JPH04314760A - 滑り難いグリップ材料 - Google Patents
滑り難いグリップ材料Info
- Publication number
- JPH04314760A JPH04314760A JP16653391A JP16653391A JPH04314760A JP H04314760 A JPH04314760 A JP H04314760A JP 16653391 A JP16653391 A JP 16653391A JP 16653391 A JP16653391 A JP 16653391A JP H04314760 A JPH04314760 A JP H04314760A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- polymer
- fine particles
- rubber
- slippery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 36
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims abstract description 25
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 11
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 claims description 20
- 239000002245 particle Substances 0.000 abstract description 13
- 239000005062 Polybutadiene Substances 0.000 abstract description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 abstract description 3
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 abstract description 3
- 229920002857 polybutadiene Polymers 0.000 abstract description 3
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 abstract description 2
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 abstract description 2
- 229920003049 isoprene rubber Polymers 0.000 abstract description 2
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 abstract description 2
- 229920001345 ε-poly-D-lysine Polymers 0.000 abstract description 2
- 229920002943 EPDM rubber Polymers 0.000 abstract 1
- MTAZNLWOLGHBHU-UHFFFAOYSA-N butadiene-styrene rubber Chemical compound C=CC=C.C=CC1=CC=CC=C1 MTAZNLWOLGHBHU-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 abstract 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 abstract 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 abstract 1
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 5
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 5
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical compound [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 4
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 4
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 4
- XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N Zinc monoxide Chemical compound [Zn]=O XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 208000008454 Hyperhidrosis Diseases 0.000 description 2
- 229910000019 calcium carbonate Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 239000011787 zinc oxide Substances 0.000 description 2
- 235000014692 zinc oxide Nutrition 0.000 description 2
- DEXFNLNNUZKHNO-UHFFFAOYSA-N 6-[3-[4-[2-(2,3-dihydro-1H-inden-2-ylamino)pyrimidin-5-yl]piperidin-1-yl]-3-oxopropyl]-3H-1,3-benzoxazol-2-one Chemical compound C1C(CC2=CC=CC=C12)NC1=NC=C(C=N1)C1CCN(CC1)C(CCC1=CC2=C(NC(O2)=O)C=C1)=O DEXFNLNNUZKHNO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 1
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 1
- 235000021355 Stearic acid Nutrition 0.000 description 1
- FZWLAAWBMGSTSO-UHFFFAOYSA-N Thiazole Chemical compound C1=CSC=N1 FZWLAAWBMGSTSO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 1
- 238000013329 compounding Methods 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000003203 everyday effect Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 1
- 239000002649 leather substitute Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- ZLNQQNXFFQJAID-UHFFFAOYSA-L magnesium carbonate Chemical compound [Mg+2].[O-]C([O-])=O ZLNQQNXFFQJAID-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000001095 magnesium carbonate Substances 0.000 description 1
- 229910000021 magnesium carbonate Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 1
- QIQXTHQIDYTFRH-UHFFFAOYSA-N octadecanoic acid Chemical compound CCCCCCCCCCCCCCCCCC(O)=O QIQXTHQIDYTFRH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- OQCDKBAXFALNLD-UHFFFAOYSA-N octadecanoic acid Natural products CCCCCCCC(C)CCCCCCCCC(O)=O OQCDKBAXFALNLD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000002978 peroxides Chemical class 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 150000004760 silicates Chemical class 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000008117 stearic acid Substances 0.000 description 1
- 229920003048 styrene butadiene rubber Polymers 0.000 description 1
- 230000035900 sweating Effects 0.000 description 1
- 208000013460 sweaty Diseases 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】本発明はテニスラケット、ゴルフクラブの
グリップまた、自転車、オートバイ、四輪車のハンドル
のグリップおよび、その他手で操作するときに握るグリ
ップ、更に、凍結路面用タイヤのトレッドに用いること
が可能な、応用範囲の広いスリップ防止に利用できる材
料に関する。以後ゴルフクラブおよびテニスラケットの
グリップの材料で代表する。
グリップまた、自転車、オートバイ、四輪車のハンドル
のグリップおよび、その他手で操作するときに握るグリ
ップ、更に、凍結路面用タイヤのトレッドに用いること
が可能な、応用範囲の広いスリップ防止に利用できる材
料に関する。以後ゴルフクラブおよびテニスラケットの
グリップの材料で代表する。
【0002】更に詳しくは、ポリマーと結合する反応基
を表面に持たない微粒子を配合したポリマー組成物から
作製された材料であって、優れた滑り難さを持ち、表面
が摩耗しても優れた滑りにくさを長期間備え、更に、表
面に水が着いても滑り難さを維持した材料に関する。
を表面に持たない微粒子を配合したポリマー組成物から
作製された材料であって、優れた滑り難さを持ち、表面
が摩耗しても優れた滑りにくさを長期間備え、更に、表
面に水が着いても滑り難さを維持した材料に関する。
【0003】一般に、テニスラケットおよびゴルフクラ
ブのグリップ材料は皮革、合成皮革、ゴム配合物、合成
樹脂などから作られている。これらの材料から作られた
グリップは長い間使用していると表面が摩耗して、滑り
やすく、また、手の平に汗をかいたり、雨などで濡れた
りすると更に滑りやすくなる。
ブのグリップ材料は皮革、合成皮革、ゴム配合物、合成
樹脂などから作られている。これらの材料から作られた
グリップは長い間使用していると表面が摩耗して、滑り
やすく、また、手の平に汗をかいたり、雨などで濡れた
りすると更に滑りやすくなる。
【0004】例としては、テニスのプレー中にしばしば
滑り止めをグリップに塗りながらプレーをしているプレ
ーヤーを見かける。この滑り止めが床に落ちて、床の状
態を変えてしまい、プレーの流れをかえることがある。 また、ゴルフにおいては雨の日でもプレーが行われ、濡
れたグリップが滑って、クラブが飛び出し、危険な状態
になることがある。
滑り止めをグリップに塗りながらプレーをしているプレ
ーヤーを見かける。この滑り止めが床に落ちて、床の状
態を変えてしまい、プレーの流れをかえることがある。 また、ゴルフにおいては雨の日でもプレーが行われ、濡
れたグリップが滑って、クラブが飛び出し、危険な状態
になることがある。
【0005】この滑り止め対策として、早期にグリップ
を交換するか、グリップテープ等の名前で、目の荒い布
等に粘着材等をつけたものが市販されている、などをグ
リップに巻き付けるなどしている。これでは経済的対策
とはいえない。
を交換するか、グリップテープ等の名前で、目の荒い布
等に粘着材等をつけたものが市販されている、などをグ
リップに巻き付けるなどしている。これでは経済的対策
とはいえない。
【0006】上記のように、現在のグリップ材料では長
時間使用しているとグリップの表面が摩耗して、滑りや
すくなり、更に表面に水が着くと一層滑りやすいグリッ
プに変化してしまう。従って、グリップ材の滑り性能を
長時間使用して表面が摩耗しても滑り難くさを維持でき
るように改良することが必要である。
時間使用しているとグリップの表面が摩耗して、滑りや
すくなり、更に表面に水が着くと一層滑りやすいグリッ
プに変化してしまう。従って、グリップ材の滑り性能を
長時間使用して表面が摩耗しても滑り難くさを維持でき
るように改良することが必要である。
【0007】本発明のグリップ材はポリマー100重量
部に対してポリマーと結合する反応基を表面に持たない
微粒子を10〜100重量部配合したポリマー組成物か
ら作製されていることを特徴とするグリップ材である。
部に対してポリマーと結合する反応基を表面に持たない
微粒子を10〜100重量部配合したポリマー組成物か
ら作製されていることを特徴とするグリップ材である。
【0008】一般に、グリップ材を滑りにくくする方法
としては表面を研磨して荒し、小さな凹凸を作ることで
ある。この方法は感触が良いが、この凹凸は摩耗してな
くなってしまえば、滑りやすくなってしまうとゆう欠点
がある。
としては表面を研磨して荒し、小さな凹凸を作ることで
ある。この方法は感触が良いが、この凹凸は摩耗してな
くなってしまえば、滑りやすくなってしまうとゆう欠点
がある。
【0009】また、グリップ材の表面に溝を刻み、大き
な凹凸を作る事によってもグリップの滑りを抑えること
は可能である。この方法では、滑り止めの効果は持続す
るが、感触が良くないとゆう欠点がある。
な凹凸を作る事によってもグリップの滑りを抑えること
は可能である。この方法では、滑り止めの効果は持続す
るが、感触が良くないとゆう欠点がある。
【0010】そこで、鋭意検討した結果、感触がよく、
摩耗しても小さな凹凸がなくなる事なく、滑りにくい材
料として、ポリマーと結合する反応基を表面に持たない
微粒子をポリマー組成物に配合した材料を開発するに至
った。
摩耗しても小さな凹凸がなくなる事なく、滑りにくい材
料として、ポリマーと結合する反応基を表面に持たない
微粒子をポリマー組成物に配合した材料を開発するに至
った。
【0011】すなわち、その機構は摩耗して新しい材料
面が現れるとポリマーと結合していない微粒子が現れ、
この微粒子が抜け落ちて、小さな凹凸ができる。また、
この様な材料はグリップを握る握力の下では手の平に接
しているグリップ材料の表面の変形が大きくなり、材料
と手の平とのフィット性が良くなる。更に、この微粒子
の抜け落ちた凹型面は吸盤の効果を現し、プレー中に発
汗等により水が付着すればその吸盤効果は更に増大され
、一層グリップを滑りにくくする。そしてしっかりした
感触をプレーヤーに感じさせ、不安を与えない。
面が現れるとポリマーと結合していない微粒子が現れ、
この微粒子が抜け落ちて、小さな凹凸ができる。また、
この様な材料はグリップを握る握力の下では手の平に接
しているグリップ材料の表面の変形が大きくなり、材料
と手の平とのフィット性が良くなる。更に、この微粒子
の抜け落ちた凹型面は吸盤の効果を現し、プレー中に発
汗等により水が付着すればその吸盤効果は更に増大され
、一層グリップを滑りにくくする。そしてしっかりした
感触をプレーヤーに感じさせ、不安を与えない。
【0012】原料ポリマーとしては、ニトリルゴム、合
成また天然のイソプレンゴム、ブタジェンゴム、EPD
、FPDM、ブチルゴム、スチレン−ブタジェンゴム、
などがあるが、これらは単独で用いてもよいが、2種類
以上ブレンドして用いてもよい。また、ウレタン、塩化
ビニール、シリコンなどのプラスチック系の材料でも良
い。
成また天然のイソプレンゴム、ブタジェンゴム、EPD
、FPDM、ブチルゴム、スチレン−ブタジェンゴム、
などがあるが、これらは単独で用いてもよいが、2種類
以上ブレンドして用いてもよい。また、ウレタン、塩化
ビニール、シリコンなどのプラスチック系の材料でも良
い。
【0013】本発明のグリップ材は前記ポリマー100
重量部に対してポリマーと結合する反応基を表面に持た
ない微粒子を10〜100重量部配合した組成物から作
製されていることを特徴とするグリップ用材料である。
重量部に対してポリマーと結合する反応基を表面に持た
ない微粒子を10〜100重量部配合した組成物から作
製されていることを特徴とするグリップ用材料である。
【0014】すなわち、この微粒子を10重量部以下配
合するグリップの材料では、表面が摩耗されて出来る凹
凸が少なく、グリップとしての滑り止め効果が小さい。 また、この微粒子を100重量部以上配合するグリップ
の材料においては、表面の摩耗が激しく実用的でない。
合するグリップの材料では、表面が摩耗されて出来る凹
凸が少なく、グリップとしての滑り止め効果が小さい。 また、この微粒子を100重量部以上配合するグリップ
の材料においては、表面の摩耗が激しく実用的でない。
【0015】また、前記微粒子の粒子径が10μm以下
のものを配合した材料の場合、表面が摩耗して出来る凹
凸が小さすぎて、グリップの滑りを抑える効果が小さい
。また、粒子径が300μm以上のものを配合すると表
面が摩耗して出来る凹凸が大きくなり、感触が悪くなる
傾向にある。
のものを配合した材料の場合、表面が摩耗して出来る凹
凸が小さすぎて、グリップの滑りを抑える効果が小さい
。また、粒子径が300μm以上のものを配合すると表
面が摩耗して出来る凹凸が大きくなり、感触が悪くなる
傾向にある。
【0016】そこで、ポリマーと結合する反応基を表面
に持たない微粒子の平均粒子径としては10〜300μ
mの範囲が良いようである。
に持たない微粒子の平均粒子径としては10〜300μ
mの範囲が良いようである。
【0017】前記微粒子は市販されている、’ショウバ
ルーン’(昭和電工)、’スコッチライト グラスバ
ブルス’(商品名、スリーエム社)等があり、これらは
単独で使用することも、2種類以上ブレンドして使用す
ることもできる。
ルーン’(昭和電工)、’スコッチライト グラスバ
ブルス’(商品名、スリーエム社)等があり、これらは
単独で使用することも、2種類以上ブレンドして使用す
ることもできる。
【0018】前記微粒子以外の充填剤として、酸化亜鉛
、炭酸カルシュウム、ケイ酸化合物、炭酸マグネシュウ
ム、酸化チタン、また、過酸化物、イオウ、および、通
常使用されるチアゾール系、スルファンアミド系加硫促
進剤が一種もしくは二種以上用いられるが、これらの配
合剤に限定されるものでなく、一般にゴム、プラスチッ
ク製造にもちられる材料を適宣使用すればよい。
、炭酸カルシュウム、ケイ酸化合物、炭酸マグネシュウ
ム、酸化チタン、また、過酸化物、イオウ、および、通
常使用されるチアゾール系、スルファンアミド系加硫促
進剤が一種もしくは二種以上用いられるが、これらの配
合剤に限定されるものでなく、一般にゴム、プラスチッ
ク製造にもちられる材料を適宣使用すればよい。
【0019】本発明の実施例としては、ゴルフクラブの
グリップに用いた例で説明するが、本発明はもとよりか
かる実施例に限定されるものではない。
グリップに用いた例で説明するが、本発明はもとよりか
かる実施例に限定されるものではない。
【0020】ショウバルーン以外の配合剤と重量部数は
天然ゴム100、ステェアリン酸1、亜鉛華5、炭酸カ
ルシュウム30、サンノック(大内)1、促進剤CZ2
.5、イオウ2で、第一表に配合した微粒子(ショウバ
ルーン)の配合部数と粒径を示す。
天然ゴム100、ステェアリン酸1、亜鉛華5、炭酸カ
ルシュウム30、サンノック(大内)1、促進剤CZ2
.5、イオウ2で、第一表に配合した微粒子(ショウバ
ルーン)の配合部数と粒径を示す。
【0021】ポリマー組成物調整のための混練りは、イ
オウ、促進剤以外の配合剤とゴムをバンバリーミキサー
で混練りし、イオウと促進剤は前記配台物にロール上で
混練りした。前記のようにして調整したポリマー組成物
をシート状にし、ゴルフクラブのグリップの金型に適合
するように切断し、160℃で8分間加熱圧縮して、表
面に溝のないグリップを作製した。滑りやすさ、摩耗、
感触等のテストは毎日1時間ずつ6ケ月使用した後ち、
チェックをおこなった。
オウ、促進剤以外の配合剤とゴムをバンバリーミキサー
で混練りし、イオウと促進剤は前記配台物にロール上で
混練りした。前記のようにして調整したポリマー組成物
をシート状にし、ゴルフクラブのグリップの金型に適合
するように切断し、160℃で8分間加熱圧縮して、表
面に溝のないグリップを作製した。滑りやすさ、摩耗、
感触等のテストは毎日1時間ずつ6ケ月使用した後ち、
チェックをおこなった。
【0022】この結果、第一表にしめすように実施例2
〜5はポリマーと結合する反応基を表面に持っていない
微粒子(ショウバルーン)の粒径(75μm)を一定に
して、配合量を5〜150部に変えたものである。実施
例1(比較例としてショウバルーンが配合されてない)
に比べて実施例2は滑りやすさが同等で、滑りが悪くな
らない。これはショウバルーンの配合量が5部と少ない
ため、グリップ表面に摩耗されてできる凹凸の量が少な
いためである。また、ショウバルーンの配合量が150
部と多いとゴム分が少なく、物性的に弱くなり摩耗され
やすくなる。従って、ポリマーと結合する反応基を表面
に持っていない微粒子の配合量は検討の結果10〜10
0部の範囲が良いと考えられる。
〜5はポリマーと結合する反応基を表面に持っていない
微粒子(ショウバルーン)の粒径(75μm)を一定に
して、配合量を5〜150部に変えたものである。実施
例1(比較例としてショウバルーンが配合されてない)
に比べて実施例2は滑りやすさが同等で、滑りが悪くな
らない。これはショウバルーンの配合量が5部と少ない
ため、グリップ表面に摩耗されてできる凹凸の量が少な
いためである。また、ショウバルーンの配合量が150
部と多いとゴム分が少なく、物性的に弱くなり摩耗され
やすくなる。従って、ポリマーと結合する反応基を表面
に持っていない微粒子の配合量は検討の結果10〜10
0部の範囲が良いと考えられる。
【0023】次に、ショウバルーンの配合量を50部と
一定にし、粒子径の範囲を8〜350μmに変えたもの
が、実施例6〜9である。実施例6は実施例1(比較例
)と滑りやすさの点で同レベルであり、滑りが悪くなっ
てない。これはショウバルーンの粒径が小さく、摩耗さ
れてできたグリップ材の表面の凹凸が小さいためである
。次に、ショウバルーンの粒径が350μmと大きいと
、実施例9に見られるように感触が良くない。すなわち
、ショウバルーンの粒径が大きいく、摩耗によってでき
たグリップ表面の凹凸がおおきいためである。この結果
、ポリマーと結合する反応基を表面に持っていない微粒
子の粒径の範囲は10〜300μmが良いと考えられる
。
一定にし、粒子径の範囲を8〜350μmに変えたもの
が、実施例6〜9である。実施例6は実施例1(比較例
)と滑りやすさの点で同レベルであり、滑りが悪くなっ
てない。これはショウバルーンの粒径が小さく、摩耗さ
れてできたグリップ材の表面の凹凸が小さいためである
。次に、ショウバルーンの粒径が350μmと大きいと
、実施例9に見られるように感触が良くない。すなわち
、ショウバルーンの粒径が大きいく、摩耗によってでき
たグリップ表面の凹凸がおおきいためである。この結果
、ポリマーと結合する反応基を表面に持っていない微粒
子の粒径の範囲は10〜300μmが良いと考えられる
。
【0024】以上説明した通り、本発明はポリマーと結
合する反応基を表面に持たない微粒子をポリマー組成物
に配合することにより、滑りにくいグリップ材で、表面
が摩耗しても滑り難さが変らない特性を持った材料が開
発できた。
合する反応基を表面に持たない微粒子をポリマー組成物
に配合することにより、滑りにくいグリップ材で、表面
が摩耗しても滑り難さが変らない特性を持った材料が開
発できた。
【0025】かかる特性は、テニスラケット、ゴルフク
ラブのグリップまた、自転車、オートバイ、四輪車のハ
ンドルのグリップおよび、その他操作するときに握るグ
リップなどの滑り難さの特性を向上させ、さらに、この
特性はタイヤのトレッド材として使用したばあい、凍結
路面の耐制動性の改良にも応用できる。
ラブのグリップまた、自転車、オートバイ、四輪車のハ
ンドルのグリップおよび、その他操作するときに握るグ
リップなどの滑り難さの特性を向上させ、さらに、この
特性はタイヤのトレッド材として使用したばあい、凍結
路面の耐制動性の改良にも応用できる。
【第1表】
Claims (2)
- 【請求項1】ポリマー100重量部に対してポリマーと
結合する反応基を表面に持たない微粒子を10〜100
重量部配合したポリマー組成物から作製されていること
を特徴とする滑り難いグリップ材料。 - 【請求項2】前記微粒子の平均径が10〜300μmで
ある特許請求の範囲第1項記載の滑り難いグリップ材料
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16653391A JPH04314760A (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 滑り難いグリップ材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16653391A JPH04314760A (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 滑り難いグリップ材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04314760A true JPH04314760A (ja) | 1992-11-05 |
Family
ID=15833060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16653391A Pending JPH04314760A (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 滑り難いグリップ材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04314760A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2275014A (en) * | 1993-02-15 | 1994-08-17 | Witte Stephan Gmbh Co Kg | Handle for a tool |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP16653391A patent/JPH04314760A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2275014A (en) * | 1993-02-15 | 1994-08-17 | Witte Stephan Gmbh Co Kg | Handle for a tool |
FR2701418A1 (fr) * | 1993-02-15 | 1994-08-19 | Witte Gmbh Co Kg Stephan | Manche pour un outil. |
GB2275014B (en) * | 1993-02-15 | 1995-12-13 | Witte Stephan Gmbh Co Kg | Handle for a tool |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5499769B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JPS6210250B2 (ja) | ||
JPH02170840A (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP3485380B2 (ja) | スタッドレスタイヤ並びにタイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP7473795B2 (ja) | ゴム組成物およびそれを用いたスタッドレスタイヤ | |
JPH04314760A (ja) | 滑り難いグリップ材料 | |
JP3035075B2 (ja) | グリップ | |
JPH10168234A (ja) | トレッドゴム組成物 | |
JP3100592B2 (ja) | 靴のアウトソール | |
JPH01139635A (ja) | タイヤトレツド用ゴム組成物 | |
JP2001302847A (ja) | スタッドレスタイヤ用のゴム組成物 | |
JP2957480B2 (ja) | 靴のアウトソール | |
JPS63314255A (ja) | 全天候性能を有する改良された高運動性能タイヤ | |
JP4587534B2 (ja) | スタッドレスタイヤ用のトレッドゴム組成物 | |
JPH04117439A (ja) | ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP3184249B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP2004329518A (ja) | 靴底及び靴 | |
JP2005058646A (ja) | 靴底及び靴 | |
JPH03126737A (ja) | トレッド用ゴム組成物 | |
JPH09322806A (ja) | 靴のアウトソール | |
JP3529313B2 (ja) | トレッド用ゴム組成物 | |
JP2002282404A (ja) | ゴルフクラブ用のグリップ及びゴルフクラブ | |
JPH09302126A (ja) | ゴム組成物の製造法 | |
JPH0368899B2 (ja) | ||
JPS6081233A (ja) | 低反発弾性ゴム組成物 |