JPH04316035A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH04316035A
JPH04316035A JP10983591A JP10983591A JPH04316035A JP H04316035 A JPH04316035 A JP H04316035A JP 10983591 A JP10983591 A JP 10983591A JP 10983591 A JP10983591 A JP 10983591A JP H04316035 A JPH04316035 A JP H04316035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
sound pressure
release
control
farthest
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10983591A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Yoshimura
雅司 吉村
Satoshi Nakamoto
中本 聡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10983591A priority Critical patent/JPH04316035A/ja
Publication of JPH04316035A publication Critical patent/JPH04316035A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の場合にレリーズ
動作を禁止するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの自動化が進み、レリーズ
動作においても、レリーズボタンのマニュアル操作によ
らず、所定の音圧データの入力などに応答して自動的に
レリーズ動作が行われてシャッタが切れるオートレリー
ズ機能を備えたカメラが実現されている。
【0003】本出願人もこのようなオートレリーズ式の
カメラとして、入力音の音圧レベルを検出し、この音圧
レベルに基づいて自動的にオートレリーズ条件を設定し
、このオートレリーズ条件を満たす音圧データが入力さ
れたときに自動的にレリーズを行うカメラを各種提案し
ている(特願昭63ー329184号、特願平1ー26
8347号など)。
【0004】これらのカメラは、その周囲から検出した
音圧レベルに基づいて自動的にオートレリーズ条件を設
定しているので、環境に応じた適切なオートレリーズ条
件をユーザが判断する必要がなく、しかも所望のシャッ
タチャンスを逃さないという利点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記カメラで
は、たとえ人物などの本来の被写体が撮影可能な被写界
に入っていなくても、被写界の外で行われた拍手などに
よってオートレリーズ条件が満足されてしまえば自動的
にレリーズされるため、人物を撮りたいのに壁などの意
図しないものが撮影されてしまうといった問題が生じた
【0006】本発明の課題は、撮影対象となる確率の高
い物体が被写界に入っている場合に限って撮影できるよ
うにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるカメラは、被写体距離を検出する距離
検出手段と、該距離検出手段を作動開始させる操作手段
と、該操作手段の操作により前記距離検出手段を繰返し
作動させる第1制御手段と、該第1制御手段の制御の下
で前記距離検出手段から検出された被写体距離に基づい
て最遠距離を更新する更新手段と、該更新手段により更
新された最遠距離を記憶する記憶手段と、レリーズ信号
を出力するレリーズ信号出力手段と、該レリーズ信号出
力手段からレリーズ信号が出力された時点で前記距離検
出手段を作動させる第2制御手段と、前記記憶手段に記
憶した最遠距離が前記第2制御手段の制御の下で前記距
離検出手段から検出された被写体距離より遠い距離であ
るか否かを判別する判別手段と、該判別手段により遠い
距離であると判別された場合はレリーズ動作を禁止する
レリーズ禁止手段とを備えている。
【0008】
【作用】操作手段によりたとえば所定スイッチがONさ
れ作動開始信号が入力されると、距離検出手段は、第1
制御手段の制御の制御の下で被写体距離を繰返し検出す
る。そして、更新手段は、第1制御手段の制御の下で前
記距離検出手段から繰返し検出される被写体距離を監視
して最遠距離を更新し、記憶手段は該更新手段により更
新された最遠距離を記憶する。
【0009】次に、たとえば所定スイッチのON操作に
よりレリーズ信号出力手段からレリーズ信号が出力され
ると、第2制御手段は、そのレリーズ信号の出力に応答
して、距離検出手段を作動させる。
【0010】そして、判別手段は、記憶手段に記憶した
最遠距離が第2制御手段の制御の下で距離検出手段から
検出された今回の被写体距離より遠い距離であるか否か
を判別し、レリーズ禁止手段は、記憶した最遠距離が今
回の被写体距離より遠い距離であると判別された場合は
レリーズ動作を禁止する。
【0011】従って、たとえば部屋の中でカメラの前に
いた子供が横に走って行きギャーと叫んでも、その時点
でレリーズされて壁だけが撮れてしまうことはなく、そ
の子供が再びカメラの前に来て叫んだりしたときにレリ
ーズされる。すなわち、撮影対象となる確率の高い物体
が被写界に入っている場合に限って撮影する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明によるカメラの一実施例の斜
視図であり、ここに例示したカメラは焦点可変のいわゆ
るズーム機能と音圧によりレリーズする機能を有するも
のであるが、本発明はそれに限定されるものではない。
【0014】図において、カメラの正面中央には撮影レ
ンズ1があり、その撮影レンズ1を覆うように開閉式の
レンズカバー(バリヤとも呼ばれる)2が設けられてい
る。撮影レンズ1のすぐ下は横方向に摺動可能なスライ
ドスイッチ3が設けれており、このスライドスイッチ3
を矢印方向に摺動させると、カメラのメインスイッチS
0 がONするとともにレンズカバー2が開放するよう
になっている。さらに、カメラの正面右および左の位置
には外部の音を集音するマイクロホン4と、音圧レリー
ズモードが設定されている旨を示す発光ダイオード5(
LED2)が設けられ、カメラの正面上部中央にファイ
ンダ窓6と、その左右に測距のための赤外線発光窓7a
および受光窓7bと、カメラに向かって右端近くにスト
ロボの発光窓8が設けられている。
【0015】カメラの上面には、中央よりやや左寄りに
バッテリーの残量やフィルムの残り枚数などの撮影関連
情報を液晶で表示する表示窓9と、左端に近い位置にレ
リーズボタン10およびモード切換え用のモードスイッ
チ11が設けられ、右端近くにはズーム機能の望遠(テ
レT)と広角(ワイドW)とを切換えるズームスイッチ
12が設けれている。カメラ正面の左端近くにはバッテ
リーを収納するバッテリー室13が形成されている。
【0016】カメラの裏側上部中央の位置には、カメラ
と離れた位置に示したようなファインダ接眼レンズ14
が設けられており、ファインダ接眼レンズ14を覗くと
内部に(たとえば被写体が近すぎる場合などの)警告用
の発光ダイオード15(LED1)が設けられている。
【0017】図2は本発明によるカメラの動作を制御す
る回路のブロック線図である。
【0018】図において、20は被写体Sまでの距離を
測距する測距システムであり、カメラの赤外線発光窓7
aから被写体Sに向けて発光した赤外線が被写体Sに当
たって反射してくるのを受光窓7bから受光し、内部に
設けられた受光素子、例えばPSD(Position
 Sensitive Device )で測距信号に
変換する公知のものであるが、この測距システム20は
被写界の中央領域のみを測距するタイプのものである。
【0019】50はマイクロホン4からの入力信号を処
理する音声処理回路である。
【0020】音声処理回路50は、図3に示すように、
マイクロホン4からの出力(電圧または電流)信号を増
幅するアンプ35と、その増幅された信号を音の大きさ
だけを表す音圧信号に変換する半波整流回路36により
構成されている。ただし、半波整流回路36は、音圧信
号のピーク値をホールドするピークホールド回路を含ん
でいる。
【0021】S1 およびS2 はレリーズ動作にとも
なってONするスイッチであり、レリーズボタン10を
1段押し下げるとスイッチS1 がONし、さらに深く
押し下げるとスイッチS2 がONする。MOSスイッ
チは音圧レリーズモードを設定するためのスイッチであ
り、モードスイッチ11が押下されるごとにサイクリッ
クにON/OFFする。21はカメラを横長に構えるか
縦長に構えるかでON、OFFする水銀を利用したカメ
ラ姿勢検知スイッチ、22はズームレンズ(図示せず)
を駆動するモータ、23はそのドライバ回路、24はズ
ームレンズの位置を検出するズームレンズ位置センサ、
25は撮影レンズ1(図1参照)を駆動するモータ、2
6はそのドライバ回路、27は撮影レンズ1の位置を検
出する撮影レンズ位置センサ、28はシャッタを駆動す
るモータ、29はそのドライバ回路、30はシャッタ位
置を検出するシャッタ位置センサである。
【0022】さらに、31はフィルムの巻き上げ、巻き
戻しを行うフィルム給送モータ、32はそのドライバ回
路、33はフィルムの給送が1コマ分なされるごとにO
Nするフィルム送りスイッチである。なお、15は図1
で説明したファインダ接眼レンズ14の内部に設けられ
た警告用発光ダイオードである。
【0023】40は上述した各種のスイッチおよびセン
サからの信号に基づいて、測距システム20の制御、オ
ートレリーズのための音圧しきい値決定制御などを行う
CPUを中核としたマイコン構成のコントローラであり
、内部には音圧しきい値を決定する場合などに活用され
る音圧ゾ−ンテーブル40aが格納されている。
【0024】この音圧ゾ−ンテーブル40aは、図4に
示したように、音圧値を音圧ゾ−ン1〜6の6段階に区
分しており、音圧ゾ−ン1は0dB〜70dB、音圧ゾ
−ン2は70dB〜75dB、音圧ゾ−ン3は75dB
〜80dB、音圧ゾ−ン4は80dB〜85dB、音圧
ゾ−ン5は85dB〜90dB、音圧ゾ−ン6は90d
B以上にそれぞれ対応している。
【0025】次に本発明におけるレリーズ動作の原理つ
いて説明する。
【0026】図5(イ)は音声処理回路50の出力波形
の一例を示している。いま基準音圧レベルがVref 
に設定されたとすると、CPUにおいては入力された音
圧レベルを、図5(ロ)に示すようにVref 以上(
HIGH)かVref 以下(LOW)かを判断する。 次にVref 以下(LOW)であっても、僅かな時間
(たとえば30msec)経過後に再びVref 以上
(HIGH)になったときは、このVref 以下(L
OW)を無視して、その間もVref 以上(HIGH
)であるとする(以下この処理を「チャタマスク」と呼
ぶことにする)。この処理の結果得られたのが図5(ハ
)の波形図である。最後にVref 以上(HIGH)
が所定時間(たとえば250msec)以上続けば、C
PUはシャッタモータドライバ29にレリーズ信号を出
力し、シャッタを開放させる。
【0027】継続時間として250msec待ってレリ
ーズ動作をさせるのは、たとえばビール瓶の倒れる音や
ドアの閉まる音などの衝撃音(通常100msec程度
)には反応しないようにするためである。またチャタマ
スクをかけるのは、盛り上がり音声のうち、宴会などで
良い写真が期待できる笑い声にも反応してレリーズ動作
させるためである。
【0028】次に実施例の動作を図6〜図9に基づいて
説明する。
【0029】図6は人物などの所望の被写体が被写界の
中央にいる場合だけ音圧データに基づいてオートレリー
ズする場合の動作を示すフローチャートであり、この場
合、コントローラ40は、MOSスイッチがONされる
のを待ち(F−1)、MOSスイッチがONされるとオ
ートレリーズモードが設定された旨を示すべくLED2
をONする(F−2)。
【0030】そして、音圧しきい値決定処理サブルーチ
ンに移行する(F−3)。この音圧しきい値決定サブル
ーチンでは、図7に示したように、タイマをスタートさ
せ(F−31)、音圧値レジスタS、レジスタNに、そ
れぞれ音圧値、音圧入力回数の初期値として“0”をセ
ットする(F−32)。次に、音声処理回路50から音
圧データ(上記音圧値)を入力する(F−33)。そし
て、音圧値レジスタS内の現時点の音圧値と今回入力さ
れた音圧値を加算し、その加算結果を音圧値レジスタS
に格納する(F−34)と共に、レジスタN内の音圧入
力回数を“1”だけインクリメントする(F−35)。
【0031】次に、音圧データを収集し始めてから10
秒以上時間が経過したかどうかを調べるべく、タイマの
内容が10秒以上であるか否かを判断する(F−36)
。その結果、10秒以上経過していなければF−33に
戻って音圧データの収集を継続する。一方、10秒をオ
ーバーしたときは、音圧値レジスタS内の音圧値の累計
値をレジスタN内の音圧入力回数で割ることにより、1
0秒間にわたって収集した音圧値の平均値を算出し、そ
の平均音圧値を音圧値レジスタSに格納する(F−37
)。そして、音圧ゾ−ンテーブル40aに基づいて平均
音圧値の音圧ゾ−ンを決定し(F−38)、その音圧ゾ
−ンより1ランク上の音圧ゾ−ンを音圧スレッシュホー
ルドゾーンとすべく基準音圧レジスタSHに格納して(
F−39)、リターンする。なお、音圧値は10秒間に
約1000回ほど収集される。
【0032】上記の音圧しきい値設定処理が終了すると
測距システム20に測距を指示し(F−4)、その測距
結果を現時点での被写体の最遠距離として最遠距離レジ
スタに格納する(F−5)。そして、タイマをスタート
させ(F−6)、音圧データを入力してその入力音の音
圧値が基準音圧レジスタSH内の音圧ゾ−ン以上の音圧
値であるか否か、すなわち音圧レリーズ条件の成立性を
判断する(F−7)。その結果、入力音の音圧値の方が
小さく音圧レリーズ条件を満足していないときは、タイ
マが2秒をオーバーしているか否かを判断し(F−8)
、2秒をオーバーしていなければステップF−7に戻る
。一方、タイマが2秒をオーバーしておれば、測距シス
テム20に測距を指示する(F−9)。そして、今回の
測距結果が最遠距離レジスタ内の最遠距離より遠い距離
であるか否かを判断する(F−10)。その結果、今回
の測距結果の方が近い距離であればステップF−6に戻
り、今回の測距結果の方が遠い距離であればステップ(
F−5)に戻ることにより、最遠距離レジスタに今回の
測距結果を格納して最遠距離を更新する。このように、
音圧しきい値を設定した後は、音圧レリーズ条件を満足
する音圧データが入力されるまでの間、2秒に1回の割
合で測距を行い、より遠い測距結果が得られたときは最
遠距離をその測距結果に更新している。たとえば壁の前
にいた人が移動すると壁を測距し、最遠データは壁の値
となる。
【0033】ステップ(F−7)にて、入力音の音圧値
が基準音圧レジスタSH内の音圧ゾ−ン以上であり音圧
レリーズ条件を満足していると判断されたときは、測距
を行わせ(F−11)、今回の測距結果が最遠距離レジ
スタ内の最遠距離より近い距離であるか否かを判断する
(F−12)。その結果、今回の測距結果の方が遠い距
離であればステップF−6に戻ることにより、たとえ音
圧レリーズ条件を満足していてもレリーズを禁止する。
【0034】一方、今回の測距結果の方が近い距離であ
れば、撮影レンズ1をドライバ回路26、およびモータ
25により駆動させて合焦制御を実行させ(F−13)
、シャッタをドライバ回路29、およびモータ28によ
り駆動させて開放させ(F−14)、ドライバ回路32
、およびフィルムモータ31によりフィルムを1コマ分
だけ巻き上げさせる(F−15)。
【0035】したがって、上記の例で壁の前に再び人が
入ってきたときだけレリーズできる。
【0036】次に、メインスイッチS0 がONである
か否かを判断し(F−16)、メインスイッチS0 が
ONであればステップ(F−3)に戻って同様の処理を
継続し、メインスイッチS0 がOFFであればオート
レリーズモード表示用のLED2をOFFして(F−1
7)、メインシーケンスへ移行する。
【0037】このようにして、被写体が被写界の中央に
いる場合だけ音圧データに基づくオートレリーズが実行
されるので、部屋の中で被写界の外の領域で発せられた
音に応答して壁だけが撮影されてしまうといったような
不具合が解消される。なお、測距システム20は被写界
の中央領域の被写体との距離を測距しているので、被写
体が中央に位置する良い写真だけを撮ることができる利
点もある。
【0038】次に、音圧データに基づくオートレリーズ
により被写界の全領域で主要被写体を撮影する場合の動
作を図8および図9に基づいて説明する。
【0039】なお、この動作を実現するために、上記測
距システム20とはタイプが異なる測距システム20a
(図示省略)が採用されている。すなわち、測距システ
ム20aは、複数の赤外発光素子が光軸を少しずつずら
せるような位置関係で配置されており、測距時に各赤外
発光素子から順次赤外光が発射され、被写体に当たって
反射し、光電変換素子で測距信号に変換されるよう構成
されている。
【0040】コントローラ40は、MOSスイッチがO
Nされるのを待ち(F−61)、MOSスイッチがON
されるとオートレリーズモードが設定された旨を示すべ
くLED2をONする(F−62)。
【0041】そして、前述の音圧しきい値決定処理サブ
ルーチンに移行する(F−63)。この音圧しきい値設
定処理が終了すると測距システム20に測距を実行させ
て中央領域での測距結果を現時点での中央領域の被写体
の最遠距離として中央最遠距離レジスタに格納する(F
−64)。次に、左側領域での測距結果を現時点での左
側領域の被写体の最遠距離として左側最遠距離レジスタ
に格納する(F−65)。次に、右側領域での測距結果
を現時点での右側領域の被写体の最遠距離として右側最
遠距離レジスタに格納する(F−66)。
【0042】そして、タイマをスタートさせ(F−67
)、音圧データを入力してその入力音の音圧値が基準音
圧レジスタSH内の音圧ゾ−ン以上の音圧値であるか否
かを判断する(F−68)。その結果、入力音の音圧値
の方が小さく音圧レリーズ条件を満足していないときは
、タイマが2秒をオーバーしているか否かを判断し(F
−69)、2秒をオーバーしていなければステップ(F
−68)に戻る。
【0043】一方、タイマが2秒をオーバーしておれば
、測距システム20に中央領域を測距させる(F−70
)。そして、今回の中央領域の測距結果が中央最遠距離
レジスタ内の最遠距離より遠い距離であるか否かを判断
する(F−71)。その結果、今回の測距結果の方が遠
い距離であれば、中央最遠距離レジスタに今回の測距結
果を格納して中央領域の最遠距離を更新し(F−72)
、ステップ(F−73)に進む。一方、今回の測距結果
の方が近い距離であれば、ステップ(F−72)をスキ
ップしてステップ(F−73)に進む。ステップ(F−
73)では、測距システム20に左側領域を測距させる
。そして、今回の左側領域の測距結果が左側最遠距離レ
ジスタ内の最遠距離より遠い距離であるか否かを判断す
る(F−74)。その結果、今回の測距結果の方が遠い
距離であればより、左側最遠距離レジスタに今回の測距
結果を格納して左側領域の最遠距離を更新し(F−75
)、ステップ(F−76)に進む。一方、今回の測距結
果の方が近い距離であれば、ステップ(F−75)をス
キップしてステップ(F−76)に進む。ステップ(F
−76)では、測距システム20に右側領域を測距させ
る。そして、今回の右側領域の測距結果が右側最遠距離
レジスタ内の最遠距離より遠い距離であるか否かを判断
する(F−77)。その結果、今回の測距結果の方が遠
い距離であればより、右側最遠距離レジスタに今回の測
距結果を格納して右側領域の最遠距離を更新し(F−7
8)、ステップ(F−67)に戻る。一方、今回の測距
結果の方が近い距離であれば、ステップ(F−78)を
スキップしてステップ(F−67)に戻る。
【0044】このようにして、音圧しきい値を設定した
後は、音圧レリーズ条件を満足する音圧データが入力さ
れるまでの間、2秒に1回の割合で中央、左側、右側3
領域でそれぞれ測距を行い、より遠い測距結果が得られ
たときはそれら領域の最遠距離をその測距結果に更新し
ている。
【0045】ステップ(F−68)にて、入力音の音圧
値が基準音圧レジスタSH内の音圧ゾ−ン以上であり音
圧レリーズ条件を満足していると判断されたときは、中
央領域での測距を行わせ(F−79)、今回の測距結果
が中央最遠距離レジスタ内の最遠距離より近い距離であ
るか否かを判断する(F−80)。その結果、今回の測
距結果の方が遠い距離であれば、左側領域での測距を行
わせ(F−81)、今回の測距結果が左側最遠距離レジ
スタ内の最遠距離より近い距離であるか否かを判断する
(F−82)。その結果、今回の測距結果の方が遠い距
離であれば、さらに右側領域での測距を行わせ(F−8
3)、今回の測距結果が右側最遠距離レジスタ内の最遠
距離より近い距離であるか否かを判断する(F−84)
。その結果、今回の測距結果の方が遠い距離であれば、
ステップ(F−67)に戻ることにより、たとえ音圧レ
リーズ条件を満足していても、中央、左側、右側の全て
の領域で今回の測距結果の方が遠い距離であれば、レリ
ーズを禁止する。
【0046】ステップ(F−80、F−82、F−84
)にて、今回の測距結果の方が近い距離であると判断さ
れたときは、いずれも撮影レンズ1をドライバ回路26
、およびモータ25により駆動させて合焦制御を実行さ
せる(F−85)。この場合の合焦制御は、中央、左側
、右側にそれぞれ対応するステップ(F−80、F−8
2、F−84)を経由してきたときは、中央、左側、右
側の領域での今回の測距結果に基づいて行うが、この意
義については後述する。
【0047】次に、シャッタをドライバ回路29、およ
びモータ28により駆動させて開放させ(F−86)、
ドライバ回路32、およびフィルム給送モータ31によ
りフィルムを1コマ分だけ巻き上げさせる(F−87)
。次に、メインスイッチS0がONであるか否かを判断
し(F−88)、メインスイッチS0 がONであれば
ステップ(F−63)に戻って同様の処理を継続し、メ
インスイッチS0 がOFFであればLED2をOFF
して(F−89)、メインシーケンスへ移行する。
【0048】なお、この動作例においても、撮影対象と
なる確率の高い人物などが被写界に入っているときに限
って音圧データに基づくオートレリーズが実行され、音
圧データによるオートレリーズ動作で壁だけが撮影され
てしまうといったような不具合が解消されることは言う
までもない。さらにこの動作例においては、上記のよう
に合焦制御を中央、左側、右側の各領域で実行し、いず
れかの領域で上述の音や最遠距離より近いといった撮影
条件を満たすときレリーズしているので、たとえば部屋
の中で被写界の左側領域の奥に母親、右側領域の奥に小
学生の長男がいて、中央領域のカメラ寄りにいた4歳の
次男がヨチヨチ歩きで被写界の右外側に出たところ、母
親がオモチャを差し出して次男の名前を呼んだので、そ
の次男が母親の方に向かってヨチヨチ歩きで被写界の右
側領域に来たところで転んで泣き出したような場合は、
その泣き声に応答してレリーズされ、しかもその時のピ
ントは右側領域の泣いている次男に合わせられているの
で、最も撮りたい次男のイキイキとした様子をピンボケ
を回避してはっきり撮ることができる。
【0049】本発明は上記実施例に限定されることなく
、たとえばインターバル、感熱など他の手法によりオー
トレリーズ動作を行うカメラにも適用できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、撮影対象となる確率の
高い物体が被写界に入っている場合に限って撮影できる
ので、無駄な写真撮影が行われなくなり、フィルム代を
節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの一実施例の斜視図である
【図2】図1の実施例の回路構成を示すブロック線図で
ある。
【図3】図2の音声処理回路の構成図である。
【図4】音圧ゾーンテーブルの内容を示す図である。
【図5】オートレリーズの原理説明図である。
【図6】一実施例の動作を示すフローチャートである。
【図7】音圧しきい値決定サブルーチンである。
【図8】他の実施例の動作の一部を示すフローチャート
である。
【図9】他の実施例の動作の残りの部分を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1  撮影レンズ 4  マイクロホン 20  測距システム 28  シャッタモータ 40  コントローラ 50  音声処理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被写体距離を検出する距離検出手段と
    、該距離検出手段を作動開始させる操作手段と、該操作
    手段の操作により前記距離検出手段を繰返し作動させる
    第1制御手段と、該第1制御手段の制御の下で前記距離
    検出手段から検出された被写体距離に基づいて最遠距離
    を更新する更新手段と、該更新手段により更新された最
    遠距離を記憶する記憶手段と、レリーズ信号を出力する
    レリーズ信号出力手段と、該レリーズ信号出力手段から
    レリーズ信号が出力された時点で前記距離検出手段を作
    動させる第2制御手段と、前記記憶手段に記憶した最遠
    距離が前記第2制御手段の制御の下で前記距離検出手段
    から検出された被写体距離より遠い距離であるか否かを
    判別する判別手段と、該判別手段により遠い距離である
    と判別された場合はレリーズ動作を禁止するレリーズ禁
    止手段とを備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】  被写界内の複数の領域で被写体距離を
    検出する距離検出手段と、該距離検出手段を作動開始さ
    せる操作手段と、該操作手段の操作により前記距離検出
    手段を繰返し作動させる第1制御手段と、該第1制御手
    段の制御の下で前記距離検出手段から検出された各領域
    の被写体距離に基づいて各領域の最遠距離を更新する更
    新手段と、該更新手段により更新された各領域の最遠距
    離を記憶する記憶手段と、レリーズ信号を出力するレリ
    ーズ信号出力手段と、該レリーズ信号出力手段からレリ
    ーズ信号が出力された時点で前記距離検出手段を作動さ
    せる第2制御手段と、前記記憶手段に記憶した各領域の
    最遠距離が前記第2制御手段の制御の下で前記距離検出
    手段から検出された対応領域の被写体距離より近い距離
    となっている領域が存在するか否かを判別する判別手段
    と、該判別手段により近い距離となっている領域が存在
    すると判別された場合はレリーズ動作を許可するレリー
    ズ許可手段とを備えたことを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11153472B2 (en) 2005-10-17 2021-10-19 Cutting Edge Vision, LLC Automatic upload of pictures from a camera

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11153472B2 (en) 2005-10-17 2021-10-19 Cutting Edge Vision, LLC Automatic upload of pictures from a camera
US11818458B2 (en) 2005-10-17 2023-11-14 Cutting Edge Vision, LLC Camera touchpad

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