JPH04315730A - 非蒸発型ゲッターの製造方法 - Google Patents

非蒸発型ゲッターの製造方法

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JPH04315730A
JPH04315730A JP3106571A JP10657191A JPH04315730A JP H04315730 A JPH04315730 A JP H04315730A JP 3106571 A JP3106571 A JP 3106571A JP 10657191 A JP10657191 A JP 10657191A JP H04315730 A JPH04315730 A JP H04315730A
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Japan
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getter
adsorption
gas
powder material
evaporable
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JP3106571A
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Katsuya Narishima
成島 勝也
Yoshihiro Sato
佐藤 吉博
Shiro Aoki
史朗 青木
Shigeru Sumikake
繁 角掛
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NIPPON GETSUTAAZU KK
Japan Metals and Chemical Co Ltd
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NIPPON GETSUTAAZU KK
Japan Metals and Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空容器中のガス吸着
などのために用いられるゲッターを製造する方法に関し
、特に、加速器などのように磁場中に設置されるコンダ
クタンスが小さく、複雑な形状の真空容器に用いられる
ものに適用した場合にとりわけ効果的な非蒸発型ゲッタ
ーの製造方法について提案する。
【0002】
【従来の技術】前記ゲッターは、真空管や魔法瓶などの
ような真空容器内を真空にするために、それらの内部に
直接もしくは間接に取付けて使用するものである。この
ようなゲッターには、バリウム系のような真空容器内で
蒸発する「蒸発型」と、Zr系に代表される「非蒸発型
」があり、最近では、取扱いが簡単で吸着能力の大きい
非蒸発型ゲッターと呼ばれているものが優勢であるが、
この非蒸発型ゲッターについてもその吸着能力をさらに
大きくするための研究、すなわち合金成分の改良や形状
の改良が行われている。
【0003】従来、この非蒸発型ゲッターの形状として
は、タブレット状、リング状および板状の構造が知られ
ており、それらを真空容器内に取付ける方法としては、
金属製の保持容器または保持具を介して、タブレット状
またはリング状のゲッターを、真空容器内壁などに取付
ける方法(実公昭60−28号公報)や、板状ゲッター
を、直接に真空容器内壁に取付ける方法(実開平2−1
09543号公報)が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
のゲッターは、ステンレスやコンスタンタンなどの2〜
3種の金属基材にゲッター材を被覆したもので、しかも
、上述したように金属保持具などに保持するか、あるい
は直接取付ける構造であるため、限られた金属で、かつ
単純な形状の材料にしか被覆できなかった。
【0005】また、ゲッターの吸着性能を改善したもの
として、金属板にゲッター材をロール押圧成型すること
により、板状ゲッターを得る方法が提案されているが、
用途によっては、ゲッターの吸着能力が充分とはいえな
い。
【0006】本発明の目的は、材料や形状の影響を受け
ることなく、かつ吸着速度が速く、吸着量の大きい非蒸
発型ゲッターを得る方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述のような従来技術が
抱えている問題点について検討した結果、本発明者らは
、基材として従来の金属と比べて比較的自由な抵抗値を
選択できるとともに、ガス放出の少ない材料で超高真空
中のヒーター材料を兼ねるような基材に、ゲッター粉末
材料をプラズマ溶射することが有効であることを知見し
、次のような要旨構成の非蒸発型ゲッターの製造方法に
想到した。
【0008】すなわち、本発明は、基材表面に、ゲッタ
ー粉末材料を、プラズマ溶射被覆することを特徴とする
非蒸発型ゲッターの製造方法であり、特に、上記基材は
、Cu基合金および/または炭素繊維を含む複合炭素材
料であることが好ましく、また、上記ゲッター粉末材料
は、Ti,Zr,Cr,V,Nb,Ta,W,Mo,T
h,Ca,Al,Ni,MnおよびFeのうちから選ば
れる一種以上の金属または合金からなることが好ましい
【0009】
【作用】本発明の非蒸発型ゲッターの製造方法は、例え
ば、図1に示すような高周波プラズマなどの減圧プラズ
マ発生装置1内に、ゲッター粉末材料2を、H2 やA
rなどのキャリアガス3とともに導入し、ArやHeな
どの不活性ガス雰囲気としたブース4内に載置した基板
5上に、前記ゲッター粉末材料2を溶射することからな
る。
【0010】すなわち、本発明は、プラズマ溶射により
ゲッター粉末材料を基板上に被覆することであり、これ
により、真空容器中のガスを吸着するゲッターの表面積
が極めて大きくなる。その結果、ガスの速やかな吸着と
大きい吸着量が達成される。また、基材が自由に選べ真
空容器内が複雑な形状であってもその形状に合わせて所
定の形状とすることができるので、あらゆる真空容器に
適用できる。
【0011】なお、ガス放出が少なく、超高真空中のヒ
ーターを兼ねることのできる材料としては、コンスタン
タンのようなCu−Ni系合金や C/Cコンポジット
と称される炭素繊維と炭素の複合材料が好ましい。
【0012】この C/Cコンポジットは、超高真空中
における加熱ヒーター材料として知られており、本発明
の一用途である加速器のような10−10Torr 以
下の超高真空領域で使われる場合においても充分使用で
きることを、ガス放出率、放出ガスのマススペクトル等
を検討した結果、確認できた。その結果、 C/Cコン
ポジットは、加速器の磁場中に配置されるゲッター材料
のみならず、ベーク用ヒーター材料としても共用するこ
とができるので、真空チャンバー内の有効アパーチャー
の減少防止にも効果的であることが判った。
【0013】
【実施例】図1に示すような高周波アークプラズマ(ア
ークガス (H2)70psi,キャリアガス(Ar)
35psi )内に、Zr−V−Fe−Ni−Mn−A
l合金粉末(エルジェニクス社HS−402S)を導入
し、表1に示すそれぞれの基板上に、前記合金粉末を溶
射した。得られた非蒸発型ゲッターの溶射後重量および
膜厚を測定した結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】次に、得られた非蒸発型ゲッターを活性化
し、単位重量当りの水素および炭酸ガス吸着量を測定し
た。その結果を図2および図3に示す。図2および図3
から、特に、 C/Cコンポジットにゲッター粉末材料
を溶射したものは、測定開始後1時間以内の初期吸着速
度が非常に速いことがわかる。例えば、吸着開始後10
分までを、通常のロール成型した非蒸発型ゲッターと比
較すると、水素ガスの吸着では、2倍以上、一酸化炭素
ガスでは、3倍以上吸着速度が速いことが確認できた。 また、ガス吸着量では、ロール成型品の約1.5倍の吸
着量であった。これは、プラズマ溶射によりゲッター比
表面積および気孔率が大きくなっているためと考えられ
る。一方、コンスタンタンに、ゲッター粉末材料を溶射
したものは、 C/Cコンポジットほど初期吸着速度は
速くないが、ロール成型品より、ガス吸着が速く、ガス
吸着量が大きいことが確認できた。
【0016】以上説明したように、本発明によれば、材
料や形状の影響を受けることなく、かつ吸着速度が非常
に速く、吸着量も大きい非蒸発型ゲッターを安定して製
造することができる。このようにして製造した非蒸発型
ゲッターは、加速器などのように磁場の影響を受けやす
く、複雑な形状の真空チャンバー中での利用に特に有効
である。もちろん、吸着速度が速いことと、吸着量が大
きいことから、通常のゲッターの代用としても有利なゲ
ッターである。
【0017】なお、本発明によれば、プラズマ溶射によ
って充分なゲッター効果を得ることができるので、種々
の材料あるいは複雑な形状のものに対しても、ゲッター
材を成型することができ、応用領域が拡がることが期待
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる製造方法の一実施例を示す説明
図である。
【図2】本発明によって得られた非蒸発型ゲッターの水
素ガス吸着特性を示す図である。
【図3】本発明によって得られた非蒸発型ゲッターの一
酸化炭素ガス吸着特性を示す図である。
【符号の説明】 1  プラズマ発生装置 2  ゲッター粉末材料 3  キャリアガス 4  ブース 5  基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基材表面に、ゲッター粉末材料を、真
    空下でプラズマ溶射被覆することを特徴とする非蒸発型
    ゲッターの製造方法。
  2. 【請求項2】  上記基材が、Cu基合金および/また
    は炭素繊維を含む複合炭素材料である請求項1に記載の
    非蒸発型ゲッターの製造方法。
  3. 【請求項3】  上記ゲッター粉末材料が、Ti,Zr
    ,Cr,V,Nb,Ta,W,Mo,Th,Ca,Al
    ,Ni,MnおよびFeのうちから選ばれる一種以上の
    金属または合金からなる請求項1に記載の非蒸発型ゲッ
    ターの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320240B1 (ko) * 1999-06-29 2002-01-10 최인효 게터의 제조방법 및 이를 이용한 램프
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JP2009076242A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Toshiba Hokuto Electronics Corp マグネトロン

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US7315115B1 (en) 2000-10-27 2008-01-01 Canon Kabushiki Kaisha Light-emitting and electron-emitting devices having getter regions
JP2009076242A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Toshiba Hokuto Electronics Corp マグネトロン

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