JPH04308456A - レベル変換回路 - Google Patents

レベル変換回路

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JPH04308456A
JPH04308456A JP21499591A JP21499591A JPH04308456A JP H04308456 A JPH04308456 A JP H04308456A JP 21499591 A JP21499591 A JP 21499591A JP 21499591 A JP21499591 A JP 21499591A JP H04308456 A JPH04308456 A JP H04308456A
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Kiyoaki Sasagawa
清明 笹川
Hiroshi Miki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パワーMOSFET
を用いたレベル変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レベル変換回路は基準電位に対
して或る電圧レベルを持つ信号を、それとは異なる電圧
レベルの信号に変換するための回路であり、低レベルか
ら高レベルに変換する場合とその逆の場合とがある。ま
た、このようなレベル変換回路の用途としては、最近で
は自己消弧素子からなる電圧形インバータ装置などを主
として挙げることができる。図13に従来の電圧形イン
バータ装置のうち、レベル変換回路を用いるものと用い
ないものの例をそれぞれ示す。図13(イ)はレベル変
換回路を用いない例であり、図13(ロ)はレベル変換
回路を用いた例である。なお、同図の符号1,11は信
号絶縁器、3,4は駆動回路、10はレベル変換回路、
Q1,Q2は自己消弧素子であり、それぞれ1相分の構
成を示している。
【0003】すなわち、図13(イ)ではインバータ装
置1相分の上側アームの自己消弧素子Q1と、同じく下
側アームの自己消弧素子Q2とを対応する駆動回路によ
りそれぞれスイッチングするが、駆動回路3,4は互い
に基準電位が異なる(Q2の基準電位をEとすれば、Q
1の基準電位はこのEにインバータの直流中間電圧Ed
を加算した値となる)ため、信号絶縁器1,11の如く
個別に設け、これに図示されない制御装置から各々の自
己消弧素子をスイッチングするための信号を与えるよう
にしている。これに対して、図13(ロ)では信号絶縁
器は1個のみで、これにより下側自己消弧素子Q2に対
する信号を伝達する一方、レベル変換回路10を用いて
信号レベルを変換することにより、上側自己消弧素子Q
1へ信号を伝達するようにしている。
【0004】図14にレベル変換回路の従来例を示す。 同図に示すものは、下側から上側へ信号を伝達するFE
T1と、その信号を上側自己消弧素子Q1の駆動回路4
に伝達するFET2とを用いてレベル変換するものであ
る。すなわち、FET1がオンすると、FET1のドレ
イン電流が流れる。この結果、FET2にゲート電圧が
加わり、FET2がオンとなる。また、逆にFET1が
オフすると、FET2のゲート・ソース間の電荷は抵抗
R1を介して放電し、FET2がオフする。このとき、
FET1がオンすると、FET1のドレイン・ソース間
電圧VDSには、インバータの直流中間電圧が印加され
た状態となる。つまり、FET1は電圧が印加された状
態でドレイン電流が流れるため、FET1は電流源スイ
ッチとして働くことになる。そして、FET1が導通し
ている間は、一定のドレイン電流が連続して流れている
ことから、この方式は連続電流方式とも呼ばれている。 なお、ZD1はFET2のゲートに過大な電圧が印加さ
れないようクランプするためのツェナーダイオード(定
電圧ダイオード)である。また、図14では、インバー
タ回路を構成する自己消弧素子Q1,Q2を駆動するた
めの駆動回路3,4の各々に、インバータ回路や素子の
故障を判別し、素子を保護する機能を内蔵させることに
より、故障状態を制御装置に伝達することができる。こ
のために信号絶縁器1A,1Bを設け、制御装置へ故障
状態をそれぞれ伝達するようにしている。
【0005】図15にレベル変換回路の他の従来例を示
す。これは、FET10とFET11およびFET20
とFET21を用いてレベル変換するものである。すな
わち、上側自己消弧素子Q1をオンさせるには、オン用
FET10をオンさせてFET11をオンさせる。FE
T11がオンするとフリップフロップ13がセットされ
、これによってオン信号が駆動回路4に与えられQ1が
オンする。一方、このQ1をオフさせるには、オフ用F
ET20をオンさせてFET21をオンさせ、これによ
りフリップフロップ13がオフされる。フリップフロッ
プ13をリセットすることで駆動回路4はオフされ、Q
1がオフとなる。ここに、ワンショット回路12はFE
T10をオンさせてフリップフロップ13をセットする
とき、およびFET20をオンさせてフリップフロップ
13をリセットするときだけ、信号を出力する。つまり
、図14の例と異なる点は、FET10とFET20は
連続してオンとなっているのではなく、フリップフロッ
プ13をセットまたはリセットするときだけオンし、こ
のためFET10とFET20とのドレイン電流は連続
電流ではなく、パルス電流となる点であることから、図
14の連続電流方式に対しパルス電流方式とも呼ばれて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
,図15に示すものには以下のような問題がある。 1.図14の場合(連続電流方式) (1)下側から上側へ信号を伝達するFET1がオン状
態の時、FET1にはインバータの直流中間電圧が印加
された状態で電流が流れているため、FET1で消費す
る電力が非常に大きな電力となり、その結果、FET1
として大電力用のものが必要となる。大電力用のパワー
MOSFETは一般にコストが高く、チップサイズも大
きく、したがってコスト高,大型化という問題がある。 (2)消費電力を低減すべくFET1のドレイン電流を
低減すると、FET2のゲート電流を低減することにな
り、その結果、FET2のスイッチング時間が延びてレ
ベル変換回路における信号伝達時間が長くなるという問
題もある。 (3)主回路の故障状態などを制御装置に伝達するため
には、上下の回路にそれぞれ信号絶縁器が必要となるこ
とから、部品点数の削減,回路の簡素化という効果がな
くなるという問題がある。
【0007】2.図15の場合(パルス電流方式)下側
から上側へ信号を伝達するFET10,FET20はと
もに導通時間が短いため消費電力は少ないが、信号を記
憶するための回路(図ではフリップフロップ回路)を必
要とする。一般に、フリップフロップはノイズ等によっ
て誤動作し易いことから、レベル変換回路の信頼性に欠
けるという問題が生じる。また、記憶回路を初期リセッ
トする回路が別途必要となり、回路構成が複雑になると
いう問題もある。したがって、この発明の課題は比較的
簡単な構成で消費電力を少なくし、変換時間を短縮する
とともに、簡単な回路で故障状態を伝達し得るレベル変
換回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、第1の発明では、定電流スイッチとして作用す
る第1のFETのドレインを、ゲート・ソース間に抵抗
と定電圧ダイオードとを並列接続した第2のFETのゲ
ートに接続し、前記第1のFETのオン,オフ動作によ
り第2のFETをオン,オフさせて信号のレベル変換を
行なうレベル変換回路において、前記第1のFETがタ
ーンオンする際の一定期間は第1のFETのドレイン電
流を通常よりも大きな値にし、それ以後は第1のFET
をオン状態に維持可能な値に切り換える電流切換手段を
設けたことを特徴としている。
【0009】第2の発明では、定電流スイッチとして作
用する第1のFETのドレインを、ゲート・ソース間に
抵抗と定電圧ダイオードとを並列接続した第2のFET
のゲートに接続し、前記第1のFETのオン,オフ動作
により第2のFETをオン,オフさせて信号のレベル変
換を行なうレベル変換回路において、前記第1のFET
に通常流れるドレイン電流によって前記第2のFETの
ゲート・ソース間に生じる電圧を、第2のFETのゲー
ト・ソース間しきい値電圧よりも若干高い値となるよう
前記定電圧ダイオードを選定することを特徴としている
【0010】第3の発明では、定電流スイッチとして作
用する第1のFETのドレインを、ゲート・ソース間に
抵抗と定電圧ダイオードとを並列接続した第2のFET
のゲートに接続し、前記第1のFETのオン,オフ動作
に応じて第2のFETをオン,オフさせることにより、
負極側電位を基準とする制御信号のレベルを変換して電
位レベルの異なる正極側に伝達するレベル変換回路にお
いて、正極側に設けられるパワー半導体素子の故障を検
出して前記第1のFETに流れるドレイン電流をしゃ断
するしゃ断回路と、前記第1のFETに対しオン信号が
与えられているにも関わらずそこに流れるドレイン電流
がしゃ断されたことを検出して故障信号を発生する故障
判別回路とを設け、前記正極側に設けられるパワー半導
体素子の故障信号を負極側に伝達可能にしたことを特徴
としている。
【0011】第4の発明では、定電流スイッチとして作
用する第1のFETのドレインを、ゲート・ソース間に
抵抗と定電圧ダイオードとを並列接続した第2のFET
のゲートに接続し、前記第1のFETのオン,オフ動作
により第2のFETをオン,オフさせることにより、負
極側電位を基準とする制御信号のレベルを変換して電位
レベルの異なる正極側に伝達するレベル変換回路におい
て、前記第1のFETがターンオンする際の一定期間は
第1のFETのドレイン電流を通常よりも大きな値にし
、それ以後は第1のFETをオン状態に維持可能な値に
切り換える電流切換手段を設けて、第1のFETのドレ
イン電流を減少させて消費電力の低減を図るとともに、
正極側に設けられるパワー半導体素子の故障を検出して
前記第1のFETに流れるドレイン電流をしゃ断するし
ゃ断回路と、前記第1のFETに対しオン信号が与えら
れているにも関わらずそこに流れるドレイン電流がしゃ
断されたことを検出して故障信号を発生する故障判別回
路とを設け、前記正極側に設けられるパワー半導体素子
の故障信号を負極側に伝達可能にしたことを特徴として
いる。
【0012】第5の発明では、定電流スイッチとして作
用する第1のFETのドレインを、ゲート・ソース間に
抵抗と定電圧ダイオードとを並列接続した第2のFET
のゲートに接続し、前記第1のFETのオン,オフ動作
により第2のFETをオン,オフさせて信号のレベル変
換を行なうレベル変換回路において、前記第1のFET
に流れるドレイン電流によって前記第2のFETのゲー
ト・ソース間に生じる電圧を、第2のFETのゲート・
ソース間しきい値電圧よりも若干高い値となるよう前記
定電圧ダイオードを選定することにより第2のFETの
オフ時間の短縮化を図るとともに、正極側に設けられる
パワー半導体素子の故障を検出して前記第1のFETに
流れるドレイン電流をしゃ断するしゃ断回路と、前記第
1のFETに対しオン信号が与えられているにも関わら
ずそこに流れるドレイン電流がしゃ断されたことを検出
して故障信号を発生する故障判別回路とを設け、前記正
極側に設けられるパワー半導体素子の故障信号を負極側
に伝達可能にしたことを特徴としている。また、第6の
発明では、前記第3ないし第5発明のいずれかにおいて
、正極側に設けられるパワー半導体素子の端子電圧を検
出する電圧検出回路を設け、この端子電圧が所定値以上
のとき前記しゃ断回路を動作させ、前記第1のFETに
流れるドレイン電流をしゃ断することを特徴としている
【0013】
【作用】信号が切り換わる過渡状態では第1のFETの
ドレイン電流が第2のFETのゲート電流になっている
ので、第2のFETがオンする期間だけドレイン電流を
増加させれば第2のFETのオンする時間を短縮するこ
とができる。また、この時間だけ電流を増加させても第
1のFETの消費電力を増加することにはならない。そ
して、一旦第2のFETがオンすればそのゲート・ソー
ス間の電荷が放電しない限り、すなわち第1のFETが
オフしない限り第2のFETはオンのままなので、第2
のFETがオンになった後は第1のFETのドレイン電
流はオン状態を維持し得る最小値にまで下げても問題は
生じない。こうして第1のFETのドレイン電流を減少
できるので、消費電力も低減することができる。
【0014】また、前記第1のFETに通常流れるドレ
イン電流によって前記第2のFETのゲート・ソース間
に生じる電圧を、第2のFETのゲート・ソース間しき
い値電圧よりも若干高い値となるよう前記定電圧ダイオ
ードを選定することにより、第2のFETのオフ時間を
短縮することができる。さらに、上側自己消弧素子がオ
ン状態で故障が発生したとき、第1のFETのドレイン
電流を上側回路でしゃ断し、下側回路で第1のFETに
オン信号を印加した状態でドレイン電流が零の場合を上
側回路の故障と判断することにより、上側に故障伝達用
の信号絶縁器を設ける必要をなくすことが可能となる。 また、上記ドレイン電流を零にするのを、上側自己消弧
素子の端子電圧が所定値以上となった時とすることによ
り、ドレイン電流をしゃ断するための素子責務を軽減す
ることができる。そして、これらを適宜組み合わせるこ
とにより相乗効果を期待することもできる。
【0015】
【実施例】図1にこの発明の1実施例を示す。同図から
も明らかなように、これは図14に示す従来回路に対し
、下側から上側へ信号を伝達するFET1のドレイン電
流を切り換える電流切換回路2を設けた点が特徴である
。なお、その他の点は図14と同じである。図2に電流
切換回路の具体例を示す。すなわち、電流切換回路2は
駆動回路21と切換回路22とから構成される。この場
合も、従来回路と同じく下側から上側へ信号を伝達する
FET1がオン状態では、FET1にはインバータの直
流電圧が印加された状態で電流が流れている。このよう
な状態では、FET1は図12の特性図に示す如き活性
領域で使用されており、この領域ではドレイン電流ID
 はゲート・ソース間電圧VGSに依存する特性を持っ
ている。従って、ゲート・ソース間電圧VGSを低下さ
せると、ドレイン電流ID もその値に追従して低下す
る。そこで、この実施例ではこの特性を利用して、FE
T1のゲート・ソース間電圧VGSを制御することによ
り、ドレイン電流ID の制御を行なうようにする。
【0016】図3に図2の動作を示す。まず、FET1
をオンさせるときは、FET1の駆動回路21の出力電
圧を、同図(ロ)の如く信号伝達時間を高速化できるよ
うなドレイン電流ID1を流し得る電圧VGS1 とし
、これをFET1のゲート・ソース間に印加する。次に
、同図(イ)のようにFET1がオンしてドレイン電流
が流れ、FET2がオンして信号伝達が完了すると、F
ET1の駆動回路21の出力電圧を同図(ロ)の如く、
FET1がオン状態を維持し得る電圧VGS2 まで低
下させ、FET1のドレイン電流を同図(ハ)にID2
として示すように制限する。かかる電流の切り換え制御
は切換回路22により行なう。FET1,FET2のオ
フ動作に当たり、ここではFET2のゲート・ソース間
電圧を、ツェナーダイオードZD1のしきい値電圧より
も数ボルト高くなるよう、適当なツェナーダイオードを
選択している。こうすることにより、FET1がオフし
てFET2のゲート・ソース間電圧が抵抗R1を通して
放電するときのしきい値電圧に到達するまでの時間が速
くなり、FET2のオフ時間が短縮される。
【0017】図4に別の実施例を示す。これは、電流切
換回路2を駆動回路21、タイマ23、スイッチ24お
よび抵抗R11で構成した例である。その動作につき、
図5も参照して説明する。抵抗R11はFET1をオン
させるときには短絡されており、FET1がオンしてド
レイン電流が流れ、FET2がオンして信号伝達が完了
した時点(タイマ時限後)で、FET1のソース端子と
グランド間に挿入される(短絡解除)。これにより、F
ET1のゲート・ソース間電圧に印加される電圧VGS
は、次式で示すようになる。 VGS=VO −R11×ID  VO :駆動回路21の出力電圧(一定)ID :FE
T1のドレイン電流 上式より明らかなように、FET1のゲート・ソース間
電圧VGSは抵抗R11の短絡時にはVGS=VO で
あり、このときのドレイン電流は図5(ニ)のようにI
D1となっている。そして、タイマ23が図5(ロ)の
如く一定時限後にオフになると、図5(ハ)の如くスイ
ッチ24もオフとなって短絡解除となり、VGSはVO
 よりも減少する。VGSが減少すればドレイン電流も
図5(ニ)の如くID2まで減少し、図2の場合と同様
な電流制限動作が行なわれることになる。なお、FET
1,FET2のオフ動作については図2の場合と同様な
ので、説明は省略する。
【0018】図6に故障信号の伝達に適した実施例を示
す。これは、図14に示す従来例に対し、上側回路故障
時にFET1のドレイン電流をしゃ断するドレイン電流
しゃ断回路30と、ドレイン電流を検出して上側回路の
状態を判別する故障判別回路31を付加した点、および
駆動回路4に上側自己消弧素子Q1のオン,オフを行な
う駆動ユニットの他に、上記ドレイン電流しゃ断回路3
0を制御する制御部を設けた点が特徴である。なお、6
はオアゲートであり、これにより上側,下側の故障信号
を信号絶縁器20を介して制御装置へ伝達する。すなわ
ち、ドレイン電流しゃ断回路30は図6に示す如く主と
してトランジスタ等のスイッチング素子301からなり
、故障判別回路31は電流検出器311と、図7に示す
如きコンパレータ312Aおよびアンドゲート312B
からなる故障判別部とを有している。また、駆動回路4
の内部に設けられる制御部は図8の如く例えば電流検出
器41、温度センサ42、コンパレータ43,44、オ
アゲート45およびスイッチ素子46等より構成される
。図9は図6の動作を説明するためのタイムチャートで
あり、以下図6〜図9を参照して故障時の動作につき説
明する。
【0019】下側から上側へ信号を伝達するFET1は
、図9(イ)に示す如き駆動部5からのオン,オフ信号
に応じてオン,オフする。FET1がオンすると、主回
路の直流電源よりドレイン電流が図9(ロ)の如く供給
され、上側自己消弧素子Q1がオンとなる。この状態で
、上側回路に故障が発生すると駆動回路4から図9(ハ
)の如き故障信号Fが出力され、ドレイン電流しゃ断回
路30のトランジスタ(Tr)301がオフとなる。す
なわち、上側自己消弧素子Q1に対し直接またはその近
傍に、図8に示す如く例えば電流検出器41または温度
センサ42を設けて素子Q1の電流または温度を検出し
、これらが故障により過電流または過熱状態になったか
否かをコンパレータ43,44にて判別し、少なくとも
一方の状態になったらオアゲート45を介してスイッチ
素子46をオフとして故障信号Fを出力し、図9(ニ)
の如くTr301をオフにするものである。Tr301
がオフになると、ドレイン電流ID が流れなくなるの
で、故障判別回路31はこれを検出して図9(ホ)の如
き信号を出力する。すなわち、故障判別回路31の故障
判別部は例えば図7に示すコンパレータ312Aにより
、電流検出器311を介して検出される電流が“0”か
どうかを判断し、駆動部5がオン信号を出力しているに
も関わらずドレイン電流が“0”ならば、これをアンド
ゲート312Bにより検出し、故障判別信号Rを出力す
る。この信号はオアゲート6および信号絶縁器20を介
して、図示されない制御装置へと伝達される。
【0020】図10に図6の変形例を示す。図6と異な
る点は、ドレイン電流しゃ断回路30Aに上側自己消弧
素子Q1の電圧VQ1の検出器302と、その検出値と
駆動回路4からの故障信号Fとを入力されてTr301
をオフするしゃ断部303とを設けた点にある。なお、
しゃ断部303は図11の如く、例えばアンドゲートA
Nおよびスイッチ素子SWとから構成される。ここで、
上側自己消弧素子Q1に過電流または過熱等の故障が発
生して保護機能が働き、素子Q1に流れている主電流が
しゃ断されると、通常のターンオフ時と同様素子Q1に
は主回路の直流電圧が印加される。そして、素子Q1の
電圧VQ1が主回路の直流電圧と等しくなったとき、出
力端子Uの電位は下側電位Nと等しくなるので、この状
態でTr301をオフしドレイン電流をしゃ断しても何
ら問題はない。しかし、素子Q1の電圧VQ1が増加中
、または増加開始時期にTr301をオフしドレイン電
流をしゃ断すると、素子Q1に印加されるべき主回路の
直流電圧はTr301に印加されてしまう。そのため、
この実施例では素子Q1の電圧VQ1を電圧検出器30
2によって検出し、素子Q1に主回路電圧が印加されて
いることを判断した後、しゃ断部303を介してTr3
01をオフさせるようにしている。このようにすれば、
Tr301には主回路電圧と同等の耐圧のものではなく
、それよりも低耐圧のもので済ませることができる。
【0021】なお、図6または図10にて説明した如き
故障信号伝達方式は、図1に示すものに対しても適用す
ることができる。すなわち、図6または図10にて示さ
れる駆動部5を、図2または図4に示す如き電流切換回
路2に置き換えるだけで簡単に適用可能なので、構成図
およびその説明もここでは省略する。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、パワーMOSFET
を電流源として用い、そのパワーMOSFETのドレイ
ン電流をターンオン時にのみ大きくなるようにしたので
、使用するパワーMOSFETの消費電力を低減できる
だけでなく、信号伝達の遅延時間を短縮することが可能
となる。また、下側から上側へ信号を伝達するFETの
ドレイン電流を、上側回路の故障発生時にしゃ断するこ
とで故障判別ができるので、上側回路故障の信号を制御
装置に伝達するための信号絶縁器が不要となり、構成が
簡略化され低コスト化を図ることが可能となる。さらに
は、これらの技術を組み合わせることにより相乗効果を
期待することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】図1における電流切換回路の具体例を示す概要
図である。
【図3】図2の動作を説明するための各部波形図である
【図4】電流切換回路の他の具体例を示す概要図である
【図5】図4の動作を説明するための各部波形図である
【図6】故障信号の伝達に適した実施例を示す構成図で
ある。
【図7】図6における故障判別部の具体例を示す概要図
である。
【図8】図6における駆動回路の内部構成例を示す概要
図である。
【図9】図6の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図10】図6の変形例を示す構成図である。
【図11】図10のしゃ断部の具体例を示す概要図であ
る。
【図12】パワーMOSFETの出力特性を示す特性図
である。
【図13】電圧形インバータの従来例を示す概要図であ
る。
【図14】レベル変換回路の従来例を示す概要図である
【図15】レベル変換回路の他の従来例を示す概要図で
ある。
【符号の説明】
1  信号絶縁器 2  電流切換回路 3  駆動回路 4  駆動回路 5  駆動部 6  オアゲート 1A  信号絶縁器 1B  信号絶縁器 10  レベル変換回路 11  信号絶縁器 12  ワンショット回路 13  フリップフロップ回路 20  信号絶縁器 21  駆動回路 22  切換回路 23  タイマ 24  スイッチ 30  ドレイン電流しゃ断回路 31  故障判別回路 41  電流検出器 42  温度センサ 43  コンパレータ 44  コンパレータ 45  オアゲート 46  スイッチ素子 Q1  自己消弧素子 Q2  自己消弧素子 301  トランジスタ(Tr) 302  電圧検出部 303  しゃ断部 30A  ドレイン電流しゃ断回路 R11  抵抗 312A  コンパレータ 312B  アンドゲート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  定電流スイッチとして作用する第1の
    FETのドレインを、ゲート・ソース間に抵抗と定電圧
    ダイオードとを並列接続した第2のFETのゲートに接
    続し、前記第1のFETのオン,オフ動作により第2の
    FETをオン,オフさせて信号のレベル変換を行なうレ
    ベル変換回路において、前記第1のFETがターンオン
    する際の一定期間は第1のFETのドレイン電流を通常
    よりも大きな値にし、それ以後は第1のFETをオン状
    態に維持可能な値に切り換える電流切換手段を設けたこ
    とを特徴とするレベル変換回路。
  2. 【請求項2】  定電流スイッチとして作用する第1の
    FETのドレインを、ゲート・ソース間に抵抗と定電圧
    ダイオードとを並列接続した第2のFETのゲートに接
    続し、前記第1のFETのオン,オフ動作により第2の
    FETをオン,オフさせて信号のレベル変換を行なうレ
    ベル変換回路において、前記第1のFETに流れるドレ
    イン電流によって前記第2のFETのゲート・ソース間
    に生じる電圧を、第2のFETのゲート・ソース間しき
    い値電圧よりも若干高い値となるよう前記定電圧ダイオ
    ードを選定することを特徴とするレベル変換回路。
  3. 【請求項3】  定電流スイッチとして作用する第1の
    FETのドレインを、ゲート・ソース間に抵抗と定電圧
    ダイオードとを並列接続した第2のFETのゲートに接
    続し、前記第1のFETのオン,オフ動作に応じて第2
    のFETをオン,オフさせることにより、負極側電位を
    基準とする制御信号のレベルを変換して電位レベルの異
    なる正極側に伝達するレベル変換回路において、正極側
    に設けられるパワー半導体素子の故障を検出して前記第
    1のFETに流れるドレイン電流をしゃ断するしゃ断回
    路と、前記第1のFETに対しオン信号が与えられてい
    るにも関わらずそこに流れるドレイン電流がしゃ断され
    たことを検出して故障信号を発生する故障判別回路とを
    設け、前記正極側に設けられるパワー半導体素子の故障
    信号を負極側に伝達可能にしてなることを特徴とするレ
    ベル変換回路。
  4. 【請求項4】  定電流スイッチとして作用する第1の
    FETのドレインを、ゲート・ソース間に抵抗と定電圧
    ダイオードとを並列接続した第2のFETのゲートに接
    続し、前記第1のFETのオン,オフ動作により第2の
    FETをオン,オフさせることにより、負極側電位を基
    準とする制御信号のレベルを変換して電位レベルの異な
    る正極側に伝達するレベル変換回路において、前記第1
    のFETがターンオンする際の一定期間は第1のFET
    のドレイン電流を通常よりも大きな値にし、それ以後は
    第1のFETをオン状態に維持可能な値に切り換える電
    流切換手段を設けて、第1のFETのドレイン電流を減
    少させて消費電力の低減を図るとともに、正極側に設け
    られるパワー半導体素子の故障を検出して前記第1のF
    ETに流れるドレイン電流をしゃ断するしゃ断回路と、
    前記第1のFETに対しオン信号が与えられているにも
    関わらずそこに流れるドレイン電流がしゃ断されたこと
    を検出して故障信号を発生する故障判別回路とを設け、
    前記正極側に設けられるパワー半導体素子の故障信号を
    負極側に伝達可能にしてなることを特徴とするレベル変
    換回路。
  5. 【請求項5】  定電流スイッチとして作用する第1の
    FETのドレインを、ゲート・ソース間に抵抗と定電圧
    ダイオードとを並列接続した第2のFETのゲートに接
    続し、前記第1のFETのオン,オフ動作により第2の
    FETをオン,オフさせて信号のレベル変換を行なうレ
    ベル変換回路において、前記第1のFETに流れるドレ
    イン電流によって前記第2のFETのゲート・ソース間
    に生じる電圧を、第2のFETのゲート・ソース間しき
    い値電圧よりも若干高い値となるよう前記定電圧ダイオ
    ードを選定することにより第2のFETのオフ時間の短
    縮化を図るとともに、正極側に設けられるパワー半導体
    素子の故障を検出して前記第1のFETに流れるドレイ
    ン電流をしゃ断するしゃ断回路と、前記第1のFETに
    対しオン信号が与えられているにも関わらずそこに流れ
    るドレイン電流がしゃ断されたことを検出して故障信号
    を発生する故障判別回路とを設け、前記正極側に設けら
    れるパワー半導体素子の故障信号を負極側に伝達可能に
    してなることを特徴とするレベル変換回路。
  6. 【請求項6】  前記正極側に設けられるパワー半導体
    素子の端子電圧を検出する電圧検出回路を設け、この端
    子電圧が所定値以上のとき前記しゃ断回路を動作させ、
    前記第1のFETに流れるドレイン電流をしゃ断するこ
    とを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載のレ
    ベル変換回路。
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