JPH0990837A - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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Publication number
JPH0990837A
JPH0990837A JP27352195A JP27352195A JPH0990837A JP H0990837 A JPH0990837 A JP H0990837A JP 27352195 A JP27352195 A JP 27352195A JP 27352195 A JP27352195 A JP 27352195A JP H0990837 A JPH0990837 A JP H0990837A
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JP
Japan
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scraping
cleaning device
toner
scraping means
increasing
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JP27352195A
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English (en)
Inventor
Keigo Kaji
圭吾 梶
Osamu Sugino
修 杉野
Keizo Otsuka
圭三 大柄
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置のクリーニング装置において、
両端部や紙粉等の多く発生する傾向にある箇所、例えば
長手方向で給紙ローラに対応する箇所に、廃トナーが他
の部分より多く溜まることにより発生するドラム傷やド
ラム削れムラの防止が目的である。 【解決手段】 図示矢印方向に回転する掻き送り部材8
の軸方向(図の紙面に直角方向)両側に延長羽根10を
設けた。これによって、掻き送り部材8の感光体1の軸
方向両端部における廃トナーの送り力が増し、感光体1
の軸方向両端部における廃トナーの除去が確実となり、
感光体1へ与える影響が少なくなる。給紙ローラに対応
する場合は掻き込み部材8の軸方向中央部に弾性部材を
重ねて設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電複写機、同プリ
ンタなど静電転写プロセスを利用する電子写真画像形成
装置、就中そのクリーニング装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようする課題】本発明は後述の従来の技
術を更に発展させたものであり、電子写真感光体の廃ト
ナーの集まり易い両端部や紙粉が他の箇所より多く発生
する傾向のある箇所における廃トナーの搬送能力を向上
し、良質の画像形成に有効なクリーニング装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は転
写工程終了後電子写真感光体より除去されたトナーをク
リーニング装置内トナー貯留部へ掻き送るため回動軸の
周りに回動可能に設けられた掻き送り手段と、この掻き
送り手段に弾性的に圧接され、掻き送り手段の回転に伴
って揺動する逆流防止部材からなるクリーニング装置に
おいて、前記掻き送り手段の端部に廃トナーの送り能力
を増大させる掻き送り部材を持つことを特徴とするクリ
ーニング装置である。
【0004】本発明の第2の発明は前記の両端部掻き送
り能力を増大させる掻き送り部材の回転半径が、掻き送
り手段の他の部分の回転半径よりも大であって、掻き送
り手段の端部に取り付けることを特徴とする第1の発明
に記載のクリーニング装置である。
【0005】本発明の第3の発明は前記掻き送り手段の
一部ないし全体が弾性部材であることを特徴とする第1
又は第2の発明に記載のクリーニング装置である。
【0006】本発明の第4の発明は転写工程終了後電子
写真感光体より除去されたトナーをクリーニング装置内
トナー貯留部へ掻き送るため回動軸の周りに回動可能に
設けられた掻き送り手段と、この掻き送り手段に弾性的
に圧接され、掻き送り手段の回転に伴って揺動する逆流
防止部材からなるクリーニング装置において、長手方向
で紙粉等が他の箇所より多く発生する傾向にある部分の
廃トナー掻き送り能力を増大させる掻き送り手段を持つ
ことを特徴とするクリーニング装置である。
【0007】本発明の第5の発明は前記の紙粉等が他よ
り多く発生する部分の廃トナー掻き送り能力を増大させ
る掻き送り手段が、掻き送り手段の軸方向に関し、掻き
送り手段の廃トナー掻き送り能力を増大させる回転半径
が他より大きい回転半径をもつ部材を、紙粉等が他より
多く発生する位置に対応して掻き送り手段の部分に取り
付けることを特徴とする第4の発明に記載のクリーニン
グ装置である。
【0008】本発明の第6の発明は前記掻き送り手段の
紙粉等が他より多く発生する部分に取り付ける部材が弾
性部材であることを特徴とする第4又は第5の発明に記
載のクリーニング装置である。
【0009】本発明の第7の発明は転写工程終了後電子
写真感光体より除去されたトナーをクリーニング装置内
のトナー貯留部へ掻き送るため回動軸の周りに回動可能
に設けられた掻き送り手段と、この掻き送り手段に弾性
的に圧接され、掻き送り手段の回転に伴って揺動する逆
流防止部材からなるクリーニング装置において、前記逆
流防止部材の端部の廃トナー逆流防止能力を増大させる
部材を持つことを特徴とするクリーニング装置である。
【0010】本発明の第8の発明は前記逆流防止能力を
増大させる部材が端部に弾性部材を取り付けることを特
徴とする第1の発明に記載のクリーニング装置である。
【0011】
【従来の技術】従来電子写真画像形成装置は、移動する
感光体表面に帯電、露光、現像を行ってトナー像を形成
し、このトナー像を記録媒体に転写し、転写後感光体上
に残った残留トナーを除去するクリーニング手段を備え
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明の実施の形態
は転写工程終了後電子写真感光体ドラムより除去された
トナーをクリーニング装置内トナー貯留部へ掻き送るた
め回動軸の周りに回動可能に設けられた掻き送り羽根
と、この掻き送り羽根に弾性的に圧接され、掻き送り羽
根の回転に伴って揺動する逆流防止部材からなるクリー
ニング装置において、前記掻き送り羽根の端部に廃トナ
ーの送り能力を増大させる半径方向の延長羽根をもつこ
とを特徴とするクリーニング装置である。
【0013】本発明の第2の発明の実施の形態は前記の
両端部掻き送り能力を増大させる掻き送り羽根の回転半
径が、掻き送り羽根の他の部分の回転半径よりも大であ
って、掻き送り羽根の端部に取り付けることを特徴とす
る第1の発明の実施の形態に記載のクリーニング装置で
ある。本発明の第3の発明の実施の形態は前記掻き送り
羽根の一部ないし全体が弾性部材であることを特徴とす
る第1又は第2の発明の実施の形態に記載のクリーニン
グ装置である。
【0014】本発明の第4の発明の実施の形態は転写工
程終了後電子写真感光体ドラムより除去されたトナーを
クリーニング装置内トナー貯留部へ掻き送るため回動軸
の周りに回動可能に設けられた掻き送り羽根と、この掻
き送り羽根に弾性的に圧接され、掻き送り羽根の回転に
伴って揺動する逆流防止部材からなるクリーニング装置
において、長手方向で紙粉等が他の箇所より多く発生す
る傾向にある部分の廃トナー掻き送り能力を増大させる
掻き送り板を持つことを特徴とするクリーニング装置で
ある。
【0015】本発明の第5の発明の実施の形態は前記の
紙粉等が他より多く発生する部分の廃トナー掻き送り能
力を増大させる掻き送り羽根が、掻き送り羽根の軸方向
に関し、掻き送り羽根の廃トナー掻き送り能力を増大さ
せる回転半径が他より大きい回転半径をもつ部材を、紙
粉等が他より多く発生する位置に対応して掻き送り羽根
の部分に取り付けることを特徴とする第4の発明の実施
の形態に記載のクリーニング装置である。
【0016】本発明の第6の発明の実施の形態は前記掻
き送り羽根の紙粉等が他より多く発生する部分に取り付
ける部材が弾性部材であることを特徴とする第4又は第
5の発明の実施の形態に記載のクリーニング装置であ
る。
【0017】本発明の第7の発明の実施の形態は転写工
程終了後電子写真感光体ドラムより除去されたトナーを
クリーニング装置内トナー貯留部へ掻き送るため回動軸
の周りに回動可能に設けられた掻き送り羽根と、この掻
き送り羽根に弾性的に圧接され、掻き送り羽根の回転に
伴って揺動する逆流防止部材からなるクリーニング装置
において、前記逆流防止部材の端部の廃トナー逆流防止
能力を増大させる部材を持つことを特徴とするクリーニ
ング装置である。
【0018】本発明の第8の発明の実施の形態は前記逆
流防止能力を増大させる部材が端部に弾性部材を取り付
けることを特徴とする第7の発明の実施の形態に記載の
クリーニング装置である。
【0019】〔実施の形態の詳細な説明〕以下、図面を
用いて実施の形態について詳細に説明する。
【0020】(実施の形態イ)図6は画像形成装置、例
えば電子写真複写機の縦断面図である。動作と共にこの
構成を説明すると、原稿台22上に置かれた原稿は、図
示矢印イ方向に往復動する照明ランプ15aで照明さ
れ、この反射光は、照明ランプ15aと共に図示図示矢
印イ方向に運動するミラー15bで反射され、ミラー1
5bの2分の1の速度でミラー15bと同方向に進むミ
ラー15cで折り返し反射され、レンズ15dをとおり
固定ミラー15eで反射して図示矢印方向に回転するド
ラム状の電子写真感光体(以下感光体と称す)1上に結
像する。このような照明ランプ15a、ミラー15b,
15c,15e及びレンズ15dで光学手段15を構成
している。
【0021】感光体1上は露光前一次帯電器13aで一
様に帯電され上記光学手段15の露光により潜像が形成
され、この潜像は現像器13bで可視像とされ、転写帯
電器18の位置へ進む。一方、給紙カセット21に収納
された記録媒体、例えば記録紙Pは給紙ローラー25で
最上位の1枚が送り出され、搬送路19にでて搬送ロー
ラー28によりレジストローラー16,17へ送られ、
ここで一旦停止し、感光体1上の可視像とタイミングを
とられてレジストローラー16,17で感光体1と転写
帯電器18の間へ送られ、感光体1上の可視像が記録紙
Pに転写される。転写後の記録紙Pは搬送路24をとお
り定着ローラー14と定着加圧ローラー29で転圧加熱
されて未定着像を固定された記録紙Pは機外へ排出され
る。転写後、感光体1上に残った残現像剤はクリーニン
グ器13cでもって清掃される。
【0022】上記において感光体1、一次帯電器13
a、現像器13b、クリーニング器13cを一体のカー
トリッジとして画像形成装置本体に着脱可能としたもの
がプロセスカートリッジとして賞用されている。
【0023】上記の電子写真複写機においては図6に示
す様に、定着ローラー14、感光体1、感光体1の周囲
に配置した一次帯電器13a、現像器13b、クリーニ
ング器13c、レジストローラー16、光学手段15を
備えた上部枠体23と、定着加圧ローラー29、転写帯
電器18、レジストローラー17、給紙カセット21か
らレジストローラー16,17までの搬送路19、搬送
ローラー28、給紙カセット21を備えた下部枠体26
が回動軸(ヒンジ)20を中心に開閉可能に構成されプ
ロセスカートリッジを交換したり、紙づまり等の場合は
上部枠体23と下部枠体26を開き、紙づまりした記録
紙2を取り除くことを可能とした構成であった。
【0024】上述のようにほぼ紙搬送路に沿って上部枠
体23と下部枠体26に分割されており、水平な設置面
に下部枠体26を置いた水平面への投影は上部枠体23
と下部枠体26は重なる。即ち図形としては上下部枠体
23,26の平面図はほぼ合同である。
【0025】なお、前述プロセスカートリッジとは、帯
電手段、または現像手段とクリーニング手段及び電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段の少なくとも1つとクリ
ーニング手段及び電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に、少なくとも現像手段とクリーニング手段及び
電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して装置本
体に着脱可能とするものをいう。
【0026】尚、本発明の適用される電子写真画像形成
装置は、クリーニング手段をプロセスカートリッジに備
えるもの、クリーニング手段が画像形成装置本体に直接
組み込まれたもの、クリーニング手段がユニット化され
画像形成装置本体に着脱台可能なものの何れであっても
よい。
【0027】図1はクリーニング器13cの一例を示す
もので、回転自在に支持され円筒状の電子写真感光体1
(以下感光体1という)にクリーニング器13cが近接
配置してある。
【0028】前記クリーニング器13cは、感光体1方
向に開口部などを備えたケーシング2を有しており、該
開口部に、ウレタンゴム等からなるクリーニングブレー
ド3の1つの後端縁が取着してあり、該ブレード3の他
方の前端縁の1つのエッジが感光体1に当接しており、
転写部位において発生した転写残トナーがクリーニング
ブレード3の前記エッジに達するとこれによってかき落
とされる。
【0029】前記ケーシング2内は仕切り板6によって
区切られていると共に、その下方に回転羽根を具備する
掻き送り部材8が配設してある。更に、前記仕切り板6
には、前記掻き送り部材8に弾性的に圧接され、トナー
貯溜部7と掻き送り部材8とを仕切る逆流防止部材9が
配設している。逆流防止部材9の先端は例えばケーシン
グの底面の一部であるすくいシート取付部材4aと図の
位置において間隔をあけてある。クリーニングブレード
3によって感光体1からかき落とされたトナーはすくい
シート4によってケーシング2内に落下し、次いで、前
記掻き送り部材8によって前記逆流防止部材9よりも奥
側のトナー貯溜部7に搬送貯溜される。
【0030】この動作は、掻き送り部材8がすくいシー
ト4で取り込んだトナーを掻き取り奥側へ送り、逆流防
止部材9の先端9aとすくいシート取付部材4a間から
逆流防止部材9のトナー貯留部7に面する側へ押し出
す。続いて掻き送り部材8と逆流防止部材9の先端9a
側は重なったまま奥側へ移動し、トナーをトナー貯留部
7へ押し出していく。この際逆流防止部材9の先端9a
は次第にすくいシート取付部材4aとの間隔は変化す
る。そして、図示、点線位置からは、逆流防止部材9は
弾力で掻き送り部材8に追従して戻り、トナーは逆流防
止部材9の奥側へ残される。
【0031】このような構成によって、トナー貯溜部7
にはトナー密度が相当高くなるまで強制的にトナーを送
り込むことができるので小容積の空間により多量のトナ
ーを貯溜できて容器の小型化が可能である。なお図中符
号5は、こぼれ落ちたトナーが広く拡散して他の部材を
汚染するのを阻止するための磁石である。
【0032】上記掻き送り部材8はドラム状の感光体1
と平行に設けられていて、不図示の軸受部で軸8bがケ
ーシング2に回転自在に支持され、半径方向の端部が図
示円形の軌跡8aを画く。そして掻き送り部材8は逆流
防止部材9の弾力に抗して逆流防止部材9をケーシング
2の奥側(図の左方)へ向って変形させて、廃トナーを
奥側へ送り回転する。そして掻き送り部材8が図1の軌
跡8aに接する位置まで逆流防止部材9を変形させた後
は、逆流防止部材9は掻き送り部材8に接し乍ら、感光
体1の方向へ自身の弾力で復元し、奥側から廃トナーを
元へ逆流させるのを防止している。
【0033】この様な装置において、掻き送り部材8の
端部にクリーニング容器となるケーシング2側面付近に
溜まるトナー等の搬送性を向上するため図2に示した延
長羽根10を取付けてある。この延長羽根10には、ト
ナー等を搬送することが可能であり、更にケーシング底
面と接触しても弾性的に変形して掻き送り部材8の回転
を妨げることの無い材料、例えば、ポリエチレンテレフ
タレートPETなどの弾性部材を使用する。この様に構
成しているため、ある程度トナー貯溜部7に廃トナーが
溜まり、トナー貯溜部7へトナーを搬送することが困難
になっても、ケーシング2のドラム近傍の長手方向側面
付近に溜まるトナー等の量を減少させることができ、こ
れにより感光体1の端部付近が廃トナー等との摺擦によ
り損傷することを防止できる。
【0034】本実施の形態の効果をくわしく述べる。周
知のようにトナーには感光体1を削ずる性質の粉体が含
まれている。これらの粉体と記録紙Pから分離した紙粉
が混合するとあたかも研削剤のようになってしまう。ク
リーニングブレード3によってかき取られたトナー等は
すくいシート4によって案内されて、掻き送り部材8に
よって貯溜部7に搬送される。その際に、クリーニング
ブレード3によってかき来取られたトナー等の一部はク
リーニングブレード3と感光体1との当接部位近傍に溜
まる。クリーニング器13cの両端部では壁があるた
め、トナーが押しつけられ、端部以外の部分よりトナー
の凝集度が上がる。また長手方向奥側は例えば駆動系等
があり機内昇温をおこしやすいため、よりトナーの凝集
度が上がりやすい。更に、回収されたトナー等の中に紙
粉等の異物が含まれており、トナーが感光体1に対して
圧を加えられており、それらが感光体1に対して圧をも
って接するために感光体1が損傷することが起こりやす
い。
【0035】また、端部では感光体1に対するトナーの
圧が端部以外の部分より高いために、上記理由により感
光体1の削れ量が多くなるため、形成画像の濃度が不均
一となる。更に、トナー貯溜部7と掻き送り部材8とを
仕切る逆流防止部材9が両端部では自由端となっている
ためシール能力が両端部以外の箇所と比較して劣るた
め、掻き送り部材8によって貯溜部7へ送られるトナー
の一部は、掻き送り部材8の回転に伴って、再び掻き取
り部へ戻ってくるので、電子写真複写機の使用が進む
と、クリーニング器13cの両端部では掻き取り部に貯
溜されるトナーも多くなり、かつ、凝集度も更に上がる
ため感光体1の損傷や感光体1の削れ量がより顕著に現
われてくる。特に、クリーニング器13cの奥側では昇
温により凝集度が手前側より上がるため感光体1の損傷
や感光体1の削れ量が多くなる傾向がある。その結果、
均一で良質である画像を得られないおそれがある。
【0036】上記のようにクリーニングブレード3の長
手方向両端部にトナーが集まり易いのであるが本発明の
実施の形態2によれば、クリーニングブレード3の長手
方向両端部における掻き送り部材8の搬送力を特に大き
くしてあるのでトナーがクリーニングブレード3の長手
方向両端部のケーシング2の壁際に凝集するということ
がない。
【0037】(実施の形態ロ)図3は他の実施の形態ロ
を示すクリーニング装置の側断面図である。この場合前
記図1に示すものと対応する部位には同一の符号を付し
てあり、それらについての説明は省略する。
【0038】このような装置において逆流防止部材9の
下端側に、廃トナーの逆流を防ぐ能力を増大させるため
図4に示した板状部材11を重ねて取付てある。この板
状部材11には、逆流防止部材9に接している掻き送り
部材8の回転を妨げることの無い材料、例えばマイラー
等の弾性部材を使用する。このように構成しているた
め、端部における廃トナーの逆流を減少させることが可
能となり、掻き取り部の端部に貯溜される廃トナーを減
少させ廃トナーによる感光体1の損傷を防ぐことができ
る。
【0039】(実施の形態ハ)図5は他の実施の形態ハ
を示す紙粉等の発生が他より多い箇所をクリーニング器
13cの上から見た図で、この場合にも前記図1に示す
ものと対応する部位には同一の符号を付してあり、それ
らについての説明は省略する。
【0040】このような装置において、かき送り部材8
の紙粉等の発生が他より多い箇所に対応する部分(例え
ば、カセットからの給紙ローラ25、搬送ローラ28、
レジストローラ16,17等記録紙Pをこする可能性の
あるローラは、記録紙Pの搬送方向に直角方向に複数個
配列しており、例えば中央基準(記録紙Pが搬送方向に
直角な方向の中央位置で送られる場合)の位置)に、当
該箇所の廃トナーの搬送性を向上するため図5に示す板
状部材12を取り付けてある。この板状部材12には廃
トナーの搬送が可能でありケーシング2の底面と接触し
ても弾性的に変形して掻き送り部材8の回転を妨げるこ
との無い材料、例えばポリエチレンテレフタレートPE
Tなどの弾性部材を使用する。このように構成している
ため、紙粉等の発生が他より多い箇所においてもクリー
ニングブレード3と感光体1の当接部位近傍に溜まる廃
トナー量を減少させることが可能となり、感光体1の表
面の光導電体層の損傷や削れ量のムラを防ぐことができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子写真感光体表面に付着している転写残トナー等がク
リーニングブレードによって掻き落とされ、すくいシー
トによってケーシング内に受容された廃トナーがついで
掻き送り部材によって、ケーシング奥側の貯溜部に搬
送、貯溜されるクリーニング装置において、クリーニン
グ器の両端部や、紙粉等が他の箇所より多く発生する傾
向にある箇所の廃トナーをトナー貯溜部に掻き送る能力
を増大させる、又はクリーニング器両端部の廃トナーの
逆流防止能力を増大させるように構成もしくは紙粉等の
発生の多い個所に対応して掻き送り能力を増大させた掻
き送り部材を設けたために、クリーニング器両端部や、
紙粉等の発生が他の箇所より多い箇所で感光体とクリー
ニングブレードの当接部位近傍に、廃トナーが片寄って
溜まることがなく、該部位における電子写真感光体に対
して廃トナーが接する圧が高くなることを防止し得る。
よって、廃トナーに混入した紙粉等が電子写真感光体の
表面を強く圧することによる電子写真感光体の削れによ
る損傷を防止することが出来、電子写真感光体の表面削
れの不均一による画像の濃度ムラの発生を防止すること
が出来る。
【0042】従って、前記クリーニング装置を用いてプ
ロセスカートリッジ、或は画像形成装置を構成し、これ
によって画像を形成することにより画像ムラのない高品
位の画像を得ることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態イのクリーニング装置の側断面図で
ある。
【図2】実施の形態イの掻き送り部材の正面図である。
【図3】実施の形態ロのクリーニング装置の側断面図で
ある。
【図4】実施の形態ロの逆流防止部材の正面図である。
【図5】実施の形態ハの掻き送り部材を説明する正面図
である。
【図6】電子写真複写機の縦断面図である。
【符号の説明】
1…電子写真感光体 2…ケーシング 3…クリーニングブレード 4…すくいシート 5…磁石 6…仕切り板 7…貯溜部 8…掻き送り部材 9…逆流防止部材 10…延長羽根 11…板状部材 12…板状部材 13a…一次帯電器 13b…現像器 13c…クリー
ニング器 14…定着ローラー 15…光学手段 15a…照明ランプ 15b,15c
…ミラー 15d…レンズ 15e…固定ミラー 16,17…レジストローラ 18…転写帯電器 19…搬送路 20…ヒンジ 21…給紙カセット 22…原稿台 23…上部枠体 24…搬送路 25…給紙ローラー 26…下部枠体 28…ローラー 29…定着加圧ローラー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写工程終了後電子写真感光体より除去
    されたトナーをクリーニング装置内トナー貯留部へ掻き
    送るため回動軸の周りに回動可能に設けられた掻き送り
    手段と、この掻き送り手段に弾性的に圧接され、掻き送
    り手段の回転に伴って揺動する逆流防止部材からなるク
    リーニング装置において、前記掻き送り手段の端部に廃
    トナーの送り能力を増大させる掻き送り部材を持つこと
    を特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記の両端部掻き送り能力を増大させる
    掻き送り部材の回転半径が、掻き送り手段の他の部分の
    回転半径よりも大であって、掻き送り手段の端部に取り
    付けることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング
    装置。
  3. 【請求項3】 前記掻き送り手段の一部ないし全体が弾
    性部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    クリーニング装置。
  4. 【請求項4】 転写工程終了後電子写真感光体より除去
    されたトナーをクリーニング装置内トナー貯留部へ掻き
    送るため回動軸の周りに回動可能に設けられた掻き送り
    手段と、この掻き送り手段に弾性的に圧接され、掻き送
    り手段の回転に伴って揺動する逆流防止部材からなるク
    リーニング装置において、長手方向で紙粉等が他の箇所
    より多く発生する傾向にある部分の廃トナー掻き送り能
    力を増大させる掻き送り手段を持つことを特徴とするク
    リーニング装置。
  5. 【請求項5】 前記の紙粉等が他より多く発生する部分
    の廃トナー掻き送り能力を増大させる掻き送り手段が、
    掻き送り手段の軸方向に関し、掻き送り手段の廃トナー
    掻き送り能力を増大させる回転半径が他より大きい回転
    半径をもつ部材を、紙粉等が他より多く発生する位置に
    対応して掻き送り手段の部分に取り付けることを特徴と
    する請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 前記掻き送り手段の紙粉等が他より多く
    発生する部分に取り付ける部材が弾性部材であることを
    特徴とする請求項4又は請求項5に記載のクリーニング
    装置。
  7. 【請求項7】 転写工程終了後電子写真感光体より除去
    されたトナーをクリーニング装置内のトナー貯留部へ掻
    き送るため回動軸の周りに回動可能に設けられた掻き送
    り手段と、この掻き送り手段に弾性的に圧接され、掻き
    送り手段の回転に伴って揺動する逆流防止部材からなる
    クリーニング装置において、前記逆流防止部材の端部の
    廃トナー逆流防止能力を増大させる部材を持つことを特
    徴とするクリーニング装置。
  8. 【請求項8】 前記逆流防止能力を増大させる部材が端
    部に弾性部材を取り付けることを特徴とする請求項1に
    記載のクリーニング装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005033805A1 (ja) * 2003-10-02 2005-04-14 Sharp Kabushiki Kaisha クリーニング装置
US9069295B2 (en) 2013-10-15 2015-06-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Cleaning unit, and image forming apparatus

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