JPH04305473A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JPH04305473A
JPH04305473A JP7110991A JP7110991A JPH04305473A JP H04305473 A JPH04305473 A JP H04305473A JP 7110991 A JP7110991 A JP 7110991A JP 7110991 A JP7110991 A JP 7110991A JP H04305473 A JPH04305473 A JP H04305473A
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aperture electrode
insulating layer
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Tetsuya Kitamura
哲弥 北村
Osamu Takagi
修 高木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ等に適
用される静電記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の静電記録装置の一例とし
て、米国特許第3689935号明細書に開示されてい
るようなものがある。この静電記録装置は絶縁層を二枚
の電極で挟み、多数の開口孔を設けた構成のアパチャー
電極によりトナー担持体上の帯電したトナーを変調制御
し、支持体上に吸着させ画像を形成するものである。
【0003】図4は従来技術のアパチャー電極を示し、
図中、アパチャー電極40は絶縁層41を基準電極42
と多数の制御電極43とにより挟んで形成され、更に列
状に設けられた多数の開口孔44を有する。基準電極4
2は絶縁層41片側の全面に設けられ、各制御電極43
は絶縁層41の上面において開口孔44の周りに配置さ
れる。絶縁層41は厚さ25μmの高分子樹脂フィルム
、例えばポリイミドによって構成されている。また、基
準電極42及び制御電極44は薄膜形成法、例えばスパ
ッタリング法で形成された厚さ1μm程度の金属膜、例
えば銅によって構成されている。開口孔44は穴径約5
0μmの貫通穴である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら静電記録
装置の問題点として、高密度の記録を達成する為に高密
度のアパチャー電極を用いると、隣接する制御電極間で
の火花放電が問題となる。
【0005】例えば、300dpiの記録密度を達成す
るためには図4中のd1で示される隣接する制御電極間
のピッチは85μm以下である必要がある。一方、隣接
する制御電極間の最短距離d2には制約がある。
【0006】例えば前記基準電極42と制御電極44間
に75Vの電圧が印加され、かつ、絶縁層の厚さが25
μmである場合、前記d2は最低25μm以上である必
要がある。25μmよりも接近していると制御電極間で
火花放電が発生する恐れがあり、制御電極間で火花放電
が発生すると、記録が乱れるばかりか制御系統の誤動作
や最悪の場合アパチャー電極が破損する恐れがある為、
アパチャー電極の高密度化のネックとなっていた。
【0007】このため本発明は上述した問題点を解決す
るためになされたものであり、火花放電を起こすこと無
く高密度化したアパチャー電極を持つ静電記録装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の静電記録装置は、アパチャー電極の制御電
極表面に絶縁体の層を形成させている。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明の静電記録装置にお
いて、アパチャー電極の制御電極表面に絶縁体の層が形
成させている為、隣接する制御電極が従来より近接して
も火花放電が発生しなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0011】図1は本発明を具体化したアパチャー電極
の一実施例を示す構成図であり、図中、アパチャー電極
20は絶縁層21を基準電極22と多数の制御電極23
とにより挟んで形成され、更に列状に設けられた多数の
開口孔24を有する。基準電極22は絶縁層21の片側
の全面に設けられ、各制御電極23は絶縁層21の上面
において開口孔24の周りに配置される。絶縁層21は
厚さ25μmの高分子樹脂フィルム、例えばポリイミド
によって構成されている。また、基準電極22及び制御
電極23は薄膜形成法、例えばスパッタリング法で形成
された厚さ1μm程度の金属膜、例えば銅によって構成
されている。また、制御電極23表面はオーブン等で加
熱することにより容易な方法で絶縁体である酸化膜23
aを形成させてある。開口孔24は穴径約50μmの貫
通穴であり、隣接する制御電極23のピッチd3は80
μm、各制御電極の幅d4は70μmである。また、d
5で示される隣接した制御電極間の最短距離は10μm
である。
【0012】図2は本発明を適用した静電記録装置の概
略構成図である。
【0013】装置外装5の側部には挿入口3と取り出し
口4とが設けられており、装置内部には記録部1とそれ
に隣接して熱定着部2とが設けられている。挿入口3か
ら入った支持体Pは記録部1で画像記録された後、この
支持体P上の画像は定着部2において支持体P上に熱定
着される。そして、支持体Pはガイド33を経由して取
り出し口4から取り出される。
【0014】記録部1の内部にはトナー担持ローラ11
と、アパチャー電極20と対向電極25とが設けられて
いる。前記トナー担持ローラ11の周囲には、トナー担
持ローラ11の回転方向の上流に、供給ローラ12が前
記トナー担持ローラ11に接触して設けられ、この供給
ローラ12とトナー担持ローラ11などはトナーケース
14によって囲まれた領域にある。そして、トナーケー
ス14の内部にはトナーTが貯蔵される。更に、供給ロ
ーラ12に接触して、ここに付着したトナーTを均一な
トナーTの層にするための層厚規制部材13が設けられ
ている。
【0015】トナー担持ローラ11の上方には前記アパ
チャー電極20が前記基準電極22が設けられた絶縁層
の面をトナー担持ローラ11側に向けて配置される。
【0016】基準電極22はアースに、各制御電極23
は、スイッチ7に接続され、このスイッチ7が切り替わ
ることによって、画像信号Sにそれぞれ接続されるか、
あるいは、トナー除去電源6に接続されるかする。
【0017】アパチャー電極20の両端には一対の圧電
素子9が設けられている。この圧電素子9には発振器8
がとりつけられて、アパチャー電極20を励振できるよ
うに構成される。
【0018】アパチャー電極20の上方には対向電極2
5が配置されている。更に、この対向電極25とこのア
パチャー電極20との間に支持体Pが通過できるような
スペースが設けられている。この対向電極25は、電源
E(本実施例の場合マイナス(−))に接続されるよう
に構成される。
【0019】支持体Pはガイド33及び一対のガイドロ
ーラ34によって、挿入口3から対向電極25を経由し
て熱定着部2まで搬送される。
【0020】熱定着部2の内部には内部に熱源を備えた
ヒートローラ31とプレスローラ32とが接触して設け
られており、支持体Pがこのヒートローラ31とプレス
ローラ32との間を通過できるように構成されている。
【0021】次に、上記のように構成された静電記録装
置についてその作用を説明する。
【0022】記録部1内部において、供給ローラ12に
担持されたトナーTが、この供給ローラ12が回転する
ことによって一定のトナーTの層が形成され、そしてト
ナー担持ローラ11に供給される。このときトナーTは
供給ローラ12及びトナー担持ローラ11と接触しつつ
摩擦して、例えばプラス(+)に帯電する。プラス(+
)に帯電したトナーTは、トナー担持ローラ11に担持
され、アパチャー電極20まで供給される。
【0023】一方、挿入口3より装置内部に挿入された
支持体Pはガイド33とガイドローラ34とによって対
向電極25に搬送される。
【0024】そして、この場所で画像信号Sからアパチ
ャー電極20の制御電極23に画像信号電圧が印加され
る。この画像信号電圧に基づいてトナーTの流れが変調
制御される。すなわち、画像信号Sからマイナス(−)
電圧が制御電極23に印加されるとき、開口孔24の内
部においてプラス(+)帯電したトナーTが基準電極2
2から制御電極23へと向かう電界が発生し、トナーT
は開口孔24を通過する。また画像信号Sから電圧が印
加されないときは、開口孔24内部において電界は発生
しないのでトナーTは開口孔24を通過しない。
【0025】さてここで、アパチャー電極20は、発振
器8によって圧電素子9が振動することによって励振さ
れる。そして、鏡像力及びファンデルワールス力でアパ
チャー電極20に付着しているまたは、付着しようとす
るほとんどのトナーTが、この励振によって振動加速度
が与えられて、落下する。しかし、例えば帯電量の高い
トナーTなどは、アパチャー電極20内壁などに、高い
鏡像力で付着するために、上記の励振のみでは、トナー
Tが除去されない場合がある。更に、開口孔24の内径
は、約80μmと非常に小さい。そしてここに約10μ
m径のトナーが僅か付着するだけで、トナーTが、アパ
チャー電極20の開口孔24を塞いで装置を記録不能に
陥れる。
【0026】この不利な点を避けるために、本発明にお
いては、例えば、プリントを1枚終える毎に、スイッチ
7を切り替えて、アパチャー電極20の開口孔24内部
に、トナー除去電源6によってトナー除去電界を形成す
る。
【0027】トナー除去電源6は、例えば図3に示すよ
うに、すべての制御電極23に、プラスの電圧を印加す
る。この電圧印加によって、プラス(+)帯電トナーが
、開口孔24内部に於て、制御電極23から基準電極2
2の方向へ向かう電界が形成される。この電界によって
、アパチャー電極20の開口孔に付着したトナーが、除
去される。この結果、アパチャー電極20開口孔24は
、次のプリントに移る前に清掃される。
【0028】対向電極25には、電源Eによってマイナ
ス(−)電圧が印加されている。この電圧によって対向
電極25とアパチャー電極20との間に電界が形成され
、この電界に沿って変調されたトナーTが対向電極25
へ吸引される。そして支持体PにトナーTが塗布される
【0029】その後、支持体Pは記録部1から熱定着部
2へと搬送され、支持体P上の画像は熱定着される。
【0030】熱定着部2を通過した支持体Pはガイド3
3を経由して取り出し口4へ搬送され、取り出される。
【0031】本発明は、以上細述した実施例に限定され
るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において変
更を加えることができることは容易である。
【0032】たとえば、制御電極23の表面に形成せし
める絶縁体の層としては酸化膜に限定することなく、ナ
イロンやポリエステルの様な樹脂被膜でも構わない。
【0033】
【発明の効果】以上、詳述したことから明らかなように
本発明の直接静電記録装置においては、各制御電極表面
に絶縁体の層を持つ高密度のアパチャー電極を用いてい
る為隣接する制御電極間での火花放電を起こす事無く、
高密度の静電記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の直接静電記録装置に搭載され
るアパチャー電極の斜視図である。 (b)はアパチャー電極の要部断面図である。
【図2】本発明の直接静電記録装置の構成図である。
【図3】本発明の直接静電記録装置の動作を説明する説
明図である。
【図4】従来技術の直接静電記録装置に搭載されるアパ
チャー電極の斜視図である。
【符号の説明】
20  アパチャー電極 21  絶縁層 22  基準電極 23  制御電極 24  開口孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  トナーを担持する担持体と、絶縁層を
    二枚の電極で挟み、開口孔を設けたアパチャー電極と、
    支持体を挟んで前記アパチャー電極に対向して設けられ
    た対向電極とを備え、帯電されたトナーを担持体により
    前記アパチャー電極近傍まで担持し、前記アパチャー電
    極により変調制御することにより前記開口孔を通し、前
    記対向電極方向へ飛翔させて前記支持体に吸着させて画
    像を記録する静電記録装置において、前記アパチャー電
    極の制御電極表面に絶縁体の層を形成していることを特
    徴とする静電記録装置。
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