JPH04307650A - データ転送方式 - Google Patents

データ転送方式

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JPH04307650A
JPH04307650A JP3071578A JP7157891A JPH04307650A JP H04307650 A JPH04307650 A JP H04307650A JP 3071578 A JP3071578 A JP 3071578A JP 7157891 A JP7157891 A JP 7157891A JP H04307650 A JPH04307650 A JP H04307650A
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JP
Japan
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data
processor
memory
data transfer
transfer device
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Pending
Application number
JP3071578A
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English (en)
Inventor
Shingo Kano
信吾 狩野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチプロセッサシス
テムにおいて使用されるデータ転送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの高速化要求とプロ
セッサ自身の高速化手法の限界から、マルチプロセッサ
システム構成のコンピュータが多く提案されている。マ
ルチプロセッサシステムの処理は各プロセッサの演算と
プロセッサ相互間のデータ転送とからなり、性能向上の
ためにプロセッサ数の増加が望まれている。しかしプロ
セッサ数が増加するとともにデータ転送の制御が煩雑に
なるため、システム全体の能力はプロセッサ数の増加に
対して飽和する傾向にあり、プロセッサを効率よく利用
できるデータ転送方式が切望されている。
【0003】図9は従来のローカルなメモリ構造を持つ
マルチプロセッサシステムの構成図である。図9におい
て、プロセッサエレメントPEはデータバス102およ
びアドレスバス103を介して接続されるプロセッサ1
、メモリ2及びデータ転送装置3から構成される。また
各プロセッサエレメントPE1〜PE5はネットワーク
4を介して接続されている。
【0004】図10は従来のマルチプロセッサシステム
の動作説明図である。図11は従来のマルチプロセッサ
システムのタイミング図である。以下図9,図10およ
び図11を参照しながら、従来のマルチプロセッサシス
テムにおけるプロセッサエレメント相互間の転送とプロ
セッサの演算の一例について説明する。
【0005】図9において、プロセッサエレメントPE
5がデータの受け手、その他のプロセッサエレメントP
E1〜PE4はデータの送り手とする。送り手のプロセ
ッサエレメントPE1〜PE4は、図10(a)のよう
にそれぞれデータ1−1〜1−4、2−1〜2−4、3
−1〜3−4、4−1〜4−4を保持している。
【0006】送り手のプロッセサエレメントPE1〜P
E4は、図10(b)のようにそれぞれデータを連続し
て転送してくる。受け手となるプロセッサエレメントP
E5へ到着するデータは、ネットワーク4、データ転送
装置3を介して、転送されてきた順番にメモリ2へ書き
込まれ、メモリ空間へは図10(c)のように連続した
領域にデータが書き込まれる。
【0007】また図11では、送り手のプロセッサエレ
メントPE1〜PE4がそれぞれ1〜4の1個ずつデー
タを送出している。図11に示す通り、各々のプロセッ
サエレメントからデータが送られてくると、受け手のプ
ロセッサエレメントPE5のデータ転送装置3は次のサ
イクルで一旦メモリ2へデータを書き込む。プロセッサ
1がメモリ2へ格納されたデータを利用するには、デー
タ転送装置3のメモリアクセスが全て終了してから、プ
ロセッサ1が必要とするデータのアドレスを計算し、続
いてメモリ2からデータを読み出し、その後データを基
に演算を行なうことになる。プロセッサ1はデータを参
照しようとする度にアドレス計算とメモリアクセスを行
なわなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のマ
ルチプロセッサシステムの構成では、データ転送装置3
がネットワーク4から転送されてくるデータをメモリ2
へ格納することが可能となるのは、プロセッサ1がバス
を解放したときのみである。プロセッサ1がバスを解放
する確率が高い場合には、解放された間にデータ転送装
置3がメモリアクセスを行なうので、データ転送時間が
プロセッサの演算時間に隠れることになる。しかし実際
にマルチプロセッサシステムで数値演算、特にシミュレ
ーションを実行する場合には、プロセッサ1のメモリア
クセスの頻度は非常に高く、バスはさほど解放されない
ので、上記構成でデータ転送時間をプロセッサ1の実行
時間に隠すのは難しい。またこれらの応用ではデータ転
送の頻度は極めて高いので、データ転送がシステム全体
の性能に悪影響を及ぼし、高速のプロセッサを用いても
性能が予定より向上しないことになる。
【0009】またネットワーク4から転送されてきたデ
ータは、転送されてきた順番にメモリ2へ配置されてお
り、プロセッサ1は必要とする順番にデータをメモリア
クセスするため煩雑なアドレス計算が必要となり、プロ
セッサ1は数値演算以外の処理に時間を裂かれるため性
能が向上しないことになる。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、プロセッサの
データロードとデータ転送装置のメモリへの書き込みと
を同時に行ない、データ転送時間のオーバーヘッドを軽
減するデータ転送方式を提供することを目的とする。
【0011】また本発明は、ネットワークから転送され
てくる順不同のデータに対し、プロセッサが参照する順
番に並び換えるようデータ転送装置内のアドレス生成回
路がアドレスを生成することにより、プロセッサのアド
レス計算を不必要とし、プロセッサ演算時間のプロセッ
サ動作時間に対する比率を大きくするデータ転送方式を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
データ転送方式は、プロセッサと、メモリと、データ転
送装置を、各々同一のデータバスおよび同一のアドレス
バスに接続する複数のプロセッサエレメントと、前記複
数のプロセッサエレメントに接続するネットワークから
なるマルチプロセッサシステムにおいて、前記データ転
送装置は内部に離散的なアドレスを連続して生成するア
ドレス生成回路と、データを格納するバッファメモリと
を備え、前記ネットワークから転送されてくるデータを
前記アドレス生成回路が生成するアドレスによって指定
される前記バッファメモリへ格納し、前記プロセッサが
データ転送指示信号を送出して前記バッファメモリから
データを取り込むと同時に、前記アドレス生成回路が生
成するアドレスによって指定される前記メモリへ書き込
むことを特徴とする。
【0013】また本発明の請求項2記載のデータ転送方
式は、プロセッサと、メモリと、データ転送装置を、各
々同一のデータバスおよび同一のアドレスバスに接続す
るN個(Nは2以上の整数)のプロセッサエレメントと
、前記複数のプロセッサエレメントに接続するネットワ
ークからなるマルチプロセッサシステムにおいて、前記
データ転送装置は内部にN−1個のFIFOと、前記ネ
ットワークから転送されてくるデータをどのFIFOへ
格納するかを制御する第1のセレクタと、前記メモリへ
書き込むデータをどのFIFOから取り出すかを制御す
る第2のセレクタと、連続するアドレスを生成するアド
レス生成回路と、前記第N−1のプロセッサエレメント
から転送されてくるデータを、前記第Nー1のFIFO
へ格納するように前記第1のセレクタを制御し、前記F
IFOへ格納されたデータを前記第1のFIFOから前
記第N−1のFIFOまで1ずつ取り出すように前記第
2のセレクタを制御する制御回路とを備え、前記プロセ
ッサがデータ転送指示信号を送出して前記FIFOから
データを取り込むと同時に、前記アドレス生成回路が生
成するアドレスによって指定される前記メモリへ書き込
むことを特徴とする。
【0014】さらに本発明の請求項3記載のデータ転送
方式は、プロセッサと、第1および第2のメモリと、デ
ータ転送装置から構成され、前記プロセッサと、第1の
メモリと、データ転送装置を、各々同一のデータバスお
よび同一のアドレスバスに接続し、前記第2のメモリを
前記データ転送装置に接続する複数のプロセッサエレメ
ントと、前記複数のプロセッサエレメントに接続するネ
ットワークからなるマルチプロセッサシステムにおいて
、前記データ転送装置は内部に離散的なアドレスを連続
して生成するアドレス生成回路と、前記ネットワークか
ら転送されてくるデータを、前記アドレス生成回路が生
成するアドレスによって指定される前記第2のメモリへ
格納し、格納されたデータを、前記アドレスによって指
定される前記第1のメモリへ書き込む制御回路とを備え
、前記プロセッサがデータ転送指示信号を送出して前記
第2のメモリからデータを取り込むと同時に、前記アド
レス生成回路が生成するアドレスによって指定される前
記第1のメモリへ書き込むことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の請求項1,2,3記載のデータ転送方
式は、上記した構成により、プロセッサのデータロード
とデータ転送装置のメモリへのデータ書き込みとを同時
に行ない、データ転送時間のオーバーヘッドを軽減する
ことができる。
【0016】また本発明の請求項1,3記載のデータ転
送方式は、ネットワークから転送されてくる順不同なデ
ータに対し、プロセッサが参照する順番に並び換えるよ
うデータ転送装置内のアドレス生成回路がアドレスを生
成することにより、プロセッサのアドレス計算を不必要
とし、プロセッサ演算時間のプロセッサ動作時間に対す
る比率を大きくすることができる。
【0017】
【実施例】(実施例1)以下本発明の実施例のデータ転
送方式について、図面を参照しながら説明する。
【0018】図1は、本発明の実施例1におけるデータ
転送方式を実現するマルチプロセッサシステムの構成図
である。
【0019】図1において、プロセッサエレメントPE
はデータバス102およびアドレスバス103を介して
接続されるプロセッサ10、メモリ2及びデータ転送装
置30から構成される。また各プロセッサエレメントP
E1〜PE5はネットワーク4を介して接続されている
。101は、プロセッサ10がデータ転送装置30へ送
出するデータ転送指示信号である。
【0020】また図2は実施例1におけるデータ転送装
置の構成を示すものである。データ転送装置30は、デ
ータを格納するバッファメモリ201と、離散的なアド
レスを連続して生成するアドレス生成回路203と、制
御回路202とを備える。データ転送指示信号101は
プロセッサ10から制御回路202へ入力している。
【0021】図3は実施例1のための動作説明図、図1
2は実施例1におけるタイミング図である。以上のよう
に構成されたマルチプロセッサシステムについて、以下
図1,図2,図3,図12を用いてその動作を説明する
【0022】図1において、プロセッサエレメントPE
5がデータの受け手、その他のプロセッサエレメントP
E1〜PE4はデータの送り手とする。送り手のプロセ
ッサエレメントPE1〜PE4はそれぞれ図3(a)の
ようにデータ1−1〜1−4、2−1〜2−4、3−1
〜3−4、4−1〜4−4を保持している。送り手のプ
ロッセサエレメントPE1〜PE4は図3(b)のよう
にそれぞれデータを連続してネットワーク4へ転送して
くる。受け手となるプロセッサエレメントPE5へ到着
するデータは、アドレス生成回路203の生成する離散
的なアドレスによって指定されるバッファメモリ201
へ格納される。
【0023】ここでアドレス生成回路203は、予めネ
ットワーク4から転送されてくる順不同なデータに対し
、プロセッサ10が参照する順番に並べ変えるようにア
ドレスを生成する。例えば受け手のプロセッサPE5は
、送り手のプロセッサエレメントPE1〜PE4が転送
してくるデータの第1番目から順番に参照しようとする
とき、図3(c)の左端のアドレスと、右端のデータの
関係のように、各々の送り手のプロセッサエレメントP
E1〜PE4が転送する各第1番目のデータにまずアド
レスを昇順に発行し、次に各々の送り手のプロセッサエ
レメントPE1〜PE4が転送する各第2番目のデータ
にアドレスを昇順に発行する。つまり受け手のプロセッ
サエレメントPE5に到着するデータの順番に対し、ア
ドレスを離散的に連続して割り当てればよい。以下同様
にアドレスを発行していけば、バッファメモリ201へ
格納されたデータは図3(c)のようにプロセッサ10
が参照する順番に並び変えられる。なお、アドレス生成
の方式はプロセッサ10が予めデータ転送装置30の制
御回路202を介してアドレス生成回路203に対して
設定しているものとする。
【0024】プロセッサ10がデータを参照するときに
は、プロセッサ10がデータ転送装置30へデータ転送
指示信号101を送出すると、データ転送装置30はバ
ッファメモリ201からアドレスによって指定された順
番にデータを取り出し、アドレスによって指定されるメ
モリ2へデータを書き込む。プロセッサ10はデータバ
ス102上のデータをロードし、そのデータを基に演算
を行う。
【0025】図12では、送り手のプロセッサエレメン
トPE1〜PE4がそれぞれ1〜4の1個ずつデータを
送出している。図12に示す通り、各々のプロセッサエ
レメントからデータが送られてくると、受け手のプロセ
ッサエレメントPE5のデータ転送装置30は同じサイ
クルで一旦バッファメモリ201へデータを書き込む。 プロセッサ10は、バッファメモリ201内へ格納され
たデータを参照する時に、制御回路202にデータ転送
指示信号101を送出する。すると制御回路202はア
ドレス生成回路203に対してバッファメモリ201か
らデータの読み出し動作、およびアドレスの指定するメ
モリ2へのデータの書き込み動作を行なわせる。プロセ
ッサ10はデータバス102上のデータをロードし、そ
のデータを基に演算を行う。
【0026】ここでデータ転送装置30によるバッファ
メモリ201からメモリ2へのデータの書き込みと、プ
ロセッサ10によるデータのロードとが、プロセッサ1
0がデータ転送装置30へデータ転送指示信号101を
送出するのと同じタイミングで実行されるため、プロセ
ッサ10のバスアクセスがデータ転送装置30のバスア
クセスのために妨害されることがなく、プロセッサ演算
時間の動作時間に対する効率が大きいのがわかる。
【0027】以上のように本実施例によれば、データ転
送装置30はネットワーク4から転送されてくるデータ
を、アドレス生成回路203が生成するアドレスによっ
て指定されるバッファメモリ201へ一旦格納し、プロ
セッサ10がデータを参照するタイミングをプロセッサ
10からデータ転送装置30へ通知することにより、デ
ータ転送装置からメモリ2へのデータの書き込みと、プ
ロセッサ10のデータロードを同時に行うことになり、
データ転送によるバスのオーバーヘッドを低減すること
ができる。また、データ転送装置30はネットワーク4
から転送されてくるデータをデータ転送装置内のバッフ
ァメモリ201へ格納する際に、アドレスの発行方法を
工夫することにより、転送されてきた順不同のデータを
プロセッサ10がデータを参照する順番に並び換えてお
けるため、プロセッサ10はロードするデータの順番を
考慮する必要がなく、煩雑なアドレス計算を省略するこ
とができる。
【0028】(実施例2)本実施例は、実施例1とデー
タ転送装置の構成が異なる。図4は本実施例におけるデ
ータ転送装置の構成を示すものである。
【0029】図4において、データ転送装置31は、デ
ータを格納する4つのFIFOメモリ402a〜402
dと、ネットワーク4から転送されてくるデータをどの
FIFO402へ格納するかを制御する第1のセレクタ
401と、メモリ2へ書き込むデータをどのFIFO4
02から取り出すかを制御する第2のセレクタ403と
、連続するアドレスを生成するアドレス生成回路203
と、第N−1のプロセッサエレメントから転送されてく
るデータを、Nー1のFIFOへ格納するように第1の
セレクタ401を制御し、FIFO402へ格納された
データを第1のFIFOから第N−1のFIFOまで1
ずつ取り出すように第2のセレクタ403を制御する制
御回路404とを備える。データ転送指示信号101は
プロセッサ10から制御回路404へ入力している。
【0030】図5は実施例2のための動作説明図である
。以上のように構成されたマルチプロセッサシステムに
ついて、以下図1,図4,図5を用いてその動作を説明
する。
【0031】図1において、プロセッサエレメントPE
1〜PE4がデータの送り手、プロセッサエレメントP
E5はデータの受け手とする。
【0032】送り手のプロセッサエレメントPE1〜P
E4は、図5(a)のようにそれぞれデータ1−1〜1
−4、2−1〜2−4、3−1〜3−4、4−1〜4−
4を保持している。送り手のプロセッサエレメントPE
1〜PE4は図5(b)のようにそれぞれデータを連続
して転送してくる。受け手となるプロセッサエレメント
PE5へ到着するデータは、制御回路404が第1のセ
レクタ401を制御することによって、図5(c)のよ
うに第N−1のプロセッサエレメントのデータが、第N
−1のFIFO402へ格納される。
【0033】プロセッサ10がデータ転送装置31へデ
ータ転送指示信号101を送出すると、データ転送装置
31内の制御回路404が第2のセレクタ403を制御
することにより、第1のFIFOから第N−1のFIF
Oまで昇順または降順またはプロセッサ10が予めデー
タ転送装置31に設定している順番に、各々のFIFO
メモリに格納してあったデータが取り出される。例えば
受け手のプロセッサPE5は、送り手のプロセッサエレ
メントPE1〜PE4の転送してくるデータの各第1番
目から順番に参照しようとするとき、図5(c)のよう
にPE1〜PE4のデータはそれぞれFIFO1〜FI
FO4に一旦格納される。格納されたデータは、まずF
IFO1からデータが1個取り出され、続いてFIFO
2からデータが1個取り出される。続いてFIFO3、
FIFO4から取り出される。次にFIFO1からまた
1個データが取り出され、引続きFIFO2,FIFO
3,FIFO4からデータが取り出される。このような
順番で取り出されるデータに対し、アドレス生成回路2
03が連続してアドレスを発行すれば、FIFOメモリ
へ格納されたデータは図5(d)のようにプロセッサが
参照する順番に並び変えられて取り出されることがわか
る。なお、第1および第2のセレクタ401,402の
制御の方式は、プロセッサ10が予め制御回路404に
対して設定しているものとする。プロセッサ10は、F
IFOメモリ402内へ格納されたデータを参照する時
に、制御回路404にデータ転送指示信号101を送出
する。すると、制御回路404はFIFOメモリ402
から第2のセレクタ403の制御によって指定された順
番にデータを取り出し、アドレス生成回路203が生成
するアドレスによって指定されるメモリ2へデータを書
き込む。プロセッサ10はデータバス102上のデータ
をロードし、そのデータを基に演算を行う。
【0034】以上のように本実施例によれば、実施例1
と同様に、データ転送装置31はネットワーク4から転
送されてくるデータをデータ転送装置内のFIFOメモ
リ402へ一旦格納し、プロセッサ10がデータ参照す
るタイミングをプロセッサからデータ転送装置へ通知す
ることにより、データ転送装置からメモリ2へのデータ
の書き込みと、プロセッサ10のデータロードを同時に
行い、データ転送によるバスのオーバーヘッドを低減す
ることができる。また、データ転送装置31は一旦格納
したデータを取り出す際に、セレクタ403の制御を工
夫することにより、転送されてきたデータの順番を、プ
ロセッサ10がデータを参照する順番に並び換えて取り
出せるため、プロセッサはロードするデータの順番を考
慮する必要がなく、煩雑なアドレス計算を省略すること
ができる。
【0035】さらに実施例1では、ネットワーク4から
送られてくるデータがデータ転送装置内のバッファメモ
リ201に全て格納されてからでないと、このデータ転
送方式を利用することができず、転送データが多すぎて
バッファメモリ201から溢れる場合には、格納された
バッファメモリ201内のデータを転送装置外のメモリ
に退避させる手段が必要となるが、本実施例ではデータ
の格納にFIFO42を用いているため、データの格納
とデータの放出を並列して行うことができ、データが格
納しきれないということはなくなり、転送データの量と
無関係に本データ転送方式を用いることができる。
【0036】なお本実施例では、5個のプロセッサエレ
メントPE1〜5に対して4個のFIFO402a〜d
をデータ転送装置31内に設けたが、N個(Nは2以上
の整数)のプロセッサエレメントに対しては、N−1個
のFIFOをデータ転送装置31内部に設ければよい。
【0037】(実施例3)図6は、本発明の実施例3に
おけるデータ転送方式を実現するマルチプロセッサシス
テムの構成図であり、図7は実施例3におけるデータ転
送装置の構成を示すものである。図6において、図1と
同一の構成要素については詳細な説明を省略する。デー
タ転送装置32は内部に離散的なアドレスを連続して生
成するアドレス生成回路203と、ネットワーク4から
転送されてくるデータを、アドレス生成回路203が生
成するアドレスによって指定される第2のメモリ21へ
格納し、格納されたデータを、前記アドレスによって指
定される第1のメモリ20へ書き込む制御回路702と
を備える。図6において第2メモリ21はデータ転送装
置32の外部に位置している。
【0038】図8は実施例3の動作説明図である。以上
のように構成されたマルチプロセッサシステムについて
、以下図6,図7,図8を用いてその動作を説明する。
【0039】図6において、プロセッサエレメントPE
1〜PE4がデータの送り手、プロセッサエレメントP
E5はデータの受け手とする。送り手のプロセッサエレ
メントPE1〜PE4は、図8(a)のようにそれぞれ
データ1−1〜1−4、2−1〜2−4、3−1〜3−
4、4−1〜4−4を保持している。送り手のプロセッ
サエレメントPE1〜PE4は図8(b)のようにそれ
ぞれデータを連続して転送してくる。受け手となるプロ
セッサエレメントPE5へ到着するデータは、アドレス
生成回路203の生成する離散的なアドレスによって指
定される第2メモリ21へ格納される。
【0040】ここでアドレス生成回路203は予めプロ
セッサ10が参照する順番にデータを並び換えるように
アドレスを生成する。例えば受け手のプロセッサPE5
は、送り手のプロセッサエレメントPE1〜PE4の転
送してくるデータの各第1番目から順番に参照しようと
するとき、図8(c)の左端のアドレスと、右端のデー
タの関係のように、各々の送り手のプロセッサエレメン
トPE1〜PE4が転送する各第1番目のデータに対し
、まずアドレスを昇順に発行し、次に各々の送り手のプ
ロセッサエレメントPE1〜PE4が転送する各第2番
目のデータに対し、アドレスを昇順に発行する。つまり
受け手のプロセッサエレメントPE5に到着するデータ
の順番に対し、アドレスを離散的に連続して割り当てれ
ばよい。以下同様にアドレスを発行していけば、第2メ
モリ21へ格納されたデータは図8(c)のようにプロ
セッサ10が必要とする順番に並べ変えられていること
がわかる。なお、アドレス生成の方法はプロセッサ10
が予め制御回路702を介してデータ転送装置に対して
設定しているものとする。
【0041】プロセッサ10が第2メモリ21内へ格納
されたデータを参照する時に、制御回路702にデータ
転送指示信号101を送出する。すると制御回路702
はアドレス生成回路203に対して第2のメモリ21か
らデータの読み出し動作、およびアドレスの指定する第
1のメモリ20へのデータの書き込み動作を行なわせる
。プロセッサ10はデータバス102上のデータをロー
ドし、そのデータを基に演算を行う。
【0042】ここで図12では送り手のプロセッサエレ
メントPE1〜PE4がそれぞれ1〜4の1個ずつデー
タを送出している。図12に示す通り、各々のプロセッ
サエレメントからデータが送られてくると、受け手のプ
ロセッサエレメントPE5のデータ転送装置32は同じ
サイクルで一旦第2のメモリ21へデータを書き込む。 プロセッサ10は、第2のメモリ21へ格納されたデー
タを参照する時に、データ転送装置32にデータ転送指
示信号101を送出する。するとデータ転送装置32は
第2のメモリ21からデータを読み出し、アドレスの指
定する第1のメモリ20にデータを書き込む。プロセッ
サはデータバス102上のデータをロードし、そのデー
タを基に演算を行う。ここでデータ転送装置による第2
のメモリ21から第1のメモリ20へのデータの書き込
みと、プロセッサ10によるデータのロードとが、プロ
セッサがデータ転送装置へデータ転送指示信号101を
送出するのと同じタイミングで実行されるため、プロセ
ッサのバスアクセスがデータ転送装置のバスアクセスの
ために妨害されることがなく、プロセッサ演算時間の動
作時間に対する効率が大きいのがわかる。
【0043】以上のように本実施例によれば、実施例1
と同様に、データ転送装置32はネットワークから転送
されてくるデータをデータ転送装置外の第2のメモリ2
1内へ一旦格納し、プロセッサ10がデータを参照する
タイミングをプロセッサからデータ転送装置へ通知する
ことにより、データ転送装置から第1のメモリ20への
データの書き込みと、プロセッサのデータロードを同時
に行うことになり、データ転送によるバスのオーバーヘ
ッドを低減することができる。また、データ転送装置は
ネットワークから転送されてくるデータをデータ転送装
置外の第2のメモリ21へ格納する際に、アドレスの発
行方法を工夫することにより、ネットワークから転送さ
れてきた順不同のデータを、プロセッサがデータを参照
する順番に並び換えておけるため、プロセッサはロード
するデータの順番を考慮する必要がなく、煩雑なアドレ
ス計算を省略することができる。
【0044】さらに実施例2では、プロセッサがデータ
を参照する順番は、送り手の各々のプロセッサエレメン
トが転送する順番と等しく、高々どのFIFOからデー
タを読み出すかを選択する自由度しかないが、本実施例
によればこのような制約がなくなり、プロセッサがデー
タを参照する順番は任意に設定できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1,2,3
記載のデータ転送方式によれば、プロセッサのデータロ
ードとデータ転送装置のメモリへのデータ書き込みとを
同時に行ない、データ転送時間のオーバーヘッドを軽減
することができる。
【0046】また本発明の請求項1,3記載のデータ転
送方式によれば、ネットワークから転送されてくる順不
同なデータに対し、プロセッサが参照する順番に並び換
えるようデータ転送装置内のアドレス生成回路がアドレ
スを生成することにより、プロセッサのアドレス計算を
不必要とし、プロセッサ演算時間のプロセッサ動作時間
に対する比率を大きくすることができる。
【0047】さらに上記データ転送方式を用いることに
より高性能なマルチプロセッサシステムを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施例におけるマル
チプロセッサシステムの構成図である。
【図2】第1の実施例におけるデータ転送装置の構成図
である。
【図3】第1の実施例における動作説明図である。
【図4】第2の実施例におけるデータ転送装置の構成図
である。
【図5】第2の実施例における動作説明図である。
【図6】本発明の第3の実施例におけるマルチプロセッ
サシステムの構成図である。
【図7】本発明の第3の実施例におけるデータ転送装置
の構成図である。
【図8】第3の実施例における動作説明図である。
【図9】従来の実施例におけるマルチプロセッサシステ
ムの構成図である。
【図10】従来の実施例における動作説明図である。
【図11】従来の実施例におけるタイミング図である。
【図12】本発明の実施例におけるタイミング図である
【符号の説明】
2  メモリ 4  ネットワーク 10  プロセッサ 30  データ転送装置 101  データ転送支持信号 102  データバス 103  アドレスバス 201  バッファメモリ 202  制御回路 203  アドレス生成回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセッサと、メモリと、データ転送装置
    を、各々同一のデータバスおよび同一のアドレスバスに
    接続する複数のプロセッサエレメントと、前記複数のプ
    ロセッサエレメントに接続するネットワークからなるマ
    ルチプロセッサシステムにおいて、前記データ転送装置
    は内部に離散的なアドレスを連続して生成するアドレス
    生成回路と、データを格納するバッファメモリとを備え
    、前記ネットワークから転送されてくるデータを前記ア
    ドレス生成回路が生成するアドレスによって指定される
    前記バッファメモリへ格納し、前記プロセッサがデータ
    転送指示信号を送出して前記バッファメモリからデータ
    を取り込むと同時に、前記アドレス生成回路が生成する
    アドレスによって指定される前記メモリへ書き込むこと
    を特徴とするデータ転送方式。
  2. 【請求項2】プロセッサと、メモリと、データ転送装置
    を、各々同一のデータバスおよび同一のアドレスバスに
    接続するN個(Nは2以上の整数)のプロセッサエレメ
    ントと、前記複数のプロセッサエレメントに接続するネ
    ットワークからなるマルチプロセッサシステムにおいて
    、前記データ転送装置は内部にN−1個のFIFOと、
    前記ネットワークから転送されてくるデータをどのFI
    FOへ格納するかを制御する第1のセレクタと、前記メ
    モリへ書き込むデータをどのFIFOから取り出すかを
    制御する第2のセレクタと、連続するアドレスを生成す
    るアドレス生成回路と、前記第N−1のプロセッサエレ
    メントから転送されてくるデータを、前記第Nー1のF
    IFOへ格納するように前記第1のセレクタを制御し、
    前記FIFOへ格納されたデータを前記第1のFIFO
    から前記第N−1のFIFOまで1ずつ取り出すように
    前記第2のセレクタを制御する制御回路とを備え、前記
    プロセッサがデータ転送指示信号を送出して前記FIF
    Oからデータを取り込むと同時に、前記アドレス生成回
    路が生成するアドレスによって指定される前記メモリへ
    書き込むことを特徴とするデータ転送方式。
  3. 【請求項3】プロセッサと、第1および第2のメモリと
    、データ転送装置から構成され、前記プロセッサと、第
    1のメモリと、データ転送装置を、各々同一のデータバ
    スおよび同一のアドレスバスに接続し、前記第2のメモ
    リを前記データ転送装置に接続する複数のプロセッサエ
    レメントと、前記複数のプロセッサエレメントに接続す
    るネットワークからなるマルチプロセッサシステムにお
    いて、前記データ転送装置は内部に離散的なアドレスを
    連続して生成するアドレス生成回路と、前記ネットワー
    クから転送されてくるデータを、前記アドレス生成回路
    が生成するアドレスによって指定される前記第2のメモ
    リへ格納し、格納されたデータを、前記アドレスによっ
    て指定される前記第1のメモリへ書き込む制御回路とを
    備え、前記プロセッサがデータ転送指示信号を送出して
    前記第2のメモリからデータを取り込むと同時に、前記
    アドレス生成回路が生成するアドレスによって指定され
    る前記第1のメモリへ書き込むことを特徴とするデータ
    転送方式。
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