JPH0431200Y2 - - Google Patents

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JPH0431200Y2
JPH0431200Y2 JP1986041305U JP4130586U JPH0431200Y2 JP H0431200 Y2 JPH0431200 Y2 JP H0431200Y2 JP 1986041305 U JP1986041305 U JP 1986041305U JP 4130586 U JP4130586 U JP 4130586U JP H0431200 Y2 JPH0431200 Y2 JP H0431200Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、船首部に耐圧構造の観測室を有する
潜水調査船に関し、特に無人探査機を搭載した潜
水調査船に関する。
〔従来の技術〕
従来の潜水調査船としては第4図(縦断面図)
に示すようなものがあり、この潜水調査船31の
船首部に球形耐圧構造の観測室2が設けられると
ともに、同観測室2の前部には前方を観測しうる
水密構造の観測窓3が設けられている。
そして、観測窓3の上方には、水中カメラ4a
と水中投光器4bとが支材20を介して装着され
ている。
なお、第4図中の符号5は蓄電池、6は制御
器、7は油圧装置、8はスラスタ、8′はスラス
タ8の駆動装置、9はバラスト装置、10はカメ
ラモニタ、25は着底脚、Aは支援母船、Bは海
底、Wは海面を示している。
上述の構造により、観測室2の観測者は、水中
投光器4bで水中を照らしながら、水中カメラ4
aによる映像をカメラモニタ10で観測すること
ができ、また観測窓3を通じて直接目視による観
測も行なえるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような従来の潜水調査船
31では、前方の断崖Zの下部に奥深い洞窟が存
在する場合、潜水調査船31が奥底まで近寄るこ
とができず、その洞窟内の奥までは水中投光器4
bの光が十分に届かないため、水中カメラ4aに
よる観測が満足に行なえないという問題点があ
る。
そこで、一般に従来の潜水調査船31におい
て、上記の問題点を解決する手段の1つとして、
水中投光器4bの照度を増大することが考えられ
るが、この場合、蓄電池5の容量増が要求される
ので、それに伴う蓄電池5の大型化、つまりは潜
水調査船31の大型化を招くという問題点があ
る。
また、深海底においては、水中投光器4bの光
は散乱して到達距離は数メートルが限度であると
いう問題があり、この問題点を解決するための手
段として、従来の潜水調査船31の船底部のほぼ
中央付近に自走式無人探査機を装備することも提
案されている。
しかし、この場合、潜水調査船31が着底して
いるとき、つまり着底足25が海底Bに接地して
いる状態においては、潜水調査船31の船底と海
底Bとのクリアランスがほとんどないので、自走
式無人探査機が自由に潜水調査船31から離脱、
帰還することができないという問題点がある。
本考案は、上述の問題点の解決をはかろうとす
るもので、自走式無人探査機を潜水調査船の着脱
自在にそなえ、同無人探査機を潜水調査船の観測
室内から遠隔操作することによつて、海底の地
形、環境等により近寄ることのできない場所をも
精密に調査することができるようにした、無人探
査機搭載型潜水調査船を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の無人探査機搭載型潜水調査
船は、船首部に耐圧構造の観測室を有する潜水調
査船において、上記観測室の前部に前方を監視し
うる水密構造の観測窓をそなえるとともに、同観
測窓の上方で上記船首部に離脱可能に取付けられ
た自走式無人探査機をそなえ、同無人探査機に水
中カメラと水中投光器とが装着されて、これらの
水中カメラと水中投光器とが上記無人探査機の上
記船首部への取付け状態のまま上記観測窓からの
視野に向けられるように配設され、かつ上記無人
探査機を上記船首部からの離脱状態で上記観測室
内から遠隔制御し上記水中カメラからの信号を受
けられるように、同無人探査機が上記潜水調査船
に巻取り繰出し可能のアンビリカルケーブルを介
し連結されていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の無人探査機搭載型潜水調査船で
は、通常の観測においては、潜水調査船の船首部
に搭載された自走式無人探査機に装着された水中
カメラと水中投光器とが同潜水調査船の観測機器
として機能する。
また、上記潜水調査船が直接近寄ることのでき
ない断崖の下部の奥深い洞窟などを精密に観測ま
たは撮影する場合、上記自走式無人探査機を上記
潜水調査船から離脱させ観測室内より遠隔操作し
て所望の場所に近づけて観測を行なう。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての無
人探査機搭載型潜水調査船について説明すると、
第1図はその模式的な縦断面図、第2図はその自
走式無人探査船の模式的な拡大縦断面図、第3図
はその自走式無人探査船の変形例を示す模式的な
拡大縦断面図である。
第1図に示すように、この潜水調査船1も従来
のもの(第4図の符号31参照)とほぼ同様に構
成されており、その船首部に球形耐圧構造の観測
室2が設けられるとともに、同観測室2の前部に
は前方を観測しうる水密構造の観測窓3が設けら
れている。
また、同潜水調査船1の船尾部には、スラスタ
8および同スラスタ8の駆動装置8′がそなえら
れるほか、その船内には、蓄電池5、制御器6、
油圧装置7、バラスト装置9がそなえられ、船底
には着底脚25が形成されている。
そして、船尾上部で観測窓3の上方には、第2
図に示すような自走式無人探査機11が搭載され
ている。この無人探査機11においては、その前
部に水中カメラ14aと水中投光器14bとが、
後述のごとく観測窓3からの視野へ向けて装着さ
れるとともに、その後部にスラスタ18と同スラ
スタ18の駆動装置18′とが装備されている。
一方、自走式無人探査機11は、電線接続金物
15およびアンビリカルケーブル16を介して潜
水調査船1と接続されており、このアンビリカル
ケーブル16により、潜水調査船1から無人探査
機11へ駆動装置18′、水中カメラ14aおよ
び水中投光器14bのための電力が供給されると
ともに、無人探査機11から潜水調査船1の観測
室2内におけるカメラモニタ10へ水中カメラ1
4aの映像信号が伝達されるようになつている。
また、アンビリカルケーブル16は、無人探査
機11内に設けられケーブルリール駆動機13に
よつて駆動されるケーブルリール12により巻き
取りあるいは繰り出されるようになつていて、観
測室2内から図示しない制御系により、ケーブル
リール駆動機13へ制御信号を送るとともに、ア
ンビリカルケーブル16を介し自走式無人探査機
11の駆動装置18′へ制御信号を送ることで、
無人探査機11が遠隔操作されるようになつてい
る。
なお、図中の符号17は浮力材、Aは支援母
船、Bは海底、Wは海面、Zは断崖を示す。
また、本実施例では、アンビリカルケーブル1
6を介し潜水調査船1から自走式無人探査機11
に電力を供給するようになつているが、第3図に
示すように、無人探査機11内に蓄電池26をそ
なえ、同蓄電池26から駆動装置18′、水中カ
メラ14aや水中投光器14bへ電力を供給する
ようにしてもよく、その場合もアンビリカルケー
ブル16は遠隔操作のための制御信号や水中カメ
ラ14aからの映像信号のごとき信号の伝達手段
として用いられる。
本考案の一実施例としての無人探査機搭載型潜
水調査船は上述のごとく構成されているので、通
常の海底調査においては、自走式無人探査機11
は、第1図に実線で示すように、潜水調査船1の
船首上部に取り付けられた状態のままで、同無人
探査機11に装着された水中カメラ14aおよび
水中投光器14bがそのまま潜水調査船1の観測
機器として機能し観測窓3の前方を観察、撮影す
ることができる。すなわち、無人探査機11を潜
水調査船1の観測窓3の上方に取付けたままの状
態で、同探査機11の水中カメラ14aおよび水
中投光器14bが図示のごとく観測窓3からの視
野に向けられているのである。
したがつて、潜水調査船1自体には、水中カメ
ラや投光器を設けないでもすむようになる利点が
ある。
一方、断崖Zの下方にある洞窟の奥底など、潜
水調査船1が直接近寄ることのできない場所を調
査したい場合、自走式無人探査機11を第1図に
鎖線で示すように潜水調査船1から離脱させる。
そして、観測者は、潜水調査船1の耐圧構造の
観測室2内から水中カメラ14aによる映像をカ
メラモニタ10で見ながら、図示しない制御系に
より、ケーブルリール駆動機13を操作し、ケー
ブルリール12の回動によつてアンビリカルケー
ブル16を適度に繰り出したり巻き取つたりする
とともに、同ケーブル16を通じて自走式無人探
査機11のスラスタ18の駆動装置18′を制御
して、無人探査機11が所望の場所に近づくよう
に遠隔操作する。
このようにして、無人探査機11の水中カメラ
14aからの信号をアンビリカルケーブル16を
通じてカメラモニタ10で受けながら、観測者
は、観測操作を続行して、所望の場所の観測およ
び撮影をすることができる。
また、第3図に示す蓄電池26をそなえた自走
式無人探査機11の変形例の場合、同無人探査機
11に潜水調査船1から電力を供給する必要がな
くなり、アンビリカルケーブル16が小径のもの
ですむ利点がある。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の無人探査機搭
載型潜水調査船によれば、次のような効果が得ら
れるようになる。
(1) 潜水調査船の船首部における観測室に前方を
監視しうる観測窓をそなえるとともに、同観測
窓の上方で上記船首部に離脱可能に取付けられ
た自走式無人探査機をそなえ、同探査機に装着
された水中カメラおよび投光器が、同探査機の
上記船首部への取付け状態で上記観測窓からの
視野に向けられているほか、上記の潜水調査船
と探査機とはアンビリカルケーブルを介し連結
されているので、潜水調査船自体には水中カメ
ラおよび投光器を設けなくてもすむようにな
り、上記投光器を用いて上記観測室の観測窓を
通じ自由に観測を行なつたり、上記水中カメラ
からの信号をアンビリカルケーブルを通じ受信
してカメラモニタなどにより監視したりするこ
とができる。
(2) 上記無人探査機を潜水調査船の船首部に取付
けたまま同探査機の水中カメラおよび投光器を
用いて観測が行なわれるので、同探査機を潜水
調査船から離脱させる場合でも、その離脱以前
からの観測操作をそのまま続行することが可能
になる。
(3) 上記アンビリカルケーブルは巻取り繰出し可
能に設けられているので、潜水調査船からの制
御により上記無人探査機を所望の位置へ移動さ
せることができる。
(4) 海底近くの断崖下の洞窟の奥底など、地形お
よび環境により潜水調査船が直接近寄ることの
できない場所を、自走式無人探査機により精密
に観察、撮影することができる。
(5) 潜水調査船が着底した状態のままで、無人探
査機の着脱を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例としての無人探
査機搭載型潜水調査船を示すもので、第1図はそ
の模式的な縦断面図、第2図はその自走式無人探
査船の模式的な拡大縦断面図、第3図はその自走
式無人探査船の変形例を示す模式的な拡大縦断面
図であり、第4図は従来の潜水調査船を示す模式
的な縦断面図である。 1……潜水調査船、2……観測室、3……観測
窓、5……蓄電池、6……制御器、7……油圧装
置、8……スラスタ、8′……駆動装置、9……
バラスト装置、10……カメラモニタ、11……
自走式無人探査機、12……ケーブルリール、1
3……ケーブルリール駆動機、14a……水中カ
メラ、14……水中投光器、15……電線接続金
物、16……アンビリカルケーブル、17……浮
力材、18……スラスタ、18′……駆動装置、
25……着底脚、26……蓄電池、A……支援母
船、B……海底、W……海面、Z……断崖。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船首部に耐圧構造の観測室を有する潜水調査船
    において、上記観測室の前部に前方を監視しうる
    水密構造の観測窓をそなえるとともに、同観測窓
    の上方で上記船首部に離脱可能に取付けられた自
    走式無人探査機をそなえ、同無人探査機に水中カ
    メラと水中投光器とが装着されて、これらの水中
    カメラと水中投光器とが上記無人探査機の上記船
    首部への取付け状態のまま上記観測窓からの視野
    に向けられるように配設され、かつ上記無人探査
    機を上記船首部からの離脱状態で上記観測室内か
    ら遠隔制御し上記水中カメラからの信号を受けら
    れるように、同無人探査機が上記潜水調査船に巻
    取り繰出し可能のアンビリカルケーブルを介し連
    結されていることを特徴とする、無人探査機搭載
    型潜水調査船。
JP1986041305U 1986-03-20 1986-03-20 Expired JPH0431200Y2 (ja)

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JPS62152900U JPS62152900U (ja) 1987-09-28
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