してHP′位置となり、リクライニング角アク
チユエータ6の作動によりシートバツク3はバツ
クアングルをα1からα2へと増大させ、またクツシ
ヨンサイサポートアクチユエータ7はサイサポー
トを上昇させて大腿部支持をH1からH2へと向上
させる。この場合、シート2のクツシヨン前土手
の支持力は弱いので、クラツチペタル等の操作に
支障を与えることはなく、このようなドライビン
グポジシヨンをとることにより、ドライバの姿勢
は快適な状態になつて疲労が軽減されると共に、
一般走行時のアイポイントEPもEP′まで下がり、
より前方の道路を見ることができるようになる。 また、このようにゆつたりしたレツグスペー
ス、クツシヨン前縁部を上げて、大腿部支持の向
上、バツクアングルを大きくしてゆつたりした姿
勢を図つても、高速道路走行時には、特にクルー
ズコントロールが装備されているとクラツチ操作
や転舵操作がほとんどないので、操縦性に支障を
与えることはない。 このようなドライビングポジシヨンで走行中に
急激な加減速度が生じると、加減速度判定手段3
3が|dv/dt|>kを判定してLレベルの復帰
信号を、駆動回路8を介して各アクチユエータ5
〜7へ出力し(ステツプS108)、シートポジシヨ
ン一般道路走行時のポジシヨンに復帰させて(ス
テツプS109)、ステツプS101へ戻る。
以上説明したとおり本考案によれば、車速が所
定値を超えると車速センサの検出信号に基づいて
制御ユニツトの車速判定手段がその判定信号を出
力し、タイマ手段が計時を開始する。また車速セ
ンサの検出信号に基づいて加減速度算出手段及び
平均車速算出手段がそれぞれ車両の加減速度及び
平均速度を算出する。そして加減速度が所定値以
下で平均速度が所定値以上となると、加減速度判
定手段及び平均速度判定手段の判定信号により制
御ユニツトはパワーシートユニツトの各アクチユ
エータに作動制御信号を出力し、運転席シートを
高速運転に適したドライビングポジシヨンに調節
する。 従つて、高速運転状態ではそれに応じた快適ド
ライビングポジシヨンが自動的に得られる。
定値を超えると車速センサの検出信号に基づいて
制御ユニツトの車速判定手段がその判定信号を出
力し、タイマ手段が計時を開始する。また車速セ
ンサの検出信号に基づいて加減速度算出手段及び
平均車速算出手段がそれぞれ車両の加減速度及び
平均速度を算出する。そして加減速度が所定値以
下で平均速度が所定値以上となると、加減速度判
定手段及び平均速度判定手段の判定信号により制
御ユニツトはパワーシートユニツトの各アクチユ
エータに作動制御信号を出力し、運転席シートを
高速運転に適したドライビングポジシヨンに調節
する。 従つて、高速運転状態ではそれに応じた快適ド
ライビングポジシヨンが自動的に得られる。
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図、第2図は一実施例における制御ユニツトの
ブロツク図、第3図はシートポジシヨンを示す側
面図、第4図は一実施例の作用を示すフローチヤ
ートである。 1……車速センサ、2……シート、3……シー
トバツク、4……パワーシートユニツト、5……
スライドアクチユエータ、6……リクライニング
角アクチユエータ、7……クツシヨンサイサポー
トアクチユエータ、8……駆動回路、10……制
御回路、16……タイマ、30……車速判定手
段、31……タイマ手段、32……加減速度算出
手段、33……加減速度判定手段、34……平均
車速算出手段、35……平均車速判定手段、36
……ドライビングポジシヨン判定手段。
ク図、第2図は一実施例における制御ユニツトの
ブロツク図、第3図はシートポジシヨンを示す側
面図、第4図は一実施例の作用を示すフローチヤ
ートである。 1……車速センサ、2……シート、3……シー
トバツク、4……パワーシートユニツト、5……
スライドアクチユエータ、6……リクライニング
角アクチユエータ、7……クツシヨンサイサポー
トアクチユエータ、8……駆動回路、10……制
御回路、16……タイマ、30……車速判定手
段、31……タイマ手段、32……加減速度算出
手段、33……加減速度判定手段、34……平均
車速算出手段、35……平均車速判定手段、36
……ドライビングポジシヨン判定手段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 各アクチエータの作動により運転席シートのス
ライド位置、リクライニング角度、クツシヨンサ
イサポート位置が調節可能なパワーシートユニツ
トと、 上記各アクチユエータに作動制御信号を出力し
て運転席シートを高速運転に適したドライビング
ポジシヨンに調節する制御ユニツトとを備え、 上記制御ユニツトは、車速センサの検出信号に
基づいて車速が所定値以上であるか否かを判定す
る車速判定手段と、この車速判定手段の判定信号
に応じて車速が所定値を超えると計時を開始する
タイマ手段と、このタイマ手段の計時中に上記車
速センサの検出信号に基づいて車両の加減速度及
び平均車速をそれぞれ算出する加減速度算出手段
及び平均車速算出手段と、上記加減速度算出手段
の算出による加減速度が所定値以下であるか否か
を判定する加減速度判定手段と、上記平均車速算
出手段の算出による平均車速が所定値以上である
か否かを判定する平均車速判定手段とを有し、上
記加減速度判定手段及び平均車速判定手段の判定
信号に応じて加減速度が所定値以下で平均速度が
所定値以上の条件のもとに上記各アクチユエータ
に作動制御信号を出力するよう構成したことを特
徴とするドライビングポジシヨン自動調節シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986128432U JPH0431852Y2 (ja) | 1986-08-23 | 1986-08-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986128432U JPH0431852Y2 (ja) | 1986-08-23 | 1986-08-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6334627U JPS6334627U (ja) | 1988-03-05 |
JPH0431852Y2 true JPH0431852Y2 (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=31024096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986128432U Expired JPH0431852Y2 (ja) | 1986-08-23 | 1986-08-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0431852Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6012349A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-22 | Mazda Motor Corp | 自動車の電動シ−ト装置 |
JPS6080934A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-08 | Nippon Denso Co Ltd | エアロサポ−ト装置 |
-
1986
- 1986-08-23 JP JP1986128432U patent/JPH0431852Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6012349A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-22 | Mazda Motor Corp | 自動車の電動シ−ト装置 |
JPS6080934A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-08 | Nippon Denso Co Ltd | エアロサポ−ト装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6334627U (ja) | 1988-03-05 |
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