JPH04311706A - 三元重合体 - Google Patents

三元重合体

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JPH04311706A
JPH04311706A JP4016804A JP1680492A JPH04311706A JP H04311706 A JPH04311706 A JP H04311706A JP 4016804 A JP4016804 A JP 4016804A JP 1680492 A JP1680492 A JP 1680492A JP H04311706 A JPH04311706 A JP H04311706A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、重合単位として、酢酸ビニル、ビニルエーテ
ルおよびビニルカーボネートから成る群から選ばれた少
なくとも1種の第1の単量体、エチレン性不飽和モノカ
ルボン酸の少なくとも1種の第2の単量体、およびジカ
ルボン酸の無水物の少なくとも1種の第3の単量体を含
んでいる三元重合体に関する。これら三元重合体は、溶
媒重合法(solvent  polymerizat
ion  process)によって造られ、それによ
り重合反応中に生起する加水分解の量は1モル%以下に
なる。更に、本発明は、三元重合体の部分的加水分解、
鹸化、または鹸化/酸化から得られる生成物に関する。 これらの三元重合体は、部分的に生分解性である。
【0002】これらの三元重合体は、洗剤、硬質表面の
クリーナー配合物(cleanerformulati
on)に役立ち、そしてスケール防止剤(antisc
alants)、分散剤、インクラステーション防止剤
(incrustation  inhibitors
)、解膠剤、ドリル用流体助剤(drillingfl
uid  aids)および腐蝕防止剤として有効であ
る。また、これらの三元重合体は、部分的に生分解性で
ある。本明細書において使用す用語 ”洗剤”は、布の
洗たくに用いたり、または自動式皿洗い機に用いたりす
るのに使用する組成物を称している。
【0003】発明の背景 洗剤の適用においては、大量の化学薬剤が使用される。 これらの薬剤は結局は環境に入り込み、水面下の水また
は地上水の開放された水域に残存するので、環境問題を
減少させるために、そのような薬剤を分解させることが
極めて望ましい。
【0004】伝統的には、洗剤および洗浄剤はリン酸塩
を含有している。これらのリン酸塩は、アルカリ土類金
属硬度イオンを金属イオン封鎖するための洗剤ビルダー
(detergent  builders)として、
インクラステーション防止剤として、および再沈積防止
剤として用いられる。既知の無機リン化合物は非常に効
果的であり、かつ比較的毒性がないという事実にもかか
わらず、それらは、過度の植物生長の原因となり、結果
的に湖等を富栄養化することによって環境問題へ導いて
ゆくことになる。
【0005】過去30年間の間に、洗剤工業界において
は、富栄養化性リン酸塩から、より環境的に許容される
物質例えばポリカルボン酸の重合体および共重合体に、
変換する努力がなされた。そのようなポリカルボン酸の
重合体および共重合体の例には、ポリアクリル酸および
アクリル酸およびマレイン酸の共重合体がある。
【0006】現在は、ポリカルボン酸の重合体および共
重合体が洗剤中に使用されており、かつ水処理に適用し
ても、リン含有無機ビルダーと同じ不利益をこうむらな
いが、環境に入れられる大量の適用に用いられた化学薬
剤が生分解性であることが望ましい。不運にも、洗剤に
適用して有効であり、または分散剤としてまたは水処理
用化学薬剤として有効な大抵のポリカルボン酸の重合体
および共重合体は、大いに生分解性でない。しかしなが
ら、本発明は、この問題を、ポリカルボン酸の単独重合
体または共重合体と比較して改良された生分解性を有す
る三元重合体を製造することによって解決した。
【0007】洗剤の適用に用いられる大抵の重合体は、
いくつかの不利益を有する水性の重合方法によって重合
される。第1に、水性の方法においては、最終の三元重
合体中に組み入れることができる各単量体の量は、単量
体の水に対する溶解度によって制限される。それ故、最
終生成物中に組み入れることができる所望単量体の量は
制限される。第2に、水性重合プロセスの間に存在して
いる加水分解性官能基は、重合の間に加水分解し、望ま
しくない生成物へ導かれる。例えば、酢酸ビニルが水性
の方法に用いられれば、それは望ましくないアセトアル
デヒドに部分的に変換される。本発明は、非水性の溶媒
中において三元重合体を重合させることにより、水性の
方法に関連しているこれらの問題を避けている。
【0008】米国特許第3,268,491号には、酢
酸ビニルとジカルボン酸の共重合体の水性製造方法が開
示されている。更に詳細には、この方法は、単量体の全
重量に基づいて3〜15重量%の量のレドックス触媒(
redox  catalyst)を存在させることを
必要とし、そしてpHを3〜6に厳しく調節することに
よって、酢酸ビニルの加水分解を防いでいる。この方法
は、酢酸ビニル単量体およびジカルボン酸単量体を使用
して共重合体を生成させることを開示しているだけであ
り、その他の単量体を使用して三元重合体を生成させる
可能性は開示されていない。
【0009】米国特許第3,887,480号において
は、前述の米国特許第3,268,491号に開示され
ている方法が改良されており、そしてマレイン酸と少な
くとも1種の他の共重合性単量体との水溶性重合体の水
性製造方法が開示されている。この方法は、単量体の合
計に基づいて、過硫酸塩触媒の17重量%以下の量の存
在において反応を行うことを必要としている。前述の特
許の改良にかかわらず、この方法にもいくつかの問題が
ある。非常に高い触媒含量は、この方法のコストを追加
させ、化学薬剤を追加して消費させ、そして追加されて
いるパーオキソ基(peroxo  groups)の
利用可能性のために、共重合体の組成を有意に変化させ
る。
【0010】カナダ国特許第1,243,446号には
、全単量体含有に基づいて、モノエチレン性不飽和ジカ
ルボン酸の10〜60重量%、モノエチレン性不飽和モ
ノカルボン酸の40〜90重量%、そしてカルボキシル
基を含有しない単量体の0〜20重量%を含有する共重
合体の別の水性製造方法が開示されている。この水性方
法は、全単量体に基づいて、0.5〜5重量%の過酸化
水素を必要としている。
【0011】米国特許第4,659,793号には、モ
ノエチレン性不飽和ジカルボン酸例えばマレイン酸と、
(a)モノカルボン酸例えばアクリル酸、(b)有機ス
ルホン酸化合物例えば2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸、(c)カルボキシルのない単量体
例えば酢酸ビニル、および前記単量体(a),(b)お
よび(c)の混合物、から成る群から選ばれた単量体と
の共重合体の水性合成方法が開示されている。また、こ
の特許には、金属イオンの低レベルを使用して重合を促
進させ、かつ残留単量体の量を減少させることによる、
これらの水溶性重合体の製造のための改良された重合方
法が開示されている。単量体(c)であるカルボキシル
のない単量体の量は、単量体(c)の溶解度に依存し、
かつ使用された全単量体の30%以下である。
【0012】また、1990年3月30日に出願された
特許共出願中の米国特許出願第502,100号(’1
00)(通例のように、本発明と同じ譲り受け人に譲渡
されている)には、モノエチレン性不飽和脂肪族ジカル
ボン酸とα,β−エチレン性不飽和単量体との共重合体
の製造方法が記載されている。更に、米国特許出願第5
02,100号には、反応容器に単量体(複数)を同時
に添加することによってより多く稠度のある組成物の共
重合体を製造するための水性重合方法が記載されている
。再述であるが、米国特許第4,659,793号に開
示されているように、カルボキシルのない単量体を使用
することができる、しかし再述であるが、カルボキシル
のない単量体の濃度は、その溶解度に依存する。更に、
カルボキシルのない単量体は、水性重合の操作中に加水
分解を受け易い。
【0013】出版物、Yukagaku,34(6),
456(1985),Copolymers  of 
 Acrylic  Acid  with  Vin
yl  Alcohol,Methyl  Vinyl
  Ether  and  2−Hydroxy−A
crylic  Acid(アクリル酸と、ビニルアル
コール、メチルビニルエーテルおよび2−ヒドロキシ−
アクリル酸の共重合体)においては、アクリル酸ナトリ
ウムとビニルアルコールとの共重合体、およびマレイン
酸二ナトリウムとビニルアルコールとの共重合体が、洗
剤ビルダーとしての使用のために報告されている。アク
リル酸ナトリウムとビニルアルコールとの共重合体は、
アクリル酸および酢酸ビニルを水性重合し、次いで20
%水酸化ナトリウム溶液を用いて中和してアクリル酸ナ
トリウムとビニルアルコールとの共重合体を生成させる
ことによって、造られている。3〜12モル%のビニル
アルコールを含有する共重合体だけが造られている。マ
レイン酸二ナトリウムとビニルアルコールとの共重合体
は、無水マレイン酸および酢酸ビニルを水性重合し、次
いで同時に鹸化および加水分解の工程を行って共重合体
を得ることによって、造られている。これらの共重合体
は、水性重合法によって重合されるので、酢酸ビニルの
いくらかは、鹸化および加水分解の工程前に加水分解さ
れる。更に、前記Yukagakuには、共重合体の無
水物部分だけであって酢酸ビニル部分ではない部分の部
分的加水分解について教示はされていない。
【0014】米国特許第4,009,110号には、重
合単位として、無水マレイン酸、ジケテンおよびビニル
アルキルエーテルの単量体を、1:(0.7〜0.9)
:(0.1〜0.3)のモル比において含有する共重合
体、および次いでそれらを洗剤に適用するために使用す
ることが開示されている。これらの共重合体は、非水性
方法を使用して重合されている。生成してしまえば、次
いで、これらの共重合体は加水分解され、それによって
無水マレイン酸の環または無水マレイン酸の環およびラ
クトン環の両方、のどちらか一方が加水分解される。
【0015】発明の概要 本発明は、重合単位として、酢酸ビニル、ビニルエーテ
ルおよびビニルカーボネートから成る群から選ばれた少
なくとも1種の第1の単量体の約15〜55モル%、エ
チレン性不飽和モノカルボン酸の少なくとも1種の第2
の単量体の約10〜70モル%、およびジカルボン酸の
無水物の少なくとも1種の第3の単量体の約15〜55
モル%を含んでいる三元重合体に関する。これらの三元
重合体は、非水性の重合によって重合され、それにより
、加水分解性基の加水分解の量は、1モル%以下である
。また、本発明は、これら三元重合体の部水的加水分解
、鹸化、および鹸化とそれに続く酸化から得られる生成
物に関する。
【0016】更に、本発明の目的は、本発明の三元重合
体を含有する洗剤およびクリーニング配合物を提供する
ことである。
【0017】発明の詳細 本発明の三元重合体は、ビニルエステル、ビニルエーテ
ルおよびビニルカーボネートの群から選ばれた少なくと
も1種の第1の単量体、例えば酢酸ビニル、メチルビニ
ルエーテル、エチルビニルエーテル、メトキシエチルビ
ニルエーテル、およびビニルカーボネート;エチレン性
不飽和モノカルボン酸の少なくとも1種の第2の単量体
、例えばアクリル酸およびメタクリル酸;およびジカル
ボン酸の無水物の少なくとも1種の第3の単量体、例え
ば無水マレイン酸および無水イタコン酸、から合成する
。より多く好ましい第1の単量体は酢酸ビニルであり、
より多く好ましい第2の単量体はアクリル酸であり、そ
してより多く好ましい第3の単量体は無水マレイン酸で
ある。
【0018】三元重合体中の重合単位として含まれる第
1の単量体の量は、約15〜55モル%、更に好ましく
は約25〜50モル%、そしていっそう更に好ましくは
約35〜45モル%、である。三元重合体中の重合単位
として含まれる第2の単量体の量は、約10〜70モル
%、更に好ましくは約15〜30モル%、そしていっそ
う更に好ましくは約18〜25モル%、である。三元重
合体中に重合単位として含まれる第3の単量体の量は、
約15〜55モル%、更に好ましくは約20〜50モル
%、そしていっそう更に好ましくは約35〜45モル%
、である。より多く好ましい三元重合体組成物は、第1
の単量体の約40モル%、第2の単量体の約20モル%
、そして第3の単量体の約40モル%、である。
【0019】これらの三元重合体の重量平均分子量(M
w )は、約1000〜20,000そして更に好まし
くは約1000〜10,000、である。
【0020】本発明の三元重合体は溶媒重合(solv
ent  polymerization)によって重
合し、それにより重合中に生起する加水分解を1モル%
以下に減少させることができる。単量体と反応しない従
来の任意の重合用溶媒を使用することができる。適当な
溶媒には、低級アルキル(C1 −C4 )エーテル例
えばジイソブチルエーテル、環式エーテル例えばテトラ
ヒドロフランおよびジオキサン、グリコールエーテル例
えばエチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル;ケトン例えばアセトン、メ
チルエチルケトン、2−ヘキサノン、3−ヘキサノン、
2−および3−ヘプタノン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン;炭化水素例えばトルエン、クロロベ
ンゼン、ニトロベンゼン;およびその他の溶媒例えばN
−メチルピロリドン、イソホロン、酢酸エチル、酢酸ブ
チルおよびブチロラクトン、が包含される。より多く好
ましい溶媒はメチルエチルケトンである。
【0021】反応は、反応組成物の全重量に基づいて、
約10〜70重量%、更に好ましくは約30〜50重量
%の固体レベルにおいて実施すべきである。
【0022】重合用溶媒に可溶性である任意の標準タイ
プの遊離基生成性重合開始剤を使用することができる。 そのような開始剤の例には、アゾ化合物、例えば2,2
’−アゾ−ビス(イソブチロニトリル)、2,2’−ア
ゾ−ビス(ジメチルバレロニトリル)、および1−te
rt−ブチルアゾ−シアノシクロヘキサン;ハイドロパ
ーオキサイド、例えば過酸化水素、tert−ブチルハ
イドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド
、過酸化ベンゾイル、ジ−tert−ブチルパーオキサ
イド、エチル3,3’−ジ(tert−ブチルパーオキ
シ)ブチレート、エチル3,3’−ジ(tert−アミ
ルパーオキシ)ブチレート、t−アミルパーオキシ−2
−エチル−ヘキサノエート;パーエステル、例えばte
rt−ブチルパーオキシピバレート、tert−ブチル
パーオクトエート、tert−ブチルパーオキシフタレ
ート、tert−ブチルパーアセテート、tert−ブ
チルパーオキシベンゾエート、tert−ブチルパーオ
キシイソブチレート、tert−ブチルパーオキシネオ
デカノート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノート、およびtert−ブチルパーオキシマレ
イン酸、が包含される。開始剤の濃度は、単量体の全重
量に基づいて、約0.1〜10重量%、更に好ましくは
約1〜4重量%、である。
【0023】重合開始剤は、単独で(熱開始剤)、また
はレドックス系(redox  system)の酸化
性成分として使用することができる。レドックス系にお
いては、その上、還元剤、例えばアスコルビン酸、リン
ゴ酸、グリコール酸、チオグリコール酸、メルカプトプ
ロピオン酸、およびそれらのエステル類、メルカプトエ
タノール、アルキルメルカプタン、およびポリメルカプ
タン、例えば2,2’−ジメルカプトジエチルエーテル
、エチレン−およびポリエチレン−ジメルカプトアセテ
ートおよび3−メルカプトプロピオネート、トリメチロ
ールエタン  トリス(3−メルカプトプロピオネート
およびグリコレート)、が包含される。
【0024】反応温度は、使用する開始剤のタイプに依
存するが、一般的には40℃〜150℃の範囲内である
。好ましい開始剤であるtert−ブチルパーオキシピ
バレートを使用したときは、温度は約50℃〜120℃
の範囲内に維持すべきである。
【0025】最初に、反応容器に反応用溶媒および開始
剤を仕込み、次いで、各単量体を反応の経過中に別の供
給物として反応容器に加えることができ、または2種以
上の単量体を1つの供給物にいっしょにすることもでき
る。また、単量体を反応容器の最初の仕込み物中に含ま
せることもできる。更に好ましい技術は、2つの単量体
供給物を有することである。その1つは第1の単量体と
第3の単量体とをいっしょにしたものであり、その2つ
は第2の単量体を含んでいるものである。
【0026】単量体は、反応用溶媒または混和性溶媒に
よる溶液として加えることができ、また純粋な単量体と
して加えることもできる。3種の単量体全ての少部分、
例えばそれぞれの5〜10重量%を反応容器に仕込み、
次いで単量体の残りを反応の過程中に反応容器に加える
ことが有利であることが見出された。
【0027】反応時間は、使用する単量体の反応性に依
存するが、典型的には約0.5〜10時間、更に好まし
くは約1〜3時間、である。
【0028】生成した三元重合体は、ランダム三元重合
体(random  terpolymer)であり、
標準的な濾過技術によって反応用溶媒から回収すること
ができる。回収すると、三元重合体を、重合後の反応、
例えば部分的加水分解、鹸化、または鹸化とそれに続く
酸化、によって変性し、水溶性生成物を生成させること
ができる。驚異的なことであるが、もし三元重合体が部
分的に加水分解されるならば、すなわち、もし三元重合
体の無水物部分が、第1の単量体から誘導された部分を
そのまま残しながら、酸に変換されるならば、三元重合
体の性能は、充分に加水分解された三元重合体によって
改良されることが見出された。
【0029】三元重合体は、当業界においてよく知られ
ている加水分解反応によって加水分解され、典型的には
、周囲温度において、水酸化ナトリウム溶液を用いる三
元重合体の水性反応によって行われる。部分的加水分解
は、三元重合体の誘導体を造り、それにより三元重合体
の無水物部分は酸に変換される。ところが一方、三元重
合体の第1の部分および第2の部分はそれらと同じに残
っている。例えば、三元重合体が酢酸ビニル、アクリル
酸、および無水マレイン酸であるときは、部分的加水分
解反応の生成物は、酢酸ビニル、アクリル酸およびマレ
イン酸の三元重合体である。また、部分的加水分解の生
成物は、塩、例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属、
アミンまたはアンモニウムの塩、の形態である。
【0030】三元重合体は、任意の典型的によく知られ
ている鹸化反応を用いて鹸化する。例えば、三元重合体
の水溶液を水酸化ナトリウムと一夜還流させながら反応
させる。反応が完結すればpHを7〜7.5に調節し、
次いで溶媒例えばエタノール中に重合体を沈殿させ、重
合体を洗い、次いで乾燥させる。三元重合体を鹸化反応
にかけるときは、三元重合体の第1の部分はアルコール
類に変換し、そして第3の部分は酸に変換する。例えば
、三元重合体が酢酸ビニル、アクリル酸および無水マレ
イン酸であり、そしてそれを鹸化反応にかけたときは、
鹸化された生成物は、ビニルアルコール、アクリル酸お
よびマレイン酸の三元重合体である。
【0031】また、三元重合体を鹸化しそして酸化させ
ることができる。前述と同じ鹸化反応を行い、次いで酸
化反応例えば過酸化水素の溶液中において重合体の加熱
を行う。これは、ケテンの第1部分およびジカルボン酸
の第3部分を含有する新規な三元重合体をもたらす。例
えば、三元重合体が酢酸ビニル、アクリル酸および無水
マレイン酸であり、かつそれが鹸化/酸化反応にかけら
れたときは、生成物は、ケテン、アクリル酸およびマレ
イン酸の三元重合体である。
【0032】前記の水溶性三元重合体は、洗剤用添加剤
およびクリーニング剤用添加剤として、および分散剤と
して、または水処理用化学薬剤として有用である。本発
明の洗剤組成物およびクリーニング組成物は、通常の物
理的形態、例えば粉末、ビーズ(beads)、フレー
ク(flakes)、棒、タブレット(tablets
)、ヌードル(noodles)、液体、ペースト(p
astes)等、のいずれでもよい。洗剤組成物および
クリーニング組成物は、従来法によって造り、利用する
ことができ、かつ通常は界面活性剤をベースとしており
、任意的には沈殿剤ビルダーまたは金属イオン封鎖剤ビ
ルダー(sequestrant  builders
)のいずれかをベースにしている。
【0033】適当な界面活性剤は、例えば、アニオン性
界面活性剤、例えばC8 〜C12アルキルベンゼンス
ルホネート、C12〜C16アルカンスルホネート、C
12〜C16アルキルサルフェート、C12〜C16ア
ルキルスルホサクシネートおよびC12〜C16硫酸化
エトキシル化アルカノール、および非イオン性界面活性
剤、例えばC6 〜C12アルキルフェノールエトキシ
レート、C12〜C20アルカノールアルコキシレート
、および酸化エチレンおよび酸化プロピレンのブロック
共重合体、である。任意的であるが、ポリアルキレンオ
キサイドの末端基をブロックすることができ、それによ
りポリアルキレンオキサイドの遊離OH基は、エーテル
化、エステル化、アセタール化および/またはアミノ化
することができる。その他の変性は、ポリアルキレンオ
キサイドのOH基をイソシアネートと反応させることか
ら成っている。また、非イオン性界面活性剤には、C4
 〜C18アルキルグルコシドも、アルコキシル化によ
ってそれらから得られるアルコキシル化生成物、特にア
ルキルグルコシドと酸化エチレンとの反応によって得ら
れる生成物も、包含される。また、洗剤に使用できる界
面活性剤は、両性を有することもでき、また石鹸である
こともできる。
【0034】一般に、界面活性剤は、洗剤またはクリー
ニング配合物の2〜50重量%、好ましくは5〜45重
量%を構成する。通常は、液体洗剤は、成分として、液
体、または洗剤配合物に可溶性または少なくとも分散性
である固体さえも含んでいる。この目的のために適当な
界面活性剤は、液体のポリアルキレンオキサイドまたは
ポリアルコキシル化化合物、また粉末洗剤に用いること
ができる生成物である。
【0035】本発明の洗剤およびクリーニング剤に含ま
れる金属イオン封鎖剤ビルダーの例には、リン酸塩、更
に詳細にはオルトリン酸塩、ピロリン酸塩、および特に
トリポリリン酸ナトリウムを包含させることができる。 更に例としては、ゼオライト(zeolites)、炭
酸ナトリウム、ポリカルボン酸、ニトリロトリ酢酸、ク
エン酸、酒石酸、これらの酸の塩、およびホスホネート
の単量体、オリゴマー、または重合体、がある。
【0036】洗剤配合物の全重量に基づいて、洗剤配合
物を製造するのに使用する個々の物質の重量による量は
、例えば、85%までの炭酸ナトリウム、45%までの
リン酸塩、40%までのゼオライト、30%までのニト
リロトリ酢酸およびホスホネート、および30%までの
ポリカルボン酸、である。リン酸塩の使用を原因とする
厳しい環境汚染のために、大抵の洗剤およびクリーニン
グ剤のリン酸塩含量は、現在は30%以下に減少させら
れており、好ましくはリン酸塩は完全に除くことである
。ある液体洗剤マーケットにおいては、ビルダーの使用
は、通常、クエン酸およびその塩またはクエン酸塩と脂
肪酸石鹸との組み合わせ物に制限されており、一方、他
のマーケットにおいては、液体洗剤組成物は、全体のク
リーニング効力を助けるために、石鹸の中間量、約15
%、またはトリポリリン酸塩、約20%、を添入してい
る。
【0037】洗剤配合物およびクリーニング配合物にお
ける他の通常の添加剤は、30重量%までの量において
使用されている漂白剤、25重量%までの量において使
用されている腐蝕防止剤例えば珪酸塩、および5重量%
までの量において使用されている灰色化防止剤(gra
ying  inhibitors)、である。適当な
漂白剤は、例えば、過ホウ酸塩、過炭酸塩または塩素発
生性物質例えばクロロイソシアヌレートであり、腐蝕防
止剤として使用される適当な珪酸塩は、例えば、珪酸ナ
トリウム、二珪酸ナトリウムおよびメタ珪酸ナトリウム
であり、そして灰色化防止剤の例は、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースおよび分子量1000〜15,000を
有する酢酸ビニルとポリアルキレンオキサイドとのグラ
フト共重合体、である。任意的に使用される他の通常の
洗剤添加剤は、蛍光増白剤、酵素および香料である。ま
た、粉末洗剤配合物には、希釈剤、例えば硫酸ナトリウ
ム、塩化ナトリウムまたはホウ酸ナトリウム、の50重
量までを含ませることができる。洗剤配合物は無水にす
るとよいが、また水の少量例えば10重量%までを含ま
せてもよい。
【0038】前述の生分解性三元重合体は、全ての洗剤
配合物およびクリーニング配合物に添加して、洗剤ビル
ダーまたはインクラステーション防止剤として役立たせ
ることができる。ビルダーとして使用するときは、三元
重合体の濃度は、全組成物の約1〜50重量%であり、
そしてインクラステーション防止剤として使用するとき
は、三元重合体の濃度は、全組成物の約1〜10重量%
である。
【0039】リン酸塩を含有しない洗剤およびクリーニ
ング剤および低リン酸塩の洗剤およびクリーニング剤、
特に沈殿剤ビルダー例えば炭酸ナトリウムを含有するそ
れらに、本発明による添加剤を使用することは特に重要
である。低リン酸塩の配合物は、トリポリリン酸ナトリ
ウムまたはピロリン酸ナトリウムの約25%までを含有
している。配合物の生分解性の点からみて、本発明によ
る三元重合体は、好ましくは、リン酸塩を含有しない配
合物中に高濃度において使用し、リン酸の代りにビルダ
ーとして役立たせる。
【0040】所望により、本発明による生分解性三元重
合体は、アクリル酸およびマレイン酸の非生分解性共重
合体またはアクリル酸の単独重合体である非分解性重合
体と共に、洗剤配合物に使用することができる。前述し
た非生分解性重合体は、現在は、洗剤配合物中において
汚物再沈積防止剤(soil  redepositi
on  inhibitors)として用いられている
。また、前述の重合体に加えて、C3 〜C6 モノカ
ルボン酸およびジカルボン酸または無水マレイン酸の共
重合体、およびC1 〜C4 アルキルビニルエーテル
が、汚物再沈積防止剤として適当である。前述の単独重
合体および共重合体の分子量は1000〜100,00
0である。所望により、これらの汚物再沈積防止剤は、
洗剤中において、本発明の生分解性三元重合体と共に、
全配合物に基づいて20重量%までの量において用いる
ことができる。前記重合体に基づいた既知の汚物再沈積
防止剤は生分解性でないが、水処理プラント(plan
ts)において、それら重合体は、それらが吸着されて
いる活性化されたスラッジ(sludge)と共に、廃
水から除くことができる。生分解性三元重合体は、遊離
の酸の形態において、または完全にまたは部分的に中和
した形態において、洗剤配合物に加えることができる。
【0041】本発明の三元重合体のためのその他の適用
には水処理が含まれる。これらの三元重合体のための水
処理の適用には、分散させることへの適用、例えば紙製
造のための水性クレー分散液、および核形成防止剤−三
元重合体の少量を結晶の形成または冷却塔またはボイラ
ーにおけるスケール化のための限界防止剤として役立た
せることができる−、が包含される。結晶の形成または
スケール化を防止するのに使用するときは、しばしば、
水溶性三元重合体は、腐蝕防止剤、例えば無機および有
機のホスフェート化合物またはホスホネート化合物また
は金属塩化合物例えば亜鉛の化合物等、と組み合わせる
ことができる。本発明の三元重合体は、水性系に直接加
えることができ、またこれら三元重合体は、濃厚水性組
成物−この組成物には、本発明の共重合体が濃厚物中に
20〜60重量%のレベルにおいて存在している−とし
て加えることもできる。
【0042】次の特別の実施例は、本発明の特別な態様
を例示するのを意図しており、本明細書から明白である
本発明の広い面を狭くするように解釈すべきではない。
【0043】実施例1 40モル%の酢酸ビニル/20モル%のアクリル酸/4
0モル%の無水マレイン酸の三元重合体上部からのかく
はん機、クライゼンヘッド(Claisen  hea
d)、セプタ入口(septa  inlet)、およ
びサーム−オ−ウォッチTM温度計(Them−o−W
atchTM  thermometer)を備えた、
4ツ口の1リットル丸底フラスコに、メチルエチルケト
ン(MEK)225.0gを仕込み、窒素でフラッシュ
(flush)した。この溶液を80℃に加熱し、t−
ブチルパーオキシピバレート0.45g〔ミネラルスピ
リット(mineralspirits)中にて75%
〕を加えた。次いで、次の溶液を加えた:1.酢酸ビニ
ル73.50g(0.853モル)、無水マレイン酸8
2.41g(0.840モル)、およびアクリル酸30
.50g(0.423モル)を予め均質にした溶液。こ
の溶液を、ポンプを経由して2時間かけて加え、次いで
MEK4.5gで洗った。(予め混合した1つの供給物
として全ての単量体を加える別法として、反応溶媒に、
無水マレイン酸および酢酸の10重量%の予備仕込み物
(pre−charge)を最初に加え、そしてアクリ
ル酸の5重量%の予備仕込み物を加えた。) 2.t−ブチルパーオキシピバレート7.0g(ミネラ
ルスピリット中にて75%)をMEKで9.0gに希釈
した溶液を、注入ポンプ(syringe  pump
)を経由して2時間かけて加えた。 3.メチル3−メルカプトプロピオネート4.1gをM
EKで9gに希釈した溶液を、注入ポンプを経由して2
時間かけて加えた。
【0044】供給物の供給完了後、反応溶液温度を時間
を追加して80℃に維持した。反応が完結すると、固体
含量は45.3%であり、残存アクリル酸およびマレイ
ン酸含量は、単量体に基づいて、それぞれ0.67%、
0.70%であった。溶媒を除去して固体重合体を単離
し乾燥した。
【0045】実施例2    部分的加水分解かくはん
棒およびpHプローブ(probe)を備えた100m
lフラスコに、水40gおよび実施例1の乾燥重合体8
.0gを仕込んだ。急速にかくはんしながら、50%N
aOH溶液6.46gをゆっくり加えて発熱を防いだ。 20分後、溶液が約7.4のpHに達した。次いで、凍
結乾燥した。重合体を単離し、磨砕し、そしてオーブン
(oven)で乾燥した。ゲル透過クロマトグラフィー
〔gel  pemeation  chromato
graph(GPC)〕によって測定すると、重合体の
重量平均分子量(Mw )は4790であり、数平均分
子量(Mn )は3240であり、そしてMw /Mn
 は1.48であった。
【0046】実施例3    鹸  化還流冷却器およ
びかくはん棒を備えた100ml丸底フラスコに、水4
0g、実施例1の乾燥重合体8.0g、および50%N
aOH溶液9gを仕込んだ。この溶液を還流させながら
1夜加熱した。次いで、pHを氷酢酸を用いて約7〜7
.5に調節した。次いで、この重合体溶液をエタノール
約400ml中にゆっくりとしたたらせながら入れた。 次いで、エタノールをデカント(decant)し、得
られた固体を追加のエタノールで数回洗った。重合体を
吸引濾過により単離し、オーブンで乾燥した。
【0047】実施例4    鹸化/酸化100ml丸
底フラスコに、水40g、50%NaOH溶液9.5g
、および実施例1の乾燥重合体8.0gを仕込んだ。こ
の溶液を1夜還流させた。次いで、そのpHを酢酸を用
いて7.3に調節した。次いで、30%H2 O2 9
.0gを加えた。次いで、この溶液を、過酸化物のため
の殿粉/KI試験が陰性になるまで(約2.5時間)、
還流させながら加熱した。そのpHをHOAcを用いて
約8.5〜7.5に調節した。重合体を大容量のエタノ
ールから沈殿させることにより単離した。次いで、エタ
ノールで数回洗い、濾過し、そしてオーブンで乾燥した
。GPCによると、得られた鹸化し/酸化した三元重合
体は、重量平均分子量2,000〜3,000およびM
w /Mn 1.25〜1.40を有していた。
【0048】実施例5−32 追加の酢酸ビニル/アクリル酸/無水マレイン酸の三元
重合体 単量体の比を変えること以外は、前述の操作に従って追
加の重合体を造った。重合体組成、Mw ,Mw /M
n 、および重合後の反応を第2表に示した。
【0049】実施例33 エチルビニルエーテル/アクリル酸/無水マレイン酸の
三元重合体 上部からのかくはん機、クライゼンヘッド、セプタ入口
、ドライアイス(dry  ice)の冷却器、および
サーム−オ−ウォッチTM  温度計を備えた、4ツ口
の500ml丸底フラスコに、メチルエチルケトン10
0.0gを仕込んだ。この溶液を80℃に加熱し、次い
でt−ブチルパーオキシピバレート0.20g(ミネラ
ルスピリット中にて75%)を加えた。次いで、次の溶
液を加えた: 1.無水マレイン酸32.26g(0.329モル)、
エチルビニルエーテル26.20g(0.363モル)
、およびメチルエチルケトン30.00gを予め混合し
て均質にした溶液。この溶液を2時間かけてポンプを経
由して加え、次いでMEK4gで洗った。 2.t−ブチルパーオキシピバレート3.62g(ミネ
ラルスピリット中にて75%)をMEKで4.60gに
希釈した溶液を、注入ポンプを経由して2時間かけて加
えた。 3.メチル3−メルカプトプロピオネート2.25gを
MEKで4.7gに希釈した溶液を、注入ポンプを経由
して2時間かけて加えた。
【0050】供給物の供給完了後、この溶液を80℃に
おいて時間を追加して保持した。溶媒を除去し、前記重
合体を単離し、そして前述のようにして加水分解した。 GPCによると、この三元重合体は、重量平均分子量4
500、数平均分子量3420、およびMw /Mn 
1.32を有していた。
【0051】実施例34 エチルビニルエーテルの代りにメトキシエチルビニルエ
ーテルを置き換えた以外は、実施例33に記載した操作
と同じ操作を実施した。GPCによると、この三元重合
体は、重量平均分子量6700、数平均分子量3450
、およびMw/Mn 1.89を有していた。
【0052】実施例35 エチルビニルエーテルの代りにビニルカーボネートを置
き換えた以外は、実施例33に記載した操作と同じ操作
を実施した。
【0053】生分解性試験 重合体の生分解性を、BOD〔生物学的酸素要求量(b
iologicaloxygen  demand)〕
試験に基づき0〜100%のスケール(scale)で
測定した。これらの結果を第2表に示した。BODの操
作は、Standard  Methods  for
  Examination  of  Water 
 &  Wastewater,page525,16
th  edition(1985)に記載された方法
である。BOD試験は、閉じたびんによる試験であり、
それにより候補重合体および無機塩の溶液を、市の下水
中のバクテリアで接種した。生分解は、酸素の消費量に
よって示され、溶液中に溶解した酸素含量を測定するこ
とにより決定することができる。示されたBOD試験結
果は、5mg/300ml濃度および25日間の結果で
ある。
【0054】洗剤配合物および性能評価4″×4″白色
木綿の布きれを、スキップパッククレー(Skippa
ckclay)の50%スラリー(水中)の約1gを用
いて汚した。布きれ上の中心から2″直径の円を覆って
いる汚れを、乾藻空気中に一夜置いた。(再沈積試験用
の)きれいな布は、汚されていない4″×4″白色木綿
の布きれであった。
【0055】洗剤組成物を、テルグ−オ−トメーター(
Terg−o−Tometer)中で次の条件において
試験した:40℃、100rpm、100ppm硬度(
50%市の水道水/50%脱イオン水)、12分間洗い
、3分間で1回すすぐ、1300ppm洗剤、および1
ポットにつき5枚の布(それらの3枚が汚してある)。 洗水は予め加熱し、布きれを加え、次いで溶解させた洗
剤(100mlの水中の50%スラリーの2.6g)を
加えた。洗いの時間に次いで、布きれをしぼり、次いで
すすぎを反復し、再び布きれをしぼり、次いで空気中で
乾燥させた。ポリアクリル酸単独重合体を含有する洗剤
中で洗った布きれを、常に、対照として試験した。
【0056】パシフィクサイエンティフィク色度計(P
acific  Scientific  Color
imeter)〔カラーガードシステム(Colorg
ardSystem)〕を使用して、反射率を測定し、
L,a,bカラースケールを使用して測定値を記録した
。洗浄性値(E)および白度指数(W.I.)は次のよ
うにして計算した:
【式1】E=V(Ls−L)2 +(as−a)2 +
(bs−b)2  W.I.=L/100(L−(5.715×b))
【0
057】(式中、Ls,as,およびbsは、汚した布
きれについて読みとれる反射率であり、そしてL,a,
bは、洗った布きれについて読みとれる反射率である)
【0058】各重合体は、3つの別々の洗いの実験によ
って評価した。第1表に示した洗剤組成物は、前述の性
能評価のために使用し、そして洗剤性能評価の結果を第
3表に列挙した。
【0059】また、炭酸カルシウム(CaCO3 )沈
殿防止剤、リン酸塩沈殿防止剤としての効力、および分
散剤としての効力を評価した。これらの結果を第4表に
示した。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  重合単位として、酢酸ビニル、ビニル
    エーテルおよびビニルカーボネートから成る群から選ば
    れた少なくとも1種の第1の単量体の約15〜55モル
    %、エチレン性不飽和モノカルボン酸の少なくとも1種
    の第2の単量体の約10〜70モル%、およびジカルボ
    ン酸の無水物の少なくとも1種の第3の単量体の約15
    〜55モル%を含んでいる三元重合体であって、前記三
    元重合体は、非水性系において生成され、単量体の1モ
    ル%以下が前記重合中に加水分解されている、前記三元
    重合体。
  2. 【請求項2】  三元重合体が、重合後に加水分解反応
    にかけられている、請求項1に記載の三元重合体。
  3. 【請求項3】  三元重合体が、重合後に鹸化反応にか
    けられている、請求項1に記載の三元重合体。
  4. 【請求項4】  三元重合体が、重合後に鹸化反応にか
    けられ、前記鹸化反応の生成物が、更に酸化反応にかけ
    られている、請求項1に記載の三元重合体。
  5. 【請求項5】  単量体が、三元重合体の重合単位とし
    て、第1の単量体の約25〜50モル%の量において、
    第2の単量体の約15〜30モル%の量において、そし
    て第3の単量体の約20〜50モル%の量において存在
    している、請求項1に記載の三元重合体。
  6. 【請求項6】  単量体が、三元重合体の重合単位とし
    て、第1の単量体の約35〜45モル%の量において、
    第2の単量体の約18〜25モル%の量において、そし
    て第3の単量体の約35〜45モル%の量において存在
    している、請求項1に記載の三元重合体。
  7. 【請求項7】  第1の単量体が酢酸ビニルであり、第
    2の単量体がアクリル酸であり、そして第3の単量体が
    無水マレイン酸である、請求項1に記載の三元重合体。
  8. 【請求項8】  請求項1、2、3または4に記載の三
    元重合体および不活性希釈剤を含有し、かつ前記三元重
    合体が、洗剤ビルダーまたはインクラステーション防止
    剤として役立つ有効量において存在している、クリーニ
    ング組成物。
  9. 【請求項9】  三元重合体が洗剤ビルダーであり、か
    つ組成物の1〜50重量%の量において存在している、
    請求項8に記載のクリーニング組成物。
  10. 【請求項10】  三元重合体がインクラステーション
    防止剤であり、かつ組成物の1〜10重量%の量におい
    て存在している、請求項8に記載のクリーニング組成物
  11. 【請求項11】  組成物が液体であり、そして不活性
    希釈剤が水である、請求項8に記載のクリーニング組成
    物。
  12. 【請求項12】  組成物が粉末であり、そして不活性
    希釈剤が、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、およびホ
    ウ酸ナトリウムから成る群から選ばれる、請求項8に記
    載のクリーニング組成物。
  13. 【請求項13】  請求項8のクリーニング組成物を洗
    濯用洗剤として使用する方法。
  14. 【請求項14】  請求項8のクリーニング組成物を硬
    い表面のクリーナーとして使用する方法。
  15. 【請求項15】  請求項1、2、3または4に記載の
    三元重合体および不活性希釈剤を含有し、かつ前記三元
    重合体が、組成物の全重量に基づいて20〜60%の濃
    度において存在している、水処理用組成物。
  16. 【請求項16】  請求項15の組成物を分散剤として
    水性系に使用する方法。
  17. 【請求項17】  請求項15の組成物をインクラステ
    ーション防止剤として使用する方法。
  18. 【請求項18】  不活性希釈剤が水である、請求項1
    5に記載の水処理用組成物。
  19. 【請求項19】  請求項1、2、3または4の三元重
    合体を分散剤として水性系に使用する方法。
  20. 【請求項20】  請求項1、2、3または4の三元重
    合体をインクラステーション防止剤として使用する方法
  21. 【請求項21】  重合単位として、ケテンの第1の単
    量体の約15〜55モル%、エチレン性不飽和モノカル
    ボン酸の少なくとも1種の第2の単量体の約10〜70
    モル%、およびジカルボン酸の少なくとも1種の約15
    〜55モル%を含んでいる三元重合体。
  22. 【請求項22】  単量体が、三元重合体中の重合単位
    として、第1の単量体の約25〜50モル%の量におい
    て、第2の単量体の約15〜30モル%の量において、
    および第3の単量体の約20〜50モル%の量において
    、存在している、請求項21に記載の三元重合体。
  23. 【請求項23】  単量体が、三元重合体中の重合単位
    として、第1の単量体の約35〜45モル%の量におい
    て、第2の単量体の約18〜25モル%の量において、
    および第3の単量体の約35〜45モル%の量において
    、存在している、請求項21に記載の三元重合体。
  24. 【請求項24】  第1の単量体がケテンであり、第2
    の単量体がアクリル酸であり、そして第3の単量体が無
    水マレイン酸である、請求項21に記載の三元重合体。
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