JPH04303935A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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Publication number
JPH04303935A
JPH04303935A JP9370991A JP9370991A JPH04303935A JP H04303935 A JPH04303935 A JP H04303935A JP 9370991 A JP9370991 A JP 9370991A JP 9370991 A JP9370991 A JP 9370991A JP H04303935 A JPH04303935 A JP H04303935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
film formation
substrate holder
target
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP9370991A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayoshi Sano
佐野 久義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9370991A priority Critical patent/JPH04303935A/ja
Publication of JPH04303935A publication Critical patent/JPH04303935A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜形成装置、特に、
基板を加熱しながら成膜を行う薄膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の絶縁膜等の製造に、従
来よりプラズマCVD装置やスパッタリング装置等の薄
膜形成装置が用いられている。これらの薄膜形成装置に
おいて、例えば図3に示すスパッタリング装置は、チャ
ンバ21と、チャンバ21内に配置された成膜すべき基
板22が保持される基板ホルダ23と、基板ホルダ23
に対向して配置された加熱装置24と、同じく基板ホル
ダ23に対向して配置されたターゲット25とから主と
して構成されている。基板ホルダ23内部には、基板2
2を冷却するための冷却用パイプ26が配置されている
。そして、基板ホルダ23は回転が可能である。
【0003】この従来例においては、基板22が加熱装
置24と対向する位置に基板ホルダ23が回転し、加熱
装置24によって基板22が加熱される。基板22が充
分に加熱されると、基板ホルダ23を回転させて、基板
22をターゲット25と対向させる(図の破線の位置)
。そして、チャンバ21内にアルゴンガス等を導入し、
基板22とターゲット25との間に高周波又は直流電圧
を印加して両者の間にグロー放電を起こさせ、ターゲッ
ト25をスパッタリングして基板22上に薄膜を形成す
る。成膜終了後には、冷却水が基板ホルダ23内の冷却
用パイプ26に供給され、基板冷却が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置において
は、基板22は加熱時と成膜時において位置を変えるた
め、成膜中に加熱することができない。そのため、成膜
途中で基板22の温度が低下し、均一な成膜が行われな
いことがある。また、基板22は、内部に冷却用パイプ
26を有する基板ホルダ23に常に保持されている。そ
のため、基板22の加熱時に、冷却用パイプ26内の残
留冷却水が基板22の温度上昇を妨げる。基板22の成
膜時にも、冷却用パイプ26内の残留冷却水によって基
板22の温度が低くなってしまう。
【0005】本発明の目的は、成膜時に常に適正な温度
で基板を加熱でき、しかも成膜後には速やかな冷却を行
うことができる薄膜形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄膜形成装
置は、基板を加熱しながら成膜が可能な薄膜形成装置で
ある。この装置は、基板ホルダと、加熱装置と、冷却装
置とを備えている。基板ホルダは基板を保持するための
ものである。加熱装置は、基板ホルダに対して接近・離
隔が可能であり、基板ホルダに保持される基板を加熱す
るための装置である。冷却装置は、基板ホルダに対して
接近・離隔が可能であり、基板ホルダに保持される基板
を冷却するための装置である。
【0007】
【作用】本発明に係る薄膜形成装置では、成膜時に、加
熱装置が基板を保持する基板ホルダに接近して、基板を
加熱する。これにより、成膜中も基板の加熱が可能とな
るので、成膜効率が向上する。
【0008】成膜終了後には、加熱装置は基板ホルダか
ら離隔し、冷却装置が基板ホルダに接近する。これによ
り、基板は速やかに冷却される。
【0009】このようにして、基板の加熱と冷却は、そ
れぞれ基板ホルダに対して接近・離隔が可能な加熱装置
と冷却装置とにより行われるので、加熱時に冷却装置の
残留冷却水分の影響を受けることがなく、加熱効率は向
上する。
【0010】
【実施例】図1に本発明の一実施例によるスパッタリン
グ装置を示す。図におけるスパッタリング装置は、チャ
ンバ1と、チャンバ1内に配置された、基板2を保持す
る基板ホルダ3と、加熱装置4と、冷却装置5と、ター
ゲット6と、永久磁石7と、シャッタ機構8とから主に
構成されている。
【0011】チャンバ1の上部には基板ホルダ3が設置
されており、基板ホルダ3は主に基板載置台9と、支持
部10と、シリンダ11とから構成されている。基板載
置台9上には基板2が保持可能である。なお、基板載置
台9には、基板2がターゲット6と対向し得るように、
孔が形成されている。基板載置台9は、支持部10を介
してチャンバ1外部のシリンダ11に連結されており、
このシリンダ11によって基板載置台9が昇降可能とな
っている。
【0012】加熱装置4は、チャンバ1の側壁からチャ
ンバ1内に挿入されるように配置されており、外部の図
示しない駆動源により水平方向に移動が可能である。加
熱装置4内には、基板2を加熱するためのヒータ12が
配置されている。ヒータ12は、図示しない外部電源回
路に接続されている。
【0013】冷却装置5は、チャンバ1の側壁からチャ
ンバ1内に挿入されるように配置されており、外部の図
示しない駆動源によって水平方向に移動が可能である。 冷却装置5内には、基板2を冷却するための冷却水が流
れる冷却用ホース13が配置されている。冷却用ホース
13は、図示しない冷却水循環用ポンプに接続されてい
る。
【0014】ターゲット6は、チャンバ1内の下部に、
基板2と対向するように配置されている。また、ターゲ
ット6は高周波電源17に接続されている。またシャッ
タ機構8は、基板ホルダ3とターゲット6との間に配置
された開閉式シャッタ14を有している。この開閉式シ
ャッタ14は、プレスパッタ,逆スパッタを行うための
ものである。開閉式シャッタ14には例えばSUS(ス
テンレス)鋼板が用いられる。開閉式シャッタ14の一
端はロッド15に固定されている。ロッド15は、外部
の図示しない駆動モータに連結しており、回転が可能で
ある。したがって、開閉式シャッタ14は、成膜時に基
板2とターゲット6との間から退避することが可能であ
る。
【0015】チャンバ1の上部には、凹部1aが形成さ
れている。この凹部1aの底面である接触面1bは、絶
縁スペーサ16により他の壁面から電気的に絶縁されて
いる。そして、接触面1bは、高周波電源17に接続さ
れている。この凹部1aには、永久磁石7が配置されて
いる。永久磁石7は、軸18を介して図示しない駆動モ
ータに接続されており、駆動モータにより回転が可能で
ある。
【0016】次に動作について説明する。成膜前には、
逆スパッタ及びプレスパッタを行う。まず、チャンバ1
内を所定の真空圧にする。その後、チャンバ1内にアル
ゴンガス等の所定のガスを導入し、所定のガス圧に設定
する。次に、ロッド15を回転させて、開閉式シャッタ
14を基板2とターゲット6との間に配置する。そして
、シリンダ11を駆動して基板載置台9を上昇させ、基
板2を接触面1bに当接させる(図1の状態)。このと
き、基板2面上には、永久磁石7により、複数のトンネ
ル状の漏洩磁界がループ状に形成されている。次に、高
周波電源17により、接触面1bに所定の電圧を印加す
る。これにより、基板2と開閉式シャッタ14との間で
グロー放電が起こり、電界と磁界が直交する領域に、高
密度のプラズマ領域が発生する。このとき、外部の図示
しない駆動モータにより軸18を回転させることで、永
久磁石7を回転させ、磁界による放電の閉じ込め空間を
移動させる。この状態で、基板2に逆スパッタが行われ
、基板2の表面に付着していた不純物が除去され、基板
クリーニングが行われる。このとき、高密度のプラズマ
は永久磁石8により形成された漏洩磁界内に閉じ込めら
れた状態となっており、従来例のように高周波放電がチ
ャンバ1内全体に広がることがないので、高周波電力が
無駄に利用されることはない。したがって、充分な基板
クリーニングが行われる。また、磁界による放電の閉じ
込め空間は回転移動しているため、基板2の表面は均一
に逆スパッタされる。
【0017】逆スパッタ終了後、高周波電源17からタ
ーゲット6に高周波電圧を印加する。すると、ターゲッ
ト6と開閉式シャッタ14との間でグロー放電が生じ、
ターゲット6のプレスパッタが行われる。これにより、
ターゲット6表面のクリーニングが行われる。
【0018】成膜時には、外部の図示しない駆動モータ
を駆動して、ロッド15を介して開閉式シャッタ14を
基板2とターゲット6との間から退避させる。これによ
り、基板2とターゲット6とは対向状態になる。そして
、シリンダ11を駆動することにより支持部10を介し
て基板載置台9を下方に移動させる。続いて、外部の図
示しない駆動源により加熱装置4を接触面1bと基板2
の背面との間に移動させる(図2)。この状態で、図示
しない外部の電源回路から加熱装置4内のヒータ12に
電流を供給する。これにより、ヒータ12は発熱し、こ
の熱は加熱装置4を介して基板2に伝えられ、基板加熱
が行われる。
【0019】基板2が所定の温度に達したところで、外
部からアルゴンガスをチャンバ1内に導入し、ターゲッ
ト6に高周波電源17から高周波電圧を印加する。する
と、ターゲット6と基板2との間でグロー放電が発生し
、ターゲット6からスパッタされたスパッタ原子が基板
2上に付着して成膜処理が行われる。この際、成膜中に
も加熱装置4により基板2が加熱され続けているため、
成膜効率は向上する。また、成膜及び加熱時には、冷却
装置5の影響を受けることがないので、加熱力が低下す
ることはない。
【0020】成膜終了後には、加熱装置4が外部の駆動
源により基板2と接触面1bとの間から退避する。そし
て、外部の駆動源により冷却装置5が基板2と接触面1
bとの間に移動させられる。このような状態で、図示し
ない冷却水用ポンプから冷却水が冷却用ホース13内に
供給され、基板2を冷却する。この場合、基板2は速や
かに冷却される。
【0021】以上のように、従来例に比べて冷却装置を
基板ホルダ部分から独立させたので、チャンバ1の上部
に永久磁石7を設置するスペースを確保でき、そのため
逆スパッタ時に高周波電力は有効に利用される。
【0022】なお、前記実施例では本発明をスパッタリ
ング装置に適用したが、プラズマCVD装置等の他の薄
膜形成装置等にも同様に適用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る薄膜形成装置では、加熱装
置と冷却装置とがそれぞれ基板ホルダに対して接近・離
隔が可能である。そのため、本発明においては、成膜時
の加熱力を充分に備え、成膜後には基板の速やかな冷却
を行える効率の良い薄膜形成装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による薄膜形成装置の概略構
成図。
【図2】本発明の一実施例の成膜時の概略構成図。
【図3】従来例の概略構成図。
【符号の説明】
2  基板 3  基板ホルダ 4  加熱装置 5  冷却装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を加熱しながら成膜が可能な薄膜形成
    装置であって、基板を保持するための基板ホルダと、前
    記基板ホルダに対して接近・離隔が可能であり、前記基
    板ホルダに保持される基板を加熱するための加熱装置と
    、前記基板ホルダに対して接近・離隔が可能であり、前
    記基板ホルダに保持される基板を冷却するための冷却装
    置とを備えた薄膜形成装置。
JP9370991A 1991-03-29 1991-03-29 薄膜形成装置 Pending JPH04303935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9370991A JPH04303935A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 薄膜形成装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9370991A JPH04303935A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 薄膜形成装置

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JPH04303935A true JPH04303935A (ja) 1992-10-27

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ID=14089947

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JP9370991A Pending JPH04303935A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 薄膜形成装置

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JP (1) JPH04303935A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000273635A (ja) * 1999-03-25 2000-10-03 Fuji Photo Film Co Ltd カーボン膜の成膜方法
JP2013506255A (ja) * 2009-09-29 2013-02-21 ヴァリアン セミコンダクター イクイップメント アソシエイツ インコーポレイテッド 極低温イオン注入機の表面の再生用光学ヒーター
KR20180015590A (ko) * 2016-08-03 2018-02-13 아이에이치아이 하우저 테크노 코팅 비브이 기판을 코팅하기 위한 장치

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JP2013506255A (ja) * 2009-09-29 2013-02-21 ヴァリアン セミコンダクター イクイップメント アソシエイツ インコーポレイテッド 極低温イオン注入機の表面の再生用光学ヒーター
KR20180015590A (ko) * 2016-08-03 2018-02-13 아이에이치아이 하우저 테크노 코팅 비브이 기판을 코팅하기 위한 장치

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