JPH04318369A - カセット装着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、コンパクトカセット
レコーダ、ＶＴＲ，ＤＡＴ等のカセット装着装置に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】カセット装着時にカセットホルダーをロ
ックレバーによって保持する機構を備えたカセット装着
装置を図４〜６に基づいて説明する。カセット１を収納
するカセットホルダー２は、シャーシ３と所定の位置関
係を有する側板４の孔４ａに取り付けられた軸２ａを中
心に回転し、側板４のストッパー４ｂによってカセット
排出位置が定められている。カセットホルダー２のばね
掛け部２ｂと側板のばね掛け部４ｃとには、ねじりばね
５が掛けられ、カセットホルダー２には、常に時計方向
、すなわち、カセット排出方向の力が加えられている。 これにより、カセットホルダー２は開放状態に保持され
る。カセットホルダー２には、係止部２ｃが設けられて
いる。

【０００３】ロックレバー６は、シャーシ３に取り付け
られた軸６ａを中心に回転し、ロックレバー６の上部と
シャーシ３とに架設された引張りばね７によって時計方
向の力が加えられている。これにより、ロックレバー６
は閉鎖状態に保持される。ロックレバー６の中間部には
、カセットホルダー２の係止部２ｃと係止するフック部
６ｂが突設されている。ロックレバー６の下部は、シャ
ーシ３に取り付けられたストッパー８に接触している。 このストッパー８によって、ロックレバー６の閉鎖位置
は決められている。

【０００４】次に動作を説明する。カセット装着は、図
４のカセット排出状態より、手動でカセットホルダー２
をねじりばね５の力に抗して反時計方向に回転させる。 すると、カセットホルダー２の係止部２ｃは、ロックレ
バー６のフック部６ｂを押し上げて、ロックレバー６を
反時計方向に回転させるとともに、ロックレバー６のフ
ック部６ｂをスライドする（図５参照）。そして、係止
部２ｃがフック部６ｂの内側に入ると、ロックレバー６
は、引張りばね７の引張力によって時計方向に回転し、
フック部６ｂが係止部２ｃと係止して、カセットホルダ
ー２をカセット装着状態に保持する（図６参照）。

【０００５】カセット排出は、図６のカセット装着状態
より、図示しないレバーを操作してロックレバー６を反
時計方向に回転させる。すると、フック部６ｂと係止部
２ｃの係止はなくなり、カセットホルダー２は、ねじり
ばね５の力によって時計方向に回転し、側板４のストッ
パー４ｂに当った位置にて停止する。また、図示しない
レバーの操作をやめると、ロックレバー６は、引張りば
ね７の引張力によって時計方向に回転し、ストッパー８
に当った位置にて停止する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】この従来技術において
は、カセット装着は、フック部６ｂと係止部２ｃが係止
し、ロックレバー６がカセットホルダー２をカセット装
着状態に保持することによって、行っている。したがっ
て、フック部６ｂと係止部２ｃとが係止しない状態で、
手を離せば、ねじりばね５の力によって、カセットホル
ダー２は、元のカセット排出状態に戻る。

【０００７】しかしながら、カセット装着時、フック部
６ｂと係止部２ｃとが係止していないにも拘らず、異物
がカセットホルダー２のカバー２ｄとパネル９にかみ合
った場合等、なんらかの外因によって、カセットホルダ
ー２が途中で止まってしまうと、カセットホルダー２は
元のカセット排出状態に戻らない。かかる場合、カセッ
ト装着位置を検出する手段はないため、フック部６ｂと
係止部２ｃとが係止していない状態でも、カセット装着
状態と判断し、次の動作、例えば、テープローディング
動作を行ってしまうと、テープやテープ走行機構等に破
損が生じる危険性があるという課題がある。

【０００８】この発明は、このような従来技術の課題を
解決する目的でなされたものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施例に対応する図１を用いて以下、説明す
る。この発明は、カセット装着時にカセットホルダーを
ロックレバーによって保持する機構を備えたカセット装
着装置において、ロックレバー６の下部との接触により
ロックレバー６の開放状態を保持し、カセットホルダー
２との接触によりロックレバー６の閉鎖状態に移行させ
るリリースレバー２１をロックレバー６の下方に設ける
とともに、ロックレバー６との接触によりロックレバー
６の開閉状態を検出するロックレバー開閉検出スイッチ
２２を設け、ロックレバー開閉検出スイッチ２２により
カセット装着状態を判別することを特徴とするものであ
る。

【００１０】

【作用】このように構成されたものにおいては、ロック
レバー開閉検出スイッチ２２によって、カセット装着状
態を直接、把握できる。

【００１１】

【実施例】図１〜３は、この発明の一実施例を示す図で
ある。図１〜３において、２１はロックレバーの開放状
態を保持するリリースレバー、２２はロックレバーの開
閉状態を検出するロックレバー開閉検出スイッチである
。なお、１〜９は従来技術と同じである。

【００１２】リリースレバー２１は、ロックレバー６に
開放状態・閉鎖状態の二値を取らせるものである。すな
わち、カセット装着時には、開放状態から閉鎖状態に、
カセット排出時には、閉鎖状態から開放状態にするもの
ある。リリースレバー２１がない従来技術では、カセッ
ト装着時には、閉鎖状態から開放状態に、更に閉鎖状態
に移行している。したがって、単に、従来技術にロック
レバー開閉検出スイッチ２２を設けても、上記課題を解
決することはできない。

【００１３】リリースレバー２１は、ロックレバー６の
下方に位置し、シャーシ３に取り付けられた軸２１ａを
中心に回転する。軸２１ａは軸６ａより右側に位置して
いる。リリースレバー２１は、略Ｙ字状をなし、その中
間部が軸２１ａに枢着されている。リリースレバー２１
の下部部材２１ｂに設けられたばね掛け部２１ｃとシャ
ーシ３とには、引張りばね２３が架設され、リリースレ
バー２１は、引張りばね２３によって時計方向の力が加
えられている。引張りばね２３の引張力は、ロックレバ
ー６を時計方向に回転させる引張りばね７の引張力によ
り大きく定められている。リリースレバー２１の上部左
側部材２１ｄの先端部右側面に突設されたロックレバー
接触部２１ｅは、ロックレバー６の下部に接触してロッ
クレバー６を反時計方向に押している。リリースレバー
２１の上部左側部材２１ｄの中間部右側面は、ストッパ
ー８に接触している。ストッパー８は、ロックレバー６
の閉鎖位置を決めるとともに、リリースレバー２１の位
置およびロックレバー６の開放位置を決めている。リリ
ースレバー２１の上部右側部材２１ｆの先端部は，円弧
面に形成されて、カセットホルダー接触部２１ｇとなっ
ている。カセットホルダー接触部２１ｇは、ロックレバ
ー６が開放状態にある時にはカセットホルダー２に接触
していない（図１参照）。

【００１４】ロックレバー開閉検出スイッチ２２は、シ
ャーシ３に取り付けられている。ロックレバー開閉検出
スイッチ２２は、ロックレバー６のフック部６ｂがカセ
ットホルダー２の係止部２ｃと係止し、閉鎖状態にある
時のみロックレバー６と接触しないで、オフになるよう
に組成されている。

【００１５】次に動作を説明する。カセット装着は、図
１のカセット排出状態より、手動でカセットホルダー２
をねじりばね５の力に抗して反時計方向に回転させる。 カセットホルダー２の係止部２ｃが、ロックレバー６の
フック部６ｂとオーバーラップする位置に来ると、リリ
ースレバー２１のカセットホルダー接触部２１ｇがカセ
ットホルダー２に接触し、押されて、リリースレバー２
１は反時計方向に回転し、ロックレバー６も時計方向に
回転する。カセットホルダー２が更に回転すると、カセ
ットホルダー２の係止部２ｃにロックレバー６のフック
部６ｂが乗り上げた状態になり（図２参照）、回転が進
行すると、係止部２ｃがフック部６ｂの内側に入り、ロ
ックレバー６は、引張りばね７の引張力によって時計方
向に回転し、フック部６ｂが係止部２ｃと係止して、カ
セットホルダー２をカセット装着状態に保持する（図３
参照）。ロックレバー開閉検出スイッチ２２は、ロック
レバー６との接触がなくなって、オフとなり、カセット
装着動作は終了する。ロックレバー開閉検出スイッチ２
２はオフである場合にのみ、カセット装着状態と判断し
、次の動作に移行する論理回路を構成しておく。

【００１６】カセット排出は、図３のカセット装着状態
より、図示しないレバーを操作してロックレバー６を反
時計方向に回転させる。すると、フック部６ｂと係止部
２ｃの係止はなくなり、カセットホルダー２は、ねじり
ばね５の力によって時計方向に回転する。これに伴い、
リリースレバー２１は、カセット装着時と反対の動作を
行い、カセットホルダー接触部２１ｇがカセットホルダ
ー２と離れると、ロックレバー接触部２１ｅは、ロック
レバー６の下部に接触してロックレバー６を反時計方向
に押し上げ、ロックレバー６を開放状態を保持する。ロ
ックレバー開閉検出スイッチ２２は、オンになり、カセ
ットホルダー２は、側板４のストッパー４ｂに当った位
置にて停止する。

【００１７】もし、カセット装着時、なんらかの外因に
よって、カセットホルダー２が途中で止まってしまった
場合は、ロックレバー６は閉鎖状態にならないので、ロ
ックレバー開閉検出スイッチ２２はオンになったままと
なる。したがって、カセット装着状態と判断されず、次
の動作に移行することはないので、次の動作の受付によ
るテープやテープ走行機構等に破損が生じる危険性はな
くなる。

【００１８】以上の実施例では、ロックレバー開閉検出
スイッチ２２は、閉鎖状態にある時のみオフとしている
が、開放状態でオフになるように論理を構成してもよい
。

【００１９】

【発明の効果】以上説明してきたように、この発明は、
ロックレバーの下部との接触によりロックレバーの開放
状態を保持し、カセットホルダーとの接触によりロック
レバーの閉鎖状態に移行させるリリースレバーをロック
レバーの下方に設けるとともに、ロックレバーとの接触
によりロックレバーの開閉状態を検出するロックレバー
開閉検出スイッチを設け、ロックレバー開閉検出スイッ
チによりカセット装着状態を判別することを特徴とする
ものである。それゆえ、ロックレバー開閉検出スイッチ
によって、カセット装着状態を直接、把握できる。した
がって、この発明によれば、カセット装着状態にない時
、次の動作に移らないので、テープやテープ走行機構等
に破損が生じる危険性はなくなるという効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示すカセット排出状態の
側面図である。

【図２】この発明の一実施例を示すカセット装着開始状
態の側面図である。

【図３】この発明の一実施例を示すカセット装着状態の
側面図である。

【図４】従来の技術を示すカセット排出状態の側面図で
ある。

【図５】従来の技術を示すカセット装着開始状態の側面
図である。

【図６】従来の技術を示すカセット装着状態の側面図で
ある。

【符号の説明】

１　　カセット ２　　カセットホルダー ３　　シャーシ ４　　側板 ６　　ロックレバー ８　　ストッパー ２１　　リリースレバー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　カセット装着時にカセットホルダーを
   ロックレバーによって保持する機構を備えたカセット装
   着装置において、ロックレバーの下部との接触によりロ
   ックレバーの開放状態を保持し、カセットホルダーとの
   接触によりロックレバーの閉鎖状態に移行させるリリー
   スレバーをロックレバーの下方に設けるとともに、ロッ
   クレバーとの接触によりロックレバーの開閉状態を検出
   するロックレバー開閉検出スイッチを設け、ロックレバ
   ー開閉検出スイッチによりカセット装着状態を判別する
   ことを特徴とするカセット装着装置
2. 【請求項２】　　カセット装着動作時、ロックレバー開
   閉検出スイッチの動作を条件にカセット装着後の動作を
   開始する請求項１記載のカセット装着装置