JPH04303877A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子複写機、レ
ーザープリンタあるいはファクシミリ等における電子写
真方式を利用した画像形成装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の画像形成装置、例えば電
子複写機においては、特に像転写後の像担持体（以下、
これを感光体ドラムという）上に残存する現像剤（以下
、これをトナーという）を清掃して回収する清掃手段と
してのクリーニング装置が装備されている。

【０００３】このようなクリーニング装置は、現像画像
の転写後に感光体ドラム上に残存するトナーを、弾性体
からなるクリーニングブレード等により掻き落し、この
掻き落されたトナーを回収オーガにより移送して、電子
複写機本体のフロント側外部に排出させて、廃棄収容部
であるトナー回収容器内に収容してなる構成を有してい
る。

【０００４】そして、トナー回収容器の廃棄サイクルは
、容器の容量で設定され、容器内に満杯になった時点で
廃棄しているのが現状である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子複写機におけるクリーニング装置では、
電子複写機本体が小型化になるにしたがって、容器の容
量も小さくなることから、トナー回収容器の廃棄サイク
ルが短くなり、トナー回収容器の取換え頻度が多くなる
ばかりでなく、廃棄の際、トナーが粉体のために、処理
時に飛散し易く、処理費用が嵩むといった問題があった
。

【０００６】本発明は、上記の事情のもとになされたも
ので、その目的とするところは、廃棄現像剤を回収する
廃棄収容部の廃棄サイクルを長くするとともに、処理時
の飛散による処理費用の低減化を図ることができるよう
にした画像形成装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、像担持体上に形成された原稿画像を
現像剤にて現像し、この現像された原稿画像を転写手段
にて転写する画像形成手段と、この画像形成手段による
像転写後に前記像担持体の表面に残存する現像剤を清掃
する清掃手段と、この清掃手段にて清掃された現像剤を
外部に排出させて廃棄収容部内に回収する回収手段とを
備え、前記廃棄収容部の内壁面に現像剤を溶融反応させ
る現像剤溶融反応物質を塗布したことを特徴としたもの
である。

【０００８】

【作用】すなわち、本発明は、像転写後に像担持体の表
面に残存する現像剤を清掃して外部に排出させて回収す
る廃棄収容部の内壁面に、現像剤を溶融反応させる現像
剤溶融反応物質を塗布してなるために、廃棄収容部内に
回収された現像剤が現像剤溶融反応物質と反応して溶融
し、廃棄収容部内の現像剤の嵩密度が大きくなり、これ
によって、現像剤の回収量を増加させることが可能にな
る。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。

【００１０】図１は本発明に係る電子写真方式の画像形
成装置の内部構成を示すもので、図中１は複写機本体で
ある。の全体構成を概略的に示すもので、図中１は装置
本体で、この装置本体１は、画像形成手段２を備えてい
る。

【００１１】この画像形成手段２は、装置本体１内のほ
ぼ中央部に回転自在に軸支された像担持体としての感光
体ドラム３を有し、この感光体ドラム３の周囲には、現
像装置４、転写装置５、剥離装置６、清掃装置（クリー
ニング装置）７、除電装置８及び帯電装置９が順に配置
されている。

【００１２】そして、前記感光体ドラム３は、図１で示
す矢印ａ方向に回転して、帯電装置９によって一様に帯
電されるようになっている。

【００１３】すなわち、前記装置本体１の上面部には、
透明ガラスからなる原稿載置台１０が設けられ、この原
稿載置台１０上に載置された原稿Ｄの画像は、リフレク
タ１１によって背部を囲撓された露光ランプ１２と、第
１，第２，第３の反射ミラー１３，１４，１５と、レン
ズ１６と、第４，第５，第６の反射ミラー１７，１８，
１９等からなる光学系を介して前記感光体ドラム３上に
結像され、静電潜像が形成されるようになっている。

【００１４】この感光体ドラム３上に形成された静電潜
像は、前記現像装置４により現像され、給紙手段３０か
らレジストローラ２０を介して送紙される記録媒体とし
ての普通紙からなるコピ−用紙Ｐ上に現像画像を転写装
置５により転写される。

【００１５】この転写装置５による転写後のコピ−用紙
Ｐは、ＡＣコロナ放電による剥離装置６により剥離され
て、搬送ベルト２１を介して定着装置２２に搬送される
。

【００１６】この定着装置２２によって現像画像が溶融
定着されたコピ−用紙Ｐは、排紙ロ−ラ対２３により排
紙トレイ２４上に排出される。

【００１７】また、原稿画像の部分指定範囲のコピー時
には、前記帯電装置９と露光部Ｐｈとの間の感光体ドラ
ム３上の回転軸方向に沿って近接させて設置した消去ア
レイ２５により、前記感光体ドラム３上の原稿画像の一
部を消去可能にしている。

【００１８】一方、前記コピ−用紙Ｐへの現像画像の転
写・剥離後の感光体ドラム３は、その表面に残存した残
留トナ−Ｔが、図２で示すように、クリーニング装置７
を構成する回収ボックス７１内に設置したウレタンゴム
等の弾性体からなるクリーニングブレード７２により掻
き落されて清掃され、除電装置８により電位を一定のレ
ベル以下にして、次のコピ−動作を可能にしている。

【００１９】そして、前記クリーニング装置７の回収ボ
ックス７１内に掻き落されたトナーＴは、回収ボックス
７１内底部に設けた回収オーガ７３の回転駆動により、
前記感光体ドラム３のフロント側軸方向に移送すること
により、回収ボックス７１外に着脱自在に設けた廃棄収
容部であるトナー回収容器８０内に収容されるようにな
っているものである。

【００２０】また、このトナー回収容器８０の内壁面８
０ａには、図３で示すように、フタル酸ジオクテル（Ｄ
ＯＰ）等の現像剤溶融反応物質８１が塗布され、この物
質層８１によりトナー回収容器８０内に収容された回収
トナーＴを化学反応させて溶融させるようになっている
ものである。

【００２１】この場合、前記トナー回収容器８０の内壁
面８０ａに現像剤溶融反応物質８１を塗布するには、例
えば現像剤溶融反応物質８１をトナー回収容器８０内に
規定量だけ入れて蓋をし、数回シェイクすることにより
行われる。

【００２２】さらに、図４は本発明に係る他の実施例を
示すもので、感光体ドラム３の回転中心軸の空洞部３ａ
とクリーニング装置７の回収ボックス７１とを導入管９
１により連通させ、感光体ドラム３の空洞部３ａを廃棄
収容部として利用してなる構成を有するものであり、こ
の場合には、感光体ドラム３の空洞部３ａの内周面に現
像剤溶融反応物質８１が塗布される。

【００２３】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、像転写後に像担持体の表面に残存する現像剤を清掃
して外部に排出させて回収する廃棄収容部の内壁面に、
現像剤を溶融反応させる現像剤溶融反応物質を塗布して
なることから、廃棄収容部内に回収された現像剤が溶融
して、廃棄収容部内の現像剤の嵩密度を大きくすること
ができ、現像剤の回収量を増加させることができるため
に、廃棄収容部の廃棄サイクルを長くすることができる
とともに、処理時の飛散による処理費用の低減化を図る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概
略的説明図。

【図２】同じく要部を拡大して示す説明図。

【図３】廃棄収容部としてのトナー回収容器の断面図。

【図４】廃棄収容部として感光体ドラムを利用した他の
実施例を概略的に示す説明図。

【符号の説明】

２…画像形成手段、３…像担持体、４…現像手段、５…
転写手段、７…清掃手段、７１…回収ボックス、７２…
クリーニングブレード、７３…回収オーガ、８０…廃棄
収容部（トナー回収容器）、８１…現像剤溶融反応物質
、Ｔ…現像剤（トナー）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　像担持体上に形成された原稿画像を現
   像剤にて現像し、この現像された原稿画像を転写手段に
   て転写する画像形成手段と、この画像形成手段による像
   転写後に前記像担持体の表面に残存する現像剤を清掃す
   る清掃手段と、この清掃手段にて清掃された現像剤を外
   部に排出させて廃棄収容部内に回収する回収手段とを備
   え、前記廃棄収容部の内壁面に現像剤を溶融反応させる
   現像剤溶融反応物質を塗布したことを特徴とする画像形
   成装置。