JPH0430459Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0430459Y2
JPH0430459Y2 JP1985060603U JP6060385U JPH0430459Y2 JP H0430459 Y2 JPH0430459 Y2 JP H0430459Y2 JP 1985060603 U JP1985060603 U JP 1985060603U JP 6060385 U JP6060385 U JP 6060385U JP H0430459 Y2 JPH0430459 Y2 JP H0430459Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
vacuum
gasket
container
slide plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985060603U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61177787U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985060603U priority Critical patent/JPH0430459Y2/ja
Publication of JPS61177787U publication Critical patent/JPS61177787U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0430459Y2 publication Critical patent/JPH0430459Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)
  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、真空装置の移動式真空シール装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は例えば実公昭52−34707号公報に示さ
れた従来の電子ビーム溶接機の移動式真空シール
装置の構成を示す概略断面図であり、図において
1は開口部を有する真空容器(以下、単に容器と
呼ぶ)、2は容器1の開口面を移動しながらおお
うスライド板、3,4は開口部の囲りに2重に設
けられたパツキンで、3は真空側に配置したパツ
キン(以下パツキン1という)、4は大気側に配
置したパツキン(以下パツキン2という)、5は
パツキン1,3とパツキン2,4との間にできる
空間(以下、中間真空室という)、6は中間真空
室5を真空排気するための真空排気孔(以下、中
間真空排気孔という)、7は電子銃、8は電子ビ
ーム、9は被溶接物である。Aは電子銃7の移動
距離であり、ストロークを示す。
次に動作について説明する。容器1内を真空排
気するとともに、中間真空室5内を中間真空排気
孔6を通して真空排気する2段真空排気を行なう
と、スライド板2は大気圧によつてパツキン1,
3とパツキン2,4に押し付けられ、中間真空室
5をパツキン1,3とパツキン2,4とで密閉す
る。次いで容器1内が所定の圧力(例えば約
1.3Pa程度)に達すると、電子銃7を溶接方向と
直交する方向に移動させ電子銃7から発生した電
子ビーム8を被溶接物9の溶接線と一致させる。
そして、電子銃7を塔載したスライド板2を移動
することにより溶接を行なう。このとき、スライ
ド板2がパツキン1,3、パツキン2,4上をす
べりながら移動すると、大気が巻き込まれて真空
側に流入することがあるが、中間真空室5で中間
真空排気孔6を通して効果的に真空排気されるの
で、大気が容器1内に直接流入して容器1内の圧
力を急激に上昇変動させることなく、容器1内の
圧力を安定して維持できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の真空シール装置は上記のような構成であ
り、スライド板2を移動させるために必要な長さ
が少なくともストロークAの3倍以上になり、装
置の専有面積が大きくなるなど極めて不経済であ
る。
一方、このような問題点を解決するためスライ
ド板を巻き取り可能な薄板にし端末を巻き取る方
式が採用されている。
これは第5図に示すように薄板のスライド板2
の一端を電子銃架台10に接合し、他端をスライ
ド板巻き取り機構11で巻き取るように構成した
ものである。
このようにすればストロークが大きくなつても
第4図の構成に比べて装置の専有面積を大巾に少
なくできるが、スライド板2が実用上巻き取り可
能な薄板(例えば、板厚0.5mm程度)になると第
6図に示すように、スライド板2は大気圧によつ
て押えられパツキン1,3にのみ押し付けられる
ように変形する。そのため電子銃7の移動方向に
沿つてスライド板2をパツキン2,4に押し付け
中間真空室5を密閉する押し付ける機構が必要に
なる。この押し付け機構は、電子銃7が移動する
際に電子銃7や電子銃架台10と干渉しないよう
にしながら常にスライド板2をパツキン2,4に
押し付ける必要上、複雑かつ高価になるといつた
問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、スライド板が変形しても中間
真空室が確実に密閉できるとともに、押し付け機
構を必要としない真空シール装置を得ることを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る真空シール装置は、真空容器の
開口面を移動しながらおおう可撓性の板と、開口
部の囲りに設けられた第1のパツキンと、この第
1のパツキンの囲りに設けられた第2のパツキン
とで構成され、真空容器内と第1のパツキンと第
2のパツキンの間の空間とからそれぞれ真空排気
を行なう真空シール装置において、大気圧によつ
て可撓性の板が変形したとき可撓性の板が第1の
パツキンのシール面と第2のパツキンのシール面
とにそれぞれ押しつけられるように第2のパツキ
ンのシール面を第1のパツキンのシール面より高
くなるようにしたものである。
〔作用〕
この考案における真空シール装置では、大気圧
によつて可撓性のスライド板が変形した時、第2
のパツキンのシール面が第1のパツキンのシール
面より高くなつているので可撓性のスライド板が
第1のパツキンのシール面と第2のパツキンのシ
ール面とにそれぞれ押しつけられるような構成で
あり、確実に密閉された中間真空室を形成する。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図はこの考案の一実施例による真空シー
ル装置の主要部を示す概略断面図であり、図にお
いて、3はパツキン1、4はパツキン2でありパ
ツキン1,3によつて形成されるシール面より高
い位置にシール面を形成するように配置されてい
る。
容器1内を真空排気するとともに、中間真空室
5内を中間真空排気孔6を通して真空排気する
と、スライド板2は大気圧によつて押し付けられ
第1図の状態から第2図の状態に変形する。しか
し、スライド板2はパツキン1,3とパツキン
2,4に押し付けられているので、中間真空室5
をパツキン1,3とパツキン2,4とで確実に密
閉できる。このとき、スライド板2がパツキン
1,3、パツキン2,4上をすべりながら移動し
大気を真空側に巻き込むことがあつても、中間真
空室5で中間真空排気孔6を通して効果的に真空
排気されているので、大気が容器1内に直接流入
して容器1内の圧力を急激に上昇変動させること
なく、容器1内の圧力を安定して維持できる。
なお、上記実施例ではスライド板2が容器1の
開口面を外側からおおうように配置され、容器1
内を真空にする場合について説明したが、例え
ば、静圧送りネジで駆動されるテーブルなどを真
空雰囲気中に配置する際、駆動部分を容器1内に
収納し、第3図に示すようにスライド板2を容器
1の内側から容器1の開口面をおおうように配置
すれば、容器1内が大気圧、容器1のまわりが真
空雰囲気圧であつても上記実施例と同様の効果を
奏する。さらに、第3図に示す例では容器1内か
ら流出する空気を真空排気手段などによつて容器
1内に有効に回収できるという効果も奏する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば大気側に配置
したパツキンによつて形成されるシール面を真空
側に配置したパツキンによつて形成されたシール
面より高くなるようにしたので、信頼性の高い真
空シール装置が安価にでき、また、構造が簡単に
できるため保守が容易にできるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による真空シール
装置の主要部を示す概略断面図、第2図はこの考
案の一実施例による真空シール装置の動作中の状
態を示す概略断面図、第3図はこの考案の他の実
施例による真空シール装置を示す概略断面図、第
4図および第5図は従来の真空シール機構を備え
た電子ビーム溶接機の概略断面図、第6図は第5
図に示される従来の真空シール機構の動作を説明
する部分断面図である。 図において、1は容器、2はスライド板、3は
パツキン1、4はパツキン2である。なお、図
中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開口部を有する真空容器と、上記真空容器の開
    口面を移動しながらおおう可撓性の板と、上記開
    口部の囲りに設けられた第1のパツキンと、上記
    第1のパツキンの囲りに設けられた第2のパツキ
    ンとで構成され、上記真空容器内および上記第1
    のパツキンと上記第2のパツキンの間の空間とか
    らそれぞれ真空排気を行なう真空シール装置にお
    いて、大気圧によつて上記可撓性の板が変形した
    とき上記可撓性の板が上記第1のパツキンのシー
    ル面と上記第2のパツキンのシール面とにそれぞ
    れ押しつけられるように上記第2のパツキンのシ
    ール面を上記第1のパツキンのシール面より高く
    なるように段差を付けたことを特徴とする真空シ
    ール装置。
JP1985060603U 1985-04-23 1985-04-23 Expired JPH0430459Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985060603U JPH0430459Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985060603U JPH0430459Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61177787U JPS61177787U (ja) 1986-11-06
JPH0430459Y2 true JPH0430459Y2 (ja) 1992-07-22

Family

ID=30588105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985060603U Expired JPH0430459Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0430459Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5353555B2 (ja) * 2009-08-21 2013-11-27 株式会社島津製作所 電子線装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2349771A1 (fr) * 1976-04-28 1977-11-25 Commissariat Energie Atomique Dispositif d'etancheite pour enceinte a vide

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61177787U (ja) 1986-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0003073B1 (en) Electron beam welding machine
US5700014A (en) Vacuum sealing structure
JPH0430459Y2 (ja)
US6390145B1 (en) Container and method for sealing the container
EP0076285B1 (en) Dual motion press
US5170028A (en) Process and apparatus, for electron beam welding of a member partially enclosed in vacuum chamber, and the member formed thereby
US3193657A (en) Welding apparatus
US4092516A (en) Sealing device for a vacuum enclosure
JP3418680B2 (ja) 加熱プレス用チャンバ
JP3066706B2 (ja) ストリップ連続処理用電子ビーム溶接設備
JP4218211B2 (ja) 封止接点装置の製造方法及びその製造装置
US4176271A (en) Method for performing electron beam welding
CN209811452U (zh) 真空焊设备及焊接系统
CN220945187U (zh) 一种发动机气门油封压头工装
CN210063478U (zh) 一种负压气调包装机的气压平衡结构
JPS59174286A (ja) 電子ビ−ム加工装置
JPH0698542B2 (ja) 圧入装置
JPH02160181A (ja) 溶接用真空チャンバー
JPH0116601Y2 (ja)
JPH025155Y2 (ja)
CN114689247A (zh) 冷端总成夹持系统及应用其的气密性检测系统
JPH102418A (ja) 圧力容器用密閉扉
JPS61283475A (ja) 電子ビ−ム溶接装置
JPH0526735Y2 (ja)
JPS63297898A (ja) 真空構造体の製造方法